JP2018020732A - 車載機器制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の車載機器をユーザが所望する状態に移すために、ユーザが行う必要がある操作の数を抑制可能な車載機器制御装置を提供する。【解決手段】車載機器制御装置1は、ユーザによって入力された一連の操作を操作レコードとして登録するレコード生成部F3と、当該操作レコードを再生するレコード再生部F4と、を備える。レコード生成部F3は、操作レコードが示す一連の操作のうち、最初の操作をトリガ操作に設定する。レコード再生部F4は、ユーザが行った操作についての情報を取得する度に、ユーザが実行した操作をトリガ操作として備える操作レコードが登録されているか否かを判定する。ユーザが実行した操作をトリガ操作として備える操作レコードが存在する場合には、その操作レコードにおいて当該トリガ操作に後続する操作に対応する処理又は動作を、各車載機器に実行させる。【選択図】図2

Description

本発明は、機械的なスイッチやタッチパネルなどの入力装置を介してユーザ操作を受け付け、当該操作に対応する車載機器に、所定の処理や動作を実行させる車載機器制御装置に関する。
従来、機械的なスイッチやタッチパネルなどの入力装置を介してユーザ操作を受け付け、当該操作に対応する車載機器に、当該操作に対応する所定の処理や動作(以降、処理等)を実行させる車載機器制御装置がある。
また、特許文献1には、ユーザの操作履歴を学習することによって、ユーザによって入力された操作の次に実行される可能性が高い操作(以降、推薦操作)を特定し、当該推薦操作に対応する処理の実行命令をユーザが入力するためのボタン画像(以降、承諾ボタン)をディスプレイに表示する車載機器制御装置が開示されている。この特許文献1に開示の車載機器制御装置は、ユーザに提示した推薦操作がユーザによって承諾された場合に(つまり承諾ボタンが選択された場合に)、当該推薦操作に対応する処理等を、当該推薦操作に対応する車載機器に実行させる。
特開2010−70171号公報
特許文献1によれば、ユーザは所望の操作を実行するためのボタンを探す手間を省略することができる。しかしながら、特許文献1の構成では、所望の操作を実行するためのボタンを探す手間を省略することはできるが、車載機器を所望の状態に移行させるために必要となる入力操作の実行回数自体は変わらない。或る車載機器を所定の動作状態にするために複数の操作が必要である場合には、その操作の数だけ承諾ボタンを押下する必要がある。また、複数の車載機器のそれぞれを所望の動作状態にするために必要となる操作数を低減する方法についても検討されていない。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、複数種類の車載機器をユーザが所望する状態に移すために、ユーザが行う必要がある操作の数を抑制可能な車載機器制御装置を提供することにある。
その目的を達成するための本発明は、複数の車載機器のそれぞれの作動を制御する車載機器制御装置であって、車載機器の作動状態をユーザが制御するための入力装置に対してユーザが実行した操作の内容を示す操作情報を取得する操作情報取得部(F2)と、操作情報取得部が取得した操作情報に基づいて、ユーザによって連続して実施された複数の操作のそれぞれに対応する操作情報を、実行された順番に1つにまとめた操作レコードを生成して、レコード記憶部(14a)に保存するレコード生成部(F3)と、を備え、レコード生成部は、操作レコードが表す複数の連続したユーザ操作のうち、ユーザによって最初に実行された操作を、当該操作レコードにおけるトリガ操作として保存するものであって、車載機器制御装置は、さらに、操作情報取得部が操作情報を取得した場合に、レコード記憶部に保存されている操作レコードの中から、操作情報が示す操作をトリガ操作として備える操作レコードを特定し、その特定した操作レコードにおいてトリガ操作に後続する操作に対応する処理又は動作を、その操作に対応する車載機器に実行させる処理である再生処理を実行するレコード再生部(F4)を備えることを特徴とする。
以上の構成によれば、操作レコードとして既に登録済みの一連の操作を実施しようとした場合、ユーザはその一連の操作のうちの最初の操作を実行しさえすれば、その操作に後続する操作に対応する車載機器の制御についてはレコード再生部が自動的に実行する。ここで、操作レコードとして登録される一連の操作は、1つの車載機器に対する操作に限るものではなく、複数種類の車載機器のそれぞれに対する操作が組み合わさっていてもよい。
したがって、ユーザは、複数種類の車載機器をユーザが所望する状態に移そうとした場合において、そのための一連の操作が操作レコードとして登録済みである場合には、ユーザが実施する必要がある操作は1回でよい。つまり、以上の構成によれば、複数種類の車載機器をユーザが所望する状態に移すために、ユーザが行う必要がある操作の数を抑制することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
車載システム100の概略的な構成を示すブロック図である。 車載機器制御装置1の概略的な構成を示すブロック図である。 表示要求部F1の機能について説明するための図である。 学習登録部F32の作動を説明するための図である。 学習登録部F32の作動を説明するための図である。 候補リストL1の表示態様の一例を示した図である。 手動登録処理について説明するためのフローチャートである。 再生条件設定画面の一例を示した図である。 操作レコード再生処理について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。図1は、本発明に係る車載機器制御装置1を含む車載システム100の概略的な構成の一例を示す図である。図1に示すように車載システム100は、車載機器制御装置1の他に、タッチパネル2A、ステアリングスイッチ2B、シフトレバー2C、パーキングブレーキスイッチ2D、シートベルトスイッチ2E、ウィンカースイッチ2F、ハザードスイッチ2G、ドアロックスイッチ2H、エアコンスイッチ2J、ライトスイッチ2K、パワーウィンドウスイッチ2L、ワイパースイッチ2M、表示制御装置3、センターディスプレイ4、メータディスプレイ5、スピーカ6、広域通信装置7、方向指示灯8F、ハザードユニット8G、ドアロックシステム8H、エアコンシステム8J、ライトシステム8K、パワーウィンドウシステム8L、及びワイパーユニット8Mを備えている。
タッチパネル2A、ステアリングスイッチ2B、シフトレバー2C、パーキングブレーキスイッチ2D、シートベルトスイッチ2E、ウィンカースイッチ2F、ハザードスイッチ2G、ドアロックスイッチ2H、エアコンスイッチ2J、ライトスイッチ2K、パワーウィンドウスイッチ2L、及びワイパースイッチ2Mのそれぞれが、ユーザによって操作される入力装置に該当する。また、方向指示灯8F、ハザードユニット8G、ドアロックシステム8H、エアコンシステム8J、ライトシステム8K、パワーウィンドウシステム8L、及びワイパーユニット8Mのそれぞれが、車両に搭載された車載機器に該当する。なお、センターディスプレイ4やメータディスプレイ5を車載機器に含めても良い。便宜上、以降では車載システム100が搭載されている車両のことを自車両とも記載する。
車載機器制御装置1は、CPU11、RAM12、ROM13、ストレージ14、I/O15、及びこれらの構成を接続するバスラインなどを備えた、通常のコンピュータとして構成されている。CPU11はマイクロプロセッサ等を用いて実現された、中央演算装置である。RAM12は揮発性のメモリであり、ROM13は不揮発性のメモリである。ROM13には、通常のコンピュータを車載機器制御装置1として機能させるためのプログラム(以降、車載機器制御プログラム)等が格納されている。ストレージ14は、書き換え可能な不揮発性のメモリであって、例えばフラッシュメモリ等を用いて実現される。
I/O15は、車載機器制御装置1が、各種入力装置や車載機器等と、データの入出力をするためのインターフェースである。I/O15は、アナログ回路素子やICなどを用いて実現されればよい。
なお、上述の車載機器制御プログラムは、非遷移的実体的記録媒体(non- transitory tangible storage medium)に格納されていればよい。CPU11が車載機器制御プログラムを実行することは、車載機器制御プログラムに対応する方法が実行されることに相当する。
車載機器制御装置1は、種々の入力装置の出力信号を取得可能に構成されているとともに、種々の車載機器とも相互通信可能に接続されている。また、表示制御装置3や、図示しない車載電子機器(例えばナビゲーション装置)とも相互通信可能に接続されている。この車載機器制御装置1が備える機能や作動については別途後述する。
タッチパネル2Aは、センターディスプレイ4上に積層された、周知のタッチパネルである。タッチパネル2Aは、ユーザによってタッチされたことを検出すると、そのタッチ位置を示す信号(以降、タッチ操作信号)を車載機器制御装置1に出力する。
ステアリングスイッチ2Bは、ステアリングホイールのスポーク部分に設けられたメカニカルなスイッチ(つまり、ステアリングスイッチ)である。ステアリングスイッチ2Bは、ステアリングホイールのスポーク部分に複数設けられている。ステアリングスイッチ2Bはユーザによって押圧された場合に、その旨を示す信号(以降、操作信号)を車載機器制御装置1に出力する。
シフトレバー2Cは、トランスミッションにおけるギヤの組み合わせをユーザが選択するためのレバーである。シフトレバー2Cは、ユーザによって設定されている位置(以降、シフトポジション)を示す信号を車載機器制御装置1に出力する。なお、シフトレバー2Cの出力信号は、車載機器制御装置1だけでなく、車両内に構築されたネットワークを介して、車両の走行を制御するECU(Electronic Control Unit)などにも入力される。
シフトポジションとしては、周知の通り、駐車ポジションや、ドライブポジション、ニュートラルポジション、後退ポジションなどがある。例えばシフトレバー2Cは、シフトポジションが駐車ポジションに設定されている場合、その旨を示す信号を車載機器制御装置1等に出力する。
パーキングブレーキスイッチ2Dは、自車両に搭載されたパーキングブレーキの作動状態(オン/オフ)をユーザが切り替えるためのスイッチである。パーキングブレーキスイッチ2Dは、ユーザによって設定されている接続状態に応じた信号を車載機器制御装置1に出力する。もちろん、パーキングブレーキスイッチ2Dの出力は、車載機器制御装置1だけでなく、パーキングレーキの作動状態を制御するECUにも伝達される。
シートベルトスイッチ2Eは、運転席用のシートベルトの装着状態を検出するスイッチである。シートベルトスイッチ2Eは、当該シートベルトの装着状態を示す信号を車載機器制御装置1に出力する。
ウィンカースイッチ2Fは、方向指示灯8Fの作動状態をユーザが切り替えるためのスイッチである。方向指示灯8Fは、点灯(点滅を含む)することによって、自車両の移動方向を周辺車両のドライバ等に通知するためのランプである。方向指示灯8Fは、自車両が右側に移動することを周囲に通知するための右側方向指示灯と、左側に移動することを周囲に通知するための左側方向指示灯と、を備える。
ウィンカースイッチ2Fは、右側方向指示灯を点灯させるポジション(以降、右側点灯ポジション)と、左側方向指示灯を点灯させるポジション(以降、左側点灯ポジション)と、何れの方向指示灯8Fも点灯させないポジション(以降、消灯ポジション)を備え、ユーザによって何れかに設定される。ウィンカースイッチ2Fは、ユーザによって設定されているポジションに応じた信号を方向指示灯8Fに出力するとともに、車載機器制御装置1にも出力する。右側方向指示や左側方向指示灯といった方向指示灯8Fは、ウィンカースイッチ2F及び車載機器制御装置1から入力される信号に基づいて点灯/消灯する。
ハザードスイッチ2Gは、ユーザがハザードランプを点灯させるためのスイッチである。ハザードスイッチ2Gは例えば、インストゥルメントパネルの中央付近に設置されている。ハザードスイッチ2Gは、その接続状態に応じた信号(オン信号/オフ信号)をハザードユニット8Gに出力する。また、ハザードスイッチ2Gの出力信号は、車載機器制御装置1にも参照される。
ハザードユニット8Gは、ハザードランプの点灯状態を制御するユニットであって、ハザードスイッチ2Gからオン信号が入力されている場合、方向指示灯8Fを含む種々のランプを点滅させる。つまり、ハザードランプを点灯させる。また、ハザードユニット8Gは、車載機器制御装置1からの指示に基づいてもハザードランプを点灯させる。
ドアロックスイッチ2Hは、自車両に設けられたドアをユーザが施錠したり開錠したりするためのスイッチである。ここでは一例としてドアロックスイッチ2Hは、自車両に設けられている全てのドアの施錠状態(施錠/開錠)を切り替えるためのスイッチとするが、これに限らない。運転席用のドアの施錠状態を切り替えるためのスイッチとしてもよい。ドアロックスイッチ2Hは、ユーザ操作に応じた信号を、ドアロックシステム8Hに出力する。また、ドアロックスイッチ2Hの出力信号は、車載機器制御装置1にも参照される。なお、ドアロックスイッチ2Hに対するユーザ操作とは、車両のドアを施錠するための操作(以降、施錠操作)や、ドアを開錠するための操作(以降、開錠操作)である。
ドアロックシステム8Hは、ドアロックスイッチ2Hから入力される信号に応じて、自車両が備える各ドアの施錠状態を切り替える。すなわち、ドアロックスイッチ2Hに対してユーザが施錠操作を実施している場合には、各ドアを施錠状態にする。また、ドアロックスイッチ2Hに対してユーザが開錠操作を実施している場合には、各ドアを開錠状態にする。ロック機構は、モータ等を用いて実現されればよい。ドアロックシステム8Hは、ドアロックスイッチ2Hからの入力信号だけでなく、車載機器制御装置1からの指示に基づいても動作する。
エアコンスイッチ2Jは、自車両の冷凍サイクル(換言すればエアコンシステム8J)の稼働及び停止をユーザが指示するためのスイッチである。エアコンスイッチ2Jは、ユーザ操作に応じた信号をエアコンシステム8Jに出力する。エアコンスイッチ2Jの出力信号は、車載機器制御装置1にも参照される。
便宜上、エアコンシステム8Jを稼働させるためのユーザ操作をオン操作と称し、オン操作に伴ってエアコンスイッチ2Jが出力する信号を空調オン信号と称する。また、エアコンシステム8Jの動作を停止させるためのユーザ操作をオフ操作と称し、オフ操作に伴ってエアコンスイッチ2Jが出力する信号を空調オフ信号と称する。
なお、車載システム100は、エアコンスイッチ2J以外にも、エアコンシステム8Jの作動状態を制御するための種々のスイッチ(以降、エアコン用スイッチ)を備えていても良い。エアコン用スイッチとは、例えば、導入モードを切り替えるための導入口切替えスイッチ、車室内の温度を所望の温度に設定するための温度設定スイッチ、送風量を切替えるための風量切替えスイッチ、及び吹出しモードを切り替えるための吹出口切替えスイッチなどである。
エアコンシステム8Jは、エアコンスイッチ2Jから空調オン信号が入力されたことに基づいて動作する。また、動作中においてエアコンスイッチ2Jから空調オフ信号が入力された場合には、動作を停止する。エアコンシステム8Jは、エアコンスイッチ2Jからの入力信号だけでなく、車載機器制御装置1からの指示に基づいても動作したり、停止したりする。
ライトスイッチ2Kは、ユーザが車室内灯の点灯状態(オン/オフ)を切り替えるためのスイッチである。なお、ライトスイッチ2Kは、前照灯やフォグランプなどの車室外用照明の点灯状態を切り替えるためのスイッチであってもよい。ライトスイッチ2Kは、ユーザ操作に応じた信号をライトシステム8Kに出力する。また、ライトスイッチ2Kの出力信号は、車載機器制御装置1にも参照される。
ライトシステム8Kは、ライトスイッチ2Kから入力される信号に応じて、車室内灯の点灯状態を切り替える。また、ライトシステム8Kは、ライトスイッチ2Kからの入力信号だけでなく、車載機器制御装置1からの指示に基づいても車室内灯を点灯させたり消灯させたりする。
パワーウィンドウスイッチ2Lは、自車両のドアに設けられているウィンドウをユーザが開けたり閉めたりするためのスイッチであって、ユーザが実施する開閉操作に応じた信号を出力する。ここでは一例としてパワーウィンドウスイッチ2Lは、運転席用のドアに設けられたウィンドウ(以降、運転席用ウィンドウ)の開閉操作を行うためのスイッチとする。パワーウィンドウスイッチ2Lは、ユーザ操作に応じた信号をパワーウィンドウシステム8Lに出力する。また、パワーウィンドウスイッチ2Lの出力信号は、車載機器制御装置1にも参照される。
パワーウィンドウシステム8Lは、パワーウィンドウスイッチ2Lから入力される信号に基づいて、運転席用ウィンドウの開き度合いを調整する。具体的には、パワーウィンドウスイッチ2Lから入力される信号に基づいて運転席用ウィンドウの開き度合いを調整するためのアクチュエータ(例えばモータ)を駆動することで、運転席用ウィンドウの開き度合いを調整する。
なお、パワーウィンドウシステム8Lは、パワーウィンドウスイッチ2Lが一瞬操作された場合には、自動で全開状態又は全閉状態まで運転席用ウィンドウを昇降させるワンタッチ開閉機能を備えるものとする。パワーウィンドウシステム8Lは、パワーウィンドウスイッチ2Lからの入力信号だけでなく、車載機器制御装置1からの指示に基づいても運転席用ウィンドウを上げたり(すなわち閉じたり)下ろしたり(すなわち開けたり)する。
ワイパースイッチ2Mは、ユーザが自車両のワイパブレードの駆動状態を選択するためのスイッチである。例えば、ワイパースイッチ2Mは、オフポジション、高速ポジション、低速ポジションの3つのポジションの何れかに選択的に設定可能に構成されているものとする。なお、オフポジションはワイパブレードを駆動させないポジションであり、高速ポジションは高速な連続払拭を実施させるポジションであり、低速ポジションは低速な連続払拭を実施させる状態をそれぞれ意味するものとする。ワイパースイッチ2Mは、ユーザによって設定されているポジションに応じた信号を、ワイパーユニット8Mに出力する。また、ワイパースイッチ2Mの出力信号は、車載機器制御装置1にも参照される。
ワイパーユニット8Mは、ワイパースイッチ2Mから入力される信号に基づいて、ワイパブレードを駆動させる装置である。例えば、ワイパースイッチ2Mから低速ポジションに設定されていることを示す信号が入力されている場合には、相対的に低速でワイパブレードを連続的に動かす。また、ワイパースイッチ2Mから高速ポジションに設定されていることを示す信号が入力されている場合には、相対的に高速でワイパブレードを連続的に動かす。
ワイパースイッチ2Mからオフポジションに設定されていることを示す信号が入力されている場合には、ワイパブレードを所定の位置に収容する(つまり駆動させない)。ワイパーユニット8Mは、ワイパースイッチ2Mからの入力信号だけでなく、車載機器制御装置1からの指示に基づいてもワイパブレードを所定の速度で駆動させたり停止させたりする。
表示制御装置3は、センターディスプレイ4やメータディスプレイ5の表示画面を制御する装置である。表示制御装置3は、車載機器制御装置1や、図示しない電子機器(例えばナビゲーション装置等)から提供された画像データを、所定の表示調停ルールに則って、センターディスプレイ4等に表示する。表示調停ルールは、画面のレイアウトや、表示する画面の優先度等を示すルールであって、具体的な内容は適宜設計されればよい。
センターディスプレイ4は、インストゥルメントパネルの車幅方向中央部(以降、中央領域)に設けられたディスプレイである。メータディスプレイ5は、インストゥルメントパネルにおいて運転席の正面に位置する領域の上部に配置されたディスプレイである。センターディスプレイ4及びメータディスプレイ5は何れもフルカラー表示が可能なものである。センターディスプレイ4及びメータディスプレイ5は、例えば、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等を用いて実現することができる。以降においてセンターディスプレイ4及びメータディスプレイ5のそれぞれを区別しない場合には、単にディスプレイと記載する。
なお、本実施形態では一例として、車載システム100は車載機器制御装置1と独立して表示制御装置3を備えるものとするが、これに限らない。車載機器制御装置1が表示制御装置3の機能を備えていてもよい。
スピーカ6は、車載機器制御装置1から入力された音声信号(又は音声データ)を音声に変換して出力する装置である。広域通信装置7は、広域通信網に無線アクセスするための通信モジュールである。広域通信装置7を介して車載機器制御装置1は、広域通信網に接続している他の通信装置(例えば外部サーバ)と通信する。図示しない外部サーバは、天候情報など、後述する再生条件が充足されているか否かの判定に必要な情報(以降、判定用情報)を車載機器制御装置1に対して配信するものである。広域通信装置7が請求項に記載の判定用情報提供デバイスに相当する。
<車載機器制御装置1の機能及び作動について>
次に、図2を用いて車載機器制御装置1が備える機能について説明する。車載機器制御装置1は、CPU11が上述の車載機器制御プログラムを実行することによって、図2に示す種々の機能ブロックに対応する機能を提供する。具体的には、車載機器制御装置1は機能ブロックとして、表示要求部F1、操作情報取得部F2、レコード生成部F3、レコード再生部F4、及び制御調停部F5を備える。
なお、車載機器制御装置1が備える機能の一部又は全部は、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に実現してもよい。また、車載機器制御装置1が備える機能の一部又は全部は、CPUによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現されてもよい。
また、車載機器制御装置1は、後述する操作レコードを記憶するデータベースとしての操作レコードデータベース(以降、操作レコードDB)14aと、後述する操作レコード候補を記憶するデータベースとしてのレコード候補DB14bと、を備える。操作レコードDB14a及びレコード候補DB14bは、ストレージ14が提供する記憶領域を用いて実現されれば良い。操作レコードDB14aが請求項に記載のレコード記憶部に相当する。
表示要求部F1は、ディスプレイに表示するための画像データを生成する。そして、当該画像を表示制御装置3に出力して、表示画面の所定の位置に表示させる。例えば、表示要求部F1は、後述する手動登録処理をユーザが開始するためのボタン画像(以降、登録ボタン)B1を、図3に示すように、センターディスプレイ4が備える表示画面の所定の位置に表示させる。また、表示要求部F1は、後述する操作レコードDB14aに登録されている操作レコードをユーザが編集するためのボタン画像(以降、編集ボタン)B2を表示画面の所定の位置に表示させる。
なお、表示画面内における登録ボタンB1、編集ボタンB2の表示位置は適宜設計されればよく、図3に示す位置(すなわち右下部分)でなくともよい。また、各ボタンB1、B2の表示先はメータディスプレイ5であってもよい。さらに、登録ボタンB1、編集ボタンB2は常に表示されている必要はなく、ユーザが所定の画面操作を実行することで表示されるように構成されていても良い。
操作情報取得部F2は、各種の入力装置から入力される信号に基づいて、ユーザが実施した操作についての情報を取得する。例えば、シフトポジションが駐車ポジションに設定されたことを示す信号がシフトレバー2Cから入力された場合には、ユーザがシフトレバー2Cを駐車ポジションに動かす操作を実施したことを、操作情報として取得する。
操作情報は、ユーザによって操作された入力装置と、その操作内容を含んでいればよい。本実施形態では一例として、種々の入力装置に対して固有の番号(以降、装置番号)が割り当てられてあって、車載機器制御装置1はこの装置番号を用いて、何れの入力装置がユーザによって操作されたかを管理するものとする。操作情報取得部F2が取得した操作情報は、レコード生成部F3や、レコード再生部F4、制御調停部F5に逐次提供される。
なお、操作情報取得部F2は、ユーザが行った操作が、タッチパネル2Aやステアリングスイッチ2Bを介して、ディスプレイに表示されている選択肢としてのボタン画像(以降、ボタン)を選択する操作であった場合には、そのユーザによって選択されたボタンについての情報を操作情報として取得する。ボタンについての情報は、例えば、ディスプレイに表示される収集のボタンに予め割り当てられている固有の番号(以降、ボタンID)とすればよい。また、ボタンIDと、ボタンが表示されていた時の画面の種別を、操作情報としてもよい。さらには、ボタンが表示されていた時の画面の種別と、ユーザのタッチ位置を組み合わせた情報を操作情報として採用してもよい。ボタンID等は表示制御装置3や、ユーザが選択操作を行った表示画面に対応する車載電子機器(例えばナビゲーション装置)から取得すればよい。
レコード生成部F3は、操作情報取得部F2が取得した操作情報に基づいて、ユーザによって連続的に実施された複数の操作のそれぞれに対応する操作情報を1つにまとめたデータ(以降、操作レコード)を生成する。そして、生成した操作レコードを、操作レコードDB14aに保存する。操作レコードは、ユーザが連続して実行した複数の操作の内容を時系列順に表したデータであって、ユーザが実行した操作を再現するために用いられる。このレコード生成部F3は、より細かい機能ブロックとして、手動登録部F31、及び、学習登録部F32を備える。
手動登録部F31は、ユーザ自身が手動で操作レコードを登録する機能を提供する機能ブロックである。手動登録部F31は、後述する手動登録処理を実行する。手動登録処理は、登録ボタンB1が選択されてから、操作レコードの登録を終了する旨の操作(以降、終了操作)がユーザによって実行されるまでに、ユーザが実行した一連の操作に対応する操作レコードを生成する処理である。
手動登録処理においては、一連の操作の内容だけでなく、当該操作レコードを再生するための条件(以降、再生条件)をユーザ操作に基づいて取得する。再生条件としては、天候や、車室内外の気温、季節、時間帯、曜日、同乗者の人数などを採用することができる。手動登録処理の詳細については別途後述する。
学習登録部F32は、操作情報取得部F2から提供される操作情報に基づいて、ユーザが習慣的に実施する操作のパターン(以降、習慣的操作)を学習していき、その学習結果に基づいて操作レコードを生成する機能ブロックである。学習登録部F32は、学習処理によって抽出された習慣的操作のうち、ユーザによって操作レコードとして登録することを承諾されたものを、操作レコードとして操作レコードDB14aに登録する。
具体的には、操作情報取得部F2から操作情報が提供される度に、その操作情報を、当該操作情報の取得時刻を示す時間情報と対応付けて保存していく。連続した一連の操作とは、前回の操作から所定の制限時間以内に実行された操作の集合である。前回実行された操作から所定の制限時間以内に実行された操作は、前回の操作に後続する操作と見なす。制限時間は適宜設計されればよい。ここでは一例として30秒とする。もちろん、制限時間は10秒や、60、90秒など、その他の値であってもよい。
例えば図4に示すように、操作Xが実行されてから300秒経過して操作Aが実行された場合、操作Xと操作Aは連続した操作とは見なさない。操作Aと操作B、操作Bと操作Cのように、前回の操作から制限時間(ここでは30秒)以内に実行された操作群については、それぞれ連続した操作とみなす。なお、操作Dは操作Cが実行されてから30秒以上経過してから実行された操作であるため、操作Cに後続する操作とは見なさない。図4に示す例では、学習登録部F32は、操作Aから操作Cを一連の操作として抽出する。
学習登録部F32は、上記のように抽出した一連の操作に対応する操作情報をひとまとめにして、操作レコード候補としてレコード候補DB14bに保存する。操作レコード候補は、操作レコードとして登録される前のデータである。
図5に示すように種々の操作レコード候補は、レコード候補DB14bにおいて、その操作レコード候補が示す一連の操作が実行された回数(換言すれば頻度)を示す情報と対応付けられて保存される。例えば、操作A→操作B→操作Cの順番に実行される一連の操作パターンが8回検出した場合には、当該操作レコード候補の実行回数を8回として登録する。
なお、学習登録部F32は、一連の操作を検出する度に、同様の操作パターンを示す操作レコード候補が既に登録されているか否かを検索し、当該操作パターンが未登録である場合に、新たに操作レコード候補としてレコード候補DB14b登録するものとする。また、既存の操作レコード候補が既にレコード候補DB14b登録されている場合には、その操作レコード候補の実行回数をインクリメント(つまり1を加算)すればよい。既に操作レコードとして本登録されている操作パターンについては、操作レコード候補として登録しないものとする。
学習登録部F32は、所定のタイミングで図6に示すように、ストレージ14に登録されている操作レコード候補のリスト(以降、候補リスト)L1を表示し、ユーザによって承諾されたものを、操作レコードとして本登録する。ユーザが操作レコード候補を操作レコードとして本登録する操作は、タッチパネル2Aやステアリングスイッチ2Bから入力される信号に基づいて検出されれば良い。
候補リストL1は、習慣的操作の一覧に相当する。候補リストL1が備える複数の操作レコード候補は、ユーザによって実行される頻度が高いものほど上位に配置されるように並んでいることが好ましい。また、実行回数が所定の閾値(例えば5回)以上のもののみ、候補リストL1として表示するようにしてもよい。
また、学習登録部F32は、ユーザ操作に基づいて操作レコード候補を操作レコードとして本登録する際には、表示要求部F1と協働して後述する再生条件設定画面を表示する。そして、当該再生条件設定画面に対するユーザ操作に基づいて、今回登録しようとしている操作レコードに対する再生条件を取得する。取得した再生条件は、操作レコードと対応付けて保存される。
候補リストL1を表示するタイミングは、適宜設計されればよい。自車両の走行用電源(例えばイグニッション電源)がオンとなったことに基づいて表示してもよいし、表示画面に対するユーザ操作によって呼び出される形で表示してもよい。また、実行回数が所定の閾値以上となった操作レコード候補が新たに生じた場合に表示してもよい。
レコード再生部F4は、操作レコード再生処理を実行する。操作レコード再生処理は、ユーザが実行した操作をトリガとして、操作レコードDB14aに登録されている操作レコードを再生する処理である。この操作レコード再生処理の詳細については、別途後述する。
なお、操作レコードの再生とは、操作レコードが示す一連の操作に対応する処理又は動作を、各操作に対応する車載機器に順次実行させる処理である。レコード再生部F4は、或る操作レコードを再生している場合、その操作レコードによって実行される一連の操作内容を示す情報や、各車載機器の動作状況を示す情報を制御調停部F5に提供する。
制御調停部F5は、レコード再生部F4が或る操作レコードを再生しているじょうきょうにおいて、操作情報取得部F2が操作情報を取得した場合に、ユーザが新たに行った操作と、再生中の操作レコードの内容とが相反するか否かを判定する。ユーザが新たに行った操作と、再生中の操作レコードの内容とが相反する場合には、操作レコードの再生を中断する。つまり、ユーザが行った操作のほうを優先する。
ユーザが新たに行った操作と、再生中の操作レコードの内容とが相反する場合とは、例えば、レコード再生部F4が運転席用ウィンドウを開ける操作を含む操作レコードを再生している状況において、ユーザが運転席用ウィンドウを閉める操作を行った場合などである。
<手動登録処理>
次に、図7に示すフローチャートを用いて、手動登録部F31が実施する手動登録処理について説明する。この図7に示すフローチャートは、ユーザによって登録ボタンB1が選択された場合に開始されればよい。本フローが備える各ステップは、手動登録部F31が、表示要求部F1や操作情報取得部F2などと協働して実施される。
まずステップS101では、手動登録処理で用いる種々のパラメータ(換言すれば変数)を初期化する。例えば、最初の操作を実行してからの経過時間を計測するタイマ(以降、経過時間タイマ)のカウント値を0に設定したり、ユーザが実行した操作の数を示すパラメータである操作数パラメータを0に設定したりする。種々のパラメータの初期化が完了するとステップS102に移る。
ステップS102では、手動登録処理を終了するためのユーザ操作が行われたか否かを判定する。ここでは一例として、登録ボタンB1が再び選択された場合に、手動登録処理を終了するためのユーザ操作が実行されたと判定するものとする。つまりステップS102では、登録ボタンB1が再び選択されたか否かを判定する。登録ボタンB1が再び選択された場合には、ステップS102が肯定判定されてステップS107に移る。一方、登録ボタンB1が選択されていない場合にはステップS102が否定判定されてステップS103に移る。
ステップS103では、操作情報取得部F2から提供される操作情報に基づいて、種々の入力装置の何れかに対するユーザ操作が行われたか否かを判定する。種々の入力装置の何れかに対するユーザ操作が行われた場合にはステップS103が肯定判定されてステップS104に移る。一方、種々の入力装置の何れに対してもユーザ操作が行われていない場合にはステップS103が否定判定されてステップS102に戻る。
なお、本フロー開始後、ユーザ操作が何も行われない状態が一定時間(例えば10秒)継続した場合には、一時保存中の操作内容を操作レコードして登録せずに、本フローを終了する。
ステップS104では、ステップS103で検出された操作に対応する操作情報を、レコード構成要素としてRAM12に一時保存する。操作情報は前述の通り、装置番号やボタンIDなどを用いて記述されれば良い。また、ユーザが操作した入力装置が、例えばパワーウィンドウスイッチ2Lなどといった、ユーザによって操作されている時間の長さが、対応する車載機器の動作に影響を与えるタイプの入力装置である場合には、その操作時間(換言すれば押下している時間)についても、操作情報に含めるものとする。
手動登録部F31は、本フローを開始してから最初に実施された操作については、トリガ操作としてRAM12に保存する。トリガ操作は、本フローによって登録された操作レコードを、レコード再生部F4が再生する際のトリガとして機能する操作である。トリガ操作を検出した場合、トリガ操作が実施されてからの経過時間を計測するためのタイマ(すなわち経過時間タイマ)を起動する。
また、本フローを開始してから2番目以降に実施された操作については、その操作内容を示す操作情報を、経過時間タイマのカウント値と対応付けてRAM12に保存する。つまり、トリガ操作以降に実施された操作についての操作情報は、トリガ操作が実施されてからの経過時間と対応付けられて、レコード構成要素としてRAM12に保存する。
ステップS104での処理が完了するとステップS105に移る。ステップS105では、操作数をインクリメントしてステップS106に移る。ステップS106では、操作数が、1つの操作レコードとして登録可能な操作数の上限値(以降、最大操作数)に達しているか否かを判定する。最大操作数の具体的な値は適宜設計されればよい。例えば最大操作数は5などとすればよい。現在登録されている操作数が最大操作数に達している場合、ステップS106は肯定判定されてステップS107に移る。また、操作数が最大操作数に達していない場合、ステップS106は否定判定されてステップS102に戻る。
ステップS107では、表示要求部F1と協働して、ディスプレイ(例えばセンターディスプレイ4)に、再生条件設定画面を表示する。再生条件設定画面は、本フローでユーザが登録した一連の操作に対応する操作レコードをレコード再生部F4が再生するための条件(つまり再生条件)を、ユーザが設定するための画面である。
再生条件設定画面は、例えば図8に示すように、種々の再生条件を指定するための複数のボタンと、再生条件の設定が完了したことを示すボタン(以降、条件入力完了ボタン)B3とを備えれば良い。また、図8に示すように、本フローで入力した一連の操作内容について編集するための操作内容編集ボタンB4を備えていてもよい。
なお、図8において輪郭線が相対的に太いボタンは、ユーザによって再生条件として選択されているボタンを表している。1つの項目(例えば天候)に対して、複数の状況(例えば晴れと曇り)を再生条件として設定可能に構成されていることが好ましい。
ステップS108では、再生条件設定画面においてユーザによって選択されているボタンから、本フローで登録しようとしている操作レコードに対する再生条件を取得して、ステップS109に移る。なお、再生条件は、ユーザが条件入力完了ボタンを選択した時点において、ユーザによって選択されているボタンに対応する条件とすればよい。未選択の項目が存在する場合には、自動的に当該項目についての条件はないものと判定して処理してもよいし、エラーメッセージを出力してもよい。ステップS108を実行する手動登録部F31が、請求項に記載の再生条件取得部に相当する。
ステップS109では、以上の処理によって取得した操作レコードを再生条件と対応付けて操作レコードDB14aに登録して終了する。
<操作レコード再生処理>
次に、図9に示すフローチャートを用いて、レコード再生部F4が実施する操作レコード再生処理について説明する。この図9に示すフローチャートは、操作情報取得部F2が操作情報を取得した場合に開始されればよい。本フローが備える各ステップは、レコード再生部F4によって実施される。
まずステップS201では、操作情報取得部F2から提供される操作情報に基づいて、ユーザが実行した操作を特定する。そして、操作レコードDB14aに登録されている複数の操作レコードの中から、ユーザが実行した操作をトリガ操作として備える操作レコード(以降、再生候補レコード)を抽出する。
ステップS201での処理が完了するとステップS202に移る。なお、ステップS201において再生候補レコードが1つも見つからなかった場合には、本フローを終了する。
ステップS202では、ステップS201において再生候補レコードとして抽出された操作レコードのうち、再生条件が充足されている操作レコードを、本フローにおいて再生する操作レコード(以降、再生レコード)に決定してステップS203に移る。
なお、再生条件が充足されている操作レコードが1つも存在しない場合には、本フローを終了すればよい。また、再生条件を充足している操作レコードが複数存在する場合には、再生回数が多いほうを再生レコードとして採用すれば良い。再生回数は、その操作レコードをこれまでに再生した回数である。なお、再生途中において、制御調停部F5やユーザによって中断された場合は1回としてカウントしないものとする。
再生条件が充足されているか否かを判断するための情報(例えば天候情報)、広域通信装置7を介して外部サーバから取得すればよい。乗員人数については、車両走行開始時にユーザによって入力されてもよいし、乗員人数は、各座席に設けられた乗員検知センサの検出結果から特定されても良い。乗員検知センサは、例えば圧力センサやカメラ等を用いて実現することができる。
ステップS203では、再生レコードの内容を参照し、再生レコードが備える操作数nを取得して、ステップS204に移る。ステップS204では、以降の処理で用いられる手順番号パラメータmを初期化(具体的にはm=2に設定)してステップS205に移る。なお、手順番号パラメータmは、自然数が設定される変数である。
ステップS205では、再生レコードに登録されている複数の操作のうち、m番目の操作を再現する。つまり、再生レコードが示すm番目の操作に対応する車載機器に対して、当該操作に対応する処理又は動作を実行させる。ステップS205での処理が完了するとステップS206に移る。なお、m=1に対応する操作(すなわちトリガ操作)は、本フローを開始時にユーザ自身によって実行されているため、省略される。
ステップS206では、手順番号パラメータmが操作数nよりも小さいか否かを判定する。手順番号パラメータmが操作数nよりも小さい場合には、ステップS206が肯定判定されてステップS207に移る。一方、手順番号パラメータmが操作数nよりも小さくない場合には、ステップS206が否定判定されて本フローを終了する。
ステップS207では手順番号パラメータmをインクリメントしてステップS208に移る。ステップS208ではm番目の操作の開始タイミングまで待機する。m番目の操作の開始タイミングは、トリガ操作を実行した時点を起算時点として定まる。m番目の操作の開始タイミングは、本フローを開始してからの経過時間が、手動登録処理時(換言すれば当該再生レコードが生成される時)においてトリガ操作が実行されてからm番目の操作が実行されるまでの経過時間と一致するタイミングである。
なお、本フローの再生対象としている操作レコードが、学習登録部F32によって登録されたものである場合、当該操作レコードが備える各操作の実行間隔としては、当該操作レコードに対応する一連の操作がユーザによって実行された時の操作間隔の平均値や中央値などが設定されているものとする。トリガ操作が実行されてからm番目の操作が実行されるまでの経過時間は、トリガ操作からm番目の操作までの操作間隔の合計値に相当する。ステップS208での処理が完了すると、ステップS205に移り、m番目の操作を再現する。
<本実施形態のまとめ>
以上の構成によれば、ユーザは、自動で実行させたい一連の操作を、操作レコードとして自分自身の手で登録することができる。また、学習登録部F32は、ユーザが習慣的に実施する一連の操作(以降、習慣的操作)を操作レコードの候補としてユーザに提示する。ユーザは、操作レコードの候補として提示された一連の操作を、次回から自動的に実行させたい場合には、その候補を操作レコードとして本登録する操作を実行すればよい。そのような態様によれば、ユーザは、自動で実行させたい習慣的な一連の操作を、1つ1つ手入力すること無く、操作レコードとして登録することができる。
そして、ユーザは、操作レコードとして登録している一連の操作の、最初の操作(つまりトリガ操作)を実行しさえすれば、後続する操作については、車載機器制御装置1に自動的に実行させることができる。
また、操作レコードとして登録される一連の操作は、1つの車載機器に対する操作に限るものではなく、複数種類の車載機器のそれぞれに対する操作が組み合わさっていてもよい。したがって、以上の構成によれば、複数種類の車載機器をユーザが所望する状態に移すために、ユーザが行う必要がある操作の数を1回に抑制することができる。
また、以上の構成では操作レコードに対してユーザは再生条件を設定することができる。このような構成によれば、ユーザの利便性を高めることができる。例えば、シフトポジションをドライブポジションに設定する操作をトリガ操作として、その後に、運転席用ウィンドウを全開状態にする操作レコードに対して、再生条件が晴れ又は曇の日に設定されている場合には、レコード再生部F4は、雨や雪の日には当該操作レコードは再生しない。雨の日に窓を全開としてしまうと車室内に雨が進入してしまうからである。つまり、再生条件を設定することによって、よりユーザの希望に沿った制御を実現できる。
さらに、以上の構成によって生成される操作レコードは、ユーザ自身が登録したり、ユーザが習慣的に実行している一連の操作から生成される。つまり、操作レコードDB14aに登録される操作レコードには何れもユーザの意志が反映されている。したがって、以上の構成によれば、車載機器制御装置1が実行する各車載機器の自動制御に対して、ユーザに納得感を持ってもらうことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、以降で述べる種々の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
なお、前述の実施形態で述べた部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、構成の一部のみに言及している場合、他の部分については先に説明した実施形態の構成を適用することができる。
[変形例1]
上述した実施形態では広域通信によって外部サーバから、天候や気温など、再生条件が充足されているか否かの判定に必要な情報を取得する態様を開示したが、これに限らない。車両に搭載されたセンサの検出結果に基づいて、再生条件が充足されているか否かを判定してもよい。つまり、種々の車載センサを判定用情報提供デバイスとして採用してもよい。
例えば、雨が降っているか否かは周知のレインセンサの検出結果に基づいて判断できる。また、晴れているか否かも周知の日射センサの検出値に基づいて判断できる。気温についての情報も車載センサから取得することができる。具体的には、車室内の気温はエアコンシステム等にも利用される内気温センサから取得することができる。車室外の気温(外気温)についても、外気温センサから取得することができる。
時間帯については、自車両が保有する時刻情報について取得可能である。なお、自車両が保有する時刻情報は、測位衛星システムが備える測位衛星からの電波を用いて補正されれば良い。
[変形例2]
学習登録部F32は、操作レコード候補を生成したり、その操作レコードに対応する操作パターンを検出したりしたときの状況を示す環境情報を蓄積していき、その操作レコードの再生条件を自動的に仮設定してもよい。ここでの環境情報とは、再生条件に設定可能な項目についての情報であって、例えば天候や、車室内外の気温、季節、時間帯、曜日、同乗者の人数などである。環境情報は、自車両に搭載されたセンサや外部サーバから取得すればよい。
そのような態様によって仮設定された再生条件は、ユーザが操作レコード候補を操作レコードとして本登録する際にユーザによって正式な再生条件として設定されたり微調整されたりされればよい。また、仮設定するのではなく、自動的に再生条件として登録してもよい。そのような態様によれば、ユーザが再生条件を設定する手間を抑制することができる。
[変形例3]
表示要求部F1は、レコード再生部F4が操作レコード再生処理を実行している場合、その再生されている操作レコードの内容を示す情報(以降、再生内容情報)をディスプレイに表示してもよい。再生内容情報は、少なくとも次に実行する操作の内容を含んでいるものとする。また、それ以降に実行する操作の内容も含んでいることが好ましい。さらに、各操作が実行されるまでの残り時間も含んでいることが好ましい。
そのような態様によれば、ユーザはディスプレイを見ることで、次に実行される操作やそれまでの残り時間等を認識することができる。その結果、自動再生される操作が、ユーザの意にそぐわない場合にはキャンセル操作を行うなどの処置を講ずることができる。再生内容情報を表示するための処理を実施する表示要求部が請求項に記載の再生内容通知部に相当する。
なお、表示要求部F1は、操作レコード再生処理が実行されている間、操作レコードの再生をキャンセルするためのボタン(以降、キャンセルボタン)をディスプレイに表示するものとする。レコード再生部F4は、ユーザによってキャンセルボタンが選択された場合には、操作レコード再生処理を中断する。ユーザは、タッチパネル2Aやステアリングスイッチ2Bを操作することで、ディスプレイに表示された種々のボタンの何れかを選択できるものとする。キャンセルボタンを表示させる表示要求部F1が、請求項に記載のキャンセルボタン表示処理部に相当する。
また、以上では種々の情報をディスプレイに表示することでユーザに通知する態様を開示したが、これに限らない。再生内容情報は、スピーカ6から音声メッセージとして出力されても良い。
[変形例4]
上述した実施形態では、車載機器制御装置1は、手動登録部F31と学習登録部F32の両方を備える態様を開示したが、これに限らない。車載機器制御装置1は、手動登録部F31と学習登録部F32の何れか一方のみを備えるものであってもよい。
100 車載システム、1 車載機器制御装置、2A〜2H・2J〜2M 入力装置、3 表示制御装置、4 センターディスプレイ、5 メータディスプレイ、6 スピーカ、7 広域通信装置、8F〜8H・8J〜8M 車載機器、
11 CPU、12 RAM、13 ROM、14 ストレージ、14a 操作レコードDB(レコード記憶部)、14b レコード候補DB、15 I/O、F1 表示要求部、F2 操作情報取得部、F3 レコード生成部、F31 手動登録部、F32 学習登録部、F4 レコード再生部、F5 制御調停部

Claims (7)

  1. 複数の車載機器のそれぞれの作動を制御する車載機器制御装置であって、
    前記車載機器の作動状態をユーザが制御するための入力装置に対して、前記ユーザが実行した操作の内容を示す操作情報を取得する操作情報取得部(F2)と、
    前記操作情報取得部が取得した前記操作情報に基づいて、前記ユーザによって連続して実行された複数の操作のそれぞれに対応する前記操作情報を、実行された順番に1つにまとめた操作レコードを生成して、レコード記憶部(14a)に保存するレコード生成部(F3)と、を備え、
    前記レコード生成部は、前記操作レコードが表す複数の連続したユーザ操作のうち、前記ユーザによって最初に実行された操作を、当該操作レコードにおけるトリガ操作として保存するものであって、
    前記操作情報取得部が前記操作情報を取得した場合に、前記レコード記憶部に保存されている前記操作レコードの中から、前記操作情報が示す操作を前記トリガ操作として備える前記操作レコードを特定し、その特定した前記操作レコードにおいて前記トリガ操作に後続する操作に対応する処理又は動作を、その操作に対応する前記車載機器に実行させる処理である再生処理を実行するレコード再生部(F4)を備えることを特徴とする車載機器制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記ユーザによって前記操作レコードの登録を開始する操作が実行されてから、前記操作レコードの登録を終了する旨の操作が実行されるまでに、前記ユーザが実行した複数の操作についての前記操作情報を取得し、当該複数の操作に対応する前記操作レコードを生成して前記レコード記憶部に保存する手動登録部(F31)を前記レコード生成部として備えることを特徴とする車載機器制御装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記操作情報取得部から逐次提供される前記操作情報に基づいて、前記ユーザが習慣的に実施する操作パターンを特定し、
    前記操作パターンを構成する複数の操作のそれぞれに対応する前記操作情報を時系列順に1つにまとめた操作レコード候補を生成し、
    前記操作レコード候補を前記操作レコードとして登録する操作が前記ユーザによって実施されたことを検出した場合に、前記操作レコード候補を前記操作レコードとして前記レコード記憶部に保存する学習登録部(F32)を前記レコード生成部として備えることを特徴とする車載機器制御装置。
  4. 請求項2において、
    前記手動登録部は、前記トリガ操作に対して後続する操作が実行されたタイミングを示す時間情報を含む前記操作レコードを生成するものであって、
    前記レコード再生部は、前記手動登録部が生成した前記操作レコードを対象とする前記再生処理を実行する場合には、前記操作レコードが示す前記時間情報が示すタイミングで、前記操作レコードが示す各操作に対応する前記車載機器の制御を順次実行することを特徴とする車載機器制御装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項において、
    前記ユーザの操作に基づいて、前記レコード生成部が生成した前記操作レコードを前記レコード再生部が再生するための条件である再生条件を取得する再生条件取得部(S108)を備え、
    前記レコード生成部は、生成した前記操作レコードを、前記再生条件取得部が取得した前記再生条件と対応付けて前記レコード記憶部に保存し、
    前記レコード再生部は、
    前記再生条件が充足されているか否かを判定するための判定用情報を出力する判定用情報提供デバイス(7)から、前記判定用情報を取得し、
    前記操作情報取得部が前記操作情報を取得した場合には、前記レコード記憶部に保存されている前記操作レコードの中から、前記操作情報が示す操作を前記トリガ操作として備える前記操作レコードを特定し、
    その特定した前記操作レコードに対応付けられている前記再生条件が充足されているか否かを、前記判定用情報提供デバイスから提供される前記判定用情報に基づいて判定し、
    その特定した前記操作レコードの前記再生条件が充足されている場合に、前記操作レコードにおいて前記トリガ操作に後続する操作に対応する処理又は動作を、その操作に対応する前記車載機器に実行させることを特徴とする車載機器制御装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項において、
    前記レコード再生部が再生する前記操作レコードの内容を示す再生内容情報を、ディスプレイ(4,5)又はスピーカ(6)に出力する再生内容通知部を備えることを特徴とする車載機器制御装置。
  7. 請求項6において、
    前記レコード再生部による前記再生処理を中断するためのキャンセルボタンを前記ディスプレイに表示するキャンセルボタン表示処理部を備え、
    前記レコード再生部は、前記キャンセルボタンが前記ユーザによって選択されたことを検出した場合には、実行中の前記再生処理を中断することを特徴とする車載機器制御装置。
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