JP2002238762A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP2002238762A
JP2002238762A JP2001035709A JP2001035709A JP2002238762A JP 2002238762 A JP2002238762 A JP 2002238762A JP 2001035709 A JP2001035709 A JP 2001035709A JP 2001035709 A JP2001035709 A JP 2001035709A JP 2002238762 A JP2002238762 A JP 2002238762A
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liquid
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container
temperature
discharge
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JP2001035709A
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English (en)
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Fumitaka Ogasawara
史太佳 小笠原
Kazuyuki Shimada
一幸 島田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水量検知手段を設けなくても、容器内の液体
の量を安定して精度良く検知し、表示させる。 【解決手段】 液体を収容する容器1と、容器1内の液
体を加熱する加熱手段2と、液体の温度を検知する温度
検知手段3と、液体を容器1から吐出する吐出手段5
と、吐出手段5の制御を行う吐出制御手段4と、吐出手
段5にて吐出される量を検知する吐出量検知手段6と、
演算を行う演算処理手段8と、液体の残水量を表示する
表示手段9とを設け、液体を加熱しているときの温度上
昇勾配から液体の量を算出し、演算処理手段8にて、液
体の量と吐出量検知手段6で検知した吐出量から容器1
内の液体の残水量を求め、表示手段9にて残水量を表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気湯沸かし器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の電気湯沸かし器について図
面を参照しながら説明する。図9は従来の電気湯沸かし
器の構成を示すブロック図である。図9において、21
は液体(水)を収容する容器であり、22は液体を加熱
する加熱手段、23は容器21内の液体の温度を検知す
る温度検知手段、27は温度検知手段23で検知した温
度に従って加熱手段22を制御する加熱制御手段、25
は容器21内の液体を吐出する吐出手段、26は吐出手
段25で吐出した液体の量を検知する吐出量検知手段、
30は容器21内の液体の量を検知する水量検知手段で
容器21の底部に突出部を設け、そこに圧力センサを備
え、検知する圧力により水量を検知している。29は水
量検知手段30で検知した液体の量を表示する表示手段
で液晶表示素子やLED等で構成される。
【0003】ここで、容器1内に液体が投入され、水量
検知手段30である圧力センサに水圧がかかると、圧力
センサ内部にある抵抗値が変化し、この抵抗値の変化を
分圧抵抗との分圧値によって検出し、さらに水量に置き
換えることにより、水量を検知することができる。こう
して検知した水量を表示手段29である液晶表示器によ
って数字で表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、容器の傾きや、本体側の蓋の開閉、容器
内の液体の不均一な温度分布、容器の振動等による容器
21内の液面の揺らぎが、直接圧力の変化となって表示
手段に現れるために液体量の検知に誤差が生じ、水量検
知の安定性が悪く、さらに圧力センサを備えることによ
りコストが高くなっていた。
【0005】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、水量検知手段を設けずに、容器内の液体の量をより
安定して検知し表示することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の電気湯沸かし器は、液体を収容する
容器と、前記容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記
容器内の液体の温度を検知する温度検知手段と、液体を
前記容器から吐出する吐出手段と、前記吐出手段にて吐
出された液体の量を検知する吐出量検知手段と、前記液
体を加熱しているときの温度上昇勾配から算出した液体
の量から、液体の残水量を求める演算処理手段と、前記
演算処理手段で求めた液体の残水量を表示する表示手段
を備えたものである。
【0007】これにより、水量検知手段を設けなくて
も、液体の温度上昇勾配から算出した液体の量と吐出量
検知手段で検知した吐出量から、液面の揺らぎや容器の
傾きによっても誤差を生じない、より安定した残水量を
求めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、加熱手
段にて容器内の液体を加熱しているときの温度上昇勾配
から算出した容器内の液体の量と、吐出量検知手段にて
検知した吐出量から、液体の残水量を求め、表示手段に
て残水量を表示することにより、水量検知手段を設けな
くても、水量検知手段を設けるよりさらに安定した残水
量を表示することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、特に請求項1に
記載の吐出量検知手段を、吐出手段が動作している時間
を計測して吐出量を求める構成とすることにより、流量
センサ等を用いる必要がなく、安定して液体量を表示す
るだけでなく、さらに簡単な構成で残水量を求め表示す
ることによりコストも低減することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、特に請求項1に
記載の吐出量検知手段を、液体が吐出手段を通過する時
間を検知することにより吐出量を求める構成とすること
により、吐出手段の動作開始から実際の吐出開始までの
時間差による誤差を無くし、実際に吐出される時間を計
測することができ、吐出量の検知精度を向上させ、さら
には残水量の検知精度をさらに向上することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は請求項1、2、3
の何れかの構成において、容器内に液体が追加されて
も、温度検知手段による検知温度の低下により液体が追
加されたことを検知し、容器内の液体への加熱を開始し
容器内の液体の量を再度算出することにより、容器内に
液体が追加されても容器内の液体の残水量を表示するこ
とができ、使い勝手を向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜5を参
照しながら説明する。
【0013】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける電気湯沸かし器の構成を示すブロック図である。
【0014】図1において、1は液体を収容する円筒形
の容器(本実施例では定格最大水量を3000ミリリッ
トルとする)である。2は容器1に当接した、液体の加
熱もしくは保温を行うための加熱手段であり、通常は加
熱用と保温用の2つ以上のヒータで構成される。3は容
器1に当接された温度検知手段で、サーミスタと分圧用
の抵抗、さらに充放電用の抵抗と電解コンデンサで構成
され、サーミスタと分圧用の抵抗の分圧比で温度を検知
することができるだけでなく、サーミスタの検知温度の
揺らぎやノイズ等を充放電用の抵抗とコンデンサで吸収
することにより、サーミスタの温度変化をより安定して
精度良く検知することができる。温度検知手段3で検知
した温度は、後述する加熱制御手段7に伝えられ、その
温度が例えば約90℃より低い場合には、加熱制御手段
7にて加熱用の加熱ヒータを制御し液体の加熱を行い、
温度検知手段3にて検知する温度の上昇度がほぼ横這い
になると、容器1内の液体が沸騰したと見なし、加熱ヒ
ータによる加熱を終了し、加熱制御手段7にて保温用の
保温ヒータをオンオフ制御する。液体の温度が例えば約
98℃で安定するように保温制御を行う。
【0015】4はスイッチ4a、4b、4c等々で構成
される吐出制御手段、5は吐出手段であり、この吐出制
御手段4をオンさせることによって吐出手段5を駆動
し、容器1内の液体を外部へ吐出する。吐出手段5は、
容器1から外部まで液体を送り出す導水路5aと、この
導水路中にあるポンプ5bと、このポンプを駆動させる
モーター5cにて構成されている。6は吐出手段5にて
吐出される液体の量を検知する吐出量検知手段であり、
流量センサや圧力センサ等で構成される。7は加熱制御
手段であり、加熱手段2への通電を制御することによ
り、加熱手段2のオンオフ制御を行うものであり、一般
的には、リレーやトライアック等で構成される。8は演
算処理手段であり、液体を加熱したときに温度検知手段
3で検知した温度の上昇勾配から水量を算出し、その算
出した水量と、吐出検知手段7にて検知した吐出量の差
分を計算することにより、容器1内の液体の残水量を求
めることが出来る。9は演算処理手段8で算出した残水
量を表示する表示手段であり、LCDや複数個のLED
等で構成される。
【0016】図2は本実施例の電気湯沸かし器の回路図
である。
【0017】図2において、11は交流電源である。加
熱手段2は容器1内の液体を加熱する第一の発熱体2a
と、第1の発熱体よりも発熱量が少なく容器1内の液体
を加熱保温する第2の発熱体2bと、これに交流電源1
1と直列に接続されたリレー接点2c、2dと、このリ
レー接点2c、2dの制御を行うリレーコイル2e、2
fで構成され、このリレーコイルに電流を流すことによ
り、前記リレー接点を閉じるようになっている。温度検
知手段3は、温度を抵抗値に変換するサーミスタ3aと
分圧用抵抗3bとで分圧値を作る。ここで、サーミスタ
3aの検知の揺らぎやノイズを吸収するために、充放電
用の抵抗3c、3dと電解コンデンサ3eを備え、これ
らのポートの出力を、後述するマイクロコンピュータ1
5にて温度を検出するタイミングに応じて変化させ、検
知温度の変化を安定して精度良く検出することができ
る。こうしてノイズやサーミスタ3aの検知の揺らぎを
極力除去した分圧値をAD変換器3cにて2進符号に変
換する。AD変換機3cは約10〜130℃の範囲を単
位温度幅(本実施例では約0.5℃)の温度刻みにし、
温度を2進符号にて出力する。
【0018】吐出手段5は回路図ではモーター5cで構
成され、吐出制御手段4はモータ5cに直列に接続され
た吐出スイッチ4aと、後述するマイクロコンピュータ
15(以後、マイコンと略す)によってオンオフ制御さ
れるトランジスタ4bと、マイコン15の出力を決定す
るロック解除スイッチ4cによって構成される。ロック
解除スイッチ4cがオンされると、マイコン15は先ず
その時の吐出スイッチ4aの状態をこの吐出スイッチ4
aとモーター5cの間の電位によって判断する。この電
位が”H”となっていたら吐出スイッチ4aがオンされ
ている状態なので、トランジスタ4bをオンさせると即
吐出が行われるため危険であり、このロック解除スイッ
チの入力を無効にする。電位が”H”の場合は、吐出ス
イッチ4aがオフ状態でありトランジスタ4bをオンさ
せても即吐出にはならないので、マイコン15の出力
を”L”から”H”に変え、トランジスタ4bをオン状
態にする(この状態を本実施例では以下、ロック解除状
態という)。ロック解除状態で吐出スイッチ4aがオン
されると、オンされている間モーター5cに電流が流
れ、容器1内の液体が吐出される。また、吐出終了後も
ロック解除状態が継続されるのを防ぐために、ロック解
除状態で電位が”L”状態をある所定時間(本実施例で
は10秒とする)継続した場合には、マイコン15の出
力を”L”にしトランジスタ4bをオフさせロック解除
状態を解く。
【0019】吐出量検知手段6は、羽先に磁石を有する
4枚の羽で構成された羽根車と、羽根車が回転すること
による磁力の変化を検知しオンオフ動作を行うホールI
C6aで構成され、羽根車の羽先がホールIC6a近傍
を通過すると、ホールICで検知する磁力が一定時間強
くなり、その一定時間はホールIC6aはオンとなり、
それ以外の間はオフとなる。羽根車が1回転するうち
に、ある所定量(本実施例では5ミリリットルとする)
の液体が吐出される。羽根車は4枚羽であるので、ホー
ルIC6aが4回オンオフを行なうと、5ミリリットル
吐出されたと算出する。このようにホールIC6aのオ
ンオフ回数を積算することにより、吐出量を求めること
ができる。8は演算処理手段で液体を加熱したときに温
度検知手段3で検知した温度の上昇勾配から水量を算出
し、その算出した水量と、吐出量検知手段6にて検知し
た吐出量の差分を計算することにより、容器1内の液体
の残水量を求めることが出来る。9は表示手段で、液晶
表示器9aで構成され、残水量を100ミリリットル単
位で0から3000ミリリットルまでの表示を行う。1
5のマイコンは、プログラムを実行することで既に述べ
た吐出手段5の制御の一部を行い、またホールIC6a
のオンオフをカウントし吐出量を算出すると共に、加熱
制御手段7、演算処理手段8の動作と、演算処理手段8
で求めた水量を表示手段9にて表示を行う制御を実現し
ている。
【0020】図3は本実施例におけるマイコン15に記
憶されたプログラムの温度制御および残水量の算出の部
分のフローチャートを示したもので、これにより動作を
説明する。
【0021】電気湯沸かし器に電源が投入されると、温
度検知手段3で検知した温度をt1として記憶する(ス
テップs1)。次にステップs1で記憶したt1が第一
の所定温度(本実施例では90℃とする)以上であるか
未満であるかを判断する(ステップs2)。一般的には
容器1内には水を入れて沸かし始めるところからスター
トするが、90℃以上で通電されたときにはステップs
9の保温中の制御に移行する。ステップs2で90℃未
満の場合は、加熱手段3により、湯沸かしを開始する
(ステップs3)。
【0022】次に検知温度が第二の所定温度(本実施例
では80℃とする)以上であるか未満であるかを判断す
る(ステップs4)。80℃未満である場合はステップ
s5の水量検知に移行する。ステップs4で80℃以上
である場合には、ステップs6に移行し、温度検知手段
3で検知する温度が、ステップs1で記憶したt1か
ら、ある所定の温度(本実施例では5℃とする)以上上
昇したか判断する。5℃以上上昇した場合にはステップ
s5の水量検知に移行し、そうでない場合には、ステッ
プs6を繰り返す。これは加熱開始からしばらくの間は
温度の上昇が緩やかで直線的に上昇しないので、加熱開
始からある温度以上上昇し、温度変化が直線的に上昇す
るまで水量検知を行わないようにし、水量検知の誤差を
抑えるために行うものである。
【0023】次にステップs5では、温度検知手段3で
検知する温度をt2として記憶し、検知温度がt2から
ある所定の温度(本実施例では5℃とする)上昇するま
での時間T1を計測する。そして計測した時間T1から
容器1内の水量を算出する(本実施例では、T1を10
0倍した値を容器1内の水量とする)。また算出した水
量をQ1として記憶し次のステップに移行する。ステッ
プs5で水量を記憶すると沸騰検知へ移行し、温度検知
手段3の検知温度が沸騰検知測定を開始させる沸騰開始
温度(本実施例では90℃とする)以上になった以降
に、単位温度幅である約0.5℃上昇する時間の計時を
繰り返し、この計時時間が第一の所定時間(本実施例で
は約20秒とする)以上を計時するまで、このステップ
を繰り返す(ステップs7)。ステップs7で沸騰を検
知すると加熱手段3をオフし、その後ステップs2に移
行し、保温中の制御を行う。ステップs2では温度検知
手段3で検知した温度が第四の所定温度(本実施例では
96℃とする)未満の時には第二の発熱体2bをオンさ
せ、96℃以上の時には、第二の発熱体2bをオフさせ
ることにより、容器1内の液体の温度をほぼ一定に保つ
ように保温制御を行う。
【0024】次にステップs8ではロック解除スイッチ
がオンされたかどうかを判定し、オンされた場合にはス
テップs9に移行し、オンされていない場合にはステッ
プs2およびステップs8を繰り返す。ステップs9で
は、吐出量検知手段4のパルスをカウントし、カウント
したパルスの積算値をnとして吐出量Q2を算出する
(本実施例では積算値nを5倍した値を吐出量Q2とす
る)。
【0025】次にステップ10では、ロック解除状態か
どうかを判断し、ロック解除状態が継続されている時
は、ステップ9からステップ10を繰り返し行い、ロッ
ク解除状態で無くなったら、ステップ11に移行する。
ステップ11では、水量Q1から吐出量Q2を引いた値
を新たにQ1として、水量の更新を行う。次にステップ
12では吐出時の積算値をクリアし、ステップs2に移
行する。これにより、再度、吐出を開始した場合にも以
前に吐出したときの積算値を加算してしまうことを防
ぐ。
【0026】以上のように、加熱時の液体の温度上昇勾
配から算出した水量から、吐出量検知手段3で検知した
吐出量を引くことにより、水量検知手段を設けることな
く、常に安定して容器1内の液体の水量を検知すること
ができる。
【0027】なお、本実施例では、表示手段9による表
示内容を、容器1内の水量のみとしたが、それ以外に、
容器1内の液体の温度を表示することも可能であり、さ
らには、ロック解除状態においては、吐出量を表示し、
ロック解除状態でなくなると元の水量表示に戻すような
構成とすることにより、使用者に残水量だけでなく、吐
出量も知らせることができ、使い勝手を向上することが
できる。
【0028】また、本実施例では、吐出量検知手段6と
してホールIC6aを用いた構成としたが、ホールIC
6aの代わりに、発光素子と受光素子を用いて、羽根が
回転するときに光が遮られる数をカウントする構成とし
ても同様の効果が得られる。
【0029】(実施例2)本発明の実施例2について図
4および図5を参照しながら説明する。なお、実施例1
で説明したものと同一構成部材には同一符号を用い、そ
の説明を省略する。
【0030】図4は本実施例の構成を示すブロック図で
あり、実施例1と異なる点は、吐出量検知手段3の代わ
りに、吐出手段が動作している時間を計測する動作時間
計時手段13から吐出量を検知する構成とした点であ
る。
【0031】図5は、本実施例の回路図であり、実施例
1と異なる点は、吐出量検知を行う流量センサが無い点
である。図5にて、ロック解除状態に、吐出スイッチ4
aとモーター5cの間の電位が”H”となっていたら吐
出スイッチ4aがオンされ、モーター5cが駆動し吐出
が行われている状態となる。この電位が”H”である時
間をマイクロコンピュータ15にて検知し、吐出量を算
出し(本実施例では吐出時間を40倍した値とする)、
加熱時の温度上昇勾配から算出した水量と吐出量から容
器1内の液体の量を算出することができる。
【0032】以上のように本実施例によれば、加熱時の
液体の温度上昇勾配から算出した水量から、吐出量検知
手段3で検知した吐出量を引くことにより、水量検知手
段を設けることなく、常に安定して容器1内の液体の水
量を検知することができるだけでなく、吐出量検知手段
を新たな構成部品を設けることなく実現できるので、簡
単な構成かつ安価に容器1内の液体の量を表示すること
が可能となる。
【0033】なお、本実施例では、吐出手段5が動作し
ている時間を計測することにより吐出量を算出する構成
としたが、例えば、吐出手段5がモーター5cで構成さ
れる場合は、その回転数の積算から吐出量を算出する構
成としても同様の効果が得られ、さらには、モーター5
cの動作時間にモーター5cの回転数の補正を行う構成
とすることにより、吐出量の検知、ひいては容器1内の
液体の量の検知精度を向上させることも可能である。
【0034】また、本実施例では、吐出手段5が動作し
ている時間を計測することにより吐出量を算出する構成
としたが、実際には、吐出手段5が動作を開始してか
ら、液体が導水路を通過し導水路先端部の吐出口から吐
出されるまでには時間差があり、吐出手段5が動作して
いる時間をこの時間差で補正することにより、吐出量の
検知、ひいては容器1内の液体の量の検知精度を向上さ
せることも可能である。
【0035】(実施例3)本発明の実施例3について図
6および図7を参照しながら説明する。なお、実施例1
で説明したものと同一構成部材には同一符号を用い、そ
の説明を省略する。
【0036】図6は本実施例の構成を示すブロック図で
あり、実施例1と異なる点は、吐出量検知手段3の流量
センサの代わりに、導水路5aの先端部である吐出口に
発光素子6bと受光素子6cを、吐出口を挟んで対向す
るように設置した点である。図7は、本実施例の回路図
であり、実施例1と異なる点は、吐出量検知を行うホー
ルIC6aの代わりに発光素子6bと受光素子6cが設
けられている点である。
【0037】図5にて、吐出時に導水路5aを通過して
液体が導水路5aの先端部の吐出口から吐出されるが、
吐出口を通過するとき、発光素子6bの光が遮られ、受
光素子6cは光を検知せずオフとなる。吐出時に受光素
子6cがオフとなる時間を計測し、計測した時間から吐
出量を算出し、加熱時の温度上昇勾配から算出した水量
と吐出量から、容器1内の液体の残水量を求めることが
できる。
【0038】以上のように本実施例によれば、発光素子
6bと受光素子6cを吐出口に設けることにより、液体
が、実際に吐出口から吐出される時間を検知することに
より、吐出量の検知精度を向上させ、さらに精度良く容
器1内の液体の量を検知し表示することが可能となる。
【0039】(実施例4)本発明の実施例4について図
1および図8を参照しながら説明する。なお、実施例1
で説明したものと同一構成部材には同一符号を用い、そ
の説明を省略する。
【0040】図8は実施例1におけるマイクロコンピュ
ータ15に記憶されたプログラムの温度制御および残水
量の算出の部分のフローチャートを示したもので、これ
により動作を説明する。
【0041】実施例1と異なるところは、ステップs2
のあとに、ある所定時間(本実施例では10秒とする)
の間にある所定値以上の温度低下(本実施例では5℃と
する)を検知するステップs13を新たに設けた点であ
る。
【0042】ステップs5もしくはs11において、加
熱時の温度上昇勾配から算出した水量と吐出量から容器
1内の液体の量を算出しているが、ステップs2で容器
1内に液体を追加されると、検知している水量と容器1
内の液体の量に誤差が生じる。通常、容器1内に液体が
追加される場合、追加される液体の温度は保温されてい
る液体の温度に比べてかなり低い約10〜40℃程度で
あり、容器1内の液体の温度は、少なくとも5℃以上は
低下する。よって、水が追加されることをs13によっ
て検知し、10秒間に5℃以上の温度低下を検知する
と、次のステップs14で現在の水量をクリアし、続い
てステップs1に戻り加熱を開始し、再度、温度上昇勾
配から容器1内の液体の量を算出する。
【0043】以上のように本実施例によれば、容器1内
に新たに液体が追加されても、水量を再度検知し表示す
ることが可能で、使い勝手を向上することができる。
【0044】なお、本実施例では、液体の保温制御中
に、容器1内に液体が追加されるのをある所定の時間に
ある所定値以上の温度低下があった場合に検知する構成
としたが、所定の時間や温度低下の所定値は、容器1の
容量や、液体の保温温度等によって変化させる構成とし
ても同様の効果が得られる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、水量検
知手段を設けなくても、より安定して精度良く容器内の
液体の量を算出し表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、4における電気湯沸かし器
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例1における電気湯沸かし器の回
路図
【図3】同、電気湯沸かし器の動作を示すフローチャー
【図4】本発明の実施例2における電気湯沸かし器の構
成を示すブロック図
【図5】同、電気湯沸かし器の回路図
【図6】本発明の実施例3における電気湯沸かし器の構
成を示すブロック図
【図7】同、電気湯沸かし器の回路図
【図8】本発明の実施例4における電気湯沸かし器の動
作を示すフローチャート
【図9】従来の電気湯沸かし器の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1、21 容器 2、22 加熱手段 3、23 温度検知手段 5、25 吐出手段 6 吐出量検知手段 8 演算処理手段 9 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B055 AA34 BA09 BA42 CC03 CC04 CC17 CD04 CD15 CD23 CD44 CD61 DA02 DB02 GA14 GB06 GB12 GB20 GC36 GD01 GD02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する容器と、前記容器内の液
    体を加熱する加熱手段と、前記容器内の液体の温度を検
    知する温度検知手段と、液体を前記容器から吐出する吐
    出手段と、前記吐出手段にて吐出された液体の量を検知
    する吐出量検知手段と、前記液体の加熱中の温度上昇勾
    配から液体量を検出して、液体の残水量を求める演算処
    理手段と、前記演算処理手段で求めた液体の残水量を表
    示する表示手段を備えてなる電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 吐出量検知手段は、吐出手段の動作時間
    を計測することにより吐出量を求める構成とした請求項
    1記載の電気湯沸かし器。
  3. 【請求項3】 吐出量検知手段は、液体が前記吐出手段
    を通過する時間を検知することにより吐出量を求める構
    成とした請求項1記載の電気湯沸かし器。
  4. 【請求項4】 温度検知手段にて検知する温度が、ある
    一定値以上低下した場合は、再度加熱手段にて加熱を開
    始し、液体の量の検知をやり直す構成とした請求項1、
    2、3の何れか1項記載の電気湯沸かし器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010515014A (ja) * 2006-12-21 2010-05-06 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 分配測定デバイス及び分配を測定する方法

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