JP2021001447A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】事前予約を必要とせずに、車両の開閉体の開放意思のあるユーザが同車両に接近した場合に同開閉体を自動的に開かせることができる車両用警報装置を提供する。【解決手段】本発明は、車両の周辺を撮像する撮像手段から撮像画像を取得する画像取得部と、画像取得部により取得された撮像画像から、車両の周辺にいる人の歩容に係る特徴に基づいて、事前に登録された登録ユーザであって車両の周辺にいる登録ユーザを検出する登録ユーザ検出部と、画像取得部により取得された撮像画像から、車両の周辺にいる人の視線方向を検出する視線検出部と、登録ユーザ検出部により、登録ユーザが検出された場合に、視線検出部により検出された、登録ユーザに係る視線方向に基づいて、車両の開閉体を閉状態から開状態へと変化させる制御部と、を備える車両用制御装置である。【選択図】図5

Description

本発明は、車両の開閉体の制御を行う車両用制御装置に関する。
近年、ドアを自動で開閉することが可能となっている自動車が普及しつつあり、その操作手法においても様々な工夫が行われている。例えば、他人の行為による誤作動を防ぎつつ、手による操作を必要としない工夫の一例として、特許文献1に示されるような技術がある。特許文献1に記載の技術では、事前予約を行ったユーザに係る携帯機が車両近傍に位置する状態が継続した場合に、スライドドア(車両の開閉体の例)を自動的に開く制御を行う。
特開2015−98687号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、事前予約が必要であり、利便性に関して更なる改善の余地がある。
本発明は、上記のような点を鑑みてなされたものであり、その目的は、事前予約を必要とせずに、車両の開閉体の開放意思のあるユーザが同車両に接近した場合に同開閉体を自動的に開かせることができる車両用警報装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、車両の周辺を撮像する撮像手段から撮像画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部により取得された前記撮像画像から、前記車両の周辺にいる人の歩容に係る特徴に基づいて、事前に登録された登録ユーザであって前記車両の周辺にいる登録ユーザを検出する登録ユーザ検出部と、
前記画像取得部により取得された前記撮像画像から、前記車両の周辺にいる人の視線方向を検出する視線検出部と、
前記登録ユーザ検出部により、前記登録ユーザが検出された場合に、前記視線検出部により検出された、前記登録ユーザに係る前記視線方向に基づいて、前記車両の開閉体を閉状態から開状態へと変化させる制御部と、
を備える車両用制御装置が提供される。
本発明によれば、事前予約を必要とせずに、車両の開閉体の開放意思のあるユーザが同車両に接近した場合に同開閉体を自動的に開かせることができる車両用制御装置を提供できる。
本発明による車両用制御装置の適用が好適な車両を示す側面図である。 車両VCのリアドア3に関する開閉機構の一例を示す図である。 制御装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。 カメラ80の搭載位置の説明図である。 リアドア自動開機能に関連した制御装置10の機能構成の一例を示す図である。 撮像画像G600の一例を概略的に示す図である。 リアドア自動開機能に関連した動作例の概略フローチャート(その1)である。 リアドア自動開機能に関連した動作例の概略フローチャート(その2)である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の各実施例について詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明による車両用制御装置の適用が好適な車両の構成について概説する。
図1は、本発明による車両用制御装置の適用が好適な車両を示す側面図である。
図1では、車両VCは、フロントドア2とリアドア3(車両の開閉体の例)とが側方に前後して設けられ、背面にバックドア4が設けられる。図1では、リアドア3は、スライド式である。リアドア3は、電動モータ(図2の電動モータ21参照)により自動的に開閉が可能である。リアドア3は、図1に一点鎖線で示すように、全開状態では、全閉状態に比べて車両後側に位置する。なお、バックドア4についても、電動モータにより自動的に開閉が可能であってもよい。また、リアドア3は、左右ともに自動的に開閉が可能であってもよいし、一方側だけが自動的に開閉が可能であってもよい。ここでは、一例として、リアドア3は、助手席側だけが自動的に開放可能であるとする。以下の説明において、特に言及しない限り、リアドア3とは、助手席側のリアドア3を指すものとする。
図2は、車両VCのリアドア3に関する開閉機構の一例を示す図である。
車両VCには、スライドドア開閉装置14(以下、「開閉装置14」と称する)が設けられる。開閉装置14は、リアドア3を自動的に開閉する。開閉装置14は、車両VCに固定される駆動ユニット15を有する。駆動ユニット15には、駆動用のケーブル16が設けられる。ケーブル16は、ガイドレール13の両端に配置された反転プーリ17及び反転プーリ18に掛け渡されて、車両VCの前方側と後方側とからリアドア3に接続されている。リアドア3は、駆動ユニット15によりケーブル16のいずれか一方側が引かれると、ケーブル16に引かれながら開方向又は閉方向に移動する。
図2に示すように、駆動ユニット15には電動モータ21が設けられる。電動モータ21は、例えば3相(U相、V相、及びW相)のブラシレスモータが用いられる。電動モータ21は、モータ制御ECU(Electronic Control Unit)41から、通電パターンに従って、3相の各相へ、それぞれ印加電圧Vu、印加電圧Vv、及び印加電圧Vwが供給されると作動する。電動モータ21は、供給される印加電圧の正負に応じて、その回転方向が正転又は逆転に切り替えられる。また、電動モータ21の回転軸21aには、回転子47(永久磁石)が固定される。この回転子47の回転軌道近傍には、回転センサとしての3つのホールIC48u、ホールIC48v、及びホールIC48wが、回転軸21aを中心として互いに120度の位置に設けられる。これらの3つのホールIC48u、ホールIC48v、及びホールIC48wは、電動モータ21の回転軸21aが回転すると、それぞれ互いに120度位相のずれたパルス信号Su、パルス信号Sv、及びパルス信号Swをモータ制御ECU41に対して出力する。
また、電動モータ21の回転軸21aには、駆動ギヤ24が固定される。駆動ギヤ24には大径スパーギヤ25が噛み合わされている。大径スパーギヤ25と一体に回転する小径スパーギヤ26には、出力軸27に固定される従動ギヤ28が噛み合わされている。これにより、電動モータ21の回転は所定の減速比で減速されて出力軸27に伝達される。
出力軸27には外周面に図示しない螺旋状の案内溝が形成された円筒形状のドラム31が固定されている。駆動ユニット15に案内されたケーブル16は、案内溝に沿ってドラム31に複数回巻き付けられている。電動モータ21が作動すると、ドラム31は電動モータ21に駆動されて回転し、これによりケーブル16が作動してリアドア3は開閉動作する。すなわち、電動モータ21が正転(図2中で時計回り方向とする)すると、図2中で反時計回り方向にドラム31が回転する。これにより、車両後方側のケーブル16がドラム31に巻き取られて、リアドア3はケーブル16に引かれながら開方向に移動する。反対に、電動モータ21が逆転(図2中で反時計回り方向とする)すると、図2中で時計回り方向にドラム31が回転する。これにより、車両前方側のケーブル16がドラム31に巻き取られてリアドア3はケーブル16に引かれながら閉方向に移動する。このように、リアドア3は、ケーブル16、ドラム31、出力軸27等を介して電動モータ21に接続され、電動モータ21により開閉駆動される。
なお、本実施例においては、一例として、駆動ユニット15は電動モータ21と出力軸27との間にクラッチ機構が設けられないクラッチレス式となっている。すなわち、電動モータ21から出力軸27、すなわちリアドア3へは、常に動力伝達可能な状態とされている。
ドラム31と2つの反転プーリ17、及び反転プーリ18との間には、それぞれテンショナ32が設けられる。テンショナ32は、ドラム31とリアドア3との間におけるケーブル16の弛みを取ってケーブル張力を一定範囲に維持する。テンショナ32は、それぞれ固定プーリ32aと可動プーリ32bとを有し、可動プーリ32bは固定プーリ32aを軸心としてばね部材32cにより回転方向に付勢されており、ケーブル16は各プーリ32a、32bの間に掛け渡されている。従って、ケーブル16に緩みが生じると、可動プーリ32bにより付勢されてケーブル16の移動経路が増加し、これによりケーブル16の張力が維持される。
駆動ユニット15にはモータ制御ECU41が接続される。モータ制御ECU41は、リアドア3を予め設定された目標速度で開閉移動させるように電動モータ21の作動を制御する。
次に、本発明による車両用制御装置としての制御装置10のハードウェア構成を説明する。制御装置10は、車両に搭載される。以下で、車両とは、特に言及しない限り、制御装置10が搭載される車両(図1の車両VC)を指す。
図3は、制御装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図3には、制御装置10のハードウェア構成に関連付けて、車両に搭載される各種の周辺機器8の一部が模式的に図示されるとともに、車両に対して遠隔に配置されるサーバ90が図示されている。図4は、カメラ80の搭載位置の説明図であり、車両VCを上面視で模式的に示す図である。図4には、カメラ80の撮像範囲800が模式的に示されるとともに、カメラ80の光軸801が示される。ここで、図3及び図4を参照して、周辺機器8、及び、サーバ90について説明してから、制御装置10を説明する。
周辺機器8は、上述した電動モータ21及びモータ制御ECU41と、カメラ80(撮像手段の例)と、ドア開閉スイッチ45と、ドアロックアクチュエータ88と、スマートキーECU89等の各種電気機器を含んでよい。なお、図3に示す接続態様は一例に過ぎず、図3ではECUを介さずに制御装置10に接続されている電子機器が、ECUを介して接続されてもよいし、逆に、図3ではECUを介して制御装置10に接続されている電子機器が、ECUを介さずに接続されてもよい。
電動モータ21及びモータ制御ECU41は、上述したとおりである。制御装置10は、モータ制御ECU41を介して(すなわちモータ制御ECU41に指令を与えることで)リアドア3を閉状態から開状態へと変化させることができる。
ドア開閉スイッチ45は、リアドア3に対して設けられ、車外からユーザにより操作される。ドア開閉スイッチ45は、メカニカルスイッチであってもよいし、静電容量式のスイッチであってもよい。
カメラ80は、図4に示すように、リアドア3の近傍に配置され、車両側方を撮像するように配置される。具体的には、カメラ80は、リアドア3に向かうユーザが撮像されるように配置される。カメラ80の光軸801は、略水平面内に延在する。光軸801は、図4に示すように、車両の左右方向に略平行に設定されるが、若干後方向きに設定されてもよい。なお、カメラ80は、光軸801の向きが可変とされてもよい。また、図4では、カメラ80は、車両VCの助手席側に1つだけ配置されているが、2つ以上配置されてもよい。
カメラ80は、以下で説明するリアドア自動開機能のための専用のカメラであってもよいが、好ましくは、他の用途と共用である。例えば、カメラ80は、側方監視カメラ(アラウンドビューモニター用)であってもよい。この場合、カメラ80は、ドアミラー等のような、リアドア3から若干離れた場所に設けられてもよい。
ドアロックアクチュエータ88は、ドアロック機構の施錠及び解錠の各動作のための駆動力を発生する。
スマートキーECU89は、スマートキーシステム(図示せず)を制御する。このスマートキーシステムでは、駐車状態において、所定周期で微弱電波によるリクエスト信号を車外に送信し、当該リクエスト信号に応答して携帯機(電子キー)から送信されてくる応答信号に含まれるIDコードと、予め登録された登録コードとを照合することで、正当なIDコードを有する携帯機の、車両への接近が検出される。なお、スマートキーシステムでは、ユーザがイグニッションスイッチをオフにしドア開閉後に車両から離れる際にも通信が行われ、正当なIDコードを持つ携帯機の、車両からの離間を検出できる。なお、携帯機は、ユーザのスマートフォンで代替えされてもよい。この場合、車両側との通信は、BLE(Bluetooth Low Energy)等で実現されてよい。
サーバ90は、例えばサーバコンピュータから構成される。サーバ90は、複数のサーバコンピュータにより構成されてもよい。
制御装置10は、例えばECUにより形成され、バス119で接続されたCPU(Central Processing Unit)111、RAM(Random Access Memory)112、ROM(Read Only Memory)113、補助記憶装置114、ドライブ装置115、及び通信インターフェース117、並びに、通信インターフェース117に接続された有線送受信部125及び無線送受信部126を含む。
補助記憶装置114は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、SSD(Solid State Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
有線送受信部125は、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)などのプロトコルに基づく有線ネットワークを利用して通信可能な送受信部を含む。有線送受信部125には、周辺機器8が接続される。ただし、周辺機器8の一部又は全部は、バス119に接続されてもよいし、無線送受信部126に接続されてもよい。
無線送受信部126は、無線ネットワークを利用して通信可能な送受信部である。無線ネットワークは、携帯電話の無線通信網、インターネット、VPN(Virtual Private Network)、WAN(Wide Area Network)等を含んでよい。また、無線送受信部126は、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)部、ブルートゥース(Bluetooth、登録商標)通信部、Wi−Fi(Wireless−Fidelity)送受信部、赤外線送受信部などを含んでもよい。
本実施例では、無線送受信部126は、無線ネットワークN1を介してサーバ90と通信可能である。
なお、制御装置10は、記録媒体116と接続可能であってもよい。記録媒体116は、所定のプログラムを格納する。この記録媒体116に格納されたプログラムは、ドライブ装置115を介して制御装置10の補助記憶装置114等にインストールされる。インストールされた所定のプログラムは、制御装置10のCPU111により実行可能となる。例えば、記録媒体116は、CD(Compact Disc)−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等であってよい。
制御装置10は、車両の駐車状態において、事前に登録された登録ユーザが、事前予約なしに車両に接近した場合でも、リアドア3を自動的に開かせる機能(以下、「リアドア自動開機能」とも称する)を有する。以下、リアドア自動開機能に関連した構成について主に説明する。
図5は、リアドア自動開機能に関連した制御装置10の機能構成の一例を示す図である。なお、図5に示す制御装置10の機能の一部又は全部は、モータ制御ECU41のような他の制御装置により実現されてもよいし、他の制御装置(ECU等)の一部又は全部は、制御装置10により実現されてもよい。また、図5に示す制御装置10の機能の一部又は全部は、サーバ90により実現されてもよいし、サーバ90の機能の一部又は全部が、制御装置10により実現されてもよい。
制御装置10は、図5に示すように、駐車状態検出部140と、画像取得部142と、登録ユーザ検出部144と、視線検出部146と、周辺物体検出部148と、撮像手段制御部150と、携帯機検出部152と、撮像モード制御部154と、制御部156と、撮像画像記憶部160と、を含む。駐車状態検出部140から制御部156の各部は、CPU111がROM113のような記憶装置内の1つ以上のプログラムを実行することで実現できる。撮像画像記憶部160は、補助記憶装置114により実現できる。
駐車状態検出部140は、車両の駐車状態を検出する。駐車状態検出部140は、例えば、イグニッションスイッチがオフ状態である場合に、車両の駐車状態を検出する。
画像取得部142は、カメラ80で得られる撮像画像を取得する。撮像画像は、上述のように、車両側方の風景を捕捉した画像である。図6は、撮像画像G600の一例を概略的に示す図である。図6では、撮像画像G600には、二人の人の像G601、G602が示される。画像取得部142は、取得した撮像画像を撮像画像記憶部160に記憶する。
登録ユーザ検出部144は、画像取得部142により取得された撮像画像から、車両の周辺にいる人の歩容に係る特徴に基づいて、事前に登録された登録ユーザを検出する。登録ユーザとは、後述のマスタ歩容情報を登録済のユーザであり、典型的には、車両のユーザ(例えばオーナーやその家族、カーシェアリングで使用される車両の場合は、会員)である。
人の歩容に基づく個人認証(以下、「歩容認証」ともいう)に係る技術(以下、「歩容認証技術」ともいう)自体は広く知られており、任意のロジックが利用されてもよい。歩容認証技術は、人の歩き方に注目した認証技術であり、人の顔がはっきり映らないような低解像度の画像からでも、歩容に係る特徴に基づいて個人認証可能な技術である。従って、登録ユーザ検出部144による登録ユーザの検出は、登録ユーザの視線方向の検出よりも有意に早い段階で実現できる。
歩容認証技術で用いる歩容に係る特徴は、例えば、姿勢や歩幅、腕の振り、動きの左右非対称性などの特徴であってよい。また、撮像画像から抽出される歩容に係る特徴に基づいて登録ユーザを検出するロジックは、人工知能に基づいて構築されてもよい。この場合、機械学習により得られる畳み込みニューラルネットワークを実装することで実現できる。機械学習では、例えば、撮像画像に係る実績データを用いて、登録ユーザの判定結果の不正解率が最小になるような畳み込みニューラルネットワークの重み等が学習される。
ここでは、一例として、登録ユーザ検出部144は、画像取得部142により取得された撮像画像から、人の歩容に係る特徴を表す各種のパラメータの値(以下、「歩容情報」ともいう)を導出し、導出したパラメータの値を、無線送受信部126を介してサーバ90に送信する。歩容情報は、複数の撮像画像にわたって得られる人の歩容に係る特徴に基づいて生成される。すなわち、歩容情報は、所定歩数分の歩容に係る特徴に基づいて生成される。所定歩数が多いほど歩容認証の精度が高くなるが、所定歩数が多いほど、登録ユーザ検出部144による登録ユーザの検出タイミングが遅くなるので、これらの背反を考慮して所定歩数が設定されてよい。サーバ90は、歩容情報を受信すると、サーバ90で管理するユーザデータベース(図示せず)であってユーザIDごとにマスタ歩容情報を保有するデータベースを参照し、受信した歩容情報と一致するマスタ歩容情報が対応付けられたユーザIDを特定する。なお、サーバ90のユーザデータベースには、複数の車両に係る各登録ユーザのユーザIDごとのマスタ歩容情報が記憶されている。マスタ歩容情報は、例えばユーザ登録時に実際の撮像画像から導出される歩容情報に基づいて生成され、事前にサーバ90に登録される。なお、マスタ歩容情報は、稼働中に学習等により生成又は更新されてもよい。サーバ90は、ユーザIDを特定すると、特定したユーザIDを車両(歩容情報を送信した送信元の車両)に送信する。この場合、登録ユーザ検出部144は、受信したユーザIDが登録ユーザに係るユーザIDである場合には、登録ユーザを検出する。なお、歩容情報を登録ユーザ検出部144がサーバ90に送信するのに代えて、撮像画像自体をサーバ90に送信してもよい。
登録ユーザ検出部144は、好ましくは、画像取得部142により取得された撮像画像のうちの、車両からの距離L2(図4参照)以下の領域(第1領域の例)に係る画像処理結果に基づいて、歩容情報を取得する。距離L2は、登録ユーザ検出部144により有効な歩容情報が取得できる上限距離に対応し、試験等により適合されてよい。例えば、距離L2は、15mから25mの範囲内で設定されてもよい。これにより、撮像画像全体を、歩容情報取得用に画像処理する場合に比べて、処理の効率化を図ることができる。具体的には、図6では、撮像画像G600において、像G601に係る人は、図4に示す距離L1内に位置し、像G602に係る人は、図4に示す距離L2内に位置するものとする。この場合、登録ユーザ検出部144は、像G601に係る人に係る歩容情報のみならず、像G602に係る人に係る歩容情報をも取得する。ただし、像G601に係る人に係る歩容情報については、当該撮像画像よりも前の撮像画像に基づいて取得されている場合は、取得されなくてもよい。すなわち、同じ人に係る歩容情報の連続した取得は、当該人が登録ユーザであるか否かの判定結果(すなわち登録ユーザ検出部144による検出結果)が確定された後は不要である。ただし、登録ユーザの検出結果の信頼性を更に高めるために、継続して得られる撮像画像からの歩容情報に基づいて、登録ユーザの検出結果が“追認”されてもよい。
視線検出部146は、画像取得部142により取得された撮像画像から、車両の周辺にいる人の視線方向を検出する。視線方向の検出方法は、任意であり、例えば、画像処理によって瞳孔の中心位置とプルキニエ像とを検出し、これらに基づいて視線方向を検出する方法であってもよい。あるいは、画像処理によって瞳孔と角膜反射を検知し、それらの位置関係から視線方向を算出する角膜反射法が利用されてもよい。瞳孔は、視線方向によって位置が変わるが、角膜反射の位置は、視線方向には影響を受けないことを利用するものである。角膜反射法では、近赤外LEDによる近赤外光を顔に当てる方法が用いられてよい。近赤外LEDによる近赤外光を顔に当てる場合は、目の中に基準点となる角膜反射が発生するため、カメラのみから計測する方法と比較し計測精度が向上する。なお、この場合、近赤外LEDがカメラ80の近傍に配置されてよい。
視線検出部146は、好ましくは、登録ユーザ検出部144により登録ユーザが検出された場合に、その後に画像取得部142により取得された撮像画像から、登録ユーザの視線方向を検出する。これは、登録ユーザ以外の人の視線方向は不要である点と、視線方向の精度の高い検出を実現するためには、歩容認証の場合よりも被検者が車両の近くにいる必要がある点を考慮したものである。なお、ある一の撮像画像において登録ユーザ検出部144により登録ユーザが検出された場合に、その後の撮像画像における同登録ユーザに係る像は、撮像画像間での像の類似性や動きの連続性等に基づいて容易に特定(トラッキング)できる。
具体的には、登録ユーザ検出部144による登録ユーザの検出(歩容認証)は、車両に対して人が距離L2(図4参照)以下である場合に可能となり、視線検出部146による視線方向の検出は、車両に対して人が距離L1(図4参照)以下である場合に可能となるものとしたとき、一般的に、距離L1は、距離L2よりも有意に短い。この点を鑑み、視線検出部146は、登録ユーザ検出部144により登録ユーザが検出された後に動作してよい。これにより、視線検出部146の動作頻度を低減して、処理の効率化を図ることができる。
同様の観点から、視線検出部146は、好ましくは、撮像画像のうちの、距離L1以下の領域(第2領域の例)に係る画像処理結果に基づいて、登録ユーザの視線方向を検出する。これにより、撮像画像全体を、視線検出用に画像処理する場合に比べて、処理の効率化を図ることができる。
より具体的には、図6では、撮像画像G600には、二人の人の像G601、G602が示される。上述したように、像G601に係る人は、図4に示す距離L1内に位置し、G602に係る人は、図4に示す距離L2内に位置するものとする。この場合、仮に像G601に係る人が登録ユーザである場合、撮像画像G600においては、像G601に係る人の視線方向が視線検出部146による検出対象となる。また、仮に像G601に係る人が登録ユーザでなく像G602に係る人が登録ユーザである場合、撮像画像G600においては、視線検出用に画像処理は実行されない。そして、その後、像G602に係る人が距離L1内に位置するときに得られる撮像画像に基づいて、視線検出部146による像G602に係る人(すなわち登録ユーザ)の視線方向が検出されることになる。
このようにして、視線検出部146による視線方向の検出が可能となるときの登録ユーザの位置は、登録ユーザ検出部144により登録ユーザの検出が可能となるときの当該登録ユーザの位置よりも車両に近い。これは、視線検出部146により登録ユーザの視線方向が検出されたことは、登録ユーザが車両に近づいていることも表す。一般的に、リアドア3の開放意思のある登録ユーザは、当然ながら、車両に近づいてくる。従って、視線検出部146による視線方向の検出が可能となるときの登録ユーザの位置が、登録ユーザ検出部144により登録ユーザの検出が可能となるときの当該登録ユーザの位置よりも車両に近くなることで、リアドア3の開放意思のある登録ユーザの接近を精度良く検出できる。
周辺物体検出部148は、車両の周辺の物体(以下、「周辺物体」ともいう)を検出する。周辺物体検出部148は、画像取得部142により取得された撮像画像から、周辺物体を検出してもよいし、側方レーダや超音波センサ(図示せず)により周辺物体を検出してもよい。
撮像手段制御部150は、カメラ80の光軸方向を変化させる。具体的には、撮像手段制御部150は、周辺物体検出部148により所定物体が検出された場合に、カメラ80の光軸方向を、所定物体から離れる方向に変化させる。所定物体は、人が車両に近づく際に障害となりうる物体であり、例えば壁や柱、他の車両等であってよい。例えば、撮像手段制御部150は、周辺物体検出部148により車両後方の壁(所定物体)が検出された場合に、カメラ80の光軸方向を、所定物体から離れる方向、すなわち前方に変化させる。これにより、所定物体のうちのカメラ80により撮像される部分の像の画素数が低減されるので、登録ユーザ検出部144による登録ユーザの検出が容易となる。これは、駐車状態において車両後方の壁が存在する場合は、リアドア3の開放意思のある登録ユーザは車両前方から車両に近づく可能性が高いためである。
なお、カメラ80の撮像範囲を決める他のパラメータ(例えば画角等)が可変である場合は、撮像手段制御部150は、登録ユーザ検出部144による登録ユーザの検出精度や視線検出部146による視線方向の検出精度が高まるように、他のパラメータを変更してもよい。例えば、撮像手段制御部150は、カメラ80のズーム機能を利用して、撮像画像に占める登録ユーザの顔の部分の像の面積(画素数)が大きくなるようにしてもよい。
携帯機検出部152は、スマートキーECU89からの情報に基づいて、登録ユーザが対応付けられた携帯機の、車両への接近を検出する。登録ユーザが対応付けられた携帯機とは、正当なIDコードを持つ携帯機に対応する。スマートキーECU89は、上述のように、微弱電波を介した通信により、正当なIDコードを持つ携帯機を検出すると、制御装置10に当該検出結果を表す情報を送信する。
撮像モード制御部154は、カメラ80の動作モードを、第1モードと、第2モードとを含む複数のモード間で遷移させる。第2モードは、第1モードよりもカメラ80の撮像頻度が高くなるモードである。ここでは、第1モードは、スリープモードであり、カメラ80は、実質的に停止した状態となる。第2モードは、通常的な動作モードであり、第2モードでは、カメラ80は、所定のフレーム周期で撮像を行う。
撮像モード制御部154は、駐車状態検出部140により駐車状態が検出されると、所定条件が満たされた場合を除き、カメラ80の動作モードを、第1モードに設定する。所定条件は、携帯機検出部152により、登録ユーザが対応付けられた携帯機(正当なIDコードを持つ携帯機)の、車両への接近が検出された場合に満たされる。すなわち、撮像モード制御部154は、携帯機検出部152により、登録ユーザが対応付けられた携帯機の、車両への接近が検出された場合、カメラ80の動作モードを、第1モードから第2モードに遷移させる。これにより、登録ユーザ検出部144が機能しうる状況下で、カメラ80が第2モードに遷移されるので、カメラ80の動作に起因した消費電力等の節減を図ることができる。なお、所定条件は、これ以外の場面で第2モードが形成されるように設定されてもよい。
制御部156は、登録ユーザ検出部144により、登録ユーザが検出された場合に、視線検出部146により検出された、登録ユーザの視線方向に基づいて、モータ制御ECU41を介してリアドア3を閉状態から開状態へと変化させる。例えば、制御部156は、登録ユーザの視線方向が、所定時間ΔT0以上リアドア3に向けられている場合に、リアドア3を閉状態から開状態へと変化させてもよい。所定時間ΔT0は、1フレームに対応する時間以上の任意である。この場合、登録ユーザの自然な視線方向を利用して、リアドア3を閉状態から開状態へと変化させることができる。
本実施例では、一例として、制御部156は、誤動作(登録ユーザの意図に反してリアドア3を閉状態から開状態へと変化するのが、「誤動作」)を確実に低減するために、制御部156は、登録ユーザの視線方向の所定変化(動き)を検出した場合に、リアドア3を閉状態から開状態へと変化させる。この場合、視線方向の所定変化は、事前に登録ユーザに周知されるものである。視線方向の所定変化は、例えば視線をリアドア3に向けてから車両後方に向けるような変化であってよい。視線方向の所定変化は、ユーザによってカスタマイズ可能な態様で設定されてもよい。また、視線方向の所定変化は、実際のユーザの視線方向の変化に基づいて機械学習により設定されてもよい。いずれの場合も、登録ユーザは、リアドア3の自動開放を望む場合は、(視線方向の所定変化が検出されるように)視線方向を意図的に変化させることで、リアドア3の自動開放を実現できる。
その他の例として、リアドア3又はその近傍等にインジケータ(図示せず)を設け、インジケータを点灯、点滅させることで、ユーザの視線方向を誘導させることとしてもよい。この場合、例えば、登録ユーザ検出部144により、登録ユーザが検出された場合に、その後、一定時間後にインジケータを所定の色で点滅させ、その際の登録ユーザの視線方向の変化が利用されてもよい。この場合、リアドア3を閉状態から開状態へと変化させる視線方向の所定変化は、インジケータに向かう視線方向への変化であってもよいし、逆に、インジケータから視線方向を外す変化であってもよい。いずれの場合も、視線方向の所定変化は、事前に登録ユーザに周知されるものであるので、登録ユーザは、自身の意図に応じて視線方向を変化させれば、意図通りリアドア3を自動的に開放させることもできるし、意図通りリアドア3の自動的な開放が実現されないようにすることもできる。
なお、リアドア3の開放は、ドア開閉スイッチ45の操作によっても可能である。具体的には、モータ制御ECU41は、駐車状態において、スマートキーECU89からの情報に基づいて、登録ユーザが対応付けられた携帯機の、車両への接近が検出されている状況下で、ドア開閉スイッチ45が操作されると、リアドア3を閉状態から開状態へと変化させる。
撮像画像記憶部160には、上述のように、画像取得部142により取得された撮像画像が記憶される。なお、撮像画像記憶部160に記憶される撮像画像は、最新の所定時間分の画像であってよく、この場合、所定時間分の画像は、所定の消去条件が満たされると、消去される。所定の消去条件は、任意であるが、例えば駐車状態検出部140により車両の駐車状態が検出された場合に満たされる。
本実施例によれば、上述のように、制御部156は、登録ユーザの視線方向に基づいて、リアドア3を閉状態から開状態へと変化させるので、登録ユーザは、事前予約を必要とせずに、車両に接近した場合にリアドア3を自動的に開かせることができる。また、登録ユーザは、必要に応じて視線方向を変化させるだけで、リアドア3を自動的に開かせることができるので、他の不自然なジェスチャー等を行う必要がなくなり、利便性が向上する。
また、本実施例によれば、上述のように、制御部156は、登録ユーザ検出部144により、登録ユーザが検出された場合に、リアドア3を閉状態から開状態へと変化させる。従って、登録ユーザとは異なる未登録の第3者(例えば“なりすましの他人”)が車両のリアドア3を自動的に開放させようとして車両に近づき、例えば視線方向を適切に変化させた場合であっても、リアドア3が閉状態から開状態へと変化されることはない。これにより、利便性を高めつつ、防犯性を高めることができる。
また、本実施例によれば、上述のように、登録ユーザの検出は、歩容情報(歩容認証技術)に基づいて実現されるので、他の認証技術(顔認証技術や指紋認証技術、静脈認証技術、虹彩認証技術等)の場合とは異なり、比較的早い段階(例えば図4の距離L1よりも遠い位置に登録ユーザが位置する段階)から登録ユーザの検出が可能となる。これにより、登録ユーザの検出時点(すなわち歩容認証の完了時点)から登録ユーザがリアドア3の位置に至るまでの時間が長くなるので、当該時間を利用して、視線方向の検出精度を高めること等が可能となる。また、視線方向の検出の遅れが生じる可能性が低減されるので、登録ユーザがリアドア3の位置に至ってもすぐにリアドア3の自動的な開放が開始されない、といった不都合も低減できる。
また、本実施例によれば、上述のように、登録ユーザの検出は、歩容情報(歩容認証技術)に基づいて実現されるので、他の認証技術の場合に生じうる不都合を低減できる。例えば、顔認証技術の場合、登録ユーザがマスクや眼鏡を装着した場合に認証できなくなってしまい、不都合が発生してしまう。また、虹彩認証技術の場合、登録ユーザがサングラスを装着した場合に認証できなくなってしまい、また撮像画像の解像度(カメラ80の性能)も高いものが必要とされてしまう。この点、歩容認証技術によれば、登録ユーザがマスクや眼鏡、サングラスを装着している場合でも認証が可能であり、また、低解像度の撮像画像によっても認証可能である。
なお、本実施例では、実質的には、歩容情報に基づく個人認証と、視線方向に基づく意思確認(リアドア3の開放意思の確認)とに基づいて、リアドア3の自動的な開放が実現されるが、他の条件が付加されてもよい。例えば、以下のような条件要素(1)から(5)のいずれか1つ以上が同時に満たされた場合に、リアドア3の自動的な開放が実現されることとしてもよい。
(1)登録ユーザが車両に近づいていることが検出されること。
(2)登録ユーザが、車両(又はリアドア3)から所定距離内に位置することが検出されること。
(3)登録ユーザの移動方向(位置の変化方向)が所定方向であることが検出されること。
(4)登録ユーザの視線方向の所定変化(動き)を検出した時点から所定時間ΔT1経過したこと。
(5)他の認証技術(例えば顔認証技術や指紋認証技術、静脈認証技術、虹彩認証技術等)により、登録ユーザであることが検出されること。
条件要素(1)に関して、登録ユーザが車両に近づいているか否かは、撮像画像から判定されてもよいし、他の方法で判定されてもよい。他の方法として、例えば、正当なIDコードを持つ携帯機(又はスマートフォン)からの受信電波の強度、例えば受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を算出し、受信強度の増加に基づいて、登録ユーザが車両に近づいていることを検出してもよい。
条件要素(2)に関して、登録ユーザと車両(又はリアドア3)との距離は、撮像画像から算出されてもよいし、他の方法で算出されてもよい。他の方法として、例えば、携帯機からの受信電波の強度や電波の到来遅延時間(TOA:Time Of Arrival)等に基づいて算出されてもよい。
条件要素(3)に関して、登録ユーザの移動方向は、撮像画像から算出されてもよいし、他の方法で算出されてもよい。他の方法として、例えば、携帯機からの電波の電波到来方向(AOA:Angle Of Arrival)等に基づいて算出されてもよい。
条件要素(4)に関して、所定時間ΔT1は、登録ユーザの視線方向の所定変化(動き)を検出した時点から、同登録ユーザがリアドア3の近傍まで至るのに要する時間に相当し、適合値であってよい。
条件要素(5)は、誤検出をより確実に防止するために利用されてもよい。
次に、図7及び図8を参照して、本実施例の制御装置10の動作例であって、リアドア自動開機能に関連した動作例について、概略フローチャートを用いて説明する。
図7及び図8は、リアドア自動開機能に関連した動作例の概略フローチャートである。図7は、駐車状態において実行される。
まず、駐車状態においては、制御装置10は、基本的には、携帯機の車両への接近の待機状態(ステップS700の“NO”)である。すなわち、携帯機検出部152は、所定周期ごとに、スマートキーECU89からの情報に基づいて、登録ユーザが対応付けられた携帯機の、車両への接近の有無を判定する。なお、この待機状態では、カメラ80の動作モードは、第1モード(スリープモード)である。
登録ユーザが対応付けられた携帯機の、車両への接近が検出されると(ステップS700の“YES”)、撮像モード制御部154は、カメラ80の動作モードを、第1モードから第2モードに遷移させる(ステップS702)。第2モードに遷移すると、カメラ80は、所定のフレーム周期で撮像を行う。
続いて、周辺物体検出部148は、カメラ80からの撮像画像(画像取得部142により取得される撮像画像)に基づいて、周辺物体の有無を判定し(ステップS704)、周辺物体が存在する場合は(ステップS704の“YES”)、撮像手段制御部150は、カメラ80の光軸方向を変化させる(ステップS706)。なお、カメラ80の光軸方向を変化させることに代えて、画角等の他のパラメータが変更されてもよい。
続いて、図7の処理は、車両からの距離L2(図4参照)内の人がカメラ80により捕捉されるのを待機する待機状態(ステップS708の“NO”)となる。なお、この待機状態において、所定の終了条件が成立すると(ステップS710の“YES”)、図7の処理は、終了となる。この際、カメラ80の動作モードは、第1モードに戻される。所定の終了条件は、例えば当該待機状態が所定時間ΔT2以上継続した場合や、登録ユーザが対応付けられた携帯機が検出されなくなった場合等に満たされてよい。
距離L2内の人がカメラ80により捕捉されると(ステップS708の“YES”)、登録ユーザ検出部144は、歩容情報の取得を開始する(ステップS712)。距離L2内の人が複数存在する場合は、複数の人のそれぞれの歩容情報が、各人に対応付けられる態様で取得される。そして、図7の処理は、車両からの距離L2内の任意の人に関して所定歩数分の歩容情報が取得されるのを待機する待機状態(ステップS714の“NO”)となる。所定歩数は任意であるが、2以上であり、例えば5である。なお、この待機状態において、所定の終了条件が成立すると(ステップS716の“YES”)、図7の処理は、終了となる。この際、カメラ80の動作モードは、第1モードに戻される。所定の終了条件は、例えば当該待機状態が所定時間ΔT3以上継続した場合や、ドア開閉スイッチ45の操作が検出された場合等に満たされてよい。
ある人に関して所定歩数分の歩容情報が取得されると(ステップS714の“YES”)、当該歩容情報に基づいて歩容認証が実行され(ステップS718)、当該人に係る認証結果が成功である場合(ステップS720の“YES”)、図8のステップS730に進む。他方、当該人に係る認証結果が不成功である場合(ステップS720の“NO”)、ステップS722に進み、距離L2内の人が複数存在する場合(ステップS722の“YES”)、他の人に関して歩容認証を行うべく、当該他の人に関して、所定歩数分の歩容情報が取得されるのを待機する待機状態(ステップS714の“NO”)となる。当該他の人に係る所定歩数分の歩容情報が取得されると(ステップS714の“YES”)、以下、同様となる。他方、距離L2内の人が複数存在しない場合(ステップS722の“NO”)、図7の処理は、終了となる。この際、カメラ80の動作モードは、第1モードに戻される。
図8を参照するに、歩容認証の認証結果が成功であった人、すなわち登録ユーザが、車両からの距離L1(図4参照)内でカメラ80により捕捉されるのを待機する待機状態(ステップS730の“NO”)となる。なお、この待機状態において、所定の終了条件が成立すると(ステップS732の“YES”)、図8の処理は、終了となる。この際、カメラ80の動作モードは、第1モードに戻される。所定の終了条件は、例えば当該待機状態が所定時間ΔT4以上継続した場合や、ドア開閉スイッチ45の操作が検出された場合、距離L2外へと登録ユーザが移動した場合等に満たされてよい。
距離L1内で登録ユーザがカメラ80により捕捉されると(ステップS730の“YES”)、視線検出部146は、当該登録ユーザに係る視線方向の検出を開始する(ステップS734)。なお、距離L1内の登録ユーザが複数存在する場合は、複数の登録ユーザのそれぞれに対して視線方向が検出されてもよいし、特定の一の登録ユーザの視線方向のみが検出されてもよい。そして、図8の処理は、登録ユーザの視線方向の所定変化が検出されるのを待機する待機状態(ステップS736の“NO”)となる。なお、この待機状態において、所定の終了条件が成立すると(ステップS738の“YES”)、図8の処理は、終了となる。この際、カメラ80の動作モードは、第1モードに戻される。所定の終了条件は、例えば当該待機状態が所定時間ΔT5以上継続した場合や、ドア開閉スイッチ45の操作が検出された場合、距離L1外へと登録ユーザが移動した場合等に満たされてよい。
そして、登録ユーザの視線方向の所定変化が検出されると(ステップS736の“YES”)、制御部156は、モータ制御ECU41を介してリアドア3を閉状態から開状態へと変化させる(ステップS740)。
このようにして、図7及び図8に示す動作例によれば、歩容情報に基づく個人認証(ステップS718)と、登録ユーザの視線方向の所定変化に基づく意思確認(ステップS736:リアドア3の開放意思の確認)とに基づいて、リアドア3の自動的な開放を実現できる(ステップS740)。これにより、登録ユーザは、事前予約をしておかなくても、車両に接近して視線方向を変化させるだけで、車両の開閉体を自動的に開かせることができる。これにより、利便性が大幅に向上する。
なお、図7及び図8に示す動作例では、一旦、ステップS720の判定結果が“YES”となると、その後、当該登録ユーザの歩容情報の取得はなされないが、当該登録ユーザの歩容情報の取得が継続されてもよい。これにより、歩容認証の認証結果を早期に得つつ、その歩容認証の認証結果の正否について事後的に監視でき、その歩容認証の認証結果が誤りであることが事後的に判明した場合は、必要に応じてステップS740の自動的な開放を禁止することも可能である。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、リアドア3が制御対象であるが、他のドア(例えば運転席側のリアドア3や、バックドア4等)に対しても、上述したリアドア自動開機能と同様の機能が実現されてもよい。
また、上述した実施例では、駐車状態におけるカメラ80の消費電力の低減を図るために、携帯機検出部152が設けられるが、携帯機検出部152は省略されてもよい。この場合、撮像モード制御部154は、駐車状態において、他の条件に基づいて、カメラ80の動作モードを第1モードから第2モードへ遷移させてもよい。また、上述した実施例では、第1モードでは、カメラ80は撮像を一切行わないが、第1モードでも、カメラ80は、定期的に(例えばスマートキーシステムにおけるリクエスト信号の送信周期に同期する周期で)撮像画像を取得し、距離L2内の人の有無が監視されてもよい。この場合、携帯機検出部152は省略されてよい。携帯機検出部152を必要としない構成の場合、ユーザによる携帯機の所持が必要でなくなるので、利便性を更に高めることができる。
また、上述した実施例では、カメラ80は、歩容認証用と、視線方向の検出用とで共通であるが、歩容認証用と、視線方向の検出用とで、異なるカメラが利用されてもよい。
<付記>
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
[付記1]
車両の周辺を撮像する撮像手段(例えばカメラ80)から撮像画像を取得する画像取得部(例えば画像取得部142)と、
前記画像取得部により取得された前記撮像画像から、前記車両の周辺にいる人の歩容に係る特徴に基づいて、事前に登録された登録ユーザであって前記車両の周辺にいる登録ユーザを検出する登録ユーザ検出部(例えば登録ユーザ検出部144)と、
前記画像取得部により取得された前記撮像画像から、前記車両の周辺にいる人の視線方向を検出する視線検出部(例えば視線検出部146)と、
前記登録ユーザ検出部により、前記登録ユーザが検出された場合に、前記視線検出部により検出された、前記登録ユーザに係る前記視線方向に基づいて、前記車両の開閉体を閉状態から開状態へと変化させる制御部(例えば制御部156)と、
を備える車両用制御装置(例えば制御装置10)。
付記1によれば、人の歩容に係る特徴に基づいて、車両の周辺にいる登録ユーザを比較的早い段階で検出できる。そして、登録ユーザが検出された場合に、登録ユーザに係る視線方向に基づいて、車両の開閉体を閉状態から開状態へと変化させられる。これにより、登録ユーザは、事前予約を必要とせずに、開閉体を開状態に変化させることができる。すなわち、事前予約を必要とせずに、車両の開閉体の開放意思のある登録ユーザが同車両に接近した場合に同開閉体を自動的に開かせることができる。
[付記2]
付記1に記載の車両用制御装置であって、
前記視線検出部は、前記登録ユーザ検出部により前記登録ユーザが検出された場合に、その後に前記画像取得部により取得された前記撮像画像から、前記登録ユーザに係る前記視線方向を検出する、車両用制御装置。
付記2によれば、登録ユーザが検出された際の撮像画像よりも後に取得された撮像画像を利用することで、登録ユーザに係る視線方向を精度良く検出できる。
[付記3]
付記1又は2に記載の車両用制御装置であって、
前記登録ユーザ検出部は、前記撮像画像のうちの第1領域(例えば距離L2以下に対応する領域)に基づいて、前記登録ユーザを検出し、
前記視線検出部は、前記撮像画像のうちの第2領域(例えば距離L1以下に対応する領域)に基づいて、前記登録ユーザに係る前記視線方向を検出し、
前記第1領域は、前記第2領域よりも、前記車両から遠い領域を含む、車両用制御装置。
付記3によれば、視線方向を精度良く検出できる位置まで人(登録ユーザ)が近づく前に、当該人の歩容に係る特徴に基づいて、当該人が登録ユーザであるか否かを判定できる(すなわち登録ユーザを検出できる)。
[付記4]
前記車両の周辺の物体を検出する周辺物体検出部(例えば周辺物体検出部148)と、
前記撮像手段の撮像範囲を変化させる撮像手段制御部(例えば撮像手段制御部150)と、を更に備え、
前記撮像手段制御部は、前記周辺物体検出部により所定物体が検出された場合に、前記撮像手段の撮像範囲を、前記周辺物体検出部により検出された前記所定物体のうちの前記撮像手段により撮像される部分が低減されるように、変化させる、付記1〜3のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
付記4によれば、所定物体に起因して登録ユーザ検出部による登録ユーザの検出が遅れたり検出精度が悪くなったりすることを低減でき、かつ、所定物体に起因して視線検出部による登録ユーザに係る視線方向の検出が遅れたり検出精度が悪くなったりすることを低減できる。
[付記5]
前記登録ユーザが対応付けられた携帯機の、前記車両への接近を検出する携帯機検出部(例えば携帯機検出部152)と、
前記撮像手段の動作モードを、第1モードと、前記第1モードよりも撮像頻度が高い第2モードとを含む複数のモード間で遷移させる撮像モード制御部(例えば撮像モード制御部154)と、を更に備え、
前記撮像モード制御部は、前記携帯機検出部により前記携帯機の接近が検出された場合に、前記撮像手段の動作モードを、前記第1モードから前記第2モードに遷移させる、付記1〜4のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
付記5によれば、登録ユーザが車両の周辺にいない状況下で撮像手段が第2モードで動作する可能性を低減できる。これにより、登録ユーザ検出部による登録ユーザの検出を可能としつつ、消費電力の節減を図ることができる。
[付記6]
前記開閉体は、スライドドア(例えばリアドア3)である、付記1〜5のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
付記6によれば、登録ユーザは、事前予約を必要とせずに、スライドドアの自動的な開放を実現できる。これにより、登録ユーザは、例えば両手が荷物等により塞がった状態でも、容易に乗車できるので、利便性が向上する。
3 リアドア
8 周辺機器
10 制御装置
13 ガイドレール
14 スライドドア開閉装置
15 駆動ユニット
21 電動モータ
41 モータ制御ECU
45 ドア開閉スイッチ
80 カメラ
88 ドアロックアクチュエータ
90 サーバ
140 駐車状態検出部
142 画像取得部
144 登録ユーザ検出部
146 視線検出部
148 周辺物体検出部
150 撮像手段制御部
152 携帯機検出部
154 撮像モード制御部
156 制御部
160 撮像画像記憶部

Claims (6)

  1. 車両の周辺を撮像する撮像手段から撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部により取得された前記撮像画像から、前記車両の周辺にいる人の歩容に係る特徴に基づいて、事前に登録された登録ユーザであって前記車両の周辺にいる登録ユーザを検出する登録ユーザ検出部と、
    前記画像取得部により取得された前記撮像画像から、前記車両の周辺にいる人の視線方向を検出する視線検出部と、
    前記登録ユーザ検出部により、前記登録ユーザが検出された場合に、前記視線検出部により検出された、前記登録ユーザに係る前記視線方向に基づいて、前記車両の開閉体を閉状態から開状態へと変化させる制御部と、
    を備える車両用制御装置。
  2. 前記視線検出部は、前記登録ユーザ検出部により前記登録ユーザが検出された場合に、その後に前記画像取得部により取得された前記撮像画像から、前記登録ユーザに係る前記視線方向を検出する、請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記登録ユーザ検出部は、前記撮像画像のうちの第1領域に基づいて、前記登録ユーザを検出し、
    前記視線検出部は、前記撮像画像のうちの第2領域に基づいて、前記登録ユーザに係る前記視線方向を検出し、
    前記第1領域は、前記第2領域よりも、前記車両から遠い領域を含む、請求項1又は2に記載の車両用制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置において、
    前記車両の周辺の物体を検出する周辺物体検出部と、
    前記撮像手段の撮像範囲を変化させる撮像手段制御部と、を更に備え、
    前記撮像手段制御部は、前記周辺物体検出部により所定物体が検出された場合に、前記撮像手段の撮像範囲を、前記周辺物体検出部により検出された前記所定物体のうちの前記撮像手段により撮像される部分が低減されるように、変化させる、車両用制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置において、
    前記登録ユーザが対応付けられた携帯機の、前記車両への接近を検出する携帯機検出部と、
    前記撮像手段の動作モードを、第1モードと、前記第1モードよりも撮像頻度が高い第2モードとを含む複数のモード間で遷移させる撮像モード制御部と、を更に備え、
    前記撮像モード制御部は、前記携帯機検出部により前記携帯機の接近が検出された場合に、前記撮像手段の動作モードを、前記第1モードから前記第2モードに遷移させる、車両用制御装置。
  6. 前記開閉体は、スライドドアである、請求項1〜請求項5のうちのいずれか1項に記載の車両用制御装置。
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