JP2022045822A - 認証システム、認証方法、認証プログラム及び端末装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、本発明は、ユーザにとって簡便に乗車時の認証を行い、個人の生体情報の秘匿も適切に行うことを目的とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
図1は、本実施形態の環境を説明する図である。宿泊施設の道路に面する場所に、乗車場所74が存在する。乗車場所74は、いわゆるタクシー乗り場であり、多くのユーザ71、72及び73がそこに集まり、多くの車両61、62及び63がそこに到着する。個々のユーザは、予め特定の車両を予約している。したがって、乗車場所74においては、車両とユーザとは1対1に関連付けられている。しかしながら、ユーザは、自身に関連付けられている車両を一見して特定するのは難しく、車両もまた、自身に関連付けられているユーザを一見して特定するのは難しい。
図2は、認証システム5の構成等を説明する図である。認証システム5は、端末装置1、車載装置2(車両側の装置)及び管理装置3を有する。端末装置1は、一般的な携帯式のコンピュータであり、車両のユーザ(乗客)によって携帯される。端末装置1は、中央制御装置11、タッチパネル等の入力装置12、ディスプレイ等の出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15、通信装置16及び無線通信装置17を備える。これらは、バスで相互に接続されている。補助記憶装置15は、顔画像見本(詳細後記)を格納している。
顔画像見本31は、ユーザの顔画像の見本である(予め自身が記憶しているユーザの生体情報の見本に相当)。端末装置1は、ユーザの指示に基づき入力装置12としてのカメラ又は外部カメラ(図示せず)を介して、例えば1年に1回、ユーザの顔画像を予め取得し、取得した顔画像を顔画像見本31として補助記憶装置15に記憶しておく。なお、ここでの補助記憶装置15は、ユーザが個人情報の秘匿を適切に行うことができる装置の一例である。車載装置2は、乗車場所74において、カメラ48を介して、ユーザ71等の顔画像を撮像し、撮像した顔画像を顔画像32として補助記憶装置45に記憶する。
以降において処理手順を説明する。処理手順は、3つ存在し、それらは、登録処理手順、予約処理手順及び乗車認証処理手順である。予約処理手順が開始されるためには、登録処理手順が終了していることが前提となっている。乗車認証処理手順が開始されるためには、予約処理手順が終了していることが前提となっている。
図3は、登録処理手順のフローチャートである。図3における端末装置1及び管理装置3の長方形は、その装置が、その下部に記された処理の主体となっていることを示す(図4及び図5においても同様)。
ステップS101において、端末装置1の入出力処理部23は、顔画像見本31を受け付ける。具体的には、入出力処理部23は、ユーザが入力装置12(カメラ)又は外部カメラを介して、ユーザの顔画像を入力するのを受け付ける。
ステップS102において、入出力処理部23は、顔画像見本31を記憶する。具体的には、入出力処理部23は、ステップS101において受け付けた顔画像を、顔画像見本31として補助記憶装置15に記憶する。
ステップS104において、入出力処理部23は、パスワード等を送信する。具体的には、入出力処理部23は、ステップS103において受け付けたパスワード等を管理装置3に送信する。このとき、個人情報を可能な限り秘匿する必要性から、入出力処理部23は、顔画像見本31を管理装置3に送信(登録)することはない。
ステップS106において、ユーザ情報管理部27は、パスワード等を記憶する。具体的には、ユーザ情報管理部27は、ステップS105において受信したパスワード等を相互に関連付けて、ユーザ情報33として補助記憶装置55に記憶する。
図4は、予約処理手順のフローチャートである。
ステップS201において、端末装置1の予約管理部22は、予約情報を送信する。具体的には、第1に、予約管理部22は、ユーザが入力装置12を介して予約情報を入力するのを受け付ける。予約情報は、ユーザID、パスワード、乗車場所、乗車日時、及び、乗車人数を含む。予約情報は、目的地情報を含んでいてもよい。
第2に、予約管理部22は、受け付けた予約情報を管理装置3に送信する。
ステップS203において、ユーザ情報管理部27は、予約認証を行う。具体的には、ユーザ情報管理部27は、受信した予約情報に含まれるユーザID及びパスワードの組合せが、ユーザ情報33として補助記憶装置55に予め記憶しているものと一致するか否かを確認する。ユーザ情報管理部27は、一致した場合 “成功”を、それ以外の場合“失敗”を生成する。
・車両を特定できる情報(車両ID、プレートナンバ―等)
・“ご指定の日時、場所でお待ちください。”の文言
〈ステップS206“No”を経由した場合〉
・“申し訳ございません。空き車両がございません。”の文言
〈ステップS204“No”を経由した場合〉
・“あなたの認証に失敗しました、ユーザID及びパスワードを再度入力してください。”の文言
説明の便宜上、ステップS207を経由したものとして以下の説明を続ける。
ステップS210において、端末装置1の予約管理部22は、予約結果を記憶する。具体的には、予約管理部22は、予約結果を補助記憶装置15に記憶する。
ステップS212において、入出力処理部24は、配車情報を記憶する。具体的には、入出力処理部24は、配車情報を補助記憶装置45に記憶する。
ステップS210及びS212がいずれも終了した後、予約処理手順を終了する。その後、車両は、乗車場所に向かうことになる。
図5は、乗車認証処理手順のフローチャートである。いま、車両が乗車場所74に到着し、ユーザは、自身が予約した車両らしきものと出会ったとする。
ステップS301において、端末装置1の入出力処理部23は、端末装置1の機器情報を送信する。具体的には、入出力処理部23は、近距離無線通信技術を使用して、端末装置1を特定する情報を車載装置2に送信する。
ステップS303において、車載装置2の入出力処理部24は、車載装置2の機器情報を送信する。具体的には、入出力処理部24は、近距離無線通信技術を使用して、車載装置2を特定する情報を端末装置1に送信する。
ステップS305において、車載装置2の入出力処理部24は、ペアリングを行う。具体的には、入出力処理部24は、端末装置1を近距離無線通信における通信相手として通信を確立する(ペアリングを行う)。なお、端末装置1の入出力処理部23がステップS305の処理を行ってもよく、車載装置2の入出力処理部24及び端末装置1の入出力処理部23の両者がステップS305の処理を行ってもよい。
ステップS308において、撮像処理部25は、顔画像を送信する。具体的には、撮像処理部25は、近距離無線通信技術を使用して、撮像した顔画像を端末装置1に送信する。撮像処理部25は、顔画像を端末装置1に送信した後の任意の時点において、その顔画像を補助記憶装置45から削除してもよい。
第2に、入出力処理部23は、予め補助記憶装置15に記憶していた顔画像見本31、及び、ステップS309の“第1”において受信した顔画像32を出力装置13に表示する(図6参照)。
ステップS312において、車載装置2の入出力処理部24は、認証結果を受信する。具体的には、入出力処理部24は、認証結果として、“乗車を許可します”又は“乗車を許可しません”を端末装置1から受信する。
ステップS313において、入出力処理部24は、“乗車を許可しません”を受信した場合(ステップS313“No”)、ステップS307に戻ってもよい。戻った後のステップS307において、カメラ48が予約したユーザの顔画像を撮像できれば、その後の処理は、ステップS313“Yes”を経由することになる。
本実施形態の認証システムの効果は以下の通りである。
(1)認証システムは、車両のユーザに対し操作負担を課すことなく、かつ、ユーザが操作する装置以外の装置に生体情報を登録させることなく、車両乗車時の認証を行うことを可能とする。
(2)認証システムは、ユーザが予め入力した生体情報の見本と、乗車の直前に取得された生体情報とを比較することができる。
(3)認証システムは、撮像が容易な顔画像を生体情報として使用することができる。
(4)認証システムは、比較対象の生体情報の一致によって、認証を正確に行うことができる。
(5)認証システムは、ユーザが自身の端末装置の画面上で、認証の可否を知ることを可能にする。
(6)認証システムは、車載装置からユーザの生体情報を削除することができる。
2 車載装置(車両側の装置)
3 管理装置
4 ネットワーク
5 認証システム
11、41、51 中央制御装置
12、42、52 入力装置
13、43、53 出力装置
14、44、54 主記憶装置
15、45、55 補助記憶装置
16、46、56 通信装置
17、47 無線通信装置
48 カメラ
21 認証部
22 予約管理部
23、24 入出力処理部
25 撮像処理部
26 運行管理部
27 ユーザ情報管理部
31 顔画像見本
32 顔画像
33 ユーザ情報
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
Claims (9)
- 車両を予約したユーザの生体情報を、前記ユーザが前記車両に乗車する前に取得する車両側の装置と、
前記ユーザに携帯され、
前記取得した生体情報を前記車両側の装置から受信し、
前記受信した生体情報と、予め自身が記憶している前記ユーザの生体情報の見本とを比較した結果に基づき、前記ユーザが前記車両に乗車することを許可する旨の指示を前記車両側の装置又は許可権限を有する管理装置に送信する端末装置と、
を備えることを特徴とする認証システム。 - 前記端末装置は、
前記ユーザが前記生体情報の見本を入力するのを受け付け、
前記車両側の装置は、
前記車両に搭載される生体情報取得装置から、前記ユーザが前記車両に乗車する直前に、前記ユーザの生体情報を取得すること、
を特徴とする請求項1に記載の認証システム。 - 前記生体情報は、
前記ユーザの顔画像であること、
を特徴とする請求項2に記載の認証システム。 - 前記端末装置は、
前記受信した生体情報が、前記ユーザの生体情報の見本に一致する場合、前記指示を前記車両側の装置又は許可権限を有する管理装置に送信すること、
を特徴とする請求項1に記載の認証システム。 - 前記端末装置は、
前記受信した生体情報及び前記ユーザの生体情報の見本を同じ画面に表示すること、
を特徴とする請求項1に記載の認証システム。 - 前記車両側の装置は、
前記ユーザが前記車両に乗車する直前に取得した前記ユーザの生体情報を、当該生体情報を前記端末装置に送信した後に削除すること、
を特徴とする請求項1に記載の認証システム。 - 車両側の装置が、
前記車両を予約したユーザの生体情報を、前記ユーザが前記車両に乗車する前に取得し、
前記ユーザに携帯される端末装置が、
前記取得した生体情報を前記車両側の装置から受信し、
前記受信した生体情報と、予め自身が記憶している前記ユーザの生体情報の見本とを比較した結果に基づき、前記ユーザが前記車両に乗車することを許可する旨の指示を前記車両側の装置又は許可権限を有する管理装置に送信すること、
を特徴とする認証方法。 - 車両側の装置に対し、
前記車両を予約したユーザの生体情報を、前記ユーザが前記車両に乗車する前に取得する処理を実行させ、
前記ユーザに携帯される端末装置に対して、
前記取得した生体情報を前記車両側の装置から受信し、
前記受信した生体情報と、予め自身が記憶している前記ユーザの生体情報の見本とを比較した結果に基づき、前記ユーザが前記車両に乗車することを許可する旨の指示を前記車両側の装置又は許可権限を有する管理装置に送信する処理を実行させること、
を特徴とする認証プログラム。 - 車両を予約したユーザの生体情報を、前記ユーザが前記車両に乗車する前に取得する車両側の装置と通信可能に接続される端末装置であって、
前記ユーザに携帯され、
前記取得した生体情報を前記車両側の装置から受信し、
前記受信した生体情報と、予め自身が記憶している前記ユーザの生体情報の見本とを比較した結果に基づき、前記ユーザが前記車両に乗車することを許可する旨の指示を前記車両側の装置又は許可権限を有する管理装置に送信すること、
を特徴とする端末装置。
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