JP2002230797A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2002230797A JP2001020506A JP2001020506A JP2002230797A JP 2002230797 A JP2002230797 A JP 2002230797A JP 2001020506 A JP2001020506 A JP 2001020506A JP 2001020506 A JP2001020506 A JP 2001020506A JP 2002230797 A JP2002230797 A JP 2002230797A
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潤 田渕
Tatsuya Yamaguchi
達也 山口
Hiroaki Umezawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、永久にサーチ動作が繰り返され
ず、目標位置が検出できなくとも、その位置の近傍から
確実に再生するCD再生装置を提供する。 【解決手段】 回転するCD上のトラックから記録情報
を検出するピックアップ(PU)、該PUを所定位置に
移動させる送り手段、記録情報により算出したPUの位
置と目標位置との比較により、PUが目標位置に到達し
たことを判断できないとき、PUの位置が、目標位置か
ら特定範囲内に到達していることを所定回数検出するこ
とをサーチ完了判断条件として、送り手段を制御するサ
ーチ動作制御手段を備えた。サーチ動作制御手段は、P
Uが目標位置に到達したことを判断できないとき、PU
の位置が、目標位置から所定のアドレス又はトラック数
の範囲内に、或いは目標位置に対して前側又は後側のみ
にあることを検出することを判断条件とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク再生装置
に関し、特に、コンパクトディスク(CD)に記録され
た所望する記録情報を再生するためのサーチ制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、CDは、データ読み取りを非接触
で行え、大容量のデータを記録できることから、読み出
し専用の音楽、画像記録用に、そして、コンピュータの
メモリ用としても、非常に多くの分野で利用されてい
る。CDの構成は、規格で定められている。ディスク
は、直径120mmであり、センターホールは、15m
mである。そして、例えば、音楽等のプログラムである
場合には、そのプログラムは、内径50mmから始ま
り、外径の116mmまでの間に記録される。その音楽
プログラムを記録できるエリアの内側にリードインを、
さらに、その外側にリードアウトの領域を配置し、CD
を再生装置に装着して音楽等のプログラムを再生すると
き、これらを検出して自動演奏等が行えるようになって
いる。
【0003】CDの信号面には、最内周側から最外周側
へ向かって、1本の螺旋状のトラックが形成され、記録
情報は、そのトラックに沿って記録されている。そし
て、その記録情報は、トラック上において、複数個の一
定長のフレームで構成され、ピット列によって記録され
ている。トラックは、1本の螺旋状ではあるが、CD盤
面上では同心円的に配列されているので、CDの最内周
側と最外周側とでは、CDが1回転したときにおけるト
ラックの長さが異なるので、このトラック1周当たりに
記録されるフレーム数は一定ではない。
【0004】また、各フレームは、フレーム同期領域、
サブコーディング領域、データ領域の3つから構成さ
れ、サブコーディング領域には、当該フレームを表わす
フレームIDが付与されている。しかし、各フレームの
サブコーディング領域には、当該フレームが位置するト
ラックのカウント数、つまり、最内周のトラックから数
えて何番目のトラック上に記録されているかを表わす数
に関するデータは、付与されていない。
【0005】各フレームに係るフレームIDは、例え
ば、記録情報が音楽であれば、最内周のトラックからの
演奏時間に対応しており、当該音楽が、何分、何秒、何
フレーム数の長さであるかを示すデータ構成になってい
る。一方、CDの盤面上の最内周側に配置されているリ
ードインには、CDに記録されている記録情報の目次で
あるTOCが記録されている。CD再生装置にCDが装
着されると、このTOCの内容を読み込んで、音楽プロ
グラムを選択的に再生することができるようになってい
る。例えば、何樂章を再生せよという命令があると、T
OCから目標位置を探し出し、その目標位置に向けて素
早くピックアップ(PU)を移動させて目標位置をサー
チする。
【0006】PUの主ビームが目標位置にあるかどうか
は、目標フレームのフレームIDを読み取って検出して
いる。目標フレームサーチは、現時点で主ビームが追随
しているトラックからフレームIDを読み出し、それと
目標フレームとを比較し、主ビームを目標フレームに向
けて移動させることによって行われる。主ビームの移動
のさせ方には、PU自体を移動させて主ビームを移動さ
せるスレッド移動方式、対物レンズを調整して主ビーム
を移動させるレンズ移動方式、及びCDの回転に合わせ
て主ビームをトラックに沿って移動させる方式がある。
【0007】スレッド移動方式及びレンズ移動方式の場
合には、その移動途中において、トラック上に記録され
ているフレームIDを読み出すことができないが、トラ
ックを通過していることは確認することができる。従っ
て、スレッド移動方式及びレンズ移動方式の場合では、
目標フレームに直接移動することができないので、目標
フレームが存在すると予想されるトラックカウント数の
位置に主ビームを移動させている。
【0008】目標トラックカウント数の位置にあるトラ
ックに到達すると、PUによって到達できたフレームI
Dを読み出し、目標フレームIDと比較される。このた
めに、目標フレームに係るトラックカウント数とフレー
ムIDとが比較されることはない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、読み出したフ
レームIDと目標フレームIDが比較されたとき、一致
していれば、サーチが完了することになる。しかし、目
標フレームに対応するフレームIDが取得できない場
合、サーチを完了することができない。このときには、
PUをCDの最内周側に移動させ、レーザダイオード、
フォーカスドライブ及びトラッキングドライブを一旦オ
フとし、回路の調整を行う。その後、再度目標フレーム
のサーチを開始する。
【0010】サーチが開始されると、目標フレームが見
つかるまで、上述のサーチ制御動作を繰り返すことにな
る。そこで、例えば、CDの盤面上にできた傷により、
目標フレームに係るフレームIDが記録されているピッ
ト列が欠損し、目標フレームIDが失われていたような
場合には、その目標フレームIDを検出できず、永久に
サーチを繰り返すこととなる。
【0011】また、所定時間の経過を以って、その時点
から再生を開始するようにした場合、目的とするアドレ
スにある記録情報と異なって離れた位置の記録情報を再
生することになり、希望する再生が行われない。従っ
て、本発明は、サーチタイムアウトになった場合でも、
目的とするアドレスからできる限り近い位置から再生で
きるようにサーチ制御を行うことができるCD再生装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、以上のような課
題を解決するため、本発明では、ディスク再生装置にお
いて、回転するディスク上のトラックから記録情報を検
出するピックアップ手段と、前記ピックアップ手段を所
定位置に移動させる送り手段と、前記記録情報に基づい
て算出した前記ピックアップ手段の位置と前記ピックア
ップ手段の目標位置とを比較し、前記ピックアップ手段
が前記目標位置に到達すること、又は、前記ピックアッ
プ手段の位置が、前記目標位置から特定範囲内に到達し
ていることを所定回数検出することをサーチ完了判断条
件として、前記送り手段を制御するサーチ動作制御手段
とを備えた。
【0013】そして、前記判断条件の特定範囲が、前記
目標位置からのアドレスで規定され、或いは、前記目標
位置からのトラック数で規定される。また、前記判断条
件の特定範囲が、前記トラックジャンプ先から特定のト
ラック数内にトラックジャンプを実行した回数で規定さ
れ、或いは、前記判断条件が、前記トラックジャンプ先
から特定のトラック数の範囲内で、方向反転を所定回数
検出するとした。
【0014】さらに、前記サーチ動作制御手段は、算出
された前記ピックアップ手段の位置が前記目標位置に対
して前側又は後側のみにあることを検出することをサー
チ完了判断条件とし、前記記録情報の種類に応じて、前
記判断条件を可変できる。また、本発明のディスク再生
装置では、前記サーチ動作制御手段は、算出された前記
ピックアップ手段の位置が、前記判断条件における特定
範囲外であることを所定回数検出したとき、サーチ動作
を中止するようにした。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態による、目的と
するアドレスからできる限り近い位置から再生できるよ
うにサーチ制御を行うことができるCD再生装置につい
て、図を参照しながら説明する。図1に、本実施形態に
用いられるCD再生装置について、そのブロック構成を
示した。
【0016】CD再生装置は、スピンドルモータ2、P
U3、送り機構部4、ドライバ部5、CD信号検出部
6、CD信号処理部7、出力部8、サーボ制御部9、シ
ステム制御部10、操作部11、表示部12、そして記
憶部13から構成されている。このように構成されたC
D再生装置において、ディスク1がスピンドルモータ2
に装着されると、サーボ制御処理部9は、ドライバ部5
を制御して、スピンドルモータ2にモータ駆動信号Mを
送出してディスク1を所定の回転をさせるとともに、送
り機構部4に送り信号Sを送出することにより、ディス
ク1に記録されているリードイン領域にPU3を移動さ
せる。そこで、システム制御装置10は、CD信号検出
部6により、TOCのデータを読み取り、そのCDが再
生装置で再生可能なものかどうか判断し、再生可能なC
Dであれば、TOCの情報を記憶部13に取り込む。
【0017】ボタン操作等ができる操作部11によっ
て、再生開始の指示等が入力されると、システム制御部
10は、記憶部13から読み出した位置情報に基づい
て、再生に必要なPU3の移動すべき目的アドレスを算
出する。そして、ドライバ部5からの送り信号Sを送り
記憶部4に送出し、PU3を目的アドレスに移動させ
る。CD信号検出部6は、トラック通過を示すRF信号
を検出し、システム制御部10では、そのRF信号に基
づいてトラック数をカウントし、PU3の送り制御を行
う。そして、CD信号検出部6で検出されたフレームI
Dと目的アドレスに対応する目標フレームIDとが比較
され、一致すれば、PU3が目的アドレスに収束してい
るとして、そこから再生を行う。システム信号処理部7
でCD信号の再生処理を行い、音楽プログラムであれ
ば、出力部8によって、D/A変換した後、スピーカ、
イヤホンに出力する。
【0018】図1のCD再生装置では、PU3のレンズ
とディスク1の信号面の距離を一定に保つフォーカシン
グ機能があり、CD信号検出部6で検出されたCD信号
に基づいて、サーボ制御処理部9でフォーカス誤差信号
を生成し、フォーカス制御信号Fを送出する。この信号
Fに従って、PU3のレンズのフォーカスが調整され
る。
【0019】さらに、PU3のレンズのフォーカスがデ
ィスク1の信号面に設けられたトラックを追随すること
ができるトラッキングサーボ機能が備えられている。C
Dの信号面には、最内周側から最外周側へ向かって、1
本の螺旋状のトラックが形成され、記録情報は、そのト
ラックに沿って記録されているため、記録情報をPU3
でピックアップするには、ディスク1の回転とともに。
PU3の主ビームがそのトラックを確実に追随しなけれ
ばならない。そこで、CD信号検出部6で主ビーム位置
を検出し、サーボ制御処理部9により、その誤差に基づ
いてトラッキング制御信号Tを生成する。その信号Tで
送り記憶部4を調整することにより、PU3のトラッキ
ング制御を行う。
【0020】本実施形態では、以上のようなCD再生装
置において、同時に判定が行われ、しかも厳しさの異な
る複数の目標位置へのサーチ完了条件を用意し、サーチ
タイムアウトになった場合でも、目的とするアドレスの
目標位置にできる限り近い位置から再生できるようにサ
ーチ制御を行うようにした。複数のサーチ完了条件とし
て、最も厳しい条件、つまり、目標位置そのものに到達
することを第1のサーチ完了条件とし、その目標位置に
到達できたことを確認できないとき、目標位置の近傍範
囲に到達したことを所定回数確認できたことを第2のサ
ーチ完了条件とした。
【0021】そこで、図1のCD再生装置におけるサー
チ制御について、図2及び図3を参照して説明する。図
2のフローチャートでは、ディスク1が装着されたCD
再生装置において、例えば、選曲の指示がなされ、当該
曲を再生する場合のサーチ制御に関する動作処理が示さ
れている。
【0022】先ず、操作部11が操作され、システム制
御部10に選曲情報が入力され、サーチの指示が行われ
る。すると、記憶部13から、当該曲に係る目標位置情
報であるフレームIDを読み出し、目標アドレスが算出
される。システム制御部10は、スピンドルモータ2に
回転指示をするとともに、算出された目標アドレスに基
づいて、PU3をディスク1の最内周側から目標位置に
向けて移動させる。そして、CD信号検出部6からのR
F信号によりトラック数をカウントし、PU3の移動を
制御する(ステップS1)。
【0023】システム制御部10では、目標アドレスに
対応するトラック数を計算できるので、PU3の移動に
よってカウントされたトラック数に従ってPU3の移動
を停止し、PU3から検出されるその位置でのフレーム
IDを検出する。そこで、システム制御部10では、記
憶部13から読み出された目標位置情報とCDから検出
されたフレームIDとを比較し、PU3が目標位置に収
束したかどうかについて判断する(ステップS2)。
【0024】ここで、それらが一致した場合には
(Y)、最も厳しい条件の第1のサーチ完了条件である
目標位置に収束したことになるので、サーチ完了処理を
行い(ステップS8)、再生処理に移行する。しかし、
目標位置におけるトラックが、例えば、傷等で損傷を受
けていたとか、或いは、汚れていたとかにより、目標フ
レームIDを検出することができず、目標位置に収束し
たかどうか判定できない場合には(N)、システム制御
部10では、サーチ完了判定用のカウンタに初期値C1
を、そして、サーチ中止用のカウンタに初期値C2をそ
れぞれ設定する(ステップS3)。
【0025】このとき、ディスク1のトラック上で検出
できたフレームIDに基づいて、記憶部13に記憶され
ている位置情報から、目標フレームと検出フレームとの
時間差を計算する。これにより、目標フレームと検出フ
レームとのアドレス差を把握できることになる。ここ
で、このアドレス差が予め設定された特定の範囲内にあ
るかどうかが判断される(ステップS4)。アドレス差
は、サーチ完了条件の精度に応じて適宜決めることがで
きる。
【0026】検出できたアドレス差が特定範囲内にある
場合(Y)、その収束が、目標位置に対して、前側か又
は後側でのみ行われているかどうかが判断される(ステ
ップS5)。アドレス差を計算するときに検出フレーム
の位置は、前側か又は後側かを判断できる。これは、例
えば、CD−ROMから記録情報を再生する場合のよう
に、目標位置の手前側から再生を行っていることから、
確実に目標位置から再生できるようにするためである。
【0027】そこで、目標位置の手前側又は後側でのみ
収束している場合(Y)、サーチ完了用のカウンタを初
期値C1から1デクリメントする(ステップS6)。そ
して、サーチ完了用のカウンタのカウント値が0になる
まで(ステップS7のN)、一旦サーチ動作をリセット
し、再度PU3を目標位置に向けて移動させる。次い
で、ステップS4で、再度検出フレームの位置が特定の
範囲内に収束しているかどうかが判断される。その都
度、特定の範囲内に収束したことがカウントされる。
【0028】ステップS7で、カウンタでC1だけカウ
ントされると、カウンタ値は0となるので(Y)、ここ
で、サーチ完了とする(ステップS8)。目標位置から
特定範囲内にあるフレームから再生処理を行う。一方、
ステップS4において、検出フレームが、目標フレーム
の位置から特定範囲内にないと判断された場合(N)、
サーチ中止用のカウンタを初期値C2から1デクリメン
トする(ステップS9)。
【0029】そこで、サーチ中止用のカウンタのカウン
ト値が0になるまで(ステップS10のN)、一旦サー
チ動作をリセットし、再度PU3を目標位置に向けて移
動させる。ステップS4で、再度検出フレームの位置が
特定の範囲内に収束しているかどうかが判断される。そ
の都度、特定の範囲内に収束できなかったことがカウン
トされる。
【0030】ステップS10で、カウンタでC2だけカ
ウントされると、カウンタ値は0となるので(Y)、こ
こで、サーチを中止する(ステップS11)。このとき
は、サーチ完了条件を満たすことが出来なかったとし
て、システム制御部10は、表示部12に、サーチ中止
の表示をする。このように、PU3の移動によって、目
標位置に収束できたかどうかが、最も厳しい第1のサー
チ完了条件に続いて、その収束が、目標位置に収束でき
なくとも、特定のアドレス範囲内に到達した回数が所定
数となれば、そこで記録情報の再生を行うようにしたの
で、永久にサーチが繰り返されることもなく、目標位置
が検出できなくとも、その位置の近傍から確実に再生す
ることができる。
【0031】なお、これまで説明してきたサーチ制御の
動作処理では、ステップS4において、予め設定した特
定の範囲内とする基準に、第2のサーチ完了条件とし
て、フレームによるアドレス差を採用した場合を示した
が、このフレームによるアドレス差の代りに、サーチ完
了条件としては、精度的にはやや劣るが、第1のサーチ
完了条件に続く第3のサーチ完了条件として、目標フレ
ームが記録されているトラックから特定の範囲内とする
基準に、トラック数差を採用することもできる。
【0032】この場合でも、収束が目標位置のトラック
に対して、前側又は後側のみかの判断を行うことができ
ることは、第2のサーチ完了条件を採用した場合と同様
である。また、ステップS4において、第2又は第3の
サーチ完了条件のどちらを採用した場合であっても、再
生開始点の条件によっては、ステップS5における前側
又は後側のみかの判断を挿入しなくても良い。
【0033】以上のように、図2の動作処理フローで
は、主として、サーチが指示され、最内周側から目標位
置をサーチする場合を説明した。次に、トラックジャン
プの指示が行われたとき、そのジャンプ先の目標位置を
サーチする場合について、図3のフローチャートの動作
処理を参照しながら説明する。
【0034】トラックジャンプは、サーチアクセス等の
トラック検索時に、システム制御部10のトラックジャ
ンプ指示により、PU3を強制的に現在のトラックから
外側又は内側にジャンプさせるものである。トラックジ
ャンプ信号が、サーボ制御処理部9から送り機構部4
に、送り信号Sとして送出され、PU3がジャンプすべ
き目標位置に移動される(ステップS21)。
【0035】システム制御部10では、ジャンプすべき
目標アドレスに対応するトラック数を計算できるので、
PU3の移動によってカウントされたトラック数に従っ
てPU3の移動を停止し、PU3から検出されるその位
置でのフレームIDを検出する。そこで、システム制御
部10では、記憶部13から読み出された目標位置情報
とCDから検出されたフレームIDとを比較し、PU3
が目標位置にトラックジャンプしたかどうかについて判
断する(ステップS22)。
【0036】ここで、それらが一致した場合には
(Y)、最も厳しい条件の第1のトラックジャンプ完了
条件である目標位置にトラックジャンプしたことになる
ので、トラックジャンプ完了処理を行い(ステップS2
8)、再生処理に移行する。しかし、目標位置における
トラックが、例えば、傷等で損傷を受けていたとか、或
いは、汚れていたとかにより、目標フレームIDを検出
することができず、目標位置にトラックジャンプしたか
どうか判定できない場合には(N)、システム制御部1
0では、トラックジャンプ完了判定用のカウンタに初期
値C3を、そして、トラックジャンプ中止用のカウンタ
に初期値C4をそれぞれ設定する(ステップS23)。
【0037】このとき、ディスク1のトラック上で検出
できたフレームIDに基づいて、記憶部13に記憶され
ている位置情報から、目標フレームと検出フレームとの
時間差を計算する。これにより、目標フレームと検出フ
レームとの間にあるトラック数を把握できることにな
る。ここで、特定条件のトラックジャンプが実行された
かどうかを判断する第2のトラックジャンプ完了条件と
して、特定の範囲のトラック数を予め設定しておき、そ
のジャンプ先が特定の範囲内にあるかどうかが判断され
る(ステップS24)。予め設定される特定の範囲とし
てのトラック数は、トラックジャンプ完了条件の精度に
応じて適宜決めることができる。
【0038】検出できたトラック数が特定範囲内にある
場合(Y)、そのジャンプが、目標位置のトラックに対
して、前側か又は後側でのみ行われているかどうかが判
断される(ステップS25)。トラック数を計算すると
きに、トラックの位置は、前側か又は後側かを判断でき
る。これは、例えば、CD−ROMから記録情報を再生
する場合のように、目標位置の手前側から再生を行って
いることから、確実に目標位置から再生できるようにす
るためである。
【0039】そこで、目標位置の手前側又は後側でのみ
ジャンプしている場合(Y)、トラックジャンプ完了用
のカウンタを初期値C3から1デクリメントする(ステ
ップS26)。そして、トラックジャンプ完了用のカウ
ンタのカウント値が0になるまで(ステップS27の
N)、一旦ジャンプ動作をリセットし、PU3をジャン
プ元のトラックに戻し、再度PU3を目標位置に向けて
移動させ、トラックジャンプを実行する。ステップS2
4で、再度検出フレームの位置が特定のトラック数範囲
内にジャンプしているかどうかが判断される。その都
度、トラックジャンプを実行した回数がカウントされ
る。
【0040】ステップS27で、カウンタでC3だけカ
ウントされると、カウンタ値は0となるので(Y)、こ
こで、トラックジャンプ完了とする(ステップS2
8)。そのときにジャンプしたトラックから再生処理を
行う。一方、ステップS24において、ジャンプ先のト
ラックが、目標位置のトラックから特定範囲内にないと
判断された場合(N)、トラックジャンプ中止用のカウ
ンタを初期値C4から1デクリメントする(ステップS
29)。
【0041】そこで、トラックジャンプ中止用のカウン
タのカウント値が0になるまで(ステップS30の
N)、一旦ジャンプ動作をリセットし、PU3をジャン
プ元のトラックに戻し、再度PU3を目標位置に向けて
移動させ、トラックジャンプを実行する。ステップS2
4で、再度検出フレームの位置が特定のトラック数範囲
内にジャンプしているかどうかが判断される。その都
度、トラックジャンプを実行した回数がカウントされ
る。
【0042】ステップS30で、カウンタでC4だけカ
ウントされると、カウンタ値は0となるので(Y)、こ
こで、トラックジャンプを中止する(ステップS3
1)。このときは、トラックジャンプ完了条件を満たす
ことが出来なかったとして、システム制御部10は、表
示部12に、トラックジャンプ中止の表示をする。この
ように、PU3の移動によって、目標位置にジャンプで
きたかどうかが、最も厳しい第1のトラックジャンプ完
了条件に続いて、そのジャンプが、目標位置のトラック
自体にジャンプできなくとも、特定のトラック数範囲内
に到達した回数が所定数となれば、そこで記録情報の再
生を行うようにしたので、永久にトラックジャンプが繰
り返されることもなく、目標位置としたトラックにジャ
ンプできなかったとしても、そのトラック位置の近傍に
あるトラックから確実に再生することができる。
【0043】なお、これまで説明したトラックジャンプ
時のサーチ制御では、ステップS24において、特定条
件である第2のトラックジャンプ完了条件として、特定
のトラック数範囲内のジャンプ実行を採用した場合を示
したが、この特定のトラック数範囲内のジャンプ実行の
回数の代りに、例えば、近距離トラックジャンプのよう
に、特定のトラック数が、ジャンプすべき目標トラック
の位置に近い場合、第1のトラックジャンプ完了条件に
続く第3のトラックジャンプ完了条件として、特定のト
ラック数範囲内での方向反転を特定回数カウントするこ
とを採用することもできる。
【0044】この場合でも、収束が目標位置のトラック
に対して、前側又は後側のみかの判断を行うことができ
ることは、第2のトラックジャンプ完了条件を採用した
場合と同様である。また、ステップS24において、第
2又は第3のトラックジャンプ完了条件のどちらを採用
した場合であっても、再生開始点の条件によっては、ス
テップS25における前側又は後側のみかの判断を挿入
しなくても良い。
【0045】なお、以上では、CD再生装置のサーチ制
御を説明してきたが、情報を記録する部分が、円盤状に
なった記憶媒体、例えば、DVD,MD等の再生装置に
ついても、CDの場合と同様に、上記した実施形態によ
るサーチ制御を適用できるものである。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、ディスク再生装置にお
いて、厳しさの異なる複数の目標位置へのサーチ又はト
ラックジャンプ完了条件に基づいて、目標位置へのサー
チ又はトラックジャンプの実行回数を判断するようにし
たので、従来のサーチ制御では、サーチタイムアウトと
なり、目標位置と大きくずれた位置から再生していたの
に対し、目的とするアドレスの目標位置にできる限り近
い位置から再生できるようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】CD再生装置のブロック構成を示す図である。
【図2】CD再生装置におけるサーチ制御動作に係るフ
ローチャートを示す図である。
【図3】CD再生装置におけるトラックジャンプ制御動
作に係るフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1…コンパクトディスク(CD) 2…スピンドルモータ 3…ピックアップ(PU) 4…送り機構部 5…ドライバ部 6…CD信号検出部 7…CD信号処理部 8…出力部 9…サーボ制御処理部 10…システム制御部 11…操作部 12…表示部 13…記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅澤 浩昭 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 5D088 PP02 QQ10 RR04 RR08 SS11 UU01 5D090 AA01 BB02 CC04 FF02 FF25 JJ02 5D117 AA02 BB02 CC06 EE07 EE13 EE14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するディスク上のトラックから記録
    情報を検出するピックアップ手段と、 前記ピックアップ手段を所定位置に移動させる送り手段
    と、 前記記録情報に基づいて算出した前記ピックアップ手段
    の位置と前記ピックアップ手段の目標位置とを比較し、
    前記ピックアップ手段が前記目標位置に到達すること、
    又は、前記ピックアップ手段の位置が、前記目標位置か
    ら特定範囲内に到達していることを所定回数検出するこ
    とをサーチ完了判断条件として、前記送り手段を制御す
    るサーチ動作制御手段と、を有するディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 前記判断条件の特定範囲が、前記目標位
    置からのアドレスで規定される請求項1に記載のディス
    ク再生装置。
  3. 【請求項3】 前記判断条件の特定範囲が、前記目標位
    置からのトラック数で規定される請求項1に記載のディ
    スク再生装置。
  4. 【請求項4】 前記判断条件の特定範囲が、前記トラッ
    クジャンプ先から特定のトラック数内にトラックジャン
    プを実行した回数で規定されている請求項6記載のディ
    スク再生装置。
  5. 【請求項5】 前記判断条件が、前記トラックジャンプ
    先から特定のトラック数の範囲内で、方向反転を所定回
    数検出することである請求項1に記載のディスク再生装
    置。
  6. 【請求項6】 前記サーチ動作制御手段は、算出された
    前記ピックアップ手段の位置が前記目標位置に対して前
    側又は後側のみにあることを検出することを前記判断条
    件とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載のディス
    ク再生装置。
  7. 【請求項7】 前記サーチ動作制御手段は、前記記録情
    報の種類に応じて、前記判断条件を可変にする請求項2
    乃至5のいずれか一項に記載のディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 前記サーチ動作制御手段は、算出された
    前記ピックアップ手段の位置が、前記判断条件における
    特定範囲外であることを所定回数検出したとき、サーチ
    動作を中止する請求項1に記載のディスク再生装置。
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