JP2002234564A - 湯切り機能付き即席食品用蓋材 - Google Patents

湯切り機能付き即席食品用蓋材

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JP2002234564A
JP2002234564A JP2001031899A JP2001031899A JP2002234564A JP 2002234564 A JP2002234564 A JP 2002234564A JP 2001031899 A JP2001031899 A JP 2001031899A JP 2001031899 A JP2001031899 A JP 2001031899A JP 2002234564 A JP2002234564 A JP 2002234564A
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hot water
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cut line
container body
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JP2001031899A
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Jun Matsumoto
純 松本
Hiroyuki Mizuma
博之 水間
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】湯切り口の形成が容易な湯切り機能付き即席食
品用蓋材を供給すること。 【解決手段】フランジ(2)が設けられた四角形状の容
器本体(1)の開口部をシールする蓋材で、対角線上に
位置する一方の隅角(11)に突出してつまみ片(11a) が設
けられ、もう一方の隅角(12)には該隅角を形成する二辺
の一辺の辺(13)からもう一方の辺(14)にわたり容器本体
の隅角の内側を横切る半切れ線(a)が設けられ、つま
み片が設けられた隅角(11)を形成する二辺(15 、16) は
フランジ(2) の端縁と略同一に形成され、半切れ線が設
けられた隅角(12)を形成する二辺(13 、14) は容器本体
のフランジより幅広に形成され、半切れ線が形成された
蓋材の両端縁には半切れ線と平行に切り込み線(b)が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼きそば、スパゲ
ッティなど即席食品の密封包装に使用する容器の蓋材に
関し、特には、乾燥状態の即席食品を柔らかくほぐすた
めに注入した熱湯を排出するための湯切り機能を備えた
蓋材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、焼きそば、スパゲッティなど即席
食品は熱湯を注入して柔らかくほぐした後、湯を湯切り
口から排出し、これを味付けして食用に供している。こ
れらの即席食品を収容する容器に、発泡スチロール製の
容器本体に、紙を基材とし、その内側にバリア層である
アルミニウム箔と熱接着性の樹脂層を順次積層した複合
シートを蓋材とし、この複合シートをシート状のまま、
容器本体の開口上縁に熱溶着により再剥離可能に接着し
て、容器本体の上縁開口部をシールしているものがあ
る。
【0003】この蓋材において、容器の熱湯注入口に対
応する部位には外方に突出してつまみ片が設けられ、ま
た、熱湯注入口とは反対側の対応する部位には湯切り口
を表示する半切れ線が設けられている。そして、つまみ
片を摘んで容器を開口し熱湯注入口とし、ついで、半切
れ線に沿って蓋材を切り離し湯切り口を形成させ、かや
くなどを加えた後、熱湯注入口から熱湯を注ぎ、再び蓋
をして所定時間経過後、容器を傾けて湯切り口から湯を
捨て、熱湯注入口から蓋を全部剥がして喫食している。
【0004】しかしながら、容器本体と蓋材とは略同じ
口径寸法で熱融着されているため、蓋材の端縁に切り込
み線を入れても、該部分は容器本体のフランジと熱融着
して、切り込み線を設けた効果は薄く、従って、蓋材を
半切れ線に沿って切り離して湯切り口を形成させる際に
は、蓋材が容器本体から剥がし辛く、簡単に湯切り口を
形成させることは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラスチッ
ク製容器本体の開口上縁に熱溶着により再剥離可能に接
着して、容器本体の上縁開口部をシールする湯切り機能
付き蓋材に関する以上のような問題点を解決するために
なされたもので、湯切り口の形成が容易な湯切り機能付
き即席食品用蓋材を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、上方が解放され、外方に突出してフランジが設けら
れた四角形状の容器本体の開口部を密封シールする即席
食品用の蓋材において、前記蓋材の対角線上に位置する
一方の隅角には、突出してつまみ片が設けられ、もう一
方の隅角には、該隅角を形成する二辺の一方の辺からも
う一方の辺にわたり、容器本体の隅角の内側を斜めに横
切るように湯切り口切り離し用の半切れ線が設けられた
蓋材であって、つまみ片が設けられた隅角を形成する二
辺は容器本体のフランジの端縁と略同一に重なるように
形成され、また、湯切り用の半切れ線が設けられた隅角
を形成する二辺は容器本体のフランジより突出して形成
され、半切れ線が形成された蓋材の両端縁には、半切れ
線と平行に切り込み線が設けられていることを特徴とす
る湯切り機能付き即席食品用蓋材である。
【0007】このように、つまみ片が設けられた隅角を
形成する二辺は容器本体のフランジの端縁と略同一に重
なるように形成され、また、湯切り用の半切れ線が設け
られた隅角を形成する二辺は容器本体のフランジより突
出して形成され、半切れ線が形成された蓋材の両端縁に
は、半切れ線と平行に切り込み線が設けられているの
で、湯切り口切り離し用の切り込み線より外側の蓋材を
手で持って引っ張ることにより容易に湯切り口が形成で
きる。また、切り込み線は、例えば、I字状の切り込み
(Iノッチ)が好適に使用でき、切り込み線は半切れ線
の先端方向と末端方向の両方に設けられているので、ど
ちらの方向からも容易に湯切り口を形成することができ
る。
【0008】また、請求項2の発明は、前記請求項1記
載の蓋材は、外側から紙基材、ポリエチレン、アルミニ
ウム箔、ポリエチレンが順次積層された層構成からな
り、前記半切れ線は、紙基材からアルミニウム箔の手前
までの層に施されていることを特徴とする湯切り機能付
き即席食品用蓋材である。
【0009】このように、蓋材に形成される半切れ線
は、紙基材からアルミニウム箔の手前までの層に形成さ
れているので、アルミニウム箔には半切れ線が形成され
ておらず、流通時に即席食品が吸湿して変質してしまう
ようなことはない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の湯切り機能付き即席食品
用蓋材を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明の蓋材は、例えば、図1(a)、(b)に示すよ
うに、上方が解放され、外方に突出してフランジ(2)
が設けられた四角形状の容器本体(1)の開口部を密封
シールする即席食品用の蓋材(10)である。
【0011】この蓋材(10)の対角線上に位置する一
方の隅角(11)には、突出してつまみ片(11a)が
設けられ、もう一方の隅角(12)には、該隅角を形成
する二辺の一方の辺(13)からもう一方の辺(14)
にわたり、容器本体の隅角の内側を斜めに横切るように
湯切り口(4)切り離し用の半切れ線(a)が設けられ
ている。半切れ線(a)は、図に示すように、複数本設
けても良いが、1本のみでも良い。
【0012】つまみ片(11a)が設けられた隅角(1
1)を形成する二辺(15、16)は容器本体のフラン
ジ(2)の端縁と略同一に重なるように形成され、ま
た、湯切り用の半切れ線(a)が設けられた隅角(1
2)を形成する二辺(13、14)は容器本体のフラン
ジより突出して幅広に形成されている。
【0013】半切れ線(a)が形成された蓋材の両端縁
には、半切れ線と平行に切り込み線(b)が設けられて
いる。切り込み線(b)は半切れ線(a)に沿って湯切
り口の切り離しを容易にするためのもので、Iノッチな
どが好適に使用できる。
【0014】切り込み線(b)は、蓋材を容器本体に被
せて密封シールした際、容器本体のフランジ(2)にか
かるか、かからない程度の長さとし、また、半切れ線
(a)と重なるように設けた方が蓋材を半切れ線(a)
に沿って引き裂く時に容易である。
【0015】また、この蓋材(10)には、一般的に公
知の、紙を基材としてその内側にアルミニウム箔と熱接
着性樹脂を順次積層した、例えば、図2に示す、〔容器
外側〕紙基材である片面アート紙(坪量;105g/m
2 )(101)/ポリエチレン(15μm)(102)
/アルミニウム箔(7μm)(103)/ポリエチレン
(25μm)(104)〔容器内側〕のような構成の複
合シート(100)が使用できる。そして、半切れ線
(a)は防湿性等を考慮して紙基材(101)からアル
ミニウム箔(103)の手前までの深さに設けることが
肝要である。
【0016】蓋材用の複合シートは、上記の材料を押出
しラミネーション法等の公知の方法で積層して作製する
ことができ、作製した複合シートを所定形状に打ち抜き
蓋材とする。半切れ線や切り込み線は、複合シートを蓋
材に打ち抜く際に、同時に形成させれば良い。
【0017】紙基材の表面には必要に応じて印刷表示層
を設けることができる(図示せず)。
【0018】出来上がった蓋材と、別に準備した発泡ポ
リスチロールからシート成形したフランジ付きの容器本
体とを、焼きそば等の即席食品自動充填シール機にセッ
トして、焼きそば等の即席食品を充填した。なお、蓋材
の容器本体から飛び出した部分は、容器側に折り込んで
オーバーラップフィルムでシュリンク包装しておくこと
により、店頭販売等における問題は解消される。
【0019】使用状態を説明する。先ず、オーバーラッ
プフィルムを剥がし即席食品が収容された容器を取り出
す。ついで、図3(a)〜(c)に示すように、蓋材を
つまみ片(11a)から引き剥がして熱湯注入口(3)
を露出させ、添付袋を取り出す(図3(a))。蓋材の
切り込み線によって切断された部分を持って、湯切り口
(4)となる個所を半切れ線に沿って切り取る。切り込
み線は蓋材のフランジと熱融着している個所より外側に
まで設けられているので、湯切り口となる個所は半切れ
線に沿ってきれいに、かつ、容易に切り取ることができ
る(図3(b))。熱湯を注入後、再び蓋をして一定時
間経過後、容器を傾け、湯切り口から湯を捨てる(図3
(c))。最後に熱湯注入口から蓋を全部剥す。
【0020】
【発明の効果】上記のように、本発明の湯切り機能付き
即席食品用蓋材は、蓋材を容器本体より大きくすること
により、切り込み線を長くして湯切り口部分の蓋材を切
り易くしている。店頭販売時には蓋材は容器側に折り込
みオーバーラップフィルムでシュリンク包装してあるの
で、大きくした蓋材の影響はない。また、湯を排出する
際も湯切り口以外の部分は完全にシールされているた
め、湯の侵入が発生せず、やけどをする危険が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の蓋材を容器本体に被せて密封シ
ールした状態の一実施例を示す平面説明図である。 (b)(a)のA−A’線断面説明図である。
【図2】半切れ線を形成させた状態での蓋材の層構成の
一実施例を示す断面説明図である。
【図3】(a)〜(c)は、本発明の蓋材の使用方法を
説明する模式説明図である。
【符号の説明】
1‥‥容器本体 2‥‥フランジ 3‥‥熱湯注入口 4‥‥湯切り口 10‥‥蓋材 11‥‥一方の隅角 11a‥つまみ片 12‥‥もう一方の隅角 13‥‥もう一方の隅角を形成する二辺の一方の辺 14‥‥もう一方の隅角を形成する二辺のもう一方の辺 15‥‥つまみ片が設けられた隅角を形成する二辺の一
方の辺 16‥‥つまみ片が設けられた隅角を形成する二辺のも
う一方の辺 20‥‥収容物、即席食品 100‥‥複合シート 101‥‥紙基材 102、104‥‥ポリエチレン 103‥‥アルミニウム箔 a‥‥半切れ線 b‥‥切り込み線
フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA17 AB01 AC01 BA07A BB17A BC07A CA18 EA06 EA36 EA37 EB11 EB21 FA01 FC01 GA11 3E084 AA05 AA14 AA24 AB01 AB10 BA06 BA07 BA08 BA09 CC02 CC04 CC07 FA09 FD13 GB08 GB12 GB17 HB01 HC08 HD01 KA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方が解放され、外方に突出してフランジ
    が設けられた四角形状の容器本体の開口部を密封シール
    する即席食品用の蓋材において、 前記蓋材の対角線上に位置する一方の隅角には、突出し
    てつまみ片が設けられ、 もう一方の隅角には、該隅角
    を形成する二辺の一方の辺からもう一方の辺にわたり、
    容器本体の隅角の内側を斜めに横切るように湯切り口切
    り離し用の半切れ線が設けられた蓋材であって、 つまみ片が設けられた隅角を形成する二辺は容器本体の
    フランジの端縁と略同一に重なるように形成され、ま
    た、湯切り用の半切れ線が設けられた隅角を形成する二
    辺は容器本体のフランジより突出して形成され、半切れ
    線が形成された蓋材の両端縁には、半切れ線と平行に切
    り込み線が設けられていることを特徴とする湯切り機能
    付き即席食品用蓋材。
  2. 【請求項2】前記請求項1記載の蓋材は、外側から紙基
    材、ポリエチレン、アルミニウム箔、ポリエチレンが順
    次積層された層構成からなり、前記半切れ線は、紙基材
    からアルミニウム箔の手前までの層に施されていること
    を特徴とする湯切り機能付き即席食品用蓋材。
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