JP2002240893A - 簡易生ビール抽出器 - Google Patents
簡易生ビール抽出器Info
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- JP2002240893A JP2002240893A JP2001036894A JP2001036894A JP2002240893A JP 2002240893 A JP2002240893 A JP 2002240893A JP 2001036894 A JP2001036894 A JP 2001036894A JP 2001036894 A JP2001036894 A JP 2001036894A JP 2002240893 A JP2002240893 A JP 2002240893A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】主として家庭内で使用される生ビール抽出器の
使い勝手を良好にして折角の生ビール本来の味覚を損な
わないようにする。 【解決手段】生ビール容器の開口部に対し、着脱自在に
装着されるディスペンサーであって、該ディスペンサー
は、容器内に進入させるガス供給管および生ビール抽出
用サイフォン管、および抽出コックを有するとともに、
生ビール抽出用サイフォン管は柔軟性のある材質からな
り、しかもその自由端付近には、生ビール容器を横転さ
せた際に、その自由端開口部が容器の内底部に略接する
べく重錘が取り付けられ、またガス供給管は、生ビール
容器を横転させた際に、その自由端開口部が生ビール液
面の上方に位置するよう常時容器の側壁面に略接するべ
く付勢させてなる。 これにより生ビール缶を横転させ
たままの状態にて最後まで完全に抽出することができ、
また生ビールの抽出に際して異常発泡し、また味覚を損
なうことがない。
使い勝手を良好にして折角の生ビール本来の味覚を損な
わないようにする。 【解決手段】生ビール容器の開口部に対し、着脱自在に
装着されるディスペンサーであって、該ディスペンサー
は、容器内に進入させるガス供給管および生ビール抽出
用サイフォン管、および抽出コックを有するとともに、
生ビール抽出用サイフォン管は柔軟性のある材質からな
り、しかもその自由端付近には、生ビール容器を横転さ
せた際に、その自由端開口部が容器の内底部に略接する
べく重錘が取り付けられ、またガス供給管は、生ビール
容器を横転させた際に、その自由端開口部が生ビール液
面の上方に位置するよう常時容器の側壁面に略接するべ
く付勢させてなる。 これにより生ビール缶を横転させ
たままの状態にて最後まで完全に抽出することができ、
また生ビールの抽出に際して異常発泡し、また味覚を損
なうことがない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として家庭内で
使用される簡易な生ビール抽出器に関し、使い勝手を良
好にして折角の生ビール本来の味覚を損なわないように
することを目的とする。
使用される簡易な生ビール抽出器に関し、使い勝手を良
好にして折角の生ビール本来の味覚を損なわないように
することを目的とする。
【０００２】
【従来の技術】街頭の自動販売機や酒店において購入し
た大き目の缶入り生ビールを、家庭や職場等において本
格的に賞味する場合においては、これまで例えば生ビー
ル缶を開口するとともに、その開口部に抽出コック付き
のディスペンサーを取り付けて、一人分ずつ抽出するよ
うにしたものが知られている。
た大き目の缶入り生ビールを、家庭や職場等において本
格的に賞味する場合においては、これまで例えば生ビー
ル缶を開口するとともに、その開口部に抽出コック付き
のディスペンサーを取り付けて、一人分ずつ抽出するよ
うにしたものが知られている。
【０００３】これは容器内に進入するところの生ビール
圧し出し用炭酸ガス供給管および生ビール抽出用サイフ
ォン管とを有し、生ビール缶の開口部外周面に施されて
いる雄螺子部を利用して螺子結合させるとともに、外部
に設置された圧力ガスを、ガス供給管を介して容器内に
供給し、内部を加圧するとともに、これにより圧し出さ
れる生ビールを抽出用サイフォン管により容器外に取り
出し、ディスペンサーの抽出コックをもって加減しなが
ら一定量宛グラス等に取り分けて使用するものである。
圧し出し用炭酸ガス供給管および生ビール抽出用サイフ
ォン管とを有し、生ビール缶の開口部外周面に施されて
いる雄螺子部を利用して螺子結合させるとともに、外部
に設置された圧力ガスを、ガス供給管を介して容器内に
供給し、内部を加圧するとともに、これにより圧し出さ
れる生ビールを抽出用サイフォン管により容器外に取り
出し、ディスペンサーの抽出コックをもって加減しなが
ら一定量宛グラス等に取り分けて使用するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た在来の一般的なディスペンサーにあっては、生ビール
缶を立てたままの状態にて、その開口部に取り付け使用
する構造となっているために安定性に欠け、特に生ビー
ルの残量が少なくなった場合での使い勝手が良くない。
また生ビール缶を横転させた状態にて使用すると抽出用
サイフォン管が生ビールの液面上に浮き上がり、最後ま
で生ビールを全量抽出することができない。 さらにガ
ス供給管の自由端についても、生ビール缶を横転させた
場合に、液中に没するために生ビール抽出に際して異常
発泡を起こしやすく、その結果味覚を損ないやすいこと
が知られている。
た在来の一般的なディスペンサーにあっては、生ビール
缶を立てたままの状態にて、その開口部に取り付け使用
する構造となっているために安定性に欠け、特に生ビー
ルの残量が少なくなった場合での使い勝手が良くない。
また生ビール缶を横転させた状態にて使用すると抽出用
サイフォン管が生ビールの液面上に浮き上がり、最後ま
で生ビールを全量抽出することができない。 さらにガ
ス供給管の自由端についても、生ビール缶を横転させた
場合に、液中に没するために生ビール抽出に際して異常
発泡を起こしやすく、その結果味覚を損ないやすいこと
が知られている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した在来技術の問題点を解決し、生ビール缶等
の生ビール容器を横転させた状態にて最後まで完全に抽
出することができるのみならず、生ビールの残量が減少
しても安定性が良好で、しかも抽出した生ビールの味覚
の面においても全く問題のない簡易な生ビール抽出器を
開発するに至ったものである。
は、上記した在来技術の問題点を解決し、生ビール缶等
の生ビール容器を横転させた状態にて最後まで完全に抽
出することができるのみならず、生ビールの残量が減少
しても安定性が良好で、しかも抽出した生ビールの味覚
の面においても全く問題のない簡易な生ビール抽出器を
開発するに至ったものである。
【０００６】すなわち具体的には、請求項１の発明は、
生ビール容器の開口部に対し、着脱自在に装着されるデ
ィスペンサーであって、該ディスペンサーは容器内に進
入するガス供給管および生ビール抽出用サイフォン管、
ならびに抽出コックを有するとともに、生ビール抽出用
サイフォン管は柔軟性のある材質からなり、しかもその
自由端付近には、生ビール容器を横転させた際に、自由
端開口部が容器の内底部に略接するべく重錘が取り付け
られていることを特徴とした簡易生ビール抽出器に関す
る。
生ビール容器の開口部に対し、着脱自在に装着されるデ
ィスペンサーであって、該ディスペンサーは容器内に進
入するガス供給管および生ビール抽出用サイフォン管、
ならびに抽出コックを有するとともに、生ビール抽出用
サイフォン管は柔軟性のある材質からなり、しかもその
自由端付近には、生ビール容器を横転させた際に、自由
端開口部が容器の内底部に略接するべく重錘が取り付け
られていることを特徴とした簡易生ビール抽出器に関す
る。
【０００７】また請求項２の発明は、上記したガス供給
管が、生ビール容器を横転させた際に、その自由端開口
部が生ビール液面の上方に位置するよう常時容器の内側
壁面に接するべく付勢させてなる請求項１に記載の簡易
生ビル抽出器に関する。 さらに請求項３の発明は、生
ビール容器の開口部に対し、着脱自在に装着されるディ
スペンサーが、容器開口部に取り付けられる口金アダプ
ターおよびガス取り入れ口を有する上部金具と、蛇口お
よび該蛇口からの生ビール流量を規制する弁体ならびに
該弁体を操作する操作ハンドルとを有するコック本体と
からなり、前記口金アダプターは袋ナットにより上部金
具に対して一体的に締め付け固定自在に構成されている
ものであるところの請求項１又は請求項２に記載の簡易
生ビール抽出器に関する。
管が、生ビール容器を横転させた際に、その自由端開口
部が生ビール液面の上方に位置するよう常時容器の内側
壁面に接するべく付勢させてなる請求項１に記載の簡易
生ビル抽出器に関する。 さらに請求項３の発明は、生
ビール容器の開口部に対し、着脱自在に装着されるディ
スペンサーが、容器開口部に取り付けられる口金アダプ
ターおよびガス取り入れ口を有する上部金具と、蛇口お
よび該蛇口からの生ビール流量を規制する弁体ならびに
該弁体を操作する操作ハンドルとを有するコック本体と
からなり、前記口金アダプターは袋ナットにより上部金
具に対して一体的に締め付け固定自在に構成されている
ものであるところの請求項１又は請求項２に記載の簡易
生ビール抽出器に関する。
【０００８】上記した構成において、生ビール缶等の容
器の上部開口部を開口し、そこに環状の口金アダプター
を嵌め込み、次いで該口金アダプターの中央開口部を通
して生ビール容器内に生ビール抽出器のサイフォン管お
よびガス供給管を先に装入させながら、ディスペンサー
の本体部を、その取り付け基部に取り付けられている袋
ナットを先頭に、これを上記口金アダプターに被せるよ
うにして口金アダプターの外周面に位置合わせし、その
後本体部に遊嵌されている袋ナットのみを周方向に回転
させることにより両者を一体的に締め付け螺子結合させ
ることにより取り付ける。
器の上部開口部を開口し、そこに環状の口金アダプター
を嵌め込み、次いで該口金アダプターの中央開口部を通
して生ビール容器内に生ビール抽出器のサイフォン管お
よびガス供給管を先に装入させながら、ディスペンサー
の本体部を、その取り付け基部に取り付けられている袋
ナットを先頭に、これを上記口金アダプターに被せるよ
うにして口金アダプターの外周面に位置合わせし、その
後本体部に遊嵌されている袋ナットのみを周方向に回転
させることにより両者を一体的に締め付け螺子結合させ
ることにより取り付ける。
【０００９】取り付け完了とともにサイフォン管の先端
（自由端）部が生ビール缶の底部に位置するとともに、
ガス供給管の先端（自由端）開口部が生ビール缶の内側
壁面に略接した状態に維持される。 さらに抽出器取り
付け完了状態において、生ビール缶を横転させた場合、
前記したサイフォン管の自由端は、そこに取り付けられ
ている重錘により司直方向に垂れ下がって液面下の容器
内壁面に略接した状態のまま維持され、残り少ない生ビ
ールの抽出を可能にする。 一方これに伴ってガス供給
管の方は、その先端開口部が天井部位となる液面上の容
器内壁面に添わせたままの状態を維持する。
（自由端）部が生ビール缶の底部に位置するとともに、
ガス供給管の先端（自由端）開口部が生ビール缶の内側
壁面に略接した状態に維持される。 さらに抽出器取り
付け完了状態において、生ビール缶を横転させた場合、
前記したサイフォン管の自由端は、そこに取り付けられ
ている重錘により司直方向に垂れ下がって液面下の容器
内壁面に略接した状態のまま維持され、残り少ない生ビ
ールの抽出を可能にする。 一方これに伴ってガス供給
管の方は、その先端開口部が天井部位となる液面上の容
器内壁面に添わせたままの状態を維持する。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の具体的な
内容を図１〜２にあらわした一実施例をもとに説明する
と、図において１は生ビール缶Ｐの開口部Ｐ１に対し、
着脱自在に装着されるディスペンサーをあらわす。 デ
ィスペンサー１は、生ビール缶の開口部Ｐ１に取り付け
られる口金アダプター３およびガス取り入れ口７を有す
る上部金具２と、抽出口２１を有した抽出部１３からの
抽出量を規制する弁体１６ならびに該弁体１６を操作す
るハンドル２０とを有するコック本体１２とからなり、
さらに前記口金アダプター３は袋ナット６により上部金
具２に対して一体的に締め付け自在に構成されている。
内容を図１〜２にあらわした一実施例をもとに説明する
と、図において１は生ビール缶Ｐの開口部Ｐ１に対し、
着脱自在に装着されるディスペンサーをあらわす。 デ
ィスペンサー１は、生ビール缶の開口部Ｐ１に取り付け
られる口金アダプター３およびガス取り入れ口７を有す
る上部金具２と、抽出口２１を有した抽出部１３からの
抽出量を規制する弁体１６ならびに該弁体１６を操作す
るハンドル２０とを有するコック本体１２とからなり、
さらに前記口金アダプター３は袋ナット６により上部金
具２に対して一体的に締め付け自在に構成されている。
【００１１】すなわち上部金具２は、その基部の片側を
生ビール缶の開口部Ｐ１に向けて突出させると共に、そ
の内方に中空室８が形成され、しかも該中空室８の開口
縁には先端部を直角外方に突出させてフランジ３ｂを有
した保持リング３ａが一体に取り付けられている。 さ
らに該保持リング３ａには内径方向に向けて突出させた
フランジ６ａをもって前記した保持リング３ａのフラン
ジ３ｂに保持させた略円筒状の袋ナット６が取り付けら
れ、しかもその内周面には螺条部（図示省略）が施さ
れ、さらにこの螺条部には、外周面に螺条部（図示省
略）を施したところの、同じく略円筒状をなし、しかも
内周面に螺条３ｃを施した口金アダプター３が、その外
周面に施した螺条部を前記した袋ナット６の内周面に施
した螺条部に噛合させた状態にて着脱自在に保持させて
いる。
生ビール缶の開口部Ｐ１に向けて突出させると共に、そ
の内方に中空室８が形成され、しかも該中空室８の開口
縁には先端部を直角外方に突出させてフランジ３ｂを有
した保持リング３ａが一体に取り付けられている。 さ
らに該保持リング３ａには内径方向に向けて突出させた
フランジ６ａをもって前記した保持リング３ａのフラン
ジ３ｂに保持させた略円筒状の袋ナット６が取り付けら
れ、しかもその内周面には螺条部（図示省略）が施さ
れ、さらにこの螺条部には、外周面に螺条部（図示省
略）を施したところの、同じく略円筒状をなし、しかも
内周面に螺条３ｃを施した口金アダプター３が、その外
周面に施した螺条部を前記した袋ナット６の内周面に施
した螺条部に噛合させた状態にて着脱自在に保持させて
いる。
【００１２】また上部金具２にはガス取り入れ口７と中
空室８との間にガス通路９が、さらに中空室８内に突出
させたところの、内部に通路１０ａを形成した接続部１
０から弁体１６方向に向けて通路１１が、それぞれ形成
されている。 一方コック本体１２は、片側に抽出口１
３を有すると共に、内部には通路１８に沿って弁棒１７
の移動に伴って移動自在としたところの、上記抽出口１
３からの生ビール抽出量を規制する弁体１６が形成さ
れ、さらに上記弁棒１７を移動操作させるためのハンド
ル２０が取り付け金具１９により取り付けられている。
なお１５は上部金具２に対してＯリング１４を介して
コック本体１２を一体的に取り付けるためのカップリン
グをあらわす。
空室８との間にガス通路９が、さらに中空室８内に突出
させたところの、内部に通路１０ａを形成した接続部１
０から弁体１６方向に向けて通路１１が、それぞれ形成
されている。 一方コック本体１２は、片側に抽出口１
３を有すると共に、内部には通路１８に沿って弁棒１７
の移動に伴って移動自在としたところの、上記抽出口１
３からの生ビール抽出量を規制する弁体１６が形成さ
れ、さらに上記弁棒１７を移動操作させるためのハンド
ル２０が取り付け金具１９により取り付けられている。
なお１５は上部金具２に対してＯリング１４を介して
コック本体１２を一体的に取り付けるためのカップリン
グをあらわす。
【００１３】さらに上記ディスペンサー１には、中空室
８内に突出させた接続部１０に抽出用サイフォン管２５
が接続される。 この場合の抽出用サイフォン管２５
は、例えばポリエチレンやポリエステル等の合成樹脂
材、あるいはゴムその他の比較的軟質で、しかも柔軟性
のある管状体が用いられる。
８内に突出させた接続部１０に抽出用サイフォン管２５
が接続される。 この場合の抽出用サイフォン管２５
は、例えばポリエチレンやポリエステル等の合成樹脂
材、あるいはゴムその他の比較的軟質で、しかも柔軟性
のある管状体が用いられる。
【００１４】抽出用サイフォン管２５は、ディスペンサ
ー１が取り付けられる生ビール缶Ｐの内部奥行き長さに
十分対応できる長さを必要とし、しかもその自由端部付
近には、生ビール缶Ｐを横転させた際に、上記抽出用サ
イフォン管２５の自由端部が生ビール缶の内底部に略接
するべく垂下させることが可能な質量を有する重錘２６
が取り付けられる。 なおこの場合に使用される重錘２
６の形状については格別限定されないが、好ましくは円
筒状に形成された鉛体をサイフォン管２５の自由端部の
外周面に引き通すとともに、これをサイフォン管２５の
外周面にカシメ付け、あるいは接着剤により接着固定す
るようにしてもよい。
ー１が取り付けられる生ビール缶Ｐの内部奥行き長さに
十分対応できる長さを必要とし、しかもその自由端部付
近には、生ビール缶Ｐを横転させた際に、上記抽出用サ
イフォン管２５の自由端部が生ビール缶の内底部に略接
するべく垂下させることが可能な質量を有する重錘２６
が取り付けられる。 なおこの場合に使用される重錘２
６の形状については格別限定されないが、好ましくは円
筒状に形成された鉛体をサイフォン管２５の自由端部の
外周面に引き通すとともに、これをサイフォン管２５の
外周面にカシメ付け、あるいは接着剤により接着固定す
るようにしてもよい。
【００１５】さらにガス通路９には、図示しない接続部
を介してガス供給管２７が接続される。 この場合に使
用されるガス供給管２７は、例えばポリエチレンやポリ
エステル等の合成樹脂、あるいはゴム等の材質のもので
あって、一定の方向性を持たせた曲がり癖のあるものが
好ましく、生ビール缶Ｐを店頭させた際に、その自由端
開口部が図１に示したように、生ビール液面の上方に位
置するよう、常時生ビール缶Ｐの内側壁面に略接するべ
く付勢させることができるようにした管状物が用いられ
る。
を介してガス供給管２７が接続される。 この場合に使
用されるガス供給管２７は、例えばポリエチレンやポリ
エステル等の合成樹脂、あるいはゴム等の材質のもので
あって、一定の方向性を持たせた曲がり癖のあるものが
好ましく、生ビール缶Ｐを店頭させた際に、その自由端
開口部が図１に示したように、生ビール液面の上方に位
置するよう、常時生ビール缶Ｐの内側壁面に略接するべ
く付勢させることができるようにした管状物が用いられ
る。
【００１６】上記した構成において、生ビール缶Ｐの上
部開口部Ｐ１を開口し、そこにパッキン５を介して口金
アダプター３を、その内側の螺条３ｃを生ビール缶の開
口部Ｐ１に螺子結合させて取り付ける。 次いで本願発
明におけるディスペンサー１の基部より突出するサイフ
ォン管２５およびガス供給管２７を、上記口金アダプタ
ー３の中央部から生ビール缶の開口部Ｐ１を介して内方
に装入し、さらにディスペンサー１の基部に有する保持
リング３ａおよび該保持リング３ａに保持された袋ナッ
ト６を、Ｏリング４を介して口金アダプター３に位置合
わせした後、袋ナット６の内周面に施された螺条部を口
金アダプター３の外周面に有する螺条部に螺入させて口
金アダプター３を保持リングのフランジ３ｂに対して気
密に締め付け固定する。
部開口部Ｐ１を開口し、そこにパッキン５を介して口金
アダプター３を、その内側の螺条３ｃを生ビール缶の開
口部Ｐ１に螺子結合させて取り付ける。 次いで本願発
明におけるディスペンサー１の基部より突出するサイフ
ォン管２５およびガス供給管２７を、上記口金アダプタ
ー３の中央部から生ビール缶の開口部Ｐ１を介して内方
に装入し、さらにディスペンサー１の基部に有する保持
リング３ａおよび該保持リング３ａに保持された袋ナッ
ト６を、Ｏリング４を介して口金アダプター３に位置合
わせした後、袋ナット６の内周面に施された螺条部を口
金アダプター３の外周面に有する螺条部に螺入させて口
金アダプター３を保持リングのフランジ３ｂに対して気
密に締め付け固定する。
【００１７】ディスペンサー１の取り付け完了と共に、
サイフォン管２５の先端（自由端）部が生ビール缶Ｐの
内底部に位置するとともに、ガス供給管２７の先端（自
由端）開口部が生ビール缶Ｐの内側壁面に略接した状態
に維持される。 さらに生ビール缶Ｐを横転させると、
前記したサイフォン管２５の自由端が、重錘２６により
垂れ下がって生ビール液面Ｂ下である生ビール缶Ｐの内
壁面に接したままの状態に維持され、残り少ない生ビー
ルの全量抽出を可能にする。 一方これに伴って、ガス
供給管２７の方は、その先端開口部が、天井部位となる
生ビール液面Ｂ上である容器内壁面に略沿わせたままの
状態を維持する。
サイフォン管２５の先端（自由端）部が生ビール缶Ｐの
内底部に位置するとともに、ガス供給管２７の先端（自
由端）開口部が生ビール缶Ｐの内側壁面に略接した状態
に維持される。 さらに生ビール缶Ｐを横転させると、
前記したサイフォン管２５の自由端が、重錘２６により
垂れ下がって生ビール液面Ｂ下である生ビール缶Ｐの内
壁面に接したままの状態に維持され、残り少ない生ビー
ルの全量抽出を可能にする。 一方これに伴って、ガス
供給管２７の方は、その先端開口部が、天井部位となる
生ビール液面Ｂ上である容器内壁面に略沿わせたままの
状態を維持する。
【００１８】さらにガス取り入れ口７に対し、接続チュ
ーブ２２および減圧器２４を介して高圧の炭酸ガス等が
充填された外部圧力ガスボンベ２３を接続して圧力ガス
を供給すると、該圧力ガスはガス供給管２７により生ビ
ール缶Ｐ内の液面上に供給され、生ビール缶Ｐ内の全体
にわたり一定の加圧力が加えられる。 この状態におい
てハンドル２０を操作して逐次弁体１６を開放すること
により抽出口１３から生ビールが圧し出される。 また
生ビール缶Ｐ内の生ビールの残量が無くなった場合には
上記した逆の操作により生ビール缶Ｐよりディスペンサ
ー１を取り外し、別の新しい生ビール缶Ｐに装着しなお
して新たに使用に供するものとする。
ーブ２２および減圧器２４を介して高圧の炭酸ガス等が
充填された外部圧力ガスボンベ２３を接続して圧力ガス
を供給すると、該圧力ガスはガス供給管２７により生ビ
ール缶Ｐ内の液面上に供給され、生ビール缶Ｐ内の全体
にわたり一定の加圧力が加えられる。 この状態におい
てハンドル２０を操作して逐次弁体１６を開放すること
により抽出口１３から生ビールが圧し出される。 また
生ビール缶Ｐ内の生ビールの残量が無くなった場合には
上記した逆の操作により生ビール缶Ｐよりディスペンサ
ー１を取り外し、別の新しい生ビール缶Ｐに装着しなお
して新たに使用に供するものとする。
【００１９】
【発明の効果】本発明は上記した通り、生ビール容器の
開口部に対し、着脱自在に装着されるディスペンサーで
あって、該ディスペンサーは、容器内に進入させるガス
供給管および生ビール抽出用サイフォン管、および抽出
コックを有するとともに、生ビール抽出用サイフォン管
は柔軟性のある材質からなり、しかもその自由端付近に
は、生ビール容器を横転させた際に、その自由端開口部
が容器の内底部に略接するべく重錘が取り付けられてい
るために、生ビール缶を横転させたままの状態にて抽出
することができ、しかも生ビールの残量が少なくなって
も最後まで完全に抽出することが可能となるところから
安全でかつ安定的、かつ使い勝手が良好となる。
開口部に対し、着脱自在に装着されるディスペンサーで
あって、該ディスペンサーは、容器内に進入させるガス
供給管および生ビール抽出用サイフォン管、および抽出
コックを有するとともに、生ビール抽出用サイフォン管
は柔軟性のある材質からなり、しかもその自由端付近に
は、生ビール容器を横転させた際に、その自由端開口部
が容器の内底部に略接するべく重錘が取り付けられてい
るために、生ビール缶を横転させたままの状態にて抽出
することができ、しかも生ビールの残量が少なくなって
も最後まで完全に抽出することが可能となるところから
安全でかつ安定的、かつ使い勝手が良好となる。
【００２０】またガス供給管は、生ビール容器を横転さ
せた際に、その自由端開口部が生ビール液面の上方に位
置するよう常時容器の側壁面に略接するべく付勢させて
なるために、生ビール缶を横転させて使用する場合にお
いても、加圧ガスの供給が常に生ビール液面上に位置す
る結果、生ビールの抽出に際して異常発泡し、また味覚
を損なうことがない。
せた際に、その自由端開口部が生ビール液面の上方に位
置するよう常時容器の側壁面に略接するべく付勢させて
なるために、生ビール缶を横転させて使用する場合にお
いても、加圧ガスの供給が常に生ビール液面上に位置す
る結果、生ビールの抽出に際して異常発泡し、また味覚
を損なうことがない。
【００２１】さらに生ビール容器の開口部に対し、着脱
自在に装着されるディスペンサーは、容器開口部に取り
付けられる口金アダプターおよびガス取り入れ口を有す
る上部金具と、蛇口および該蛇口からの生ビール流量を
規制する弁体ならびに該弁体を操作する操作ハンドルと
を有するコック本体とからなり、前記口金アダプターは
袋ナットにより上部金具に対して一体的に締め付け固定
自在に構成されているために、生ビール缶に対するディ
スペンサーの装着性が容易かつ簡単である。
自在に装着されるディスペンサーは、容器開口部に取り
付けられる口金アダプターおよびガス取り入れ口を有す
る上部金具と、蛇口および該蛇口からの生ビール流量を
規制する弁体ならびに該弁体を操作する操作ハンドルと
を有するコック本体とからなり、前記口金アダプターは
袋ナットにより上部金具に対して一体的に締め付け固定
自在に構成されているために、生ビール缶に対するディ
スペンサーの装着性が容易かつ簡単である。
【図１】生ビール缶に本願発明の生ビール抽出器を取り
付けた状態の要部断面図。
付けた状態の要部断面図。
【図２】図１にあらわしたディスペンサーの拡大断面
図。
図。
１ ディスペンサー ２ 上部金具 ３ 口金アダプター ３ａ 保持リング ３ｂ フランジ ３ｃ 螺条 ４ Ｏリング ５ パッキン ６ 袋ナット ６ａ フランジ ７ ガス取り入れ口 ８ 中空室 ９ ガス通路 １０ 接続部 １０ａ 通路 １１ 通路 １２ コック本体 １３ 抽出部 １４ Ｏリング １５ カップリング １６ 弁体 １７ 弁棒 １８ 通路 １９ 取り付け金具 ２０ ハンドル ２１ 抽出口 ２２ 接続チューブ ２３ 外部圧力ガスボンベ ２４ 減圧器 ２５ サイフォン管 ２６ 重錘 ２７ ガス供給管
Claims (3)
- 【請求項１】生ビール容器の開口部に対し、着脱自在に
装着されるディスペンサーであって、該ディスペンサー
は、容器内に進入させるガス供給管および生ビール抽出
用サイフォン管、および抽出コックを有するとともに、
生ビール抽出用サイフォン管は柔軟性のある材質からな
り、しかもその自由端付近には、生ビール容器を横転さ
せた際に、その自由端開口部が容器の内底部に略接する
べく重錘が取り付けられていることを特徴とした簡易生
ビール抽出器。 - 【請求項２】ガス供給管は、生ビール容器を横転させた
際に、その自由端開口部が生ビール液面の上方に位置す
るよう常時容器の側壁面に略接するべく付勢させてなる
ところの請求項１に記載の簡易生ビール抽出器。 - 【請求項３】生ビール容器の開口部に対し、着脱自在に
装着されるディスペンサーは、容器開口部に取り付けら
れる口金アダプターおよびガス取り入れ口を有する上部
金具と、蛇口および該蛇口からの生ビール流量を規制す
る弁体ならびに該弁体を操作する操作ハンドルとを有す
るコック本体とからなり、前記口金アダプターは袋ナッ
トにより上部金具に対して一体的に締め付け固定自在に
構成されているものであるところの請求項１又は請求項
２に記載の簡易生ビール抽出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001036894A JP2002240893A (ja) | 2001-02-14 | 2001-02-14 | 簡易生ビール抽出器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001036894A JP2002240893A (ja) | 2001-02-14 | 2001-02-14 | 簡易生ビール抽出器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002240893A true JP2002240893A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18900104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001036894A Pending JP2002240893A (ja) | 2001-02-14 | 2001-02-14 | 簡易生ビール抽出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002240893A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007263578A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Jfe Engineering Kk | 管内検査装置 |
| JP2012035884A (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-23 | Japan Pail Corp | ６０リットル内袋複合容器及び薬液排出チューブ |
-
2001
- 2001-02-14 JP JP2001036894A patent/JP2002240893A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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