JP2002238249A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2002238249A
JP2002238249A JP2001035870A JP2001035870A JP2002238249A JP 2002238249 A JP2002238249 A JP 2002238249A JP 2001035870 A JP2001035870 A JP 2001035870A JP 2001035870 A JP2001035870 A JP 2001035870A JP 2002238249 A JP2002238249 A JP 2002238249A
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circuit
switching
power supply
voltage
switching power
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Hideji Kazuma
秀二 数馬
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 降圧型、昇圧型、もしくは反転型チョッパ回
路等を組み合わせて多種の出力電圧を得る電源回路は、
制御用にICを用いているので価格が高く、また発振周
波数がそれぞれ異なるために、オーディオやビデオ信号
にビートノイズを発生することがあった。 【解決手段】 主スイッチング電源回路から得られる矩
形波のスイッチング電圧波形もしくは交流電圧波形を分
圧波形改善して反転型チョッパ回路、昇圧型チョッパ回
路及び降圧型チョッパ回路のスイッチング動作に用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ、V
TR及びディスク装置等の電子機器に使用されるスイッ
チング電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラやVTR等の電子機器に使
用されるスイッチング電源装置の従来の例としては、図
7に示すパルス幅制御方式とよばれる、降圧型チョッパ
回路1、反転型チョッパ回路90及び昇圧型チョッパ回
路91を組み合わせた方式のものがある。その装置はこ
れらの各回路の組み合わせにより、必要とする各種の電
源電圧を得ている。
【0003】以下、図7及び図2から図4の波形図を参
照しながら、それぞれのチョッパ回路の動作を詳述す
る。図7の降圧型チョッパ回路1においては、たとえば
入力端2に10V〜15V程度のDC電圧が印加される
と、コンデンサ3、制御回路4にも前記のDC電圧が印
加される。制御回路4は、内部に図示を省略した発振回
路、誤差増幅アンプ、ドライブパルス幅制御回路等を含
んでおり、これらの回路の動作による出力がドライブ手
段であるトランジスタ8を駆動し、抵抗5、抵抗6及び
トランジスタ7で構成されたスイッチング部を制御す
る。トランジスタ7の出力端aの電圧は、図2の(a)
の波形となる。トランジスタ7のコレクタ電流bは図2
の(b)の波形になり、整流用ダイオード9の電流cは
図2の(c)の波形となる。スイッチング手段であるト
ランジスタ7のON/OFFによって得られる断続する
電流はインダクタ10によって平均化されるとともに、
整流用ダイオード9とコンデンサ11とで整流かつ平滑
され、入力端2よりも低い正のDC電圧が出力端14に
出力される。
【0004】図7の中の反転型チョッパ回路90におい
ては、たとえば入力端2に10V〜15V程度のDC電
圧が印加されると、コンデンサ15、制御回路92にも
前記のDC電圧が印加される。制御回路92は、内部に
発振回路、誤差増幅アンプ、ドライブパルス幅制御回路
等を含んでおり、これらの回路の動作による出力が、ド
ライブ手段であるトランジスタ24を駆動し、抵抗1
6、抵抗17及びトランジスタ18で構成されたスイッ
チング部を制御する。
【0005】スイッチング手段であるトランジスタ18
の出力端iの電圧は、図3の(i)の波形となる。コレ
クタ電流jは図3の(j)の波形になり、整流用ダイオ
ード26の電流kは図3の(k)の波形となる。図3の
(j)の電流が流れている時(ON時)、インダクタ2
5はエネルギーを蓄え、電流が流れていない時(OFF
時)には、インダクタ25の逆起電力により入力端2の
電圧の極性が反転した電圧が得られる。この電圧は整流
用ダイオード26とコンデンサ27で整流されて平滑さ
れ、負のDC電圧が出力端30に出力される。
【0006】図7の昇圧型チョッパ回路91において
は、たとえば入力端2に10V〜15V程度のDC電圧
が印加されると、コンデンサ31、制御回路95にも前
記のDC電圧が印加される。制御回路95は、内部に発
振回路、誤差増幅アンプ、ドライブパルス幅制御回路等
を含んでおり、これらの回路の動作による出力が、スイ
ッチング手段であるトランジスタ38を駆動する。トラ
ンジスタ38のコレクタの電圧mは、図4の(m)の波
形となり、トランジスタ38のコレクタ電流nは図4の
(n)の波形になる。整流用ダイオード39の電流oは
図4の(o)の波形となる。図4(n)の電流が流れて
いる時(ON時)、インダクタ32はエネルギーを蓄
え、電流が流れていない時(OFF時)、インダクタ3
2の逆起電力により高い正の電圧が得られる。この電圧
をダイオード39で整流しコンデンサ40で平滑して、
出力端46に、入力端2の入力電圧よりも高い正のDC
電圧を得ている。以上のように、降圧型チョッパ回路
1、反転型チョッパ回路90及び昇圧型チョッパ回路9
1を組み合わせることにより、電子機器の機能変更にと
もなって電源電圧が変更されても、必要とする各種電圧
を容易に供給することができる。
【0007】次に、AC電源を用いた従来のスイッチン
グ電源装置の例を図8の回路図に示す。図8の装置は、
リンギングチョークコンバータ方式(以下RCC方式と
いう)とよばれるよく知られた回路方式の電源装置であ
り、以下、図5の波形図を参照して動作を詳述する。
【0008】図8において、AC電源71のAC電圧
は、ヒューズ72、ラインフィルタ73を経由してダイ
オードブロック74に入力されて整流され、コンデンサ
75で平滑されてDC電圧となる。このDC電圧によ
り、起動抵抗77を介してスイッチング手段であるトラ
ンジスタ78にベース電流が流れ、トランジスタ78は
ON状態になり、コレクタ電流が流れはじめる。コレク
タ電流がスイッチングトランス76の1次巻線91を流
れると、スイッチングトランス76のフィードバック巻
線92(図面ではFB巻線と略す)から抵抗79を介し
てトランジスタ78のベースに電流が流れるようにな
り、トランジスタ78は完全にON状態となる。トラン
ジスタ78はON状態を保持しつづけ、完全にON状態
(すなわちトランジスタの飽和状態)となるため、それ
以上ベース電流を流してもコレクタ電流が増加しなくな
る。トランジスタ78のコレクタ電流が増加しなくなる
と、スイッチングトランス76の1次巻線による磁束の
変化がなくなるため、トランジスタ78はベース電流が
供給されなくなり急速にOFFとなる。トランジスタ7
8のOFF状態が一定期間続くと、スイッチングトラン
ス76の電圧は自由振動となって0Vになり、抵抗79
を介してトランジスタ78のベース電流が流れる。これ
により、トランジスタ78は再びONとなる。この動作
が繰り返されるのでトランジスタ78のコレクタ電圧p
は、図5の(p)のように矩形波となり、コレクタ電流
qは図5の(q)のようになる。スイッチングトランス
76の1次巻線91とフィードバック巻線92の電圧は
変圧され、2次巻線93、94、95にそれぞれの巻線
比に応じた電圧が生じる。2次巻線93、94、95の
電圧はそれぞれの整流回路80、81、82で整流さ
れ、それぞれの出力端96、97、98を経て負荷83
に供給される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す従来のスイ
ッチング電源装置においては、降圧型チョッパ回路1、
反転型チョッパ回路90及び昇圧型チョッパ回路91の
制御回路4、92、95はIC化されているが、価格が
高いため、電源装置のコストが高くなるという問題を有
していた。さらに、多くの場合、各制御回路4、92、
95は互いに発振周波数が異なるので、特にオーディオ
やビデオ装置においては発振周波数が異なることによる
ビートノイズを発生することがあった。
【0010】また、図8に示す従来のRCC方式スイッ
チング電源装置においては、電子機器の機能変更にとも
ない電源電圧が変更されると、スイッチングトランス7
6の巻線の仕様を変更する必要があり、その仕様変更の
期間の短縮をはかるのが容易ではなかった。図8の回路
に図7に記載された降圧型チョッパ回路1、反転型チョ
ッパ回路90及び昇圧型チョッパ回路91を追加するこ
ともできるが、制御回路4、92、95等のICのコス
トが高いため、電源装置のコストが高くなるという問題
を有していた。さらに、多くの場合、RCC方式スイッ
チング電源回路の発振周波数と追加されるチョッパ回路
の発振周波数とが異なるので、特にオーディオやビデオ
装置においては発振周波数が異なることによるビートノ
イズを発生することがあった。
【0011】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めのもので、簡単な構成で複数のスイッチング回路が同
一の周波数で動作可能な高性能かつ安価なスイッチング
電源装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のスイッチング
電源装置は、入力電圧をスイッチングして、スイッチン
グ電圧を出力するスイッチング回路を備える第1のスイ
ッチング電源回路、及び前記第1のスイッチング電源回
路のスイッチング電圧が入力され、前記スイッチング電
圧に同期して前記入力電圧をスイッチングするスイッチ
ング回路を備える少なくとも1つの第2のスイッチング
電源回路を有する。本発明によれば、第1のスイッチン
グ電源回路のスイッチング電圧を用いて第2のスイッチ
ング電源回路をスイッチングするので、両者のスイッチ
ング動作は同期している。従って両スイッチング電源回
路の干渉によるビートノイズを発生することはない。
【0013】この発明の他の観点のスイッチング電源装
置は、入力電圧をスイッチングして、スイッチング電圧
を出力するスイッチング回路を備える第1のスイッチン
グ電源回路、及び前記スイッチング電圧が入力されて駆
動される駆動回路、前記駆動回路の駆動出力が印加され
て前記入力電圧をスイッチングするスイッチング回路、
前記スイッチング回路の出力を整流平滑する整流平滑回
路、及び前記整流平滑回路の出力を前記駆動回路に帰還
するフィードバック回路を含む少なくとも1つの第2の
スイッチング電源回路を有する。
【0014】本発明によれば、第1のスイッチング電源
回路のスイッチング電圧を用いて第2のスイッチング電
源回路をスイッチングするので、両者のスイッチング動
作は同期している。従って両スイッチング電源回路が干
渉してビートノイズを発生することはない。またフィー
ドバック回路により整流平滑回路の出力を駆動回路にフ
ィードバックすることにより出力電圧を所定値に保つこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1から図6を
参照して説明する。 《第1実施例》以下、本発明の第1実施例のスイッチン
グ電源装置について、図1を用いて説明する。図1にお
いて、DC電圧の入力端2に、主スイッチング電源回路
となる降圧型チョッパ回路1、本発明の反転型チョッパ
回路63、本発明の昇圧型チョッパ回路64及び本発明
の降圧型チョッパ回路65が接続されている。降圧型チ
ョッパ回路1は、図7に示すものと同じ既知の回路であ
るので説明を省略する。
【0016】以下、反転型チョッパ回路63について詳
述する。反転型チョッパ回路63の入力端2Aとグラン
ドG間にコンデンサ15が接続されている。入力端2A
と出力端30との間にスイッチング手段であるトランジ
スタ18とダイオード26が直列に接続されている。ト
ランジスタ18のエミッタとベース間に抵抗16が接続
されている。トランジスタ18のベースとドライブ手段
であるトランジスタ24のコレクタ間に抵抗17が接続
され、トランジスタ24のエミッタはグランドGに接続
されている。降圧型チョッパ回路1のトランジスタ7の
コレクタは直列接続の抵抗19、23を経てトランジス
タ24のベースに接続されている。抵抗19と23の接
続点とグランドG間に抵抗21と逆方向ダイオード22
が接続されている。抵抗19に並列にコンデンサ20が
接続されている。トランジスタ24のベースと出力端3
0間には抵抗29とツェナーダイオード28が直列に接
続されている。トランジスタ18のコレクタとグランド
G間にインダクタ25が接続されている。
【0017】降圧型チョッパ回路1のトランジスタ7の
コレクタ電圧aは、図3の(a)に示す矩形波電圧aで
ある。この矩形波電圧aが、抵抗19、21及び23、
コンデンサ20及びダイオード22から構成される分圧
及び波形改善をする回路を経てトランジスタ24のベー
スに印加されるので、トランジスタ24のコレクタ電流
は矩形波電圧aに同期する。トランジスタ18のコレク
タ電流により抵抗16、17及びトランジスタ18から
なるスイッチング手段がスイッチング動作をする。トラ
ンジスタ18のコレクタ電圧は図3の(i)のように入
力電圧と負の電圧が加わった矩形波電圧である。この矩
形波電圧は、ダイオード26で整流され、コンデンサ2
7で平滑されて出力端30に負のDC電圧として出力さ
れる。負のDC電圧はツェナーダイオード28と抵抗2
9のフィードバック回路によってトランジスタ24のベ
ースに印加されており、ベース電流の流れる期間を加減
して負のDC電圧を一定に保つように制御する。負のD
C電圧が、設定電圧よりも高くなった場合、図3の
(h)のベース電圧期間T1がフィードバック回路によ
って期間T2に制御され、負のDC電圧を一定に保つ。
【0018】反転型チョッパ回路63は主スイッチング
電源回路である降圧型チョッパ回路1のコレクタ電圧a
をスイッチング電圧として用いているので、両回路の動
作周波数は同じであり同期が取れている。反転型チョッ
パ回路63に使用されている部品の、コンデンサ15、
20、27、抵抗16、17、19、21、23、2
9、ダイオード22、26、トランジスタ18、2
4、、インダクタ25、及びツェナーダイオード28等
はどれも安価な部品であり、高価なICは用いていな
い。
【0019】次に、昇圧型チョッパ回路64について詳
述する。入力端2BとグランドG間にコンデンサ31が
接続されている。入力端2Bと出力端46の間に、イン
ダクタ32とダイオード39が直列に接続されている。
インダクタ32とダイオード39の接続点とグランドG
間にスイッチング手段であるトランジスタ38が接続さ
れている。トランジスタ38のベースは抵抗33、37
を経て降圧型チョッパ回路1のトランジスタ7のコレク
タに接続されている。抵抗33と37の接続点とグラン
ドG間に並列に抵抗35とダイオード36が接続され、
抵抗33に並列にコンデンサ34が接続されている。ト
ランジスタ38のベースとグランドG間にトランジスタ
45が接続されている。トランジスタ45のベースとグ
ランドG間には抵抗44が接続され、同ベースと出力端
46間に直列に抵抗43とツェナーダイオード41が接
続されている。抵抗43とツェナーダイオード41の接
続点とグランドG間にコンデンサ42が接続されてい
る。出力端46とグランドG間にコンデンサ40が接続
されている。
【0020】図4の波形図を参照しながら昇圧型チョッ
パ回路64の動作を詳述する。図4の(a)に示す降圧
型チョッパ回路1のトランジスタ7のコレクタ電圧a
が、抵抗33、35、37、コンデンサ34及びダイオ
ード36から構成される分圧及び波形改善をする回路を
経てスイッチング手段であるトランジスタ38のベース
に印加される。トランジスタ38はスイッチング動作を
して、インダクタ32を励磁する。トランジスタ38が
OFFの期間にインダクタ32の逆起電力により入力電
圧は昇圧される。トランジスタ38のコレクタ電圧mは
図4の(m)に示すような矩形波電圧となる。コレクタ
電圧mはダイオード39で整流されコンデンサ40で平
滑されて出力端46に正のDC電圧として出力される。
正のDC電圧はツェナーダイオード41と抵抗43、4
4、コンデンサ42、トランジスタ45からなるフィー
ドバック回路を経てトランジスタ38のベースに印加さ
れ、ベース電流の流れる期間を加減する。これにより出
力電圧は一定の電圧を保つように制御される。正のDC
電圧が所定の設定電圧よりも高くなった場合、図4の
(l)のベース電圧の印加期間T1は前記のフィードバ
ック回路によって制御され期間T2のようになり出力端
46の正のDC電圧を一定に保つ。
【0021】前記のように、昇圧型チョッパ回路64
は、降圧型チョッパ回路1のトランジスタ7のコレクタ
電圧aをスイッチング電圧として用いているので両回路
の動作周波数が同じであり同期が取れている。昇圧型チ
ョッパ回路64に使用される部品の、抵抗33、35、
37、43、44、コンデンサ31、34、40、4
2、ダイオード36、39、トランジスタ45、38、
インダクタ32及びツェナーダイオード41等はいずれ
も安価な部品であり、高価なICは用いていない。
【0022】さらに降圧型チョッパ回路65について詳
述する。入力端2CとグランドG間にコンデンサ47が
接続されている。入力端2Cと出力端62との間に、ス
イッチング手段であるトランジスタ50とインダクタ5
8が直列に接続されている。トランジスタ50のエミッ
タとベース間に抵抗48が接続され、同ベースは抵抗4
9を経てドライブ手段であるトランジスタ56のコレク
タに接続されている。トランジスタ56のエミッタはグ
ランドGに接続されている。降圧型チョッパ回路1のト
ランジスタ7のコレクタは、直列接続の抵抗51、55
を経てトランジスタ56のベースに接続されている。抵
抗51と55の接続点とグランドG間に抵抗53とダイ
オード54が並列接続されている。抵抗51に並列にコ
ンデンサ52が接続されている。トランジスタ50のコ
レクタとインダクタ58の接続点と、グランドGとの間
にダイオード57が接続されている。出力端62とグラ
ンド間にコンデンサ59が接続され、出力端62とトラ
ンジスタ56のベース間に、抵抗61とツェナーダイオ
ード60が直列に接続されている。
【0023】図2の波形図を参照しながら降圧型チョッ
パ回路65の動作を詳述する。降圧型チョッパ回路1の
トランジスタ7のコレクタ電圧aが、抵抗51、53、
55、コンデンサ52及びダイオード54から構成され
る分圧及び波形改善をする回路を経てトランジスタ56
のベースに印加され、抵抗48、49及びトランジスタ
50からなるスイッチング回路がスイッチング動作をす
る。トランジスタ50のコレクタ電圧gは、図2の
(g)に示す矩形波電圧となる。コレクタ電圧gはダイ
オード57で整流され、インダクタ58とコンデンサ5
9で平滑されて端子62に正のDC電圧として出力され
る。正のDC電圧は、直列に接続されたツェナーダイオ
ード60と抵抗61のフィードバック回路を経てトラン
ジスタ56のベースに印加され、ベース電流の流れる期
間を制御して出力端62の正のDC電圧を一定に保つよ
うに制御する。たとえば、出力端62のDC電圧が設定
電圧よりも高くなった場合、図2の(d)のベース電圧
の印加期間T1はフィードバック回路によって制御され
て期間T2になり出力端62の正のDC電圧を一定に保
つ。
【0024】前記のように、降圧型チョッパ回路65は
降圧型チョッパ回路1のトランジスタ7のコレクタ電圧
aをスイッチング電圧として用いているので、両回路は
動作周波数が同じであり同期が取れている。使用される
部品の、抵抗51、53、55、48、49、61、コ
ンデンサ47、52、59、ダイオード54、57、ト
ランジスタ56、50、インダクタ58及びツェナーダ
イオード60はいずれも安価な部品であり、高価なIC
は用いていない。
【0025】前記の反転型チョッパ回路63、昇圧型チ
ョッパ回路64及び降圧型チョッパ回路65は、いずれ
も降圧型チョッパ回路1のスイッチング手段であるトラ
ンジスタ7のコレクタ電圧aを用いてスイッチング動作
をしている。従ってスイッチング周波数は全て同じであ
るので本実施例のスイッチング電源装置はビートを発生
することはなく、本電源装置をオーディオ装置やビデオ
装置に組み込んでもオーディオ信号やビデオ信号に障害
を与えることはない。またIC等の高価な部品を用い
ず、安価な部品のみで構成しているので安価な電源装置
が得られる。
【0026】《第2実施例》本発明の第2実施例を図6
を参照して説明する。図6において、主スイッチング電
源回路となるRCC方式スイッチング電源装置70は図
8に示した回路と同じであり、当技術分野で既知の回路
であるので詳細は説明は省略する。本実施例では、図6
に示すようにスイッチング電源装置70に降圧型チョッ
パ回路65が組み合わされている。以下降圧型チョッパ
回路65については図1に示すものと同じである。RC
C方式スイッチング電源装置70の整流回路82の入力
端rが、抵抗51とコンデンサ52の並列接続体と、こ
の並列接続体に直列に接続された抵抗55を経て、ドラ
イブ手段であるトランジスタ56のベースに接続されて
いる。抵抗51と55との接続点とグランドG間には並
列に抵抗53とダイオード54が接続されている。トラ
ンジスタ56のエミッタはグランドGに接続されてい
る。RCC方式スイッチング電源装置70の整流回路8
2の出力端98は、スイッチング手段であるトランジス
タ50のエミッタに接続されている。出力端98とグラ
ンド間にはコンデンサ47が接続されている。
【0027】RCC方式スイッチング電源装置70のト
ランジスタ78のコレクタ電圧pは、図5の(p)に示
す矩形波電圧であり、2次巻線94、95の中点の電圧
rは図5の(r)に示す矩形波電圧である。図5の
(r)の矩形波電圧を、抵抗51、53、53とコンデ
ンサ52とダイオード54から構成される分圧及び波形
改善をする回路を経てトランジスタ56のベースに印加
し、抵抗48、49及びトランジスタ50からなるスイ
ッチング回路をスイッチング動作させる。トランジスタ
50のコレクタ電圧wは、図5の(w)に示すような矩
形波電圧となる。この矩形波電圧は、ダイオード57で
整流され、インダクタ58とコンデンサ59で平滑され
て、出力端62に正のDC電圧として出力される。出力
端62の正のDC電圧はツェナーダイオード60と抵抗
61のフィードバック回路を経てトランジスタ56のベ
ースに印加されており、これによりベース電流の流れる
期間が制御され、出力端62の正のDC電圧は一定に保
たれる。すなわち、出力端62の正のDC電圧が設定電
圧よりも高くなった場合、図5の(s)のベース電圧期
間T1は前記のフィードバック回路によって期間T2に
制御され、出力端62の正のDC電圧を一定に保つ。
【0028】本実施例では、スイッチング電源装置70
のスイッチング電圧を用いて降圧型チョッパ回路65の
スイッチングを行っているので、両者の動作周波数は同
じであり同期が取れている。従ってスイッチング電源装
置がビートを生じることはなく、この電源装置をオーデ
ィオ装置やビデオ装置に用いた時オーディオ信号やビデ
オ信号中にビートノイズを生ずることがない。使用部品
の抵抗51、53、55、48、49、61、コンデン
サ47、52、59、ダイオード54、57、トランジ
スタ56、50、インダクタ58、ツェナーダイオード
60はいずれも安価な部品であり、高価なICは用いて
いない。
【0029】図6では、降圧型チョッパ回路65をRC
C方式スイッチング電源装置70に組み合わせた構成を
示したが、図1に示した反転型チョッパ回路63や昇圧
型チョッパ回路64を組み合わせることも同様に実施可
能である。本発明の実施例に示したスイッチング電源装
置の動作周波数となる交流電圧を、主スイッチング電源
回路であるRCC方式スイッチング電源装置70から得
ているが、このような構成をフライバック方式、フォワ
ード方式等の他のスイッチング電源回路にも利用できる
ことは当業者には容易である。
【0030】
【発明の効果】以上の各実施例で詳細に説明したように
本発明によれば、主スイッチング電源回路のスイッチン
グ電圧もしくは2次巻線の交流電圧を分圧及び波形改善
した電圧を用いて他のスイッチング回路のドライブ回路
を駆動し、ドライブ回路の出力によりスイッチング手段
であるスイッチング素子のスイッチングを行う。この発
明によれば複数のスイッチング素子のスイッチング周波
数が同じであるのでビートノイズを生じることはなく、
本スイッチング電源をオーディオ装置やビデオ装置に用
いる場合でもオーディオ信号やビデオ信号に障害を与え
ることはない。
【0031】さらに、各スイッチング電源回路はトラン
ジスタ、ダイオード、ツェナーダイオード、抵抗、コン
デンサ及びインダクタなど安価な部品で構成されている
ので、電源装置のコストが安い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるスイッチング電源装
置の回路図
【図2】(a)から(g)は第1実施例と従来例の降圧
型チョッパ回路の動作時の各部波形図
【図3】(a)、(h)から(k)は第1実施例と従来
例の反転型チョッパ回路の動作時の各部波形図
【図4】(a)、(l)から(o)は第1実施例と従来
例の昇圧型チョッパ回路の動作時の各部波形図
【図5】(p)から(u)及び(w)は第1実施例と従
来例のRCC方式スイッチング電源装置及び降圧型チョ
ッパ回路の各部波形図
【図6】本発明の第2実施例によるスイッチング電源装
置の回路図
【図7】直流を電源とする、従来の降圧型チョッパ回
路、反転型チョッパ回路及び昇圧型チョッパ回路を有す
る電源装置の回路図
【図8】交流を電源とする、従来のRCC方式スイッチ
ング電源装置の回路図
【符号の説明】
1 降圧型チョッパ回路 7、8、18、24、38、45、50、56 トラ
ンジスタ 10、25、32、58 インダクタ 28、41、60 ツェナーダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 3/28 H02M 3/28 H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧をスイッチングして、スイッチ
    ング電圧を出力するスイッチング回路を備える第1のス
    イッチング電源回路、及び前記第1のスイッチング電源
    回路のスイッチング電圧が入力され、前記スイッチング
    電圧に同期して前記入力電圧をスイッチングするスイッ
    チング回路を備える少なくとも1つの第2のスイッチン
    グ電源回路、 を有するスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 入力電圧をスイッチングして、スイッチ
    ング電圧を出力するスイッチング回路を備える第1のス
    イッチング電源回路、及び前記スイッチング電圧が入力
    されて駆動される駆動回路、前記駆動回路の駆動出力が
    印加されて前記入力電圧をスイッチングするスイッチン
    グ回路、前記スイッチング回路の出力を整流平滑する整
    流平滑回路、及び前記整流平滑回路の出力を前記駆動回
    路に帰還するフィードバック回路を含む少なくとも1つ
    の第2のスイッチング電源回路を有するスイッチング電
    源装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のスイッチング電源回路が、出
    力端に並列に接続されたコンデンサ、前記スイッチング
    回路と一方の出力端との間に逆方向に接続されたダイオ
    ード及び前記スイッチング回路と他方の出力端との間に
    接続されたインダクタを有する前記入力電圧と逆の極性
    の電圧を前記コンデンサの両端子間に出力する反転型チ
    ョッパ回路である、請求項1または2記載のスイッチン
    グ電源装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のスイッチング電源回路が、前
    記入力電圧の入力端と前記第2のスイッチング電源回路
    の出力端との間にインダクタとダイオードの直列接続体
    を有し、前記出力端に並列にコンデンサを接続した昇圧
    型チョッパ回路である請求項1または2記載のスイッチ
    ング電源装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のスイッチング電源回路が、出
    力端に並列に接続されたコンデンサ、前記スイッチング
    回路と、一方の出力端との間に接続されたインダクタ、
    及び前記スイッチング回路と他方の出力端との間に接続
    された逆方向のダイオードを有する降圧型チョッパ回路
    である請求項1または2記載のスイッチング電源装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のスイッチング電源回路が、交
    流を入力するRCC方式スイッチング電源回路である請
    求項1または2記載のスイッチング電源装置。
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