JP2002235450A - 昇降式立体駐車場及び立体駐車場 - Google Patents

昇降式立体駐車場及び立体駐車場

Info

Publication number
JP2002235450A
JP2002235450A JP2001032348A JP2001032348A JP2002235450A JP 2002235450 A JP2002235450 A JP 2002235450A JP 2001032348 A JP2001032348 A JP 2001032348A JP 2001032348 A JP2001032348 A JP 2001032348A JP 2002235450 A JP2002235450 A JP 2002235450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water level
parking lot
lift
vehicle
story parking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001032348A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Ueshima
幹夫 上嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON MECHATRONICS KK
Original Assignee
NIPPON MECHATRONICS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON MECHATRONICS KK filed Critical NIPPON MECHATRONICS KK
Priority to JP2001032348A priority Critical patent/JP2002235450A/ja
Publication of JP2002235450A publication Critical patent/JP2002235450A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】浸水から車両を保護する昇降式立体駐車場を提
供する。 【解決手段】昇降式立体駐車場のピット7内部の所定位
置に水位検出手段であるフロートスイッチ8を備える。
そしてそれを制御装置5で監視する。フロートスイッチ
8がオン、即ち水位が所定値を越えた場合は、制御装置
5は車輌昇降用のモータ装置4を駆動し、搬器2ととも
に車輌1を上昇させる。即ち、ピット7内の車輌1を浸
水から保護する。更に、制御装置5が排水ポンプ9を駆
動し、ピット7を排水する。又、同時に、制御装置5内
の通信手段である携帯電話によって管理者又は所有者に
浸水を告知する。これにより浸水が甚大な場合は、管理
者又は所有者に車輌1の他所への移動を促すことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を垂直方向に
駐車させる昇降式立体駐車場に関する。特に、水位検出
手段により水位を検出し、浸水から車両を保護する昇降
式立体駐車場に関する。本発明は、地階部にも車両を収
納するピット式立体駐車場に適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来の昇降式立体駐車場を図6に示す。
従来の昇降式立体駐車場は、車輌1を搭載する搬器2、
各搬器2を支える支柱3、搬器2及び支柱を図示しない
ローラチェーンによって昇降させるモータ装置4、モー
タ装置4を制御する制御装置5、及び全体を支える架台
6から構成される。架台6は地下部であるピット7に形
成される。図示する昇降式立体駐車場は、2台の車輌1
がピット7に収納される構造である。この構造では、例
えば最上段の車輌1の出入時には、他の2台はピット7
内に収納される。そして、中段の車輌1の出入時には搬
器2をモータ装置4によって1段階上昇させる。又、最
下段の車輌の出入時は、搬器2を2段階上昇させる。こ
れにより、3台の車輌の出入が可能となる構成である。
【0003】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、近年では
想定以上の集中豪雨が発生し、特に都市部において駐車
場に浸水が発生し、従来の昇降式立体駐車場に被害が及
んだ。即ち、最下段の車輌が水没するという被害が発生
した。これは、立体駐車場に水位を検出する水位検出手
段がなく、又管理者、所有者に警報を告知する手段がな
かった為である。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は昇降式立体駐車場に
水位検出手段を設け、それに基づいて車両を昇降させる
ことである。即ち、浸水時には自動的に車輌を上昇させ
保護することである。又、水位上昇を管理者又は所有者
に知らせることである。又、他の目的は、所定以上の水
位上昇があった場合には、排水手段を稼動し自動的に排
水して、例えば地下部の駐車場を保護することである。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用及び効果】上記の課
題を解決するために、請求項1に記載の昇降式立体駐車
場は、車両を搬器に搭載し、それらを垂直方向に重ねる
ことにより車輌の立体駐車を可能とする昇降式立体駐車
場であって、浸水時の水位を検出する水位検出手段と、
車両を昇降させる車両昇降手段と、水位検出手段の結果
に基づいて車両昇降手段を制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0006】集中豪雨、台風等の自然災害によって駐車
場が浸水する場合がある。水位検出手段は浸水時の駐車
場の水位を検出する。水位検出手段とは、例えば超音波
により水面までの距離を測定する超音波距離センサであ
る。これにより、水位を検出する。制御手段は、水位検
出手段の結果に基づいて車両昇降手段を駆動させる。車
輌昇降手段とは、例えば車輌を昇降させるモータ装置で
ある。水位が所定値を越えた場合はこの車両昇降手段を
制御し、車輌を上部に移動させる。これにより、車輌を
浸水から保護することができる。即ち、車輌を浸水から
保護する利便性に優れた昇降式立体駐車場となる。
【0007】請求項2に記載の昇降式立体駐車場によれ
ば、その立体駐車場は地下部と地上部を有し、水位検出
手段は地下部に設置されることを特徴とする。地下部と
地上部を有する立体駐車場に対して、本発明は特に有効
である。立体駐車場にピット部、即ち地下部がある場合
は浸水はそこから始まる。よって、例えばフロートスイ
ッチ式の水位検出手段を地下部に設置すれば、最も早く
確実に浸水を検知することができる。即ち、確実に地下
に駐車された車輌を保護することができる。
【0008】請求項3に記載の昇降式立体駐車場によれ
ば、制御手段は水位が所定値を越えた場合に警報を告知
する警報手段を有することを特徴とする。警報手段と
は、例えばサイレン、回転灯、点滅灯等である。これに
より、例えば管理者、所有者に浸水を知らせることがで
きる。これにより、想定以上の浸水があった場合は、例
えば管理者、所有者はその車輌を他所に移動させること
ができる。よって、より利便性に優れた昇降式立体駐車
場となる。
【0009】請求項4に記載の昇降式立体駐車場によれ
ば、制御手段は、水位上昇速度に基づいて車輌昇降手段
と警報手段を制御することを特徴とする。この構成によ
り、制御手段は水位が所定値に達する前に車輌昇降手段
を制御し、車輌を上部に移動させることができる。又、
水位が所定値に達する前に浸水を知らせることができ
る。即ち、より早く車輌を上部に移動させ、又、より早
く浸水の可能性を管理者又は所有者に知らせることがで
きる。即ち、より早く車輌を保護することができる。
【0010】請求項5に記載の昇降式立体駐車場によれ
ば、警報手段は光及び/又は音・音声で警報を告知する
ことを特徴とする。この構成により、例えば管理者又は
所有者に、視覚及び/又は聴覚で知らせることができ
る。よって、確実に浸水を知らせることができる。尚、
音・音声は、例えばバイブレータ等の振動も含む。振動
等によって例えば管理者又は所有者に知らせても良い。
【0011】請求項6に記載の昇降式立体駐車場は、制
御手段は有線及び/又は無線を使用する通信手段を有
し、その通信手段によって水位検出手段の駆動、及び警
報の告知を行うことを特徴とする。この構成により、遠
隔地にいる例えば管理者又は所有者が通信手段によって
水位検出手段を駆動させることができる。そして、その
通信手段によりその結果、即ち浸水の有無を知らせるこ
とができる。即ち、例えば管理者又は所有者は、その駐
車場周辺にいなくとも車輌の浸水警報を得ることができ
る。よって、より利便性に優れた昇降式立体駐車場とな
る。尚、この時、通信手段は例えば電話器、携帯電話で
ある。又は、インタネットに接続されたコンピュ−タ装
置である。有線、無線を使用する通信手段の全てを含
む。
【0012】請求項7に記載の昇降式立体駐車場によれ
ば、立体駐車場の最下段は排水手段を有し、水位検出手
段に基づいて制御手段が排水手段を稼働することを特徴
とする。即ち、水位検出手段に基づいて浸水が検知され
た場合は、制御手段が排水手段を稼働する。これによ
り、最下段の駐車場から水が排水される。即ち、最下段
の浸水を防ぐことができる。この構成は、特に、最下段
を地下部とする立体駐車場に有効である。地下部に浸水
した場合でも、即座に復興することができる。よって、
さらに利便性の高い昇降式立体駐車場となる。
【0013】請求項8に記載の昇降式立体駐車場は、制
御手段及び車両昇降手段が所定高さ以上に設置されるこ
とを特徴とする。所定以上の高さとは、浸水が免れる高
さ以上を意味する。この構成により、制御手段及び車両
昇降手段は浸水から免れることができる。即ち、それに
より故障することがない。即ち、浸水時にも確実に稼動
し、車輌を上方へ移動させそれを保護することができ
る。尚、所定高さは例えば駐車場の最上階が望ましい。
最上階に、制御手段と車輌昇降手段を設置すれば、通常
の浸水であれば確実に稼動し車輌を保護することができ
る。
【0014】請求項9に記載の昇降式立体駐車場は、水
位検出手段が防水センサであることを特徴とする。この
構成により、浸水時にも水位検出手段は故障することが
ない。即ち、浸水時にも確実に動作しそれを検出するこ
とができる。即ち、確実に動作する請求項1乃至請求項
8の昇降式立体駐車場を実現することができる。
【0015】請求項10に記載の昇降式立体駐車場によ
れば、水位検出手段はフロートスイッチであることを特
徴とする。フロートスイッチは、例えば2電極が接触す
る接触スイッチの一種であり、水面上昇によって一方の
電極が他方に近接するスイッチである。即ち、水面上昇
に伴って確実に動作するスイッチであり、光電方式、超
音波方式等の他の方式に比べて誤動作が少ない。又、ノ
イズ等の影響が少ない。よって、誤動作なく請求項1乃
至請求項9の昇降式立体駐車場を実現することができ
る。又、安価に水位を検出することができる。
【0016】請求項11に記載の立体式駐車場は、車両
を搬器に搭載し、それらを垂直方向に重ねることにより
車輌の立体駐車を可能とする立体駐車場であって、浸水
時に水位を検出する少なくとも1つの水位検出手段と、
水位検出手段による出力により警報信号を出力する警報
手段とから成ることを特徴とする。これにより、立体式
駐車場の浸水時を知ることができ、完全に浸水する前に
その防御が可能となる。請求項12に記載の立体式駐車
場は、警報手段は、光及び/又は音・音声で前記警報を
告知することを特徴とする。これにより、光、音、音声
で浸水を知ることが可能となり、利便性に富む。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、本発明は下記実施例
に限定されるものではない。 (第1実施例)図1に本発明の実施形態の1例を示す。
図は、構成断面図である。本実施例の昇降式立体駐車場
は、車輌1を搭載する搬器2、各搬器2を支える支柱
3、搬器2及び支柱3を図示しないローラチェーンによ
って昇降させる車輌昇降手段であるモータ装置4、モー
タ装置4を制御する制御手段である制御装置5、及び全
体を支える架台6、複数の車輌1の地下部の収納個所で
あるピット7、ピット7内に設けられた水位検出手段で
あるフロートスイッチ8、ピット7内に浸水した水を排
出する排水手段である排水ポンプ9から構成される。本
実施例も、2台の車輌1がピット7に収納される昇降式
立体駐車場である。
【0018】本実施例の従来例と異なる所は、ピット7
内に浸水時の水位を検出するフロートスイッチ8を設け
たことである。そして、それにより浸水を検知し浸水時
にはモータ装置4を駆動してピット7内の車両1を地上
に移動させるようにしたことである。又、モータ装置
4、制御装置5を図のように所定高さ以上である最上段
に設置し、確実に動作するようにしたことである。即
ち、浸水が回避される個所に制御装置5、モータ装置4
を設置したことである。これにより、確実に車両1を保
護することができる。又、他に異なる所は、後述するよ
うに制御装置5内に浸水を告知する警報手段を設けたこ
とである。又、制御装置5内に図示しない携帯電話等の
通信手段を備え、管理者または所有者に浸水を知らせる
ようにしたことである。更に、異なる所は、本実施例で
はピット内7に排水ポンプ9を設けたことである。これ
により、ピット7に万一浸水してもそれを、即座に復興
できるようにしたことである。
【0019】図2に本実施例の昇降式立体駐車場のシス
テム図を示す。本実施例の昇降式立体駐車場システム
は、中央演算装置であるCPU20、プログラムが格納
されるROM21、記憶素子であるRAM22、通信イ
ンターフェース23、入出力インターフェースであるI
/Oインターフェース25、そしてそれぞれの構成要素
を接続するシステムバス26から構成される。尚、通信
インターフェース23には例えば携帯電話24が接続さ
れる。又、I/Oインターフェース25には、モータ装
置4、フロートスイッチ8、排水ポンプ9、警報手段で
ある音声装置10が接続されている。CPU20、RO
M21、RAM22、通信インターフェース23、I/
Oインターフェース25からなるコンピュ−タ装置、及
びそれらに接続された通信手段、警報手段が本発明の制
御手段である。
【0020】図3に本システムの動作を示す。図は、フ
ローチャートである。このフローチャートはプログラム
化され、上記ROM21内に格納されている。本システ
ムは、このフローチャートに従って動作する。先ず、図
示しないスイッチでこのシステムがオンされステップs
10から開始される。ステップs10では、I/Oイン
ターフェース25を介して水位を検知する。水位検知
は、フロートスイッチ8のオン・オフ検知である。フロ
ートスイッチ8は、例えば2電極からなり水位上昇とと
もに両極が接近し接触する接点スイッチである。又、防
水された防水センサでもある。即ち、水位が所定値以上
で導通、即ちオンとなり、所定値未満でオフとなる。そ
のオン・オフをステップs20で判断する。
【0021】ステップs20において、フロートスイッ
チ8がオンでないならば、即ちNOならば浸水ではない
のでステップs10に戻り引き続きフロートスイッチ8
を監視する。フロートスイッチ8がオン、即ちYESな
らば浸水であるのでステップs30に移行する。ステッ
プs30では、先ずモータ装置4を駆動し車輌1をピッ
ト7から上昇させる。次に、ステップs40に移行し、
通信インターフェース23、携帯電話24を介して管理
者又は所有者に浸水を通告する。次に、ステップs50
に移行し管理者又は所有者が近隣にいる場合に備えて音
声装置10を駆動する。即ち、管理者又は所有者に対し
て2重に警告する。これにより、浸水をより強調して警
告することができる。尚、音声装置10は、例えばRO
M21に記憶された警告を音声で出力する。これは、音
声に限らず単なる警告ブザーでもよい。
【0022】その後、ステップs60に移行し排水ポン
プ9を駆動する。これにより、ピット7に流入した水を
排水する。そして、ステップs70に移行し、排水に要
する所定時間後、再度フロートスイッチ8を監視する。
即ち、フロートスイッチ8がオフ、即ちNOならば未だ
完全に排水されていないのでステップs60に戻り、排
水を続行する。フロートスイッチ8がオフ、即ちYES
ならば、排水が完了であるのでステップs80に移行
し、排水ポンプ9を停止する。本実施例のシステムは、
このように動作する。
【0023】上述のように本実施例の昇降式立体駐車場
は、水位検出手段を備えそれに基づいて車輌を上昇させ
るので、自動的に車輌を浸水から保護することができ
る。又、通信手段を有しているので管理者又は所有者に
浸水を通告することができる。又、この時、車輌を上昇
させるモータ装置4、通信手段を有した制御装置5は、
例えば立体駐車場の最上階に設置される。従って、浸水
による動作停止が回避され、確実に車輌を上昇させるこ
とができる。即ち、利便性に優れるとともに確実に車輌
を保護する昇降式立体駐車場となる。
【0024】(第2実施例)図4に本発明の第2実施例
を示す。図は、構成断面図である。第1実施例と異なる
所は、水位検出手段をフロートスイッチ8に代えて超音
波距センサ8aとしたことである。そして、それをピッ
ト7の上部に備えたことである。フロートスイッチ8で
は水面までの距離検出はできないが、超音波距離センサ
8aを用いれば水面までの距離が算出できる。そして、
例えば一定時間毎にその水面位置を測定すれば、水面の
上昇速度が算出できる。即ち、水面が所定位置に達して
いなくとも、その上昇速度から浸水に至る可能性、及び
その時刻が予想できる。即ち、管理者又は所有者により
早く浸水を通告することができる。尚、システムは図2
のフロートスイッチ8を超音波距離センサ8aに置き換
えたものとなる。他の、構成要素は第1実施例と同等で
ある。超音波距離センサ8aを用いる場合も、I/Oイ
ンターフェース25からその数値(距離)を読む。
【0025】図5に超音波距離センサ8aを用いた場合
の動作の一部を示す。図は、同様にフローチャートであ
る。第1実施例のステップs10、ステップs20(図
3)に代えて、このステップs21〜ステップs25を
採用する。ステップs30以降は、第1実施例のそれと
同等である。ここで、使用する超音波距離センサ8a
は、常時、地面又は水面までの距離を算出するものとす
る。先ず、ステップs21において、I/Oインターフ
ェース25を介して、超音波距離センサ8aの数値、即
ち水面までの距離を読む。
【0026】次に、ステップs22に移行しその水面位
置を所定位置と比較する。水面位置が所定位置以上(Y
ES)ならば、この時点で既に浸水であるのでステップ
s30に移行する。水面が所定位置、以下(NO)であ
るならばステップs23に移行し、水面が上昇する所定
時間を置いて再度、超音波距離センサ8aの数値を読
む。そして、ステップs24に移行し、ステップs21
での水面位置とステップs23での水面位置と、所定時
間より水面の上昇速度を算出する。
【0027】そして、ステップs25に移行しその上昇
速度が所定値以上か否か判断する。上昇速度が所定値以
下であれば、例えば水面は静止状態であるのでステップ
s21に戻る。逆に、上昇速度が所定値以上であれば、
浸水の可能性が大であるので即座にステップs30に移
行する。ステップs30以降の動作は、第1実施例の動
作と同等である。
【0028】上述の様に、本実施例では超音波距離セン
サを用いているので浸水前にそれを予知することができ
る。即ち、より早く浸水を検知することができる。従っ
て、より早く車輌を移動させ、管理者又は所有者にそれ
を通告することができる。本実施例は、都市型集中豪雨
等の浸水速度の速い場合に特に有効である。
【0029】(変形例)以上、本発明を表わす1実施例
を示したが、他にさまざまな変形例が考えられる。例え
ば、第1実施例のステップs10では、常時CPU20
がフロートスイッチ8を監視していたが、常時でなくと
もよい。例えば、管理者からの指令によってフロートス
イッチ8を監視してもよい。この指令は、例えば携帯電
話24、通信インターフェース23を介して管理者から
CPU20に送信される。このように動作させてもよ
い。これは、第2実施例のステップs21についても同
様である。即ち、管理者又は所有者からの指令に基づい
て、ステップs21で水面までの距離を検出してもよ
い。
【0030】又、第1実施例及び第2実施例において、
CPU20は携帯電話を介して管理者又は所有者と通信
したが、その通信は商用電話等の有線としてもよい。更
に、管理者又は所有者側の受信装置は問わない。浸水警
報は、携帯電話、固定電話、インタネットに接続された
コンピュ−タ装置等に通告される。
【0031】又、第1実施例はフロートスイッチ1個を
設ける例であったが、縦に複数個設けてもよい。複数の
フロートスイッチの離間距離と検出時間差から第2実施
例と同様に、水面の上昇速度を算出することができる。
このように構成してもよい。
【0032】又、第1実施例、第2実施例のステップs
50では、音声装置8を用いて近隣の管理者又は所有者
に警報したが、警報手段は音・音声に限定するものでは
ない。点滅灯、回転灯等の光警報器でもよい。又、携帯
電話、ポケットベルの着信に使用される振動でもよい。
又、第1実施例、第2実施例とも昇降式立体駐車場は、
地下収納部であるピットを有するそれとして説明した
が、ピットのない地上部のみの昇降式立体駐車場に適用
してもよい。その場合は、水位検出手段であるフロート
スイッチ8又は超音波距離センサ8aは、1階部に設置
する。このような構成にすることもできる。
【0033】又、第1実施例、第2実施例では、モータ
装置4、制御装置5を最上階に設置したが、浸水が回避
される個所であれば最上階でなくともよい。2階部であ
ってもよい。
【0034】上記全ての実施例において、昇降手段のな
い立体駐車場の場合には、水位検出手段と警報手段を配
置することで、完全浸水の前の状態になった時に警報を
発することで、完全浸水に対する対策を講じることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る昇降式立体駐車場の
構成断面図。
【図2】本発明の第1実施例に係る昇降式立体駐車場の
システム構成図。
【図3】本発明の第1実施例に係る昇降式立体駐車場の
動作を示すフローチャート。
【図4】本発明の第2実施例に係る昇降式立体駐車場の
構成断面図。
【図5】本発明の第2実施例に係る昇降式立体駐車場の
動作の一部を示すフローチャート。
【図6】従来の昇降式立体駐車場の構成断面図。
【符号の説明】
1…車輌 2…搬器 3…支柱 4…モータ装置 5…制御装置 6…架台 7…ピット 8…フロートスイッチ 8a…超音波距離センサ 9…排水ポンプ 10…音声装置 23…通信インターフェース 24…携帯電話 25…I/Oインターフェース

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両を搬器に搭載し、それらを垂直方向に
    重ねることにより車輌の立体駐車を可能とする立体駐車
    場であって、 浸水時に水位を検出する少なくとも1つの水位検出手段
    と、 車両を昇降させる車両昇降手段と、 前記水位検出手段の結果に基づいて前記車両昇降手段を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とする昇降式立
    体駐車場。
  2. 【請求項2】前記立体駐車場は地下部と地上部を有し、
    前記水位検出手段は地下部に設置されることを特徴とす
    る請求項1に記載の昇降式立体駐車場。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、水位が所定値を越えた場
    合に警報を告知する警報手段を有することを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の昇降式立体駐車場。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、水位上昇速度に基づいて
    前記車輌昇降手段と前記警報手段を制御することを特徴
    とする請求項2又は請求項3に記載の昇降式立体駐車
    場。
  5. 【請求項5】前記警報手段は、光及び/又は音・音声で
    前記警報を告知することを特徴とする請求項2乃至請求
    項4の何れか1項に記載の昇降式立体駐車場。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、有線及び/又は無線を使
    用する通信手段を有し、該通信手段によって前記水位検
    出手段の駆動、及び前記警報の告知を行うことを特徴と
    する請求項2乃至請求項5の何れか1項に記載の昇降式
    立体駐車場。
  7. 【請求項7】前記立体駐車場の最下段は排水手段を有
    し、水位検出手段に基づいて制御手段が排水手段を稼働
    することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1
    項に記載の昇降式立体駐車場。
  8. 【請求項8】前記制御手段及び前記車両昇降手段は、所
    定高さ以上に設置されることを特徴とする請求項1乃至
    請求項7の何れか1項に記載の昇降式立体駐車場。
  9. 【請求項9】前記水位検出手段は、防水センサであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記
    載の昇降式立体駐車場。
  10. 【請求項10】前記水位検出手段は、フロートスイッチ
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか
    1項に記載の昇降式立体駐車場。
  11. 【請求項11】車両を搬器に搭載し、それらを垂直方向
    に重ねることにより車輌の立体駐車を可能とする立体駐
    車場であって、 浸水時に水位を検出する少なくとも1つの水位検出手段
    と、 前記水位検出手段による出力により警報信号を出力する
    警報手段とから成ることを特徴とする立体式駐車場。
  12. 【請求項12】前記警報手段は、光及び/又は音・音声
    で前記警報を告知することを特徴とする請求項11に記
    載の立体式駐車場。
JP2001032348A 2001-02-08 2001-02-08 昇降式立体駐車場及び立体駐車場 Pending JP2002235450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001032348A JP2002235450A (ja) 2001-02-08 2001-02-08 昇降式立体駐車場及び立体駐車場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001032348A JP2002235450A (ja) 2001-02-08 2001-02-08 昇降式立体駐車場及び立体駐車場

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002235450A true JP2002235450A (ja) 2002-08-23

Family

ID=18896297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001032348A Pending JP2002235450A (ja) 2001-02-08 2001-02-08 昇降式立体駐車場及び立体駐車場

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002235450A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2367949A1 (es) * 2009-10-27 2011-11-11 Ángel Mir Darnaculleta Dispositivo de emergencia para garajes, plazas de aparcamiento y similares.
KR101123989B1 (ko) 2011-04-15 2012-03-23 박춘식 풍하중에 안전한 수평지지력을 갖는 승강식 지하주차 설비시스템
RU2460681C1 (ru) * 2011-03-23 2012-09-10 Владимир Елифович Сидоров Лифт-гольдер
CN104989148A (zh) * 2015-07-07 2015-10-21 铃木电梯(中国)有限公司 室内外地下底坑设备的积水避让系统及方法
CN105386968A (zh) * 2015-12-09 2016-03-09 成都翰道科技有限公司 多电路混合型地下停车场辅助排水系统
CN105421564A (zh) * 2015-12-09 2016-03-23 成都翰道科技有限公司 保护型自排水式地下停车场辅助排水系统
JP2019534965A (ja) * 2016-08-11 2019-12-05 デニス ヴァレンチノヴィッチ チャグリン 都市輸送および物流システム
JP2020501127A (ja) * 2016-09-22 2020-01-16 シグニファイ ホールディング ビー ヴィSignify Holding B.V. インテリジェント照明を介した洪水位置特定及び通知
JP6767068B1 (ja) * 2020-03-27 2020-10-14 忠由 佐藤 発電システムおよび発電方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2367949A1 (es) * 2009-10-27 2011-11-11 Ángel Mir Darnaculleta Dispositivo de emergencia para garajes, plazas de aparcamiento y similares.
RU2460681C1 (ru) * 2011-03-23 2012-09-10 Владимир Елифович Сидоров Лифт-гольдер
KR101123989B1 (ko) 2011-04-15 2012-03-23 박춘식 풍하중에 안전한 수평지지력을 갖는 승강식 지하주차 설비시스템
CN104989148B (zh) * 2015-07-07 2017-07-14 铃木电梯(中国)有限公司 室内外地下底坑设备的积水避让系统及方法
CN104989148A (zh) * 2015-07-07 2015-10-21 铃木电梯(中国)有限公司 室内外地下底坑设备的积水避让系统及方法
CN105386968A (zh) * 2015-12-09 2016-03-09 成都翰道科技有限公司 多电路混合型地下停车场辅助排水系统
CN105421564A (zh) * 2015-12-09 2016-03-23 成都翰道科技有限公司 保护型自排水式地下停车场辅助排水系统
JP2019534965A (ja) * 2016-08-11 2019-12-05 デニス ヴァレンチノヴィッチ チャグリン 都市輸送および物流システム
JP7097882B2 (ja) 2016-08-11 2022-07-08 デニス ヴァレンチノヴィッチ チャグリン 都市輸送および物流システム
JP2020501127A (ja) * 2016-09-22 2020-01-16 シグニファイ ホールディング ビー ヴィSignify Holding B.V. インテリジェント照明を介した洪水位置特定及び通知
US11064591B2 (en) 2016-09-22 2021-07-13 Signify Holding B.V. Flooding localization and signalling via intelligent lighting
JP6767068B1 (ja) * 2020-03-27 2020-10-14 忠由 佐藤 発電システムおよび発電方法
JP2021158828A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 忠由 佐藤 発電システムおよび発電方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002235450A (ja) 昇降式立体駐車場及び立体駐車場
JP4290127B2 (ja) 雨水浸入防水板
JP2003344140A (ja) 車両の浸水アラーム装置
US20090301817A1 (en) Fall prevention assembly for parking lifts
KR101662784B1 (ko) 차수문을 자동으로 제어하기 위한 차수문 자동제어 방법 및 차수문 자동제어 시스템
CN112556791B (zh) 一种城市隧道内涝安全防控系统
CN210918412U (zh) 一种车辆防洪装置和系统
JP5665099B1 (ja) 乗客コンベア
CN207608158U (zh) 一种电扶梯底坑进水监测装置
JPH10219711A (ja) 地下室における浸水の排水システム
JPH053642Y2 (ja)
CN210178065U (zh) 一种智能车辆防洪装置
KR101985540B1 (ko) 승강 건축구조
JP2007138431A (ja) 立体駐車装置のリフト冠水防止方法及び装置
JP2530617Y2 (ja) 地下格納式立体駐車装置の車輌水没事故防止装置
JP6523227B2 (ja) エレベーター遠隔制御装置
JPH08333793A (ja) 警報型排水工法
CN111487945A (zh) 变电站防灾辅助系统
JPH09255253A (ja) エレベーターの退避運転装置
JP3854080B2 (ja) 立体駐車装置
JP2792363B2 (ja) 立体駐車装置
CN215275971U (zh) 一种用于河涌整治的内涝防治装置
CN113026704B (zh) 一种基坑土体沉降监测装置和自动回灌系统
CN215519125U (zh) 一种升降机地坑防水系统
JP4572488B2 (ja) 立体駐車装置の車両水没防止装置