JP2002227946A - ブレードテンショナ - Google Patents

ブレードテンショナ

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JP2002227946A JP2001029218A JP2001029218A JP2002227946A JP 2002227946 A JP2002227946 A JP 2002227946A JP 2001029218 A JP2001029218 A JP 2001029218A JP 2001029218 A JP2001029218 A JP 2001029218A JP 2002227946 A JP2002227946 A JP 2002227946A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレードシューの幅を大きくすることなく、
ブレードシューのチェーン摺動面の幅寸法を確保すると
ともに、ブレードシューの曲げ変形のしやすさを維持し
つつ、チェーン摺動面上でチェーンを幅方向にガイドす
る。 【解決手段】 弧状に湾曲するチェーン摺動面11aを
有するブレードシュー11と、ブレードシュー11のチ
ェーン摺動面11aと逆側に配置され、ブレードシュー
11にばね力を作用させるための板ばね状のブレードス
プリング12とからブレードテンショナ10を構成す
る。この場合に、ブレードシュー11のチェーン摺動面
11aの側縁部から立ち上がる短冊状の小形のガイド片
16,17,18を、チェーン摺動面11aに沿って複
数個所に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェーンに緊張力
を作用させるためのブレードテンショナに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】チェーンに緊張力を作用
させるためのテンショナとして、従来より、ブレードテ
ンショナが用いられている。一般に、ブレードテンショ
ナは、弧状に湾曲したチェーン摺動面を有する樹脂製の
ブレードシューと、ブレードシューのチェーン摺動面と
逆側に配置されるとともに、ブレードシューにばね力を
作用させるための金属製の板ばね状ブレードスプリング
とから主として構成されている。
【0003】チェーンの運転時には、ブレードシューの
チェーン摺動面上をチェーンが摺動しつつ走行し、この
とき、ブレードシューおよびブレードスプリングの弾性
反発力による押付荷重がチェーンに作用して、チェーン
に緊張力が作用する。そして、運転中にチェーンに弛み
が生じた場合には、曲率半径が大きくなる側に弾性変形
していたブレードスプリングが、曲率半径が小さくなる
側に戻り変形することにより、ブレードスプリングがチ
ェーンの側に突出し、このようにして、チェーンに一定
の緊張力が維持されるようになっている。
【0004】ところで、エンジンのオーバヘッドカムシ
ャフト駆動用のタイミングチェーンのように、芯間距離
の長いアプリケーションで使用されるチェーンの場合に
は、チェーンの弛み側スパンの長さが長くなるために、
運転中のチェーンの幅方向の振れも大きくなり、このた
め、チェーン摺動面上でチェーンを幅方向にガイドする
必要が生じる場合がある。
【0005】そこで、このようなアプリケーションで使
用されている油圧テンショナにおいては、横断面図であ
る図5(a)に示すように、シュー長手方向に延びるガ
イド部51,52をテンショナシュー50のチェーン摺
動面50aの左右両側縁部に形成しており、これらのガ
イド部51,52により、チェーン60の幅方向の振れ
を抑制して、チェーン60の走行をガイドしている。
【0006】ブレードテンショナについても、このよう
なガイド部51,52を設けることが考えられるが、ブ
レードテンショナの場合には、ガイド部51,52を設
けることによってり、ブレードシューの曲げ剛性が大き
くなり、その結果、ブレードシュー50が曲がりにくく
なるという欠点が生じる。
【0007】一般に、ブレードテンショナにおいて、チ
ェーンに常時適切な緊張力を作用させるためには、チェ
ーンの弛み度合いに応じてブレードシューが曲率半径を
変えられるように、ブレードシューが曲がりやすいこと
が必要である。
【0008】ところが、ブレードシューの全長にわたっ
てガイド部を設けると、ブレードシューが曲がりにくく
なるため、チェーンの弛み度合いに応じてブレードシュ
ーが随時適切な曲率半径に変化することができず、チェ
ーンに常時適切な緊張力を作用できなくなる。
【0009】また、図5(b)に示す油圧テンショナに
おいては、同図(a)の場合と同様に、テンショナシュ
ーのチェーン摺動面50aの左右両側縁部に、同図紙面
垂直方向に延びるガイド部51′,52′を形成してい
るが、この場合には、ガイド部51′,52′の各内側
面52′a,53′aが傾斜面になっており、これによ
り、図5(a)の場合よりもテンショナシューの曲げ剛
性を小さくすることが可能である。
【0010】ところが、この場合には、各ガイド部5
1′,52′の高さをある程度確保しようとすると、テ
ンショナシュー50′の幅W′が図5(a)におけるテ
ンショナシュー50の幅Wよりも若干大きくなってしま
い、テンショナ全体が大型化するという欠点がある。こ
の場合、テンショナシューの幅をWにまで小さくしよう
とすると、図5(c)に示すように、テンショナシュー
50″のチェーン摺動面50aの幅も小さくなって、チ
ェーン60がガイド部51′,52′の各内側面51′
a,52′aの上に乗り上げてしまうという問題が発生
する。
【0011】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、ブレードシューの幅を大きくすること
なくチェーンを幅方向にガイドできるとともに、ブレー
ドシューの曲げ変形のしやすさ(すなわち、可撓性)を
維持しつつ、ブレードシューのチェーン摺動面上におい
てチェーンの幅方向のガイド機能を有するブレードテン
ショナを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、チェ
ーンに緊張力を作用させるためのブレードテンショナで
あって、弧状に湾曲するチェーン摺動面を有し、前記チ
ェーン摺動面の側縁部から立ち上がる短冊状の小形のガ
イド片を前記チェーン摺動面に沿って複数個所に有する
ブレードシューと、前記ブレードシューの前記チェーン
摺動面と逆側に配置され、前記ブレードシューにばね力
を作用させるための板ばね状のブレードスプリングとを
備えている。
【0013】請求項2の発明に係るブレードテンショナ
は、請求項1において、前記ブレードシューが、前記ガ
イド片の形成個所において概略コ字状断面または概略L
字状断面を有していることを特徴としている。
【0014】請求項3の発明に係るブレードテンショナ
は、請求項1において、前記ガイド片が前記チェーン摺
動面の左右両側縁部において対向配置されていることを
特徴としている。
【0015】請求項4の発明に係るブレードテンショナ
は、請求項1において、前記ガイド片が前記チェーン摺
動面の左右両側縁部に互い違いに配置されていることを
特徴としている。
【0016】請求項5の発明に係るブレードテンショナ
は、請求項1において、前記ガイド片が、前記チェーン
摺動面に対してチェーンが接触を開始する接触開始個所
と、チェーンが前記チェーン摺動面から離れ始める離脱
開始個所と、前記チェーン摺動面の長手方向略中央に位
置する個所との少なくとも3個所に設けられていること
を特徴としている。
【0017】請求項6の発明に係るブレードテンショナ
は、請求項1において、前記チェーンがエンジンのカム
シャフト駆動用のタイミングチェーンであることを特徴
としている。
【0018】請求項7の発明に係るブレードテンショナ
は、請求項1において、前記チェーンがエンジンの補機
駆動用のチェーンであることを特徴としている。
【0019】請求項1の発明においては、チェーンの運
転中には、チェーンがブレードシューのチェーン摺動面
上を摺動しつつ走行するが、このとき、ブレードシュー
の側縁部から立ち上がるガイド片により、チェーンがチ
ェーン摺動面上において幅方向にガイドされる。また、
ブレードシューおよびブレードスプリングの弾性変形に
よる反発力が押付荷重としてチェーンに作用して、チェ
ーンに一定の緊張力が作用する。
【0020】この場合には、チェーンをガイドするガイ
ド片が、チェーン摺動面の全長にわたって設けられてお
らず、チェーン摺動面に沿って複数個所に設けられた短
冊状の小形のガイド片から構成されている。これによ
り、ブレードシューの全長にわたって曲げ剛性が大きく
ならないようにして、ブレードシューが曲がりにくくな
るのを防止でき、ブレードシューの可撓性を維持でき
る。その結果、チェーンの弛み度合いに応じて、ブレー
ドシューが随時適切な曲率半径に変化することができ、
チェーンに常時適切な緊張力を作用できるようになる。
また、ブレードシューの全長にわたってブレードシュー
の幅を大きくすることなく、チェーン摺動面の幅寸法を
確保できる。
【0021】請求項2の発明に記載されるように、ガイ
ド片の形成個所におけるブレードシューの断面形状は、
概略コ字状断面または概略L字状断面であるのが好まし
い。これにより、ガイド片の形成個所において、チェー
ン摺動面の幅寸法を確保しつつ、ブレードシューの幅が
大きくなるのを抑制できる。
【0022】チェーン摺動面の左右両側縁部に配置され
るガイド片は、請求項3の発明に記載されるように、左
右両側縁部で互いに対向して配置されていてもよく、ま
た、請求項4の発明に記載されるように、チェーン摺動
面の左右両側縁部において互い違いに、すなわち左右の
ガイド片が互いに対向しないように配置されていてもよ
い。
【0023】請求項5の発明に記載されるように、ガイ
ド片は、チェーン摺動面に対してチェーンが接触を開始
する接触開始個所、チェーンがチェーン摺動面から離れ
始める離脱開始個所、およびチェーン摺動面の長手方向
略中央の個所の少なくとも3個所に設けられていればよ
い。
【0024】ガイド片が上記接触開始個所に設けられて
いれば、チェーンが駆動スプロケットを出てブレードテ
ンショナまで移動する際に、チェーンの走行状態がガイ
ド片でガイドされることにより、ブレードシューのチェ
ーン摺動面にチェーンがスムーズに入り込むことができ
る。また、チェーン摺動面の長手方向略中央位置はチェ
ーンの振れが最も大きくなる個所なので、ここにガイド
片が設けられていれば、チェーンの幅方向の振れを確実
に抑制できる。さらに、ガイド片が上記離脱開始個所に
設けられていれば、チェーンがブレードテンショナを離
れて従動スプロケットまで移動する際に、チェーンの走
行状態がガイド片でガイドされることにより、従動スプ
ロケットの歯にチェーンがスムーズに噛み込むことがで
きる。
【0025】請求項1のブレードテンショナが適用され
るチェーンとしては、請求項6の発明に記載されるよう
な、エンジンのカムシャフト駆動用のタイミングチェー
ンが好適である。一般に、タイミングチェーンは、オイ
ルポンプなどの補機を駆動する補機駆動用チェーンに比
べて、駆動および従動スプロケット間の芯間距離が長
く、チェーンの弛み側スパンの長さも長いため、運転中
のチェーンの幅方向の振れが相対的に大きくなる。この
場合、請求項1の発明に記載されたような複数のガイド
片をブレードシューのチェーン摺動面に設けることによ
り、チェーン摺動面上でタイミングチェーンの幅方向の
振れが抑制されて、タイミングチェーンが幅方向に確実
にガイドされることになる。なお、本ブレードテンショ
ナは、請求項7の発明に記載されているように、エンジ
ンの補機駆動用のチェーンに適用するようにしてもよ
い。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を添付図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施態様に
よるブレードテンショナを含むエンジンカムシャフトタ
イミングシステムの概略構成図、図2はブレードテンシ
ョナを構成するブレードシューの全体斜視図、図3は図
1のIII-III 線断面図、図4は図1のIV-IV 線断面図で
ある。
【0027】図1に示すように、このカムシャフトタイ
ミングシステム1は、クランクシャフト2に固定された
クランクスプロケット20と、カムシャフト3に固定さ
れたカムスプロケット30と、これらのスプロケット間
に巻き掛けられたタイミングチェーン4とを備えてい
る。
【0028】タイミングチェーン4の弛み側スパンに
は、ブレードテンショナ10が配置されている。このブ
レードテンショナ10は、弧状に湾曲する樹脂製のブレ
ードシュー11と、ブレードシュー11のチェーン摺動
面11aと逆側に積層配置されるとともに、ブレードシ
ュー11にばね力を作用させるための板ばね状の複数枚
のブレードスプリング12とから主として構成されてい
る。
【0029】ブレードシュー11は、その基端側に形成
された枢支穴11bを挿通するボルトまたはピン13に
回動自在に支持されている。ブレードシュー11の先端
部11cは、エンジン内に設けられた支持面14に当接
しており、該支持面14上をスライドし得るようになっ
ている。
【0030】なお、図1では、シングルオーバヘッドカ
ムシャフト(SOHC)型式のエンジンを例にとった
が、本発明におけるブレードテンショナは、ダブルオー
バヘッドカムシャフト(DOHC)型式のエンジンにも
同様に適用できる。また、このようなタイミングチェー
ンだけでなく、従来より使用されてきた、エンジンのオ
イルポンプなどの補機を駆動するための補機駆動用チェ
ーンにも適用可能である。
【0031】さらに、本発明におけるブレードテンショ
ナは、図1に示すような構成のものに限定されず、ブレ
ードシューのチェーン摺動面と逆側にブレードスプリン
グが配置されるようなブレードテンショナであれば、そ
の他の任意のブレードテンショナに適用できる。
【0032】図2に示すように、ブレードテンショナ1
1のチェーン摺動面11aの側縁部には、該側縁部から
立ち上がる短冊状の小形のガイド片16,17,18が
チェーン摺動面11aの長手方向に所定間隔を隔てて配
置されている。各ガイド片16,17,18は、チェー
ン摺動面11aの左右両側縁部において対向配置された
一対のガイド片からそれぞれ構成されている。
【0033】ガイド片(つまりガイド片対)16は、ク
ランクスプロケット20を出てブレードテンショナ10
に入り込むチェーン4が、ブレードシュー11のチェー
ン摺動面11aと接触し始める接触開始個所またはその
近傍領域に配置されている(図1参照)。これにより、
ブレードテンショナ10に入り込む際のチェーン4の走
行状態がガイド片16でガイドされ、その結果、チェー
ン4がブレードシュー11のチェーン摺動面11aにス
ムーズに入り込めるようになっている。
【0034】ガイド片(ガイド片対)17は、チェーン
摺動面11aの長手方向略中央位置に配置されている
(図1参照)。この略中央位置は、チェーン4の弛み側
スパンにおいてチェーン4の振れが最も大きくなる個所
であり、このため、当該個所にガイド片17が設けられ
ることによって、チェーン4の幅方向の振れが確実に抑
制されるようになる。
【0035】ガイド片(ガイド片対)18は、ブレード
テンショナ10を出てカムスプロケット30に入り込む
チェーン4が、ブレードシュー11のチェーン摺動面1
1aから離れ始める離脱開始個所またはその近傍領域に
配置されている(図1参照)。これにより、ブレードテ
ンショナ10を離れる際のチェーン4の走行状態がガイ
ド片18でガイドされ、その結果、チェーン4がカムス
プロケット30の歯にスムーズに噛み込めるようになっ
ている。
【0036】ガイド片は、上述した接触開始個所、離脱
開始個所および長手方向略中央位置の少なくとも3個所
に設けられているのが好ましいが、これら以外の個所に
設けることも可能である。ガイド片の個数および各ガイ
ド片の大きさは、ブレードシューの長さやブレードシュ
ーの可撓性、チェーンの幅、チェーン押付荷重の大きさ
などに応じて、適宜設定される。
【0037】また、各ガイド片は、チェーン摺動面11
aの左右両側縁部において対向配置されていなくてもよ
く、左右両側縁部において互い違いに配置されていても
よい。さらに、対向配置されたガイド片と、互い違いに
配置されたガイド片とを混在させるようにしてもよい。
この場合、対向配置されたガイド片の形成個所において
は、ブレードシュー11の断面形状は概略コ字状断面と
なり(図3参照)、互い違いに配置されたガイド片の形
成個所においては、ブレードシュー11の断面形状は概
略L字状断面となる(図示せず)。また、ガイド片が形
成されていない個所においては、ブレードシュー11の
断面形状は矩形状断面となる(図4参照)。
【0038】なお、ブレードシュー11には、チェーン
摺動面11aの逆側において、ブレードスプリング12
を幅方向から支持する支持片19が設けられている。
【0039】チェーン運転中には、チェーン4がブレー
ドシュー11のチェーン摺動面11a上を摺動しつつ走
行し、このとき、ブレードシュー11の側縁部における
各ガイド片16,17,18が、チェーン摺動面11a
上でチェーン4を幅方向にガイドしている。また、ブレ
ードシュー11およびブレードスプリング12の弾性変
形による反発力が押付荷重としてチェーン4に作用し
て、チェーン4に一定の緊張力が作用している。
【0040】この場合には、チェーン4をガイドする各
ガイド片16,17,18が、チェーン摺動面11aの
全長にわたって設けられておらず、チェーン摺動面11
aに沿ってその一部に設けられた短冊状の小形のガイド
片から構成されている。これにより、ブレードシュー1
0の全長にわたって断面二次モーメントしたがって曲げ
剛性が大きくなるのが防止され、ブレードシュー11が
曲げ変形しにくくなるのが防止されており、ブレードシ
ュー11の可撓性が維持されている。
【0041】その結果、チェーン4の弛み度合いに応じ
て、ブレードシュー11が随時適切な曲率半径に変化す
ることができ、チェーン4に常時適切な緊張力を作用で
きるようになる。また、ブレードシュー11の全長にわ
たってブレードシュー11の幅を大きくすることなく、
チェーン摺動面11aの幅寸法を確保できる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るブレードテ
ンショナによれば、ブレードシューのチェーン摺動面の
側縁部においてチェーン摺動面に沿った複数の個所に、
短冊状の小形のガイド片を設けるようにしたので、ブレ
ードシューの幅を大きくすることなくチェーン摺動面の
幅寸法を確保できるとともに、ブレードシューの曲げ変
形のしやすさを維持しつつ、ブレードシューのチェーン
摺動面上においてチェーンを幅方向にガイドできる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるブレードテンショナ
を含むエンジンカムシャフトタイミングシステムの概略
構成図である。
【図2】前記ブレードテンショナを構成するブレードシ
ューの全体斜視図である。
【図3】図1のIII-III 線断面図である。
【図4】図1のIV-IV 線断面図である。
【図5】従来の油圧テンショナの横断面図である。
【符号の説明】
1: カムシャフトタイミングシステム 4: タイミングチェーン 10: ブレードテンショナ 11: ブレードシュー 11a: チェーン摺動面 12: ブレードスプリング 16,17,18: ガイド片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月28日(2001.2.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図4】
【図1】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 7/08 F16H 7/08 B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チェーンに緊張力を作用させるためのブ
    レードテンショナであって、 弧状に湾曲するチェーン摺動面を有するとともに、前記
    チェーン摺動面の側縁部から立ち上がる短冊状の小形の
    ガイド片を前記チェーン摺動面に沿って複数個所に有す
    るブレードシューと、 前記ブレードシューの前記チェーン摺動面と逆側に配置
    され、前記ブレードシューにばね力を作用させるための
    板ばね状のブレードスプリングと、を備えたブレードテ
    ンショナ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ブレードシューが、前記ガイド片の形成個所におい
    て概略コ字状断面または概略L字状断面を有している、
    ことを特徴とするブレードテンショナ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記ガイド片が、前記チェーン摺動面の左右両側縁部に
    おいて対向配置されている、ことを特徴とするブレード
    テンショナ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記ガイド片が、前記チェーン摺動面の左右両側縁部に
    おいて互い違いに配置されている、ことを特徴とするブ
    レードテンショナ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記ガイド片が、前記チェーン摺動面に対してチェーン
    が接触を開始する接触開始個所、チェーンが前記チェー
    ン摺動面から離れ始める離脱開始個所、および前記チェ
    ーン摺動面の長手方向略中央に位置する個所の少なくと
    も3個所に設けられている、ことを特徴とするブレード
    テンショナ。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記チェーンが、エンジンのカムシャフト駆動用のタイ
    ミングチェーンである、ことを特徴とするブレードテン
    ショナ。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記チェーンが、エンジンの補機駆動用のチェーンであ
    る、ことを特徴とするブレードテンショナ。
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