JP2002228850A - 光ファイバ余長収納トレー及びこれを用いたケーブル接続ユニット - Google Patents

光ファイバ余長収納トレー及びこれを用いたケーブル接続ユニット

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JP2002228850A
JP2002228850A JP2001030663A JP2001030663A JP2002228850A JP 2002228850 A JP2002228850 A JP 2002228850A JP 2001030663 A JP2001030663 A JP 2001030663A JP 2001030663 A JP2001030663 A JP 2001030663A JP 2002228850 A JP2002228850 A JP 2002228850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 占有面積を縮小できる光ファイバ余長収納ト
レーを得る。 【解決手段】 ほぼ四角形状をなすトレー板36に、光
ファイバ心線を収容したケーブルを保持するケーブルク
ランプ38と、ケーブルのテンションメンバを保持する
テンションメンバクランプ40と、ケーブルにつながる
光ファイバ心線の余長部をループ状に保持する余長ルー
プ保持部45と、光ファイバ心線とこれに接続される光
ファイバ心線の相互の先端のコネクタフェルール部を調
心しながら接続するフェルール調心ガイド46と、光フ
ァイバ心線が出入りする開口部52とを設ける。ケーブ
ルクランプ38とテンションメンバクランプ40を開口
部52を挟んだ両側でトレー板36に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビカメ
ラ用光システム等で用いて好適な光ファイバ余長収納ト
レー及びこれを用いたケーブル接続ユニットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の競技場等のテレビ中継用光システ
ムは、図7に示すように、予め中継車1の駐車場2に中
継車コネクタ盤3を設置し、競技場4の建屋内5を経た
観客席6に複数の競技場内コネクタ盤7を設置し、中継
車コネクタ盤3の各コネクタ8と競技場内コネクタ盤7
のコネクタ9とを光・電力の複合ケーブル10で接続し
ている。この場合、中継車コネクタ盤3の各コネクタ8
と各複合ケーブル10とは、各コネクタ8に接続された
光・電力の複合ケーブル11と複合ケーブル10とが光
接続ユニット12を介して接続されている。また、各競
技場内コネクタ盤7のコネクタ9と各複合ケーブル10
とは、コネクタ9に接続された光・電力の接続線13と
複合ケーブル10とが光接続ユニット14を介して接続
されている。
【0003】かかる状態で、中継車1と中継車コネクタ
盤3のコネクタ8とは光・電力の複合ケーブル15とそ
の先端に設けたコネクタ16で接続し、観客席6側では
テレビカメラ17と競技場内コネクタ盤7のコネクタ9
とを該テレビカメラ17の光・電力の複合ケーブル18
とその先端に設けたコネクタ19で接続して、テレビ中
継を行うようになっている。
【0004】一方、従来の放送スタジオのテレビカメラ
用光システムは、図8に示すように、予め副調整室20
に副調整室選択バッチ盤21を設置し、建屋内22のス
タジオ23には複数のスタジオ内コネクタ盤24を設置
し、副調整室選択バッチ盤21の各コネクタ25とスタ
ジオ23のコネクタ26とを光・電力の複合ケーブル2
7で接続している。この場合、副調整室選択バッチ盤2
1の各コネクタ25と各複合ケーブル27とは、各コネ
クタ25に接続された光・電力の複合ケーブル28と複
合ケーブル27とが光接続ユニット29を介して接続さ
れている。また、スタジオ23の各コネクタ26と各複
合ケーブル27とは、コネクタ26に接続された光・電
力の接続線30と複合ケーブル27とが光接続ユニット
31を介して接続されている。
【0005】かかる状態で、副調整室20の各ベースス
テーション32と副調整室選択バッチ盤21の各コネク
タ25とを各ベースステーション32の光・電力の複合
ケーブル33とその先端のコネクタ34で接続し、スタ
ジオ23のテレビカメラ17とスタジオ内コネクタ盤2
4のコネクタ26とを該テレビカメラ17の光・電力の
複合ケーブル18とその先端に設けたコネクタ19で接
続して、テレビ中継を行うようになっている。
【0006】これらの場合、競技場内コネクタ盤7やス
タジオ内コネクタ盤24では、複合ケーブル10と接続
線13中の各光ファイバ心線13aの接続や、複合ケー
ブル27と接続線30中の各光ファイバ心線30aの接
続部とその余長部を保持するために、従来は図9に示す
ような光ファイバ余長収納トレー35を用いた光接続ユ
ニット14,31で行っていた。
【0007】この光接続ユニット14,31では、光フ
ァイバ余長収納トレー35のほぼ四角形状をなすトレー
板36上の四隅の何れかの位置に対応して光接続ユニッ
ト14,31に複合ケーブル10,27を保持するケー
ブルクランプ38と、該複合ケーブル10,27のテン
ションメンバ39を保持するテンションメンバクランプ
40とが設けられ、複合ケーブル10,27から引き出
された光ファイバ心線41には先端にコネクタフェルー
ル部42が予め加工された光ファイバ心線43が融着接
続部44で接続され、光ファイバ心線41,43はトレ
ー板36上に固設された余長ループ保持部45に許容曲
げ半径以上の許容曲げ半径で巻付けられて保持され、コ
ネクタフェルール部42はフェルール調心ガイド46の
ガイド孔にその一端側から差し込まれ、このフェルール
調心ガイド46のガイド孔の他端側には両端にコネクタ
フェルール部47,48が予め加工された光ファイバ心
線13,30aのコネクタフェルール部47が差し込ま
れて、光ファイバ心線43と光ファイバ心線13,30
aが接続された構造になっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光接続ユニット14,31を備えた競技場内コネク
タ盤7やスタジオ内コネクタ盤24では、ケーブルクラ
ンプ38とテンションメンバクランプ40とがトレー板
36の何れかの隅部に対応して光接続ユニット14,3
1に設けられていて、ケーブルクランプ38にクランプ
された複合ケーブル10,27が許容曲げ半径より小さ
くならないようにして該トレー板36の外に突出され、
且つトレー板36の周囲にはケーブルクランプ38、テ
ンションメンバクランプ40、フェルール調心ガイド4
6等を配置していたので、該トレー板36の周囲に形成
される占有スペースが大きくなる問題点があった。ま
た、この光ファイバ余長収納トレー35を収納する競技
場内コネクタ盤7やスタジオ内コネクタ盤24も大型化
する問題点があった。
【0009】本発明の目的は、占有面積を縮小できる光
ファイバ余長収納トレーを提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、光ファイバ余長収納
トレーを内蔵しても小型化を図れるケーブル接続ユニッ
トを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ファイバ
余長収納トレーは、トレー板上に、光ファイバ心線を収
容したケーブルを保持するケーブルクランプと、該ケー
ブルのテンションメンバを保持するテンションメンバク
ランプと、該ケーブルにつながる光ファイバ心線の余長
部をループ状に保持する余長ループ保持部と、光ファイ
バ心線とこれに接続される光ファイバ心線の相互の先端
のコネクタフェルール部を調心しながら接続するフェル
ール調心ガイドと、前記光ファイバ心線が出入りする開
口部とが設けられている。
【0012】このような光ファイバ余長収納トレーによ
れば、光ファイバ心線を収容したケーブルはトレー板の
開口部側から該トレー板上に導入することができ。この
ため、従来、光ファイバ心線を収容したケーブルをその
許容曲げ半径より小さくならないようにしてトレー板の
外に突出されていた部分が、本発明によればトレー板が
なすスペース内に入り込み、このため光ファイバ余長収
納トレー及びケーブルクランプ、テンションメンバクラ
ンプ、フェルール調心ガイドが占有する面積を縮小する
ことができる。
【0013】この場合、ケーブルクランプとテンション
メンバクランプとが開口部を挟んだ両側でトレー板に支
持されていると、開口部からトレー板に導くケーブルと
そのテンションメンバとを該開口部の近くで確実に保持
することができる。
【0014】また、ケーブルクランプとテンションメン
バクランプとがその取付け位置の交換ができるように着
脱自在に支持されていると、開口部に対してその両側の
いずれからケーブルが導入されても、これに対応させる
ことができる。
【0015】また、開口部がケーブルを導入する方向に
沿ったトレー板のほぼ中央に対応して設けられている
と、ケーブルを導入する方向に沿ったトレー板の方向に
みて開口部の両側に同じ長さを確保でき、開口部に対し
てその両側のいずれからケーブルが導入されても、これ
に対応させることができる。
【0016】さらに、余長ループ保持部が、ケーブルク
ランプとテンションメンバクランプとフェルール調心ガ
イドとが設けられているトレー板の面とは反対側の面に
設けられていると、トレー板の両面に部品を取り付ける
ことができて、該トレー板の小型化を図ることができ
る。また、トレー板の両面に部品が取り付けられていて
も、該トレー板に開口部が設けられていて光ファイバ心
線が出入りするため、何等支障がない。
【0017】次に、本発明に係るケーブル接続ユニット
は、トレー板に光ファイバ心線が出入りする開口部が設
けられ、開口部に隣接してトレー板にはケーブルクラン
プとテンションメンバクランプとが支持され、またトレ
ー板には光ファイバ心線の余長部をループ状に保持する
余長ループ保持部と、接続すべき相互の光ファイバ心線
の先端のコネクタフェルール部を調心しながら接続する
フェルール調心ガイドとが設けられている光ファイバ余
長収納トレーと、開口部側のトレー板に直交する向きで
配置されたパネルと、該パネルには光ファイバ心線の先
端が接続されるコネクタが設けられていることを特徴と
する。
【0018】このような構造によれば、従来、光ファイ
バ心線を収容したケーブルをその許容曲げ半径より小さ
くならないようにしてトレー板の外に突出させていた部
分が、本発明によればトレー板がなすスペース内に入り
込み、このため光ファイバ余長収納トレー及びケーブル
クランプ、テンションメンバクランプ、フェルール調心
ガイドが占有する面積を縮小でき、それ故この光ファイ
バ余長収納トレーを収納するケーブル接続ユニットの小
型化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明に係る光フ
ァイバ余長収納トレーの実施の形態の一例を示したもの
で、図1は本例の光ファイバ余長収納トレーの平面図、
図2は本例の光ファイバ余長収納トレーの背面図、図3
は本例の光ファイバ余長収納トレーの側面図である。
【0020】本例の光ファイバ余長収納トレー35は、
ほぼ四角形状をなすトレー板36の一方の面上に、前述
した複合ケーブル10,27を保持するケーブルクラン
プ38と、複合ケーブル10,27のテンションメンバ
39を保持するテンションメンバクランプ40と、光フ
ァイバ心線43とこれに接続される光ファイバ心線13
a,30aの相互の先端のコネクタフェルール部42,
47を調心しながら接続するフェルール調心ガイド46
とが設けられ、トレー板36の反対側の面上には複合ケ
ーブル10,27から引き出された光ファイバ心線41
の余長部とこの光ファイバ心線41につながる光ファイ
バ心線43の余長部と光ファイバ心線13a,30aの
余長部をループ状に保持する半円弧状の1対の余長ルー
プ保持部45がその直線状の周面間に間隔を空けた状態
で設けられている。これら余長ループ保持部45が配置
された側は、着脱可能なカバー50で覆われている。ま
た、ケーブルクランプ38とテンションメンバクランプ
40とは、複合ケーブル10,27が導入される側に応
じて、その取付け位置が交換できるようにネジ51でト
レー板36に取付けられている。
【0021】特にこのトレー板36には、ケーブルクラ
ンプ38とテンションメンバクランプ40とが設けられ
る該トレー板36の一つの辺側に四角形の開口部52が
設けられている。ケーブルクランプ38とテンションメ
ンバクランプ40とは、開口部52を挟んだ両側でトレ
ー板36に支持されている。
【0022】なお、余長ループ保持部45に光ファイバ
心線41,43の余長部と光ファイバ心線13a,30
aの余長部を巻付ける際には、トレー板36を逆向きに
し、カバー50を外して行う。
【0023】このようにトレー板36に開口部52が設
けられていると、前述した複合ケーブル10,27はト
レー板36の開口部52から該トレー板36上に導入す
ることができる。このため、従来、複合ケーブル10,
27をその許容曲げ半径より小さくならないようにして
トレー板36の外に突出させていた部分が、本発明によ
ればトレー板36がなすスペース内に入り込み、このた
め光ファイバ余長収納トレー35及びケーブルクランプ
38、テンションメンバクランプ40、フェルール調心
ガイド46が占有する面積を縮小することができる。
【0024】特に、ケーブルクランプ38とテンション
メンバクランプ40とが開口部52を挟んだ両側でトレ
ー板36に支持されていると、開口部52からトレー板
36に導く複合ケーブル10,27とそのテンションメ
ンバ39とを該開口部52の近くで確実に保持すること
ができる。
【0025】また、ケーブルクランプ38とテンション
メンバクランプ40とがその取付け位置の交換ができる
ように着脱自在にトレー板36に支持されていると、開
口部52に対してその両側のいずれから複合ケーブル1
0,27が導入されても、これに対応させることができ
る。
【0026】また、開口部52が複合ケーブル10,2
7を導入する方向に沿ったトレー板36のほぼ中央に対
応して設けられていると、複合ケーブル10,27を導
入する方向に沿ったトレー板36の方向にみて開口部5
2の両側に同じ長さを確保でき、開口部52に対してそ
の両側のいずれから複合ケーブル10,27が導入され
ても、これに対応させることができる。
【0027】さらに、余長ループ保持部45が、ケーブ
ルクランプ38とテンションメンバクランプ40とフェ
ルール調心ガイド46とが設けられているトレー板36
の面とは反対側の面に設けられていると、トレー板36
の両面に部品を取り付けることができて、該トレー板3
6の小型化を図ることができる。また、トレー板36の
両面に部品が取り付けられていても、該トレー板36に
開口部52が設けられていて光ファイバ心線が出入りす
るため、何等支障がない。
【0028】図4乃至図6は本発明に係るケーブル接続
ユニットの実施の形態の一例を示したもので、図4は本
例のケーブル接続ユニットの正面図、図5は本例のケー
ブル接続ユニットの平面図、図6は本例のケーブル接続
ユニットの側面図である。
【0029】本例のケーブル接続ユニットでは、図1乃
至図3に示した構造の光ファイバ余長収納トレー35が
用いられている。
【0030】この光ファイバ余長収納トレー35の開口
部52側のトレー板36の一つの辺には、直交する向き
でパネル53が固定されている。該パネル53には、前
述した光ファイバ心線13a,30aの先端のコネクタ
フェルール48が接続されるコネクタ54が設けられて
いる。このコネクタ54に隣接してもう一つのコネクタ
55が設けられている。パネル53の裏側には、光ファ
イバ余長収納トレー35を収納するケース56が取り外
し可能に固定されている。
【0031】このような構造によれば、従来、複合ケー
ブル10,27をその許容曲げ半径より小さくならない
ようにしてトレー板36の外に突出させていた部分が、
本発明によればトレー板36がなすスペース内に入り込
み、このため光ファイバ余長収納トレー35及びケーブ
ルクランプ38、テンションメンバクランプ40、フェ
ルール調心ガイド46が占有する面積を縮小でき、それ
故この光ファイバ余長収納トレー35を収納するケーブ
ル接続ユニットの小型化を図ることができる。
【0032】なお、上記例では、ケーブルクランプ38
とテンションメンバクランプ40とを、開口部52を挟
んだ両側でトレー板36に支持させたが、これらケーブ
ルクランプ38とテンションメンバクランプ40とは開
口部52を挟んだ両側にそれぞれ設けることもできる。
【0033】また、余長ループ保持部45はケーブルク
ランプ38やテンションメンバクランプ40を設けてい
るトレー板36の同じ面に設けることもできる。
【0034】さらに、トレー板36の形状は、上記形状
に限定されるものではなく、いずれの形状であってもよ
い。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る光ファイバ余長収納トレー
では、トレー板に光ファイバ心線が出入りする開口部を
設けているので、光ファイバ心線を収容したケーブルは
トレー板の開口部側から該トレー板上に導入することが
でき。このため、従来、光ファイバ心線を収容したケー
ブルをその許容曲げ半径より小さくならないようにして
トレー板の外に突出させていた部分が、本発明によれば
トレー板がなすスペース内に入り込み、このため光ファ
イバ余長収納トレー及びケーブルクランプ、テンション
メンバクランプ、フェルール調心ガイドが占有する面積
を縮小することができる。
【0036】また、ケーブルクランプとテンションメン
バクランプとが開口部を挟んだ両側でトレー板に支持さ
れていると、開口部に対応してトレー板に導く光ファイ
バ心線を収容したケーブルとそのテンションメンバとを
該開口部の近くで確実に保持することができる。
【0037】また、ケーブルクランプとテンションメン
バクランプとがその取付け位置の交換ができるように着
脱自在に支持されていると、開口部に対してその両側の
いずれからケーブルが導入されても、これに対応させる
ことができる。
【0038】また、開口部がケーブルを導入する方向に
沿ったトレー板の方向のほぼ中央に対応して設けられて
いると、ケーブルを導入する方向に沿ったトレー板の方
向にみて開口部の両側に同じ長さを確保でき、開口部に
対してその両側のいずれからケーブルが導入されても、
これに対応させることができる。
【0039】さらに、余長ループ保持部が、ケーブルク
ランプとテンションメンバクランプとフェルール調心ガ
イドとが設けられているトレー板の面とは反対側の面に
設けられていると、トレー板の両面に部品を取り付ける
ことができて、該トレー板の小型化を図ることができ
る。また、トレー板の両面に部品が取り付けられていて
も、該トレー板に開口部が設けられていて光ファイバ心
線が出入りするため、何等支障がない。
【0040】次に、本発明に係るケーブル接続ユニット
は、トレー板に開口部が設けられ、開口部に隣接してト
レー板にはケーブルクランプとテンションメンバクラン
プとが支持され、またトレー板には光ファイバ心線の余
長部をループ状に保持する余長ループ保持部と、接続す
べき相互の光ファイバ心線の先端のコネクタフェルール
部を調心しながら接続するフェルール調心ガイドとが設
けられている光ファイバ余長収納トレーと、開口部側の
トレー板に直交する向きで配置されたパネルと、該パネ
ルには光ファイバ心線の先端が接続されるコネクタが設
けられた構造になっているので、従来、光ファイバ心線
を収容したケーブルをその許容曲げ半径より小さくなら
ないようにしてトレー板の外に突出されていた部分が、
本発明によればトレー板がなすスペース内に入り込み、
このため光ファイバ余長収納トレー及びケーブルクラン
プ、テンションメンバクランプ、フェルール調心ガイド
が占有する面積を縮小でき、それ故この光ファイバ余長
収納トレーを収納するケーブル接続ユニットの小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ余長収納トレーの実施
の形態の一例を示した平面図である。
【図2】本例の光ファイバ余長収納トレーの背面図であ
る。
【図3】本例の光ファイバ余長収納トレーの側面図であ
る。
【図4】本発明に係るケーブル接続ユニットの実施の形
態の一例を示した正面図である。
【図5】本例のケーブル接続ユニットの平面図である。
【図6】本例のケーブル接続ユニットの側面図である。
【図7】従来の競技場等のテレビ中継用光システムの概
略構成を示す縦断面図である。
【図8】従来の放送スタジオのテレビカメラ用光システ
ムの概略構成を示す縦断面図である。
【図9】従来の光ファイバ余長収納トレーを有する光接
続ユニットの平面図である。
【符号の説明】
1 中継車 2 駐車場 3 中継車コネクタ盤 4 競技場 5 建屋内 6 観客席 7 競技場内コネクタ盤 8,9 コネクタ 10,11 複合ケーブル 12 光接続ユニット 13 接続線 14 光接続ユニット 15 複合ケーブル 16 コネクタ 17 テレビカメラ 18 複合ケーブル 19 コネクタ 20 副調整室 21 副調整室選択バッチ盤 22 建屋内 23 スタジオ 24 スタジオ内コネクタ盤 25,26 コネクタ 27,28 複合ケーブル 29 光接続ユニット 30 接続線 31 光接続ユニット 32 ベースステーション 33 複合ケーブル 34 コネクタ 35 光ファイバ余長収納トレー 36 トレー板 38 ケーブルクランプ 39 テンションメンバ 40 テンションメンバクランプ 41 光ファイバ心線 42 コネクタフェルール部 43 光ファイバ心線 44 融着接続部 45 余長ループ保持部 46 フェルール調心ガイド 47,48 コネクタフェルール部 50 カバー 51 ネジ 52 開口部 53 パネル 54,55 コネクタ 56 ケース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレー板に、光ファイバ心線を収容する
    ケーブルを保持するケーブルクランプと、前記バケーブ
    ルのテンションメンバを保持するテンションメンバクラ
    ンプと、前記ケーブルにつながる光ファイバ心線の余長
    部をループ状に保持する余長ループ保持部と、前記光フ
    ァイバ心線とこれに接続される光ファイバ心線の相互の
    先端のコネクタフェルール部を調心しながら接続するフ
    ェルール調心ガイドと、前記光ファイバ心線が出入りす
    る開口部とが設けられていることを特徴とする光ファイ
    バ余長収納トレー。
  2. 【請求項2】 前記ケーブルクランプと前記テンション
    メンバクランプとは前記開口部を挟んだ両側で前記トレ
    ー板に支持されていることを特徴とする請求項1に記載
    の光ファイバ余長収納トレー。
  3. 【請求項3】 前記ケーブルクランプと前記テンション
    メンバクランプとはその取付け位置の交換ができるよう
    に着脱自在に支持されていることを特徴とする請求項2
    に記載の光ファイバ余長収納トレー。
  4. 【請求項4】 前記開口部は前記ケーブルを導入する方
    向に沿った前記トレー板のほぼ中央に対応して設けられ
    ていることを特徴とする請求項1,2または3に記載の
    光ファイバ余長収納トレー。
  5. 【請求項5】 前記余長ループ保持部は前記ケーブルク
    ランプと前記テンションメンバクランプと前記フェルー
    ル調心ガイドとが設けられている前記トレー板の面とは
    反対側の面に設けられていることを特徴とする請求項
    1,2,3または4に記載の光ファイバ余長収納トレ
    ー。
  6. 【請求項6】 トレー板に光ファイバ心線が出入りする
    開口部が設けられ、前記開口部に隣接して前記トレー板
    にケーブルクランプとテンションメンバクランプとが支
    持され、また前記トレー板に光ファイバ心線の余長部を
    ループ状に保持する余長ループ保持部と、接続すべき相
    互の光ファイバ心線の先端のコネクタフェルール部を調
    心しながら接続するフェルール調心ガイドとが設けられ
    ている光ファイバ余長収納トレーと、 前記開口部側の前記トレー板に直交する向きで配置され
    たパネルと、 前記パネルには前記光ファイバ心線の先端が接続される
    コネクタが設けられていることを特徴とするケーブル接
    続ユニット。
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