JP2020082954A - 開錠制御装置および開錠制御方法 - Google Patents

開錠制御装置および開錠制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車外カメラの設置スペースを削減でき、かつ、生産コストを低減できる開錠制御装置および開錠制御方法を提供する。【解決手段】開錠制御装置100は、車外カメラ10と車内カメラ15と開閉部とを備える車両1において、開閉部の開錠を制御する開錠制御装置100であって、車両が走行状態であるか停車状態であるかを判定する判定部101と、車内カメラにより撮像された、乗員の顔を含む第1映像を取得する第1取得部103と、走行状態から停車状態に切り替わった後で、第1撮像範囲から変更した第2撮像範囲を車外カメラに撮像させる制御部102と、第2撮像範囲が車外カメラにより撮像された第2映像を取得する第2取得部104と、第1映像に含まれる乗員の顔と、第2映像に含まれる人の顔とを比較することで第1顔認証を行い、第1顔認証が成功した場合、開閉部の開錠を許可する認証部105と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、開錠制御装置および開錠制御方法に関する。
特許文献1には、車両内において撮像された人の顔の画像と、車両外において撮像された人の顔の画像とを用いて、車両外において撮像された人が車両内において撮像された画像に含まれる人と同一人物であるか否かの認証を行い、認証の結果に基づいて車両のドアの解錠を行うドア制御装置が開示されている。
特開2005−146725号公報
しかしながら、特許文献1のドア制御装置では、車外から操縦席のドアを開けようとする人の顔が視野範囲に入るように設置されているカメラを用いて、車外における人を撮像する。このように、特許文献1のドア制御装置では、車外における人の顔を撮像するための専用のカメラが必要であり、専用のカメラを設置するスペースを確保する必要があった。また、専用のカメラが必要であるため、生産コストが増加することとなっていた。
そこで、本開示は、車外カメラの設置スペースを削減でき、かつ、生産コストを低減できる開錠制御装置および開錠制御方法を提供する。
本開示の一態様に係る開錠制御装置は、車両の車室外を撮像する車外カメラと、前記車両の車室内を撮像する車内カメラと、ドアを含む開閉部とを備える前記車両において、前記開閉部の開錠を制御する開錠制御装置であって、前記車両が使用中である走行状態であるか、前記車両が非使用中である停車状態であるかを判定する判定部と、前記判定部により前記車両が前記走行状態であると判定されている場合に前記車内カメラにより撮像された前記車室内の映像であって、前記車両の乗員の顔を含む第1映像を取得する第1取得部と、前記判定部による判定結果が前記走行状態から前記停車状態に切り替わった後で、前記車両の運転支援に用いる映像を撮像する第1撮像範囲から、前記第1撮像範囲とは異なる撮像範囲であって前記車室外の人の顔を撮像するための第2撮像範囲に前記車外カメラの撮像範囲を変更し、変更した後の前記第2撮像範囲を前記車外カメラに撮像させる制御部と、前記第2撮像範囲が前記車外カメラにより撮像された第2映像を取得する第2取得部と、前記第1映像に含まれる前記乗員の顔と、前記第2映像に含まれる人の顔とを比較することで第1顔認証を行い、前記第1顔認証が成功した場合、前記開閉部の開錠を許可する認証部と、を備える。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の開錠制御装置および開錠制御方法では、設置スペースを削減でき、かつ、生産コストを低減できる。
図1は、実施の形態1に係る車両の一例を示す模式図である。 図2は、ミラーの構成の一例を示す図である。 図3は、実施の形態1に係る開錠制御システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る、車両が走行状態である場合の車外カメラの第1撮像範囲の一例を示す図である。 図5は、実施の形態1に係る、車両が停車状態である場合の車外カメラの第2撮像範囲の一例を示す図である。 図6は、実施の形態1に係る開錠制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図7は、実施の形態1に係る開錠制御装置の認証処理の詳細の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態1に係る、車両が停車状態から走行状態に変化した場合の開錠制御システムにおける動作の一例を示すシーケンス図である。 図9は、実施の形態2に係る開錠制御システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図10は、実施の形態2に係る開錠制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図11は、実施の形態3に係る、車両が停車状態である場合の車外カメラの第2撮像範囲および第3撮像範囲の一例を示す図である。 図12は、実施の形態3に係る開錠制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
本実施の形態に係る開錠制御装置によれば、車両の車室外を撮像する車外カメラと、前記車両の車室内を撮像する車内カメラと、ドアを含む開閉部とを備える前記車両において、前記開閉部の開錠を制御する開錠制御装置であって、前記車両が使用中である走行状態であるか、前記車両が非使用中である停車状態であるかを判定する判定部と、前記判定部により前記車両が前記走行状態であると判定されている場合に前記車内カメラにより撮像された前記車室内の映像であって、前記車両の乗員の顔を含む第1映像を取得する第1取得部と、前記判定部による判定結果が前記走行状態から前記停車状態に切り替わった後で、前記車両の運転支援に用いる映像を撮像する第1撮像範囲から、前記第1撮像範囲とは異なる撮像範囲であって前記車室外の人の顔を撮像するための第2撮像範囲に前記車外カメラの撮像範囲を変更し、変更した後の前記第2撮像範囲を前記車外カメラに撮像させる制御部と、前記第2撮像範囲が前記車外カメラにより撮像された第2映像を取得する第2取得部と、前記第1映像に含まれる前記乗員の顔と、前記第2映像に含まれる人の顔とを比較することで第1顔認証を行い、前記第1顔認証が成功した場合、前記開閉部の開錠を許可する認証部と、を備える。
本開示の開錠制御装置によれば、車両が使用中である走行状態から非使用中である停車状態に切り替わった後で、車外カメラの撮像範囲を車両の運転支援に用いる映像を撮像する撮像範囲である第1撮像範囲から、車室外の人の顔を撮像するための第2撮像範囲に変更する。このため、開錠制御装置は、車外において車両に近づいてきた人の顔を、走行時には運転支援に用いる車外カメラに撮像させることができる。よって、車外における人の顔を撮像するための専用のカメラを別途設けなくても、運転支援に用いる車外カメラを用いて、車両の開閉部の開錠を許可するための認証に用いる第2映像を得ることができる。これにより、車外カメラの設置スペースを削減でき、かつ、生産コストを低減することができる。
また、前記制御部は、前記車両が前記走行状態である全期間に亘って前記車外カメラに前記第1撮像範囲を撮像させ、前記車両が前記停車状態である期間の一部の期間において前記車外カメラに前記第2撮像範囲を撮像させてもよい。
このため、車両が停車状態である場合の車外カメラの撮像による消費電力を低減することができる。
また、さらに、電波を受信する受信機を備え、前記制御部は、前記車両が前記停車状態である期間のうち、前記受信機が規定の電波を受信している期間において、前記車外カメラに前記第2撮像範囲を撮像させてもよい。
このため、例えばスマートキーなどのような車両の開閉部を開錠するための規定の電波を発している発信機を有している人が、車両近傍の所定範囲に近づいてきたことを特定することができる。これにより、車両の乗員である可能性が高い人が車両近傍の所定範囲に近づいてきたことを特定することができる。よって、規定の電波を受信している期間において車外カメラに第2撮像範囲を撮像させることで、乗員である可能性が高い人の顔を撮像することができ、より少ない回数の撮像で認証処理のための第2映像を得ることができる。このため、車両が停車状態である場合の車外カメラの撮像による消費電力を効果的に低減することができる。
また、前記第2撮像範囲は、前記車室外における前記車両近傍の所定範囲内に人がいる場合に当該人の顔が存在することが想定される範囲であってもよい。
このため、車外カメラに第2撮像範囲を撮像させることで、車両近傍の所定範囲内にいる人の顔を含む第2映像を容易に取得することができる。
また、前記第2撮像範囲を撮像する前記車外カメラの撮像方向は、前記第1撮像範囲を撮像する前記車外カメラの撮像方向よりも上向きであってもよい。
このため、車両近傍の所定範囲内にいる人の顔を含む第2映像を容易に取得することができる。
また、前記第2撮像範囲は、前記第1撮像範囲よりも、水平方向の角度範囲が狭く、かつ、上下方向の角度範囲が広くてもよい。
このため、車両近傍の所定範囲内にいる人の顔を含む第2映像を容易に取得することができる。
また、前記第2撮像範囲を撮像する前記車外カメラの焦点距離は、前記第1撮像範囲を撮像する前記車外カメラの焦点距離よりも短くてもよい。
このため、車両近傍の所定範囲内にいる人の顔に合焦している第2映像を取得することができる。よって、顔認証の精度を向上させることができる。
また、前記制御部は、前記判定部による判定結果が前記走行状態から前記停車状態に切り替わった後で、前記車外カメラの撮像範囲を前記第1撮像範囲とは異なる撮像範囲であって、前記第2撮像範囲よりも広い角度範囲の撮像範囲である第3撮像範囲に変更し、変更した後の前記第3撮像範囲を前記車外カメラに撮像させ、前記第2取得部は、前記第3撮像範囲が前記車外カメラにより撮像された第3映像を取得し、前記制御部は、前記第2取得部により取得された前記第3映像に含まれる人の顔を認識し、認識した当該人の顔の領域に合わせて前記車外カメラをズームアップさせることで、前記車外カメラの撮像範囲を前記第3撮像範囲から前記第2撮像範囲に変更してもよい。
このため、車両近傍の所定範囲内にいる人の顔を含む第2映像を効果的に取得することができる。
また、さらに、前記認証部により前記第1顔認証が成功したときの前記第2映像を記憶する記憶部を備え、前記認証部は、前記第1映像に含まれる前記乗員の顔、および、前記記憶部に記憶されている前記第2映像に含まれる前記乗員の顔と、次に前記車両が前記走行状態から前記停車状態に切り替わった後に前記車外カメラにより新たに撮像された第4映像に含まれる前記人の顔と、を比較することで第2顔認証を行い、前記第2顔認証が成功した場合、前記開閉部の開錠を許可してもよい。
これによれば、第1映像の他に、顔認証に1度成功した第2映像をさらに用いて、2回目以降の顔認証を行うため、2回目以降の顔認証の精度を向上させることができる。
また、さらに、前記車外カメラと、前記車内カメラと、を備えてもよい。
また、前記車外カメラは、前記車両の側方の領域を撮像するカメラであってもよい。
このため、車両の側方の領域にいる人の顔を含む第2映像を容易に取得することができる。
また、前記車外カメラは、前記車両の前方の領域を撮像するカメラであってもよい。
このため、車両の前方の領域にいる人の顔を含む第2映像を容易に取得することができる。
また、前記車外カメラは、前記車両の後方の領域を撮像するカメラであってもよい。
このため、車両の後方の領域にいる人の顔を含む第2映像を容易に取得することができる。
また、さらに、赤外光を照射する赤外光源を備え、前記車外カメラは、前記赤外光が照射された物体を撮像することが可能なカメラであてもよい。
このため、光量が多すぎる日中、または、光量が不足しやすい夜間において、光量の過不足により人の顔を判別し難い第2映像が撮像されることを抑制でき、顔認証の精度を向上させることができる。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、本開示の一態様に係る開錠制御装置および開錠制御方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る開錠制御システムについて説明する。
[1−1.構成]
図1は、実施の形態1に係る車両の一例を示す模式図である。図2は、ミラーの構成の一例を示す図である。
図1および図2に示されるように、車両1は、開錠制御システム2を備える。開錠制御システム2は、開錠制御装置100と、車両1の車室外を撮像するカメラである車外カメラとしての前方カメラ11、側方カメラ12、13、および後方カメラ14と、車内カメラ15を有する表示装置40とを備える。なお、以降の説明において特に断らない場合には、前後左右の方向は、車両1の進行方向を前方とした場合の方向とし、これは車両1のユーザにとっての前後左右の方向ともいえる。
前方カメラ11は、車両1の車室の天井の前側に固定され、車両1の前方の領域を撮像するカメラである。つまり、前方カメラ11は、車両1の前方を撮像する向きで車両1に配置されている。
側方カメラ12は、車両1の左側ドア21付近に固定され、車両1の左側後方(つまり、左側方の領域)を撮像するカメラである。
側方カメラ13は、車両1の右側ドア22(図4、5参照)付近に固定され、車両1の右側後方(つまり、右側方の領域)を撮像するカメラである。
後方カメラ14は、車両1のリアバンパー又はトランクフード23付近に固定され、車両1の中央後方の領域を撮影するカメラである。
このように、カメラ12〜14のそれぞれは、車両1の後方を撮像する向きで車両1に配置されている。なお、ここで、左側ドア21、右側ドア22およびトランクフード23のそれぞれは、車両1が備える開閉部の一例である。
表示装置40は、車両1の後方が映った映像を表示する表示装置である。表示装置40は、例えば、カメラ12〜14により撮像された各映像が互いに合成されることで得られた合成映像を表示する。これにより、表示装置40は、車両1の後方を、光の反射を利用して映す従来のルームミラーまたはサイドミラーの代用として用いられ得る。
表示装置40は、車内カメラ15を有する。車内カメラ15は、車両1の車室内の運転者の顔を撮像するカメラである。つまり、車内カメラ15は、車室内の運転席よりも前方の位置において、車両1の後方を撮像する向きで固定されている。これにより、車内カメラ15は、後述する図4の(b)に示すように、撮像範囲R15を撮像する。なお、車内カメラ15は、車両1の車室内の運転者の顔を撮像できる位置に配置されていればよく、表示装置40に配置されていなくてもよい。つまり、開錠制御システム2は、表示装置40を備えていなくてもよい。
開錠制御装置100は、開閉部が施錠されている状態の車両1において、車外において車両に近づいてきた人が運転者であるか否かを顔認証により認証し、認証が成功した場合に車両の開閉部の施錠の開錠を制御する装置である。
以降において、開錠制御装置100を備える開錠制御システム2の機能及び処理を説明する。また、車外において車両に近づいてきた人が運転者であるか否かのみを顔認証により認証する構成について説明する。
図3は、実施の形態1に係る開錠制御システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
開錠制御システム2は、図3に示されるように、車外カメラ10と、車内カメラ15と、開錠制御装置100と、運転制御装置110と、表示装置40と、ドア制御装置120とを備える。
車外カメラ10は、前方カメラ11と、側方カメラ12、13と、後方カメラ14とを有する。
前方カメラ11は、撮像素子11aと、駆動部11bとを有する。撮像素子11aは、例えば、垂直方向および水平方向にマトリックス状に配列される複数の画素により構成される矩形の撮像素子である。撮像方向は、例えば、撮像素子11aに略垂直な方向であってもよいし、前方カメラ11が有するレンズなどの光学系の光軸であってもよい。駆動部11bは、例えば、前方カメラ11を車両1の左右方向に平行な回転軸で回転させることが可能なアクチュエータであってもよい。また、駆動部11bは、例えば、前方カメラ11が有する光学系および撮像素子11aの少なくとも一方を移動させることで、ズームアップまたはズームバックするアクチュエータであってもよい。つまり、この場合の駆動部11bは、前方カメラ11の撮像範囲の角度範囲を変更することが可能なアクチュエータである。駆動部11bは、開錠制御装置100により出力される制御信号に応じて、前方カメラ11の撮像範囲を変更する。
側方カメラ12は、撮像素子12aと、駆動部12bとを有する。撮像素子12aは、例えば、垂直方向および水平方向にマトリックス状に配列される複数の画素により構成される矩形の撮像素子である。撮像方向は、例えば、撮像素子12aに略垂直な方向であってもよいし、側方カメラ12が有するレンズなどの光学系の光軸であってもよい。駆動部12bは、例えば、側方カメラ12を車両1の左右方向に平行な回転軸で回転させることが可能なアクチュエータであってもよい。なお、駆動部12bが回転させる回転軸は、左右方向に平行であることに限らずに、左右方向に沿っている方向であってもよい。また、駆動部12bは、例えば、側方カメラ12が有する光学系および撮像素子12aの少なくとも一方を移動させることで、ズームアップまたはズームバックするアクチュエータであってもよい。つまり、この場合の駆動部12bは、側方カメラ12の撮像範囲の角度範囲を変更することが可能なアクチュエータである。駆動部12bは、開錠制御装置100により出力される制御信号に応じて、側方カメラ12の撮像範囲を変更する。
側方カメラ13は、撮像素子13aと、駆動部13bとを有する。側方カメラ13の撮像素子13aおよび駆動部13bは、側方カメラ12の撮像素子13aおよび駆動部13bと同様の構成であるため説明を省略する。なお、車両1の前後方向の直線で車両1を左右方向に2等分した場合において、側方カメラ13は、側方カメラ12と当該直線で線対称の位置および姿勢の関係となる。
後方カメラ14は、撮像素子14aと、駆動部14bとを有する。撮像素子14aは、例えば、垂直方向および水平方向にマトリックス状に配列される複数の画素により構成される矩形の撮像素子である。撮像方向は、例えば、撮像素子14aに略垂直な方向であってもよいし、後方カメラ14が有するレンズなどの光学系の光軸であってもよい。駆動部14bは、例えば、後方カメラ14を車両1の左右方向に平行な回転軸で回転させることが可能なアクチュエータであってもよい。また、駆動部14bは、例えば、後方カメラ14が有する光学系および撮像素子14aの少なくとも一方を移動させることで、ズームアップまたはズームバックするアクチュエータであってもよい。つまり、この場合の駆動部14bは、後方カメラ14の撮像範囲の角度範囲を変更することが可能なアクチュエータである。駆動部14bは、開錠制御装置100により出力される制御信号に応じて、後方カメラ14の撮像範囲を変更する。
なお、前方カメラ11、側方カメラ12、13、および後方カメラ14の駆動部11b〜14bは、左右方向に平行な回転軸で回転させるとしたが、上下方向に平行な回転軸で回転させてもよいし、前後方向に平行な回転軸で回転させてもよい。また、駆動部11b〜14bは、3つの異なる方向の回転軸で対応するカメラを回転させてもよいし、2つの異なる方向の回転軸で対応するカメラを回転させてもよい。
車内カメラ15については、図1及び図2を用いて既に説明したため、説明を省略する。
なお、各カメラ11〜15は、所定のサンプリング周期で撮像することで、複数のフレームにより構成される動画像を示す映像信号を出力してもよいし、複数の異なるタイミングで撮像することで、複数枚の静止画を示す映像信号を出力してもよい。つまり、各カメラ11〜15により撮像される映像は、動画像であってもよいし、静止画であってもよい。また、各カメラ11〜15は、制御部102による制御信号に応じて、1枚の静止画を示す映像信号を出力してもよい。また、各カメラ11〜15は、例えば、可視光を撮像することが可能な可視光カメラであってもよいし、可視光以外の周波数領域の光線を撮像することが可能なカメラであってもよい。
開錠制御装置100は、判定部101と、制御部102と、第1取得部103と、第2取得部104と、認証部105と、記憶部106とを備える。
判定部101は、車両1が使用中である走行状態であるか、車両1が非使用中である停車状態であるかを判定する。判定部101は、車両1の各ECU(Electronic Control Unit)から得られる車両1の状態を示す信号に応じて、走行状態であるか停車状態であるかを判定してもよい。判定部101は、例えば、あるECUから走行信号(エンジン、モータ、ギア、車速)を検出した場合、または、パーキングが解除されたことを検出した場合に、走行状態であると判定してもよいし、あるECUからパーキング信号を検出した場合に、停車状態であると判定してもよい。これらのことから、走行状態とは、車両1が実際に走行している場合だけでなく、走行可能状態、すなわち、イグニションスイッチをオンにした後や、信号などで停止している状態も含み、停車状態とは、車両1の非使用中のことであると、以下、定義する。判定部101は、さらに、車両1が施錠状態にあるか否かを判定してもよい。判定部101は、例えば、あるECUから施錠状態を示す信号を検出した場合に施錠状態であると判定し、かつ、当該ECUから開錠状態を示す信号を検出した場合に開錠状態であると判定してもよい。判定部101は、判定結果を示す判定信号を制御部102に出力する。
制御部102は、判定部101による判定結果が走行状態から停車状態に切り替わった後で、第1撮像範囲から第2撮像範囲に車外カメラ10の撮像範囲を変更する。そして、制御部102は、変更された後の第2撮像範囲を車外カメラ10に撮像させる。このとき、制御部102は、車両1が停車状態である期間の一部の期間において車外カメラ10に第2撮像範囲を撮像させてもよい。なお、制御部102は、判定部101による判定結果が走行状態から停車状態に切り替わった後で、さらに、判定部101により車両1の開閉部が施錠状態であると判定された場合に、変更された後の第2撮像範囲を車外カメラ10に撮像させてもよい。
ここで、第1撮像範囲は、車両1の運転支援に用いる映像を撮像する車外カメラ10の撮像範囲である。第2撮像範囲は、第1撮像範囲とは異なる撮像範囲であって、車室外の人の顔を撮像するための撮像範囲である。制御部102は、第1撮像範囲から第2撮像範囲に変更させることを示す制御信号を車外カメラ10に出力することで、車外カメラ10の各駆動部11b〜14bを駆動させて、各カメラ11〜14の撮像範囲を第2撮像範囲に変更させる。また、制御部102は、第2撮像範囲を車外カメラ10に撮像させることを示す制御信号を車外カメラ10に出力することで、車外カメラ10の撮像素子11a〜14aに第2撮像範囲を撮像させる。
反対に、制御部102は、第2撮像範囲から第1撮像範囲に車外カメラ10の撮像範囲を変更する。制御部102が車外カメラ10の撮像範囲を第2撮像範囲から第1撮像範囲に変更するタイミングは、判定部101による判定結果が停車状態から走行状態に切り替わった時であってもよいし、認証部105による顔認証により認証が成功した時であってもよい。そして、制御部102は、車両1が走行状態である全期間に亘って車外カメラ10に第1撮像範囲を繰り返し撮像させ続ける。制御部102は、第2撮像範囲から第1撮像範囲に変更させることを示す制御信号を車外カメラ10に出力することで、車外カメラ10の各駆動部11b〜14bを駆動させて、各カメラ11〜14の撮像範囲を第1撮像範囲に変更させる。また、制御部102は、第1撮像範囲を車外カメラ10に撮像させることを示す制御信号を車外カメラ10に出力することで、車外カメラ10の撮像素子11a〜14aに第1撮像範囲を撮像させる。
ここで、第1撮像範囲および第2撮像範囲の詳細について、図4及び図5を用いて説明する。
図4は、実施の形態1に係る、車両が走行状態である場合の車外カメラの第1撮像範囲の一例を示す図である。図5は、実施の形態1に係る、車両が停車状態である場合の車外カメラの第2撮像範囲の一例を示す図である。図4の(a)および図5の(a)は、上方から車両1を見た場合の平面図である。図4の(b)および図5の(b)は、左側方から車両1を見た場合の平面図である。
まず、第1撮像範囲R11〜R14について説明する。
図4に示すように、車両1が走行状態である場合において、前方カメラ11、側方カメラ12、13および後方カメラ14は、それぞれ、第1撮像範囲R11、R12、R13、R14を撮像する。第1撮像範囲R11は、車両1が走行状態である場合において、前方カメラ11により撮像される範囲であり、車両1の前方の領域を含む範囲である。第1撮像範囲R12は、車両1が走行状態である場合において、側方カメラ12により撮像される範囲であり、車両1の左側後方の領域を含む範囲である。第1撮像範囲R13は、車両1が走行状態である場合において、側方カメラ13により撮像される範囲であり、車両1の右側後方の領域を含む範囲である。第1撮像範囲R14は、車両1が走行状態である場合において、後方カメラ14により撮像される範囲であり、車両1の中央後方の領域を含む範囲である。
上述したように、第1撮像範囲R11〜R14は、車両1の運転支援に用いる映像を撮像する車外カメラ10の撮像範囲である。このため、第1撮像範囲R11〜R14の高さ方向の範囲は、図4の(b)に示すように、車両1から水平方向側の範囲である。つまり、第1撮像範囲R11〜R14の高さ方向の範囲は、路面から車両1の高さまでの範囲を含む範囲に設定されている。
次に、第2撮像範囲R21〜R24について説明する。
図5に示すように、車両1が停車状態である場合において、前方カメラ11、側方カメラ12、13および後方カメラ14は、それぞれ、第2撮像範囲R21、R22、R23、R24を撮像する。第2撮像範囲R21は、車両1が停車状態である場合において、前方カメラ11により撮像される範囲であり、車両1の前方の領域を含む範囲である。第2撮像範囲R22は、車両1が停車状態である場合において、側方カメラ12により撮像される範囲であり、車両1の左側後方の領域を含む範囲である。第2撮像範囲R23は、車両1が停車状態である場合において、側方カメラ13により撮像される範囲であり、車両1の右側後方の領域を含む範囲である。第2撮像範囲R24は、車両1が停車状態である場合において、後方カメラ14により撮像される範囲であり、車両1の中央後方の領域を含む範囲である。
上述したように、第2撮像範囲R21〜R24は、それぞれ、第1撮像範囲R11〜R14とは異なる撮像範囲であって、車室外の人の顔を撮像するための撮像範囲である。このため、第2撮像範囲R21〜R24は、車室外における車両1近傍の所定範囲内に人がいる場合に当該人の顔が存在することが想定される範囲である。このように、車室外における車両1近傍の所定範囲内にいる人の顔を撮像するため、図5の(a)に示すように、第2撮像範囲R21〜R24は、それぞれ、水平方向における角度範囲が、第1撮像範囲R11〜R14よりも狭い角度範囲に設定され、図5の(b)に示すように、高さ方向における角度範囲が、第1撮像範囲R11〜R14よりも広い角度範囲に設定される。また、高さ方向において、人の顔は、車両1の各カメラ11〜14よりも高い位置に位置することが多いため、第2撮像範囲R21〜R24を撮像する各カメラ11〜14の撮像方向は、第1撮像範囲R11〜R14を撮像する各カメラ11〜14の撮像方向よりも上向きに設定される。なお、人の顔が存在する高さ方向の範囲は、人の身長の分布に基づいて特定することができる。また、車室外における車両1近傍の所定範囲内にいる人の顔を撮像する場合、人の顔は車両1の近傍に位置するため、第2撮像範囲R21〜R24を撮像する各カメラ11〜14の焦点距離は、第1撮像範囲R11〜R14を撮像する各カメラ11〜14の焦点距離よりも短い距離に設定される。
図3の説明に戻る。
制御部102は、図3では図示されていないが、判定部101による判定結果が走行状態であると判定されている場合に車内カメラ15に車室内を撮像させることを示す制御信号を、車内カメラ15に出力してもよい。これにより、車内カメラ15は、車両1が走行状態であると判定されている場合に、車室内を撮像することができる。好ましくは、制御部102は、車両1が、走行状態のなかでも、停止している状態で、車内カメラ15に車室内を撮像させることを示す制御信号を、車内カメラ15に出力する。これにより、車両1が実際に走っている場合に比べ、ブレの少ない映像を撮像できる。なお、制御部102が出力する制御信号は、車内カメラ15に1枚以上の所定の枚数の静止画を撮像させることを示す制御信号であってもよい。
第1取得部103は、判定部101により車両1が走行状態であると判定されている場合に車内カメラ15により撮像された車室内の映像である第1映像を示す車内映像信号を取得する。第1映像は、車両1が使用時の走行状態において車内カメラ15により撮像された車室内の映像であるため、車両1の運転者の顔を含む。さらに、第1取得部103は、取得された第1映像における運転者の顔の特徴量である第1特徴量を抽出し、抽出した第1特徴量を記憶部106に出力する。これにより、記憶部106は、第1特徴量を記憶する。
顔の特徴量とは、具体的には、例えば、目、眉、頭などの特徴となる部位の座標や、その周囲の座標における形状、濃淡などをいう。このように顔の特徴量を記憶することで、第1映像そのものを記憶するよりも記憶部106の記憶容量を少なくすることができる。
第2取得部104は、第2撮像範囲が車外カメラ10により撮像された車室外の映像である第2映像を示す車外映像信号を取得する。第2取得部104は、取得された車外映像信号が示す車室外の第2映像から車室外の人の顔を検出し、検出された人の顔の特徴量である第2特徴量を抽出する。第2取得部104は、取得された第2映像から人の顔を検出できなかった場合、車外カメラ10に新たな撮像をさせることを示す制御信号を、車外カメラ10に出力してもよい。第2取得部104は、抽出された第2特徴量を認証部105に出力する。
認証部105は、車両1が停車状態であり、かつ、車両1の開閉部が施錠状態である場合、第1特徴量および第2特徴量に基づいて認証処理を行う。認証部105は、第2取得部104から第2特徴量を取得した時に、記憶部106から記憶部106に記憶されている第1特徴量を取得してもよい。そして、認証部105は、第1映像から抽出された運転者の顔の第1特徴量と、第2映像から抽出された人の顔の第2特徴量とを比較することで第1顔認証を行う。つまり、認証部105は、第1映像に含まれる運転者の顔と、第2映像に含まれる人の顔とを比較することで第1顔認証を行う。そして、認証部105は、第1顔認証が成功した場合、車両1の開閉部である左側ドア21、右側ドア22およびトランクフード23の開錠を許可する。認証部105は、開錠許可信号をドア制御装置120に出力することで、ドア制御装置120に車両1の開閉部の開錠を許可させる。反対に、認証部105は、第1顔認証が失敗した場合、車両の開閉部の開錠を許可しない。
判定部101、制御部102、第1取得部103、第2取得部104および認証部105のそれぞれは、各処理部の機能を実現する所定のプログラムを実行するプロセッサ、および、当該所定のプログラムを記憶しているメモリにより実現される。また、判定部101、制御部102、第1取得部103、第2取得部104および認証部105のそれぞれは、各処理部の機能を実現する専用の回路により実現されてもよい。つまり、判定部101、制御部102、第1取得部103、第2取得部104および認証部105のそれぞれは、ソフトウェアにより実現されてもよいし、ハードウェアにより実現されてもよい。
記憶部106は、第1取得部103により出力された第1映像から抽出された運転者の顔の第1特徴量を記憶する。なお、記憶部106は、顔の特徴量を記憶する構成に限定されるものではなく、記憶部106の記憶容量が十分に大きければ、第1映像そのものを記憶する構成としてもよい。記憶部106は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid Stated Drive)などの不揮発性の記憶装置により実現される。
なお、記憶部106は、例えば、車両1の使用頻度、または第1特徴量などの記憶後の経過期間に応じて、記憶した内容を消去するようにしてもよい。具体的には、車両1は、毎日使用されることにより記憶部106が第1特徴量を毎日記憶する場合、記憶部106は、記憶してから第1所定期間(例えば、2日など)が経過した記憶内容を消去してもよい。あるいは、記憶部106は、記憶した第1特徴量による開錠の頻度が、第2所定期間(例えば1週間)のうち、所定回数(例えば毎日2回使用するとして14回)に満たなければ、当該第1特徴量を消去してもよい。また、記憶部106は、記憶した第1特徴量による開錠が、2日間、行われなければ、当該第1特徴量を消去してもよい。このように、記憶部106が記憶内容を自動的に消去することで、例えば一時的に車両1を貸した運転者の第1特徴量を消去することができるので、開錠に対するセキュリティ機能を向上させることができる。さらに、不要な記憶内容を自動的に削除するので、記憶部106の記憶容量を少なくすることができる。なお、上記した第1、第2所定期間、所定回数などの閾値は、車両1の所有者が任意に設定できるようにしてもよい。
運転制御装置110は、車両1の運転を支援するための運転支援信号を出力する。具体的には、運転制御装置110は、車両1が走行状態である場合に側方カメラ12、13および後方カメラ14により得られた3つの車外映像信号が示す映像を合成し、合成映像を表示装置40に出力する。また、運転制御装置110は、車両1が走行状態である場合に前方カメラ11、側方カメラ12、13および後方カメラ14により得られた4つの車外映像信号が示す映像を用いて、車輪の操舵を行うステアリング、車輪を回転駆動させるエンジン、モータなどの動力源、車輪の制動するブレーキなどを制御することで、車両1の自動運転または運転支援を行う。また、運転制御装置110は、走行中に、車外カメラ10により撮像された映像、および、図示しない距離センサにより検出された物体までの距離の少なくとも一方を用いて、車両1の進行方向に障害物を検出する。障害物が検出されると、運転制御装置110は、例えば、予め決定した走行経路において当該障害物を避ける経路上を走行するようにステアリング、動力源およびブレーキを制御してもよい。
ドア制御装置120は、ドアの開錠または施錠を行う。ドア制御装置120は、認証部105により開錠が許可されている場合に、運転者によるキーを用いた開錠を許可し、認証部105により開錠が許可されていない場合に、運転者によるキーを用いた開錠を禁止する。なお、ドア制御装置120は、開閉部の開錠を許可する場合、例えば、1〜3分間などのような第3所定期間の開錠を許可してもよい。つまり、ドア制御装置120は、開錠を許可した後から時間をカウントし、カウントした時間が第3所定期間になっても車両1の開閉部が空けられなかった場合には、施錠してもよい。第3所定期間は、運転者により変更可能であってもよいし、予め定められた固定された期間であってもよい。
[1−2.動作]
次に、開錠制御システム2の動作について説明する。
図6は、実施の形態1に係る開錠制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である。図7は、実施の形態1に係る開錠制御装置の認証処理の詳細の一例を示すフローチャートである。
開錠制御システム2では、図6に示すように、まず、車両1が走行状態である場合において、車内カメラ15は、車両1の車室内の運転者の顔を撮像し、撮像された車室内の映像を示す車内映像信号を開錠制御装置100へ出力する(S1)。
次に、開錠制御装置100では、第1取得部103が、取得された車内映像信号が示す第1映像を取得し、第1映像から第1映像における運転者の顔の特徴量である第1特徴量を抽出する(S2)。第1取得部103による第1特徴量を抽出する処理の詳細は、図3を用いて既に説明したため、省略する。
記憶部106は、第1取得部103において抽出された第1特徴量を記憶する(S3)
そして、制御部102は、判定部101による判定結果が走行状態から停車状態に変化したか否かを判定する(S4)。
制御部102は、判定部101による判定結果が走行状態から停車状態に変化した場合(S4でYes)、第1撮像範囲R11〜R14から第2撮像範囲R21〜R24に車外カメラ10の撮像範囲の変更させることを示す制御信号を車外カメラ10に出力する(S5)。これにより、制御部101は、車外カメラ10に撮像範囲の変更を指示する。制御部102は、判定部101による判定結果が走行状態のままである場合(S4でNo)、ステップS4を繰り返す。判定部101における判定処理の詳細、および、制御部102における処理の詳細は、図3を用いて既に説明したため、省略する。
次に、車外カメラ10では、各駆動部11b〜14bは、取得された制御信号に応じて、車外カメラ10の各カメラ11〜14の撮像範囲を、第1撮像範囲R11〜R14から第2撮像範囲R21〜R24に変更する(S6)。
そして、車外カメラ10の各カメラ11〜14は、変更された第2撮像範囲R21〜R24を撮像し(S7)、撮像されることで得られた車外映像信号を開錠制御装置100に出力する(S8)。車外カメラ10における撮像範囲を変更する処理、および、撮像する処理の詳細は、図4および図5を用いて既に説明したため、省略する。
次に、開錠制御装置100では、第2取得部104は、取得された車外映像信号が示す車室外の第2映像を取得し、第2映像から第2映像における車室外の人の顔の特徴量である第2特徴量を抽出する(S9)。第2取得部104による第2特徴量を抽出する処理の詳細は、図3を用いて既に説明したため、省略する。
認証部105は、車外カメラ10から車外映像信号を取得すると、認証処理を実行する(S10)。認証処理の詳細は、図7を用いて説明する。
認証部105は、認証処理が開始されると、第1特徴量を記憶部106から取得し、第2特徴量を第2取得部104から取得する(S11)。
認証部105は、取得された第1特徴量と、第2特徴量とを比較することで、第1顔認証を行う(S12)。
認証部105は、第1顔認証の結果、認証成功であるか否かを判定する(S13)。具体的には、認証部105は、第1特徴量と、第2特徴量との類似度を算出し、算出された類似度が所定の閾値を超えているか否かを判定する。認証部105は、類似度が所定の閾値を超えている場合、認証成功であると判定し、第2映像に含まれる人の顔は、運転者の顔であると判定する。一方で、認証部105は、類似度が所定の閾値以下である場合、認証失敗であると判定し、第2映像に含まれる人の顔は、運転者とは別人の顔であると判定する。
認証部105は、第1顔認証が成功した場合、車両1の開閉部である左側ドア21、右側ドア22およびトランクフード23の開錠を許可する(S14)。具体的には、認証部105は、開錠許可信号をドア制御装置120に出力することで、ドア制御装置120に車両1の開閉部の開錠を許可させる。
次に、車両1が停車状態から走行状態に変化した場合の開錠制御システム2における動作について説明する。
図8は、実施の形態1に係る、車両1が停車状態から走行状態に変化した場合の開錠制御システム2における動作の一例を示すシーケンス図である。
図8に示すように、まず、開錠制御装置100では、制御部102は、判定部101による判定結果が停車状態から走行状態に変化したか否かを判定する(S21)。
制御部102は、判定部101による判定結果が停車状態から走行状態に変化した場合(S21でYes)、第2撮像範囲R21〜R24から第1撮像範囲R11〜R14に車外カメラ10の撮像範囲の変更させることを示す制御信号を車外カメラ10に出力する(S22)。これにより、制御部101は、車外カメラ10に撮像範囲の変更を指示する。制御部102は、判定部101による判定結果が走行状態のままである場合(S21でNo)、ステップS21を繰り返す。
次に、車外カメラ10では、各駆動部11b〜14bは、取得された制御信号に応じて、車外カメラ10の各カメラ11〜14の撮像範囲を、第2撮像範囲R21〜R24から第1撮像範囲R11〜R14に変更する(S23)。
そして、車外カメラ10の各カメラ11〜14は、変更された第1撮像範囲R11〜R14を撮像し(S24)、撮像されることで得られた車外映像信号を運転制御装置110に出力する(S25)。このとき、各カメラ11〜14により出力される車外映像信号は、複数のフレームにより構成される動画像であってもよいし、異なる複数のタイミングで撮像された複数の静止画であってもよい。車両1が走行状態である場合において、出力される車外映像信号は、走行状態である全期間に亘って所定のサンプリング周期で撮像された複数のフレームまたは複数の静止画を示す映像信号である。
運転制御装置110は、各カメラ11〜14により出力される車外映像信号に基づいて、運転支援を実行する(S26)。
[1−3.効果など]
本実施の形態に係る開錠制御装置100によれば、車両1が走行状態から停車状態に切り替わった後で、車外カメラ10の撮像範囲を車両の運転支援に用いる映像を撮像する撮像範囲である第1撮像範囲R11〜R14から、車室外の人の顔を撮像するための第2撮像範囲R21〜R24に変更する。このため、開錠制御装置100は、車外において車両1に近づいてきた人の顔を、走行時には運転支援に用いる車外カメラ10に撮像させることができる。よって、車外における人の顔を撮像するための専用のカメラを別途設けなくても、運転支援に用いる車外カメラ10を用いて、車両1の開閉部の開錠を許可するための認証に用いる第2映像を得ることができる。これにより、車外カメラ10の設置スペースを削減でき、かつ、生産コストを低減することができる。
また、本実施の形態に係る開錠制御装置100において、制御部102は、車両1が走行状態である全期間に亘って車外カメラ10に第1撮像範囲R11〜R14を撮像させ、車両1が停車状態である期間の一部の期間において車外カメラ10に第2撮像範囲R21〜R24を撮像させる。このため、車両1が停車状態である場合の車外カメラ10の撮像による消費電力を低減することができる。
また、本実施の形態に係る開錠制御装置100において、第2撮像範囲R21〜R24は、車室外における車両1近傍の所定範囲内に人がいる場合に当該人の顔が存在することが想定される範囲である。このため、車外カメラ10に第2撮像範囲R21〜R24を撮像させることで、車両1近傍の所定範囲内にいる人の顔を含む第2映像を容易に取得することができる。
また、本実施の形態に係る開錠制御装置100において、第2撮像範囲R21〜R24を撮像する車外カメラ10の撮像方向は、それぞれ、第1撮像範囲R11〜R14を撮像する車外カメラ10の撮像方向よりも上向きである。このため、車両1近傍の所定範囲内にいる人の顔を含む第2映像を容易に取得することができる。
また、本実施の形態に係る開錠制御装置100において、第2撮像範囲R21〜R24は、それぞれ、第1撮像範囲R11〜R14よりも、水平方向の角度範囲が狭く、かつ、上下方向の角度範囲が広い。このため、車両1近傍の所定範囲内にいる人の顔を含む第2映像を容易に取得することができる。
また、本実施の形態に係る開錠制御装置100において、第2撮像範囲R21〜R24を撮像する車外カメラ10の焦点距離は、第1撮像範囲R11〜R14を撮像する車外カメラ10の焦点距離よりも短い。このため、車両1近傍の所定範囲内にいる人の顔に合焦している第2映像を取得することができる。よって、顔認証の精度を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る開錠制御装置100において、車外カメラ10は、車両1の前方の領域を撮像する前方カメラ11を有する。このため、車両の前方の領域にいる人の顔を含む第2映像を取得することができる。
また、本実施の形態に係る開錠制御装置100において、車外カメラ10は、車両1の側方の領域を撮像する側方カメラ12、13を有する。このため、車両1の側方の領域にいる人の顔を含む第2映像を取得することができる。
また、本実施の形態に係る開錠制御装置100において、車外カメラ10は、車両1の後方の領域を撮像する後方カメラ14を有する。このため、車両1の後方の領域にいる人の顔を含む第2映像を取得することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る開錠制御システムについて説明する。実施の形態2に係る開錠制御システムでは、実施の形態1に係る開錠制御システムと比較して、車両1が停車状態である場合に、発信機から発信された規定の電波を受信している期間において、車外カメラ10に第2撮像範囲を撮像させる点が異なる。
[2−1.構成]
図9は、実施の形態2に係る開錠制御システム2Aの機能構成の一例を示すブロック図である。
開錠制御システム2Aは、図9に示されるように、車外カメラ10と、車内カメラ15と、開錠制御装置100Aと、運転制御装置110と、ドア制御装置120とを備える。これらの構成要素のうち、開錠制御装置100Aの構成のみが異なるため、開錠制御装置100Aの構成について説明し、その他の構成の説明は省略する。
開錠制御装置100Aは、実施の形態1に係る開錠制御装置100と比較して、電波を受信する受信機107を備える点、および、制御部102が受信機107により受信されている電波に応じて生成した制御信号を車外カメラ10に出力する点が異なる。このため、以下では、受信機107および制御部102の実施の形態1とは異なる機能について説明する。
受信機107は、電波を受信する。受信機107は、例えば、車両1のスマートキーなどの発信機から発せられた電波を受信する。受信機107は、アンテナ、当該アンテナにより受信された電波を信号処理する処理回路などにより実現される。
制御部102は、車両1が停車状態である期間のうち、受信機107が規定の電波を受信している期間において、車外カメラ10に第2撮像範囲R21〜R24を撮像させる。つまり、制御部102は、当該期間において、第2撮像範囲R21〜R24を車外カメラ10に撮像させることを示す制御信号を車外カメラ10に出力することで、車外カメラ10の撮像素子11a〜14aに第2撮像範囲R21〜R24を撮像させる。
なお、受信機107が規定の電波を受信しているか否かは、受信機107が判定してもよいし、制御部102が受信機107から出力された信号を解析することで判定してもよい。ここで、規定の電波は、例えば、車両1が対応しているスマートキーなどの発信機が車両1の開閉部の施錠を開錠するための電波であり、車両1に予め対応付けられている電波である。
[2−2.動作]
次に、開錠制御システム2Aの動作について説明する。
図10は、実施の形態2に係る開錠制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
開錠制御システム2Aでは、図10に示すように、実施の形態1と同様に、ステップS1〜S6を実行する。
開錠制御装置100では、ステップS4の後において、制御部102は、受信機107が規定の電波を受信したか否かを判定する(S31)。
制御部102は、受信機107が規定の電波を受信したと判定した場合(S31でYes)、既に第2撮像範囲R21〜R24を撮像するように姿勢が変更されている車外カメラ10に撮像させることを示す制御信号を、車外カメラ10に出力する(S32)。これにより、制御部102は、車外カメラ10に撮像を指示する。
そして、車外カメラ10の各カメラ11〜14は、制御信号を取得すると、変更された第2撮像範囲R21〜R24を撮像する(S7)。ステップS7〜S10は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
[2−3.効果など]
本実施の形態に係る開錠制御装置100Aによれば、実施の形態1の開錠制御装置100の構成要素に、さらに、電波を受信する受信機107を備える。そして、制御部102は、車両1が停車状態である期間のうち、受信機107が規定の電波を受信している期間において、車外カメラ10に第2撮像範囲R21〜R24を撮像させる。
このため、例えばスマートキーなどのような車両1の開閉部を開錠するための規定の電波を発している発信機を有している人が、車両1近傍の所定範囲に近づいてきたことを特定することができる。これにより、車両1の運転者である可能性が高い人が車両近傍の所定範囲に近づいてきたことを特定することができる。よって、規定の電波を受信している期間において車外カメラ10に第2撮像範囲R21〜R24を撮像させることで、車両1の乗員である可能性が高い人の顔を撮像することができ、より少ない回数の撮像で認証処理のための第2映像を得ることができる。このため、車両1が停車状態である場合の車外カメラ10の撮像による消費電力を効果的に低減することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る開錠制御システムについて説明する。実施の形態3に係る開錠制御システムの構成は、実施の形態2に係る開錠制御システムの構成と同様である。
実施の形態3に係る開錠制御システムでは、実施の形態2に係る開錠制御システムと比較して、車両1が停車状態である場合に、車外カメラ10の撮像範囲を2段階で変更する点が異なる。具体的には、実施の形態3に係る開錠制御システムでは、車外カメラ10の撮像範囲を、一旦、第3撮像範囲に変更しておき、第3撮像範囲を撮像することで得られた第3映像に応じて、第2撮像範囲に変更する。
具体的には、制御部102は、判定部101による判定結果が走行状態から停車状態に切り替わった後で、第1撮像範囲から第3撮像範囲に車外カメラ10の撮像範囲を変更する。そして、制御部102は、変更した後の第3撮像範囲を車外カメラ10に撮像させる。このとき、制御部102は、車両1が停車状態である期間の一部の期間において車外カメラ10に第3撮像範囲を撮像させてもよい。なお、制御部102は、判定部101による判定結果が走行状態から停車状態に切り替わった後で、さらに、判定部101により車両1の開閉部が施錠状態であると判定された場合に、変更された後の第3撮像範囲を車外カメラ10に撮像させてもよい。
第3撮像範囲は、第1撮像範囲とは異なる撮像範囲であって、車室外の人の顔を撮像するための撮像範囲であり、車室外の人の顔が存在する可能性のある領域を含む撮像範囲である。第3撮像範囲は、第2撮像範囲よりも広い角度範囲の撮像範囲である。制御部102は、第1撮像範囲から第3撮像範囲に変更させることを示す制御信号を車外カメラ10に出力することで、車外カメラ10の各駆動部11b〜14bを駆動させて、各カメラ11〜14の撮像範囲を第3撮像範囲に変更させる。また、制御部102は、第3撮像範囲を車外カメラ10に撮像させることを示す制御信号を車外カメラ10に出力することで、車外カメラ10の撮像素子11a〜14aに第3撮像範囲を撮像させる。
そして、制御部102は、第3撮像範囲が車外カメラ10により撮像された第3映像であって、第2取得部104により取得された第3映像に含まれる人の顔を認識し、認識した当該人の顔の領域に合わせて車外カメラ10をズームアップさせる。これにより、制御部102は、車外カメラ10の撮像範囲を第3撮像範囲から第2撮像範囲に変更する。その後、制御部102は、第2撮像範囲を車外カメラ10に撮像させることを示す制御信号を車外カメラ10に出力することで、車外カメラ10の撮像素子11a〜14aに第2撮像範囲を撮像させる。
ここで、実施の形態3に係る開錠制御システム2Aにおける、第2撮像範囲および第3撮像範囲の詳細について、図11を用いて説明する。
図11は、実施の形態3に係る、車両が停車状態である場合の車外カメラの第2撮像範囲および第3撮像範囲の一例を示す図である。図11の(a)は、上方から車両1を見た場合の平面図である。図11の(b)は、左側方から車両1を見た場合の平面図である。
まず、第3撮像範囲R31〜R34について説明する。
図11に示すように、車両1が停車状態である場合において、第1段階として、前方カメラ11、側方カメラ12、13および後方カメラ14は、それぞれ、第3撮像範囲R31、R32、R33、R34を撮像する。第3撮像範囲R31、R32、R33、R34は、車室外の人の顔が存在する可能性のある領域を全て含むような広い範囲に設定されている。第3撮像範囲R31〜R34は、それぞれ、実施の形態1における第2撮像範囲R21〜R24と同じ範囲に設定されていてもよい。
次に、第2撮像範囲R41〜R44について説明する。
図11に示すように、車両1が停車状態である場合において、第2段階として、前方カメラ11、側方カメラ12、13および後方カメラ14は、それぞれ、第2撮像範囲R41、R42、R43、R44を撮像する。第2撮像範囲R41〜R44は、第3撮像範囲R31〜R34が撮像されることにより得られた第3映像のうち、人の顔が含まれている領域に対応する撮像範囲である。このように、第2撮像範囲R41〜R44は、それぞれ、第3撮像範囲R31〜R34から絞り込まれた領域を含む範囲であるため、第3撮像範囲R31〜R34に含まれる一部の範囲である。
図12は、実施の形態3に係る開錠制御システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
開錠制御システム2Aでは、図12に示すように、実施の形態2と同様に、ステップS1〜S4を実行する。
制御部102は、判定部101による判定結果が走行状態から停車状態に変化した場合(S4でYes)、第1撮像範囲R11〜R14から第3撮像範囲R31〜R34に車外カメラ10の撮像範囲の変更を指示する制御信号を車外カメラ10に出力する(S41)。これにより、制御部101は、車外カメラ10に撮像範囲の変更を指示する。制御部102は、判定部101による判定結果が走行状態のままである場合(S4でNo)、ステップS4を繰り返す。
次に、車外カメラ10では、各駆動部11b〜14bは、取得された制御信号に応じて、車外カメラ10の各カメラ11〜14の撮像範囲を、第1撮像範囲R11〜R14から第3撮像範囲R31〜R34に変更する(S42)。
開錠制御装置100Aでは、ステップS31およびS32が行われ、既に第3撮像範囲R31〜R34を撮像するように姿勢が変更されている車外カメラ10に撮像させることを示す制御信号を、車外カメラ10に出力する。これにより、制御部101は、車外カメラ10に撮像を指示する。
車外カメラ10は、制御信号を取得すると、変更された第3撮像範囲R31〜R34を撮像し(S43)、撮像されることで得られた車外映像信号を開錠制御装置100Aに出力する(S44)。
開錠制御装置100Aでは、制御部102は、第3撮像範囲が車外カメラ10により撮像された第3映像であって、第2取得部104により取得された第3映像に含まれる人の顔を認識し、認識した当該人の顔の領域に合わせて車外カメラ10をズームアップさせる。つまり、制御部102は、車外カメラ10をズームアップさせることで、車外カメラ10の撮像範囲を第3撮像範囲R31〜R34から第2撮像範囲R41〜R44に変更させることを示す制御信号を、車外カメラ10に出力する(S45)。
車外カメラ10では、各駆動部11b〜14bは、ステップS45において出力された制御信号に応じて、車外カメラ10の各カメラ11〜14の撮像範囲を、第3撮像範囲R31〜R34から第2撮像範囲R41〜R44に変更する(S46)。
そして、車外カメラ10では、ステップS7およびS8が行われ、その後、開錠制御装置100Aでは、ステップS9およびS10が行われる。
本実施の形態に係る開錠制御装置100Aによれば、制御部102は、判定部101による判定結果が走行状態から停車状態に切り替わった後で、車外カメラ10の撮像範囲を第1撮像範囲R11〜R14とは異なる撮像範囲であって、第2撮像範囲R41〜R44よりも広い角度範囲の撮像範囲である第3撮像範囲R31〜R34に変更し、変更した後の第3撮像範囲R31〜R34を車外カメラ10に撮像させる。第2取得部104は、第3撮像範囲R31〜R34が車外カメラ10により撮像された第3映像を取得する。制御部102は、第2取得部104により取得された第3映像に含まれる人の顔を認識する。そして、制御部102は、認識された当該人の顔の領域に合わせて車外カメラ10をズームアップさせることで、車外カメラ10の撮像範囲を第3撮像範囲R31〜R34から第2撮像範囲R41〜R44に変更する。このため、車両1近傍の所定範囲内にいる人の顔を含む第2映像を効果的に取得することができる。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態1〜3によれば、認証部105は、第1特徴量、および、第2特徴量を比較することで第1顔認証を行うとしたが、これに限らない。例えば、認証部105は、認証部105により第1顔認証が成功したときの第2特徴量をさらに用いて、第2顔認証を行ってもよい。この場合、記憶部106は、第1顔認証が成功したときの第2特徴量を記憶しているものとする。具体的には、認証部105は、第1特徴量、および、記憶部106に記憶されている第2特徴量と、次に車両1が走行状態から停車状態に切り替わった後に車外カメラ10により新たに撮像された第4映像から抽出された人の顔の特徴量と、を比較することで第2顔認証を行う。そして、認証部105は、第2顔認証が成功した場合、開閉部の開錠を許可してもよい。なお、認証部105は、第2顔認証が成功した場合の第2特徴量をさらに記憶部106に記憶させて、顔認証が成功した場合の第2特徴量を次の顔認証で利用してもよい。
これによれば、第1特徴量の他に、顔認証に1度成功した第2特徴量をさらに用いて、2回目以降の顔認証を行うため、2回目以降の顔認証の精度を向上させることができる。
上記実施の形態1〜3によれば、開錠制御装置100、100Aは、車外カメラ10および車内カメラ15を備えない構成としたが、これに限らずに、車外カメラ10および車内カメラ15を備える構成としてもよい。
上記実施の形態1〜3における車外カメラ10は、赤外光が照射された物体を撮像することが可能な赤外カメラであってもよい。この場合、車外カメラ10の各カメラ11〜14は、各カメラ11〜14の最大撮像範囲に向けて赤外光を照射する赤外光源を有する。このため、光量が多すぎる日中、または、光量が不足しやすい夜間において、光量の過不足により人の顔を判別し難い第2映像が撮像されることを抑制でき、顔認証の精度を向上させることができる。
上記実施の形態1〜3によれば、側方カメラ12は、車両1の左側後方を撮像するカメラであるとしたが、これに限らずに、車両1の左方の領域を撮像するカメラであってもよい。つまり、側方カメラは、撮像素子の撮像方向が車両1の左方向を向いている姿勢で車両1に固定されているカメラであってもよい。同様に、側方カメラ13は、車両1の右側後方を撮像するカメラであるとしたが、これに限らずに、車両1の右方の領域を撮像するカメラであってもよい。つまり、側方カメラは、撮像素子の撮像方向が車両1の右方向を向いている姿勢で車両1に固定されているカメラであってもよい。
上記実施の形態1〜3によれば、車内カメラ15は、車室内の運転者の顔を撮像するカメラであるとして説明したが、これに限定されるものではない。車内カメラ15は、運転者の顔だけでなく助手席にいる人の顔も撮像するカメラであってもよい。また、車内カメラ15は、助手席にいる人の顔のみを撮像するカメラであってもよい。また、車内カメラ15は、車両1の後部座席にいる人の顔を撮像するカメラであってもよい。車内カメラ15は、後部座席の人の顔を撮像する場合、表示装置40に配置されていなくてもよく、例えば、車両1の1列目の座席(つまり、運転席を含む座席)よりも後ろ側の天井、または、1列目の座席に配置されていてもよい。また、車内カメラ15は、複数のカメラにより構成されていてもよい。つまり、この場合、車内カメラ15は、例えば、車両1の1列目の座席の人の顔を撮像する第1のカメラと、2列目以降の後部座席の人の顔を撮像する第2のカメラとにより構成されていてもよい。
このように、車内カメラ15は、車両1の車室内において、車両1の乗員の顔を撮像するカメラであればよく、車内カメラ15の撮像対象者は、車両1の乗員であれば限定されない。つまり、実施の形態1〜3の説明では、車両1の運転者を、車両1の乗員と読み替えることができる。
したがって、車内カメラ15が撮像する第1映像は、車両1の運転者の顔を含むだけでなく、車両1の助手席の人の顔も含んでいてもよいし、車両1の後部座席の人の顔を含んでいてもよい。つまり、第1映像は、車両1の乗員の顔を含んでいればよい。この場合、認証部105は、第1映像から抽出される車両1の乗員の顔の特徴量である第1特徴量、および、第2映像から抽出される人の顔の特徴量である第2特徴量を比較することになる。これにより、第1映像から抽出した第1特徴量に助手席の人の顔の特徴量が含まれていれば、助手席の人によっても、車両1の開錠が可能となるし、第1映像から抽出した第1特徴量に後部座席の人の顔の特徴量が含まれていれば、後部座席の人によっても、車両1の開錠が可能となる。
上記実施の形態1〜3によれば、認証部105は、第1映像から得られた第1特徴量と、第2映像から得られた第2特徴量とを比較することで、第1映像に含まれる車両1の乗員の顔と、第2映像に含まれる車外の人の顔とを比較しているがこれに限らない。認証部105は、第1映像のうちの車両1の乗員の顔が映り込んでいる領域と、第2映像のうちの車外の人の顔が映り込んでいる領域とを比較することで、第1映像に含まれる車両1の乗員の顔と、第2映像に含まれる車外の人の顔とを比較してもよい。この場合、記憶部106は、車内カメラ15により得られた第1映像を記憶していてもよい。
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。ここで、上記各実施の形態の開錠制御装置、開錠制御方法などを実現するソフトウェアは、次のようなプログラムである。
すなわち、このプログラムは、コンピュータに、車両の車室外を撮像する車外カメラと、前記車両の車室内を撮像する車内カメラと、ドアを含む開閉部とを備える車両において、前記開閉部の開錠を制御する開錠制御装置における開錠制御方法であって、前記車両が使用中である走行状態であるか、前記車両が非使用中である停車状態であるかを判定し、前記判定により前記車両が前記走行状態であると判定されている場合に前記車内カメラにより撮像された前記車室内の映像であって、前記車両の運転者の顔を含む第1映像を取得し、前記判定による判定結果が前記走行状態から前記停車状態に切り替わった後で、前記車両の運転支援に用いる映像を撮像する第1撮像範囲から、前記第1撮像範囲とは異なる撮像範囲であって前記車室外の人の顔を撮像するための第2撮像範囲に前記車外カメラの撮像範囲を変更し、変更した後の前記第2撮像範囲を前記車外カメラに撮像させ、前記第2撮像範囲が前記車外カメラにより撮像された第2映像を取得し、前記第1映像に含まれる前記乗員の顔と、前記第2映像に含まれる人の顔とを比較することで第1顔認証を行い、前記第1顔認証が成功した場合、前記開閉部の開錠を許可する開錠制御方法を実行させる。
以上、本開示の一つまたは複数の態様に係る開錠制御装置および開錠制御方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれてもよい。
本開示は、設置スペースを削減でき、かつ、生産コストを低減できる開錠制御装置、開錠制御方法などとして有用である。
1 車両
2、2A 開錠制御システム
10 車外カメラ
11 前方カメラ
11a、12a、13a、14a 撮像素子
11b、12b、13b、14b 駆動部
12、13 側方カメラ
14 後方カメラ
15 車内カメラ
21 左側ドア
22 右側ドア
23 トランクフード
40 表示装置
100、100A 開錠制御装置
101 判定部
102 制御部
103 第1取得部
104 第2取得部
105 認証部
106 記憶部
107 受信機
110 運転制御装置
120 ドア制御装置
R11〜R14 第1撮像範囲
R21〜R24、R41〜R44 第2撮像範囲
R31〜R34 第3撮像範囲

Claims (15)

  1. 車両の車室外を撮像する車外カメラと、前記車両の車室内を撮像する車内カメラと、ドアを含む開閉部とを備える前記車両において、前記開閉部の開錠を制御する開錠制御装置であって、
    前記車両が使用中である走行状態であるか、前記車両が非使用中である停車状態であるかを判定する判定部と、
    前記判定部により前記車両が前記走行状態であると判定されている場合に前記車内カメラにより撮像された前記車室内の映像であって、前記車両の乗員の顔を含む第1映像を取得する第1取得部と、
    前記判定部による判定結果が前記走行状態から前記停車状態に切り替わった後で、前記車両の運転支援に用いる映像を撮像する第1撮像範囲から、前記第1撮像範囲とは異なる撮像範囲であって前記車室外の人の顔を撮像するための第2撮像範囲に前記車外カメラの撮像範囲を変更し、変更した後の前記第2撮像範囲を前記車外カメラに撮像させる制御部と、
    前記第2撮像範囲が前記車外カメラにより撮像された第2映像を取得する第2取得部と、
    前記第1映像に含まれる前記乗員の顔と、前記第2映像に含まれる人の顔とを比較することで第1顔認証を行い、前記第1顔認証が成功した場合、前記開閉部の開錠を許可する認証部と、を備える
    開錠制御装置。
  2. 前記制御部は、前記車両が前記走行状態である全期間に亘って前記車外カメラに前記第1撮像範囲を撮像させ、前記車両が前記停車状態である期間の一部の期間において前記車外カメラに前記第2撮像範囲を撮像させる
    請求項1に記載の開錠制御装置。
  3. さらに、
    電波を受信する受信機を備え、
    前記制御部は、前記車両が前記停車状態である期間のうち、前記受信機が規定の電波を受信している期間において、前記車外カメラに前記第2撮像範囲を撮像させる
    請求項2に記載の開錠制御装置。
  4. 前記第2撮像範囲は、前記車室外における前記車両近傍の所定範囲内に人がいる場合に当該人の顔が存在することが想定される範囲である
    請求項1から3のいずれか1項に記載の開錠制御装置。
  5. 前記第2撮像範囲を撮像する前記車外カメラの撮像方向は、前記第1撮像範囲を撮像する前記車外カメラの撮像方向よりも上向きである
    請求項4に記載の開錠制御装置。
  6. 前記第2撮像範囲は、前記第1撮像範囲よりも、水平方向の角度範囲が狭く、かつ、上下方向の角度範囲が広い
    請求項4または5に記載の開錠制御装置。
  7. 前記第2撮像範囲を撮像する前記車外カメラの焦点距離は、前記第1撮像範囲を撮像する前記車外カメラの焦点距離よりも短い
    請求項4から6のいずれか1項に記載の開錠制御装置。
  8. 前記制御部は、前記判定部による判定結果が前記走行状態から前記停車状態に切り替わった後で、前記車外カメラの撮像範囲を前記第1撮像範囲とは異なる撮像範囲であって、前記第2撮像範囲よりも広い角度範囲の撮像範囲である第3撮像範囲に変更し、変更した後の前記第3撮像範囲を前記車外カメラに撮像させ、
    前記第2取得部は、前記第3撮像範囲が前記車外カメラにより撮像された第3映像を取得し、
    前記制御部は、前記第2取得部により取得された前記第3映像に含まれる人の顔を認識し、認識した当該人の顔の領域に合わせて前記車外カメラをズームアップさせることで、前記車外カメラの撮像範囲を前記第3撮像範囲から前記第2撮像範囲に変更する
    請求項1から7のいずれか1項に記載の開錠制御装置。
  9. さらに、前記認証部により前記第1顔認証が成功したときの前記第2映像を記憶する記憶部を備え、
    前記認証部は、前記第1映像に含まれる前記乗員の顔、および、前記記憶部に記憶されている前記第2映像に含まれる前記乗員の顔と、次に前記車両が前記走行状態から前記停車状態に切り替わった後に前記車外カメラにより新たに撮像された第4映像に含まれる前記人の顔と、を比較することで第2顔認証を行い、前記第2顔認証が成功した場合、前記開閉部の開錠を許可する
    請求項1から8のいずれか1項に記載の開錠制御装置。
  10. さらに、
    前記車外カメラと、
    前記車内カメラと、を備える
    請求項1から9のいずれか1項に記載の開錠制御装置。
  11. 前記車外カメラは、前記車両の側方の領域を撮像するカメラである
    請求項1から10のいずれか1項に記載の開錠制御装置。
  12. 前記車外カメラは、前記車両の前方の領域を撮像するカメラである
    請求項1から11のいずれか1項に記載の開錠制御装置。
  13. 前記車外カメラは、前記車両の後方の領域を撮像するカメラである
    請求項1から12のいずれか1項に記載の開錠制御装置。
  14. さらに、
    赤外光を照射する赤外光源を備え、
    前記車外カメラは、前記赤外光が照射された物体を撮像することが可能なカメラである
    請求項1から13のいずれか1項に記載の開錠制御装置。
  15. 車両の車室外を撮像する車外カメラと、前記車両の車室内を撮像する車内カメラと、ドアを含む開閉部とを備える前記車両において、前記開閉部の開錠を制御する開錠制御装置における開錠制御方法であって、
    前記車両が使用中である走行状態であるか、前記車両が非使用中である停車状態であるかを判定し、
    前記判定により前記車両が前記走行状態であると判定されている場合に前記車内カメラにより撮像された前記車室内の映像であって、前記車両の乗員の顔を含む第1映像を取得し、
    前記判定による判定結果が前記走行状態から前記停車状態に切り替わった後で、前記車両の運転支援に用いる映像を撮像する第1撮像範囲から、前記第1撮像範囲とは異なる撮像範囲であって前記車室外の人の顔を撮像するための第2撮像範囲に前記車外カメラの撮像範囲を変更し、
    変更した後の前記第2撮像範囲を前記車外カメラに撮像させ、
    前記第2撮像範囲が前記車外カメラにより撮像された第2映像を取得し、
    前記第1映像に含まれる前記乗員の顔と、前記第2映像に含まれる人の顔とを比較することで第1顔認証を行い、前記第1顔認証が成功した場合、前記開閉部の開錠を許可する
    開錠制御方法。
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