JP2002235851A - トランスミッション - Google Patents

トランスミッション

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JP2002235851A JP2001034952A JP2001034952A JP2002235851A JP 2002235851 A JP2002235851 A JP 2002235851A JP 2001034952 A JP2001034952 A JP 2001034952A JP 2001034952 A JP2001034952 A JP 2001034952A JP 2002235851 A JP2002235851 A JP 2002235851A
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重 小山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミッションケースの内部に支持壁を設けるこ
となくシフトセレクトシャフトを支持し得るトランスミ
ッションを提供する。 【解決手段】 ミッションケース11にボルト86で固
定したリバースシフトフォークホルダ85にブラケット
89を固定し、このブラケット89のガイド孔89aに
シフトセレクトシャフト59の下端部を摺動自在かつ回
転自在に支持する。これにより、ミッションケース11
の内部にシフトセレクトシャフト59を支持するための
支持壁を形成することなく、既存のリバースシフトフォ
ークホルダ85を利用してシフトセレクトシャフト59
を支持することが可能となり、ミッションケース11の
軽量化や設計自由度の増加に寄与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸線方向に移動し
てセレクト動作およびシフト動作の一方を行うとともに
軸線回りに回転してセレクト動作およびシフト動作の他
方を行うシフトセレクトシャフトと、シフトセレクトシ
ャフトにより作動してリバース変速段を確立するリバー
スシフトフォークとを備えたトランスミッションに関す
る。
【0002】
【従来の技術】かかるトランスミッションは、例えば特
許第2629871号公報により公知である。このトラ
ンスミッションは軸線方向に移動してセレクト動作を行
い、かつ軸線回りに回転してシフト動作を行うシフトセ
レクトシャフトを備えており、シフトセレクトシャフト
の一端側を支持するリンク取付部がミッションケースの
外壁に固定され、シフトセレクトシャフトの他端側がミ
ッションケースの内部に形成された支持壁に支持されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のト
ランスミッションは、シフトセレクトシャフトの他端側
を支持するためにミッションケースの内部に支持壁を形
成する必要があり、それがミッションケースの軽量化を
妨げたり設計自由度を低下させたりする問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ミッションケースの内部に支持壁を設けることなく
シフトセレクトシャフトを支持し得るトランスミッショ
ンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、軸線方向に移
動してセレクト動作およびシフト動作の一方を行うとと
もに軸線回りに回転してセレクト動作およびシフト動作
の他方を行うシフトセレクトシャフトと、シフトセレク
トシャフトにより作動してリバース変速段を確立するリ
バースシフトフォークとを備えたトランスミッションに
おいて、ミッションケースの内部に固定されてリバース
シフトフォークを支持するリバースシフトフォークホル
ダに、シフトセレクトシャフトを支持するブラケットを
設けたことを特徴とするトランスミッションが提案され
る。
【0006】上記構成によれば、リバースシフトフォー
クを支持するリバースシフトフォークホルダをミッショ
ンケースの内部に固定し、このリバースシフトフォーク
ホルダに設けたブラケットにシフトセレクトシャフトを
支持したので、ミッションケースの内部にシフトセレク
トシャフトを支持するための支持壁を形成することな
く、既存のリバースシフトフォークホルダを利用してシ
フトセレクトシャフトを支持することが可能となり、ミ
ッションケースの軽量化や設計自由度の増加に寄与する
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1〜図10は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は車両用マニュアルトランスミッションの縦
断面図、図2はチェンジレバーのチェンジパターンを示
す図、図3は図1の要部拡大横断面図(5速−リバース
セレクト位置)、図4は図3に対応する、1速−2速セ
レクト位置を示す図、図5は図3に対応する、3速−4
速セレクト位置を示す図、図6は図3の6−6線断面図
(リバース位置)、図7は図3の7方向矢視図(リバー
ス位置)、図8は図7に対応する、ニュートラル位置を
示す図、図9は図7に対応する、5速位置を示す図、図
10は位置決め手段の作用説明図である。
【0009】図1に示すように、前進5速、後進1速の
車両用マニュアルトランスミッションMのミッションケ
ース11は、車体前後方向に延びる割り面で分割された
右ケース半体12および左ケース半体13からなり、右
ケース半体12のエンジンE側の側面に形成されたクラ
ッチ室14に変速用クラッチCLが収納される。変速用
クラッチCLを介してエンジンEに接続されたメインシ
ャフトSmの左右両端部は、右ケース半体12および左
ケース半体13にそれぞれボールベアリング15,16
で支持され、またメインシャフトSmと平行に配置され
たカウンタシャフトScの左右両端部は、右ケース半体
12および左ケース半体13にそれぞれローラベアリン
グ17およびボールベアリング18,18で支持され
る。カウンタシャフトScの出力を左右の車軸19,1
9に配分するディファレンシャルギヤDが、左右一対の
ボールベアリング20,21を介して右ケース半体12
および左ケース半体13にそれぞれ支持される。
【0010】クラッチ室14に収納された変速用クラッ
チCLは、エンジンEのクランクシャフトの左端に接続
されたクラッチホーイル22と、メインシャフトSmの
右端にダンパ23を介して接続されたクラッチディスク
24とを備え、常時はダイヤフラムスプリング25の弾
発力でプレッシャプレート26とクラッチホイール22
との間にクラッチディスク24のフェーシング27を挟
圧することにより係合しており、変速時にレリーズフォ
ーク28でレリーズベアリング29を左方向に押圧する
ことにより係合が解除される。
【0011】メインシャフトSmにはメイン1速ギヤ3
1およびメイン2速ギヤ32が固設され、メイン3速ギ
ヤ33、メイン4速ギヤ34およびメイン5速ギヤ35
が相対回転自在に支持される。一方、カウンタシャフト
Scには前記メイン1速ギヤ31およびメイン2速ギヤ
32にそれぞれ噛合するカウンタ1速ギヤ36およびカ
ウンタ2速ギヤ37が相対回転自在に支持され、前記メ
イン3速ギヤ33、メイン4速ギヤ34およびメイン5
速ギヤ35にそれぞれ噛合するカウンタ3速ギヤ38、
カウンタ4速ギヤ39およびカウンタ5速ギヤ40が固
設される。
【0012】右ケース半体12および左ケース半体13
にリバースアイドルシャフトSrの左右両端部が支持さ
れており、このリバースアイドルシャフトSrに左右摺
動自在に支持したリバースアイドルギヤ41は、メイン
シャフトSmに固設したメインリバースギヤ42に噛合
可能であり、かつカウンタシャフトScに相対回転自在
に支持したカウンタリバースギヤ43に噛合可能であ
る。
【0013】1速−2速シフトフォーク44で1速−2
速同期機構S1のスリーブ45を右動させることによ
り、カウンタ1速ギヤ36がカウンタシャフトScに結
合されて1速変速段が確立し、1速−2速シフトフォー
ク44で1速−2速同期機構S1のスリーブ45を左動
させることにより、カウンタ2速ギヤ37がカウンタシ
ャフトScに結合されて2速変速段が確立する。3速−
4速シフトフォーク46で3速−4速同期機構S2のス
リーブ47を右動させることにより、メイン3速ギヤ3
3がメインシャフトSmに結合されて3速変速段が確立
し、3速−4速シフトフォーク46で3速−4速同期機
構S2のスリーブ47を左動させることにより、メイン
4速ギヤ34がメインシャフトSmに結合されて4速変
速段が確立する。
【0014】5速シフトフォーク48で5速同期機構S
3のスリーブ49を右動させることにより、メイン5速
ギヤ35がメインシャフトSmに結合されて5速変速段
が確立する。5速シフトフォーク48で5速同期機構S
3のスリーブ49を左動させると、リバースアイドルギ
ヤ41を回転自在に保持するリバースシフトフォーク5
0が前記5速シフトフォーク48に連動して右動し、リ
バースアイドルギヤ41がメインリバースギヤ42と、
1速−2速同期機構S1のスリーブ45に設けた前記カ
ウンタリバースギヤ43とに噛合してリバース変速段が
確立する。
【0015】前記1速−2速同期機構S1、3速−4速
同期機構S2および5速同期機構S3は周知のもので、
スリーブ45,47,49の左右動に伴うブロッキング
リングおよびシンクロコーンの摩擦力によって同期作用
を行うものである。
【0016】このようにして1速〜5速変速段あるいは
リバース変速段が確立すると、カウンタシャフトScの
回転がファイナルドライブギヤ51およびファイナルド
リブンギヤ52を経てディファレンシャルギヤDに伝達
され、左右の車軸19,19が駆動される。
【0017】図2はチェンジ装置のチェンジレバーCの
操作パターンを示すもので、P1が1速−2速セレクト
位置、P2が3速−4速セレクト位置、P3が5速−リ
バースセレクト位置であり、また1速−2速セレクト位
置P1の両側に配置されるおよびがそれぞれ1速位
置および2速位置、3速−4速セレクト位置P2の両側
に配置されるおよびがそれぞれ3速位置および4速
位置、5速−リバースセレクト位置P3の両側に配置さ
れるおよびRがそれぞれ5速位置およびリバース位置
である。図中矢印SEがチェンジレバーCのセレクト操
作方向を表し、図中矢印SHがチェンジレバーCのシフ
ト操作方向を表している。
【0018】図3に示すように、ミッションケース11
の左ケース半体13の上部に皿状の凹部13aが形成さ
れており、この凹部13aの開口を覆うように図示せぬ
ボルトでカバー部材57を結合することにより、カバー
部材57および凹部13a間のブリーザチャンバ58が
区画される。カバー部材57の中央に形成したガイド孔
57aにシフトセレクトシャフト59の上部が軸線L回
りに回転自在に、かつ軸線L方向に摺動自在に支持され
る。
【0019】カバー部材57からシール部材60を介し
て外部に延びるシフトセレクトシャフト59の上端に切
欠59aが形成されており、この切欠59aにセレクト
レバー61が係合する。セレクトレバー61はチェンジ
レバーCのセレクト操作(図2における矢印SE方向の
操作)に連動して上下に揺動し、シフトセレクトシャフ
ト59を図5に示す3速−4速セレクト位置と、3速−
4速セレクト位置から上方に移動した5速−リバースセ
レクト位置(図3参照)と、3速−4速セレクト位置か
ら下方に移動した1速−2速セレクト位置(図4参照)
との間を移動可能である。
【0020】シフトセレクトシャフト59の切欠59a
の下方にシフトレバー62が固定されており、このシフ
トレバー62はチェンジレバーCのシフト操作(図2に
おける矢印SH方向の操作)に連動して左右に回転す
る。チェンジレバーCが1速−2速セレクト位置P1、
3速−4速セレクト位置P2あるいは5速−リバースセ
レクト位置P3にあるとき、シフトセレクトシャフト5
9はニュートラル位置にあり、チェンジレバーCが1速
位置、3速位置あるいは5速位置に操作される
と、シフトセレクトシャフト59はニュートラル位置か
ら一方向に回転し、チェンジレバーCが2速位置、4
速位置あるいはリバース位置Rに操作されると、シフ
トセレクトシャフト59はニュートラル位置から他方向
に回転する。シフトセレクトシャフト59はディテント
機構63(図6参照)によって前記3つの回転位置に節
度をもって停止可能である。
【0021】左ケース半体13の内部に延びるシフトセ
レクトシャフト59にシフトアーム64が固定ピン65
で固定されるとともに、そのシフトアーム64を上下か
ら挟むようにインターロックプレート66が相対回転自
在に支持される。インターロックプレート66は上下一
対のロック爪66a,66bを備えており、これら一対
のロック爪66a,66bは前記シフトアーム64の先
端に形成した駆動部64aの上下にそれぞれ臨んでい
る。またインターロックプレート66はシフトセレクト
シャフト59と平行に延びるガイド溝66cを備えてお
り、左ケース半体13に固定した回り止めピン67が前
記ガイド溝66cに係合する。
【0022】従って、シフトセレクトシャフト59が上
下動するとシフトアーム64およびインターロックプレ
ート66は一体で昇降するが、シフトセレクトシャフト
59が回転するとシフトアーム64は該シフトセレクト
シャフト59と一体で回転するのに対し、インターロッ
クプレート66はガイド溝66cと回り止めピン67と
の係合によって回転を規制される。
【0023】シフトセレクトシャフト59は、その軸線
Lに沿う方向の略中央に形成した段状のストッパ面59
bを介して下半部が小径になっており、その小径の下半
部に摺動自在に嵌合する第1スプリングシート68の上
面が前記ストッパ面59bに下側から当接する。シフト
セレクトシャフト59の第1スプリングシート68より
も下方の小径部にはハット状の第2スプリングシート6
9が摺動自在に嵌合しており、第1スプリングシート6
8の下面および第2スプリングシート69の上面間に第
1スプリング70が圧縮状態で装着され、更に第2スプ
リングシート69の上面およびカバー部材57の下面間
に第2スプリング71が圧縮状態で装着される。
【0024】而して、シフトセレクトシャフト59が図
5に示した3速−4速セレクト位置にあるとき、第2ス
プリング71で下向きに付勢された第2スプリングシー
ト69は、その外周フランジが左ケース半体13の開口
部13bの上面に当接する位置に停止し、シフトセレク
トシャフト59は第1スプリング70の付勢力で上方に
付勢されてシフトアーム64がインターロックプレート
66の上側のロック爪66aの下面に当接して停止す
る。
【0025】第2スプリング71を圧縮しながらシフト
セレクトシャフト59を3速−4速セレクト位置から5
速−リバースセレクト位置(図3参照)に向けて上動さ
せると、圧縮された第2スプリング71によってシフト
セレクトシャフト59を3速−4速セレクト位置に復帰
させる下向きの付勢力が発生する。これに伴ってインタ
ーロックプレート66の上面により第2スプリングシー
ト69が押し上げられ、開口部13bを通してミッショ
ンケース11の内部がブリーザ室58に連通する。逆
に、第1スプリング70を圧縮しながらシフトセレクト
シャフト59を3速−4速セレクト位置から1速−2速
セレクト位置(図4参照)に向けて下動させると、圧縮
された第1スプリング70によってシフトセレクトシャ
フト59を3速−4速セレクト位置に復帰させる上向き
の付勢力が発生する。
【0026】図3、図6および図7に示すように、5速
シフトフォーク48を備えた5速−リバースシフトロッ
ド78の両端部が右ケース半体12および左ケース半体
13にそれぞれ摺動自在に支持される。同様に1速−2
速シフトフォーク44を備えた1速−2速シフトロッド
76の両端部と、3速−4速シフトフォーク46を備え
た3速−4速シフトロッド77の両端部とが、右ケース
半体12および左ケース半体13にそれぞれ摺動自在に
支持される。1速−2速シフトロッド76、3速−4速
シフトロッド77および5速−リバースシフトロッド7
8には、それぞれ1速−2速シフトピース79、3速−
4速シフトピース80および5速−リバースシフトピー
ス81が固定されており、それら3個のシフトピース7
9,80,81の先端部にそれぞれ形成した切欠79
a,80a,81aは、シフトアーム64の先端に設け
た駆動部64aに選択的に係合し得るように上下に整列
する。
【0027】而して、シフトセレクトシャフト59が図
5に示す3速−4速セレクト位置にあるとき,シフトア
ーム64の駆動部64aが3速−4速シフトピース80
の切欠80aに係合するため、シフトセレクトシャフト
59の回動によって3速−4速シフトピース80と共に
3速−4速シフトロッド77をニュートラル位置から3
速位置あるいは4速位置に駆動することができる。この
とき、インターロックプレート66の下側のロック爪6
6bが1速−2速シフトピース79の切欠79aに係合
し、インターロックプレート66の上側のロック爪66
aが5速−リバースシフトピース81の切欠81aに係
合することにより、1速−2速シフトピース79および
5速−リバースシフトピース81の誤作動を防止する。
【0028】図4に示すように、シフトセレクトシャフ
ト59を前記3速−4速セレクト位置の下方の1速−2
速セレクト位置に移動させると、そのシフトアーム64
の駆動部64aが1速−2速シフトピース79の切欠7
9aに係合するため、シフトセレクトシャフト59の回
動によって1速−2速シフトピース79と共に1速−2
速シフトロッド76をニュートラル位置から1速位置あ
るいは2速位置に駆動することができる。このとき、イ
ンターロックプレート66の上側のロック爪66aが5
速−リバースシフトピース81の切欠81aおよび3速
−4速シフトピース80の切欠80aに係合することに
より、5速−リバースシフトピース81および3速−4
速シフトピース80の誤作動を防止する。
【0029】図3に示すように、シフトセレクトシャフ
ト59を前記3速−4速セレクト位置の上方の5速−リ
バースセレクト位置に移動させると、そのシフトアーム
64の駆動部64aが5速−リバースシフトピース81
の切欠81aに係合するため、シフトセレクトシャフト
59の回動によって5速−リバースシフトピース81と
共に5速−リバースシフトロッド78をニュートラル位
置から5速位置あるいはリバース位置に駆動することが
できる。このとき、インターロックプレート66の下側
のロック爪66bが1速−2速シフトピース79の切欠
79aおよび3速−4速シフトピース80の切欠80a
に係合することにより、1速−2速シフトピース79お
よび3速−4速シフトピース80の誤作動を防止する。
【0030】図6に示すように、5速−リバースシフト
ロッド78を5速−リバースセレクト位置と、5速位置
と、リバース位置とに対応して節度良く停止させるため
に、ディテント機構82が設けられる。また図示はしな
いが、1速−2速シフトロッド76を1速−2速セレク
ト位置と、1速位置と、2速位置とに対応して節度良く
停止させるためにディテント機構が設けられ、3速−4
速シフトロッド77を3速−4速セレクト位置と、3速
位置と、4速位置とに対応して節度良く停止させるため
にディテント機構が設けられる。
【0031】図3、図7および図10に示すように、右
ケース半体12の内面にリバースシフトフォークホルダ
85が2本のボルト86,86で固定されており、この
リバースシフトフォークホルダ85に支点ピン87を介
して前記リバースシフトフォーク50が揺動自在に支持
される。支点ピン87を挟んでリバースシフトフォーク
50の一端側には前記リバースアイドルギヤ41の両側
面を挟む切欠50aが形成され、また他端側にはリバー
スシフト用従動カム面a、ニュートラル復帰用従動カム
面bおよびニュートラル保持用従動カム面cが連続して
形成される。一方、5速−リバースシフトロッド78に
ボス部88aを固定されたカム部材88の駆動カム部8
8bの先端に、前記リバースシフト用従動カム面aに当
接可能なリバースシフト用駆動カム面dと、前記ニュー
トラル復帰用従動カム面bおよびニュートラル保持用従
動カム面cに当接可能なニュートラル復帰用駆動カム面
eとが連続して形成される。
【0032】リバースシフトフォーク50を支持するリ
バースシフトフォークホルダ85にブラケット89が溶
接されており、このブラケット89を貫通するガイド孔
89aに前記シフトセレクトシャフト59の下部が摺動
自在かつ回転自在に支持される。従って、シフトセレク
トシャフト59は、その上部をブリーザチャンバ58の
カバー部材57のガイド孔57aに支持されるととも
に、その下部をブラケット89のガイド孔89aに支持
されることになる。その結果、シフトセレクトシャフト
59下部を支持する支持部をケーシング11に形成する
必要がなくなり、ケーシング11の簡素化および軽量化
に寄与することができる。
【0033】リバースシフトフォーク50をリバース位
置およびニュートラル位置に安定的に停止させるための
位置決め手段90は、ねじりコイルばね91とストッパ
ピン92とを備える。ねじりコイルばね91の両端は相
互に離反する方向に付勢されており、それぞれリバース
シフトフォークホルダ85の取付孔85aとリバースシ
フトフォーク50の取付孔50bとに係止される。リバ
ースシフトフォーク50は第1ストッパ面50cおよび
第2ストッパ面50dを備えており、第1、第2ストッ
パ面50c,50dはリバースシフトフォークホルダ8
5に固定したストッパピン92に当接可能である。
【0034】而して、図8に示すように5速リバースシ
フトロッド78がニュートラル位置にあるとき、カム部
材88の駆動カム部88bのリバースシフト用駆動カム
面dおよびニュートラル復帰用駆動カム面eが、リバー
スシフトフォーク50のリバースシフト用従動カム面a
およびニュートラル保持用従動カム面cにそれぞれ当接
し、かつリバースアイドルギヤ41はリバースアイドル
シャフトSr上の左端のニュートラル位置にあって左ケ
ース半体13の端面13iに当接している。従って、リ
バースアイドルギヤ41が左ケース半体13の端面13
iから離れるように右方向に移動しようとしても、駆動
カム部88bのニュートラル復帰用駆動カム面eとリバ
ースシフトフォーク50のニュートラル保持用従動カム
面cとの当接によってリバースアイドルギヤ41の右方
向への移動が阻止される。
【0035】図9に示すように、5速変速段を確立すべ
く5速−リバースシフトロッド78がニュートラル位置
から5速位置に向けて右動すると、5速−リバースシフ
トロッド78に設けた5速シフトフォーク48によって
メイン5速ギヤ35がメインシャフトSmに結合されて
5速変速段が確立する(図1参照)。このとき、5速−
リバースシフトロッド78と一体で作動する駆動カム部
88bのニュートラル復帰用駆動カム面eはリバースシ
フトフォーク50のニュートラル保持用従動カム面cに
沿って滑るように移動し、リバースシフトフォーク50
はニュートラル位置に停止したままとなる。この場合
も、リバースアイドルギヤ41が左ケース半体13の端
面13iから離れるように右方向に移動しようとして
も、駆動カム部88bのニュートラル復帰用駆動カム面
eとリバースシフトフォーク50のニュートラル保持用
従動カム面cとの当接によってリバースアイドルギヤ4
1の右方向への移動が阻止される。
【0036】5速変速段の確立を解除すべく5速−リバ
ースシフトロッド78が5速位置(図9参照)からニュ
ートラル位置(図8参照)に向けて左動しても、駆動カ
ム部88bのニュートラル復帰用駆動カム面eがリバー
スシフトフォーク50のニュートラル保持用従動カム面
cに沿って滑るように移動するため、リバースシフトフ
ォーク50はニュートラル位置に停止したままとなる。
【0037】図7に示すように、リバース変速段を確立
すべく5速−リバースシフトロッド78がニュートラル
位置からリバース位置に向けて左動すると、5速−リバ
ースシフトロッド78に設けた5速シフトフォーク48
は左方向に空動する(図1参照)。これと同時に、5速
−リバースシフトロッド78と一体で作動する駆動カム
部88bのリバースシフト用駆動カム面dがリバースシ
フトフォーク50のリバースシフト用従動カム面aを押
圧し、リバースシフトフォーク50を反時計方向に揺動
させる。その結果、リバースシフトフォーク50がリバ
ースアイドルギヤ41をリバースアイドルシャフトSr
に沿って右方向に摺動させ、リバースアイドルギヤ41
がメインリバースギヤ42およびカウンタリバースギヤ
43に噛合してリバース変速段が確立する。
【0038】この状態で、リバースアイドルギヤ41の
右端面は右ケース半体12の端面12bに当接し、そこ
からリバースアイドルギヤ41が左方向に移動しようと
しても、駆動カム部88bのリバースシフト用駆動カム
面dとリバースシフトフォーク50のリバースシフト用
従動カム面aとの当接により、リバースアイドルギヤ4
1の左方向への移動が阻止される。
【0039】リバース変速段の確立を解除すべく5速−
リバースシフトロッド78がリバース位置(図7参照)
からニュートラル位置(図8参照)に向けて右動する
と、駆動カム部88bのニュートラル復帰用駆動カム面
eがリバースシフトフォーク50のニュートラル復帰用
従動カム面bを押圧するため、リバースシフトフォーク
50が時計方向に揺動する。その結果、リバースシフト
フォーク50がリバースアイドルギヤ41をリバースア
イドルシャフトSrに沿って左方向に摺動させ、リバー
スアイドルギヤ41がメインリバースギヤ42およびカ
ウンタリバースギヤ43から離反してリバース変速段の
確立が解除される。
【0040】図10に実線で示すように、リバースシフ
トフォーク50がリバース位置にあるとき、リバースシ
フトフォークホルダ85との間に配置されたねじりコイ
ルばね91によりリバースシフトフォーク50は支点ピ
ン87回りに反時計方向に付勢され、その第1ストッパ
面50cがストッパピン92に当接するリバース位置に
安定的に位置決めされる。また図10に鎖線で示すよう
に、リバースシフトフォーク50がニュートラル位置に
あるとき、リバースシフトフォークホルダ85との間に
配置されたねじりコイルばね91によりリバースシフト
フォーク50は支点ピン87回りに時計方向に付勢さ
れ、その第2ストッパ面50dがストッパピン92に当
接するニュートラル位置に安定的に位置決めされる。
【0041】ねじりコイルばね91は、実線で示すリバ
ース位置と鎖線で示すニュートラル位置との間に、破線
で示すデッドポイントが存在する。デッドポイントにお
いてねじりコイルばね91の両端部は最も接近して開き
方向の付勢力が最大になるが、前記両端部が支点ピン8
7の中心を通るライン上に整列するため、リバースシフ
トフォーク50に回動モーメントが作用することはな
い。このデッドポイントからリバースシフトフォーク5
0が僅かに反時計方向に回転すると、ねじりコイルばね
91の付勢力でリバースシフトフォーク50は第1スト
ッパ面50cがストッパピン92に当接するまで一気に
リバース位置へと回転し、逆にデッドポイントからリバ
ースシフトフォーク50が僅かに時計方向に回転する
と、ねじりコイルばね91の付勢力でリバースシフトフ
ォーク50は第2ストッパ面50dがストッパピン92
に当接するまで一気にニュートラル位置へと回転する。
【0042】以上のように、ねじりコイルばね91を用
いたトグル機構で位置決め手段90を構成したので、従
来のディテント機構を用いた位置決め手段に比べて構造
が簡素化され、重量およびコストの節減に寄与すること
ができる。しかもリバースシフトフォーク50が揺動す
る際に、デッドポイントに達するまで蓄積された荷重が
デッドポイントにおいて一気に開放されるので、リバー
スシフトフォーク50を素早くリバース位置あるいはニ
ュートラル位置に揺動させることができ、節度感のある
好ましいシフトフィーリングを得ることができる。
【0043】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0044】例えば、実施例ではマニュアルトランスミ
ッションMを例示したが、本発明はシフト・セレクト操
作をアクチュエータで行うオートマチックトランスミッ
ションに対しても適用することができる。また実施例で
はリバースシフトフォークホルダ85にブラケット89
を固定しているが、リバースシフトフォークホルダ85
にブラケット89を一体に形成しても良い。また実施例
のシフトセレクトシャフト59は軸方向に移動してセレ
クト動作を行い、回転してシフト動作を行うようになっ
ているが、軸方向に移動してシフト動作を行い、回転し
てセレクト動作を行うものであっても良い。
【0045】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、リバースシフトフォークを支持するリバース
シフトフォークホルダをミッションケースの内部に固定
し、このリバースシフトフォークホルダに設けたブラケ
ットにシフトセレクトシャフトを支持したので、ミッシ
ョンケースの内部にシフトセレクトシャフトを支持する
ための支持壁を形成することなく、既存のリバースシフ
トフォークホルダを利用してシフトセレクトシャフトを
支持することが可能となり、ミッションケースの軽量化
や設計自由度の増加に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用マニュアルトランスミッションの縦断面
【図2】チェンジレバーのチェンジパターンを示す図
【図3】図1の要部拡大横断面図(5速−リバースセレ
クト位置)
【図4】図3に対応する、1速−2速セレクト位置を示
す図
【図5】図3に対応する、3速−4速セレクト位置を示
す図
【図6】図3の6−6線断面図(リバース位置)
【図7】図3の7方向矢視図(リバース位置)
【図8】図7に対応する、ニュートラル位置を示す図
【図9】図7に対応する、5速位置を示す図
【図10】位置決め手段の作用説明図
【符号の説明】
11 ミッションケース 50 リバースシフトフォーク 59 シフトセレクトシャフト 85 リバースシフトフォークホルダ 89 ブラケット L 軸線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線(L)方向に移動してセレクト動作
    およびシフト動作の一方を行うとともに軸線(L)回り
    に回転してセレクト動作およびシフト動作の他方を行う
    シフトセレクトシャフト(59)と、シフトセレクトシ
    ャフト(59)により作動してリバース変速段を確立す
    るリバースシフトフォーク(50)とを備えたトランス
    ミッションにおいて、 ミッションケース(11)の内部に固定されてリバース
    シフトフォーク(50)を支持するリバースシフトフォ
    ークホルダ(85)に、シフトセレクトシャフト(5
    9)を支持するブラケット(89)を設けたことを特徴
    とするトランスミッション。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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