JP2002241629A - 生分解性樹脂系水分散体及びこれを塗布してなる塗工物 - Google Patents

生分解性樹脂系水分散体及びこれを塗布してなる塗工物

Info

Publication number
JP2002241629A
JP2002241629A JP2001039284A JP2001039284A JP2002241629A JP 2002241629 A JP2002241629 A JP 2002241629A JP 2001039284 A JP2001039284 A JP 2001039284A JP 2001039284 A JP2001039284 A JP 2001039284A JP 2002241629 A JP2002241629 A JP 2002241629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aqueous dispersion
biodegradable resin
polysaccharide
acid
based aqueous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001039284A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunobu Yamada
和信 山田
Kazue Ueda
一恵 上田
Yasuhiro Nobata
靖浩 野畑
Tomomi Kuromiya
友美 黒宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakuto Co Ltd
Unitika Ltd
Original Assignee
Hakuto Co Ltd
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hakuto Co Ltd, Unitika Ltd filed Critical Hakuto Co Ltd
Priority to JP2001039284A priority Critical patent/JP2002241629A/ja
Publication of JP2002241629A publication Critical patent/JP2002241629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵安定性に優れた生分解性樹脂系水分散
体、及びこれを塗布してなる耐水性に優れた塗工物を提
供する。 【解決手段】 生分解性樹脂の粒子が水に分散された生
分解性樹脂系水分散体であって、上記粒子を10〜60
質量%含み、かつ0.1質量%水溶液の25℃における
回転粘度が10mPa・s以上である多糖類を0.01
〜1質量%含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐水性のコート剤
などとして好適な生分解性樹脂系水分散体、及びこれを
塗布してなる塗工物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、溶剤型塗料は広く使用されている
が、有機溶剤を含んでいるため、引火等の危険性があ
り、また、環境汚染等の問題があった。近年、揮発性有
機化合物(VOC)の規制が特に厳しくなり、塗料及び
コーティング剤の分野では、溶剤型塗料から水分散体、
粉体塗料、紫外線・電子線硬化塗料等へ移行しつつあ
る。中でも、水分散体又は水性エマルジョンは、環境へ
の負担が小さく、また溶剤型塗料と同様に液状であるこ
とから、現行の塗料製造及び塗料製造ラインをほぼその
まま使用できるという長所を有するため、代替技術のう
ちでも特に有望視されている。
【0003】また、近年環境への配慮から、石油原料に
頼らずしかも廃棄時にも環境への負担が少ない生分解性
樹脂が注目され、水分散体用樹脂として生分解性樹脂を
使用した環境に極めてやさしい水分散体の提供が要望さ
れている。
【0004】このような要望に応えるために、例えば特
開2000−7789号公報にはポリ乳酸等の生分解性
ポリエステルに多価カルボン酸などの酸基を導入して自
己水分散性粒子となし、これを水分散体とする方法が提
案されているが、この水分散体は分散安定性が不十分で
あって十分な貯蔵安定性を有するものではなかった。
【0005】また、本発明者らは先に、ポリ乳酸を主体
とする生分解性ポリエステルから水分散体を製造するに
際して、少量の塩基性化合物と両親媒性溶剤の存在下に
加熱攪拌する方法を提案した(特願2000−3701
06号)。この方法によれば、上記樹脂を一旦有機溶剤
に溶解しなくても、均一で安定な水分散体が得られるも
のの、分散安定剤を添加しないとき又は通常の分散安定
剤を少量添加しただけでは、その貯蔵安定性は十分なも
のではなかった。
【0006】さらに、生分解性樹脂の水分散体の安定性
を向上させるために、アニオン系、カチオン系又はノニ
オン系の界面活性剤が用いられ、例えば特開平10−1
01911号公報にはアニオン系の界面活性剤を乳化剤
として加えたポリ乳酸系生分解性樹脂水分散体が提案さ
れているが、その分散安定性は必ずしも満足できるもの
ではなく、樹脂から得られる皮膜の耐水性が低下すると
いう問題があった。
【0007】さらにまた、水分散体の安定性を向上させ
る方法として、樹脂微粒子を分散させた水分散体に適度
の粘度を与えてこの微粒子の沈降を妨げる方法があり、
食品などの分散安定剤としてグアーガム、ローカストビ
ーンガム、カラギーナン、アラビアガム、アルギン酸
類、ペクチン、キサンタンガム、カルボキシメチルセル
ローズ(CMC)等の多糖類を添加することが知れてい
る(「乳化・安定剤」、食品科学新聞社、1996年
(ISSN0914−1820)。しかし、このような
汎用の多糖類を分散安定剤として使用する場合には、水
分散体に比較的多量の多糖類を添加することによって水
分散体の粘度を高くし、それによって樹脂微粒子の沈降
を抑制することができるが、逆に水分散体の粘度が経時
的に増粘し、粘度安定性が問題になることがある。
【0008】また、特定の微生物由来の多糖類を用いた
水中油型エマルション型消泡剤の安定化剤についての提
案も知られている(特開2000−4805号公報)
が、生分解性樹脂系水分散体の分散安定剤についての検
討はされていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
課題を解決するためになされたものであって、貯蔵安定
性に優れた生分解性樹脂系水分散体、及びこれを塗布し
てなる耐水性に優れた塗工物を提供することを課題とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討の結果、生分解性樹脂からな
る水分散体を得る場合に、特定の微生物由来の多糖類を
少量添加することにより、貯蔵安定性の良好な水分散体
が得られることを見出し、それに基づいて本発明に到達
した。
【0011】すなわち、本発明の生分解性樹脂系水分散
体は、生分解性樹脂の粒子が水に分散された生分解性樹
脂系水分散体であって、上記粒子を10〜60質量%含
み、かつ0.1質量%水溶液の25℃における回転粘度
が10mPa・s以上である多糖類を0.01〜1質量
%含むことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、上記生分
解性樹脂がヒドロキシアルカノエート単位を50モル%
以上含有する生分解性ポリエステルからなることを特徴
とする。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、上記生分
解性樹脂が炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸又は上
記脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジカルボン酸とからなる
ジカルボン酸単位を25モル%以上と、炭素数2〜12
の脂肪族ジオール単位を25モル%以上含有する生分解
性ポリエステルからなることを特徴とする。
【0014】さらに、請求項4に記載の発明は、上記多
糖類が少なくともともフコース、グルコース、グルクロ
ン酸及びラムノースを構成単糖として含むことを特徴と
する。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、上記多糖
類がモル比でフコース:グルコース:グルクロン酸:ラ
ムノース=1〜2:1〜4:1〜2:1〜2であること
を特徴とする。
【0016】また、請求項6に記載の発明は、上記多糖
類が主鎖にグルコース、グルクロン酸及びラムノースを
含み、かつフコースが側鎖に結合している構造を有する
ことを特徴とする。
【0017】また、請求項7に記載の発明は、上記多糖
類がアルカリゲネスレータスB−16株細菌(FERM
BP−2015号)又はアルカリゲネスレータスP−
1株細菌(FERM BP−4459号)の産生した多
糖類であることを特徴とする。
【0018】さらにまた、本発明の塗工物は、上記生分
解性樹脂系水分散体を基材に塗布して得られることを特
徴とする。本発明の生分解性樹脂系水分散体によれば、
0.1質量%水溶液の25℃における回転粘度が10m
Pa・s以上と高い水溶液粘度を有する多糖類を含むの
で、0.01〜1質量%とごく少量の多糖類で生分解性
樹脂粒子の分散安定性を確保することができて貯蔵安定
性に優れ、しかも、上記多糖類の添加量が少ないことか
ら、生分解性樹脂が本来もっている耐水性を始めとして
耐薬品性、耐候性等を損なうことがなく、塗膜を形成す
ることができる。したがって、コート剤、バインダー等
として好適に利用することができる。
【0019】また、本発明の塗工物によれば、上記水分
散体に含まれる生分解性樹脂の耐水性等が損なわれない
ことから、これが反映されて優れた耐水性等を有する塗
工物が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において使用される生分解性樹脂は、特に限定さ
れるものではないが、例えばヒドロキシアルカノエート
単位を50モル%以上含有する生分解性ポリエステル、
又は炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸又は上記脂肪
族ジカルボン酸と芳香族ジカルボン酸とからなるジカル
ボン酸単位を25モル%以上と、炭素数2〜12の脂肪
族ジオール単位を25モル%以上含有する生分解性ポリ
エステルからなるものが挙げられる。
【0021】上記ヒドロキシアルカノエート単位を含有
する生分解性ポリエステルとしては、乳酸(L型、D
型)、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロ
キシ酪酸、4−ヒドロキシ吉草酸、5−ヒドロキシ吉草
酸、6−ヒドロキシカプロン酸等のヒドロキシカルボン
酸の単独重合体、又はこれらの共重合体、あるいはこれ
らの混合物、又はポリε−カプロラクトン、ポリγ−プ
ロピオラクトンなどが挙げられる。
【0022】また、上記脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジ
オールとからなる生分解性ポリエステルとしては、ポリ
エチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポ
リブチレンアジペートなどの脂肪族ポリエステル、又は
これらの共重合体が挙げられ、また、上記脂肪族ジカル
ボン酸と芳香族ジカルボン酸を含有する生分解性ポリエ
ステルとしては、上記脂肪族ポリエステルとポリブチレ
ンテレフタレートとの共重合体等が挙げられる。
【0023】本発明において、水に分散する上記生分解
性樹脂の粒子の含有量は、用途、所望とする乾燥後の塗
膜の厚さ、塗布方法等によって適宜選択されるべきであ
るが、10〜60質量%が好ましく、特に20〜50質
量%であることが好ましい。上記樹脂粒子の含有量が1
0質量%未満では塗膜の乾燥に長時間を要する傾向があ
り、一方60質量%を超えると、水分散体の粘度が高く
なって、他成分の配合や塗布が困難になるおそれがあ
る。
【0024】本発明において、上記生分解性樹脂粒子の
水への分散性を向上させるために、上記生分解性樹脂を
解重合によってカルボキシル基を導入することもでき
る。そのために使用する多塩基酸又はその酸無水物とし
ては、公知のものを使用することができる。例えば、コ
ハク酸、無水コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、テレ
フタル酸、イソフタル酸、無水フタル酸、トリメリット
酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸、無水ピロメ
リット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、無水ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸、トリメシン酸、エチレン
グリコールビス(アンヒドロトリメリテート)、グリセ
ロールトリス(アンヒドロトリメリテート)、1,2,
3−プロパントリカルボン酸、1,2,3,4−ブタン
テトラカルボン酸等が挙げられ、このうちトリメリット
酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸、無水ピロメ
リット酸、1,2,3−プロパントリカルボン酸、1,
2,3,4−ブタンテトラカルボン酸が好ましく用いら
れる。
【0025】そして、上記のようにカルボキシル基を導
入した生分解性樹脂の水分散体には、樹脂粒子間の凝集
を防ぐために、塩基性化合物を添加することが好まし
い。この塩基性化合物は、樹脂粒子の乳化に際して生分
解性樹脂中のカルボキシル基を中和し、中和反応で生成
したカルボキシルアニオン間の電気的反発力によって、
樹脂粒子間の凝集を防ぎ、水分散体としての貯蔵安定性
に寄与する。かかる塩基性化合物としては、沸点が25
0℃以下の有機アミンが好適に使用される。
【0026】上記塩基性化合物の添加量は、生分解性樹
脂中に含まれるカルボキシル基を部分的に中和し得る
量、すなわちカルボキシル基に対して0.5〜1.5倍
当量が好ましい。この量が0.5倍当量未満では凝集防
止効果が少なく、一方1.5倍当量を超えると、水分散
体の粘度が著しく増加し、貯蔵安定性が低下することが
ある。
【0027】上記有機アミンとしては、メチルアミン、
ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジ
エチルアミン、トリエチルアミン等が用いられる。ま
た、本発明において、生成した水分散体の安定性を確保
する目的で、又は後述の乳化処理速度を加速させる目的
で、両親媒性でかつ生分解性樹脂に対して可塑化能力を
有する有機溶剤を添加することもできる。ここで、両親
媒性の有機溶剤とは、20℃における水に対する溶解度
が5g/L以上である有機溶剤である。例えば、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、イソブタノール、sec−ブタノール、tert−ブ
タノール、n−アミルアルコール、イソアミルアルコー
ル、sec−アミルアルコール、tert−アミルアルコー
ル、n−ヘキサノール、シクロヘキサノール等のアルコ
ール類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、エチルブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロ
ン等のケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類、酢酸エチル、酢酸−n−プロピル、酢酸イ
ソプロピル、酢酸−n−ブチル、、酢酸イソブチル、酢
酸−sec−ブチル、酢酸−3−メトキシブチル、プロピ
オン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピレンカーボ
ネート、ジエチルカーボネート、γ−ブチロラクトン等
のエステル類、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジエチレングリコール等のグリコール類、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールジエチルエー
テル、エチレングリコールエチルエーテルアセテート、
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレン
グリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエー
テル等のグリコール誘導体、アセトニトリル、ジアセト
ンアルコール、アセト酢酸エチル等が挙げられる。
【0028】好ましくは、沸点が100℃又は水と共沸
可能であって、かつ毒性、爆発性や引火性が低い汎用の
有機溶剤である。沸点が100℃以上又は水と共沸しな
いものは、後の工程で十分に除去することが困難になる
ことがある。
【0029】上記両親媒性の有機溶剤としては、イソプ
ロパノール、酢酸エチル、アセトニトリル等が好ましく
用いられる。次に、本発明においては多糖類として、
0.1質量%水溶液の25℃における回転粘度が10m
Pa・s以上のものが用いられ、好ましくは20mPa
・s以上のものである。この多糖類は上記生分解性樹脂
の粒子の分散安定剤として作用するものである。
【0030】ここで、上記回転粘度は、B型回転粘度計
(Brookfield社製 LVH)を用い、剪断速
度30sec-1、25℃にて測定される。上記多糖類と
しては、例えば、実質的にフコース、グルコース、グル
クロン酸、ラムノースを構成単糖として含む多糖類が好
ましく、この多糖類は構成単糖がモル比で、フコース:
グルコース:グルクロン酸:ラムノース=1〜2:1〜
4:1〜2:1〜2のものがより好ましい。特に好まし
くは、下記(1)式に示されるようなグルコース、グル
クロン酸、ラムノースからなる繰り返し単位構造の主鎖
からなり、1つのグルコースに1つのフコースが分岐し
た構造を有する多糖類である。
【0031】
【化1】 上記多糖類は微生物産生の多糖類として得られるもので
ある。一般に微生物は、2種以上の多糖類を産生するこ
とが多いために、上記(1)式で示される多糖類の他に
他の多糖類が含まれていても上記多糖類の生分解性樹脂
に対する分散安定性を妨げるものでなければ、他の多糖
類が含まれることを妨げるものではない。
【0032】上記多糖類を産生する微生物は、特に限定
されるものではないが、例えば、アルカリゲネス(Al
caligenes)属細菌に属するアルカリゲネスレ
ータス(Alcaligenes latus)B−1
6株細菌(FERM BP−2015号)、又はP−1
株細菌(FERM BP−4459号)がある。
【0033】上記多糖類をアルカリゲネスレータスB−
16株細菌から製造する場合、例えば、特開平2−29
1292号公報に記載の方法に従い次のように行われ
る。アルカリゲネスレータスB−16株細菌は、通常の
微生物の培養方法で培養され、例えば、炭素源にフラク
トース、グルコース、シュークロース等の単糖類、ヘミ
セルロース、デンプン、コーンスターチなどの天然高分
子、オリーブ油脂等の油脂類を、窒素源に尿素、塩化ア
ンモニウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等の
無機態窒素源、トリプトン、酵母エキス、肉エキス、ヘ
プトン、麦芽エキス等の有機態窒素源を、その他リン酸
カリウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム等の無機
塩類を加えた培地を用いて、初発pHが4〜10、培養
温度が15〜40℃で通気攪拌液体培養を3〜10日間
行う。培養後、この培養液に約2倍量(容量)以上のア
セトン、エタノール、イソプロピルアルコール等の有機
溶媒を入れ、培養産生物を不溶性の凝集物として回収す
る。
【0034】上記アルカリゲネスレータスB−16株細
菌の産生する多糖類には、少なくとも2種の多糖類が含
まれていることが確かめられており、一つは上記式
(1)に示すようなグルコース、グルクロン酸、ラムノ
ースからなる繰り返し構造の中の1つのグルコースに1
つのフコースが分岐した構造を有する多糖類であり、他
の一つは、下記式(2)で示される実質的にフコースと
マンノースを構成単糖とする構造の繰り返しの多糖類で
ある(1998年度日本農芸化学会大会要旨集、371
頁参照。Y.Nohata,J.Azuma,R.Ku
rane,Carbohydrate Researc
293,(1996)213〜222参照)。
【0035】
【化2】 上記(2)式で示される多糖類が、上記(1)式で示さ
れる多糖類中に含まれていても、生分解性樹脂の粒子の
分散安定性を妨げないため、(2)式で示される多糖類
を除去することなく、アルカリゲネスレータスB−16
株細菌の産生する多糖類を使用することができる。
【0036】上記(2)式で示される多糖類を除去する
場合には、上記方法によって得られた培養液を特開平5
−301904号公報記載の方法に従ってイオン交換処
理することによって除去することができる。すなわち、
上記培養液1000mLに対してイオン交換水4000
mLを加え、NaOHによりpH12に調製し、次いで
ダイアイオンHPA−75(OH-)(日本錬水社製)
1000mLのカラムに8レンジ容量以下にて処理す
る。
【0037】上記多糖類は、0.1質量%水溶液におい
て約50〜200mPa・sと高い回転粘度を示し、生
分解性樹脂の分散安定剤として特に好ましく用いること
ができる。
【0038】また、本発明における他の多糖類として
は、アルカリゲネス属の細菌が産生するウェランガム又
はラムザンガムなどを用いることができる。また、粘度
を調節するために、他の多糖類、及び水溶性ポリマーを
併用することは可能であり、例えば、グアガム、キサン
タングム、アラビアガム、ローカストビーンガム、プル
ラン、カードラン(武田薬品工業社製)、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、アルギン酸ナトリウム、アクリル酸ナトリ
ウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等
を併用することもできる。
【0039】本発明において、生分解性樹脂粒子の水分
散体に添加する多糖類の添加量は、0.01〜1質量%
が好ましい。多糖類の添加量が0.01質量%未満では
水分散体を十分に安定化させることができないことがあ
り、一方、1質量%を超えると、水分散体の粘度が高く
なりすぎたり、水分散体から得られた塗膜の耐水性が低
下するおそれがある。
【0040】本発明の生分解性樹脂系水分散体は、通常
の生分解性を有しないポリエステル樹脂系水分散体と同
様の方法によって調製することができる。すなわち、樹
脂を一旦溶剤に溶解した後、攪拌下に水及び分散安定剤
を添加する転相乳化法、樹脂を機械的に微粉砕して水及
び分散安定剤を添加する方法、樹脂自体にカルボキシル
基を導入して自己分散性を高めて湿式粉砕し、これに分
散安定剤を添加する方法などが採用できる。
【0041】上記方法で調製された水分散体には、必要
に応じて、1,2,3価の金属塩、レベリング剤、消泡
剤、滑剤等の各種添加剤、有機又は無機系の顔料や染
料、タルク、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、硫酸
バリウム、アルミナ、シリカ等の充填剤、酸化亜鉛、酸
化錫等の金属酸化物微粒子、又は他の水性樹脂を混合し
てもよい。
【0042】本発明の水分散体は、コート剤などとし
て、例えば、樹脂成形体、不織布、紙、ガラス、金属等
の各種基材上に塗布される。塗布方法としては、ディッ
プコート法、はけ塗り法、ロールコート法、スプレーコ
ート法、グラビアコート法、カーテンフローコート法、
各種印刷法等が採用される。塗布された水分散体は乾燥
されるが、乾燥後、必要に応じて、高温熱処理を行うこ
とによって、均一で光沢度が高く、しかも、各種の性能
に優れた塗膜を形成することができる。上記高温熱処理
は、通常、熱風循環型のオーブンや赤外線加熱ヒータ等
によって120〜250℃の温度で10秒〜30分間加
熱することによって行われる。
【0043】本発明の水分散体の用途としては、インク
ジェット記録用紙等の各種情報記録用紙、印刷用塗工
紙、紙コップ等への耐水コート剤、フィルム用コート
剤、あるいは不織布のバインダー等が挙げられる。 (実施例)以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0044】なお、以下の実施例において特記しない限
り、%は質量%を表す。以下の実施例において示す各評
価値はそれぞれ次の方法に従って評価した。 (1)生分解性樹脂の分子量 GPC(ゲルパーミエションクロマトグラフィー)分析
(島津製作所製、屈折率分光計、溶媒:テトラヒドロフ
ラン、ポリエチレン換算)により求めた。 (2)生分解性樹脂の酸価 生分解性ポリエステル樹脂0.1gを20mLの塩化メ
チレンに溶解し、フェノールフタレインを指示薬として
KOHで滴定を行い、中和に消費されたKOHのmg数
を酸価として求めた。 (3)水分散体の粘度(回転粘度) B型回転粘度計(Brookfield社製、LVH)
を用い、剪断速度30sec-1、25℃で測定した。 (4)樹脂粒子の平均粒子径 粒度分布測定装置(日機装社製 MICROTRAC
UPA150)を用いて測定し、体積平均粒子径で評価
した。 (5)水分散体の貯蔵安定性 調製した水分散体について、20±10℃の温度で貯蔵
を行い、水分散体の状態の変化を目視観察し、次の基準
に従って評価した。
【0045】 ×:1週間以内に相分離、沈殿、固化等の明らかな外観
変化が認められる。 △:1週間以上2週間未満の間に外観変化が認められ
る。 ○:2週間以上1カ月未満の間に外観変化が認められ
る。
【0046】◎:1カ月以上外観変化が認められない。 樹脂合成例A ポリ乳酸(カーギル・ダウ社製、平均分子量6万、D体
含有率11.6%)360gをオートクレーブ中に仕込
み、脱臭乾燥後、230℃に加熱し、1,2,3−プロ
パントリカルボン酸8.8gを添加し、1時間加熱攪拌
して解重合を行い、シート状に払い出した。これを室温
まで十分冷却した後、クラッシャーで粉砕し、数平均分
子量1万1千、酸価22mgKOH/gの生分解性樹脂
Aを得た。 樹脂合成例B エコフレックス(BASF社製、 ブチレンアジペート
とブチレンテレフタレートとの共重合体、数平均分子量
4万3千)360gとトリメリット酸8.4gを用いた
以外は、樹脂合成例Aと同様にして解重合を行い、これ
を粉砕して数平均分子量7千、酸価18mgKOH/g
の生分解性樹脂Bを得た。 樹脂合成例C ポリ乳酸に代えてビオノーレ(昭和高分子社製、ブチレ
ンサクシネートとブチレンアジペートとの共重合体、数
平均分子量4万3千)を用いた以外は、樹脂合成例Aと
同様にして解重合を行い、これを粉砕して数平均分子量
6千、酸価25mgKOH/gの生分解性樹脂Cを得
た。 樹脂合成例D ポリ乳酸(カーギル・ダウ社製、平均分子量10万、D
体含有率1.7%)324g、ポリカプロラクトン(平
均分子量8万)26gを用い、樹脂合成例Aと同様にし
て解重合を行い、これを粉砕して、数平均分子量1万、
酸価23mgKOH/gの生分解性樹脂Dを得た。 多糖類の調製 (1)B−16(多糖類)−1の調製 特開平2−291292号公報に記載の方法に従い次の
ようにして調製した。
【0047】アルカリゲネスレータスB−16株は、下
記組成の培養培地で培養した。 <培養培地の組成> グルコース 〔和光純薬工業社製 試薬〕 40.0g リン酸水素二カリウム 〔和光純薬工業社製 試薬〕 4.0g リン酸二水素カリウム 〔和光純薬工業社製 試薬〕 2.0g 塩化ナトリウム 〔和光純薬工業社製 試薬〕 0.1g 硫酸ナトリウム 〔和光純薬工業社製 試薬〕 0.2g 硝酸カリウム 〔和光純薬工業社製 試薬〕 1.0g イーストエキストラクト 〔オキソイド(OXOID)社製〕 1.5g 以上の成分をイオン交換水に溶解し、水酸化ナトリウム
及び硫酸を用いpH6.5に調整し、全量を1Lとし
た。
【0048】この培地150mLを500mLの三角フ
ラスコに取り、オートクレーブにより加熱滅菌(121
℃、15分間)した後、室温まで戻した。次いで、アル
カリゲネスレータスB−16株(FERN BP−20
15号)を1白金耳の量で培地に接種し、30℃にて6
日間振とう培養(180rpm)した。
【0049】培養終了後、培養物に約3倍容量のイソプ
ロピルアルコールを加えて攪拌混合した。析出した凝集
物を濾過、回収し、減圧下にて乾燥し、上記式(1)で
示される高分子成分と上記(2)式で示される低分子成
分とを含んだB−16(多糖類)−1を得た。
【0050】この多糖類の0.1%水溶液における回転
粘度は55mPa・sであった。 (2)B−16(多糖類)−2の調製 特開平5−301904号公報記載の方法に従いB−1
6(多糖類)−1から上記式(2)で示される多糖類の
除去を行った。すなわち、上記培養終了後、培養物10
00mLに対してイオン交換水4000mLを加え、N
aOHによりpH12に調製した。次いでダイアイオン
HPA−75(OH-)(日本錬水社製)1000mL
のカラムに8レンジ容量以下にて処理を行った。これに
より、低分子成分である上記式(2)で示される多糖類
が除去されたB−16(多糖類)−2を得た。
【0051】この多糖類の0.1%水溶液における回転
粘度は150mPa・sであった。 実施例1 装置としてジャケット付きで密閉可能な2Lガラス容器
を備えた卓上ホモディスパー(特殊機化工業社製、TK
ロボミックス)を用いた。このガラス容器に生分解性樹
脂A200g、イソプロパノール(両親媒性の有機溶
剤)100g、上記B−16(多糖類)−1の0.5%
水溶液100gと蒸留水600g及び上記生分解性樹脂
中に含まれる全カルボキシル基量の1.2倍当量に相当
するトリエチルアミン(塩基性化合物)を投入し、攪拌
翼を回転数6000rpmで回転させて全体を均一に攪
拌した。この際にジャケットに所定温度の熱水を通して
加熱し、系内温度を60℃まで上昇させた。系内温度が
60℃に達したところで上記攪拌翼の回転数を7000
rpmに上げるとともに系内温度を70〜72℃に保っ
て20分間攪拌し、乳白色の均一な水分散体を得た。そ
の一部をサンプリングして粗大粒子の量が1%以下にな
ったことを確認した後、さらに10分間攪拌を続けた。
その後、ジャケット内に冷水を流して回転数4000r
pmで攪拌しながら室温まで冷却した。冷却後、ステン
レスフィルター(635メッシュ、線径0.02mm平
織)を用いて全量を濾過し、水分散体を得た。
【0052】得られた水分散体の評価結果を表1に示
す。 実施例2 実施例1と同様の多糖類の0.5%水溶液200gと蒸
留水500gを用いた以外は、実施例1と同様な操作を
行って水分散体を得た。
【0053】得られた水分散体の評価結果を表1に示
す。 実施例3 実施例1に用いた多糖類に代えて多糖類であるウェラン
ガム(三晶社製、K1A96:0.1%水溶液における
回転粘度約40mPa・s)を用いた以外は、実施例1
と同様な操作を行って水分散体を得た。
【0054】得られた水分散体の評価結果を表1に示
す。 実施例4 生分解性樹脂として生分解性樹脂Bを用いた以外は、実
施例1と同様な操作を行って水分散体を得た。
【0055】得られた水分散体の評価結果を表1に示
す。 実施例5 生分解性樹脂として生分解性樹脂Cを用いた以外は、実
施例1と同様な操作を行って水分散体を得た。
【0056】得られた水分散体の評価結果を表1に示
す。 実施例6 生分解性樹脂として生分解性樹脂Dを用い、B−16
(多糖類)−1に代えて上記B−16(多糖類)−2の
0.3%水溶液100gを用いた以外は、実施例1と同
様な操作を行って水分散体を得た。
【0057】得られた水分散体の評価結果を表1に示
す。 比較例1 実施例1で用いた多糖類の水溶液濃度を0.01%とし
た以外は、実施例1と同様な操作を行って水分散体を得
た。
【0058】得られた水分散体の評価結果を表1に示
す。 比較例2 実施例1で用いた多糖類に代えてポリビニルアルコール
(PVA)(ユニチカケミカル社製、UF170G)の
1%水溶液100gを用いた以外は、実施例1と同様な
操作を行って水分散体を得た。
【0059】得られた水分散体の評価結果を表1に示
す。 比較例3 実施例1で用いた多糖類に代えてカルボキシセルロース
(CMC)の1%水溶液100gを用いた以外は、実施
例1と同様な操作を行って水分散体を得た。
【0060】得られた水分散体の評価結果を表1に示
す。 比較例4 実施例1で用いた多糖類に代えて多糖類であるカードラ
ン(武田薬品工業社製:0.1%水溶液における回転粘
度2mPa・s以下)の1%水溶液100gを用いた以
外は、実施例1と同様な操作を行って水分散体を得た。
【0061】得られた水分散体の評価結果を表1に示
す。
【0062】
【表1】 以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、水
溶液における粘度が極めて高い多糖類をごく少量用いる
ことによって、水分散体の貯蔵安定性を向上させること
ができることが分かる。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の生分解性樹
脂系水分散体によれば、高い水溶液粘度を有する多糖類
を含むので、ごく少量の多糖類で生分解性樹脂粒子の分
散安定性を確保することができて貯蔵安定性に優れ、し
かも、上記多糖類の添加量が少ないことから、生分解性
樹脂が本来もっている耐水性を始めとして耐薬品性、耐
候性等を損なうことがなく、塗膜を形成することができ
る。したがって、コート剤、バインダー等として好適に
利用することができる。
【0064】また、本発明の塗工物によれば、上記水分
散体に含まれる生分解性樹脂の耐水性等が損なわれない
ことから、これが反映されて優れた耐水性等を有する塗
工物が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 167/02 C09D 167/02 201/00 201/00 // C12P 19/04 C12P 19/04 C (C08L 101/16 (C08L 101/16 3:02) 3:02) (C12P 19/04 (C12P 19/04 C C12R 1:05) C12R 1:05) (72)発明者 上田 一恵 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内 (72)発明者 野畑 靖浩 三重県四日市市別名六丁目6番9号 伯東 株式会社四日市研究所内 (72)発明者 黒宮 友美 三重県四日市市別名六丁目6番9号 伯東 株式会社四日市研究所内 Fターム(参考) 2H086 BA01 BA15 BA35 BA36 BA41 4B064 AF11 AF12 AF17 CA02 CC03 CD09 CE08 DA16 4J002 AA001 AB042 AB052 CF181 CF191 FD342 GH01 HA07 4J038 BA012 DD021 DD061 DD081 MA08 MA10 NA04 PB04 PB11 PC02 PC03 PC08 PC10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生分解性樹脂の粒子が水に分散された生
    分解性樹脂系水分散体であって、上記粒子を10〜60
    質量%含み、かつ0.1質量%水溶液の25℃における
    回転粘度が10mPa・s以上である多糖類を0.01
    〜1質量%含むことを特徴とする生分解性樹脂系水分散
    体。
  2. 【請求項2】 上記生分解性樹脂がヒドロキシアルカノ
    エート単位を50モル%以上含有する生分解性ポリエス
    テルからなることを特徴とする請求項1記載の生分解性
    樹脂系水分散体。
  3. 【請求項3】 上記生分解性樹脂が炭素数4〜12の脂
    肪族ジカルボン酸又は上記脂肪族ジカルボン酸と芳香族
    ジカルボン酸とからなるジカルボン酸単位を25モル%
    以上と、炭素数2〜12の脂肪族ジオール単位を25モ
    ル%以上含有する生分解性ポリエステルからなることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の生分解性樹脂系
    水分散体。
  4. 【請求項4】 上記多糖類が少なくともともフコース、
    グルコース、グルクロン酸及びラムノースを構成単糖と
    して含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載の生分解性樹脂系水分散体。
  5. 【請求項5】 上記多糖類がモル比でフコース:グルコ
    ース:グルクロン酸:ラムノース=1〜2:1〜4:1
    〜2:1〜2であることを特徴とする請求項1〜請求項
    4のいずれかに記載の生分解性樹脂系水分散体。
  6. 【請求項6】 上記多糖類が主鎖にグルコース、グルク
    ロン酸及びラムノースを含み、かつフコースが側鎖に結
    合している構造を有することを特徴とする請求項1〜請
    求項5のいずれかに記載の生分解性樹脂系水分散体。
  7. 【請求項7】 上記多糖類がアルカリゲネスレータスB
    −16株細菌(FERM BP−2015号)又はアル
    カリゲネスレータスP−1株細菌(FERMBP−44
    59号)が産生する多糖類であることを特徴とする請求
    項1〜請求項6のいずれかに記載の生分解性樹脂系水分
    散体。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
    生分解性樹脂系水分散体を基材に塗布して得られること
    を特徴とする塗工物。
JP2001039284A 2001-02-16 2001-02-16 生分解性樹脂系水分散体及びこれを塗布してなる塗工物 Pending JP2002241629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001039284A JP2002241629A (ja) 2001-02-16 2001-02-16 生分解性樹脂系水分散体及びこれを塗布してなる塗工物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001039284A JP2002241629A (ja) 2001-02-16 2001-02-16 生分解性樹脂系水分散体及びこれを塗布してなる塗工物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002241629A true JP2002241629A (ja) 2002-08-28

Family

ID=18902104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001039284A Pending JP2002241629A (ja) 2001-02-16 2001-02-16 生分解性樹脂系水分散体及びこれを塗布してなる塗工物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002241629A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002356612A (ja) * 2001-05-30 2002-12-13 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd 生分解性樹脂水系分散体及び生分解性複合材料
JP2005281921A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Kohjin Co Ltd クリーンペーパー
WO2007074042A2 (de) * 2005-12-22 2007-07-05 Basf Se Beizmittel-formulierungen enthaltend ein biologisch abbaubaren teilaromatischen polyester
JP2009114220A (ja) * 2007-07-25 2009-05-28 Halliburton Energy Services Inc 分解性粒子及び関連する方法
WO2009104779A1 (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 関西ペイント株式会社 活性エネルギー線硬化塗料組成物及び塗膜形成方法並びに塗装物品
JP2009221457A (ja) * 2008-02-18 2009-10-01 Kansai Paint Co Ltd 活性エネルギー線硬化塗料組成物
JP2015214690A (ja) * 2014-04-25 2015-12-03 東レ株式会社 脂肪族ポリエステル樹脂微粒子およびその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002356612A (ja) * 2001-05-30 2002-12-13 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd 生分解性樹脂水系分散体及び生分解性複合材料
JP2005281921A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Kohjin Co Ltd クリーンペーパー
WO2007074042A2 (de) * 2005-12-22 2007-07-05 Basf Se Beizmittel-formulierungen enthaltend ein biologisch abbaubaren teilaromatischen polyester
WO2007074042A3 (de) * 2005-12-22 2007-12-06 Basf Ag Beizmittel-formulierungen enthaltend ein biologisch abbaubaren teilaromatischen polyester
JP2009114220A (ja) * 2007-07-25 2009-05-28 Halliburton Energy Services Inc 分解性粒子及び関連する方法
WO2009104779A1 (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 関西ペイント株式会社 活性エネルギー線硬化塗料組成物及び塗膜形成方法並びに塗装物品
JP2009221457A (ja) * 2008-02-18 2009-10-01 Kansai Paint Co Ltd 活性エネルギー線硬化塗料組成物
JP2015214690A (ja) * 2014-04-25 2015-12-03 東レ株式会社 脂肪族ポリエステル樹脂微粒子およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4870658B2 (ja) カルボキシル化セルロースエステルの水性分散液及びそれらの製造方法
JP3469033B2 (ja) ポリエステル樹脂水分散体及びその製造方法
US5869567A (en) Polyester resin aqueous dispersion and process for preparing the same
JP2002241629A (ja) 生分解性樹脂系水分散体及びこれを塗布してなる塗工物
EP1566409B1 (en) Aqueous dispersion of biodegradable polyester and method for production thereof
JP2003523427A (ja) 水性ポリマー分散体
JP4694110B2 (ja) ポリ乳酸樹脂水性分散体の製造方法
JPH11263689A (ja) 被覆肥料
JP2002173535A (ja) 生分解性ポリエステル樹脂水分散体の製造方法
JPH10139812A (ja) ポリビニルアセタール水性分散物
EP1253174B1 (en) Method of producing polyester powdery coating material
JPH11500476A (ja) ポリマー組成物の製造
JP2003096281A (ja) 生分解性ポリエステルの水性分散体、微粒子及び塗膜、並びにそれらの製造方法
JP2000313793A (ja) ポリエステル樹脂水分散体及びそれから得られる被膜形成物
WO2002010297A2 (en) Stable aqueous polymer dispersions and formulations with latex polymers to form waterborne coatings
JP4056595B2 (ja) 水系塗料組成物
JP4056597B2 (ja) 水系塗料組成物、その製造方法及びそれから得られる塗膜
JP2001288404A (ja) 水性コーティング組成物及びこれを用いてなるポリオレフィン樹脂成形物。
JP2005002198A (ja) 生分解性ポリエステル樹脂組成物
JP6022852B2 (ja) ポリエステル樹脂水性分散体およびその製造方法
JP2004223786A (ja) 生分解性印刷インキ用アンカー剤及び生分解性積層体
JP2008024726A (ja) ポリエステル樹脂水性分散体
JP4056606B2 (ja) 水系塗料組成物、その製造方法及びそれから得られる塗膜
JP2005002199A (ja) ヒートシールラッカー組成物およびそれを用いた生分解性複合体
EP2151464A1 (en) Phosphonium sulfoisophthalate structure-copolymerized lactic acid-based resin