JP2002234399A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP2002234399A
JP2002234399A JP2001033413A JP2001033413A JP2002234399A JP 2002234399 A JP2002234399 A JP 2002234399A JP 2001033413 A JP2001033413 A JP 2001033413A JP 2001033413 A JP2001033413 A JP 2001033413A JP 2002234399 A JP2002234399 A JP 2002234399A
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Japan
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display
seat
display screen
determination
state
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JP2001033413A
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English (en)
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Tsutomu Hasegawa
勉 長谷川
Eiichi Yamamoto
栄一 山本
Shinichi Nakamine
慎一 中峯
Hidekazu Sasaki
秀和 佐々木
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 後席天井に開閉可能な後席用ディスプレイ2
7が設けられた車両用表示装置に対して、前席1又は後
席4の乗員が後席用ディスプレイ27を閉作動させる操
作をわざわざ行わなくても、後席4の乗員が乗降時に後
席用ディスプレイ27と干渉しないようにする。 【解決手段】 イグニッションスイッチ54がオフ状態
になったとき、又は、左側及び右側後席用ドア9,10
の少なくとも一方が開かれたときに、後席用ディスプレ
イ27を閉方向へ作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の室内におけ
る後席天井において開閉可能に構成されたディスプレイ
を備えた車両用表示装置に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、RV車等の車両において、後席の
乗員がテレビ番組やビデオのソフト等を楽しむことがで
きるように、前席用ディスプレイとは別個に後席用ディ
スプレイを設けるようにすることが知られている。この
後席用ディスプレイは、通常、車両の室内における後席
天井の車幅方向略中央部等に設けられると共に、例えば
特開平11−291817号公報に示されているよう
に、駆動手段により上記後席天井に略沿った閉状態(収
納状態)と下方に開いた開状態(使用状態)との間で開
閉可能に構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
ように開閉可能な後席用ディスプレイを設ける場合、後
席乗員が乗り降りする際に、その後席用ディスプレイが
開状態のままでは邪魔になり、後席乗員と後席用ディス
プレイとの干渉を防止するためには、後席乗員が乗降す
る度に前席又は後席乗員が後席用ディスプレイを閉作動
させる操作が必要になり不便である。
【0004】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記の如く後席天井に
開閉可能なディスプレイを設ける場合に、そのディスプ
レイの開閉を適切に制御することによって、乗員がディ
スプレイを閉作動させる操作をわざわざ行わなくても、
後席乗員が乗降時にディスプレイと干渉しないようにす
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、イグニッションスイッチがオフ状
態になったとき、又は、ドア開検出手段により後席用ド
アが開かれたことが検出されたときに、ディスプレイを
閉方向へ作動させるようにした。
【0006】具体的には、請求項1の発明では、車両の
室内における後席天井に設けられ、駆動手段により該後
席天井に略沿った閉状態と下方に開いた開状態との間で
開閉可能に構成されたディスプレイと、上記駆動手段に
よる該ディスプレイの開閉作動を制御する制御手段とを
備えた車両用表示装置を対象とする。
【0007】そして、上記ディスプレイの開閉状態を検
出する開閉状態検出手段を備え、上記制御手段は、上記
開閉状態検出手段によりディスプレイが開状態にあるこ
とが検出されかつイグニッションスイッチがオフ状態に
なったときには、上記駆動手段により上記ディスプレイ
を閉方向へ作動させるように構成されているものとす
る。
【0008】上記の構成により、イグニッションスイッ
チがオフ状態になると、乗員の乗降が行われる可能性が
高く、このとき、ディスプレイが閉方向へ作動する(完
全に閉状態にならない場合も含む)ので、後席乗員の乗
降時に、ディスプレイを閉作動させる操作をわざわざ行
わなくても、後席乗員とディスプレイとの干渉を防止す
ることができる。
【0009】請求項2の発明では、車両の室内における
後席天井に設けられ、駆動手段により該後席天井に略沿
った閉状態と下方に開いた開状態との間で開閉可能に構
成されたディスプレイと、上記駆動手段による該ディス
プレイの開閉作動を制御する制御手段とを備えた車両用
表示装置を対象とする。
【0010】そして、上記ディスプレイの開閉状態を検
出する開閉状態検出手段と、上記車両の後席用ドアが開
かれたことを検出するドア開検出手段とを備え、上記制
御手段は、上記開閉状態検出手段によりディスプレイが
開状態にあることが検出されかつ上記ドア開検出手段に
より後席用ドアが開かれたことが検出されたときには、
上記駆動手段により上記ディスプレイを閉方向へ作動さ
せるように構成されているものとする。
【0011】このことにより、後席用ドアが開状態にな
ると、通常は後席乗員の乗降が行われ、このとき、ディ
スプレイが閉方向へ作動する(完全に閉状態にならない
場合も含む)ので、請求項1の発明の同様に、ディスプ
レイを閉作動させる操作をわざわざ行わなくても、後席
乗員とディスプレイとの干渉を防止することができる。
【0012】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、後席は、2つのシートを有する2列目シート列
と、3列目シート列とからなり、上記2列目シート列
は、該2列目シート列の2つのシートが車幅方向に互い
に離れて車幅方向中央部に所定空間を形成した第1のシ
ート状態と、上記両シートの車幅方向の対向面同士が接
触した第2のシート状態との間を切り換え可能に構成さ
れ、ディスプレイは、上記2列目シート列上方の天井の
車幅方向略中央部に設けられ、後席用ドアは、上記2列
目シート列の車幅方向両側に設けられており、上記2列
目シート列のシート状態を検出するシート状態検出手段
を備え、制御手段は、開閉状態検出手段によりディスプ
レイが開状態にあることが検出されかつドア開検出手段
により上記少なくとも1つの後席用ドアが開かれたこと
が検出されたときにおいて、上記シート状態検出手段に
より2列目シート列が第1のシート状態にあることが検
出されたときには、駆動手段により上記ディスプレイを
閉方向へ作動させるように構成されているすなわち、2
列目シート列が第1のシート状態(キャプテンシートモ
ード)にあるときには、3列目シート列の後席乗員は、
車幅方向略中央部に形成された空間を通って乗降するこ
とになり、ディスプレイが開状態のままでは3列目シー
ト列の乗員との干渉が生じてしまう。しかし、この発明
では、2列目シート列が第1のシート状態にあるときに
は、ディスプレイが閉方向へ作動するので、ディスプレ
イを閉作動させる操作を行わなくても、3列目シート列
の乗員とディスプレイとの干渉を防止することができ、
乗員の利便性を向上させることができる。
【0013】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、両後席用ドアのうち一方からの乗員の乗降が困難
な状況にあるか否かを判定する状況判定手段を備え、制
御手段は、開閉状態検出手段によりディスプレイが開状
態にあることが検出されかつドア開検出手段により上記
少なくとも1つの後席用ドアが開かれたことが検出され
たときにおいて、シート状態検出手段により2列目シー
ト列が第2のシート状態にあることが検出されかつ上記
状況判定手段により一方の後席用ドアからの乗員の乗降
が困難な状況にあると判定されたときには、駆動手段に
より上記ディスプレイを閉方向へ作動させるように構成
されているものとする。
【0014】すなわち、2列目シート列が第2のシート
状態(ベンチシートモード)にあるときには、2列目シ
ート列の車幅方向一端側に空間が形成されるので、ディ
スプレイが開状態にあっても、3列目シート列の乗員は
ディスプレイと干渉することなく乗降が可能であり、ま
た、2列目シート列の乗員も、それぞれ両後席用ドアか
らディスプレイと干渉することなく乗降が可能である。
ところが、車両が障害物の近傍に停止したり、道路端に
停止したときに後方から他車両が接近したりして一方の
後席用ドアからの乗員の乗降が困難な状況にあれば、2
列目シート列又は3列目シート列の乗員とディスプレイ
との干渉が生じてしまう。しかしながら、この発明で
は、このような状況にあれば、ディスプレイが閉方向へ
作動するので、ディスプレイを閉作動させる操作を行わ
なくても、後席乗員とディスプレイとの干渉を防止する
ことができる。
【0015】請求項5の発明では、請求項3の発明にお
いて、3列目シート列に乗員が存在するか否かを検出す
る乗員検出手段を備え、制御手段は、開閉状態検出手段
によりディスプレイが開状態にあることが検出されかつ
ドア開検出手段により少なくとも1つの後席用ドアが開
かれたことが検出されたときにおいて、上記乗員検出手
段により3列目シート列に乗員が存在しないことが検出
されたときには、シート状態検出手段により2列目シー
ト列が第1のシート状態にあることが検出されても、駆
動手段による上記ディスプレイの閉方向への作動を禁止
するように構成されているものとする。
【0016】このことで、3列目シート列に乗員が存在
しなければ、ディスプレイを閉方向へ作動させる必要は
ないので、後席用ドアの開操作に起因して後席乗員のデ
ィスプレイの利用が制限されるのを有効に防止すること
ができる。
【0017】請求項6の発明では、車両の室内における
後席天井に設けられ、駆動手段により該後席天井に略沿
った閉状態と下方に開いた開状態との間で開閉可能に構
成されたディスプレイと、上記駆動手段による該ディス
プレイの開閉作動を制御する制御手段とを備えた車両用
表示装置を対象とする。
【0018】そして、上記ディスプレイの開閉状態を検
出する開閉状態検出手段と、上記車両の後席用ドアが開
かれたことを検出するドア開検出手段とを備え、上記制
御手段は、上記開閉状態検出手段によりディスプレイが
開状態にあることが検出されかつイグニッションスイッ
チがオフ状態になったときに、上記駆動手段により上記
ディスプレイを閉方向へ作動させる第1の制御モード
と、上記開閉状態検出手段によりディスプレイが開状態
にあることが検出されかつ上記ドア開検出手段により後
席用ドアが開かれたことが検出されたときに、上記駆動
手段により上記ディスプレイを閉方向へ作動させる第2
の制御モードと、上記開閉状態検出手段によりディスプ
レイが開状態にあることが検出されているときにおい
て、イグニッションスイッチがオフ状態になっても、又
は上記ドア開検出手段により後席用ドアが開かれたこと
が検出されても、上記駆動手段により上記ディスプレイ
を閉方向へ作動させない第3の制御モードとの3つの制
御モードのうちいずれかを、乗員の選択に基づいて実行
するように構成されているものとする。
【0019】このことにより、乗員が第1又は第2の制
御モードを選択すれば、請求項1又は2の発明と同様の
作用効果が得られると共に、自動的にディスプレイを閉
方向へ作動させたくない場合には、第3の制御モードを
選択すればよく、この結果、乗員の都合によりモードを
選択することができ、使い勝手を向上させることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る車両
用表示装置が搭載された車両Cの室内を示し、図2はこ
の車両用表示装置における各構成部品の上記車両Cでの
位置を概略的に示す。
【0021】上記車両Cの室内には、運転席シート1a
及び助手席シート1bからなる前席1と、2つのシート
(運転席側シート2aと助手席側シート2b)を有する
2列目シート列2及び3人掛けの1つのシート3aを有
する3列目シート列3からなる後席4とが設けられてい
る。また、上記車両Cの左右両側部には、運転席用ドア
7、助手席用ドア8並びに左側及び右側後席用ドア9,
10が設けられており、この左側及び右側後席用ドア
9,10は、上記2列目シート列2の車幅方向両側にそ
れぞれ設けらていて、各々、操作スイッチ(図示せず)
の操作に基づいてドア駆動モータ17により車両C前後
方向にスライドすることで開閉するようになされてい
る。
【0022】上記運転席用ドア7、助手席用ドア8並び
に左側及び右側後席用ドア9,10には、該各ドア7〜
10の開閉状態を検出するための運転席用ドア開閉状態
検出スイッチ11、助手席用ドア開閉状態検出スイッチ
12並びに左側及び右側後席用ドア開閉状態検出スイッ
チ13,14がそれぞれ設けられている。つまり、これ
ら各ドア開閉状態検出スイッチ11〜14は、各ドア7
〜10が開かれたことを検出するドア開検出手段を構成
している。上記各ドア開閉状態検出スイッチ11〜14
の出力信号は、図3に示すように、この車両用表示装置
の制御を行う制御CPU60に入力されるようになって
いる。尚、上記左側及び右側後席用ドア開閉状態検出ス
イッチ13,14の代わりに、上記操作スイッチの操作
や左側及び右側後席用ドア9,10のドアハンドル操作
により左側及び右側後席用ドア9,10が開かれたこと
を検出するようにしてもよい。
【0023】上記2列目シート列2は、図4に示すよう
に、該2列目シート列2の2つのシート2a,2bが互
いに離れて車幅方向中央部に所定空間を形成したキャプ
テンシートモード(第1のシート状態)と、図5に示す
ように、上記両シート2a,2bの車幅方向の対向面同
士が接触したベンチシートモード(第2のシート状態)
との間を切り換え可能に構成されている。具体的には、
2列目シート列2の助手席側(左側)シート2bが、車
幅方向に延びる2つのスライドレール18(図2参照)
によって車幅方向にスライド可能になされていて、キャ
プテンシートモードのときには、上記左側後席用ドア9
近傍に位置して運転席側(右側)シート2aとの間に、
3列目シート列3の乗員が通行可能な通路が形成される
一方、ベンチシートモードのときには、上記運転席側シ
ート2aと車幅方向に接触して助手席側シート2bと左
側後席用ドア9との間に、3列目シート列3の乗員が通
行可能な通路が形成されるようになっている。尚、この
実施形態では、助手席側シート2bをスライド可能にし
ているが、運転席側シート2aをスライド可能にしても
よい。
【0024】上記両スライドレール18の一方には、上
記助手席側シート2bのスライドに連動してON又はO
FF状態となるスイッチからなるシートモードセンサー
19が設けられており、このシートモードセンサー19
により、2列目シート列2がベンチシートモードに設定
されているか、又はキャプテンシートモードに設定され
ているかが検出されるようになっている。すなわち、上
記シートモードセンサー19は、2列目シート列2のシ
ート状態を検出するシート状態検出手段を構成してい
る。そして、上記シートモードセンサー19の出力信号
は、上記制御CPU60に入力されるようになってい
る。尚、上記シートモードセンサー19は、上記助手席
側シート2bのスライドに連動するスイッチに限らず、
例えば助手席側シート2bにチャイルドシートが装着さ
れていることを検出するもの(荷重センサーや装着スイ
ッチ等)であってもよい。つまり、ベンチシートモード
のときには、シートベルトでチャイルドシートを固定す
る場合にその固定が困難であると共に、子供をチャイル
ドシートに固定する作業を左側後席用ドア9近傍で行う
ことが困難であるため、チャイルドシートが装着されて
いることを検出したときには、キャプテンシートモード
に設定されているものとすればよい。
【0025】上記2列目シート列2の両シート2a,2
bにおける乗員が着座する部分には、該2列目シート列
2の乗員が存在しているか否かをそれぞれ検出するシー
ト面圧センサーからなる2列目シート乗員検知センサー
20,20が設けられ、3列目シート列3のシート3a
における乗員が着座する部分(3箇所)にも、該3列目
シート列3の乗員が存在しているか否かをそれぞれ検出
するシート面圧センサーからなる3列目シート乗員検知
センサー21,21,…が設けられている。すなわち、
これら各2列目シート乗員検知センサー20及び各3列
目シート乗員検知センサー21は、それぞれ2列目シー
ト列2及び3列目シート列3に乗員が存在するか否かを
検出する乗員検出手段を構成している。上記各2列目シ
ート乗員検知センサー20及び各3列目シート乗員検知
センサー21の出力信号は、上記制御CPU60に入力
されるようになっている。尚、上記各2列目シート乗員
検知センサー20及び各3列目シート乗員検知センサー
21は、シート面圧センサーに限らず、超音波センサー
等により構成してもよい。
【0026】上記車両Cの室内における上記運転席シー
ト1aの前方、つまりインストルメントパネル25の車
幅方向略中央部には、上記制御CPU60からの情報を
入力して表示する前席用ディスプレイ26が設けられて
いる一方、室内における後席天井(2列目シート列2の
前側上方の天井)の車幅方向略中央部には、同じく制御
CPU60からの情報を入力して表示する後席用ディス
プレイ27が設けられている。
【0027】上記前席用ディスプレイ26は、該前席用
ディスプレイ26に対応して設けられて前席1の乗員に
より操作される第1操作手段としての前席用操作リモコ
ン30により操作され、上記後席用ディスプレイ27
は、該後席用ディスプレイ27に対応して設けられて後
席4の乗員により操作される第2操作手段としての後席
用操作リモコン31により操作されるようになってい
る。また、上記前席用ディスプレイ26には、情報を表
示する表示画面26aと、情報の表示(電源ON)及び
非表示(電源OFF)を切り換えるための電源スイッチ
26bと、ボリュームのアップスイッチ26c及びダウ
ンスイッチ26dと、上記前席用操作リモコン30から
送信される信号を受信する受信部26eとが設けられ
(詳細は図6参照)、上記後席用ディスプレイ27に
も、同様に、情報を表示する表示画面27aと、情報の
表示(電源ON)及び非表示(電源OFF)を切り換え
る電源スイッチ27bと、ボリュームのアップスイッチ
27c及びダウンスイッチ27dと、上記後席用操作リ
モコン31から送信される信号を受信する受信部27e
とが設けられている。上記前席用及び後席用ディスプレ
イ26,27の表示画面26a,27aは、各々、第1
画面(運転席側)と第2画面(助手席側)とに分割可能
になっていて、第1画面と第2画面とで互いに異なる情
報を表示可能に構成されている。尚、この実施形態で
は、表示画面26a,27aの分割可能数は2つである
が、3つ以上であってもよい。
【0028】上記前席用操作リモコン30は、図7に詳
細に示すように、前席用ディスプレイ26に設けた上記
電源スイッチ26bと同じ機能を有する電源ON/OF
Fキー33と、前席用ディスプレイ26の表示画面26
aに表示する情報ソース(DVD、テレビ及びナビゲー
ション)を選択するための情報ソース選択キー34と、
ナビゲーション情報(道路地図情報)を表示していると
きに経路誘導目的地を設定するための目的地設定キー3
5と、表示画面26a上においてカーソルを上下左右に
移動させて選択肢の中から1つを選択する等するための
カーソルキー36(上下左右移動キー36a,36b,
36c,36d)と、このカーソルキー36により選択
したものを実行するための決定キー37と、数字等を入
力するためのテンキー38と、このテンキー38を数字
入力用と英字入力用とに切り換えるためのテンキー機能
変換キー39と、英字を漢字及びかなに変換するための
変換キー40とを有している。尚、後席用操作リモコン
31も、上記前席用操作リモコン30と同じキーを有し
ている(以下、前席用操作リモコン30と同じキーには
同じ符号を使用する)。
【0029】上記後席用ディスプレイ31は、駆動手段
としてのディスプレイ開閉モータ45により上記後席天
井に略沿った閉状態(格納状態)と下方に開いた開状態
(図1で示す状態)との間で開閉可能に構成されてい
る。具体的には、後席用ディスプレイ31は、DVD再
生機44を介して後席天井に取り付けられていて、閉状
態にあるときには、このDVD再生機44の下面に設け
た凹部44a内に格納された状態となっている。この閉
状態にあるときの後席用ディスプレイ27の表示画面2
7aは上方を向いており、表示画面27aと反対側の面
は、DVD再生機44下面と略面一になっている。そし
て、後席用ディスプレイ27は、閉状態にあるときの前
端部が回動中心となって後端部が下方に移動するように
約90°回動することで開状態となり、このときの表示
画面27aは後方を向くようになっている。
【0030】上記後席用ディスプレイ27には、その開
閉状態を検出する開閉状態検出手段としてのディスプレ
イ開閉状態センサー46(ON/OFFスイッチやポテ
ンシオメータ等からなる)が設けられ、このディスプレ
イ開閉状態センサー46の出力信号は、上記制御CPU
60に入力されるようになっている。
【0031】上記後席用ディスプレイ27のディスプレ
イ開閉モータ45による開閉制御は、上記制御CPU6
0によって行われ、該後席用ディスプレイ27の電源O
N状態時には開状態にあり、電源OFF状態時には閉状
態にあると共に、後述の如く、上記ディスプレイ開閉状
態センサー46により後席用ディスプレイ27が開状態
にあることが検出されているときには、前席1の乗員が
設定した自動格納モード(詳細は後述)に応じて、所定
の要因により自動的に閉方向へ作動して閉状態(格納状
態)となる(同時に電源OFF状態となる)ようになっ
ている。
【0032】上記車両Cの後端部における車幅方向略中
央部には、該車両Cの後方環境を撮影するリアビューカ
メラ49が設けられており、この実施形態では、前席用
ディスプレイ26が電源ON状態にあってその表示画面
26aにナビゲーション情報が表示されかつ上記制御C
PU60に信号を出力するインヒビタスイッチ50(M
T車の場合には、変速レバーの位置を検出するスイッ
チ)により変速レバーが後退位置にあることが検出され
たときに、上記リアビューカメラ49からの車両C後方
環境情報が上記制御CPU60を介して前席用ディスプ
レイ26に自動的に出力されてその表示画面26aに表
示されるようになっている。このことで、上記前席用デ
ィスプレイ26、リアビューカメラ49及び制御CPU
60は、車両C後方環境情報を運転席前方に表示する後
方環境表示手段を構成している。また、インヒビタスイ
ッチ50は、変速レバーが後退位置に操作されたことを
検出する後退操作検出手段を構成している。上記車両C
後方環境情報を後退時に前席用ディスプレイ26の表示
画面26aに表示させたくない場合は、前席用ディスプ
レイ26を電源OFF状態にして後方環境表示手段を非
作動状態にする。尚、変速レバーが後退位置(Rレン
ジ)にあるときだけでなく前進位置(Dレンジ等)やニ
ュートラル位置(Nレンジ)にあるときにも、リアビュ
ーカメラ49からの車両C後方環境情報を前席用ディス
プレイの表示画面26aに表示するようにしてもよい。
【0033】上記制御CPU60内には、図3に示すよ
うに、上記リアビューカメラ49からの車両C後方環境
情報が入力されて上記後方環境表示手段が車両C後方環
境情報を前席用ディスプレイ26の表示画面26aに適
正に表示可能な状態にあるか否かを判定する表示状態判
定部61が設けられている。すなわち、この表示状態判
定部61は、リアビューカメラ49のレンズの汚れや故
障等により該リアビューカメラ49の画像コントラスト
が所定よりも低くなったことや車両C後方環境情報が入
力されていないことを一般的なソフト的手法で検出する
ことにより、後方環境表示手段が車両C後方環境情報を
前席用ディスプレイ26の表示画面26aに適正に表示
可能な状態にあるか否かを判定するようになっている。
このことで、上記表示状態判定部61は、後方環境表示
手段が車両C後方環境情報を適正に表示可能な状態にあ
るか否かを判定する表示状態判定手段を構成している。
尚、この表示状態判定手段としては、上記表示状態判定
部61のようにソフト的手法で判定する以外に、リアビ
ューカメラ49と制御CPU60とを接続するコードの
断線を検出するようなハード的手法で判定するものであ
ってもよい。
【0034】上記車両Cには、テレビ及びラジオ受信用
のアンテナ51が設置されており、このアンテナ51に
より受信したテレビ番組及びラジオ番組が制御CPU6
0に入力されるようになっている。そして、上記前席用
又は後席用ディスプレイ26,27の電源ON状態時に
上記前席用又は後席用操作リモコン30,31の操作に
より情報ソースがテレビに設定されると、制御CPU6
0から前席用又は後席用ディスプレイ26,27に上記
テレビ番組が出力表示され、不図示のラジオの電源スイ
ッチがON状態にされると、制御CPU60からそのラ
ジオにラジオ番組が出力されるようになっている。
【0035】また、上記車両Cには、車両C外の道路地
図情報配信センターや家庭内のパーソナルコンピュータ
に設けられた送信機から送信された道路地図情報を受信
可能な無線機52(インターネット接続可能な携帯電話
等)が設けられ、この無線機52により受信した道路地
図情報は、制御CPU60を介して2つの記憶媒体6
2,62に記憶されるようになっている。そして、この
各記憶媒体62により記憶された道路地図情報は、ナビ
ゲーション情報として、制御CPU60を介して前席用
及び後席用ディスプレイ26,27にそれぞれ出力表示
されるようになっている。このように2つの記憶媒体6
2,62が設けられているのは、前席用ディスプレイ2
6と後席用ディスプレイ27とに互いに異なる道路地図
情報を出力表示させることが可能なようにするためであ
る。尚、上記のように道路地図情報配信センター等から
配信された道路地図情報を記憶する記憶媒体62の代わ
りに、予め道路地図情報を記憶したCD−ROM等の記
憶媒体を用いてもよい。
【0036】さらに、上記車両Cには、GPS人工衛星
から送信されるGPS信号を受信して、該車両Cの現在
位置を検出するGPSセンサー53が設けられ、このG
PSセンサー53により検出された現在位置情報は、ナ
ビゲーション情報として、制御CPU60を介して前席
用及び後席用ディスプレイ26,27の表示画面26
a,27aの各道路地図上に表示されるようになってい
る。
【0037】また、上記車両Cには、該車両Cを運転状
態にするイグニッションスイッチ54と、車両Cの車速
を検出する車速検出手段としての車速センサー55(ド
ライブトレイン64(図2参照)の出力軸回転を検出す
るものや車輪速を検出するもの等)と、左側後席用ドア
9近傍の車外に障害物が存在することを検出する超音波
センサー等の障害物検出センサー56とが設けられ、こ
れらイグニッションスイッチ54、車速センサー55及
び障害物検出センサー56の各出力信号は、上記制御C
PU60に入力されるようになっている。
【0038】尚、図2中、63は、エンジンであり、こ
のエンジン63の出力軸に上記ドライブトレイン64が
接続されている。また、66は、車両C後端部の車幅方
向において運転席シート1aとは反対側に設けられたア
ンダーミラーであり、ドライバがこのアンダーミラー6
6を見ることにより車両C後端部近傍の下方を目視で確
認することができるようになっている。さらに、図3
中、68は、制御CPU60にバッテリーから電源が供
給されなくなっても、前席1の乗員が設定した最新の自
動格納モードや表示モード(後述)を記憶しておくため
のメモリー用電池である。
【0039】上記後席用ディスプレイ27は、上述の如
く、上記ディスプレイ開閉状態センサー46により該後
席用ディスプレイ27が開状態にあることが検出されて
いるときに、前席1の乗員が設定した自動格納モードに
応じて所定の要因により自動的に閉方向へ作動して閉状
態となるが、その自動格納モードには、4種類の第1の
自動格納モードと3種類の第2の自動格納モードとがあ
り、前席用操作リモコン30の操作により、これら第1
及び第2の自動格納モードからそれぞれ1つずつを選択
設定可能になっており、後席用操作リモコン31の操作
では選択設定することはできない。つまり、この選択設
定は前席1の乗員のみが行うことができ、後席4の乗員
は行うことができないようになっている。
【0040】上記第1の自動格納モードは、具体的に
は、上記インヒビタスイッチ50により変速レバーが後
退位置に操作されたことが検出されたときに、後席用デ
ィスプレイ27を閉方向へ作動させて閉状態にするモー
ド(1−aモードという)、上記表示状態判定部61に
より後方環境表示手段が車両C後方環境情報を適正に表
示可能な状態にないと判定されたときに、後席用ディス
プレイ27を閉方向へ作動させて閉状態にするモード
(1−bモードという)、インヒビタスイッチ50によ
り変速レバーが後退位置に操作されたことが検出されか
つ表示状態判定部61により後方環境表示手段が車両C
後方環境情報を適正に表示可能な状態にないと判定され
たときに、後席用ディスプレイ27を閉方向へ作動させ
て閉状態にするモード(1−cモードという)、及び、
変速レバーの位置や表示状態判定部61の判定結果に拘
わらず、前席用又は後席用操作リモコン30,31の操
作内容や第2の自動格納モードの選択設定内容に応じて
格納するモード(1−dモードという)である。尚、初
期は上記1−dモードに設定されている。
【0041】上記第1の自動格納モードが1−aモード
又は1−cモードに設定されている場合、変速レバーの
後退位置操作の検出により後席用ディスプレイ27が閉
状態になった後において、変速レバーが後退位置でなく
なったときには、開状態に自動復帰して電源ON状態と
なる。
【0042】上記第2の自動格納モードは、イグニッシ
ョンスイッチ54がオフ状態になったときに、後席用デ
ィスプレイ27を閉方向へ作動させて閉状態にするモー
ド(2−aモードという)、左側及び右側後席用ドア開
閉状態検出スイッチ13,14により左側及び右側後席
用ドア9,10の少なくとも一方が開かれたことが検出
されたときに、後席用ディスプレイ27を閉方向へ作動
させて閉状態にするモード(2−bモードという)、及
び、イグニッションスイッチ54の状態や左側及び右側
後席用ドア9,10の開閉状態に拘わらず、前席用又は
後席用操作リモコン30,31の操作内容や上記第1の
自動格納モードの選択設定内容に応じて格納するモード
(2−cモードという)である。尚、初期は上記2−c
モードに設定されおり、上記第1の自動格納モードが1
−dモードに設定されかつ第2の自動格納モードが2−
cモードに設定されていると、後席用ディスプレイ27
が自動的に閉状態になることはない。
【0043】上記第2の自動格納モードが2−bモード
に設定されている場合、左側又は右側後席用ドア9,1
0の開検出により後席用ディスプレイ27が閉状態にな
った後において、その開検出から所定時間t1が経過す
ると、開状態に自動復帰して電源ON状態となる。
【0044】この実施形態においては、上記第2の自動
格納モードにおける2−aモードが本発明の第1の制御
モードに、また2−bモードが本発明の第2の制御モー
ドに、さらに2−cモードが本発明の第3の制御モード
にそれぞれ対応しており、これら3つの制御モードのう
ちいずれかを、前席1の乗員の選択に基づいて実行する
ことになる。
【0045】上記前席用及び後席用ディスプレイ26,
27の表示画面26a,27aに表示される情報の内容
は、前席1の乗員が設定した表示モードと、前席用及び
後席用操作リモコン30,31の各操作内容とに応じ
て、制御CPU60により制御される。上記表示モード
には5種類があり、前席用操作リモコン30の操作によ
り、1つを選択設定可能になっている。この選択設定
も、上記第1及び第2の自動格納モードと同様に、前席
1の乗員のみが行うことができ、後席4の乗員は行うこ
とができないようになっている。
【0046】上記表示モードは、具体的には、前席用操
作リモコン30の操作により、後席用ディスプレイ27
の電源ON/OFF状態の切換えとその表示画面27a
に表示される情報ソース(DVD及びTV番組)の選択
設定(ナビゲーションの選択設定は不可)とを行うモー
ド(3−aモードという)、後席用ディスプレイ27が
電源ON状態にあるときに、その表示画面27aに、前
席用ディスプレイ26と同じ情報を強制的に表示させる
モード(3−bモードという)、前席用及び後席用ディ
スプレイ26,27の表示画面26a,27aに、互い
に独立に情報を表示させるモード(3−cモードとい
う)、前席用ディスプレイ26が電源ON状態にあると
きに、その表示画面26a全体に、後席用ディスプレイ
27と同じ情報を強制的に表示させるモード(3−dモ
ードという)、及び、前席用ディスプレイ26が電源O
N状態にあるときに、その表示画面26aの第2画面
に、後席用ディスプレイ27と同じ情報を強制的に表示
させるモード(3−eモードという)である。
【0047】上記3−aモードにおいては、後席用ディ
スプレイ27の表示画面27aに表示される情報の内容
(DVD又はTV番組)及び該情報の表示タイミング
(出力開始時間)を、前席用操作リモコン30の操作に
より予約設定(タイマー設定)することもできる。つま
り、前席用ディスプレイ26及び制御CPU60は、予
約手段を構成している。
【0048】上記3−aモード及び3−bモードでは、
後席用操作リモコン31の操作入力は無効とされる一
方、上記3−cモード、3−dモード及び3−eモード
では、後席用操作リモコン31の操作内容に応じて、後
席用ディスプレイ27の表示画面27aに表示される情
報の内容が制御される。また、上記3−dモードでは、
後席用操作リモコン31の操作によりナビゲーションの
経路誘導目的地を自由に設定することができる。さら
に、上記3−cモードでは、経路誘導目的地を自由に設
定することはできないが、後述の如く、後席用操作リモ
コン27の操作によりナビゲーションの経路誘導のため
の仮の目的地を設定することができ、この仮の目的地が
前席用ディスプレイ26の表示画面26aに表示され
て、前席用操作リモコン30の操作により上記仮の目的
地を経路誘導目的地に設定することができる。また、上
記3−eモードでは、後席用操作リモコン31の操作に
より経路誘導目的地や仮の目的地を設定することはでき
ない。尚、初期は上記3−cモードに設定されている。
【0049】上記車両Cの走行中(前進方向の車速が5
km/hよりも大きいとき)は、前席用ディスプレイ2
6の表示画面26aにTV番組又はDVDのソフトを表
示させることはできず、制御CPU60から前席用ディ
スプレイ26にマスク画像が出力されるようになってい
る。また、上記車両Cの走行中は、前席用操作リモコン
30の目的地設定キー35操作によるナビゲーションの
経路誘導目的地の設定はできないようになっている。
【0050】以下、制御CPU60で行われる処理動作
について説明する。最初に、後席用ディスプレイ27の
ディスプレイ開閉モータ45による開閉制御について図
8〜図10により説明する。
【0051】先ず、最初のステップSA1で、各センサ
ーや各スイッチ等の出力信号を入力し、次のステップS
A2で、後席用ディスプレイ27の電源OFF操作が有
ったか否かを判定する。このステップSA2の判定がY
ESであるときには、ステップSA3に進む一方、判定
がNOであるときには、ステップSA5に進む。
【0052】上記ステップSA3では、ディスプレイ開
閉状態センサー46の出力信号により後席用ディスプレ
イ27が現在閉状態にあるか否かを判定し、このステッ
プSA3の判定がYESであるときには、そのままリタ
ーンする一方、判定がNOであるときには、ステップS
A4に進んで、ディスプレイ開閉モータ45により後席
用ディスプレイ27を閉方向へ作動させて閉状態(格納
状態)にし(同時に電源OFF状態にし)、しかる後に
リターンする。
【0053】上記ステップSA5では、今度は後席用デ
ィスプレイ27の電源ON操作が有ったか否かを判定
し、このステップSA5の判定がYESであるときに
は、ステップSA6に進む一方、判定がNOであるとき
には、ステップSA8に進む。
【0054】上記ステップSA6では、ディスプレイ開
閉状態センサー46の出力信号により後席用ディスプレ
イ27が現在開状態にあるか否かを判定し、このステッ
プSA6の判定がYESであるときには、そのままリタ
ーンする一方、判定がNOであるときには、ステップS
A7に進んで、ディスプレイ開閉モータ45により後席
用ディスプレイ27を開状態にし(同時に電源ON状態
にし)、しかる後にリターンする。
【0055】上記ステップSA8では、イグニッション
スイッチ54がOFF状態にあるか否かを判定し、この
ステップSA8の判定がYESであるときには、ステッ
プSA9に進む一方、判定がNOであるときには、ステ
ップSA10に進む。
【0056】上記ステップSA9では、第2の自動格納
モードが2−aモードに設定されているか否かを判定
し、このステップSA9の判定がYESであるときに
は、上記ステップSA3に進み、後席用ディスプレイ2
7を、閉状態でなければ閉方向へ作動させて閉状態にす
る一方、判定がNOであるときには、ステップSA10
に進む。
【0057】上記ステップSA10では、左側及び右側
後席用ドア開閉状態検出スイッチ13,14の出力信号
により左側及び右側後席用ドア9,10の少なくとも一
方が開かれたか否かを判定し、このステップSA10の
判定がNOであるときには、ステップSA24に進む一
方、判定がYESであるときには、ステップSA11に
進む。
【0058】上記ステップSA11では、第2の自動格
納モードが2−bモードに設定されているか否かを判定
し、このステップSA11の判定がNOであるときに
は、ステップSA24に進む一方、判定がYESである
ときには、ステップSA12に進む。
【0059】上記ステップSA12では、3列目シート
乗員検知センサー21の出力信号により3列目シート列
3に乗員が存在するか否かを判定し、このステップSA
12の判定がNOであるときには、ステップSA15に
進む一方、判定がYESであるときには、ステップSA
13に進む。
【0060】上記ステップSA13では、シートモード
センサー19の出力信号により2列目シート列2がキャ
プテンシートモードに設定されているか否かを判定し、
このステップSA13の判定がYESであるときには、
ステップSA18に進む一方、判定がNOであるときに
は、ステップSA14に進む。
【0061】上記ステップSA14では、障害物検出セ
ンサー56の出力信号により左側後席用ドア9近傍の車
外に障害物が存在するか否かを判定する。つまり、障害
物により左側後席用ドア9からの乗員の乗降が困難な状
況にあるか否かを判定する。このことで、このステップ
SA14により、左側後席用ドア9からの乗員の乗降が
困難な状況にあるか否かを判定する状況判定手段が構成
される。このステップSA14の判定がYESであると
きには、ステップSA18に進む一方、判定がNOであ
るときには、ステップSA15に進む。
【0062】上記ステップSA15では、左側及び右側
後席用ドア9,10の両方が開かれたか否かを判定し、
このステップSA15の判定がYESであるときには、
ステップSA24に進む一方、判定がNOであるときに
は、ステップSA16に進む。
【0063】尚、上記ステップSA15において、左側
及び右側後席用ドア9,10の両方が開かれたか否か
を、左側及び右側後席用ドア開閉状態検出スイッチ1
3,14の出力信号により判定する代わりに、GPSセ
ンサー53により検出された車両Cの現在位置と記憶媒
体62に記憶された道路地図情報とに基づいて、車両C
が道路両側のうち一方の路肩に停止していて後方から他
車両が接近する可能性が高い状況にあるか否かを判定す
るようにしてもよい。すなわち、両後席用ドア9,10
のうち一方からの乗員の乗降が困難な状況にあれば、そ
の一方の左側又は右側後席用ドア9,10が開けられる
可能性は低いので、左側及び右側後席用ドア9,10の
両方が開かれたか否かを判定することができる。こうす
れば、上記ステップSA15は、上記ステップSA14
と同様に、両後席用ドア9,10のうち一方からの乗員
の乗降が困難な状況にあるか否かを判定する状況判定手
段を構成することになる。
【0064】上記ステップSA16では、2列目シート
乗員検知センサー20の出力信号により2列目シート列
2の両シート2a,2bに乗員が存在するか否かを判定
し、このステップSA16の判定がYESであるときに
は、ステップSA18に進む一方、判定がNOであると
きには、ステップSA17に進む。
【0065】上記ステップSA17では、2列目シート
列2の両シート2a,2bのうち、開いた左側又は右側
後席用ドア9,10とは反対側に乗員が存在するか否か
を判定し、このステップSA17の判定がNOであると
きには、ステップSA24に進む一方、判定がYESで
あるときには、ステップSA18に進む。
【0066】上記ステップSA18では、後席用ディス
プレイ27が現在閉状態にあるか否かを判定し、このス
テップSA18の判定がYESであるときには、ステッ
プSA20に進む一方、判定がNOであるときには、ス
テップSA19に進んで、後席用ディスプレイ27を閉
方向へ作動させて閉状態にし(同時に電源OFF状態に
し)、しかる後にステップSA20に進む。
【0067】上記ステップSA20では、直前の左側又
は右側後席用ドア9,10の開動作(開検出)から所定
時間t1以上経過しているか否かを判定する。この所定
時間t1は、乗員が乗降するのに十分な時間(例えば1
0s)に設定されている。このステップSA20の判定
がNOであるときには、ステップSA24に進む一方、
判定がYESであるときには、ステップSA21に進
む。
【0068】上記ステップSA21では、後席用ディス
プレイ27が現在開状態にあるか否かを判定し、このス
テップSA21の判定がYESであるときには、ステッ
プSA24に進む一方、判定がNOであるときには、ス
テップSA22に進む。
【0069】上記ステップSA22では、直前の後席用
ディスプレイ27の格納要因が左側又は右側後席用ドア
9,10の開動作であったか否かを判定し、このステッ
プSA22の判定がNOであるときには、ステップSA
24に進む一方、判定がYESであるときには、ステッ
プSA23に進んで、後席用ディスプレイ27を開状態
にし(同時に電源ON状態にし)、しかる後にステップ
SA24に進む。
【0070】上記ステップSA24では、インヒビタス
イッチ50の出力信号により変速レバーが後退位置に操
作されたか否かを判定し、このステップSA24の判定
がNOであるときには、ステップSA34に進む一方、
判定がYESであるときには、ステップSA25に進
む。
【0071】上記ステップSA25では、前席用ディス
プレイ26が電源OFF状態にあるか否かを判定する。
このステップSA25は、後方環境表示手段が、前席用
ディスプレイ26の電源OFF状態により非作動状態に
あるか否かを判定するものであり、このことで、ステッ
プSA25により、後方環境表示手段が非作動状態にあ
るか否かを判定する非作動状態判定手段が構成される。
上記ステップSA25の判定がYESであるとき(後方
環境表示手段が非作動状態にあるとき)には、ステップ
SA32に進む一方、判定がNOであるとき(後方環境
表示手段が作動状態にあるとき)には、ステップSA2
6に進む。
【0072】上記ステップSA26では、第1の自動格
納モードが1−aモード又は1−cモードに設定されて
いるか否かを判定し、このステップSA26の判定がY
ESであるときには、ステップSA29に進む一方、判
定がNOであるときには、ステップSA27に進む。
【0073】上記ステップSA27では、表示状態判定
部61において、後方環境表示手段が車両C後方環境情
報を前席用ディスプレイ26の表示画面26aに適正に
表示可能な状態にあるか否かを判定し、このステップS
A27の判定がNOであるときには、リターンする一
方、判定がYESであるときには、ステップSA28に
進む。
【0074】上記ステップSA28では、第1の自動格
納モードが1−bモードに設定されているか否かを判定
し、このステップSA28の判定がNOであるときに
は、リターンする一方、判定がYESであるときには、
ステップSA32に進む。
【0075】上記ステップSA29では、第1の自動格
納モードが1−aモードに設定されているか否かを判定
し、このステップSA29の判定がYESであるときに
は、ステップSA31に進む一方、判定がNOであると
きには、ステップSA30に進む。
【0076】上記ステップSA30では、上記ステップ
SA27と同様に、表示状態判定部61において、後方
環境表示手段が車両C後方環境情報を前席用ディスプレ
イ26の表示画面26aに適正に表示可能な状態にある
か否かを判定し、このステップSA30の判定がNOで
あるときには、リターンする一方、判定がYESである
ときには、ステップSA32に進む。
【0077】上記ステップSA29の判定がYESであ
るときに進むステップSA31では、車速センサー55
の出力信号により前進方向の車速が20km/hよりも
大きいか否かを判定し、このステップSA31の判定が
YESであるときには、リターンする一方、判定がNO
であるときには、ステップSA32に進む。
【0078】上記ステップSA32では、後席用ディス
プレイ27が現在閉状態にあるか否かを判定し、このス
テップSA32の判定がYESであるときには、そのま
まリターンする一方、判定がNOであるときには、ステ
ップSA33に進んで、後席用ディスプレイ27を閉方
向へ作動させて閉状態にし(同時に電源OFF状態に
し)、しかる後にリターンする。
【0079】上記ステップSA24の判定がNOである
ときに進むステップSA34では、第1の自動格納モー
ドが1−aモード又は1−bモードに設定されているか
否かを判定し、このステップ34の判定がNOであると
きには、リターンする一方、判定がYESであるときに
は、ステップSA35に進む。
【0080】上記ステップSA35では、直前の変速レ
バーの後退位置への操作から所定時間t2が経過したか
否かを判定する。この所定時間t2は、駐車場等で駐車
する際に前進と後退とを繰り返すときに、後席用ディス
プレイ27の開閉作動のハンチングを防止するための時
間(例えば5s)に設定されている。このステップSA
35の判定がNOであるときには、リターンする一方、
判定がYESであるときには、ステップSA36に進
む。
【0081】上記ステップSA36では、後席用ディス
プレイ27が現在開状態にあるか否かを判定し、このス
テップSA36の判定がYESであるときには、リター
ンする一方、判定がNOであるときには、ステップSA
37に進む。
【0082】上記ステップSA37では、直前の後席用
ディスプレイ27の格納要因が変速レバーの後退位置へ
の操作であったか否かを判定し、このステップSA37
の判定がNOであるときには、そのままリターンする一
方、判定がYESであるときには、ステップSA38に
進んで、後席用ディスプレイ27を開状態にし(同時に
電源ON状態にし)、しかる後にリターンする。
【0083】次に、制御CPU60で行われる処理動作
のうち前席用ディスプレイ26の表示画面26aの表示
制御について図11〜図20により説明する。この表示
制御は、前席用ディスプレイ26を電源ON状態にする
ことでスタートし、電源OFF状態にすることで終了す
る。尚、以下の説明及びフローチャートにおいて「選択
する」とは、前席用又は後席用操作リモコン30,31
のカーソルキー36により選択肢の中から1つを選択し
た状態で決定キー37を操作することをいう。
【0084】先ず、最初のステップSB1では、前席用
ディスプレイ26の表示画面26aに「表示画面1」
(図22参照)を表示させる。この「表示画面1」で
は、「ナビゲーション」、「TV」、「DVD」及び
「モード設定」を選択することができる。
【0085】次のステップSB2では、「表示画面1」
中の「TV」が選択されたか否かを判定する。このステ
ップSB2の判定がNOであるときには、ステップSB
7に進む一方、判定がYESであるときには、ステップ
SB3に進んで、前席用ディスプレイ26の表示画面2
6aに「表示画面2」(図23参照)を表示させる。こ
の「表示画面2」において「チャンネル設定」が選択さ
れると、カーソルがチャンネル設定欄101に移動し、
前席用操作リモコン30におけるカーソルキー36の上
下移動キー36a,36bの操作によりチャンネルが変
わる。そして、決定キー37が操作されると、チャンネ
ルが設定されてカーソルが「TVオン」へ移動する。こ
のとき、チャンネル設定欄101の下側のテレビ番組表
示欄102には、現時刻に放映されている、上記設定さ
れたチャンネルのテレビ番組が表示され、さらにその下
側の番組内容欄103には、そのテレビ番組の番組名及
び概略内容が表示される。この番組内容欄103に表示
される番組名及び概略内容は、無線機52を介してイン
ターネットにより入手された情報か、又はデジタル放送
の電波に含まれている情報である。
【0086】次いで、ステップSB4では、「表示画面
2」中の「TVオン」が選択されたか否かを判定し、こ
のステップSB4の判定がYESであるときには、ステ
ップSB5に進んで、前席用ディスプレイ26の表示画
面26a全体に、上記設定されたチャンネルのテレビ番
組を表示させる。尚、この状態から抜けるには、前席用
ディスプレイ26を電源OFF状態にするか、又は前席
用操作リモコン30の情報ソース選択キー34を操作す
ればよい(前席用ディスプレイ26が電源ON状態にあ
るときには、どの状態においても情報ソース選択キー3
4が優先され、後述の如く割込み制御により上記「表示
画面1」が表示される)。
【0087】一方、上記ステップSB4の判定がNOで
あるときには、ステップSB6に進んで、「表示画面
2」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSB6の判定がYESであるときには、上記ステ
ップSB1に戻る一方、判定がNOであるときには、上
記ステップSB3に戻る。
【0088】上記ステップSB2の判定がNOであると
きに進むステップSB7では、「表示画面1」中の「D
VD」が選択されたか否かを判定し、このステップSB
2の判定がNOであるときには、ステップSB12に進
む一方、判定がYESであるときには、ステップSB8
に進んで、前席用ディスプレイ26の表示画面26aに
「表示画面3」(図24参照)を表示させる。この「表
示画面3」では、DVD再生機44に挿入されているD
VDのソフト名及び概略内容がソフト表示欄104に表
示される。
【0089】続いて、ステップSB9で、「表示画面
3」中のソフト表示欄104のソフトうち1つが選択さ
れたか否かを判定し、このステップSB9の判定がYE
Sであるときには、ステップSB10に進んで、前席用
ディスプレイ26の表示画面26aに、上記選択された
ソフトを再生して表示させる。
【0090】一方、上記ステップSB9の判定がNOで
あるときには、ステップSB11に進んで、「表示画面
3」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSB11の判定がYESであるときには、上記ス
テップSB1に戻る一方、判定がNOであるときには、
上記ステップSB8に戻る。
【0091】上記ステップSB7の判定がNOであると
きに進むステップSB12では、「表示画面1」中の
「モード設定」が選択されたか否かを判定し、このステ
ップSB12の判定がNOであるときには、ステップS
B82に進む一方、判定がYESであるときには、ステ
ップSB13に進んで、前席用ディスプレイ26の表示
画面26aに「表示画面4」(図25参照)を表示させ
る。この「表示画面4」では、第1及び第2の自動格納
モード並びに表示モードにおいて現在設定されている各
モードが各モード表示欄105にそれぞれ表示されてい
る。
【0092】次いで、ステップSB14で、「表示画面
4」中の「自動格納モード1設定」が選択されたか否か
を判定し、このステップSB14の判定がYESである
ときには、ステップSB19に進む一方、判定がNOで
あるときには、ステップSB15に進む。
【0093】上記ステップSB15では、「表示画面
4」中の「自動格納モード2設定」が選択されたか否か
を判定し、このステップSB15の判定がYESである
ときには、ステップSB29に進む一方、判定がNOで
あるときには、ステップSB16に進む。
【0094】上記ステップSB16では、「表示画面
4」中の「表示モード設定」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB16の判定がYESであるときに
は、ステップSB37に進む一方、判定がNOであると
きには、ステップSB17に進む。
【0095】上記ステップSB17では、「表示画面
4」中の「TVチャンネル設定」が選択されたか否かを
判定し、このステップSB17の判定がYESであると
きには、ステップSB78に進む一方、判定がNOであ
るときには、ステップSB18に進む。
【0096】上記ステップSB18では、「表示画面
4」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSB18の判定がYESであるときには、上記ス
テップSB1に戻る一方、判定がNOであるときには、
上記ステップSB13に戻る。
【0097】上記ステップSB14の判定がYESであ
るときに進むステップSB19では、前席用ディスプレ
イ26の表示画面26aに「表示画面5」(図26参
照)を表示させる。この「表示画面5」では、第1の自
動格納モードにおいて現在設定されているモードに対応
する箇所が、目立つ配色や太線枠等により強調表示され
る。
【0098】続いて、ステップSB20で、「表示画面
5」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSB20の判定がYESであるときには、上記ス
テップSB13に戻る一方、判定がNOであるときに
は、ステップSB21に進む。
【0099】上記ステップSB21では、「表示画面
5」中の「1−aモード」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB21の判定がNOであるときに
は、ステップSB23に進む一方、判定がYESである
ときには、ステップSB22に進んで、第1の自動格納
モードを1−aモードに設定(1−bモード、1−cモ
ード及び1−dモードをキャンセル)し、しかる後に上
記ステップSB13に戻る。
【0100】上記ステップSB23では、「表示画面
5」中の「1−bモード」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB23の判定がNOであるときに
は、ステップSB25に進む一方、判定がYESである
ときには、ステップSB24に進んで、第1の自動格納
モードを1−bモードに設定(1−aモード、1−cモ
ード及び1−dモードをキャンセル)し、しかる後に上
記ステップSB13に戻る。
【0101】上記ステップSB25では、「表示画面
5」中の「1−cモード」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB25の判定がNOであるときに
は、ステップSB27に進む一方、判定がYESである
ときには、ステップSB26に進んで、第1の自動格納
モードを1−cモードに設定(1−aモード、1−bモ
ード及び1−dモードをキャンセル)し、しかる後に上
記ステップSB13に戻る。
【0102】上記ステップSB27では、「表示画面
5」中の「1−dモード」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB27の判定がNOであるときに
は、上記ステップSB19に戻る一方、判定がYESで
あるときには、ステップSB28に進んで、第1の自動
格納モードを1−dモードに設定(1−aモード、1−
bモード及び1−cモードをキャンセル)し、しかる後
に上記ステップSB13に戻る。
【0103】上記ステップSB15の判定がYESであ
るときに進むステップSB29では、前席用ディスプレ
イ26の表示画面26aに「表示画面6」(図27参
照)を表示させる。この「表示画面6」においても、
「表示画面5」と同様に、第2の自動格納モードにおい
て現在設定されているモードに対応する箇所が、目立つ
配色や太線枠等により強調表示される。
【0104】続いて、ステップSB30で、「表示画面
6」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSB30の判定がYESであるときには、上記ス
テップSB13に戻る一方、判定がNOであるときに
は、ステップSB31に進む。
【0105】上記ステップSB31では、「表示画面
6」中の「2−aモード」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB31の判定がNOであるときに
は、ステップSB33に進む一方、判定がYESである
ときには、ステップSB32に進んで、第2の自動格納
モードを2−aモードに設定(2−bモード及び2−c
モードをキャンセル)し、しかる後に上記ステップSB
13に戻る。
【0106】上記ステップSB33では、「表示画面
6」中の「2−bモード」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB33の判定がNOであるときに
は、ステップSB35に進む一方、判定がYESである
ときには、ステップSB34に進んで、第2の自動格納
モードを2−bモードに設定(2−aモード及び2−c
モードをキャンセル)し、しかる後に上記ステップSB
13に戻る。
【0107】上記ステップSB35では、「表示画面
6」中の「2−cモード」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB35の判定がNOであるときに
は、上記ステップSB29に戻る一方、判定がYESで
あるときには、ステップSB36に進んで、第2の自動
格納モードを2−cモードに設定(2−aモード及び2
−bモードをキャンセル)し、しかる後に上記ステップ
SB13に戻る。
【0108】上記ステップSB16の判定がYESであ
るときに進むステップSB37では、前席用ディスプレ
イ26の表示画面26aに「表示画面7」(図28参
照)を表示させる。この「表示画面7」においても、表
示モードにおいて現在設定されているモードに対応する
箇所が、目立つ配色や太線枠等により強調表示される。
【0109】次いで、ステップSB38で、「表示画面
7」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSB38の判定がYESであるときには、上記ス
テップSB13に戻る一方、判定がNOであるときに
は、ステップSB39に進む。
【0110】上記ステップSB39では、「表示画面
7」中の「3−aモード」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB39の判定がNOであるときに
は、ステップSB70に進む一方、判定がYESである
ときには、ステップSB41に進んで、表示モードを3
−aモードに設定(3−bモード、3−cモード、3−
dモード及び3−eモードをキャンセル)し、その後、
ステップSB42に進み、後述の如く、該ステップSB
42からステップSB69までの処理動作を行う。
【0111】上記ステップSB70では、「表示画面
7」中の「3−bモード」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB70の判定がNOであるときに
は、ステップSB72に進む一方、判定がYESである
ときには、ステップSB71に進んで、表示モードを3
−bモードに設定(3−aモード、3−cモード、3−
dモード及び3−eモードをキャンセル)し、しかる後
に上記ステップSB13に戻る。
【0112】上記ステップSB72では、「表示画面
7」中の「3−cモード」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB72の判定がNOであるときに
は、ステップSB74に進む一方、判定がYESである
ときには、ステップSB73に進んで、表示モードを3
−cモードに設定(3−aモード、3−bモード、3−
dモード及び3−eモードをキャンセル)し、しかる後
に上記ステップSB13に戻る。
【0113】上記ステップSB74では、「表示画面
7」中の「3−dモード」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB74の判定がNOであるときに
は、ステップSB76に進む一方、判定がYESである
ときには、ステップSB75に進んで、表示モードを3
−dモードに設定(3−aモード、3−bモード、3−
cモード及び3−eモードをキャンセル)し、しかる後
に上記ステップSB13に戻る。
【0114】上記ステップSB76では、「表示画面
7」中の「3−eモード」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB76の判定がNOであるときに
は、上記ステップSB37に戻る一方、判定がYESで
あるときには、ステップSB77に進んで、表示モード
を3−eモードに設定(3−aモード、3−bモード、
3−cモード及び3−dモードをキャンセル)し、しか
る後に上記ステップSB13に戻る。
【0115】上記ステップSB39の判定がYESであ
るときに進むステップSB41の後のステップSB42
では、前席用ディスプレイ26の表示画面26aに「表
示画面8」(図29参照)を表示させる。この「表示画
面8」では、後席用ディスプレイ27の電源ON/OF
F状態の切換えと、予約設定とを行うようになってお
り、現在の後席用ディスプレイ27の設定状態に対応す
る箇所が、目立つ配色や太線枠等により強調表示され
る。
【0116】続いて、ステップSB43で、「表示画面
8」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このテ
ップSB43の判定がYESであるときには、上記ステ
ップSB37に戻る一方、判定がNOであるときには、
ステップSB44に進む。
【0117】上記ステップSB44では、「表示画面
8」中の「電源OFF」が選択されたか否かを判定し、
このステップSB44の判定がNOであるときには、ス
テップSB46に進む一方、判定がYESであるときに
は、ステップSB45に進んで、後席用ディスプレイ2
7を強制的に電源OFF状態に設定(電源ON状態及び
予約設定状態をキャンセル)し、しかる後に上記ステッ
プSB13に戻る。
【0118】上記ステップSB46では、「表示画面
8」中の「電源ON&ソース設定」が選択されたか否か
を判定し、このステップSB46の判定がNOであると
きには、ステップSB60に進む一方、判定がYESで
あるときには、ステップSB47に進んで、後席用ディ
スプレイ27を強制的に電源ON状態に設定(電源OF
F状態及び予約設定状態をキャンセル)し、しかる後に
ステップSB48に進む。
【0119】上記ステップSB48では、前席用ディス
プレイ26の表示画面26aに「表示画面9」(図30
参照)を表示させる。この「表示画面9」では、情報ソ
ースとして「TV」と「DVD」とを選択することがで
きる。
【0120】次いで、ステップSB49で、「表示画面
9」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSB49の判定がYESであるときには、上記ス
テップSB42に戻る一方、判定がNOであるときに
は、ステップSB50に進む。
【0121】上記ステップSB50では、「表示画面
9」中の「DVD」が選択されたか否かを判定し、この
ステップSB50の判定がNOであるときには、ステッ
プSB55に進む一方、判定がYESであるときには、
ステップSB51に進んで、前席用ディスプレイ26の
表示画面26aに上記「表示画面3」を表示させる。
尚、この実施形態では、「表示画面9」中の「DVD」
が選択された場合も、「表示画面1」中の「DVD」が
選択された場合も、共に「表示画面3」を表示させるよ
うにしているが、「表示画面9」中の「DVD」が選択
された場合には、「表示画面1」中の「DVD」が選択
された場合とは異ならせて、後席用ディスプレイ27へ
の表示用である旨の表示を追加することが望ましい。
【0122】そして、次のステップSB52で、「表示
画面3」中のソフト表示欄104のソフトのうち1つが
選択されたか否かを判定し、このステップSB52の判
定がYESであるときには、ステップSB53に進ん
で、後席用ディスプレイ27の表示画面27aに、上記
選択されたソフトを再生して表示させ、しかる後に上記
ステップSB13に戻る。
【0123】一方、上記ステップSB52の判定がNO
であるときには、ステップSB54に進んで、「表示画
面3」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、この
ステップSB54の判定がYESであるときには、上記
ステップSB48に戻る一方、判定がNOであるときに
は、上記ステップSB51に戻る。
【0124】上記ステップSB50の判定がNOである
ときに進むステップSB55では、「表示画面9」中の
「TV」が選択されたか否かを判定し、このステップS
B55の判定がNOであるときには、上記ステップSB
48に戻る一方、判定がYESであるときには、ステッ
プSB56に進んで、前席用ディスプレイ26の表示画
面26aに上記「表示画面2」を表示させる。尚、この
実施形態では、「表示画面9」中の「TV」が選択され
た場合も、「表示画面1」中の「TV」が選択された場
合も、共に「表示画面2」を表示させるようにしている
が、「表示画面9」中の「TV」が選択された場合に
は、「表示画面1」中の「TV」が選択された場合とは
異ならせて、後席用ディスプレイ27への表示用である
旨の表示を追加することが望ましい。
【0125】そして、次のステップSB57で、「表示
画面2」中の「TVオン」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB57の判定がYESであるときに
は、ステップSB58に進んで、後席用ディスプレイ2
7の表示画面27aに、設定されたチャンネルのテレビ
番組を表示させ、しかる後に上記ステップSB13に戻
る。
【0126】一方、上記ステップSB57の判定がNO
であるときには、ステップSB59に進んで、「表示画
面2」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、この
ステップSB59の判定がYESであるときには、上記
ステップSB48に戻る一方、判定がNOであるときに
は、上記ステップSB56に戻る。
【0127】上記ステップSB46の判定がNOである
ときに進むステップSB60では、「電源ONタイマー
&ソース設定」が選択されたか否かを判定し、このステ
ップSB60の判定がNOであるときには、上記ステッ
プSB42に戻る一方、判定がYESであるときには、
ステップSB61に進んで、前席用ディスプレイ26の
表示画面26aに「表示画面10」(図31参照)を表
示させる。この「表示画面10」において「電源ON時
刻」が選択されると、カーソルが最初に「月」を設定す
る月設定欄106に移動して、前席用操作リモコン30
におけるカーソルキー36の上下移動キー36a,36
bの操作により「月」が変わり、左右移動キー36c,
326dの操作によりカーソルが「日」及び「時分」を
それぞれ設定する日設定欄107及び時分設定欄108
に順次移動する。そして、決定キー37が操作される
と、カーソルが「TV」に移動する。
【0128】次いで、ステップSB62で、「表示画面
10」中の「TV」が選択されたか否かを判定し、この
ステップSB62の判定がNOであるときには、ステッ
プSB66に進む一方、判定がYESであるときには、
ステップSB63に進む。
【0129】上記ステップSB63では、前席用ディス
プレイ26の表示画面26aに、上記「表示画面2」と
類似の「表示画面11」(図32参照)を表示させる。
この「表示画面11」において「チャンネル設定」が選
択されると、「表示画面2」と同様に、カーソルがチャ
ンネル設定欄110に移動し、前席用操作リモコン30
におけるカーソルキー36の上下移動キー36a,36
bの操作によりチャンネルが変わる。そして、決定キー
37が操作されると、チャンネルが設定されてカーソル
が「タイマーON」へ移動する。このとき、番組内容欄
111に、上記設定された月日及び時分並びにチャンネ
ルに対応するテレビ番組の番組名及び概略内容が表示さ
れる。尚、そのテレビ番組は現時刻には放映されていな
いので、この「表示画面11」には、上記「表示画面
2」のテレビ表示欄102のようなものは設けられてい
ない。
【0130】続いて、ステップSB64で、「表示画面
11」中の「タイマーON」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB64の判定がYESであるときに
は、予約設定した状態で上記ステップSB42に戻る一
方、判定がNOであるときには、ステップSB65に進
む。
【0131】上記ステップSB65では、「表示画面1
1」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSB65の判定がNOであるときには、上記ステ
ップSB63に戻る一方、判定がYESであるときに
は、上記ステップSB61に戻る。
【0132】上記ステップSB62の判定がNOである
ときに進むステップSB66では、「表示画面11」中
の「DVD」が選択されたか否かを判定し、このステッ
プSB66の判定がNOであるときには、上記ステップ
SB61に戻る一方、判定がYESであるときには、ス
テップSB67に進んで、前席用ディスプレイ26の表
示画面26aに、上記「表示画面3」と類似の「表示画
面12」(図33参照)を表示させる。この「表示画面
12」において、表示されているソフト表示欄112の
ソフトうち1つが選択されると、カーソルが「タイマー
ON」へ移動する。
【0133】そして、次のステップSB68で、「表示
画面12」中の「タイマーON」が選択されたか否かを
判定し、このステップSB68の判定がYESであると
きには、予約設定した状態で上記ステップSB42に戻
る一方、判定がNOであるときには、ステップSB69
に進む。
【0134】上記ステップSB69では、「表示画面1
2」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSB69の判定がNOであるときには、上記ステ
ップSB67に戻る一方、判定がYESであるときに
は、上記ステップSB61に戻る。
【0135】上記「表示画面11」又は「表示画面1
2」中の「タイマーON」が選択された場合には、「表
示画面10」で予約設定した電源ON時刻の5分前にな
ると、ON予告フラグF1が1になる。そして、このO
N予告フラグF1は、その5分後に(予約設定した電源
ON時刻に)0にリセットされ、同時にタイマーONフ
ラグF2が1になる。このタイマーONフラグF2が1
になると、後述の如く、後席用ディスプレイ27の表示
画面27aに、予約設定したチャンネルのテレビ番組又
はDVDのソフトが表示される。上記タイマーONフラ
グF2は、上記テレビ番組又はDVDのソフトの表示が
終了すると0にリセットされる。尚、上記ON予告フラ
グF1は、後述の「表示画面16」中の「キャンセル」
が選択されたときにも0にリセットされ、上記予約設定
した電源ON時刻前に0にリセットされると、予約がキ
ャンセルされて、上記予約設定した電源ON時刻になっ
てもタイマーONフラグF2は1にはならない。
【0136】上記ステップSB17の判定がYESであ
るときに進むステップSB78では、前席用ディスプレ
イ26の表示画面26aに「表示画面13」(図34参
照)を表示させる。この「表示画面13」では、同じテ
レビ番組に対して地域毎に放映のチャンネルが異なるの
で、予め基本地域及び複数の対応地域でチャンネルを設
定しておくようになっており、GPSセンサー53によ
り検出された車両Cの現在位置と記憶媒体62に記憶さ
れた道路地図情報とに基づいて、車両Cが上記設定され
た対応地域に入ったことが検出されたときには、「表示
画面2」又は「表示画面11」で設定されたチャンネル
をその対応地域に合うように自動的に補正するようにな
っている。上記「表示画面13」において前席用操作リ
モコン30のテンキー38により基本地域欄115及び
対応地域116にそれぞれ地域名を記入し、各チャンネ
ル欄117に、カーソルキー36の上下移動キー36
a,36bの操作によりそれぞれチャンネルを設定し、
決定キー37を操作すると変更対象が順次移動してい
く。尚、基本地域及び対応地域を記入し、基本地域のチ
ャンネルを設定すれば、対応地域のチャンネルは、イン
ターネット情報や予め記憶された対応表から自動的に設
定されるようにしてもよい。
【0137】次いで、ステップSB79で、「表示画面
13」中の「決定」が選択されたか否かを判定し、この
ステップSB79の判定がNOであるときには、ステッ
プSB81に進む一方、判定がYESであるときには、
ステップSB80に進んで、チャンネル設定内容を記憶
し、しかる後に上記ステップSB13に戻る。
【0138】上記ステップSB81では、「表示画面1
3」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSB81の判定がNOであるときには、上記ステ
ップSB78に戻る一方、判定がYESであるときに
は、上記ステップSB13に戻る。
【0139】上記ステップSB12の判定がNOである
ときに進むステップSB82では、「表示画面1」中の
「ナビゲーション」が選択されたか否かを判定し、この
判定がNOであるときには、上記ステップSB1に戻る
一方、判定がYESであるときには、ステップSB83
に進む。
【0140】上記ステップSB83では、インヒビタス
イッチ50の出力信号により変速レバーが後退位置に操
作されたか否かを判定し、このステップSB83の判定
がNOであるときには、ステップSB85に進む一方、
判定がYESであるときには、ステップSB84に進ん
で、前席用ディスプレイ26の表示画面26aに「表示
画面14」(図35参照)を表示させ、しかる後に上記
ステップSB83に戻る。
【0141】上記「表示画面14」では、第1画面(運
転席側)と第2画面(助手席側)とに分割されて、この
第1画面には、リアビューカメラ49からの車両C後方
環境情報が表示され、第2画面には、ナビゲーション情
報が平面図の形態で表示される。
【0142】上記第1画面に表示されるリアビューカメ
ラ49からの車両C後方環境情報は、表示状態判定部6
1により、後方環境表示手段が車両C後方環境情報を適
正に表示可能な状態にないと判定されたときには表示さ
れず、第1画面には、「リアビューカメラ使用不可」と
表示されると共に、その理由(リアビューカメラ49の
レンズの汚れや故障等)が表示される。
【0143】上記第2画面に表示されるナビゲーション
情報は、記憶媒体62に記憶されている道路地図情報及
び車両Cの現在位置情報(現在位置マーク81として第
2画面の中央に表示される)であり、経路誘導目的地が
設定されている場合には、経路誘導情報(交差点で曲が
る方向を示す進路マーク85等)も含まれる。
【0144】上記ステップSB83の判定がNOである
ときに進むステップSB85では、表示モードが3−e
モードに設定されているか否かを判定し、このステップ
SB85の判定がNOであるときには、ステップSB8
7に進む一方、判定がYESであるときには、ステップ
SB86に進んで、前席用ディスプレイ26の表示画面
26aに「表示画面15」(図36参照)を表示させ、
しかる後に上記ステップSB83に戻る。上記「表示画
面15」では、第1画面と第2画面とに分割されて、こ
の第1画面には、ナビゲーション情報が平面図の形態で
表示され、第2画面には、後席用ディスプレイ27の表
示画面27aに表示される情報と同じ情報が表示され
る。但し、表示される情報がテレビ番組又はDVDのソ
フトである場合には、前進方向の車速が5km/hより
も大きいと、その情報はマスクされて表示されない。
【0145】上記ステップSB85の判定がNOである
ときに進むステップSB87では、表示モードが3−a
モードに設定されているか否かを判定し、このステップ
SB87の判定がNOであるときには、ステップSB9
4に進む一方、判定がYESであるときには、ステップ
SB88に進む。
【0146】上記ステップSB88では、ON予告フラ
グF1が1かどうかを判定し、このステップSB88の
判定がNOであるときには、ステップSB94に進む一
方、判定がYESであるときには、ステップSB89に
進んで、前席用ディスプレイ26の表示画面26aに
「表示画面16」(図37参照)を表示させる。つま
り、後席用ディスプレイ27への情報の出力開始の5分
前にこの「表示画面16」が表示される。この「表示画
面16」では、第1画面と第2画面とに分割されて、こ
の第1画面には、ナビゲーション情報が平面図の形態で
表示され、第2画面には、予約内容に基づく後席用ディ
スプレイ27への情報の出力を開始する旨の情報として
「5分後に後席用ディスプレイ27の表示が開始されま
す」という情報が表示されると共に、表示されるテレビ
番組名及びそのチャンネル、又はDVDのソフト名が表
示される。
【0147】尚、前席用ディスプレイ26が電源OFF
状態にあっても、後席用ディスプレイ27への情報出力
の予約設定がなされている場合には、前席用ディスプレ
イ26を、情報出力開始の5分前に自動起動又は一時的
に(所定時間t3又は後席用ディスプレイ27への情報
の出力開始時若しくは「キャンセル」選択時)電源ON
状態にして前席用ディスプレイ26の表示画面26aに
上記「表示画面16」を表示させることが好ましい。
【0148】次いで、ステップSB90で、「表示画面
16」中の「キャンセル」が選択されたか否かを判定
し、この判定がYESであるときには、ステップSB9
2に進む一方、判定がNOであるときには、ステップS
B91に進む。
【0149】上記ステップSB91では、タイマーON
フラグF2が1かどうかを判定し、このステップSB9
1の判定がNOであるときには、上記ステップSB83
に戻る一方、判定がYESであるときには、ステップS
B92に進む。
【0150】上記ステップSB92では、ON予告フラ
グF1を0にリセットし、その後、ステップSB93に
進んで、前席用ディスプレイ26の表示画面26aに
「表示画面17」(図38参照)を表示させる。この
「表示画面17」では、第1画面と第2画面とに分割さ
れて、この第1及び第2画面には、共にナビゲーション
情報が表示され、第1画面には平面図の形態で表示され
る一方、第2画面には鳥瞰図の形態で表示される。
【0151】上記ステップSB87の判定がNOである
とき、又は、ステップSB88の判定がNOであるとき
に進むステップSB94では、表示モードが3−cモー
ドに設定されているか否かを判定し、このステップSB
94の判定がYESであるときには、ステップSB97
に進む一方、判定がNOであるときには、ステップSB
95に進む。
【0152】上記ステップSB95では、表示モードが
3−dモードに設定されているか否かを判定し、このス
テップSB95の判定がNOであるときには、上記ステ
ップSB93に進む一方、判定がYESであるときに
は、前席用ディスプレイ26の表示画面26a全体に、
後席用ディスプレイ27と同じ情報を強制的に表示させ
(但し、表示させる情報がテレビ番組又はDVDのソフ
トである場合には、前進方向の車速が5km/hよりも
大きいと、その情報はマスクされて表示されない)、し
かる後に上記ステップSB83に戻る。
【0153】上記ステップSB94の判定がNOである
ときに進むステップSB97では、後席用操作リモコン
31の操作によりナビゲーションの経路誘導のための仮
の目的地が設定されてそのデータが有るか否かを判定
し、このステップSB97の判定がNOであるときに
は、上記ステップSB83に戻る一方、判定がYESで
あるときには、ステップSB98に進む。
【0154】上記ステップSB98では、前席用ディス
プレイ26の表示画面26aの第2画面において、現縮
尺の道路地図上に、車両Cの現在位置、現経路誘導目的
地(現在設定されていない場合は不要)及び仮の目的地
(現在位置マーク81、現経路誘導目的地マーク82及
び仮の目的地マーク83(図39参照))を同時に表示
することが可能か否かを判定し、このステップSB98
の判定がNOであるときには、ステップSB104に進
む一方、判定がYESであるときには、ステップSB9
9に進んで、前席用ディスプレイ26の表示画面26a
に「表示画面18」(図39参照)を表示させる。この
「表示画面18」では、第1画面と第2画面とに分割さ
れて、この第1画面には、現在位置マーク81が該第1
画面の中央に位置するように表示される一方、第2画面
には、現在位置マーク81、現経路誘導目的地マーク8
2及び仮の目的地マーク83が同時に表示されるように
現在位置マーク81の位置が変更される。
【0155】次いで、ステップSB100で、「表示画
面18」中の「目的地変更」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB100の判定がNOであるときに
は、ステップSB102に進む一方、判定がYESであ
るときには、ステップSB101に進んで、仮の目的地
を経路誘導目的地に設定(経路誘導目的地が既に設定さ
れている場合には、仮の目的地を新たな経路誘導目的地
に変更設定)すると共に、仮の目的地のデータが無い状
態にし、しかる後に上記ステップSB93を経由して上
記ステップSB83に戻る。
【0156】上記ステップSB102では、「表示画面
18」中の「キャンセル」が選択されたか、又は、仮の
目的地の設定から3分が経過したか否かを判定し、この
ステップSB102の判定がNOであるときには、上記
ステップSB99に戻る一方、判定がYESであるとき
には、ステップSB103に進んで、仮の目的地のデー
タが無い状態にし、しかる後に上記ステップSB93を
経由して上記ステップSB83に戻る。
【0157】上記ステップSB98の判定がNOである
ときに進むステップSB104では、前席用ディスプレ
イ26の表示画面26aの第2画面において、所定の縮
尺(例えば150万分の1であって国道しか表示されな
いような縮尺)の道路地図上に、車両Cの現在位置、現
経路誘導目的地(現在設定されていない場合は不要)及
び仮の目的地を同時に表示することが可能か否かを判定
し、このステップSB104の判定がNOであるときに
は、ステップSB110に進む一方、判定がYESであ
るときには、ステップSB105に進んで、前席用ディ
スプレイ26の表示画面26aに「表示画面19」(図
40参照)を表示させる。すなわち、車両Cの現在位
置、現経路誘導目的地及び仮の目的地の互いの距離が離
れていて、現在の縮尺ではそれら全てを同時に表示でき
ない場合には、第2画面における道路地図の縮尺を最適
な値に調整して、それら全てを同時に表示させる。
【0158】続いて、ステップSB106で、「表示画
面19」中の「目的地変更」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB106の判定がNOであるときに
は、ステップSB108に進む一方、判定がYESであ
るときには、ステップSB107に進んで、仮の目的地
を経路誘導目的地に設定すると共に、仮の目的地のデー
タが無い状態にし、しかる後に上記ステップSB93を
経由して上記ステップSB83に戻る。
【0159】上記ステップSB108では、「表示画面
19」中の「キャンセル」が選択されたか、又は、仮の
目的地の設定から3分が経過したか否かを判定し、この
ステップSB108の判定がNOであるときには、上記
ステップSB105に戻る一方、判定がYESであると
きには、ステップSB109に進んで、仮の目的地のデ
ータが無い状態にし、しかる後に上記ステップSB93
を経由して上記ステップSB83に戻る。
【0160】上記ステップSB104の判定がNOであ
るときに進むステップSB110では、前席用ディスプ
レイ26の表示画面26a全体において、上記所定の縮
尺の道路地図上に、車両Cの現在位置、現経路誘導目的
地(現在設定されていない場合は不要)及び仮の目的地
を同時に表示することが可能か否かを判定し、このステ
ップSB110の判定がNOであるときには、ステップ
SB116に進む一方、判定がYESであるときには、
ステップSB111に進んで、前席用ディスプレイ26
の表示画面26aに「表示画面20」(図41参照)を
表示させる。すなわち、上記所定の縮尺では、第2画面
において、車両Cの現在位置、現経路誘導目的地及び仮
の目的地を同時に表示することができない場合には、表
示画面26aを分割しないで全体に表示させる。
【0161】次いで、ステップSB112で、「表示画
面20」中の「目的地変更」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB112の判定がNOであるときに
は、ステップSB114に進む一方、判定がYESであ
るときには、ステップSB113に進んで、仮の目的地
を経路誘導目的地に設定すると共に、仮の目的地のデー
タが無い状態にし、しかる後に上記ステップSB93を
経由して上記ステップSB83に戻る。
【0162】上記ステップSB114では、「表示画面
20」中の「キャンセル」が選択されたか、又は、仮の
目的地の設定から3分が経過したか否かを判定し、この
ステップSB114の判定がNOであるときには、上記
ステップSB111に戻る一方、判定がYESであると
きには、ステップSB115に進んで、仮の目的地のデ
ータが無い状態にし、しかる後に上記ステップSB93
を経由して上記ステップSB83に戻る。
【0163】上記ステップSB110の判定がNOであ
るときに進むステップSB116では、前席用ディスプ
レイ26の表示画面26aに「表示画面21」(図42
参照)を表示させる。すなわち、上記所定の縮尺では、
表示画面26a全体においても、車両Cの現在位置、現
経路誘導目的地及び仮の目的地を同時に表示することが
できない場合には、仮の目的地(図42では、「新目的
地」と表示している)が表示画面26a外にあることを
示す矢印86を表示させる。
【0164】次いで、ステップSB117で、「表示画
面21」中の「目的地変更」が選択されたか否かを判定
し、このステップSB117の判定がNOであるときに
は、ステップSB119に進む一方、判定がYESであ
るときには、ステップSB118に進んで、仮の目的地
を経路誘導目的地に設定すると共に、仮の目的地のデー
タが無い状態にし、しかる後に上記ステップSB93を
経由して上記ステップSB83に戻る。
【0165】上記ステップSB119では、「表示画面
21」中の「キャンセル」が選択されたか、又は、仮の
目的地の設定から3分が経過したか否かを判定し、この
ステップSB119の判定がNOであるときには、上記
ステップSB116に戻る一方、判定がYESであると
きには、ステップSB120に進んで、仮の目的地のデ
ータが無い状態にし、しかる後に上記ステップSB93
を経由して上記ステップSB83に戻る。
【0166】図21は、前席用ディスプレイ26の表示
画面26aの表示制御に対する割込み制御を示す。すな
わち、ステップSC1で、前席用操作リモコン30の情
報ソース選択キー34が操作されたか否かを判定し、こ
のステップSC1の判定がYESであるときには、上記
ステップSB1に進む一方、判定がNOであるときに
は、ステップSC2に進む。
【0167】上記ステップSC2では、前席用操作リモ
コン30の目的地設定キー35が操作されたか否かを判
定する。このステップSC1の判定がNOであるとき
(車両Cが走行しているときや、前席用ディスプレイ2
6の表示画面26aにナビゲーション情報が表示されて
いないときに目的地設定キー35が操作されても判定は
NOとなる)には、リターンする一方、判定がYESで
あるときには、ステップSC3に進んで、前席用ディス
プレイ26の表示画面26aに「表示画面22」(図4
3参照)を表示させる。
【0168】上記「表示画面22」では、第1画面にお
いてターゲットマーク84が表示され、前席用操作リモ
コン30のカーソルキー36の操作によりそのターゲッ
トマーク84を道路地図に対して移動(スクロール)さ
せることができ(ターゲットマーク84は常に第1画面
の中央に位置しており、道路地図が移動する)、道路地
図上の所望の位置にターゲットマーク84を移動させて
前席用操作リモコン30の決定キー37を操作すれば、
そのターゲットマーク84の位置が経路誘導目的地に設
定される(経路誘導目的地が既に設定されている場合に
は、経路誘導目的地が変更される)。上記「表示画面2
2」の第2画面は、上記「表示画面17」の第2画面と
同じである。
【0169】続いて、ステップSC4で、前席用操作リ
モコン30の決定キー37が操作されたか否かを判定
し、このステップSC4の判定がNOであるときには、
上記ステップSC3に戻る一方、判定がYESであると
きには、ステップSC5に進んで、ターゲットマーク8
4の位置を経路誘導目的地に設定し、しかる後に上記ス
テップSB83に進む。
【0170】次に、制御CPU60で行われる処理動作
のうち後席用ディスプレイ27の表示画面27aの表示
制御について図44及び図45により説明する。この表
示制御は、後席用ディスプレイ27を電源ON状態にす
る(後席用操作リモコン31の操作だけでなく、表示モ
ードが3−aモードであるときには、前席用操作リモコ
ン30の操作により電源ON状態になると共に、第1の
自動格納モードが1−aモード又は1−cモードに設定
されているときの自動復帰時や、第2の自動格納モード
が2−bモードに設定されているときの自動復帰時にも
電源ON状態になる)ことでスタートし、電源OFF状
態にすることで終了する。尚、後席用ディスプレイ27
が電源ON状態にあるときには、前席用ディスプレイ2
6と同様に、どの状態においても後席用操作リモコン3
1の情報ソース選択キー34が優先される。
【0171】先ず、最初のステップSD1では、後席用
ディスプレイ27が自動復帰によりON状態になったか
否かを判定し、このステップSD1の判定がYESであ
るときには、ステップSD2に進んで、後席用ディスプ
レイ27の表示画面27aに格納前の情報を表示させる
一方、判定がNOであるときには、ステップSD3に進
む。
【0172】上記ステップSD3では、表示モードが3
−bモードに設定されているか否かを判定し、このステ
ップSD3の判定がYESであるときには、ステップS
D4に進んで、後席用ディスプレイ27の表示画面27
aに、前席用ディスプレイ26に表示されている情報と
同じ情報を表示させる一方、判定がNOであるときに
は、ステップSD5に進む。
【0173】上記ステップSD5では、表示モードが3
−aモードに設定されているか否かを判定し、このステ
ップSD5の判定がNOであるときには、ステップSD
11に進む一方、判定がYESであるときには、ステッ
プSD6に進む。
【0174】上記ステップSD6では、上記前席用ディ
スプレイ26の表示画面26aに表示された「表示画面
8」において「電源OFF」が選択されて、後席用ディ
スプレイ27を電源OFF状態にする指示がなされたか
否かを判定し、このステップSD6の判定がYESであ
るときには、終了する(電源OFF状態となると共に閉
状態となる)一方、判定がNOであるときには、ステッ
プSD7に進む。
【0175】上記ステップSD7では、上記「表示画面
8」において「電源ON&ソース設定」が選択されて、
後席用ディスプレイ27を電源ON状態にする指示がな
されたか否かを判定し、このステップSD7の判定がN
Oであるときには、ステップSD9に進む一方、判定が
YESであるときには、ステップSD8に進んで、後席
用ディスプレイ27の表示画面27aに、前席用操作リ
モコン30の操作により設定されたテレビ番組又はDV
Dのソフトを表示させる。
【0176】上記ステップSD9では、タイマーONフ
ラグF2が1であるかどうかを判定し、このステップS
D9の判定がNOであるときには、リターンする一方、
判定がYESであるときには、ステップSD10に進ん
で、後席用ディスプレイ27の表示画面27aに、前席
用操作リモコン30の操作により予約設定されたテレビ
番組又はDVDのソフトを表示させる。
【0177】上記ステップSD5の判定がNOであると
きに進むステップSD11では、後席用ディスプレイ2
7の表示画面27aに、上記前席用ディスプレイ26の
表示画面26aに表示される「表示画面1」と類似の
「表示画面A」(図47参照)を表示させる。この「表
示画面A」では、上記「表示画面1」とは異なり、「モ
ード設定」を選択することはできない。すなわち、第1
及び第2の自動格納モード並びに表示モードは、前席用
操作リモコン30の操作でしか設定することはできな
い。
【0178】次いで、ステップSD12で、「表示画面
A」中の「TV」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSD12の判定がNOであるときには、ステップ
SD17に進む一方、判定がYESであるときには、ス
テップSD13に進んで、後席用ディスプレイ27の表
示画面27aに「表示画面B」を表示させる。この「表
示画面B」は、上記前席用ディスプレイ26の表示画面
26aに表示される「表示画面2」と同じであるので、
図示は省略する。尚、「表示画面B」で設定されたチャ
ンネルは、上記「表示画面2」及び「表示画面11」で
設定されたチャンネルと同様に、車両Cが走行する地域
に応じて自動的に補正される。
【0179】続いて、ステップSD14で、「表示画面
B」中の「TVオン」が選択されたか否かを判定し、こ
のステップSD14の判定がNOであるときには、ステ
ップSD16に進む一方、判定がYESであるときに
は、ステップSD15に進んで、後席用ディスプレイ2
7の表示画面27a全体に、設定されたチャンネルのテ
レビ番組を表示させる。
【0180】上記ステップSD16では、「表示画面
B」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSD16の判定がYESであるときには、上記ス
テップSD11に戻る一方、判定がNOであるときに
は、上記ステップSD13に戻る。
【0181】上記ステップSD12の判定がNOである
ときに進むステップSD17では、「表示画面A」中の
「DVD」が選択されたか否かを判定し、このステップ
SD17の判定がNOであるときには、ステップSD2
2に進む一方、判定がYESであるときには、ステップ
SD18に進んで、後席用ディスプレイ27の表示画面
に「表示画面C」を表示させる。この「表示画面C」
は、上記前席用ディスプレイ26の表示画面26aに表
示される「表示画面3」と同じであるので、図示は省略
する。
【0182】次いで、ステップSD19で、「表示画面
C」中のソフト表示欄のソフトのうち1つが選択された
か否かを判定し、このステップSD19の判定がNOで
あるときには、ステップSD21に進む一方、判定がY
ESであるときには、ステップSB20に進んで、後席
用ディスプレイ27の表示画面27aに、上記選択され
たソフトを再生して表示させる。
【0183】上記ステップSD21では、「表示画面
C」中の「戻る」が選択されたか否かを判定し、このス
テップSD21の判定がYESであるときには、上記ス
テップSD11に戻る一方、判定がNOであるときに
は、上記ステップSD18に戻る。
【0184】上記ステップSD17の判定がNOである
ときに進むステップSD22では、上記「表示画面A」
中の「ナビゲーション」が選択されたか否かを判定し、
このステップSD22の判定がNOであるときには、リ
ターンする一方、判定がYESであるときには、ステッ
プSD23に進んで、後席用ディスプレイ27の表示画
面27aに「表示画面D」を表示させる。この「表示画
面D」は、上記前席用ディスプレイ26の表示画面26
aに表示される「表示画面17」と同じであるので、図
示は省略する。
【0185】図46は、後席用ディスプレイ27の表示
画面27aの表示制御に対する割込み制御を示す。すな
わち、ステップSE1で、後席用操作リモコン31の情
報ソース選択キー34が操作されたか否かを判定し、こ
のステップSE1の判定がYESであるときには、上記
ステップSD11へ進む一方、判定がNOであるときに
は、ステップSE2に進む。
【0186】上記ステップSE2では、後席用操作リモ
コン31の目的地設定キー35が操作されたか否かを判
定し、このステップSE2の判定がNOであるとき(後
席用ディスプレイ27の表示画面27aにナビゲーショ
ン情報が表示されていないときに目的地設定キー35が
操作されても判定はNOとなる)には、リターンする一
方、判定がYESであるときには、ステップSE3に進
む。
【0187】上記ステップSE3では、表示モードが3
−cモード又は3−dモードに設定されているか否かを
判定し、このステップSE3の判定がNOであるときに
は、リターンする(リターンする前に、経路誘導目的地
や仮の目的地を設定できない旨を後席用ディスプレイ2
7の表示画面27aに表示するステップを設けてもよ
い)一方、判定がYESであるときには、ステップSE
4に進んで、後席用ディスプレイ27の表示画面27a
に「表示画面E」を表示させる。この「表示画面E」
は、上記前席用ディスプレイ26の表示画面26aに表
示される「表示画面22」と同じであるので、図示は省
略する。この「表示画面E」においても、上記「表示画
面22」と同様に、後席用操作リモコン31のカーソル
キー36の操作によりターゲットマーク84を道路地図
の所望の位置に移動させて決定キー37を操作すれば、
そのターゲットマーク84の位置が経路誘導目的地(3
−dモード)又は仮の目的地(3−cモード)に設定さ
れる。
【0188】続いて、ステップSE5で、後席用操作リ
モコン31の決定キー37が操作されたか否かを判定
し、このステップSE5の判定がNOであるときには、
上記ステップSE4に戻る一方、判定がYESであると
きには、ステップSE6に進む。
【0189】上記ステップSE6では、表示モードが3
−cモードに設定されているか否かを判定し、このステ
ップSE6の判定がYESであるときには、ステップS
E7に進んで、ターゲットマーク84の位置を仮の目的
地に設定し(仮の目的地のデータが有る状態となる)、
しかる後に上記ステップSD23に進む。一方、上記ス
テップSE6の判定がNOであるときには、ステップS
E8に進んで、ターゲットマーク84の位置を経路誘導
目的地に設定し、しかる後に上記ステップSD23に進
む。
【0190】次に、上記CPUの処理動作による作用に
ついて説明する。最初に、後席用ディスプレイ27の開
閉動作について説明すると、後席用ディスプレイ27が
開状態にあるときに、該後席用ディスプレイ27の電源
OFF操作(後席用操作リモコン31の電源ON/OF
Fキー操作や後席用ディスプレイ27の電源スイッチ2
7bの操作だけでなく、表示モードを3−aモードに設
定して「表示画面8」中の「電源OFF」を選択する場
合も含む)が有ると、後席用ディスプレイ27が閉状態
(格納状態)となる一方、閉状態にあるときに、電源O
N操作(表示モードを3−aモードに設定して「表示画
面8」中の「電源ON&ソース設定」を選択する場合や
予約設定した電源ON時刻になった場合を含む)が有る
と、開状態となる。
【0191】そして、変速レバーを後退位置へ操作した
ときに、前席用ディスプレイ26の表示画面26aにナ
ビゲーション情報が表示されていれば、その表示画面2
6aの第1画面には、リアビューカメラ49からの車両
C後方環境情報が表示されるが、第1の自動格納モード
を1−aモードに設定しておくと、上記変速レバーの後
退位置への操作により、後席用ディスプレイ27が自動
的に閉状態となる(同時に電源OFF状態となる)。こ
れにより、ドライバは、前席用ディスプレイ26の表示
画面26aの第1画面に表示される車両C後方環境情報
を見るだけでなく、目視で後方確認を行いたい場合で
も、後席用ディスプレイ57を閉作動させる操作(表示
モードを3−aモードに設定して「表示画面8」で「電
源OFF」を選択)を行わなくても済み、後方確認を目
視で確実に行うことができる。また、アンダーミラー6
6を見ることにより車両C後端部近傍の下方を目視で確
認することができる。但し、前進方向の車速が20km
/hよりも大きいときに変速レバーを後退位置へ操作し
ても、誤操作と判断されて、後席用ディスプレイ27が
閉状態になることはない。
【0192】また、第1の自動格納モードを1−cモー
ドに設定しておくと、表示状態判定部61により、車両
C後方環境情報が適正に表示可能な状態にないと判定さ
れたときには、後席用ディスプレイ27が自動的に閉状
態となる。この結果、ドライバは、前席用ディスプレイ
26の表示画面26aでは後方確認を確実に行うことが
できず、目視で後方確認を行う必要があるが、その際に
後席用ディスプレイ27が邪魔になることはなく、後席
用ディスプレイ57を閉作動させる操作を行わなくて
も、後方確認を確実に行うことができる。
【0193】このように第1の自動格納モードを1−a
モード又は1−cモードに設定しておいて、変速レバー
の後退位置への操作により後席用ディスプレイ27が閉
状態となった後においては、変速レバーを後退位置から
前進位置等へ操作すれば、後席用ディスプレイ27は開
状態に自動復帰して電源ON状態となり、その表示画面
27aには格納前の情報が表示される。但し、変速レバ
ーの後退位置への操作から所定時間t2が経過しないう
ちに変速レバーを前進位置等へ操作しても、開方向への
作動が禁止されて、後席用ディスプレイ27は自動復帰
しない。これにより、駐車場等で駐車する際に前進と後
退とを繰り返しても、後席用ディスプレイ27の開閉作
動のハンチングが防止される。
【0194】また、第1の自動格納モードを1−bモー
ドに設定しておくと、1−cモードのときと同様に、変
速レバーを後退位置へ操作したときに、表示状態判定部
61により、車両C後方環境情報が適正に表示可能な状
態にないと判定されると、後席用ディスプレイ27が自
動的に閉状態となるが、変速レバーを後退位置から前進
位置等へ操作しても、自動復帰はしない。
【0195】尚、この実施形態では、変速レバーが後退
位置にあるときだけリアビューカメラ49からの車両C
後方環境情報を前席用ディスプレイ26の表示画面26
aに表示するようにしているので、1−bモードと1−
cモードとの違いはあまりないが、変速レバーの位置に
関係なくリアビューカメラ49からの車両C後方環境情
報を前席用ディスプレイ26に表示するようにすれば、
1−bモードでは、変速レバーが後退位置になくても、
表示状態判定部61により、車両C後方環境情報が適正
に表示可能な状態にないと判定されると、後席用ディス
プレイ27が自動的に閉状態となる。
【0196】さらに、変速レバーを後退位置へ操作した
ときに、前席用ディスプレイ26が電源OFF状態(後
方環境表示手段が非作動状態)にあれば、第1の自動格
納モードに関係なく、後席用ディスプレイ27が自動的
に閉状態となる。このことで、後方環境表示手段が非作
動状態にあっても、ドライバは、後席用ディスプレイ2
7を閉作動させる操作を行うことなく後方確認を確実に
行うことができる。
【0197】また、第2の自動格納モードを2−aモー
ドに設定しておくと、イグニッションスイッチ54がオ
フ状態になれば、後席用ディスプレイ27が自動的に閉
状態となる。これにより、後席4の乗員の乗降が行われ
る可能性が高いときに、後席用ディスプレイ27が自動
的に閉状態となるので、閉作動させる操作を行わなくて
も、乗降する後席4の乗員と後席用ディスプレイ27と
の干渉を防止することができる。
【0198】さらに、第2の自動格納モードを2−bモ
ードに設定しておくと、基本的には、左側又は右側後席
用ドア9,10が開かれると、後席用ディスプレイ27
が自動的に閉状態となる。具体的には、3列目シート列
3に乗員が存在しかつ2列目シート列2がキャプテンシ
ートモードであるときに、左側又は右側後席用ドア9,
10が開かれると、後席用ディスプレイ27が自動的に
閉状態となる。すなわち、2列目シート列2がキャプテ
ンシートモードであると、3列目シート列3の乗員は、
2列目シート列2の両シート2a,2b間及び該両シー
ト2a,2bの一方の前側を通って左側又は右側後席用
ドア9,10から降車することになるが、このとき、後
席用ディスプレイ27が開状態にあると、3列目シート
列3の乗員と後席用ディスプレイ27との干渉が生じて
しまう。しかし、この実施形態では、2列目シート列2
がキャプテンシートモードであれば、後席用ディスプレ
イ27を閉作動させる操作を行わなくても、左側又は右
側後席用ドア9,10が開かれると自動的に閉状態とな
り、3列目シート列3の乗員と後席用ディスプレイ27
との干渉を防止することができる。
【0199】さらにまた、3列目シート列3に乗員が存
在しているときに、2列目シート列2がベンチシートモ
ードであっても、障害物等により左側後席用ドア9から
の乗員の乗降が困難な状況にあれば、後席用ディスプレ
イ27が自動的に閉状態となる。すなわち、2列目シー
ト列2がベンチシートモードであれば、3列目シート列
3の乗員は左側後席用ドア9(2列目シート列2の両シ
ート2a,2bのうちスライド可能な助手席シート2b
側の後席用ドア)から降車すれば、後席4の乗員と後席
用ディスプレイ27との干渉は生じないが、左側後席用
ドア9から降車が困難な状況にあれば、2列目シート列
2の両シート2a,2bの前側を通って右側後席用ドア
10(2列目シート列2の両シート2a,2bのうちス
ライド可能な助手席シート2bとは反対側の後席用ド
ア)から降車する必要があり、このとき、後席用ディス
プレイ27が開状態にあると、3列目シート列3の乗員
と後席用ディスプレイ27との干渉が生じてしまう。し
かし、この実施形態では、2列目シート列2がベンチシ
ートモードであっても、左側後席用ドア9からの降車が
困難な状況にあれば、後席用ディスプレイ27が自動的
に閉状態となり、3列目シート列3の乗員と後席用ディ
スプレイ27との干渉は生じない。
【0200】さらに、3列目シート列3に乗員が存在し
なくても、2列目シート列2の両シート2a,2bに乗
員が存在する場合、両後席用ドア9,10が開けられな
いと、後席用ディスプレイ27が自動的に閉状態とな
る。また、2列目シート列2の両シート2a,2bのう
ち一方にしか乗員が存在しない場合、その一方が、両後
席用ドア9,10のうち開いた方とは反対側(左側後席
用ドア9が開けられたときには運転席側シート2a、右
側後席用ドア10が開けられたときには助手席側シート
2b)であれば、後席用ディスプレイ27が自動的に閉
状態となる。
【0201】尚、この実施形態では、第2の自動格納モ
ードが2−bモードに設定されている場合、左側又は右
側後席用ドア9,10の開検出時に後席4の乗員の存在
や2列目シート列2のシート状態により、後席用ディス
プレイ27を自動的に閉状態にしたりしなかったりして
いるが、左側又は右側後席用ドア9,10が開かれると
常に、後席用ディスプレイ27を閉状態にするようにし
てもよい。また、左側又は右側後席用ドア9,10が開
かれたときにおいて、後席4の乗員の存在に関係なく、
2列目シート列2がキャプテンシートモードであるとき
には、後席用ディスプレイ27を閉状態にする一方、ベ
ンチシートモードであるときには、後席用ディスプレイ
27を閉状態にするのを禁止するようにしてもよい。さ
らに、左側又は右側後席用ドア9,10が開かれたとき
において、2列目シート列2の乗員の存在やシート状態
に関係なく、3列目シート列3に乗員が存在するときに
は、後席用ディスプレイ27を閉状態にする一方、3列
目シート列3に乗員が存在しないときには、後席用ディ
スプレイ27を閉状態にするのを禁止するようにしても
よい。
【0202】また、この実施形態では、2列目シート列
2の車幅方向両側に左側及び右側後席用ドア9,10を
それぞれ設けているが、一方のみに後席用ドアを設ける
ようにしてもよい。
【0203】上記のように第2の自動格納モードを2−
bモードに設定しておいて、左側又は右側後席用ドア
9,10の開動作により後席用ディスプレイ27が閉状
態となった後においては、その開動作から所定時間t1
が経過すると、後席用ディスプレイ27は開状態に自動
復帰して電源ON状態となり、その表示画面27には格
納前の情報が表示される。
【0204】次に、前席用ディスプレイ26の表示画面
26aの表示動作について説明する。前席用ディスプレ
イ26が電源ON状態になると、先ず、前席用ディスプ
レイ26の表示画面26aに「表示画面1」が表示さ
れ、この「表示画面1」において、前席用操作リモコン
30のカーソルキー36及び決定キー37により「ナビ
ゲーション」、「TV」、「DVD」及び「モード設
定」のうち1つを選択する。
【0205】上記「表示画面1」において「TV」を選
択すると、「表示画面2」が表示され、この「表示画面
2」において「チャンネル設定」を選択してチャンネル
設定した後、「TVオン」を選択すると、その設定した
チャンネルのテレビ番組が表示される。また、「DV
D」を選択すると、「表示画面3」が表示され、この
「表示画面3」において1つのソフトを選択すると、そ
のソフトが表示される。このテレビ番組又はDVDのソ
フトが表示されているときに、前席用操作リモコン30
の情報ソース選択キー34を操作すると、再び「表示画
面1」が表示され、他の情報ソースを選択できる。
【0206】上記「表示画面1」において「モード設
定」を選択すると、「表示画面4」が表示され、この
「表示画面4」において「自動格納モード1設定」を選
択すると、「表示画面5」が表示され、この「表示画面
5」において4種類の第1の自動格納モードから1つを
選択設定することができる。また、「表示画面4」中の
「自動格納モード2設定」を選択すると、「表示画面
6」が表示され、この「表示画面6」において3種類の
第2の自動格納モードから1つを選択設定することがで
きる。さらに、「表示画面4」中の「表示モード設定」
を選択すると、「表示画面7」が表示され、この「表示
画面7」において5種類の表示モードから1つを選択設
定することができる。また、「表示画面4」中の「TV
チャンネル設定」を選択すると、「表示画面13」が表
示され、この「表示画面13」において基本地域及び複
数の対応地域でチャンネルを設定しておくことができ、
こうしておくことで、「表示画面2」等で設定されたチ
ャンネルが、車両Cが走行する地域に応じて自動的に補
正される。
【0207】上記「表示画面7」において「3−aモー
ド」を選択すると、「表示画面8」が表示され、この
「表示画面8」において後席用ディスプレイ27の電源
ON/OFF切換え又は予約設定を行うことができる。
そして、上記「表示画面8」中の「電源ON&ソース設
定」を選択すると、「表示画面9」が表示され、この
「表示画面9」において「TV」又は「DVD」を選択
することができる。この「表示画面9」中の「TV」又
は「DVD」を選択したときは、上記「表示画面1」中
の「TV」又は「DVD」を選択したときと同様であ
る。
【0208】また、上記「表示画面8」中の「電源ON
タイマー&ソース設定」を選択すると、「表示画面1
0」が表示され、この「表示画面10」において、後席
用ディスプレイ27の電源ON時刻と情報ソースとを設
定する。このとき、情報ソースとして「TV」を選択す
ると、「表示画面11」が表示され、この「表示画面1
1」においてチャンネルを設定して「タイマーON」を
選択することで予約が完了する。また、上記情報ソース
として「DVD」を選択すると、「表示画面12」が表
示され、この「表示画面12」において1つのソフトを
選択して「タイマーON」を選択することで予約が完了
する。
【0209】上記「表示画面1」において「ナビゲーシ
ョン」を選択すると、表示モードによって表示される内
容は異なるが、基本的には、ナビゲーション情報が表示
され、変速レバーを後退位置へ操作すれば、「表示画面
14」が表示される。すなわち、第1画面にリアビュー
カメラ49からの車両C後方環境情報が表示され、第2
画面にナビゲーション情報が表示される。
【0210】上記表示モードを3−eモードに設定して
いるときには、「表示画面15」が表示される。つま
り、第2画面に、後席用ディスプレイ27に表示される
情報と同じ情報が表示される。一方、表示モードが3−
dモードに設定されているときには、前席用ディスプレ
イ26の表示画面26a全体に、後席用ディスプレイ2
7と同じ情報が表示される。
【0211】また、表示モードを3−aモードに設定し
ているときには、「表示画面10」で予約設定した電源
ON時刻の5分前になると、ON予告フラグF1が1に
なって「表示画面16」が表示される。つまり、第2画
面に、予約内容に基づく後席用ディスプレイ27への情
報の出力を開始する旨の情報が表示され、この「表示画
面16」中の「キャンセル」を選択すると、ON予告フ
ラグF1が0になって予約がキャンセルされ、「表示画
面17」が表示される。また、「表示画面16」が表示
されてから5分が経過すると、タイマーONフラグF2
が1となり、このときもON予告フラグF1が0になっ
て「表示画面17」が表示される。尚、タイマーONフ
ラグF2が1になると、後席用ディスプレイ27の表示
画面27aには、予約設定したチャンネルのテレビ番組
又はDVDのソフトが表示される。
【0212】上記のように後席用ディスプレイ27の表
示画面27aに表示させる情報の内容及び該情報表示の
開始タイミングを予約設定しておけば、その予約内容に
基づいて後席用ディスプレイ27の表示画面27aに情
報が自動的に表示され、このことで、前席1の乗員は、
予約設定後に前席用操作リモコン30により後席用ディ
スプレイ27の表示画面27aに対する情報表示の操作
を行う必要はなく、基本的には前席用ディスプレイ26
の表示画面26aに対する情報表示の操作に専念するこ
とができる。よって、操作の煩雑化を抑制することがで
き、使い勝手を向上させることができる。特に、後席4
の乗員が子供等のように後席用操作リモコン31の操作
を行うことができない場合に有効である。
【0213】また、予約した情報表示開始タイミングの
5分前に、前席用ディスプレイ26の表示画面26a
に、情報の出力を開始する旨の情報が表示され、このと
き、その予約をキャンセルすることができる。このこと
により、予約内容の再確認を行うことができると共に、
情報表示を開始してもよい状況にあるか否かを確認する
ことができ、情報表示を開始してもよい状況になけれ
ば、予約をキャンセルすることができるので、使い勝手
を向上させることができる。
【0214】さらに、表示モードが3−aモードに設定
されているときには、後席用操作リモコン31の操作内
容に応じた後席用ディスプレイ27への情報出力は禁止
されるので、後席用操作リモコン31の誤操作等によっ
て、予約内容に基づいて後席用ディスプレイ27の表示
画面27aに表示された情報の内容が変更されたりする
のを防止することができる。
【0215】また、表示モードを3−cモードに設定し
ているときには、後席用操作リモコン31の操作(目的
地設定キー35、カーソルキー36及び決定キー37の
操作)により、後席用ディスプレイ27の表示画面27
aにおいてナビゲーションの経路誘導のための仮の目的
地を設定することができ、この仮の目的地を設定する
と、前席用ディスプレイ26の表示画面26aの第1画
面には、現在位置マーク81が該第1画面略中央に表示
されたままとなるが、第2画面には、現在位置マーク8
1、現経路誘導目的地マーク82及び仮の目的地マーク
83が同時に表示され(現経路誘導目的地マーク82は
現在設定されていない場合には表示されない)、現在位
置マーク81の位置が変更される。このとき、現縮尺の
道路地図上に、それら全マーク81〜83を同時に表示
できる場合には、その現縮尺の道路地図上に全マーク8
1〜83が表示され(「表示画面18」)、表示できな
い場合には、縮尺が最適な値に調整されて、その縮尺の
道路地図上に全マーク81〜83が表示される(「表示
画面19」)。但し、所定の縮尺(例えば150万分の
1であって国道しか表示されないような縮尺)にしても
全マーク81〜83を同時に表示できない場合には、表
示画面26a全体を使用してその所定の縮尺の道路地図
上に全マーク81〜83を表示し(「表示画面2
0」)、これでも全マーク81〜83を同時に表示でき
ない場合には、仮の目的地が表示画面26a外にあるこ
とを示す矢印86が表示される(「表示画面21」)。
尚、仮の目的地が設定されたときにおける前席用ディス
プレイ26の表示画面26aの第2画面には、現在位置
マーク81及び現経路誘導目的地マーク82を表示させ
ないで、仮の目的地マーク83のみを表示させるように
してもよい。
【0216】そして、上記「表示画面18」〜「表示画
面21」のいずれかにおいて「目的地変更」を選択する
と、仮の目的地が経路誘導目的地に設定されて、「表示
画面17」が表示される。一方、上記「表示画面18」
〜「表示画面21」のいずれかにおいて「キャンセル」
を選択するか、又は、仮の目的地の設定から3分が経過
すると、仮の目的地が経路誘導目的地に設定されること
はなく、その仮の目的地のデータは消去されて、「表示
画面17」が表示される。
【0217】このように後席4の乗員が仮の目的地を設
定すると、この仮の目的地が前席用ディスプレイ26の
表示画面26aの道路地図上に表示され、前席1の乗員
がこの仮の目的地を確認して、前席用操作リモコン30
の操作により仮の目的地を経路誘導目的地に設定する。
この結果、事実上、後席4の乗員が経路誘導目的地を設
定することができると共に、前席用操作リモコン30の
操作がなければ、仮の目的地が経路誘導目的地に設定さ
れることはないので、前席1の乗員が知らない間に後席
4の乗員により経路誘導目的地が勝手に変更されること
はない。
【0218】上記前席用ディスプレイ26の表示画面2
6aがどのような表示状態であっても、前席用操作リモ
コン30の情報ソース選択キー34を操作すると、「表
示画面1」が表示される。また、車両Cが停車中であっ
て前席用ディスプレイ26の表示画面26aにナビゲー
ション情報が表示されているときに、前席用操作リモコ
ン30の目的地設定キー35を操作すると、「表示画面
22」が表示され、この「表示画面22」において経路
誘導目的地を設定することができる。
【0219】次に、後席用ディスプレイ27の表示画面
27aの表示動作について説明する。後席用ディスプレ
イ27が電源ON状態になると、基本的には、後席用デ
ィスプレイ27の表示画面27aに「表示画面A」が表
示され、この「表示画面A」において、後席用操作リモ
コン31のカーソルキー36及び決定キー37により
「TV」、「DVD」及び「ナビゲーション」のうち1
つを選択する。
【0220】上記後席用ディスプレイ27が自動復帰に
よりON状態になったときには、格納前の情報が表示さ
れる。例えば、テレビ番組が表示されているときに、変
速レバーの後退位置への操作により自動的に閉状態にな
り(第1の自動格納モードは1−aモードに設定)、そ
の後に変速レバーが前進位置等に操作されて自動復帰し
たときには、再び同じチャンネルのテレビ番組が表示さ
れる。
【0221】また、表示モードを3−bモードに設定し
ているときには、前席用ディスプレイ26に表示されて
いる情報と同じ情報が表示される。
【0222】さらに、表示モードを3−aモードに設定
していて、前席用ディスプレイ26の表示画面26aに
表示された「表示画面8」において「電源OFF」を選
択したときには、電源OFF状態になると共に閉状態と
なる。また、「表示画面8」において「電源ON&ソー
ス設定」を選択したときには、前席用操作リモコン30
の操作により設定されたテレビ番組又はDVDのソフト
が表示され、「表示画面8」において「電源ONタイマ
ー&ソース設定」を選択したときには、前席用操作リモ
コン30の操作により予約設定された電源ON時刻にな
ると、その予約設定されたテレビ番組又はDVDのソフ
トが表示される。
【0223】上記「表示画面A」において「TV」又は
「DVD」を選択したときには、上記前席用ディスプレ
イ26の表示画面26aに表示される「表示画面1」中
の「TV」又は「DVD」を選択したときと同様であ
る。また、「表示画面A」において「ナビゲーション」
を選択したときには、前席用ディスプレイ26の表示画
面26aに表示される「表示画面17」と同じ「表示画
面D」が表示される。
【0224】上記後席用ディスプレイ27の表示画面2
7aがどのような表示状態であっても、後席用操作リモ
コン31の情報ソース選択キー34が操作されると、
「表示画面A」が表示される。また、後席用ディスプレ
イ27の表示画面27aにナビゲーション情報が表示さ
れていて表示モードを3−cモード又は3−dモードに
設定しているときに、目的地設定キー35を操作する
と、「表示画面E」が表示され、この「表示画面22」
において仮の目的地(3−cモード)又は経路誘導目的
地(3−dモード)を設定することができる。
【0225】上記のように第1及び第2の自動格納モー
ド並びに表示モードについては、各モード毎に、前席1
の乗員がその都合により前席用操作リモコン30の操作
によって1つのモードを選択することができ、前席1の
乗員の使い勝手を向上させることができる一方、後席4
の乗員は選択することができないので、後席4の乗員に
より勝手に変更されることはない。
【0226】尚、上記実施形態では、後席用ディスプレ
イ27を、開状態にあるときに、前席1の乗員が設定し
た自動格納モードに応じて、所定の要因により自動的に
閉方向へ作動させて閉状態となるようにしたが、必ずし
も完全な閉状態にする必要はなく、ドライバが後方確認
を行うことができ、後席4の乗員との干渉がそれ程問題
とならなければ、閉方向へ作動させて閉状態と開状態と
の間の状態で止めてもよい。また、自動格納モードに応
じて、完全な閉状態にしたり、閉状態と開状態との間の
状態で止めたりしてもよい。
【0227】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用表
示装置によると、イグニッションスイッチがオフ状態に
なったとき、又は、後席用ドアが開かれたときに、後席
天井に設けた開閉可能なディスプレイを閉方向へ作動さ
せるようにしたことにより、後席乗員の乗降時に、ディ
スプレイを閉作動させる操作をわざわざ行わなくても、
後席乗員とディスプレイとの干渉を防止することができ
る。
【0228】また、本発明の他の車両用表示装置による
と、イグニッションスイッチがオフ状態になったとき
に、後席天井に設けたディスプレイを閉方向へ作動させ
る第1の制御モードと、後席用ドアが開かれたときに上
記ディスプレイを閉方向へ作動させる第2の制御モード
と、イグニッションスイッチがオフ状態になっても、又
は後席用ドアが開かれても、上記ディスプレイを閉方向
へ作動させない第3の制御モードとの3つの制御モード
のうちいずれかを、乗員の選択に基づいて実行するよう
にしたことにより、乗員が第1又は第2の制御モードを
選択すれば、上記と同様の作用効果が得られると共に、
乗員の都合によりモードを選択することができ、使い勝
手の向上化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用表示装置が搭載
された車両の室内を示す斜視図である。
【図2】上記車両用表示装置における各構成部品の車両
での位置を概略的に示す平面図である。
【図3】車両用表示装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】2列目シート列がキャプテンシートモードであ
るときの状態を示す斜視図である。
【図5】2列目シート列がベンチシートモードであると
きの状態を示す斜視図である。
【図6】前席用ディスプレイの詳細を示す正面図であ
る。
【図7】前席用操作リモコンの詳細を示す正面図であ
る。
【図8】制御CPUで行われる、後席用ディスプレイの
開閉制御の処理動作を示すフローチャートの一部であ
る。
【図9】後席用ディスプレイの開閉制御の処理動作を示
すフローチャートの一部である。
【図10】後席用ディスプレイの開閉制御の処理動作を
示すフローチャートの一部である。
【図11】制御CPUで行われる、前席用ディスプレイ
の表示画面における表示制御の処理動作を示すフローチ
ャートの一部である。
【図12】前席用ディスプレイの表示画面における表示
制御の処理動作を示すフローチャートの一部である。
【図13】前席用ディスプレイの表示画面における表示
制御の処理動作を示すフローチャートの一部である。
【図14】前席用ディスプレイの表示画面における表示
制御の処理動作を示すフローチャートの一部である。
【図15】前席用ディスプレイの表示画面における表示
制御の処理動作を示すフローチャートの一部である。
【図16】前席用ディスプレイの表示画面における表示
制御の処理動作を示すフローチャートの一部である。
【図17】前席用ディスプレイの表示画面における表示
制御の処理動作を示すフローチャートの一部である。
【図18】前席用ディスプレイの表示画面における表示
制御の処理動作を示すフローチャートの一部である。
【図19】前席用ディスプレイの表示画面における表示
制御の処理動作を示すフローチャートの一部である。
【図20】前席用ディスプレイの表示画面における表示
制御の処理動作を示すフローチャートの一部である。
【図21】前席用ディスプレイの表示画面の表示制御に
対する割込み制御の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図22】前席用ディスプレイの表示画面に表示される
「表示画面1」を示す図である。
【図23】「表示画面2」を示す図である。
【図24】「表示画面3」を示す図である。
【図25】「表示画面4」を示す図である。
【図26】「表示画面5」を示す図である。
【図27】「表示画面6」を示す図である。
【図28】「表示画面7」を示す図である。
【図29】「表示画面8」を示す図である。
【図30】「表示画面9」を示す図である。
【図31】「表示画面10」を示す図である。
【図32】「表示画面11」を示す図である。
【図33】「表示画面12」を示す図である。
【図34】「表示画面13」を示す図である。
【図35】「表示画面14」を示す図である。
【図36】「表示画面15」を示す図である。
【図37】「表示画面16」を示す図である。
【図38】「表示画面17」を示す図である。
【図39】「表示画面18」を示す図である。
【図40】「表示画面19」を示す図である。
【図41】「表示画面20」を示す図である。
【図42】「表示画面21」を示す図である。
【図43】「表示画面22」を示す図である。
【図44】制御CPUで行われる、後席用ディスプレイ
の表示画面における表示制御の処理動作を示すフローチ
ャートの一部である。
【図45】後席用ディスプレイの表示画面における表示
制御の処理動作を示すフローチャートの一部である。
【図46】後席用ディスプレイの表示画面の表示制御に
対する割込み制御の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図47】後席用ディスプレイの表示画面に表示される
「表示画面A」を示す図である。
【符号の説明】
C 車両 2 2列目シート列 2a 運転席側シート(2列目シート列のシート) 2b 助手席側シート(2列目シート列のシート) 3 3列目シート列 4 後席 9 左側後席用ドア 10 右側後席用ドア 13 左側後席用ドア開閉状態検出スイッチ(ドア開検
出手段) 14 右側後席用ドア開閉状態検出スイッチ(ドア開検
出手段) 19 シートモードセンサー(シート状態検出手段) 21 3列目シート乗員検知センサー(乗員検出手段) 28 後席用ディスプレイ(開閉可能に構成されたディ
スプレイ) 45 ディスプレイ開閉モータ(駆動手段) 46 ディスプレイ開閉状態センサー(開閉状態検出手
段) 54 イグニッションスイッチ 60 制御CPU(制御手段)
フロントページの続き (72)発明者 中峯 慎一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 佐々木 秀和 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D020 BA04 BB01 BC04 BD09 BE01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の室内における後席天井に設けら
    れ、駆動手段により該後席天井に略沿った閉状態と下方
    に開いた開状態との間で開閉可能に構成されたディスプ
    レイと、上記駆動手段による該ディスプレイの開閉作動
    を制御する制御手段とを備えた車両用表示装置であっ
    て、 上記ディスプレイの開閉状態を検出する開閉状態検出手
    段を備え、 上記制御手段は、上記開閉状態検出手段によりディスプ
    レイが開状態にあることが検出されかつイグニッション
    スイッチがオフ状態になったときには、上記駆動手段に
    より上記ディスプレイを閉方向へ作動させるように構成
    されていることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 【請求項2】 車両の室内における後席天井に設けら
    れ、駆動手段により該後席天井に略沿った閉状態と下方
    に開いた開状態との間で開閉可能に構成されたディスプ
    レイと、上記駆動手段による該ディスプレイの開閉作動
    を制御する制御手段とを備えた車両用表示装置であっ
    て、 上記ディスプレイの開閉状態を検出する開閉状態検出手
    段と、 上記車両の後席用ドアが開かれたことを検出するドア開
    検出手段とを備え、 上記制御手段は、上記開閉状態検出手段によりディスプ
    レイが開状態にあることが検出されかつ上記ドア開検出
    手段により後席用ドアが開かれたことが検出されたとき
    には、上記駆動手段により上記ディスプレイを閉方向へ
    作動させるように構成されていることを特徴とする車両
    用表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用表示装置におい
    て、 後席は、2つのシートを有する2列目シート列と、3列
    目シート列とからなり、 上記2列目シート列は、該2列目シート列の2つのシー
    トが車幅方向に互いに離れて車幅方向中央部に所定空間
    を形成した第1のシート状態と、上記両シートの車幅方
    向の対向面同士が接触した第2のシート状態との間を切
    り換え可能に構成され、 ディスプレイは、上記2列目シート列上方の天井の車幅
    方向略中央部に設けられ、 後席用ドアは、上記2列目シート列の車幅方向両側に設
    けられており、 上記2列目シート列のシート状態を検出するシート状態
    検出手段を備え、 制御手段は、開閉状態検出手段によりディスプレイが開
    状態にあることが検出されかつドア開検出手段により上
    記少なくとも1つの後席用ドアが開かれたことが検出さ
    れたときにおいて、上記シート状態検出手段により2列
    目シート列が第1のシート状態にあることが検出された
    ときには、駆動手段により上記ディスプレイを閉方向へ
    作動させるように構成されていることを特徴とする車両
    用表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両用表示装置におい
    て、 両後席用ドアのうち一方からの乗員の乗降が困難な状況
    にあるか否かを判定する状況判定手段を備え、 制御手段は、開閉状態検出手段によりディスプレイが開
    状態にあることが検出されかつドア開検出手段により上
    記少なくとも1つの後席用ドアが開かれたことが検出さ
    れたときにおいて、シート状態検出手段により2列目シ
    ート列が第2のシート状態にあることが検出されかつ上
    記状況判定手段により一方の後席用ドアからの乗員の乗
    降が困難な状況にあると判定されたときには、駆動手段
    により上記ディスプレイを閉方向へ作動させるように構
    成されていることを特徴とする車両用表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の車両用表示装置におい
    て、 3列目シート列に乗員が存在するか否かを検出する乗員
    検出手段を備え、 制御手段は、開閉状態検出手段によりディスプレイが開
    状態にあることが検出されかつドア開検出手段により少
    なくとも1つの後席用ドアが開かれたことが検出された
    ときにおいて、上記乗員検出手段により3列目シート列
    に乗員が存在しないことが検出されたときには、シート
    状態検出手段により2列目シート列が第1のシート状態
    にあることが検出されても、駆動手段による上記ディス
    プレイの閉方向への作動を禁止するように構成されてい
    ることを特徴とする車両用表示装置。
  6. 【請求項6】 車両の室内における後席天井に設けら
    れ、駆動手段により該後席天井に略沿った閉状態と下方
    に開いた開状態との間で開閉可能に構成されたディスプ
    レイと、上記駆動手段による該ディスプレイの開閉作動
    を制御する制御手段とを備えた車両用表示装置であっ
    て、 上記ディスプレイの開閉状態を検出する開閉状態検出手
    段と、 上記車両の後席用ドアが開かれたことを検出するドア開
    検出手段とを備え、 上記制御手段は、上記開閉状態検出手段によりディスプ
    レイが開状態にあることが検出されかつイグニッション
    スイッチがオフ状態になったときに、上記駆動手段によ
    り上記ディスプレイを閉方向へ作動させる第1の制御モ
    ードと、上記開閉状態検出手段によりディスプレイが開
    状態にあることが検出されかつ上記ドア開検出手段によ
    り後席用ドアが開かれたことが検出されたときに、上記
    駆動手段により上記ディスプレイを閉方向へ作動させる
    第2の制御モードと、上記開閉状態検出手段によりディ
    スプレイが開状態にあることが検出されているときにお
    いて、イグニッションスイッチがオフ状態になっても、
    又は上記ドア開検出手段により後席用ドアが開かれたこ
    とが検出されても、上記駆動手段により上記ディスプレ
    イを閉方向へ作動させない第3の制御モードとの3つの
    制御モードのうちいずれかを、乗員の選択に基づいて実
    行するように構成されていることを特徴とする車両用表
    示装置。
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