JP4222347B2 - 光ピックアップ制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスク状の記録媒体から信号を再生する光ピックアップ制御方法に関し、特に記録層が2層又はそれ以上あるDVDなどの光記録媒体から信号を再生するための光ビームによる光スポットの層間移動とトラック間移動の改良を含む光ピックアップ制御方法に関する。
一般に、この種の情報記録再生装置では、光ヘッドのトラッキング制御とフォーカス制御が行われ、記録時及び再生時にデータを正確に書き込み、また読み出すようにしている。かかる制御はいわゆるサーボ制御回路により光ヘッドを制御することにより行われている。光ヘッドのトラッキング制御に用いるトラッキングエラー信号を生成する方法としては、3ビーム法と位相差法(位相差検出法:DPD法)が一般に実用化されている。これらの方法は例えばオーム社発行の「コンパクトディスク読本」pp134-138(昭和57年)や特開昭61−230637号公報などに示されている。ディスク状の光記録媒体としては種々のものが開発されているが、直径12cmのディスクとしては、いわゆるCD(コンパクトディスク)の他に、CD−ROM、ビデオCD、DVD(デジタルバーサタイルディスク)など複数種類が実用化されている。いままで一般に実用化された光記録媒体はいずれも、記録層が1層であったが、DVDでは0.6mmの層を2枚貼り合わせた構成となっていて、ディスクの片方に位置する単一の光ピックアップにて2つの記録層から情報を読み出すこととなる。
特開昭61−230637号公報 オーム社発行の「コンパクトディスク読本」pp134-138(昭和57年)
かかる複数層の光記録媒体から情報を再生する光ディスク再生装置では、単一の光ピックアップから発射される光ビームを対物レンズにて目的とする2つの層のいずれかの層の目的とするトラックにフォーカスして、光スポットを得ることにより信号の読み出しを開始することができる。ところで光ディスク再生装置のユーザから再生プログラムの変更や、同一プログラム内における高速サーチなどの要求が生じると、光スポットを同一層の他のトラックへ又は他の層の所定トラックへ移動する必要がある。従来のCDなどの1層の光記録媒体の場合は、トラック間の移動だけでよかったが、2層又はそれ以上の層数のディスクの場合、他の層へアクセスするためには光スポットの層間移動をも行わなければならない。かかる層間移動を迅速に実行するためには、光ピックアップの対物レンズの焦点距離を瞬時に変更する、いわゆるフォーカスジャンプを行う必要がある。しかし、従来のトラック間移動(トラックキック又はトラックジャンプあるいはトラックサーチ)とフォーカスジャンプを単純に組み合わせただけでは、素速く又は安定して目的とする他の層の所望トラック位置にアクセスすることができなかった。
したがって、本発明は2層以上の記録層を有する光記録媒体から情報を再生する光ディスク再生装置にあって、光ピックアップからの光ビームによる光スポットを迅速かつ正確に目的とする層の目的とするトラックに移動させることの可能な光ピックアップ制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、下記の構成を有する光ピックアップ制御方法を提供する。
(1) 第1層と第2層に記録された情報を有するディスク状の光記録媒体に光ビームを照射し、反射光を検出する光ピックアップにより前記情報を読み出す光ディスク再生装置の光ピックアップ制御方法において、前記光ビームのフォーカスされた光スポットが前記第1層と第2層のいずれに位置しているかを判断する現在層判断ステップと、前記光スポットを現在層から他の層へ移動させる必要のあるとき、トラックジャンプ手段によりまず目的とする層の目的とするアドレスに対応する現在層のアドレス付近に前記光スポットを移動させた後に、フォーカスジャンプ手段により目的とする層に前記光スポットを移動させる第1の方法と、前記フォーカスジャンプ手段によりまず目的とする層に前記光スポットを移動させた後に、前記トラックジャンプ手段により目的とする層の目的とするアドレスに前記光スポットを移動させる第2の方法のいずれの方法を採用するかをトラックジャンプを開始する現在位置又はトラックジャンプの目的位置が前記光記録媒体の最内周又は最外周であるか否かによって判断する制御方法判断ステップとを、有することを特徴とする光ピックアップ制御方法。
以上説明したように本発明によれば、DVDなどの2層以上の記録層を有する光記録媒体から光ピックアップにて情報を再生する際に、現在アクセスしている層とは異なる層の所定アドレスのトラック位置に光スポットを移動させる場合、移動時間が短く、かつ目的とするアクセスポイントへの正確かつ安定したジャンプ(サーチ)が実行できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について好ましい実施例とともに説明する。図2は本発明に関連する光ディスク再生装置を示すブロック図である。この光ディスク再生装置は光記録媒体1の一種である再生専用型のDVDから情報を再生するものであり、DVDとしては再生専用の2層型のものを用いるものとする。なお、本発明はDVD専用の再生装置のみならず、従来からある音楽用CDやビデオCD、CD−ROMなどの再生装置と兼用するよう構成することができる。以下の実施例では、CD、DVD再生兼用機としての光ディスク再生装置について説明する。
かかるCD、DVD再生兼用機の場合装填されたディスク1がいかなる種類のものか、すなわちCDなのか、1層型のDVDか、2層型のDVDかを識別する機能を付加しておくことにより、装填されたディスクに応じた再生装置におけるパラメータの設定と、その後の処理が可能となる。図6は図2中の光ピックアップ(PU)2とその出力信号に応答する演算装置(図2のプリアンプ5の一部)を示す回路図であり、ディスク1の種類の判別結果に応じて2種類のトラッキングエラー信号の一方を選択する回路例を示している。
図2において、ディスク1がスピンドル(SP)モータ3によりCLV(線速度一定)で回転されるようモータドライバ/トラッキング・フォーカス制御回路4により制御が行われる。光ピックアップ(光ヘッド)2によりディスク1より読み出された信号はプリアンプ5に供給され、その出力信号はデジタルサーボ(DSV)制御回路6に与えられる。システムコントローラ7はプリアンプ5及びデジタルサーボ制御回路6と信号の授受を行い、光ディスク再生装置全体を制御するものであり、図示省略のマイコンすなわちCPUとメモリ、インターフェースなどを有している。
デジタルサーボ制御回路6の出力信号はモータドライバ/トラッキング・フォーカス制御回路4に供給され、スピンドルモータ3の回転制御と光ピックアップのトラッキングサーボ制御及びフォーカスサーボ制御を行う。なお、DSV6はサーボ制御回路の他に可変速コントローラ/メモリコントローラ/EFM復調回路/エラー訂正回路などを含み、図示省略のメモリを利用して、再生信号を送出する機能をも有する。光ピックアップ2は図示省略のトラバースモータにてディスク1の半径方向に移動可能であり、また図示省略のフォーカスサーボ制御機構及びトラッキングサーボ制御に含まれるアクチュエータにより対物レンズがフォーカス方向、すなわち光路に沿った方向とディスクの半径方向に移動可能である。なお、光スポットのディスクの半径方向の移動は、トラバースモータとアクチュエータの双方を用いるが、前者は大きく(例えば数百トラック以上)移動するときに、後者は短距離だけ移動する場合及びトラッキングサーボ制御のために用いられる。
光ピックアップ2はまた、レーザビームをディスク1に照射するレーザダイオードを有し、その反射光に基づいてディスク1に記録された光学的情報を再生した信号を出力したり、図6に示すように非点収差法によるフォーカスエラー信号FE検出用であり、かつ位相差法によるトラッキングエラー信号検出用でもある信号A〜Dと3ビーム法の2種類のトラッキングエラー信号TE検出用信号E、Fを出力する複数の光検出部A〜Fを有する(A〜Fは複数の光検出部とその出力信号の双方を示している)。これらの信号はプリアンプ5に供給されて必要な演算が行われる。
図6において、光ピックアップ2が上記複数の光検出部としての4分割光センサ部分A、B、C、Dと3ビーム法に用いる光センサ部分E、Fとを有している様子が模式的に示されている。また、図6はこれらの光センサ部分からの出力信号に応答する演算装置を示している。加算器10は対角線上にある光センサ部分A、Cの出力信号を互に加算して出力し、加算器12は他の対角線上にある光センサ部分B、Dの出力信号を互に加算して出力するものである。加算器14は、加算器10、12の出力信号同士を加算するものであり、減算器16、20は共に加算器10の出力信号から加算器12の出力信号を減算するものである。また、減算器18は光センサ部分Eの出力信号から光センサ部分Fの出力信号を減算するものである。
図6の回路は特開昭57−74837号公報の第4図に示されているものを利用したものである。加算器14の出力信号に応答する立下がりパルス発生回路32と立上がりパルス発生回路34の出力信号によりそれぞれ制御されるゲート回路36、40が減算器16の出力信号をゲートして、それぞれホールド回路38、42に与えられている。ホールド回路38、42の出力信号はそれぞれ減算器44の+と−入力端子に与えられ、減算器44の出力信号はスイッチ30の1側端子に与えられている。また、加算器14の出力信号はLPF28とイコライザ(EQ)46をそれぞれ介してそれぞれ和信号(サムオール(SA)信号)、EFM信号又はEFMプラス信号として出力される。
したがって、システムコントローラ7のマイコンからの制御信号CONTによりスイッチ30の0側が選択されたときは、3ビーム法のトラッキングエラー信号TEが出力され、1側が選択されたときは、前述の特開昭57−74837号公報の第4図に示されているものと同様のトラッキングエラー信号が選択される。このトラッキングエラー信号は和信号(加算器14の出力信号)の両エッジ(立下がりパルス発生回路32と立上がりパルス発生回路34の出力信号)で差信号(減算器16の出力信号)をサンプリングすることにより、差信号の時々刻々のピーク−ツー−ピーク値にビームスポットのトラックからのずれの方向に応じた符号を付けた値を求めることに相当する(同公報の第5図参照)。
減算器20の出力信号はフォーカスエラー信号FEとして用いられるべく、周知のフォーカスサーボ制御系に、またトラッキングエラー信号TEは周知のトラッキングサーボ制御系にそれぞれ与えられる。和信号SAはディスクの記録情報を読み出すための主信号であるとともに、後述のディスク種類判別のための測定対象信号となる。なお、和信号SAに含まれる可能性のある高周波成分を除去するために、LPF28を介して和信号SAを出力している。システムコントローラ7は、図示省略のマイクロコンピュータ(マイコン)の後述する動作によりディスク種類の判別や、光ピックアップの制御を行う。
次に、光ピックアップ2として2焦点型のもの、すなわち特開平7−65407号公報や、特開平7−98431号公報に示されるような、対物レンズに収束点を2つ設けて厚みの異なるディスクに対応可能としたものを用いて、ディスクの種類を判別する手法について説明する。光ピックアップ2はNA=0.38mmとNA=0.6mmのスポットにて、2種類のディスク、すなわち板厚t1=1.2mmのCDとt2=0.6mmのDVDから情報を読み出すものとする。2焦点間の距離は0.3mmとする。ディスク表面と信号面とで同時に結像すると、ディスク表面の影響として低周波での変調やオフセットの影響を受けるので、2焦点間の間隔はディスクの厚みと同様に設定することはできない。
図3は、かかる2焦点型光ピックアップでのディスク1へのレーザビームの集光状態を示す図である。1-a はt1=1.2mmのディスク、1-b はt2=0.6mmのディスク、1-c は1層が0.6mmの2層型ディスク(層間距離t3=40μm)への集光状態を示し、先行上側のビームが1.2mm用で、後行下側のビームが0.6mm用である。図3中、α、β、γ、δは光ピックアップ2の対物レンズがフォーカス方向に移動した各々の状態を示している。図4は図3に対応して光ピックアップ2にてフォーカスサーチを行ったときの出力信号から得られる様々な信号波形を示している。すなわち図4の縦軸は電圧であり、横軸が時間であり、pはピークを示している。2焦点型光ピックアップはホログラムレンズにて構成されるため、特開平7−98431号公報のように2焦点の2つのスポット以外にも信号が検出されるが、ここでは2焦点検出信号以外の信号は省略している。
図4の 2-a 〜 2-d は図3の 1-a の1.2mm厚のディスクに、2-e 〜 2-hは図3の1-b の0.6mm厚のディスクに、2-i 〜 2-l は図3の 1-c の0.6mm厚×2層型のディスクにそれぞれ対応している。また、図6の和信号SAが図4の 2-a, 2-e, 2-i であり、さらに和信号SAを点線で示すスレショルドと比較した結果得られた信号が図4の 2-b, 2-f, 2-jである。また、図6のイコライザ46の周波数特性をフラットとしたときのEFM信号が図4の 2-c, 2-g, 2-k である。さらにEFM信号を点線で示すスレショルドと比較した結果得られた信号が図4の 2-d, 2-h, 2-l である。
ここで、2つの焦点に対して、1.2mm厚のディスクの上側スポット、0.6mm厚のディスクの下側スポットが本来の再生信号であり、この部分の出力には波形図中、模式的に複数の縦線で示す高い周波数成分が含まれている。一方、本来の再生信号に相当しないスポットは球面収差により光スポットがぼけた状態になっていて、そこからの出力信号には高い周波数成分は含まれていないことがわかる。
フォーカスサーチは光ピックアップ2のフォーカスコイルに印加する電圧を増加あるいは減少させることにより、光ピックアップ2の光学系の一部である対物レンズを光路に沿って移動せしめることにより行われる。図4の波形 2-a において、図中左側のピークが図3の 1-a のディスクのαの状態にて得られ、右側のピークが同じくβの状態にて得られる。このように、図4におけるピークは図3のα、βに対応し、また波形 2-i 〜 2-l における4つのピークは図3の 1-cのディスクのα、β、γ、δに対応している。図5は2層ディスクにおけるフォーカスサーチを示す波形図であり、0.6mmの記録層の2層目でサーボ制御をオンとする場合を示している。 3-a はフォーカスコイルに印加する電圧であり、3-b 〜 3-e は図4の例えば 2-i 〜 2-l に相当する波形である。
図4において、細い線が密集している部分は高周波成分HFを示している。図5において、 9-a はフォーカスコイル印加電圧であり、 9-b は和信号SA、 9-c はフォーカスエラー信号、 9-d は和信号SAをスレショルドと比較して得られた信号、 9-e はフォーカスエラー信号(FE) 9-C を所定スレショルドと比較して得られた信号、 9-f はEFM信号を比較器50で基準値Refと比較して得られる信号、 9-g は図7のHFDET(D−FF56の出力信号)である。波形 9-e におけるタイミングSCはフォーカスサーボ制御をオンとする時点を示している。
図7は図6の回路の出力信号中、和信号SAとEFM信号を用いて高周波成分HFを検出する回路の一例を示すブロック図である。EFM信号は比較器50に与えられ、基準信号Refと比較される。和信号SAはD−FF(フリップフロップ)52のD入力に与えられ、そのQ出力は次段のD−FF54のD入力に与えられ、そのQ出力はさらに次段のD−FF56のD入力に与えられ、そのQ出力は検出信号HFDETとして出力される。比較器50の出力信号は各D−FF52〜56のクロックとして与えられる。Resetは各D−FF52〜56のリセット信号である。
図7の回路中の比較器50の出力信号、すなわちEFM信号の比較後の信号は図5の 9-f として示されている。D−FF52〜56は和信号SAを波形整形して作られた信号 9-d がH(ハイレベル)のときのみ、比較器50の出力信号のパルスをカウントし、この例では3カウントするとD−FF56の出力信号HFDET 9-g がHになる。この区間内に3カウントできない場合は、D−FF52〜56からなるカウンタは和信号SAなどによってリセットされる。なお、この例では3カウントとしているが、このカウント数は適宜所定の回数にすることができる。
図8は図6の回路の出力信号中、EFM信号を用いて高周波成分HFを検出する回路の他の例を示すブロック図である。EFM信号はHPF58を介して比較器60に与えられ、基準信号Refと比較される。比較器60の出力はD−FF62のクロックとして与えられ、そのQ出力は検出信号HFDETとして出力される。D−FF62のD入力には所定値が常時与えられている。ResetはD−FF62のリセット信号である。図8の回路はEFM信号の高周波成分HFを抽出し、これを基準値Refと比較して得られた信号をラッチするものである。なお、図7、図8の回路以外にも高周波成分を検出するものであれば、他の構成を用いることが可能で、例えば、図7のカウンタ部分の入力部にHPFを設けるようにすることもできる。
図6のイコライザ46の回路例としては例えば5タップのトランスバーサルフィルタを用いることができる。このフィルタを構成する単位遅延素子の遅延時間T及びタップゲインG0〜G4はディスクの種類に応じて図示省略のコントローラのプログラムROMにあらかじめ記憶しておいたデータを用いて制御可能である。Tの例としては、1.2mmのCDの場合T=440ns、0.6mmのDVDの場合T=80nsの2つを切り換えることができる。G0〜G4の例としては、1.2mmのCDの場合G2=1、G1=G3=0.12、G0=G4=0とし、0.6mmのDVDの場合G0=0.02、G1=0.2、G2=1、G3=0.2、G4=0.02とし、さらにフォーカスサーチ時は周波数特性を除去するためにG2=1とし、他を0としておく。
図6と図7を組み合わせた構成の動作について説明する。再生装置の電源投入などの後、スピンドル(SP)モータ3を起動し、フォーカスサーチを開始する。すなわち、フォーカスコイルへの印加電圧を図5の 9-a に示すように少しずつ増加させ、和信号SAをA/D変換してマイコンに取り込み、和信号SA(図5の 9-b )を読み込み、同時に図7の出力信号HFDET(図5の 9-g )を監視する。
和信号SAが所定値を超え、かつ信号HFDETがHになり、フォーカスエラー信号(図5の 9-c )と所定値との比較で得られた信号 9-e を監視し、これがHからL(ローレベル)になった時点t(フォーカスサーチにおけるいわゆるSカーブのほぼゼロクロス点に相当)でフォーカスサーボ制御をオンとする。また、各ディスクの反射率の違いによる再生装置の諸パラメータ、例えば光ヘッドのレーザパワー、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成する回路のゲイン、オフセット、バランス、単位遅延素子の遅延時間、タップゲインなどを設定し、再生処理を実行する。
上記の動作を図9のフローチャートとともに説明する。再生装置の電源が投入されたり、ディスクが交換されたり、複数層型ディスクで他の層のデータ再生が求められたときにこのフローがスタートするものとする。ステップS20で図示省略のメモリやバッファの所定内容をクリアするなどのイニシャライズをした後、ステップS21でフォーカスサーチを開始する。その後、和信号SAの電圧を読み取り、レジスタに格納し、所定値との比較を行う。次のステップS23で和信号SAが所定値Qより大きいか否かを判断するし、YESならステップS24で和信号SAのリーディングエッジ(前端エッジ)が検出されたか否かを判断する。ステップS23でNOなら、ステップS22へ戻る。ステップS24で和信号SAのエッジが検出されたときは、ステップS25でカウンタのカウントCを1つインクリメントしてステップS22へ戻る。一方 、ステップS24で和信号SAのエッジが検出されないときは、ステップS26でHFDETがHであるか否かを判断する。NOのときはステップS22へ戻り、YESならステップS27でフォーカスエラー信号FEを整形した図5の信号 9-e のトレーリングエッジ(後端エッジ)が検出されたか否かを判断する。
フォーカスエラー信号FEのエッジが検出されると、ステップS28でカウントCが1か否かを判断し、1であれば装填されているディスクはCDであると判断し、CDに適したパラメータをステップS29で設定し、次いでステップS34で図5の 9-c に示す信号がセンター値となった時点SC(波形 9-e 参照)でフォーカスサーボ制御をオンとする。C=1でないときは、ステップS30でC=2か否かを判断し、2であればDVDの1層のディスクであると判断し、それに適したパラメータをステップS31で設定し、次いでステップS34で上記と同様にフォーカスサーボ制御をオンとする。C=2でないときは、ステップS32でC=3か否かを判断し、3であればDVDの2層のディスクの1層目であると判断し、それに適したパラメータをステップS33で設定し、次いでステップS34で上記と同様にフォーカスサーボ制御をオンとする。その後、ステップS35で通常の再生動作を開始する。カウントCの数によってディスクの種類を判断できるのは、図4に示したようにフォーカスサーチ中に得られる和信号SA(図4の 2-a, 2-e, 2-i)のピークの数と、EFM信号中の高周波成分の検出されるタイミングの関係がディスクの種類によって一定の関係にあることによる。
<第1の態様>
次に、図1に沿って第1の態様について説明する。第1の態様では、光スポットの移動に際し次の2つの方法の一方を選択して実行している。
==第1の方法==他の層へ移動する必要のあるとき、まず目的とする層の目的とするトラックに対応する現在アクセスしているトラックに光スポットを移動(トラックジャンプ)させ、次いで目的の層へフォーカスジャンプする方法(図10のb、d)。
==第2の方法==他の層へ移動する必要のあるとき、まず目的の層へフォーカスジャンプし、次いで目的とする層の目的とするトラックに光スポットを移動(トラックジャンプ)させる方法(図10のa、c)。
図1において、まずサーチ要求があるか否かをステップS1で判断する。ここでのサーチ要求とは、現在アクセスしている層の所定トラックから別の場所にアクセスする場合に生じる。次いでステップS2で、行き先のアクセスポイントが現在いる場所と同一層か否かを判断する。これは、現在のアドレスと行き先のアドレスを比較し、TOCのデータを参照することなどにより判断できる。なお、アドレスには第1層と第2層のいずれの層(レイヤー)のトラックかを示すレイヤー識別コードが付されているので、アドレスを読み込むと、層とディスクの半径方向の位置がわかる。行き先のアクセスポイントが現在アクセスしている場所と同一層のときは、特に本発明による処理は必要ないので、ステップS3へ行き、従来と同様の手法でサーチを実行する。よって、ステップS3以降の処理は図示省略している。
行き先のアクセスポイントが異なる層であるときは、ステップS4で上記第1の方法と第2の方法のいずれを選択するかを判断する。この判断のためには、次のいずれかの条件を適用する。
[第1の方法と第2の方法の選択の判断条件]
(1)求められる光スポットの移動方向が光ディスクの外周から内周へ向かうものか、あるいは内周から外周へ向かうものかによる。現在位置から内周へ向かう場合は第1の方法を、現在位置から外周へ向かう場合は第2の方法を選択する。第2の方法では、フォーカスジャンプ中にはトラックから信号を読み出していないので、速度信号が得られず、よってスピンドルモータの制御ができないため、目的とするアクセスポイントでのスピンドルモータの回転速度を収束させるのに時間を要する。特に、CLVでは内周の方が外周より回転速度が速いので、外周から内周へ移動する場合はその逆と比べて時間を要するので、この判断条件を用いている。
(2)求められる光スポットの移動方向が光ディスクの第1層から第2層へ向かうものか、あるいは第2層から第1層へ向かうものかによる。第1層から第2層へ向かう場合は第1の方法を、第2層から第1層へ向かう場合は第2の方法を選択する。
(3)光ディスクの第1層と第2層が同一アドレスを有するタイプ(タイプ1のディスク)か、あるいは異なるアドレスを有するタイプ(タイプ2のディスク)かによる。同一アドレスを有するタイプの場合は第1の方法を、異なるアドレスを有するタイプの場合は第2の方法を選択する。図11はタイプ1とタイプ2のディスクを模式的に示し、L0は第1層、L1は第2層を示している。図中”30000h”はデータ領域の再内周のアドレスの具体例を示している。なお、本実施例において第1層はディスクの2つの層のうち光ピックアップに近い方の外側の層を、第2層は光ピックアップから遠い方の内側の層をいうものとする。
(4)物理的要因による。
1.例えば、ジッタが大きいとか、傷などにより第1層の方が第2層よりも信号の品質が悪い場合や、記録密度が異なる場合、第1の方法と第2の方法を組み合わせて、一般に長距離の移動であるトラックジャンプは必ず第2層側にて行う。
2.例えば、最内周や最外周から移動する場合や、最内周や最外周へ移動する場合、端部のトラックをオーバーランしたときは暴走することがあり得る。そこで、現在の位置あるいは目的の位置を考慮して切り換える。
(5)再生しようとするデータの種類による。
1.例えば、第1層にコントロールデータが、第2層には画像や音声などの主データが記録されている場合、必ずコントロールデータのある第1層側にて長距離トラックジャンプを行えば、途中のトラックキック時などにコントロールデータを読み込むことができる。
図1中のステップSS4では上記判断条件は示していないが、以下第1の方法と第2の方法の具体的手法について説明する。
[第1の方法]
ステップS4で第1の方法が選択されると、ステップS5〜ステップS12が実行される。ステップS5では現在アドレスを読み込み、現在アクセスしている層における行き先のアクセスポイントに対応するアドレスとの差を計算する。このアドレス差により、移動すべき半径方向が外周へ向かうものか、内周へ向かうものかがわかり、また移動すべきトラック本数がわかる。ステップS6では、ステップS5で得た情報を用いて目的トラックへ光スポットを移動(トラックジャンプ)させるべく、いったんトラッキングサーボ制御をオフとして、光ピックアップ2を制御する。この時点でのディスクの半径方向の光スポットの移動は±数トラック程度のラフなものである。
光スポットのディスク1の半径方向の移動の開始とともに、クロスしたトラック数のカウントを開始する。また、光スポットがアクセスポイントに対してCLV(線速度一定)となるよう、スピンドルモータ3が制御される。ステップS7では、トラック数のカウント値がステップS5で得た計算値に一致したか否かを判断し、一致すると移動速度を減速させるべくブレーキをかけ、トラッキングサーボ制御をオンとし、次にステップS8で目的層へ移動すべくフォーカスジャンプする。フォーカスジャンプとは、フォーカスサーボ制御とトラッキングサーボ制御を共にオフとし、第1層から第2層へ又はその逆へ光スポットを瞬時に移動するようにフォーカス方向に加速を行い、他の層のSカーブを検出した時点でブレーキをかけてフォーカス位置をディスクの厚み方向に移動させることをいう。
フォーカスジャンプの後、ステップS9にてフォーカスサーボ制御をオンとする(サーボ制御ループを閉ループとする)とし、ステップS10にてトラッキングサーボ制御を同様にオンとする。ここでステップS11で現在アドレスを読み込む。このアドレスが目的のアクセスポイントのアドレスであればよいが、スパイラルトラックの偏心が層間で異なるという影響などでアドレスが一致しないことが多い。そこで目的とするアドレスへ正確にアクセスするために、ステップS11で更に移動すべきトラック数と方向を計算し、ステップS12でこの情報を用いて目的トラックへ精密にキックする。なお、トラックキックはディスクの半径方向の短い距離の移動をいい、一方トラックジャンプはディスクの半径方向の長い距離の移動をいう。以上が第1の方法の処理の内容である。
スピンドルモータ3はCLV制御なので、ディスクの半径方向の移動に際し、その移動方向によって、加速又は減速の制御をする必要がある。DVDROMなどで高速なサーチを必要とする場合などでは、ディスク1のイナーシャが大きいため目的トラックでのスピンドルモータ3の速度の収束に大きな時間ロスを生じる。したがってここで、他の層に移動する際に、トラック移動とともに、いち早くスピンドルモータ3の加減速値をCLV制御にて設定することにより、最短時間にて目標の回転数にすることができる。また、その後、目的の層にて目的のトラックにキックにて精密に移動する間に、スピンドルモータ3の速度をいち早く目的の速度に収束することができる。なお、かかるスピンドルモータ3の加速・減速のいち早い制御をステップS6に含めることは好ましい態様である。このスピンドルモータ3の加速・減速のいち早い制御は、後述する第3の態様及び第4の態様を示す図13のフローチャート中のステップS30〜S33として示されているので、ここでは、その内容には触れない。
[第2の方法]
ステップS4で第2の方法が選択されると、ステップS13〜ステップS18が実行され、その後第1の方法を構成するステップS10に戻る。ステップS13〜S15はステップS8〜S10と同様であり、ステップS13では目的層へ移動すべくフォーカスジャンプする。フォーカスジャンプの後、ステップS14にてフォーカスサーボ制御をオンとし、ステップS15にてトラッキングサーボ制御を同様にオンとする。次のステップS16〜S18はステップS5〜S7と同様であり、ステップS16では現在アドレスを読み込み、現在アクセスしている層における行き先のアクセスポイントに対応するアドレスとの差を計算する。このアドレス差により、移動すべき半径方向が外周へ向かうものか、内周へ向かうものかがわかり、また移動すべきトラック本数がわかる。
ステップS17では、ステップS16で得た情報を用いて目的トラックへ光スポットを移動(トラックジャンプ)させるべく、光ピックアップ2を制御する。この時点でのディスクの半径方向の光スポットの移動は±数トラック程度のラフなものである。光スポットのディスク1の半径方向の移動の開始とともに、移動したトラック数のカウントを開始する。また、光スポットがアクセスポイントに対してCLVとなるよう、スピンドルモータ3が制御される。ステップS18では、トラック数のカウント値がステップS16で得た計算値に一致したか否かを判断する。一致すると、ステップS10〜S12の処理が前述の第1の方法と同様に行われる。
図10は上記第1の方法と第2の方法を模式的に示す図である。図10において、L0は第1層をL1は第2層を示している。光スポットの移動は矢印で示され、psは光スポットの最初のアクセスポイント、p1、p2はその後の光スポットの移動を数字の順番で示し、さらにpeは最終到着点(目的とする層の目的のトラック)を示している。図10のb、dは第1の方法をa、cは第2の方法をそれぞれ示している。
<第2の態様>
上記第1の態様では、上記第1の方法と第2の方法を所定条件にて選択して、そのいずれかを用いて光ピックアップを制御しているが、第2の態様ではかかる選択は行わず、上記第1の方法のみを用いるようにしている。図12は第2の態様の処理を示すフローチャートであり、図1と同一ステップは同一内容である。すなわち図12は図1のステップS4、S13〜S18削除し、ステップS2のYESから直接ステップS5へ行く点が図1と異なる。
<第3の態様>及び<第4の態様>
次に第3の態様及び第4の態様について説明する。前述のようにスピンドルモータ3はCLV制御なので、ディスクの半径方向の移動に際し、その移動方向によって、加速又は減速の制御をする必要がある。DVDROMなどで高速なサーチを必要とする場合などでは、ディスク1のイナーシャが大きいため目的トラックでのスピンドルモータ3の速度の収束に大きな時間ロスを生じる。したがってここで、他の層にフォーカスジャンプする際に、移動すべきディスクの半径方向を決定し、移動すべき方向と距離(トラック本数)によってスピンドルモータ3の加減速値を設定し印加する。これと同時又は近いタイミングにてフォーカスジャンプすることにより、フォーカスサーボ制御をオンとしてその後目的のトラックに移動する間にスピンドルモータ3の速度をいち早く目的の速度に収束することができる。
図13は第3の態様をも含む第4の態様の処理を示すフローチャートであり、図12と同一ステップは同一内容である。すなわち図13は図12のステップS5との後にステップS30〜S33を挿入し、かつ、ステップS8〜S10をステップS6に先行して実行するものであり、これらの点が図12と異なる。ステップS30ではステップS5で得られた現在アドレスと目的とするアドレスの差の正負から半径方向外方への移動か、あるいは半径方向内方への移動かという移動方向を判断し、次いでステップS31で移動すべきトラック数TjをTj=現在アドレスにより指示されるトラック位置Tp−目的とするアドレスにより指示されるトラック位置Tdとして計算し、Tjが所定数K以上か否かを判断する。すなわち半径方向の光スポットの移動すべきトラック数がK本以上か否かを判断する。定数Kとしては、例えば100に設定することができる。
移動すべきトラック数Tjが所定値K以上であれば、ステップS32にて移動方向に応じてスピンドルモータ3を加速又は減速するよう制御する。具体的には、内周に向かうときは加速し、外周に向かうときは減速することによりCLVへの収束を短時間で実行するものである。この、加速又は減速を実行するため、移動すべきトラック数Tjに定数Mを乗じた値をスピンドルモータ3の回転の加速値あるいは減速値として出力する。すなわち、スピンドルモータ3の回転数は光スポットの移動方向とディスクの半径方向の移動距離の関数により加速又は減速される。一方、ステップS31で、移動すべきトラック数Tjが所定値K以上でなければ、ステップS33にて現在の回転数と同一の制御値をホールドして出力するか、あるいはフリーランとする。この場合、光スポットの位置のアドレスに応じた通常のCLV制御が行われる。
図14は第3の態様における光スポットの遷移と光ピックアップの制御及びスピンドルモータの制御のタイミングを示す模式図である。ステップS32又はステップS33の終了後、ステップS8でフォーカスジャンプをし、次いでステップS9、S10でフォーカスサーボ制御とトラッキングサーボ制御をそれぞれオンとする。次いでステップS34で目的層における現在アドレスを読み込み、移動すべき方向とトラック数を再計算し、目的トラックへ移動開始する。このとき加速又は減速を要する場合はステップS32で既に加速値又は減速値が出力され、スピンドルモータ3に印加されているので、ステップS8のフォーカスジャンプと同時又はほぼ同時にスピンドルモータ3が加速あるいは減速されることとなり、目的のトラックに到達する時点ではいち早く所定の速度を得ることができる。この点、通常のCLV制御はトラックからのアドレス情報を読み出し、この情報に基づいてCLV制御が実行されるので、フォーカスジャンプ中には当然加速あるいは減速が実行されないのに対して、第3の態様及び第4の態様では図14に示すようにフォーカスジャンプ中に加速値又は減速値が印加されてスピンドルモータ3が制御されるので、より早い制御が可能である。ステップS7の後はステップS11、S12が図12と同様に実行される。
図13のフローチャートにおいて、ステップS10のトラッキングサーボ制御をオンとする動作とステップS34における目的層での現在アドレスの読み込みと、それを用いた移動トラック数の再計算は省略して、ステップS5で得た情報を用いて移動方向と移動トラック数を決めてもよい。かかる省略により、計算を再度行う必要がなくなり、処理プログラムの負担が軽減され、かつ移動開始までの時間を短縮できる。なお、元の層と現在の層(目的とする層)とではトラックの偏心量が異なるので、ステップS5で得た情報では、正確な移動トラック数とならず誤差を生じるが、ステップS11とS12の処理により精密なトラックキックによって補正されて目的のトラックに正確に到達することができる。なお、図13からステップS31とステップS33を削除し、ステップS30から直接ステップS32へ行くように構成することもできる。すなわち移動すべきトラック数Tjが所定値K以上か否かにかかわらず加速又は減速するようにしてもよく、これを第3の態様とする。
<第5の態様>
上記第1の態様と第3の態様あるいは第4の態様を組み合わせる構成とすることもできる。かかる組み合わせを第5の態様とする。
<第6の態様>
上記第2の態様と第3の態様あるいは第4の態様を組み合わせる構成とすることもできる。かかる組み合わせを第6の態様とする。
<第7の態様>
上記第1の態様における第2の方法、すなわちフォーカスジャンプをしてからトラックジャンプを行う方法と第3の態様あるいは第4の態様を組み合わせる構成とすることもできる。かかる組み合わせを第7の態様とする。
図2中のシステムコントローラに用いられているマイクロコンピュータ(マイコン)の動作の中で、第1の態様における光ピックアップの制御手順を示すフローチャートである。 本発明に関連する光ディスク再生装置を示すブロック図である。 2焦点型光ピックアップでのディスクへのレーザビームの集光状態を示す図である。 図3に対応して光ピックアップにてフォーカスサーチを行ったときの出力信号から得られる様々な信号波形を示す波形図である。 2層ディスクにおけるフォーカスサーチを示す波形図である。 本発明に関連する光ディスク再生装置中の光ピックアップとその出力信号に応答する演算装置(図2のプリアンプの一部)を示す回路図である。 図6の回路の出力信号中、和信号SAとEFM信号を用いて高周波成分HFを検出する回路の一例を示すブロック図である。 図6の回路の出力信号中、EFM信号を用いて高周波成分HFを検出する回路の他の例を示すブロック図である。 図2中のシステムコントローラに用いられているマイコンの動作の中で、ディスク種類の判別を行って、再生動作に入るための処理手順を示すフローチャートである。 第1の態様における第1の方法と第2の方法での光スポットの移動をそれぞれ示す模式図である。 アドレスの付け方により分けられたタイプ1とタイプ2のディスクを示す模式図である。 図2中のシステムコントローラに用いられているマイコンの動作の中で、第2の態様における光ピックアップの制御手順を示すフローチャートである。 図2中のシステムコントローラに用いられているマイコンの動作の中で、第3の態様を含む第4の態様における光ピックアップの制御手順を示すフローチャートである。 第3の態様における光スポットの遷移と光ピックアップの制御及びスピンルモータの制御のタイミングを示す模式図である。
符号の説明
1 光ディスク(光記録媒体)
2 光ピックアップ(光ヘッド)
3 スピンドルモータ
4 モータドライバ/トラッキング・フォーカス制御回路(DSV6及びシステムコントローラ7と共にサーボ制御手段、フォーカスジャンプ手段、トラックジャンプ手段、スピンドルモータ制御手段を構成する)
5 プリアンプ
6 デジタルサーボ(DSV)制御回路
7 システムコントローラ (現在層判断手段、トラック番号検出手段、制御方法判断手段、制御手段、移動方向検出手段、加減速手段、移動トラック数検出手段)
10、12、14 加算器
16、18、20、44 減算器
28 LPF(ローパスフィルタ)
30 スイッチ
32、34 パルス発生回路
36、40 ゲート回路
38、42 ホールド回路
46 イコライザ
50、60 比較器
52、54、56、62 D−FF
58 HPF(ハイパスフィルタ)
A、B、C、D 位相差法に用いる4分割光センサ部分
E、F 3ビーム法に用いる2つのセンサ部分

Claims (1)

  1. 第1層と第2層に記録された情報を有するディスク状の光記録媒体に光ビームを照射し、反射光を検出する光ピックアップにより前記情報を読み出す光ディスク再生装置の光ピックアップ制御方法において、
    前記光ビームのフォーカスされた光スポットが前記第1層と第2層のいずれに位置しているかを判断する現在層判断ステップと、
    前記光スポットを現在層から他の層へ移動させる必要のあるとき、トラックジャンプ手段によりまず目的とする層の目的とするアドレスに対応する現在層のアドレス付近に前記光スポットを移動させた後に、フォーカスジャンプ手段により目的とする層に前記光スポットを移動させる第1の方法と、前記フォーカスジャンプ手段によりまず目的とする層に前記光スポットを移動させた後に、前記トラックジャンプ手段により目的とする層の目的とするアドレスに前記光スポットを移動させる第2の方法のいずれの方法を採用するかをトラックジャンプを開始する現在位置又はトラックジャンプの目的位置が前記光記録媒体の最内周又は最外周であるか否かによって判断する制御方法判断ステップとを、
    有することを特徴とする光ピックアップ制御方法。
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