JP2010208416A - 車載装置設定装置、車載装置設定プログラム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 より多くの車載設備の設定を登録することができる車載設備設定装置、車載設備設定プログラム及び方法を提供する。
【解決手段】 車載設備を制御する制御装置とカメラとを有する自動車において、顔の特徴量と車載設備の設定とを対応付けて記憶部に記録する車載設備設定装置であって、カメラにより撮像された画像を取得する画像取得部と、画像取得部により取得された画像における顔を検出する顔検出部と、顔検出部により検出された顔の特徴量を認証特徴量として算出する算出部と、算出部により算出された認証特徴量に対し、車載設備の設定と対応付けられて記録されている顔の特徴量である記録特徴量とに基づく認証を行う認証部と、認証部により認証特徴量が認証された場合、記録特徴量と対応付けられた車載設備の設定を、制御装置へ通知する通知部と、認証部により認証特徴量が認証されない場合、認証特徴量と、車載設備の設定を対応付けて記憶部に記録する登録部とを備える。
【選択図】図5
【解決手段】 車載設備を制御する制御装置とカメラとを有する自動車において、顔の特徴量と車載設備の設定とを対応付けて記憶部に記録する車載設備設定装置であって、カメラにより撮像された画像を取得する画像取得部と、画像取得部により取得された画像における顔を検出する顔検出部と、顔検出部により検出された顔の特徴量を認証特徴量として算出する算出部と、算出部により算出された認証特徴量に対し、車載設備の設定と対応付けられて記録されている顔の特徴量である記録特徴量とに基づく認証を行う認証部と、認証部により認証特徴量が認証された場合、記録特徴量と対応付けられた車載設備の設定を、制御装置へ通知する通知部と、認証部により認証特徴量が認証されない場合、認証特徴量と、車載設備の設定を対応付けて記憶部に記録する登録部とを備える。
【選択図】図5
Description
本発明は、自動車における車載設備の制御に関する。
従来、シート位置やミラーの設定のような、自動車における車載設備の設定の登録及び再生は、設定情報をボタンに割り付けるか、ドアキーに付加された記憶媒体に登録することによって実現されている。
しかしながら、上述した車載設備の設定を登録する技術には、登録できる車載設備の設定情報の数には制限があるという問題がある。例えば、設定情報がボタンに割り付けられた場合、登録できる設定情報の数はボタンの数に依存する。また、ドアキーに付加された記憶媒体に設定情報を登録する場合、記憶媒体の容量が十分であったとしても、ドアキーを用いて選択できる設定情報には限りがある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、より多くの車載設備の設定を登録することができる車載設備設定装置、車載設備設定プログラム及び方法を提供することを目的とする。
この発明に係る車載設備設定装置は、車載設備を制御する制御装置とカメラとを有する自動車において、顔の特徴量と前記車載設備の設定とを対応付けて記憶部に記録する装置であって、前記カメラにより撮像された画像を取得する画像取得部と、前記画像取得部により取得された画像における顔を検出する顔検出部と、前記顔検出部により検出された顔の特徴量を認証特徴量として算出する算出部と、前記算出部により算出された認証特徴量に対し、前記車載設備の設定と対応付けられて記録されている顔の特徴量である記録特徴量とに基づく認証を行う認証部と、前記認証部により前記認証特徴量が認証された場合、前記記録特徴量と対応付けられた車載設備の設定を、前記制御装置へ通知する通知部と、前記認証部により認証特徴量が認証されない場合、前記認証特徴量と、前記車載設備の設定を対応付けて記憶部に記録する登録部とを備える。
また、車載設備設定プログラムは、車載設備を制御する制御装置とカメラとを有する自動車において、顔の特徴量と前記車載設備の設定とを対応付けて記憶部に記録するプログラムであって、前記カメラにより撮像された画像を取得する画像取得ステップと、前記画像取得ステップにより取得された画像における顔を検出する顔検出ステップと、前記顔検出ステップにより検出された顔の特徴量を認証特徴量として算出する算出ステップと、前記算出ステップにより算出された認証特徴量に対し、前記車載設備の設定と対応付けられて記録されている顔の特徴量である記録特徴量とに基づく認証を行う認証ステップと、前記認証ステップにより前記認証特徴量が認証された場合、前記記録特徴量と対応付けられる車載設備の設定を、前記制御装置へ通知する通知ステップと、前記認証ステップにより認証特徴量が認証されない場合、前記認証特徴量と、前記車載設備の設定とを対応付けて記憶部に記録する登録ステップとをコンピュータに実行させる。
また、車載設備設定方法は、車載設備を制御する制御装置とカメラとを有する自動車において、顔の特徴量と前記車載設備の設定とを対応付けて記憶部に記録する方法であって、前記カメラにより撮像された画像を取得する画像取得ステップと、前記画像取得ステップにより取得される画像における顔を検出する顔検出ステップと、前記顔検出ステップにより検出された顔の特徴量を認証特徴量として算出する算出ステップと、前記算出ステップにより算出された認証特徴量に対し、前記車載設備の設定と対応付けられて記録されている顔の特徴量である記録特徴量とに基づく認証を行う認証ステップと、前記認証ステップにより前記認証特徴量が認証された場合、前記記録特徴量と対応付けられる車載設備の設定を、前記制御装置へ通知する通知ステップと、前記認証ステップにより認証特徴量が認証されない場合、前記認証特徴量と、前記車載設備の設定とを対応付けて記憶部に記録する登録ステップとをコンピュータに実行させる。
この発明によれば、より多くの車載設備の設定を登録することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本発明は、自動車の車載設備を、その設定と乗車者の顔とを対応付けて記録し、顔認証によって対応付けられた設定を呼び出すことによって、乗車者に応じて制御可能にする。例えば、設定を記録する車載設備として、シート、ドアミラー、ステアリング、オーディオ機能及びナビゲーション機能を備える機器が挙げられる。また、本発明は、顔認証によって設定を呼び出すため、シートのように乗車者に対して1対1に設けられた車載設備に対して特に有効である。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態に係る自動車の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る自動車の構成及び車載設備を示す上面図である。また、図2は、本実施の形態に係る車載設備を示す図である。また、図3は、シートの構成を示す図である。
まず、本実施の形態に係る自動車の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る自動車の構成及び車載設備を示す上面図である。また、図2は、本実施の形態に係る車載設備を示す図である。また、図3は、シートの構成を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る自動車1は、シート10、ドアミラー11、ステアリング12、車載設備設定装置13、車載設備制御装置14(制御装置)、重量センサ17(人を感知するセンサ)を有する。シート10は、その位置などが可動なシートである。以降、運転席のシートをシート10A、助手席のシートをシート10B、運転席の後ろのシートをシート10C、助手席の後ろのシートをシート10Dとする。なお、特に区別する必要がない場合は、これらをシート10とする。また、ドアミラー11は、運転者が自動車1の後方を確認できるように前席の両ドアに備えられたミラーであり、その角度が可動なミラーである。また、ステアリング12は、運転者に対してその位置が可動な自動車の操作装置である。また、重量センサ17はシート10にかかる重量を感知するセンサであり、シート10A〜10Dのそれぞれに備えられている。以降、シート10Aに備えられた重量センサを重量センサ17A、シート10Bに備えられた重量センサを重量センサ17B、シート10Cに備えられた重量センサを重量センサ17C、シート10Dに備えられた重量センサを重量センサ17Dとする。なお、特に区別する必要がない場合は、これらを重量センサ17とする。また、この重量センサ17は、シートに人が着席していることを検出するためのものであり、他のセンサであっても構わない。また、車載設備制御装置14は、シート10、ドアミラー11、ステアリング12の可動部をモータにより制御する。また、車載設備設定装置13は、車載設備制御装置14による制御パラメータを車載設備制御設定として取得し、登録する。
また、図2に示すように、本実施の形態に係る自動車1は、車内撮像カメラ15、カーナビゲーション装置16(制御装置)を更に有する。車内撮像カメラ15は、赤外線透過フィルタを備え、撮像時に赤外線を照射する赤外線カメラであって、乗車者の顔を撮像する。なお、この車内撮像カメラ15は、シート10A〜シート10Dに着席する乗車者全ての顔を撮像可能に車内に備えられる。以降、シート10Aに着席する乗車者を撮像する車内撮像カメラを車内撮像カメラ15A、シート10Bに着席する乗車者を撮像する車内撮像カメラを車内撮像カメラ15B、シート10Cに着席する乗車者を撮像する車内撮像カメラを車内撮像カメラ15C、シート10Dに着席する乗車者を撮像する車内撮像カメラを車内撮像カメラ15Dとする。なお、特に区別する必要がない場合は、これらを車内撮像カメラ15とする。また、カーナビゲーション装置16は、自身を制御し、ナビゲーション機能及びオーディオ機能を有し、車内設備設定装置13によりその設定が取得可能な装置である。カーナビゲーション装置16の設定として、例えば、ナビゲーション機能における目的地、オーディオ機能における音質や選曲などが考えられる。
また、図3に示すように、シート10は、自動車1に対して、そのシート自体の位置、座面の高さ、背もたれの角度が可動である。また、重量センサ17は、座面内に備えられているものとする。
次に、車載設備設定装置のハードウェア構成について説明する。図4は、車載設備設定装置のハードウェア構成を示す図である。
図4に示すように、車載設備設定装置13は、車載設備制御装置14及びカーナビゲーション装置16と接続され、CPU(Central Processing Unit)131、主記憶装置としてのRAM(Random Access Memory)132、補助記憶装置としての不揮発性メモリ133をハードウェアとして備える。
次に、車載設備設定装置の機能構成について説明する。図5は、車載設備設定装置の機能構成を示す図である。また、図6は、登録情報の一例を示す図である。
図5に示すように、車載設備設定装置13は、画像取得部134、検出部135、認証部136、登録部137、設定取得部138、登録情報参照部139、通知部140を有する。画像取得部134は、車内撮像カメラ15により撮像された画像を取得する。また、検出部135は、重量センサ17により乗車者の着席を検出する。また、認証部136は、顔が検出された取得画像における顔を認証する。また、登録部137は、検出された顔の特徴量を車載設備設定情報と対応付けて登録情報として不揮発性メモリ133に記録する。ここで、登録情報について説明する。登録情報は、図6に示すように、顔特徴量と車載設備設定が対応付けられて記録されているものであり、これらに一意な識別子としてIDが付加される。登録情報として記録される車載設備設定として、シート10、ドアミラー11、ステアリング12の位置、カーナビゲーション装置16の設定が挙げられる。また、設定取得部138は、登録時に車載設備制御装置14から車載設備設定を取得する。また、登録情報参照部139は、認証において登録情報を参照する。また、通知部140は、認証された顔(顔特徴量)に対応付けられた車載設備設定を車載設備制御装置14へ通知する。なお、これら各部は、CPU131により実現される機能である。
次に、車載設備設定装置の全体動作について説明する。図7は、本実施の形態に係る車載設備設定装置の全体動作を示すフローチャートである。この全体動作は、シートごとに個別になされる処理である。また、図7において、後述する登録処理のトリガとしての保存フラグ、後述する更新処理のトリガとしての着席フラグはONまたはOFFに切り替えられるものとする。また、保存フラグ及び着席フラグは、それぞれのシートに対応付けられて用意されているものとする。
図7に示すように、まず、検出部135は、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S101)。
重量が所定の閾値以上である場合(S101,YES)、認証部136は、保存フラグがON、または着席フラグがONであるかどうかを判断する(S102)。
保存フラグ、着席フラグのどちらもONでない場合(S102,NO)、後述する認証処理が実行される(S103)。この認証処理は、撮像画像における顔の検出と、検出した顔の認証を行う処理である。次に、認証部136は、認証処理において、顔が検出されたかどうかを判断する(S104)。
認証処理において顔が検出された場合(S104,YES)、認証部136は、認証処理において、検出された顔が認証されたかどうかを判断する(S105)。
認証処理において検出された顔が認証された場合(S105,YES)、認証部136は、着席フラグをONにし(S106)、検出部135は、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S101)。
一方、認証処理において検出された顔が認証されなかった場合(S105,NO)、認証部136は、認証処理において算出された顔特徴量をRAM132に一時的に記録する(S107)。次に、認証部136は、保存フラグをONにし(S108)、検出部135は、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S101)。
また、ステップS102において、保存フラグまたは着席フラグのいずれかがONである場合(S102,YES)、検出部135は、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S101)。
また、ステップS101において、重量が所定の閾値以上ではない場合(S101,NO)、登録部137は、保存フラグがONであるかどうかを判断する(S109)。
保存フラグがONではない場合(S109,NO)、登録部137は、着席フラグがONであるかどうかを判断する(S110)。
着席フラグがONではない場合(S110,NO)、検出部135は、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S101)。
一方、着席フラグがONである場合(S110,YES)、登録部137は更新処理を実行し(S111)、着席フラグをOFFにする(S112)。更新処理は予め顔特徴量と対応付けられて記録されている車載設備設定を更新する処理である。この処理によれば、車載設備設定は、登録情報に登録されている乗車者がシート10から席を外した時点の状態に上書きされる。つまり、車載設備設定を最新の設定に保つことができる。更新処理後、検出部135は、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S101)。
また、ステップS109において、保存フラグがONである場合(S109,YES)、登録部137は、後述する登録処理を実行する(S113)。この登録処理は、認証処理により認証されなかった顔特徴量を、乗車者がシート10から席を外した時点の車内設備設定と対応付けて記録する処理である。次に、登録部137は、保存フラグをOFFにし(S114)、検出部135は、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S101)。
次に、上述した認証処理の動作について説明する。図8は認証処理の動作を示すフローチャートである。また、図9は、顔検出の概要を示す図である。また、図10は、顔認証の概要を示す図である。
図8に示すように、画像取得部134は、図7におけるステップS101において重量が閾値以上であるシート10に対応する車内撮像カメラ15により撮像された画像を取得する(S201)。次に、認証部136は、取得画像における顔検出を実行する(S202)。ここで、本実施の形態における顔検出について説明する。本実施の形態において、顔の検出は、明暗差を利用した方法によりなされる。具体的には、図9に示すように、例えば、額と目及び眉を含む領域との間の明暗差、鼻背及び鼻尖とその両脇との間の明暗差、口とその下部との間の明暗差などを比較することにより顔を検出する。つまり、人間の顔にある特徴的な明暗差を利用することによって、取得画像上にある顔を検出することができる。なお、図9に示す明暗差は一例であり、人間の顔にある特徴的な明暗差であればいずれの場所であっても構わない。また、他の方法により顔検出が行われても構わない。
次に、認証部136は、取得画像上の顔が検出されたかどうかを判断する(S203)。
取得画像上の顔が検出された場合(S203,YES)、認証部136は、検出された顔の顔特徴量の算出を実行する(S204)。ここで、本実施の形態における顔認証について説明する。本実施の形態において、顔の認証は、特徴点を利用した方法によりなされる。具体的には、図10に示すように、眉頭、両目の左右の目尻、黒目、鼻尖、鼻穴、口の両端及び中央を特徴点とし、これらの特徴点の相対的な位置関係を顔特徴量とする。このような顔特徴量を他の顔特徴量と比較することによって、画像上の顔が同一の人物であるか否かを判断することができる。なお、他の方法により顔認証が行われても構わない。
次に、認証部136は、顔特徴量が算出されたかどうかを判断する(S205)。
顔特徴量が算出された場合(S205,YES)、認証部136は、登録情報として記録されている顔特徴量を選択し(S206)、選択した顔特徴量(記録特徴量)と算出した顔特徴量(認証特徴量)とのマッチングを実行する(S207)。次に、認証部136は、登録情報における全ての顔特徴量を選択したかどうかを判断する(S208)。
登録情報における全ての顔特徴量を選択した場合(S208,YES)、認証部136は、選択した顔特徴量において、算出した顔特徴量とのマッチングにおける類似度が閾値以上である顔特徴量が存在するどうかを判断する(S209)。
類似度が閾値以上である顔特徴量が存在する場合(S209,YES)、登録情報参照部139は、登録情報において、その類似度が最大である顔特徴量と対応付けられた車載設備設定を参照する(S210)。次に、通知部140は、登録情報参照部139により参照された車載設備設定を、車載設備制御装置14へ通知する(S211)。
一方、類似度が閾値以上である顔特徴量が存在しない場合(S209,NO)、認証部136は、認証処理を終了する。
また、ステップS208において、登録情報における全ての顔特徴量を選択してない場合(S208,NO)、認証部136は、登録情報として登録されている顔特徴量のうち、未選択の顔特徴量を選択する(S206)。
また、ステップS205において、顔特徴量が算出されない場合(S205,NO)、認証部136は、認証処理を終了する。
また、ステップS203において、取得画像上の顔が検出されない場合(S203,NO)、認証部136は、認証処理を終了する。
次に、上述した登録処理の動作について説明する。図11は、登録処理の動作を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、登録部137は、保存フラグがONであるシート10に対応する車内撮像カメラ15により撮像された画像に基づく顔特徴量であり、図7におけるステップS107においてRAM132に一時的に記録された顔特長量を取得する(S301)。次に、設定取得部138は、その時点における車載設備設定を、顔が登録された乗車者に固有の設定として、車載設備制御装置14より取得する(S302)。次に、車載設備設定が取得されると、登録部137は、算出した顔特徴量と取得された車載設備設定を対応付けて不揮発性メモリ133に登録情報として記録する(S303)。
なお、本実施の形態において、いずれのシートにおける登録処理であってもシート10の設定は取得される。また、シート10Aにおいて登録処理が行われる場合、シート10Aは運転席であるため、シート10Aの設定に加え、少なくともドアミラー11、ステアリング12の設定が車載設備制御装置14より取得される。また、シート10Aまたは10Bにおいて登録が行われる場合、シート10A及び10Bは前席であり、その乗車者はカーナビゲーション装置16を操作することができるため、更にオーディオ機能及びナビゲーション機能の設定が取得される。また、例えばシート10Aにおいて登録された乗車者がシート10B〜10Dのいずれかにおいて認証された場合、ドアミラー11及びステアリング12の設定は再現されない。同様に、シート10A及び10Bにおいて登録された乗車者がシート10Cまたはシート10Dにおいて認証された場合、ナビゲーション機能及びオーディオ機能の設定は反映されない。つまり、シート10と他の車載設備には対応関係があり、登録処理において、処理がなされるシート10と対応関係のある車載設備の設定が取得され、登録される。また、例えば、空調装置などが、シート10のそれぞれに対する車載設備として備えられている場合、その設定は乗車者の顔特徴量と対応付けられて登録され、全てのシート10において再現される。また、認証処理においては、乗車者の顔特徴量に対応する車載設備設定のうち、シート10の設定と、認証処理がなされるシート10と対応関係のある車載設備設定が、車載設備制御装置14及びカーナビゲーション装置16に通知される。
上述したように、本実施の形態によれば、乗車者と着席するシート10に応じた設定を車載設備に反映することができる。また、乗車者の顔と対応付けて車載設備の設定を記録するため、記録する媒体の容量に応じて設定数を増やすことができる。また、登録処理に用いられる顔特徴量は、認証処理において認証されなかった顔特徴量であるため、自動車1のセキュリティに利用することも可能である。また、本実施の形態における顔認証は、シートに着席した乗車者を撮像可能なカメラが備えられていれば可能であり、これにより、カメラを異なる機能を実現するための装置として兼用することができる。例えば、本実施の形態に係る顔認証とともにカメラを兼用する機能として、乗車者の顔を撮像することにより居眠りを防止する機能が挙げられる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、顔認証に用いるカメラの設置位置と、車載設備設定装置の全体動作が実施の形態1とは異なる。以下、実施の形態1とは異なる点について説明する。まず、本実施の形態に係る自動車の構成及び車載設備について説明する。図12は、本実施の形態に係る自動車の構成及び車載設備を示す上面図である。
本実施の形態は、顔認証に用いるカメラの設置位置と、車載設備設定装置の全体動作が実施の形態1とは異なる。以下、実施の形態1とは異なる点について説明する。まず、本実施の形態に係る自動車の構成及び車載設備について説明する。図12は、本実施の形態に係る自動車の構成及び車載設備を示す上面図である。
本実施の形態に係る自動車1は、図12に示すように、車内撮像カメラ15の代わりに車外撮像カメラ18を有する点が実施の形態1とは異なる。この車外撮像カメラ18は、自動車1の外部を撮像する。また、その撮像範囲はドア周辺であり、自動車1に乗り込む人を撮像可能な範囲とする。また、車外撮像カメラ18は、車内撮像カメラ15と同様に、赤外線透過フィルタを備え、撮像時に赤外線を照射する赤外線カメラとする。また、本実施の形態において、車載設備制御装置14は、ドアの施錠及び開錠を制御する。また、通知部140(通知部、開錠部)は、車載設備制御装置14にドアを開錠させる。
次に、本実施の形態に係る車載設備設定装置の全体動作について説明する。図13は、本実施の形態に係る車載設備設定装置の全体動作を示すフローチャートである。
図13に示すように、まず、検出部135は、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S401)。
重量が所定の閾値以上ではない場合(S401,NO)、認証部136は、保存フラグがONであるかどうかを判断する(S402)。
保存フラグがONではない場合(S402,NO)、認証部136は、着席フラグがONであるかどうかを判断する(S403)。
着席フラグがONではない場合(S403,NO)、認証部136は車外で人が感知されたかどうかを判断する(S404)。本実施の形態においては、自動車1の電子キーより発信される電波の受信により、車外に人がいることを感知するものとするが、いかなる感知方法であっても構わない。
車外で人が感知された場合(S404,YES)、上述した認証処理が実行され(S405)、認証部136は、認証処理において、顔が検出されたかどうかを判断する(S406)。
認証処理において顔が検出された場合(S406,YES)、認証部136は、認証処理において、検出された顔が認証されたかどうかを判断する(S407)。
認証処理において、検出された顔が認証された場合(S407,YES)、認証部136は、車載設備制御装置14にドアを開錠させ(S408)、ドアの開錠から所定時間が経過したかどうかを判断する(S409)。
所定時間が経過していない場合(S409,NO)、検出部135は、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S410)。
重量が所定の閾値以上である場合(S410,YES)、検出部135は、重量が所定の閾値以上であるシート10に対する着席フラグをONにし(S411)、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S401)。
一方、重量が所定の閾値未満である場合(S410,NO)、認証部136は、再度、ドアの開錠から所定時間が経過したかどうかを判断する(S409)。
また、ステップS409において、所定時間が経過した場合(S409,YES)、認証部136は、車載設備制御装置14にドアを施錠させ(S412)、検出部135は、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S401)。
また、ステップS407において、認証処理において検出された顔が認証されなかった場合(S407,NO)、認証部136は、認証処理において算出された顔特徴量をRAM132に一時的に記録する(S413)。次に、認証部136は、認証処理から所定時間が経過したかどうかを判断する(S414)。
所定時間が経過していない場合(S414,NO)、検出部135は、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S415)。
重量が所定の閾値以上である場合(S415,YES)、認証部136は、重量が所定の閾値以上であるシート10に対する保存フラグをONにし(S416)、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S401)。
一方、重量が所定の閾値以上ではない場合(S415,NO)、認証部136は、再度、認証処理から所定時間が経過したかどうかを判断する(S414)。
また、ステップS414において、所定時間が経過した場合(S414,YES)、認証部136は、ステップS413においてRAM132に記録した顔特徴量を削除し(S417)、検出部135は、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S401)。
また、ステップ406において、認証処理において顔が検出されなかった場合(S406,NO)、検出部135は、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S401)。
また、ステップS404において、車外で人が感知されない場合(S404,NO)、検出部135は、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S401)。
また、ステップS403において、着席フラグがONである場合(S403,YES)、対応する着席フラグがONであるシート10に対し、登録部137は上述した更新処理を実行し(S418)、着席フラグをOFFにし(S419)、認証部136は車外で人が感知されたかどうかを判断する(S404)。
また、ステップS402において、保存フラグがONである場合(S402,YES)、登録部137は、対応する保存フラグがONであるシート10に対し、上述した登録処理を実行し(S420)、保存フラグをOFFにし(S421)、認証部136は車外で人が感知されたかどうかを判断する(S404)。
また、ステップS401において、重量が閾値以上である場合(S401,YES)、検出部135は、再度、重量センサ17により感知される重量が所定の閾値以上かどうかを判断する(S401)。
上述したように、本実施の形態によれば、車外撮像カメラ18により車外を撮像するため、車載設備の設定を呼び出すための認証を、ドアの開錠に用いることもできる。また、本実施の形態に係る顔認証は、自動車1に乗り込む人を撮像可能なカメラが備えられていれば可能であり、これにより、カメラを異なる複数の機能を実現するための装置として兼用することができる。例えば、本実施の形態に係る顔認証とともにカメラを兼用する機能として、駐車支援機能が挙げられる。
また、上記の実施の形態で示したフローチャートやステップに示された各動作をコンピュータにより実行させるプログラムを提供することにより、この発明に係る対象追跡プログラムを提供することができる。このプログラムは、コンピュータにより読取可能な媒体、例えばCD−ROM、フレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体や、データベース等に記録されてコンピュータにより実行させることができる。
1 自動車、10A〜10D シート、11 ドアミラー、12 ステアリング、13 車載設備設定装置、14 車載設備制御装置、15A〜15D 車内撮像カメラ、16 カーナビゲーション装置、17A〜17D 重量センサ、18 車外撮像カメラ、131 CPU、132 RAM、133 不揮発性メモリ、134 画像取得部、135 検出部、136 認証部、137 登録部、138 設定取得部、139 登録情報参照部、140 通知部。
Claims (6)
- 車載設備を制御する制御装置とカメラとを有する自動車において、顔の特徴量と前記車載設備の設定とを対応付けて記憶部に記録する車載設備設定装置であって、
前記カメラにより撮像された画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部により取得された画像における顔を検出する顔検出部と、
前記顔検出部により検出された顔の特徴量を認証特徴量として算出する算出部と、
前記算出部により算出された認証特徴量に対し、前記車載設備の設定と対応付けられて記録されている顔の特徴量である記録特徴量とに基づく認証を行う認証部と、
前記認証部により前記認証特徴量が認証された場合、前記記録特徴量と対応付けられた車載設備の設定を、前記制御装置へ通知する通知部と、
前記認証部により認証特徴量が認証されない場合、前記認証特徴量と、前記車載設備の設定を対応付けて記憶部に記録する登録部と
を備える車載設備設定装置。 - 請求項1に記載の車載設備設定装置において、
前記自動車は、前記車載設備としての複数のシートと、
前記複数のシートのそれぞれにおける人を感知するセンサとを更に有し、
前記登録部は、前記認証特徴量と、少なくとも前記センサにより人が感知されたシートの設定とを対応付けて前記記憶部に記録し、
前記通知部は、前記記録特徴量と対応付けられた車載設備の設定として、少なくとも前記センサにより人が感知されたシートの設定を通知することを特徴とする車載設備設定装置。 - 請求項2に記載の車載設備設定装置において、
前記自動車は、前記車載設備としての複数のシートと、
前記複数のシートのそれぞれにおける人を感知するセンサとを更に有し、
前記登録部は、前記認証特徴量と、前記センサにより人が感知されるシートの設定と、該シートに係る車載設備の設定とを対応付けて前記記憶部に記録し、
前記通知部は、前記記録特徴量と対応付けられた車載設備の設定のうち、前記センサにより人が感知されるシートの設定と、該シートに係る車載設備の設定とを通知することを特徴とする車載設備設定装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車載設備設定装置において、
前記自動車のドアは、該ドアの開錠または施錠を、前記制御装置により制御可能な鍵を有し、
前記カメラは、前記自動車の外部を撮像するカメラであって、
前記認証部により前記認証特徴量が認証された場合、前記制御装置に前記自動車のドアの鍵を開錠させる開錠部を更に備える車載設備設定装置。 - 車載設備を制御する制御装置とカメラとを有する自動車において、顔の特徴量と前記車載設備の設定とを対応付けて記憶部に記録する車載設備設定プログラムであって、
前記カメラにより撮像された画像を取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにより取得された画像における顔を検出する顔検出ステップと、
前記顔検出ステップにより検出された顔の特徴量を認証特徴量として算出する算出ステップと、
前記算出ステップにより算出された認証特徴量に対し、前記車載設備の設定と対応付けられて記録されている顔の特徴量である記録特徴量とに基づく認証を行う認証ステップと、
前記認証ステップにより前記認証特徴量が認証された場合、前記記録特徴量と対応付けられる車載設備の設定を、前記制御装置へ通知する通知ステップと、
前記認証ステップにより認証特徴量が認証されない場合、前記認証特徴量と、前記車載設備の設定とを対応付けて記憶部に記録する登録ステップと
をコンピュータに実行させる車載設備設定プログラム。 - 車載設備を制御する制御装置とカメラとを有する自動車において、顔の特徴量と前記車載設備の設定とを対応付けて記憶部に記録する車載設備設定方法であって、
前記カメラにより撮像された画像を取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにより取得される画像における顔を検出する顔検出ステップと、
前記顔検出ステップにより検出された顔の特徴量を認証特徴量として算出する算出ステップと、
前記算出ステップにより算出された認証特徴量に対し、前記車載設備の設定と対応付けられて記録されている顔の特徴量である記録特徴量とに基づく認証を行う認証ステップと、
前記認証ステップにより前記認証特徴量が認証された場合、前記記録特徴量と対応付けられる車載設備の設定を、前記制御装置へ通知する通知ステップと、
前記認証ステップにより認証特徴量が認証されない場合、前記認証特徴量と、前記車載設備の設定とを対応付けて記憶部に記録する登録ステップと
をコンピュータに実行させる車載設備設定方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009055096A JP2010208416A (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 車載装置設定装置、車載装置設定プログラム及び方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014069629A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Fujitsu Ten Ltd | 画像処理装置、及び画像処理システム |
JP2018020732A (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | 株式会社デンソー | 車載機器制御装置 |
CN110111471A (zh) * | 2019-05-15 | 2019-08-09 | 广州小鹏汽车科技有限公司 | 一种汽车账号登录方法、车载系统及车辆 |
-
2009
- 2009-03-09 JP JP2009055096A patent/JP2010208416A/ja not_active Withdrawn
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