JP2002241601A - 難燃樹脂組成物製シート - Google Patents

難燃樹脂組成物製シート

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JP2002241601A
JP2002241601A JP2001044023A JP2001044023A JP2002241601A JP 2002241601 A JP2002241601 A JP 2002241601A JP 2001044023 A JP2001044023 A JP 2001044023A JP 2001044023 A JP2001044023 A JP 2001044023A JP 2002241601 A JP2002241601 A JP 2002241601A
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flame retardant
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 難燃性、厚み均一性、絶縁性、引っ張り強度
及び伸び特性に優れ、異方性が小さく、引き裂き強度に
優れるポリフェニレンエーテル系樹脂組成物製シートを
提供すること。 【解決手段】 (A)ポリフェニレンエーテル系樹脂5
1〜99.9重量部と、(B)液晶ポリエステル0.1
〜49重量部とからなる樹脂成分100重量部に対し
て、(C)難燃剤0.1〜30重量部を配合してなる樹
脂組成物より得られるポリフェニレンエーテル系樹脂組
成物製シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性、厚み均一
性、絶縁性、引っ張り強度及び伸び特性に優れ、異方性
が小さく、引き裂き強度に優れるポリフェニレンエーテ
ル系樹脂組成物製シートに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリフェニレンエーテルは耐熱
性、耐熱水性、寸法安定性および機械的、電気的性質な
どの優れた性質を有する樹脂であるが、一方、その溶融
粘度が高いために成形性が悪いという欠点を有してい
る。一方、これらの成形性を改良するために、ポリフェ
ニレンエーテルにポリスチレンなどをアロイすることで
成形性を改良してきたが、耐熱性が低下するという問題
があった。
【0003】一方、例えば特開昭56−115357号
公報に、液晶ポリエステルにポリフェニレンエーテルな
どの重合体を配合し、ポリフェニレンエーテルの溶融加
工性を改良することが提案されているが、100〜10
00(1/秒)の高いシェアレートがかかる射出成形に
関するものであり、シェアレートの低い押出成形につい
ての記載はなく、物性も十分とはいえないものであっ
た。また特許第3117136号公報には熱可塑性樹脂
に液晶ポリマーを添加したシートについての記載がある
が、実質ポリエステルやポリカーボネートをマトリクス
にするものであり、難燃性、絶縁破壊強さなどにおいて
十分ではなかった。また、特許第3091105号に
は、ポリフェニレンエーテル系樹脂のシートについて記
載があるが、スチレン系ポリマーを実質含んだものであ
り、絶縁性、異方性においては十分ではなかった。
【0004】特開平2−97555号公報には、はんだ
耐熱性を向上させる目的で液晶ポリエステルに各種のポ
リアリレンオキサイドを配合することが提案され、さら
には特開平6−122762号公報には、アミン類で変
性したポリフェニレンエーテルと液晶ポリエステルを配
合することが提案されているが、いずれも押出成形シー
トの成形性についての記述はなく、物性についても十分
ではなかった。また、特開平5−86288号公報に強
度、剛性のリサイクル保持性を高める方法が提案されて
いるが、シートにおいての記述はなく、物性も十分とは
いえないものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、難燃性、厚
み均一性、絶縁性、引っ張り強度及び伸び特性に優れ、
異方性が小さく、引き裂き強度に優れるポリフェニレン
エーテル系樹脂組成物製シートを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
達成する技術を鋭意検討した結果、ポリフェニレンエー
テル系樹脂と液晶ポリエステルと特定量の難燃剤を配合
した樹脂組成物を原料とし、シート成形することによ
り、難燃性、厚み均一性、絶縁性、引っ張り強度及び伸
び特性に優れ、かつ異方性が小さく、引き裂き強度に優
れるポリフェニレンエーテル系樹脂組成物製シートが得
られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、 1.(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂51〜99.
9重量部および(B)液晶ポリエステル0.1〜49重
量部とからなる樹脂成分100重量部に対して、(C)
難燃剤0.1〜30重量部を配合してなる樹脂組成物よ
り得られるポリフェニレンエーテル系樹脂組成物製シー
ト、 2.難燃剤がリン系化合物である1記載のポリフェニレ
ンエーテル系樹脂組成物製シート、 3.難燃剤が下記式(1)の構造である1記載のポリフ
ェニレンエーテル系樹脂組成物製シート、
【0008】
【化3】 (式中Q1、Q2、Q3、Q4は、炭素数1から6のアルキ
ル基または水素を表し、nは1以上の整数、m1、m2
3、m4は0から3の整数を示し、Xは以下の式(2)
のいずれかから選択される。)
【0009】
【化4】 (式中S1、S2、S3はメチル基または水素を表す。
1、n2、n3は0から2の整数を示す。)
【0010】4.MD方向のエルメンドルフ引き裂き強
度が3.0(N)以上である1〜3のいずれかに記載の
ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物製シート、 5.異方性比ARが、0.75以上である1〜4のいず
れかに記載のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物製シ
ート、を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本願発明について具体的に
説明する。本発明の(A)ポリフェニレンエーテル系樹
脂とは、下記式(3)の繰り返し単位構造
【0012】
【化5】
【0013】(R1、R4はそれぞれ独立して、水素、第
一級もしくは第二級の低級アルキル、フェニル、アミノ
アルキルまたは炭化水素オキシを表わす。R2、R3はそ
れぞれ独立して、水素、第一級もしくは第二級の低級ア
ルキルまたはフェニルを表す。)からなり、還元粘度
(0.5g/dl、クロロホルム溶液、30℃測定)
が、0.15〜1.0dl/gの範囲にあるホモ重合体
及び/または共重合体である。さらに好ましい還元粘度
は、0.20〜0.70dl/gの範囲、最も好ましく
は0.40〜0.60の範囲である。
【0014】具体例としては、ポリ(2,6−ジメチル
−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−
6−エチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2
−メチル−6−フェニル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、ポリ(2,6−ジクロロ−1,4−フェニレンエ
ーテル)等が挙げられ、さらに、2,6−ジメチルフェ
ノールと他のフェノール類(例えば、2,3,6−トリ
メチルフェノールや2−メチル−6−ブチルフェノー
ル)との共重合体のようなポリフェニレンエーテル共重
合体も挙げられる。中でもポリ(2,6−ジメチル−
1,4−フェニレンエーテル)、2,6−ジメチルフェ
ノールと2,3,6−トリメチルフェノールとの共重合
体が好ましく、さらにポリ(2,6−ジメチル−1,4
−フェニレンエーテル)が好ましい。
【0015】ポリフェニレンエーテルの製造方法の例と
して、米国特許第3306874号明細書記載の第一銅
塩とアミンのコンプレックスを触媒として用い、2,6
−キシレノールを酸化重合する方法が挙げられる。ま
た、米国特許第3306875号、同第3257357
号および同第3257358号の明細書、特公昭52−
17880号および特開昭50−51197号および同
63−152628号の各公報等に記載された方法も
(A)ポリフェニレンエーテルの製造方法として好まし
い。
【0016】ポリフェニレンエーテル系樹脂は、重合行
程後のパウダーのまま用いてもよいし、押出機などを用
いて、窒素ガス雰囲気下あるいは非窒素ガス雰囲気下、
脱揮下あるいは非脱揮下にて溶融混練することでペレッ
ト化して用いてもよい。本発明の(A)ポリフェニレン
エーテル系樹脂は、種々のジエノフィル化合物により官
能化されたポリフェニレンエーテルも含まれる。ジエノ
フィル化合物には、例えば無水マレイン酸、マレイン
酸、フマル酸、フェニルマレイミド、イタコン酸、アク
リル酸、メタクリル酸、メチルアリレート、メチルメタ
クリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタ
クリレート、ステアリルアクリレート、スチレンなどの
化合物が挙げられる。
【0017】これらジエノフィル化合物により官能化す
る方法としては、ラジカル発生剤存在下あるいは非存在
下で押出機などを用い、脱揮下あるいは非脱揮下にて溶
融状態で官能化する方法、ラジカル発生剤存在下あるい
は非存在下で、非溶融状態にて官能化する方法などが挙
げられる。
【0018】本発明の(A)ポリフェニレンエーテル系
樹脂には、ポリフェニレンエーテル樹脂単独又はポリフ
ェニレンエーテル樹脂と芳香族ビニル系重合体との混合
物であり、さらに他の樹脂が混合されたものも含まれ
る。芳香族ビニル系重合体とは、例えば、アタクティッ
クポリスチレン、シンジオタクティックポリスチレン、
ハイインパクトポリスチレン、アクリロニトリル−スチ
レン共重合体などが挙げられる。ポリフェニレンエーテ
ル樹脂と芳香族ビニル系重合体との混合物を用いる場合
は、ポリフェニレンエーテル樹脂と芳香族ビニル系重合
体との合計量に対して、ポリフェニレンエーテル樹脂が
70wt%以上、好ましくは80wt%以上、さらに好
ましくは90wt%以上である。
【0019】本発明の(B)液晶ポリエステルはサーモ
トロピック液晶ポリマーと呼ばれるポリエステルで、公
知のものを使用できる。例えば、p−ヒドロキシ安息香
酸およびポリエチレンテレフタレートを主構成単位とす
るサーモトロピック液晶ポリエステル、p−ヒドロキシ
安息香酸および2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸を主構
成単位とするサーモトロピック液晶ポリエステル、p−
ヒドロキシ安息香酸および4,4′−ジヒドロキシビフ
ェニルならびにテレフタル酸を主構成単位とするサーモ
トロピック液晶ポリエステルなどが挙げられ、特に制限
はない。本発明で使用される(B)液晶ポリエステルと
しては、下記構造単位(イ)、(ロ)、および必要に応
じて(ハ)および/または(ニ)からなるものが好まし
く用いられる。
【0020】
【化6】
【0021】ここで、構造単位(イ)、(ロ)はそれぞ
れ、p−ヒドロキシ安息香酸から生成したポリエステル
の構造単位と、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸から生
成した構造単位である。構造単位(イ)、(ロ)を使用
することで、優れた耐熱性、流動性や剛性などの機械的
特性のバランスに優れた本発明の熱可塑性樹脂組成物を
得ることができる。上記構造単位(ハ)、(ニ)中のY
は、下記(式4)よりそれぞれ任意に1種あるいは2種
以上選択することができる。
【0022】
【化7】
【0023】構造式(ハ)において好ましいのは、エチ
レングリコール、ハイドロキノン、4,4′−ジヒドロ
キシビフェニル、2,6−ジヒドロキシナフタレン、ビ
スフェノールAそれぞれから生成した構造単位であり、
さらに好ましいのは、エチレングリコール、4,4′−
ジヒドロキシビフェニル、ハイドロキノンであり、特に
好ましいのは、エチレングリコール、4,4′−ジヒド
ロキシビフェニルである。構造式(ニ)において好まし
いのは、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ジカル
ボキシナフタレンそれぞれから生成した構造単位であ
り、さらに好ましいのは、テレフタル酸、イソフタル酸
である。
【0024】構造式(ハ)および構造式(ニ)は、上記
に挙げた構造単位を少なくとも1種あるいは2種以上を
併用することができる。具体的には、2種以上併用する
場合、構造式(ハ)においては、1)エチレングリコー
ルから生成した構造単位/ハイドロキノンから生成した
構造単位、2)エチレングリコールから生成した構造単
位/4,4′−ジヒドロキシビフェニルから生成した構
造単位、3)ハイドロキノンから生成した構造単位/
4,4′−ジヒドロキシビフェニルから生成した構造単
位、などを挙げることができる。
【0025】また、構造式(ニ)においては、1)テレ
フタル酸から生成した構造単位/イソフタル酸から生成
した構造単位、2)テレフタル酸から生成した構造単位
/2,6−ジカルボキシナフタレンから生成した構造単
位、などを挙げることができる。ここでテレフタル酸量
は2成分中、好ましくは40wt%以上、さらに好まし
くは60wt%以上、特に好ましくは80wt%以上で
ある。テレフタル酸量を2成分中40wt%以上とする
ことで、比較的に流動性、耐熱性が良好な樹脂組成物と
なる。液晶ポリエステル(B)成分中の構造単位
(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の使用分割は特に限定
されない。ただし、構造単位(ハ)と(ニ)は基本的に
ほぼ等モル量となる。
【0026】また、構造単位(ハ)、(ニ)からなる構
造単位(ホ)を、(B)成分中の構造単位として使用す
ることもできる。具体的には、1)エチレングリコール
とテレフタル酸から生成した構造単位、2)ハイドロキ
ノンとテレフタル酸から生成した構造単位、3)4,
4′−ジヒドロキシビフェニルとテレフタル酸から生成
した構造単位、4)4,4′−ジヒドロキシビフェニル
とイソフタル酸から生成した構造単位、5)ビスフェノ
ールAとテレフタル酸から生成した構造単位、などを挙
げることができる。
【0027】
【化8】
【0028】本発明の(B)液晶ポリエステル成分に
は、必要に応じて本発明の特徴と効果を損なわない程度
の少量の範囲で、他の芳香族ジカルボン酸、芳香族ジオ
ール、芳香族ヒドロキシカルボン酸から生成する構造単
位を導入することができる。本発明の(B)成分の溶融
時での液晶状態を示し始める温度(以下、液晶開始温度
という)は、好ましくは150〜350℃、さらに好ま
しくは180〜320℃である。また液晶ポリエステル
成分の25℃、1MHzにおける誘電正接(tanδ)
は、好ましくは0.03以下であり、さらに好ましくは
0.025以下である。この誘電正接の値が小さければ
小さいほど、誘電損失は小さくなり、この樹脂組成物を
電気・電子部品の原料として用いる時、発生する電気的
ノイズが抑制され好ましい。特に25℃、高周波数領域
下、すなわち1〜10GHz領域において、誘電正接
(tanδ)は、好ましくは0.03以下であり、さら
に好ましくは0.025以下である。
【0029】本発明の(B)液晶ポリエステル成分の見
かけの溶融粘度(液晶開始温度+30℃でずり速度10
0/秒)は、好ましくは10〜3,000Pa・s、さ
らに好ましくは10〜2,000Pa・s、特に好まし
くは10〜1,000Pa・sである。見かけの溶融粘
度をこの範囲にすることは、得られる組成物の流動性を
好ましいものとする。
【0030】(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂の配
合量は、51〜99.9重量部で、好ましくは60〜9
9重量部で、さらに好ましくは70〜98重量部であ
る。この配合量が99.9重量部より多いと、流動性が
大きく低下し、Tダイ部にめやにが発生しやすくなり、
成形安定性の低下を招く。この配合量が51重量部より
少ないと、シートの厚みむらの悪化を招いたり、異方性
の低減が困難になったりする。ここで、めやにとは、押
出成形の際、 Tダイのうち溶融樹脂が吐出される直近
部位に異物として析出する分解オリゴマーや樹脂の架橋
物などのことである。このめやには、時々シートに付着
することで、生産安定性に悪影響を及ぼす。
【0031】(B)成分の液晶ポリエステルの配合量
は、0.1〜49重量部で、好ましくは1〜40重量部
で、さらに好ましくは2〜30重量部である。この配合
量が49重量部より多いと、液晶ポリマーの異方性が高
くなり、シートの厚みむらが大きくなり、引き裂き強度
の低下を招く。この配合量が0.5重量部より少ない
と、流動性が大きく低下し、めやに発生を招いたり、押
出成形機の負荷の関係上で吐出量を小さくしなければな
らず、生産性の低下などの問題がある。
【0032】本発明の(C)難燃剤としては熱可塑性樹
脂用に用いられる公知の難燃剤を用いることができる。
有機系難燃剤としてはリン酸エステル化合物、亜リン酸
エステル化合物、フォスファゼン化合物、直鎖状シリコ
ーン化合物、ラダー型シリコーン化合物、籠状シルセス
キオキサンなどが挙げられ、無機系難燃剤としては赤
燐、結晶水を有する水酸化マグネシウムや水酸化アルミ
ニウムなどが挙げられる。
【0033】これらの中で、難燃レベルと環境の観点か
ら赤燐または有機リン化合物が好ましい。さらにシート
のMD(溶融樹脂の流動方向)とTD(MDと直角方
向)における異方性を小さくする観点から、有機リン化
合物、特にリン酸エステル化合物が好ましい。リン酸エ
ステル化合物としては、トリフェニルホスフェート、ト
リクレジルホスフェートなどのモノ有機リン化合物や有
機リン化合物オリゴマーが挙げられるが、有機リン化合
物オリゴマーが特に好ましい。有機リン化合物オリゴマ
ーの特に好ましい例としては、下記式(1)で表される
化合物群より選ばれるものを挙げることができる。
【0034】
【化9】 (式中Q1、Q2、Q3、Q4は、炭素数1から6のアルキ
ル基または水素を表し、nは1以上の整数、m1、m2
3、m4は0から3の整数を示し、Xは以下の式(2)
のいずれかから選択される。)
【0035】
【化10】 (式中S1、S2、S3はメチル基または水素を表す。
1、n2、n3は0から2の整数を示す。)
【0036】難燃剤の配合量は、(A)成分と(B)成
分とからなる樹脂成分100重量部に対して、0.1〜
30重量部で、好ましくは0.5〜15重量部で、さら
に好ましくは1〜10重量部、特にさらに好ましくは2
〜5重量部である。この難燃剤の配合量が0.1重量部
より少ないと、シートの十分な難燃性が得られず、また
異方性が大きくなってしまい、十分なエルメンドルフ引
き裂き強度が得られない。この配合量が30重量部より
多いと、樹脂組成物の溶融粘度が低下し、シートの成形
性が低下する。
【0037】本発明では、上記の成分の他に、本発明の
特徴および効果を損なわない範囲で必要に応じて他の附
加的成分、例えば、酸化防止剤、エラストマー、可塑剤
(オイル、低分子量ポリエチレン、エポキシ化大豆油、
ポリエチレングリコール、脂肪酸エステル類等)、難燃
助剤、耐候(光)性改良剤、ポリオレフィン用造核剤、
スリップ剤、各種着色剤、離型剤等を添加してもかまわ
ない。本発明の樹脂組成物は種々の方法で製造すること
ができる。例えば、単軸押出機、二軸押出機、ロール、
ニーダー、ブラベンダープラストグラフ、バンバリーミ
キサー等による加熱溶融混練方法が挙げられるが、中で
も二軸押出機を用いた溶融混練方法が最も好ましい。こ
の際の溶融混練温度は特に限定されるものではないが、
通常150〜350℃の中から任意に選ぶことができ
る。
【0038】本発明のシートとは、厚みが0.010〜
1.0mmのものであり、好ましくは0.050〜0.
50mmであり、場合によってはフィルムと呼ばれるこ
ともある。本発明のシートは、上記で得られた樹脂組成
物を原料とし、押出シート成形により得られる。Tダイ
押出成形、インフレーション成形が好ましく、さらに熱
収縮率、厚みむらの観点からTダイ押出成形が好まし
い。無延伸のまま用いてもよいし、1軸延伸してもよい
し、2軸延伸することによっても得られる。また逐次延
伸してもよいし、同時延伸してもよい。
【0039】本発明のシートの製造方法は、押出成形機
のTダイの直後の圧延ロールの表面温度を120〜20
0℃の範囲内から選ぶことが好ましい。この表面温度
は、さらに好ましくは130〜180℃であり、よりさ
らに好ましくは150〜170℃である。また設定温度
はブレはばが小さいことが好ましく、そのはばは、±1
0℃以内、好ましくは±5℃以内、さらに好ましくは±
2℃以内である。このはばは小さければ小さいほど、厚
みむら及び成形安定性の観点から好ましい。
【0040】<エルメンドルフ引き裂き強度>シートを
MD(流動方向)とTD(MDに対して直角方向)に各
片が平行になるように、150mm×150mmの大き
さにカットし、2枚重ねにし、JISK7128B法に
準拠して、MD方向の引き裂き強度を測定することによ
り得られる。MDのエルメンドルフ引き裂き強度は、
3.0(N)以上であることが望ましく、この値が3.
0(N)より小さいと、シートとしての実用強度に支障
をきたすことがある。
【0041】<異方性比AR> AR=TS(TD)/TS(MD) TS(TD):23℃におけるTD方向の引っ張り強度 TS(MD):23℃におけるMD方向の引っ張り強度 異方性比ARは、0.75以上であることが望ましい。
さらに好ましくは、0.80以上であり、特にさらに好
ましくは0.90以上である。本発明において、この異
方性ARを0.75以上にするように、(A)成分と
(B)成分に対し、特定量の(C)成分を配合すること
によって、シートの難燃性と厚み均一性と絶縁破壊強度
と引き裂き強度と伸び特性を飛躍的に向上させることが
できる。本発明の(B)液晶ポリエステルは、MDに配
向するため、TS(TD)は、TS(MD)より小さい
ことが多く、本発明の異方性比ARの値が大ききれば大
きいほど異方性が小さいことを意味する。
【0042】本発明のシートは、難燃性、厚み均一性、
絶縁性、引っ張り強度及び伸び特性に優れ、異方性が小
さく、引き裂き強度に優れるものである。従って、これ
らの特性が要求される以下の用途に用いることができ
る。パソコンや携帯電話や冷蔵庫やファクシミリや複写
機などに代表される家電やOAに関連する製品の中の機
構部品、プリント基板、あるいはリチウムイオン電池の
絶縁ワッシャーと呼ばれる絶縁部品、などが挙げられ
る。
【0043】以下、本発明を実施例に基づいて説明す
る。但し本発明はその主旨を越えない限り以下の実施例
に限定されるものではない。 実施例で用いる成分 ポリフェニレンエーテル PPE−1:還元粘度0.42のパウダ−状ポリフェニ
レンエーテル PPE−2:還元粘度0.44のパウダ−状ポリフェニ
レンエーテルと無水マレイン酸とを特開2000−19
1769号実施例1記載の方法で反応させて得られるマ
レイン化ポリフェニレンエーテル
【0044】液晶ポリエステル LCP−1:窒素雰囲気下において、p−ヒドロキシ安
息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、無水酢酸を
仕込み、加熱溶融し、重縮合することにより、以下の理
論構造式を有する液晶ポリエステルを得た。なお、組成
の成分比はモル比を表す。
【0045】
【化11】
【0046】LCP−2:窒素雰囲気下において、p−
ヒドロキシ安息香酸、ポリエチレンテレフタレート、無
水酢酸を仕込み、加熱溶融し、重縮合することにより、
以下の理論構造式を有する液晶ポリエステルを得た。な
お組成の成分比はモル比を表す。
【0047】
【化12】
【0048】各樹脂組成物のシート成形と物性評価を、
以下の方法に従って実施した。 (1)シート成形 得られたペレットを、シリンダー温度300℃、Tダイ
ス温度300℃に設定したスクリュー径65mmの単軸
押出機を用い、吐出量60kg/hr、引き取り速度
4.2〜4.8m/分、ダイクリアランス0.5mm、
圧延ローラークリアランス0.25〜0.30mm、圧
延ローラ表面温度130℃、の条件下にて押出シート成
形を実施した。
【0049】(2)難燃性 上記(1)の条件下で得られたシートを、MD(流動方
向)とTD(MDに対して直角方向)に各片が平行にな
るように、長さ200mm×幅50mmのサイズに切り
取り、Underwriters LaboratoriesのUL−94フィル
ム規格に基づき、燃焼試験を実施した。 ULフィルム規格 VTM−0:滴下がなく、合計燃焼時間が50秒以下の
もの。 VTM−1:滴下がなく、合計燃焼時間が250秒以下
のもの。
【0050】(3)厚みむら(Dt) 上記(1)で得られたシートを、MD(流動方向)とT
D(流動方向に対して直角方向)に各片が平行になるよ
うに150mm×150mmの大きさにカットし、9カ
所の厚みをマイクロゲージを用いて測定し、以下の式に
従って求めた。 Dt(%)=(Tmax−Tav)/Tav×100 Tmax:9カ所の厚みのうち、最大のもの。 Tav:9カ所の厚みの平均値。
【0051】(4)絶縁破壊強さ 上記(1)で得られたシートを100mm×100mm
にカットし、JISK6911に準拠し、耐電圧試験機
(SD−12型、東芝(株)製)を用いて、測定を実施
した。測定温度雰囲気は23℃。
【0052】(5)エルメンドルフ引き裂き強度 シートをMD(流動方向)とTD(MDに対して直角方
向)に各片が平行になるように、150mm×150m
mの大きさにカットし、2枚重ねにし、JISK712
8 B法に準拠して、MD方向の引き裂き強度を測定し
た。
【0053】(6)引張特性 オートグラフ(AG−5000、島津製作所(株)社
製)を用い、上記(1)で得られたシートを幅6mmの
たんざく状に切り取り、チャック間距離80mm、試験
速度50mm/minで引っ張り試験を実施し、引張強
度(TS)及び破断伸び(E)を測定した。試験片の長
さ方向がMDとTD各々測定を実施した。測定の温度雰
囲気は23℃において実施した。
【0054】(7)異方性比AR 異方性比ARは、次式によって定義した。 AR=TS(TD)/TS(MD) TS(TD):23℃におけるTD方向の引っ張り強度 TS(MD):23℃におけるMD方向の引っ張り強度 ここで、TS(TD)、TS(MD)は、上記(6)の
方法で測定された値を用いた。
【0055】
【実施例1】ポリフェニレンエーテル(PPE−1)と
液晶ポリエステル(LCP−1)とリン酸エステル難燃
剤(CR−741、大八化学社製、以下「P−1」と略
すことがある。)を、表1に示す割合(重量部)で、2
50〜300℃に設定したベントポート付き二軸押出機
(ZSK−25;WERNER&PFLEIDERER
社製)を用いて溶融混練し、ペレットとして得た。この
ペレットを用い、上に示した方法により、シート成形加
工した。シートの平均厚みは0.32mmであった。こ
れらのシートを、上に示した方法に従って物性評価を実
施した。その結果を表1に示した。
【0056】
【実施例2】液晶ポリエステル(LCP−1及びLCP
−2)を表1に示す割合(重量部)にすること以外は、
実施例1と同様に溶融混練し、ペレットを得た。このペ
レットを用い、上に示した方法により、シート成形加工
した。シートの平均厚みは0.31mmであった。これ
らのシートを、上に示した方法に従って物性評価を実施
した。その結果を表1に示した。
【0057】
【実施例3】ポリフェニレンエーテル(PPE−2)と
リン酸エステル難燃剤(CR−747、大八化学社製、
以下「P―2」)と略すことがある。)を用いること
と、表1に示す割合に配合すること以外は、実施例1と
同様に溶融混練し、ペレットを得た。このペレットを用
い、上に示した方法により、シート成形加工した。シー
トの平均厚みは0.33mmであった。これらのシート
を、上に示した方法に従って物性評価を実施した。その
結果を表1に示した。
【0058】
【実施例4】難燃剤として、以下の式(5)の構造をし
たリン酸エステル化合物(n=1〜3の混合物、以下
「P―3」と略すことがある。)を用いること以外は、
実施例1と同様に溶融混練し、ペレットを得た。このペ
レットを用い、上に示した方法により、シート成形加工
した。シートの平均厚みは0.32mmであった。これ
らのシートを、上に示した方法に従って物性評価を実施
した。その結果を表1に示した。
【0059】
【化13】
【0060】
【実施例5】ポリフェニレンエーテル系樹脂として、ポ
リフェニレンエーテル(PPE−1)とハイインパクト
ポリスチレン(H9405、A&M社製、以下「HIP
S」と略すことがある。)を用いることと、表1に示す
割合に配合すること以外は、実施例1と同様に溶融混練
し、ペレットを得た。このペレットを用い、上に示した
方法により、シート成形加工した。シートの平均厚みは
0.32mmであった。これらのシートを、上に示した
方法に従って物性評価を実施した。その結果を表1に示
した。
【0061】
【実施例6】難燃剤としてトリフェニルフォスフェート
(TPP、大八化学社製、以下「P−4」と略すことが
ある。)をP−1の代わりに用いること以外は、実施例
2と同様に溶融混練し、ペレットを得た。このペレット
を用い、上に示した方法により、シート成形加工した。
シートの平均厚みは0.34mmであった。これらのシ
ートを、上に示した方法に従って物性評価を実施した。
その結果を表1に示した。
【0062】
【比較例1】難燃剤を用いなかったこと以外は、実施例
1と同様に溶融混練し、ペレットを得た後、シート成形
加工した。シートの平均厚みは0.38mmであった。
これらのシートを、上に示した方法に従って物性評価を
実施した。その結果を表1に示した。
【0063】
【比較例2】ポリフェニレンエーテル(PPE−1)1
00重量部を原料としたこと以外は、実施例1と同様の
方法で、溶融混練し、ペレットを得た。このペレットを
用い、上に示した方法により、シート成形加工を試みた
が、同条件では押出成形機のトルク負荷が過大であった
ため、シート成形ができなかった。
【0064】
【表1】
【0065】
【発明の効果】本発明により、難燃性、厚み均一性、絶
縁性、引っ張り強度及び伸び特性に優れ、異方性が小さ
く、引き裂き強度に優れるポリフェニレンエーテル系樹
脂組成物製シートを提供することが可能となった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリフェニレンエーテル系樹脂5
    1〜99.9重量部および(B)液晶ポリエステル0.
    1〜49重量部からなる樹脂成分100重量部に対し
    て、(C)難燃剤0.1〜30重量部を配合してなる樹
    脂組成物より得られるポリフェニレンエーテル系樹脂組
    成物製シート。
  2. 【請求項2】 難燃剤がリン系化合物である請求項1記
    載のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物製シート。
  3. 【請求項3】 難燃剤が式(1)の構造である請求項1
    記載のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物製シート。 【化1】 (式中Q1、Q2、Q3、Q4は、炭素数1から6のアルキ
    ル基または水素を表し、nは1以上の整数、m1、m2
    3、m4は0から3の整数を示し、Xは以下の式(2)
    のいずれかから選択される。) 【化2】 (式中S1、S2、S3はメチル基または水素を表す。
    1、n2、n3は0から2の整数を示す。)
  4. 【請求項4】 MDのエルメンドルフ引き裂き強度が
    3.0(N)以上である請求項1〜3のいずれかに記載
    のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物製シート。
  5. 【請求項5】 異方性比ARが、0.75以上である請
    求項1〜4のいずれかに記載のポリフェニレンエーテル
    系樹脂組成物製シート。
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