JP2002240407A - 組み合わせ印 - Google Patents
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Abstract
せ印において、前後に隣接する文字列の間隔を小さくし
て、印字された文字列の見かけを単体型の住所印と同程
度にまで向上する。同時に、製造コストの削減化を図
る。 【解決手段】 印字ユニット13が、自己保形性を有す
るインク含浸体15と、その下面に接着したゴム印字体
14とで構成して、ゴム印字体14が自重で垂れ下がる
のを防ぐ。以て、従来不可欠であったゴム印字体14の
下面周縁を受け止めるための構造を省略し、印字ユニッ
ト13が装着されるポケット19の前後面を、膜状壁2
2として成形限界まで薄く形成できる。ポケット19の
左右および上面は厚肉の主枠壁21でコ字状に囲む。膜
状壁22を薄く形成した分だけゴム印字体14の印字可
能な前後幅が拡大し、印字された文字列の前後間隔を小
さくし、文字列の見かけを単体型の住所印と同程度にま
で向上できる。
Description
判を連結して使用する組み合わせ印、なかでも各要素印
判が連続捺印可能な浸透印になっている組み合わせ印に
関する。個々の要素印判には、例えば住所、氏名、法人
名、電話番号等の文字列が形成されるものである。
71250号公報、同58−168448号公報、同5
9−82753号公報などに公知である。組み合わせ印
を構成する個々の要素印判は、角板状の印判本体と、そ
の下端面に固定されるゴム印字体とからなり、印判本体
の接合面の一方に嵌合突起を設け、他方の接合面に嵌合
凹部が設けてある。
うな組み合わせ印と、住所、氏名、法人名、電話番号等
の文字列を1個のゴム印字体に形成した単体型の住所印
とがある。組み合わせ印は、スタンプ台に含浸したイン
クを印面に付着させて紙面に転写するので、捺印作業が
煩わしい。こうした煩わしさを避けるために、単体型の
住所印の殆どは、連続捺印が可能な浸透印として構成さ
れている。組み合わせ印も、個々の要素印判を浸透印化
することにより捺印作業を簡便化できるが、これには次
のような問題がある。
人名、電話番号等の文字列を印字するためのゴム印字体
が、前後幅が小さく左右長のみが極端に大きな帯形状に
なる形態状の特異性がある。このような左右横長のゴム
印字体を浸透印化するには、個々の要素印判ごとに、ゴ
ム印字体を垂れ下がらない状態で平坦姿勢に固定保持し
なければならない。例えば、既存の浸透印で採用されて
いるように、角枠状のホルダーの開口下面に受枠部を張
り出し形成し、ゴム印字体をホルダーの開口上面側から
組み付けることにより、ゴム印字体の下面周縁を受枠部
で支持すると、左右横長のゴム印字体は垂れ下がること
なく保持できる。ところが、ホルダーに受枠部を設ける
と、前後の受枠部の張り出し寸法分だけ、ゴム印字体の
印字可能な前後幅が小さくなるのを避けられない。その
ために、印字された文字列を見てみると、各文字列の前
後間隔が異常に大きくなり、単体型の住所印で印字した
場合に比べて、間が抜けて見える。
を小さくするために、本出願人は、板金化したホルダー
でゴム印字体を保持する形態を検討した。そこでは、図
10に示すように文字列の隣接間隔に影響しない、ホル
ダー45の下面前後にのみ受枠部46を設け、前後の受
枠部46で支持した一対の支持板47でゴム印字体48
を左右に挟み保持した。支持板47の対向面には複数個
の突起49を設け、この突起49を食い込ませてゴム印
字体48の垂れ下がりを防止した。ホルダー45および
支持板47は、それぞれ薄いステンレス板材で形成した
ので、先のように、ホルダーの下面前後に受枠部を設け
る場合に比べて、各要素印判で印字された文字列の隣接
間隔を小さくできた。問題は、一対の支持板47と、ゴ
ム印字体48の上面を受け止め保持する上枠50の分だ
け部品点数が増え、さらに支持板47とゴム印字体48
とホルダー45との組み立てに多くの手間を要し、組み
合わせ印の全体コストが高く付くことにある。
印として構成してあって、捺印作業を連続して迅速に行
えるにもかかわらず、左右横長のゴム印字体を垂れ下が
ることなく保持しながら、前後に隣接する文字列の間隔
を小さくして、印字された文字列の見かけを単体型の住
所印と同程度にまで向上できる組み合わせ印を提供する
ことにある。この発明の目的は、印判本体に装着される
印字ユニットの構造を簡素化し、構成部品点数が少なく
て済む分だけ、加工および組み立てに要するコストを減
少できる組み合わせ印を提供することにある。
は、複数個の要素印判1〜3のそれぞれに、印字構造
と、隣接する要素印判1〜3どうしを接合する連結構造
とが設けてある。印字構造は、下向きに開口するポケッ
ト19を備えたプラスチック製のホルダー12と、ポケ
ット19に装着固定される印字ユニット13とを含んで
いて、連続捺印が可能な浸透印として構成する。ポケッ
ト19の左右および上側は、厚肉の主枠壁21でコ字状
に囲み、ポケット19の前後は膜状壁22で塞ぐ。印字
ユニット13を構成するゴム印字体14は、自己保形性
を有するインク含浸体15の下面に固定して、インク含
浸体15で垂れ下がり不能に保形保持する。そして、印
字ユニット13は、ポケット19に下面側から装着固定
する。
の複数箇所に、印字ユニット13を固定保持する突起2
3を突設し、印字ユニット13の少なくともインク含浸
体15が、突起23で脱落不能に固定保持されたものと
する。
体6の下部に着脱可能に装着したホルダー12と、ポケ
ット19に装着固定した印字ユニット13とを含み、ポ
ケット19の前後を覆う膜状壁22の厚み寸法が、0.1
5〜0.5mmに設定されたものとすることができる。
成形品で形成し、インク含浸体15は、硬質の発泡プラ
スチック材で形成することができる。
現象に伴うインクの這い上がりを遮断する防滲溝30を
形成することができる。
る形態で実施することが好ましい。組み合わせ印は、接
合端に位置する要素印判1・3に装着されて、各要素印
判1〜3を昇降動可能に浮揚支持する支持体4を備えて
いる。支持体4は、連結体8・9を介して要素印判1・
3に連結される脚本体36と、ばね39で進出付勢され
て、脚本体36を昇揚支持する脚片37とを含む。さら
に好ましくは、各要素印判1〜3の間に、隣接する印字
ユニット13の印面高さを調整する印面位置調整機構を
設ける。印面位置調整機構は、一方の接合面5に設けた
軸33で回転可能に軸支した偏心カム31と、他方の接
合面5に設けられて、偏心カム31の調整カム面34に
外接する受面32とで構成する。
ケット19を備えたホルダー12と、ポケット19に装
着される印字ユニット13とを含んで浸透印化してある
ので、必要時には組み合わせ印を単に捺印操作するだけ
で連続して印字でき、スタンプ作業が迅速にしかも簡単
に行える。自己保形性を有するインク含浸体15の下面
にゴム印字体14を固定して、インク含浸体15でゴム
印字体14の垂れ下がりを防ぐようにしてあるので、ホ
ルダー12側にゴム印字体14の下面周縁を受け止める
ための構造を設ける必要がない。従って、ポケット19
の左右および上面は、文字列の隣接間隔に影響しない圧
肉の主枠壁21でコ字状に囲んでホルダー12の構造強
度を確保したうえで、文字列の隣接間隔に影響するポケ
ット19の前後は薄い膜状壁22で形成でき、しかも、
膜状壁22は成形限界まで薄くできる。従ってこの発明
の組み合わせ印によれば、膜状壁22を薄く形成できる
分だけゴム印字体14の印字可能な前後幅が拡大し、印
字された文字列の前後間隔を小さくなり、文字列の見か
けを単体型の住所印と同程度にまで向上できる。
と、そのポケット19に装着される印字ユニット13と
で構成されているので、板金化したホルダーおよび支持
板等でゴム印字体を支持し、上枠でゴム印字体を押え保
持する形式に比べて、印字ユニット13の部品点数が減
り、印字ユニット13をポケット19に差し込み装着す
るだけの最小限の手間で印字構造の組み立てを完了で
き、全体として組み合わせ印の製造コストを減少でき
る。
印字ユニット13を固定保持する突起23を突設してお
き、印字ユニット13の少なくともインク含浸体15を
突起23で脱落不能に固定保持してあると、ゴム印字体
14をポケット19に嵌め込んだ時の弾性に加えて、突
起23がインク含浸体15に食い込むことによるインク
含浸体15の弾性と摩擦抵抗とで、印字ユニット13を
ホルダー12に対して、さらに確実に固定保持できるう
え、印字ユニット13をポケット19に対して圧嵌操作
するだけで、簡単に組み付けることができる。インク含
浸体15に食い込んだ突起23で印字ユニット13の左
右遊動を阻止して、捺印時に印字ユニット13が左右に
遊動するのを防止できるので、印字された文字列が滲ん
だり、重複して印字されることもよく防止できる。
体6の下部に着脱可能に装着したホルダー12と、ポケ
ット19に装着固定した印字ユニット13とを含む形態
にすると、住居表示や電話番号の変更に伴って要素印判
1〜3を更新する場合に、印字ユニット13のみ、若し
くは印字ユニット13とホルダー12とを部分更新する
だけで、印判本体6はそのまま再使用できるので、印字
内容の変更などをより低コストで行える。また、浸透印
化されていない従来構造の組み合わせ印を希望する使用
者に対して、印判本体6を利用した組み合わせ印を提供
することにより、この種のユーザーが浸透印化された組
み合わせ印へ転換する際のコスト負担を軽減することに
も役立つ。
ゴム印字体14の前後方向のずれ動きを規制できるだけ
の厚みがあれば足り、印字された文字列の前後間隔を小
さくするうえではできる限り小さいほうが好ましい。し
かし、通常の射出成形法でホルダー12を成形する場合
には、膜状壁22の厚み寸法が0.15mmを下回ると、溶
融樹脂の射出圧を上げても膜状壁22の成形が困難とな
り、安定して膜状壁を成形できない。逆に、膜状壁22
の厚み寸法が0.5mmを越えると、ゴム印字体の印字可能
な前後幅を十分に大きくすることができず、印字された
文字列の前後間隔を小さくする効果が得られにくくな
る。従って、膜状壁22の厚み寸法は、0.15〜0.5mm
に設定することが好ましい。因みに、キャビティ内に溶
融樹脂を充満させた状態でゲートを締め切り、この後、
スライドコアをキャビティ内へ進出させると、極薄の膜
状壁22を確実に成形できる。
樹脂、PC樹脂、PBT樹脂、あるいはこれらのポリマ
ーアロイ、例えば、ABS樹脂とポリアミド樹脂のポリ
マーアロイ、PC樹脂とPBT樹脂のポリマーアロイな
どの、硬質プラスチック製の射出成形品で形成すること
が好ましく、インク含浸体15は、例えばポリビニルホ
ルマールなどの硬質の発泡プラスチック材で形成するこ
とが好ましい。
を前後に密着接合して使用する。そのため、捺印時など
にゴム印字体14から食み出たインクが隣接するホルダ
ー12の接合面に付着すると、毛細管現象によって印判
本体6側へ移動し、印判本体6を汚してしまう。このよ
うなインクの拡散を防ぐために、ホルダー12の前後面
の上部に防滲溝30を設け、この溝30でインクの這い
上がりを遮断できるようにしている。
る組み合わせ印の実施例を示す。図2および図3におい
て、組み合わせ印は、複数個の要素印判1〜3と、これ
らの要素印判1〜3を浮揚支持する支持体4とで構成す
る。各要素印判1〜3は、平行な一対の接合面5・5を
有する印判本体6と、その下端に装着される印字構造
と、前後の接合面5・5のそれぞれに設けられて、隣接
する要素印判1〜3どうしを接合する連結構造とからな
る。各要素印判1〜3における印判本体6および印字構
造の前後幅寸法(接合面5間の寸法)は、印字構造に形
成される文字列の違いに応じて異なるが、他の構造は同
じとする。
板状のプラスチック成形品からなり、前後の接合面5・
5にそれぞれ雌雄一対の連結体8・9からなる連結構造
を設ける。詳しくは、一方の接合面5の左右両側に縦長
リブ状の一対の突起を設けて片方の連結体8とし、他方
の接合面5の左右両側に縦長の一対の凹部を設けて他方
の連結体9とする。突起からなる連結体8を接合相手の
連結体9に嵌め込むことにより、隣接する要素印判1〜
3どうしは次々に連結できる。印判本体6の接合面5の
周縁には、接合した要素印判1〜3を分離操作する切欠
10が設けてある。
面位置を面一に揃えるために、隣接する要素印判1〜3
の間には印面位置調整機構を設け、さらに凹凸嵌合する
一対の連結体8・9を上下方向へ相対変位可能に構成す
る。具体的には、図4に示すように凹部からなる連結体
9の上下長は、突起からなる連結体8の上下長より数mm
だけ大きく寸法設定して、互いに嵌係合する連結体8・
9を上下いずれの方向へも相対変位できるようにしてい
る。
本体6に対して着脱自在に装着されるホルダー12と、
ホルダー12に装填される印字ユニット13とで、連続
捺印が可能な浸透印として構成してある。印字ユニット
13は、発泡ゴム製のゴム印字体14と、ポリビニルホ
ルマールなどの硬質の発泡プラスチック材で形成したイ
ンク含浸体15とからなる。ゴム印字体14は、短冊状
のベース部の下面に印面を突設し、この印面に住所や氏
名などを鏡文字として形成する。左右横長に形成された
ゴム印字体14は、全体が軟らかいため長手方向の中途
部が自重で垂れ下がりやすい。このような垂れ下がりを
阻止して、ゴム印字体14を常に平坦姿勢に保持するた
めに、インク含浸体15は硬質の発泡プラスチックで形
成し、その下面にゴム印字体14を接着固定する。つま
り、インク含浸体15は本来のインク吸着機能に加え
て、補強骨材としての機能を発揮するようにしてある。
なお、両者15・14間のインクの移動を妨げることの
ないように、その接着個所は連続させずに断続的に形成
しておく。
アミド樹脂のポリマーアロイや、PC樹脂とPBT樹脂
のポリマーアロイなどの硬質樹脂製のプラスチック成形
品からなり、基部16と、基部16の上面に突設される
連結部17と、連結部17を利用して形成されるインク
補給口18とを備えている。基部16の内部には、先の
印字ユニット13を収容するポケット19が下向きに開
口する状態で形成してある。ポケット19の左右および
上側は、図5に示すようにそれぞれ圧肉の主枠壁21で
コ字状に囲んで、ホルダー12の構造強度を確保する
が、隣接する要素印判1〜3の文字列の隣接間隔に影響
するポケット19の前後は図1に示すように膜状壁22
で塞ぎ、この膜状壁22は成形限度にまで薄く形成す
る。この実施例では、主枠壁21の左右壁部の厚み寸法
を3.5mmとするとき、膜状壁22の厚み寸法を0.3mmと
した。
着するのを避けるために、主枠壁21の左右壁の下端面
よりも僅かに上方に位置させておく。ポケット19の前
後壁の内面上部には、印字ユニット13を保持固定する
縦長リブ状の突起23の一群が、一定間隔おきに突設し
てある。図7に示すように、印字ユニット13をポケッ
ト19に装着した状態においては、インク含浸体15の
上面が、ポケット19の上壁で受け止められて位置決め
され、さらに突起23がインク含浸体15の前後面に食
い込んで、印字ユニット13を脱落不能に保持固定して
いる(図8参照)。
て、印判本体6の下面に設けた装着穴7に下方から圧嵌
係合される。連結部17は、左右一対の嵌合枠部26
と、各嵌合枠部26の側端に突設された係合部27とか
らなり、図7に示すように係合部27の前後面に突設し
た横向きのリブ28を、先の装着穴7のリブ7aに圧嵌
係合することにより、ホルダー12の全体を印判本体6
の連結固定できる。図1に示すように嵌合枠部26は中
空枠状に形成してあって、その内面空間がポケット19
に連通するインク補給口18になっている。インク補給
口18を設けることによって、主枠壁21の上壁部分の
強度が低下するのを防ぐために、インク補給口18の内
面左右には、補強リブ29を設けてある。左右の嵌合枠
部26の間に設けられる突起は、ゲート突起である。
14からはみ出たインクが、毛細管現象によって隣接す
るホルダー12の接合面に沿って這い上がるおそれがあ
る。このようなインクの拡散と這い上がりを防ぐため
に、ホルダー12の基部16の前後面の上部に防滲溝3
0を設け、この溝30で這い上がってきたインクを遮断
できるようにしている。
一方の接合面5に配置されて、接合面5に突設した軸3
3で回転可能に軸支してある偏心カム31と、他方の接
合面5に凹み形成した凹部の上下一対の受面32とで構
成する。偏心カム31はプラスチック成形品からなる六
角形状のプレートからなり、各辺部のそれぞれが調整カ
ム面34になっている。つまり、対向する3組の調整カ
ム面34の、軸31の中心からの距離を各組ごとに異な
らせておいて、どの調整カム面34が一対の受面32と
係合するかによって、隣接する要素印判1〜3の印面位
置を上下に調整できるようになっている。
ば、各要素印判1〜3を連結した状態で捺印したとき
に、ある特定の要素印判による印影のみがかすれていた
場合には、その印判の受面32と嵌合する偏心カム31
を操作して、かすれを生じていた特定の要素印判を下方
修正する。捺印の結果、ある特定の要素印判のみがにじ
みを生じていた場合にも、同様にして上方へ位置修正す
る。従って、新規の組み合わせ印の印面調整を行う場合
はもちろんのこと、要素印判の部分更新を行う場合にお
いても、印面調整作業を販売店やユーザー自身で簡単に
行え、単体型の住所印と同程度の良好な印字品質を発揮
できる組み合わせ印が得られた。
スチック成形品からなる四角形状の本体部36と、その
下面左右に設けた丸軸状の脚片37と、本体部36の要
素印判6との接合面に設けた連結体8a・9aとからな
る。図9において脚片37は、本体部36のばね穴38
に収容したばね39で下向きに進出付勢されて、ガイド
穴38の下端に固定した止め具40で上下スライド自在
に案内支持され、さらにばね39の不勢力に抗して抜け
止め保持してある。前後に対向する本体部36は、それ
ぞれの接合面の構造が異なっている。その一方は、図2
に示すように接合相手の印判本体6の連結体8に対応し
て、連結体9a縦長の溝で形成する。他方の本体部36
は、接合相手の印判本体6の連結体9が凹部であるの
で、その連結体8aを縦長のリブ状に形成する。但し、
両連結体8a・9aの上下長さは、係合相手の連結体8
・9の上下長さに一致させておいて、各支持体4と印判
本体6とが上下方向へ相対摺動する余地をなくしてお
く。本体部36の上部左右には、分離操作用の切欠10
aを設ける。
によれば、支持体4のばね39に抗して組み合わせ印の
全体を押し下げ操作するだけで印字できる。しかも、連
続して捺印できるので、従来の組み合わせ印に比べて印
字作業を手早く、かつ簡便に行える。また、支持体4で
組み合わせ印の印面を紙面から浮き離しておくことがで
きるので、不使用時の組み合わせ印を置いておくための
ホルダーやスタンドを用意する必要がなく、組み合わせ
印を任意の場所に収納保管できる。支持体4の本体部3
6は、連結体8・9を利用して印判本体6に連結するの
で、要素印判1〜3の接続個数や組み合わせ形態が種々
に異なる場合にも、全ての組み合わせ印で支持体4を共
用できる。必要があれば、個々の要素印判1〜3のイン
クの色を異ならせておいて、多色捺印が可能な住所印と
することができる。
面にゴム印字体14を接着したが、その必要はない。例
えば、多数個のゴム印字体14をシート状に成形してお
き、その接合面側にインク含浸体15を発泡成形して、
発泡層の一部をゴム印字体14の接合面に食い込ませて
一体化することができる。印字ユニット13は、インク
含浸体15の上面の複数箇所をポケット19の上壁に接
着して、脱落不能に固定することができる。必要があれ
ば、インク含浸体14に係合片をインサート固定してお
き、この係合片をインク補給口18の内面段部に係合し
て、印字ユニット13をホルダー12と一体化できる。
この場合の係合片は、インク含浸体14の骨材として機
能させることができる。
1〜3を連結するものであれば、その個数は何個であっ
てもよい。浸透印化された要素印判1〜3は、例えばそ
の印面をキャップで下面側から覆うことより、印面を保
護し、あるいは塵埃等が印面に付着するのを防ぐことが
できる。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数個の要素印判1〜3のそれぞれに、
印字構造と、隣接する要素印判1〜3どうしを接合する
連結構造とが設けられており、 印字構造は、下向きに開口するポケット19を備えたプ
ラスチック製のホルダー12と、ポケット19に装着固
定される印字ユニット13とを含んでいて、連続捺印が
可能な浸透印として構成されており、 ポケット19の左右および上側は、厚肉の主枠壁21で
コ字状に囲まれて、ポケット19の前後が膜状壁22で
塞がれており、 印字ユニット13を構成するゴム印字体14が、自己保
形性を有するインク含浸体15の下面に固定されて、イ
ンク含浸体15で垂れ下がり不能に保形保持されてお
り、 印字ユニット13が、ポケット19に下面側から装着固
定されていることを特徴とする組み合わせ印。 - 【請求項2】 ポケット19の前後の内壁面の複数箇所
に、印字ユニット13を固定保持する突起23が突設さ
れており、 印字ユニット13の少なくともインク含浸体15が、突
起23で脱落不能に固定保持されている請求項1記載の
組み合わせ印。 - 【請求項3】 要素印判1〜3が、印判本体6と、印判
本体6の下部に着脱可能に装着したホルダー12と、ポ
ケット19に装着固定した印字ユニット13とを含み、 ポケット19の前後の膜状壁22の厚み寸法が、0.15
〜0.5mmに設定されている請求項1または2記載の組み
合わせ印。 - 【請求項4】 ホルダー12が、硬質プラスチック製の
射出成形品で形成されており、 インク含浸体15が、硬質の発泡プラスチック材で形成
されている請求項1、2または3記載の組み合わせ印。 - 【請求項5】 ホルダー12の前後面の上部に、毛細管
現象に伴うインクの這い上がりを遮断する防滲溝30が
形成してある請求項1、2、3または4記載の組み合わ
せ印。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020114629A (ja) * | 2019-01-17 | 2020-07-30 | シヤチハタ株式会社 | 連結印 |
JP2020116801A (ja) * | 2019-01-22 | 2020-08-06 | シヤチハタ株式会社 | 連結印 |
-
2001
- 2001-02-19 JP JP2001041476A patent/JP3686000B2/ja not_active Expired - Fee Related
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