JP2002240664A - 衝撃エネルギー吸収構造 - Google Patents

衝撃エネルギー吸収構造

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JP2002240664A
JP2002240664A JP2001036913A JP2001036913A JP2002240664A JP 2002240664 A JP2002240664 A JP 2002240664A JP 2001036913 A JP2001036913 A JP 2001036913A JP 2001036913 A JP2001036913 A JP 2001036913A JP 2002240664 A JP2002240664 A JP 2002240664A
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impact
impact energy
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Tei Sugimoto
禎 杉本
Masayoshi Takahashi
正芳 高橋
Satoru Murakami
哲 村上
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Aisin Keikinzoku Co Ltd
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/04Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二方向からの衝撃エネルギーをそれぞれ好適
に吸収することで各乗員の傷害値を抑制できる衝撃エネ
ルギー吸収構造を提供する。 【解決手段】 インナパネル13とガーニッシュ14と
の間に形成されるエネルギー吸収空間としての内部空間
20に中空断面形状を有するエネルギー吸収体15が収
容されている。エネルギー吸収体15の壁面に、断面略
V字状に外側に突出する突出壁面15a,15bを形成
し、矢印D方向からの衝撃に対して頂点15fにおいて
突出壁面15a,15bを閉じるように変形させて衝撃
エネルギーを吸収する。また、矢印P方向からの衝撃に
対して頂点15fにおいて突出壁面15a,15bを開
くように変形させて衝撃エネルギーを吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次衝突における
乗員保護のための衝撃エネルギー吸収構造に係り、特に
パネルと内装材との間にエネルギー吸収体を収容した衝
撃エネルギー吸収構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両が障害物に衝突した場合の乗
員保護対策として、その衝撃エネルギーを直接吸収する
一次衝突対策と、同衝突の反動によって乗員が車室内の
壁面に当たる際の傷害値を抑制するようにエネルギー吸
収する二次衝突対策とがある。
【0003】こうした二次衝突対策に係る衝撃エネルギ
ー吸収構造においては、乗員に加わる荷重を一定値以下
に押さえつつ、わずかな変位で高エネルギーを吸収でき
ることが好ましい。そして、例えば特開2000−85
503号公報に記載された衝撃エネルギー吸収構造が本
出願人によって提案されている。この衝撃エネルギー吸
収構造は、車両のピラーを構成するインナパネルと対応
する内装材(ガーニッシュ)とで形成されるエネルギー
吸収空間に所定の中空断面形状を有するエネルギー吸収
体を設けた構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした衝
撃エネルギー吸収構造においては、所定の一方向からの
衝撃エネルギーに対して十分な吸収が可能な構造となっ
ている。従って、例えば車両の運転席側に配設されたピ
ラーに対して運転席の乗員が衝突した場合には、好適な
エネルギー吸収がなされる。これに対して、車両の運転
席側に配設されたピラーに対して助手席の乗員が衝突し
た場合には、その方向の違いから十分なエネルギー吸収
がなされないことがある。これらの関係が互いに逆であ
っても同様である。
【0005】図4は、こうした衝撃エネルギー吸収構造
に係る変位と荷重とのシミュレーションによる関係を示
すグラフである。同図に2点鎖線にて示されるように、
例えば車両の運転席側に配設されたピラーに対して助手
席の乗員が衝突した場合には、荷重の抑制、すなわち乗
員の傷害値の抑制が十分でないことがわかる。
【0006】本発明の目的は、二方向からの衝撃エネル
ギーをそれぞれ好適に吸収することで各乗員の傷害値を
抑制できる衝撃エネルギー吸収構造を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、乗員の二次衝突の衝撃
エネルギーを吸収する衝撃エネルギー吸収構造であっ
て、車両のピラーに略沿ってインナパネルと内装材との
間に形成されるエネルギー吸収空間に中空断面形状を有
するエネルギー吸収体を収容した衝撃エネルギー吸収構
造において、前記エネルギー吸収体の壁面に、断面略V
字状に外側に突出する突設部を形成し、第1方向からの
衝撃に対して該突設部を閉じるように変形させて衝撃エ
ネルギーを吸収し、第2方向からの衝撃に対して該突設
部を開くように変形させて衝撃エネルギーを吸収したこ
とを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、乗員の二次衝突
の衝撃エネルギーを吸収する衝撃エネルギー吸収構造で
あって、車両のピラーに略沿ってインナパネルと内装材
との間に形成されるエネルギー吸収空間に中空断面形状
を有するエネルギー吸収体を収容した衝撃エネルギー吸
収構造において、前記エネルギー吸収体の壁面に、断面
略V字状に内側に突出する突設部を形成し、第1方向か
らの衝撃に対して該突設部を閉じるように変形させて衝
撃エネルギーを吸収し、第2方向からの衝撃に対して該
突設部を開くように変形させて衝撃エネルギーを吸収し
たことを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の衝撃エネルギー吸収構造において、前記突設部を前記
インナパネルのフランジ近傍に形成された余剰空間に形
成したことを要旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の衝撃エネルギー吸収構造において、前
記突設部の肉厚を前記エネルギー吸収体の壁面の肉厚よ
りも薄く設定したことを要旨とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の衝撃エネルギー吸収構造において、前記突設部の肉厚
を前記エネルギー吸収体の壁面の肉厚に対して0.3〜
0.8の範囲の比率に設定したことを要旨とする。
【0012】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
エネルギー吸収体の壁面に、断面略V字状に外側に突出
する突設部を形成し、第1方向からの衝撃に対して同突
設部を閉じるように変形させて衝撃エネルギーを吸収す
るようにした。また、第2方向からの衝撃に対して同突
設部を開くように変形させて衝撃エネルギーを吸収し
た。従って、第1及び第2方向の二方向からの衝撃エネ
ルギーをそれぞれ好適に吸収することで各乗員の傷害値
は抑制される。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、エネルギ
ー吸収体の壁面に、断面略V字状に内側に突出する突設
部を形成し、第1方向からの衝撃に対して同突設部を閉
じるように変形させて衝撃エネルギーを吸収するように
した。また、第2方向からの衝撃に対して同突設部を開
くように変形させて衝撃エネルギーを吸収した。従っ
て、第1及び第2方向の二方向からの衝撃エネルギーを
それぞれ好適に吸収することで各乗員の傷害値は抑制さ
れる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、上記突設
部はインナパネルのフランジ近傍に形成された余剰空間
に形成される。従って、突設部の形成によってエネルギ
ー吸収体の収容が制約されることはない。
【0015】請求項4又は5に記載の発明によれば、上
記突設部の肉厚をエネルギー吸収体の壁面の肉厚よりも
薄く設定した。従って、衝撃エネルギーによる変形が促
進され、好適なエネルギー吸収が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図4に従って説明する。図1及び図2に示されるよう
に、車両のフロントピラー1は、アウタパネル11、イ
ンナパネル12,13、内装材としてのガーニッシュ1
4及びエネルギー吸収体15を備えている。
【0017】上記アウタパネル11は、外側に突出する
態様で屈曲されており、上記インナパネル12は、上記
アウタパネル11の内部空間に突出する態様で曲成され
ている。そして、上記インナパネル13は、傾斜部13
aを介してインナパネル12の反対側(内側)に突出す
るように曲成されており、その中心部は平坦部13bと
なっている。
【0018】上記ガーニッシュ14は、例えば樹脂材に
て形成されており、上記パネル11〜13の両端部にお
いてその開口側を覆う態様で装着されている。そして、
インナパネル13及びガーニッシュ14の各内壁面との
間でエネルギー吸収空間としての内部空間20を形成し
ている。特に、この内部空間20には、上記傾斜部13
aの位置に合わせてフランジ13cとの間に余剰空間2
0aが形成されている。
【0019】上記エネルギー吸収体15は、例えばアル
ミ押出し材にて中空断面形状に形成されており、上記内
部空間20に収容されている。従って、この内部空間2
0は、エネルギー吸収体15によるエネルギー吸収時の
変形空間となっている。このエネルギー吸収体15は、
例えば平坦部13bにおいてインナパネル13に締結さ
れている。あるいは、例えば接着剤にてガーニッシュ1
4に接着してもよい。
【0020】上記エネルギー吸収体15には、上記余剰
空間20aにおいてフランジ13c側である外側に断面
略V字状に突出する突設部として形成された突出壁面1
5a,15bが設けられている。これら突出壁面15
a,15bは、二次衝突対策に係る荷重入力側(図2に
おいて下側)に近い位置に配置されており、後述の態様
で衝撃エネルギーを効率よく吸収するようになってい
る。
【0021】図3は、このエネルギー吸収体15による
衝撃エネルギーの吸収態様を示す断面図である。なお、
説明の便宜上、上記突出壁面15aに連続してインナパ
ネル13に略沿う壁面を15c、突出壁面15bに連続
してガーニッシュ14に略沿う壁面を15d、これら両
壁面15c,15d間を接続する壁面を15eとする。
また、壁面15a,15b間、壁面15b,15d間、
壁面15d,15e間、壁面15c,15e間の各頂点
をそれぞれ15f,15g,15h,15iとする。
【0022】ここで、図3(a)に示されるように、運
転席の乗員が運転席側の方向である矢印D方向からこの
フロントピラー1に対して衝突したとする。このとき、
乗員の頭部Hにより、ガーニッシュ14に略沿うエネル
ギー吸収体15の壁面15dが適度な荷重にて変形す
る。続いて、エネルギー吸収体15が頂点15hにおい
て閉じられ、頂点15iにおいて開かれるように変形を
始めるとともに、突出壁面15a,15bが頂点15f
において閉じられるように(突設部が閉じられるよう
に)変形し、頂点15gにおいて開かれるように変形す
る。図4の実線にて変位と荷重とのシミュレーションに
よる関係が示されるように、このような変形態様を実現
したことで、運転席側の方向である矢印D方向からの荷
重に対して理想的なエネルギー吸収が可能となる。
【0023】一方、図3(b)に示されるように、助手
席の乗員が運転席に対する助手席側の方向である矢印P
方向からこのフロントピラー1に対して衝突したとす
る。このとき、乗員の頭部Hにより、ガーニッシュ14
に略沿うエネルギー吸収体15の壁面15dが適度な荷
重にて変形する。続いて、エネルギー吸収体15が頂点
15hにおいて閉じられ、頂点15iにおいて開かれる
ように変形を始めるとともに、突出壁面15a,15b
が頂点15fにおいて開かれるように(突設部が開かれ
るように)変形し、頂点15gにおいて閉じられるよう
に変形する。図4の破線にて変位と荷重とのシミュレー
ションによる関係が示されるように、このような変形態
様を実現したことで、助手席側の方向である矢印P方向
からの荷重に対しても理想的なエネルギー吸収が可能と
なる。
【0024】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施形態では、エネルギー吸収体15に、断面
略V字状に外側に突出する突設部としての突出壁面15
a,15bを形成した。そして、運転席側の方向である
矢印D方向からの衝撃に対して同突設部を閉じるように
変形させて衝撃エネルギーを吸収するようにした。ま
た、助手席側の方向である矢印P方向からの衝撃に対し
て同突設部を開くように変形させて衝撃エネルギーを吸
収した。従って、運転席側及び助手席側の二方向からの
衝撃エネルギーをそれぞれ好適に吸収することで各乗員
の傷害値を抑制することができる。
【0025】(2)本実施形態では、突設部としての突
出壁面15a,15bをインナパネル13のフランジ1
3c近傍に形成された余剰空間20aに形成した。従っ
て、突出壁面15a,15bの形成によってエネルギー
吸収体15の収容が制約されることはない。
【0026】なお、本発明の実施の形態は上記実施形態
に限定されるものではなく、次のように変更してもよ
い。 ・前記実施形態においては、エネルギー吸収体15に対
して外側に略V字状に突出する突出壁面15a,15b
を形成した。これに代えて、図5に示されるように、エ
ネルギー吸収体15に対して内側に略V字状に突出する
突設部として形成された突出壁面15j,15kを形成
してもよい。これら突出壁面15j,15k間の頂点を
15lとして図6に基づきその動作を説明する。
【0027】図6(a)に示されるように、運転席の乗
員が運転席側の方向である矢印D方向からこのフロント
ピラー1に対して衝突したとする。このとき、乗員の頭
部Hにより、ガーニッシュ14に略沿うエネルギー吸収
体15の壁面15dが適度な荷重にて変形する。続い
て、エネルギー吸収体15が頂点15hにおいて閉じら
れ、頂点15iにおいて開かれるように変形を始めると
ともに、突出壁面15j,15kが頂点15lにおいて
閉じられるように(突設部が閉じられるように)変形
し、頂点15gにおいても閉じられるように変形する。
このような変形態様を実現したことで、前記実施形態に
準じて運転席側の方向である矢印D方向からの荷重に対
して理想的なエネルギー吸収が可能となる。
【0028】一方、図6(b)に示されるように、助手
席の乗員が運転席に対する助手席側の方向である矢印P
方向運からこのフロントピラー1に対して衝突したとす
る。このとき、乗員の頭部Hにより、ガーニッシュ14
に略沿うエネルギー吸収体15の壁面15dが適度な荷
重にて変形する。続いて、エネルギー吸収体15が頂点
15hにおいて閉じられ、頂点15iにおいて開かれる
ように変形を始めるとともに、突出壁面15j,15k
が頂点15lにおいて開かれるように(突設部が開かれ
るように)変形し、頂点15gにおいて閉じられるよう
に変形する。このような変形態様を実現したことで、前
記実施形態に準じて助手席側の方向である矢印P方向か
らの荷重に対しても理想的なエネルギー吸収が可能とな
る。
【0029】・前記実施形態においては、特に各壁面1
5a〜15e間の肉厚の関係について言及しなかった
が、図7に示されるように、変位に対する荷重は所定の
許容領域(図7において一点鎖線にて示される範囲内)
に収めることが好ましい。同図に示されるように、突出
壁面15a,15bの肉厚を壁面15c〜15eの肉厚
よりも薄く設定することにより、変形を促進してより理
想的なエネルギー吸収が可能となる。具体的には、突出
壁面15a,15bの壁面15c〜15eに対する肉厚
比を0.3〜0.8に設定することで理想的な特性が得
られることが確認される。また、この特性は、図5にお
ける突出壁面15j,15kの壁面15c〜15eに対
する肉厚比を0.3〜0.8に設定することでも同様に
得られる。
【0030】・前記実施形態においては、運転席側のフ
ロントピラー1についての乗員保護を説明したが、助手
席側のフロントピラーに同様のエネルギー吸収体15を
設けても、同様の効果が得られる。
【0031】・前記実施形態においては、突出壁面15
a,15bを二次衝突対策に係る荷重入力側に近い位置
に配置したが、同様の効果が得られるのであればその他
の位置に配置してもよい。
【0032】・前記実施形態においては、突出壁面15
a,15bにより形成される突設部が1つだけの構成と
したが、複数であってもよい。これは、突出壁面15
j,15kにより形成される突設部についても同様であ
る。
【0033】・前記実施形態においては、フロントピラ
ー1に本発明を適用したが、例えばセンターピラーやリ
ヤピラー、あるいはルーフサイドレールに適用してもよ
い。次に、以上の実施形態から把握することができる請
求項以外の技術的思想を、その効果とともに以下に記載
する。
【0034】(イ)請求項1〜5のいずれかに記載の衝
撃エネルギー吸収構造において、前記エネルギー吸収体
は、前記インナパネル及び内装材のいずれか一方に取着
されたことを特徴とする衝撃エネルギー吸収構造。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1又は2に
記載の発明によれば、二方向からの衝撃エネルギーをそ
れぞれ好適に吸収することで各乗員の傷害値を抑制でき
る。
【0036】請求項3に記載の発明によれば、突設部の
形成によってエネルギー吸収体の収容が制約されること
はない。請求項4又は5に記載の発明によれば、衝撃エ
ネルギーによる変形を促進し、好適なエネルギー吸収が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用されるフロントピラ
ーを示す斜視図。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図。
【図3】同実施形態の動作態様を示す断面図。
【図4】変位と荷重との関係を示すグラフ。
【図5】本発明の他の実施形態を示す断面図。
【図6】同実施形態の動作態様を示す断面図。
【図7】変位と荷重との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 ピラーとしてのフロントピラー 13 インナパネル 13c フランジ 14 内装材としてのガーニッシュ 15 エネルギー吸収体 15a,15b 突設部を形成する突出壁面 15c〜15e 壁面 15j,15k 突設部を形成する突出壁面 20 エネルギー吸収空間としての内部空間 20a 余剰空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 哲 富山県新湊市奈呉の江12番地の3 アイシ ン軽金属 株式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA05 AA18 BB02 CA33 DA21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員の二次衝突の衝撃エネルギーを吸
    収する衝撃エネルギー吸収構造であって、インナパネル
    と内装材との間に形成されるエネルギー吸収空間に中空
    断面形状を有するエネルギー吸収体を収容した衝撃エネ
    ルギー吸収構造において、 前記エネルギー吸収体の壁面に、断面略V字状に外側に
    突出する突設部を形成し、第1方向からの衝撃に対して
    該突設部を閉じるように変形させて衝撃エネルギーを吸
    収し、第2方向からの衝撃に対して該突設部を開くよう
    に変形させて衝撃エネルギーを吸収したことを特徴とす
    る衝撃エネルギー吸収構造。
  2. 【請求項2】 乗員の二次衝突の衝撃エネルギーを吸
    収する衝撃エネルギー吸収構造であって、インナパネル
    と内装材との間に形成されるエネルギー吸収空間に中空
    断面形状を有するエネルギー吸収体を収容した衝撃エネ
    ルギー吸収構造において、 前記エネルギー吸収体の壁面に、断面略V字状に内側に
    突出する突設部を形成し、第1方向からの衝撃に対して
    該突設部を閉じるように変形させて衝撃エネルギーを吸
    収し、第2方向からの衝撃に対して該突設部を開くよう
    に変形させて衝撃エネルギーを吸収したことを特徴とす
    る衝撃エネルギー吸収構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の衝撃エネルギー吸収
    構造において、 前記突設部を前記インナパネルのフランジ近傍に形成さ
    れた余剰空間に形成したことを特徴とする衝撃エネルギ
    ー吸収構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の衝撃
    エネルギー吸収構造において、 前記突設部の肉厚を前記エネルギー吸収体の壁面の肉厚
    よりも薄く設定したことを特徴とする衝撃エネルギー吸
    収構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の衝撃エネルギー吸収
    構造において、 前記突設部の肉厚を前記エネルギー吸収体の壁面の肉厚
    に対して0.3〜0.8の範囲の比率に設定したことを
    特徴とする衝撃エネルギー吸収構造。
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