JP2002227378A - 建築物の床構造 - Google Patents
建築物の床構造Info
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Abstract
床構造とする。 【解決手段】内側に水通路を設けた大引1の上に、内側
に水通路を設けた根太2を、各水通路を連通させて、か
つ、大引1に対して根太2を略直角に交差させて複数横
方向に並列して設け、隣接する根太2間上に床パネル5
を、床上と根太2の水通路が連通するよう横方向に隣接
する各床パネル5間に間隙部7を設けて載置し、さら
に、縦方向に隣接する床パネル5間の隣接部9の下方
に、補助樋3を配置し、隣接部9から下方に落下した水
を、補助樋3で受けるように形成した。
Description
の清掃を行なう建築物の床構造に関する。
とすることで、床上の洗浄水等を効率良く外部に排水す
る建築物の床構造を発明した。すなわち、複数並列する
大引上に直交するよう複数の根太を載置し、隣接する根
太間上に矩形状の床パネルをそれぞれ配置し、大引内及
び根太内を排水通路とし、大引と根太の直交する箇所は
両者を連通したものである。そして、隣接する床パネル
間に形成した間隙から滴下する水は、根太で受けて、根
太内の水は、大引に流下し、外部に排水する。
は、床パネルの間の間隙から根太に水が流下するが、縦
方向に隣接する床パネルの間の隣接部には、例えばパッ
キンを設けて、水が下部に漏水するのを防止している。
した建築物の床構造にて、さらなる改良すべき点を見い
だした。すなわち、縦方向に隣接する床パネル間付近の
構造に関してである。
たように、縦方向に隣接する床パネル間にパッキンを設
けて防水している。ところが、例えば床パネルの端部に
予めパッキンを取り付けた場合、床パネルの製造が面倒
になると共に、既定形状のパッキンで確実に漏水を防止
するには、隣接する床パネル同士の位置決めを細かく設
定する必要がある。
あり、排水経路外への漏水を確実に防止する建築物の床
構造とすることを課題とする。また、排水経路外への漏
水を確実に防止する建築物の床構造を、施工効率を良好
なものとして提供することを課題とする。
通路を設けた大引1の上に、内側に水通路を設けた根太
2を、各水通路を連通させて、かつ、大引1に対して根
太2を略直角に交差させて複数横方向に並列して設け、
隣接する前記根太2間上に床パネル5を、床上と根太2
の水通路が連通するよう横方向に隣接する各床パネル5
間に間隙部7を設けて載置し、さらに、縦方向に隣接す
る床パネル5間の隣接部9の下方に、補助樋3を配置
し、隣接部9から下方に落下した水を、補助樋3で受け
るように形成して建築物の床構造とした。
補助樋3は、前記根太2上に載置し、補助樋3と根太2
の水通路を連通させて建築物の床構造とした。第3の発
明は、第1の発明または第2の発明のいずれかにおい
て、前記床パネル5の縦方向の両方の端部5aは、下方
を内側寄りに傾斜させて設けて建築物の床構造とした。
形態の説明をする。図1〜図7は本発明の建築物の床構
造の一実施の形態の説明用の図である。
ンレススチール製の管等で形成して、内側に水通路を設
けた大引1を、支柱13で支持して構築してある。そし
て、大引1の上に、大引1と同様の材料で形成し、内側
に水通路を設けた根太2を、大引1に略直角に交差させ
ると共に所定間隔を開けて複数本載置している。この所
定間隔は、後述する床パネル5の横方向の幅に対応させ
て設定されている。また、根太2の上部両側には段部2
bが形成されており、両側の段部2b、2b間は開口し
ている。
大引1の上部に連通孔1aを設けるとともに、根太2の
下部に連通孔2aを設け、両者の水通路を連通させてい
る。なお、根太2の連通孔2aには、下方に垂下したフ
ランジ部が形成されており、大引1と根太2の位置決
め、及び、連通部分における外部への漏水防止がなされ
ている。
状の床パネル5が載置され、複数の床パネル5が平面マ
トリクス状に配置されて全体床を構成している。この床
パネル5は、凹状に屈曲された補強部を3箇所有する芯
材10上に、床面材となる蓋部15を固定することによ
り構成されている。そして、床パネル5の横方向の両端
部には、前記根太2の段部2bに対応する形状の鍔部5
bが形成されており、段部2bと鍔部5bが合致して、
床パネル5の横方向の位置決めがなされる。横方向に隣
接する床パネル5間には、間隙部7が形成され、この間
隙部7の下方に根太2の上部開口が位置し、床上空間と
根太2の水通路が連通することとなる。
ては、下方を内側寄りに傾斜させた端部5aが形成され
ている。そして、縦方向に隣接する2枚の床パネル5間
には、間隙部9よりは小径のスリットとしての隣接部9
が形成されている。この隣接部9の下方に、隣接部9か
ら滴下する洗浄水等を受ける補助樋3が設けられてい
る。
ル5の横幅と略同一の部材であり、ステンレススチール
又は合成樹脂材により成形され、その両端部には拡開し
た顎部3aが形成されている。そして、この顎部3aが
根太2の段部2b上に係止し、横方向に隣接する根太2
間を跨いだ状態に位置する。そして、隣接する床パネル
5のそれぞれの端部5aは、図6に示すように補助樋3
内に係止されることとなる。この端部5aの補助樋3内
への係止は、床パネル5の縦方向に若干の位置ずれが発
生したとしても、問題なく施されるものである。
水等は、間隙部7からは根太2に直接流下する。また、
床パネル5上から隣接部9に至った洗浄水等は、一端補
助樋3が受け、補助樋3の両端から根太2に流下する。
そして、根太2に流れ込んだ水は、連通孔2a及び連通
孔1aを介して大引1に流入し、排水管12から外部に
排出される。
連通した排水管11から外部に排出される。
間の隣接部9の下方に、補助樋3を配置し、隣接部9か
ら下方に水が滴下した場合にも、補助樋3で確実に水を
受けて、根太2側へ排水するので、漏水を確実に防止で
きるものである。
パッキンを隣接部9に施す必要がないので、漏水防止装
置の施工性が向上した。また、従来のパッキン式防止装
置の施工であると、施工後に、床パネル5の損傷や、根
太2や大引1の如き床構造下部の修理や整備のために、
床パネル5の単体を取り外そうとすると、床パネル5の
上部が濡れていた場合には、パッキンが外れるので、隣
接部9から水が流れ落ちてしまうが、本発明の場合、補
助樋3が設けられているので、そのような心配がないも
のである。
の端部5aは、下方に向けて内側寄りに傾斜しているの
で、この傾斜により、床パネル5の縦方向に隣接する両
方の端部5aは、補助樋3との係合や位置決めがし易く
なった。そして、隣接部9の隙間が小さくなるととも
に、補助樋3内では拡がるので、一旦滴下した水は補助
樋3内では流れ易くなるものである。
C−C’線の断面図
左側面図
A−A’線の断面図
B−B’線の断面図
Claims (3)
- 【請求項1】内側に水通路を設けた大引1の上に、内側
に水通路を設けた根太2を、各水通路を連通させて、か
つ、大引1に対して根太2を略直角に交差させて複数横
方向に並列して設け、 隣接する前記根太2間上に床パネル5を、床上と根太2
の水通路が連通するよう横方向に隣接する各床パネル5
間に間隙部7を設けて載置し、 さらに、縦方向に隣接する床パネル5間の隣接部9の下
方に、補助樋3を配置し、隣接部9から下方に落下した
水を、補助樋3で受けるように形成した建築物の床構
造。 - 【請求項2】前記補助樋3は、前記根太2上に載置し、
補助樋3と根太2の水通路を連通させた請求項1記載の
建築物の床構造。 - 【請求項3】前記床パネル5の縦方向の両方の端部5a
は、下方を内側寄りに傾斜させて設けた請求項1又は2
のいずれかに記載の建築物の床構造。
Priority Applications (1)
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Publications (2)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008196156A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Kimura Giken:Kk | 床構造 |
JP2022062682A (ja) * | 2020-10-08 | 2022-04-20 | 陳鴻椿 | フロアフレーム |
-
2001
- 2001-01-31 JP JP2001024727A patent/JP4435436B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008196156A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Kimura Giken:Kk | 床構造 |
JP2022062682A (ja) * | 2020-10-08 | 2022-04-20 | 陳鴻椿 | フロアフレーム |
JP7202434B2 (ja) | 2020-10-08 | 2023-01-11 | 陳鴻椿 | フロアフレーム |
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JP4435436B2 (ja) | 2010-03-17 |
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