JP2002242204A - 基礎の施工方法 - Google Patents

基礎の施工方法

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JP2002242204A
JP2002242204A JP2001040607A JP2001040607A JP2002242204A JP 2002242204 A JP2002242204 A JP 2002242204A JP 2001040607 A JP2001040607 A JP 2001040607A JP 2001040607 A JP2001040607 A JP 2001040607A JP 2002242204 A JP2002242204 A JP 2002242204A
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JP
Japan
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heavy steel
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steel column
structural
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JP2001040607A
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Masayoshi Ishii
正義 石井
Kenji Ueda
賢司 植田
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】寸法精度に優れた基礎を簡単に施工する方法を
提供する。 【解決手段】現場で組まれた型枠2内にコンクリート打
設することによって形成される基礎1の施工方法であっ
て、構造用基礎11の上に、この構造用基礎11と同幅
の壁受け用基礎12を形成するとともに、重量鉄骨柱3
の取付位置13を凹設するようになされた型枠2を組
み、構造用基礎11と、壁受け用基礎12と、重量鉄骨
柱3の取付位置13とを一回のコンクリート打設で一体
に施工する基礎1の施工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅建物における
基礎の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、重量鉄骨躯体を使用した住宅
建物における基礎は、躯体を受ける構造用基礎を施工
し、その上に鉄骨を施工した後、この構造用基礎の上
に、構造用基礎よりも幅狭となされた壁受け用基礎を施
工していた。
【0003】すなわち、図7に示すように、構造用基礎
aを施工した後、この構造用基礎aの所定位置に重量鉄
骨柱bを固定し、この重量鉄骨柱bの取付部分を埋設す
るのを兼ねて、この構造用基礎aの上に、壁受け用基礎
cを施工していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の基
礎のように、構造用基礎aを施工した後、壁受け用基礎
cを施工する場合、大がかりな二回のコンクリート打設
を行わなければならないので、手間がかかるといった不
都合を生じることとなる。
【0005】また、構造用基礎aをコンクリート打設し
た上に、壁受け用基礎cをコンクリート打設するため、
二回目のコンクリート打設となる壁受け用基礎cの寸法
精度が悪くなってしまったり、打ち継ぎ面での防水性が
確保されないといった不都合を生じる可能性がある。
【0006】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、寸法精度に優れた基礎を簡単に施工する方法
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の基礎の施工方法は、現場で組まれた型枠内に
コンクリート打設することによって形成される基礎の施
工方法であって、構造用基礎の上に、この構造用基礎と
同幅の壁受け用基礎を形成するとともに、重量鉄骨柱の
取付位置を凹設するようになされた型枠を組み、構造用
基礎と、壁受け用基礎と、重量鉄骨柱の取付位置とを一
回のコンクリート打設で一体に施工するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0009】図1は基礎1の全体構成の概略を示し、図
2および図3は同基礎1の各部の施工方法の概略を示し
ている。
【0010】すなわち、この基礎1の施工方法は、型枠
2を組んで、この型枠2内に一回のコンクリート打設を
行うことによって、構造用基礎11と、壁受け用基礎1
2とを同時に形成するとともに、重量鉄骨柱3の取付位
置13を凹設するようになされたものである。
【0011】基礎1は、幅700mm、高さ300mm
のベース部1aと、このベース部1a上に一体化され
た、幅440mm、高さ580mmとなされた本体部1
bとによって構成されている。
【0012】この基礎1のうち、ベース部1aと本体部
1bの下半部とが構造用基礎11となされ、本体部1b
の上半部が壁受け用基礎12となされている。
【0013】また、基礎1のうち、躯体を構成する重量
鉄骨柱3の取付位置13は、壁受け用基礎12が施工さ
れず、凹設されて構造用基礎11のみを構成するように
なされている。
【0014】型枠2は、ベース枠21と本体枠22と、
アンカープレート23とによって構成される。ベース枠
21と本体枠22とは、通常の構造用基礎11を施工す
る場合と同じ要領で使用される。すなわち、ベース部1
aを囲繞するベース枠21と、本体部1bを囲繞する平
板状の本体枠22とによって枠組みされる。ただし、こ
こで使用される本体枠22については、構造用基礎11
と壁受け用基礎12とを一度のコンクリート打設で一体
に施工するため、従来より高さのあるもの、すなわち5
80mmの高さを確保することができるようになされた
ものが使用される。アンカープレート23は、上記ベー
ス枠21と本体枠22とによって枠組みされた型枠2の
うち、躯体を構成する重量鉄骨柱3の取付位置13に設
けられる。
【0015】このアンカープレート23は、図4に示す
ように、略四角筒体を二分割した一対のプレート本体2
4と、この略四角筒体内に位置する仕切り板25とによ
って構成されている。プレート本体24は、下端に、内
方向に向けて下フランジ部24aが延設され、上端に、
外方向に向けて上フランジ部24bが延設されている。
仕切り板25は、略正方形状の板面25aの各辺からZ
字状の係合片25bが延設されている。
【0016】このアンカープレート23は、仕切り板2
5の係合片25bを取り囲むように、プレート本体24
を組み合わせて略四角筒状にした状態で、その内部に仕
切り板25の板面25aが位置して略四角筒状の凹設部
を構成するようになされている。
【0017】このアンカープレート23は、枠組みされ
た本体枠22のうち、重量鉄骨柱3の取付位置13に相
当する部分に挿入され、プレート本体24の上フランジ
部24bを本体枠22の上面に重ね合わせることによっ
て設置される。そして、この上フランジ部24bおよび
仕切り板25の係合片25bに設けられたピン孔24c
および25cにピン(図示省略)を打ち込むことによっ
て、アンカープレート23は、本体枠22の上面に固定
される。また、仕切り板25の板面25aの四隅近傍に
設けられた四つの丸孔25dを利用して、基礎1に埋設
されるアンカーボルト4を吊り下げた状態にすることが
できるようになされている。
【0018】なお、型枠2を組み立てるに当たり、基礎
1を施工する場合に行われる根伐り、遣り方、砂利、割
栗地業、鉄筋5の配置などは、従来通りの方法で行われ
る。
【0019】この型枠2を利用して形成される基礎1
は、構造用基礎11と、壁受け用基礎12と、重量鉄骨
柱3の取付位置13とが一度に施工されるため、施工を
簡単に行うことができることとなる。
【0020】また、一度に施工されるため、構造用基礎
11と、壁受け用基礎12と、重量鉄骨柱3の取付位置
13とのそれぞれの位置関係に施工誤差を生じることも
無く、寸法精度に優れた基礎1を形成することができ
る。
【0021】この基礎1の場合、図1(b)に示すよう
に、重量鉄骨柱3の取付位置13に重量鉄骨柱3を固定
した後、この取付位置13の凹設された部分を、壁受け
用基礎12と同一高さレベルまでコンクリート打設して
仕上げられる。したがって、厳密な意味では、基礎1
と、この取付位置13の凹設された部分との二回のコン
クリート打設が必要となるが、この二回目のコンクリー
ト打設の作業は、従来のように壁受け用基礎12の施工
を巻き込んだ大がかりなものにならず、簡単に行うこと
ができる。
【0022】なお、本実施の形態において示されている
基礎1の各寸法は、一例であって、特に限定されるもの
ではなく、施工される住宅の規模や、施工場所などに応
じて適宜設計変更されるものである。
【0023】また、本実施の形態において、基礎1の施
工方法は、コーナー部分における重量鉄骨柱3の取付位
置13について述べているが、図5に示すような基礎1
のT字部分の取付位置13や、図6に示すような基礎1
の直線部分の取付位置13であってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、構
造用基礎の上に、この構造用基礎と同幅の壁受け用基礎
を形成するとともに、重量鉄骨柱の取付位置を凹設する
ようになされた型枠を組み、構造用基礎と、壁受け用基
礎と、重量鉄骨柱の取付位置とを一回のコンクリート打
設で一体に施工することにより、基礎の施工を簡単に行
うことができる。
【0025】また、一回のコンクリート打設で構造用基
礎と、壁受け用基礎と、重量鉄骨柱の取付位置とを施工
するので、施工誤差などを生じ難く、寸法精度に優れた
基礎を施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る基礎の施工方法によって
形成される基礎の全体構成の概略を示す部分斜視図、
(b)は同基礎に重量鉄骨柱を取り付けて施工完了させ
た状態を示す部分斜視図である。
【図2】(a)および(b)は、本発明に係る基礎の壁
受け部分の施工状態を示す工程図である。
【図3】(a)および(b)は、本発明に係る基礎の重
量鉄骨柱の取付位置の施工状態を示す工程図である。
【図4】本発明に係る基礎の施工方法において使用され
るアンカープレートを示す分解斜視図である。
【図5】(a)は本発明の基礎の施工方法の他の実施の
形態によって形成される基礎の全体構成の概略を示す部
分斜視図、(b)は同基礎に重量鉄骨柱を取り付けて施
工完了させた状態を示す部分斜視図である。
【図6】(a)は本発明の基礎の施工方法のさらに他の
実施の形態によって形成される基礎の全体構成の概略を
示す部分斜視図、(b)は同基礎に重量鉄骨柱を取り付
けて施工完了させた状態を示す部分斜視図である。
【図7】(a)および(b)は従来の基礎の施工工程を
示す概略工程図である。
【符号の説明】
1 基礎 11 構造用基礎 12 壁受け用基礎 13 取付位置 2 型枠 3 重量鉄骨柱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現場で組まれた型枠内にコンクリート打
    設することによって形成される基礎の施工方法であっ
    て、 構造用基礎の上に、この構造用基礎と同幅の壁受け用基
    礎を形成するとともに、重量鉄骨柱の取付位置を凹設す
    るようになされた型枠を組み、 構造用基礎と、壁受け用基礎と、重量鉄骨柱の取付位置
    とを一回のコンクリート打設で一体に施工することを特
    徴とする基礎の施工方法。
JP2001040607A 2001-02-16 2001-02-16 基礎の施工方法 Pending JP2002242204A (ja)

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