JP2001115635A - 建築物の床 - Google Patents
建築物の床Info
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B5/00—Floors; Floor construction with regard to insulation; Connections specially adapted therefor
- E04B5/02—Load-carrying floor structures formed substantially of prefabricated units
- E04B5/04—Load-carrying floor structures formed substantially of prefabricated units with beams or slabs of concrete or other stone-like material, e.g. asbestos cement
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- E04F15/00—Flooring
- E04F15/02—Flooring or floor layers composed of a number of similar elements
Abstract
する。 【解決手段】複数の床パネル2を並列に載置して全体床
を構成する建築物の床において、一の床パネル2と隣接
する他の床パネル2との床面間に形成される開口部16
と、開口部16の下方に配置され、開口部16から滴下
する液体を受ける樋部30と、を備え、樋部30は、一
の床パネル2に一体に形成されるとともに、樋部30内
の液体を外部に排出する排出管側に連通する。
Description
更に詳細には建築物内において水洗浄が可能な床に関す
る。
の場合、コンクリート床スラブ上へのならしモルタルの
塗布、アスファルト塗布、押さえモルタル層の形成、シ
ンダーコンクリート層の形成、タイル下地モルタルの塗
布、タイル仕上という一連の工程を経て形成される。こ
のような工程を経て形成される床は良好な防水性を有す
る。しかし、施工に必要とする時間が極めて長く、それ
が工期遅れの大きな原因となっている。また、床の一部
分に破損を生じた場合は、その修復に多大な費用が必要
となる。
を解消した床を提案した。これは、特許第253970
9号公報に記載されているように、床スラブ面から浮か
せた位置に床パネルを配置し、床パネル上に散水した水
を効率的に排水させるようにしたものである。
ネルの間に目地材を挟置し、この床パネルの両縁を支持
する根太材を配置する。さらに、これら根太材に直交し
て根太材を支承する大引き材を配置し、前記根太材内部
と大引き材とを連通させる通水孔を設ける。
設けた通水孔を一致させることで形成されている。な
お、根太材にはフランジが設けられており、排水が外部
に漏れることを防止するようにしてある。
と目地材との間から流入した水を外部に排出する排水管
を設けてある。さらに、前記大引き材の両端部下面にこ
れを支承する束材を配置し、この束材を建築物の床スラ
ブ面に接地させることで全体を保持するような構成にな
っている。
続されており、内部を乾燥させるとともに、床上空間に
臭気が滞留しないようにしてある。このような構成によ
り、床洗浄水は根太材から大引き材を通って排水管より
外部に排出され、床上の洗浄水を効率良く排出できる床
を、簡易な施工にて組み立てられるようになっている。
の結果、前述した床について、さらなる改善すべき点を
見い出した。すなわち、床全体の厚さをさらに薄くする
点と、施工性をさらに向上する点である。
り、簡易な作業にて容易に施工できる洗浄可能な建築物
の床を提供することを技術的課題とする。また、床全体
の厚さを薄くできる洗浄可能な建築物の床を提供するこ
とを技術的課題とする。
の床を提供することを技術的課題とする。また、構成部
材の成形が容易な洗浄可能な建築物の床を提供すること
を技術的課題とする。
パネルを並列に載置して全体床を構成する建築物の床に
おいて、一の床パネルと隣接する他の床パネルとの床面
間に形成される開口部と、この開口部の下方に配置さ
れ、前記開口部から滴下する液体を受ける樋部と、を備
え、前記樋部は、前記一の床パネルに一体に形成される
とともに、樋部内の液体を外部に排出する排出管側に連
通することを特徴とする。
パネルは、一側部に前記樋部を備えるとともに、他側部
に他の床パネルの樋部を接続する連接部を備え、同一形
状の各床パネルを、一の床パネルの樋部に他の床パネル
の連接部を接続して配置することにより、複数の床パネ
ルが横方向に並列して全体床を構成することを特徴とす
る。
ずれかにおいて、前記各床パネルは平面矩形状に形成さ
れ、全体床の下方には、上部に開口した流路を有すると
ともに各床パネルを支承する複数の大引き材が設けら
れ、前記各大引き材は、前記樋部の下方高さ位置におい
て樋部に略直交し、前記樋部と大引き材の流路とが連通
して、樋部内の液体が前記流路に流下することを特徴と
する。
向に隣接する床パネル同士の床面間に、第2の開口部を
設け、この第2の開口部の下方に、前記大引き材を配置
し、第2の開口部から滴下する液体を前記大引き材の流
路が直接受けることを特徴とする。なお、縦方向に隣接
する床パネルとは、樋部と同軸方向に隣接する床パネル
ということである。
かにおいて、前記各床パネル間に、床パネルの表面と同
一平面となる目皿部を設けたことを特徴とする。目皿部
は、通行者の体重を支えられるとともに、洗浄水等の液
体を表面側から下方側に通過可能な構造であればどのよ
うなものでもよく、上下に貫通する多数のスリットを有
する目皿部や、網状の目皿部を例示できる。また、通水
透過性の材質により目皿部を形成してもよい。
〜図8に基いてさらに詳細に説明する。本実施形態の建
築物の床は、複数の床パネル2が並列して載置されるこ
とにより、全体床が構成される。
平面矩形状のパネル本体の長辺側の一側部に、凹状の樋
部30(第1側部)が形成されるとともに、長辺側の他
側部に、前記樋部30の外端部の形状に対応する連接部
40(第2側部)が形成されている。そして、これら樋
部30及び連接部40は、図5に示すように、床パネル
2の芯材である本体部20と一体に形成されている。
部から下方に延出された第1段部31と、この第1段部
31から垂下した内側部32と、内側部32に連なる底
部33と、底部33から立ち上がる外側部34とから構
成されている。
の他側端部から下方に延出された第2段部41と、この
第2段部41から垂下した連接側部42から構成されて
いる。一方、床パネル2の短辺側の両側部(第3側部、
第4側部)は同一形状を呈しており、本体部20の短辺
側端部から下方に延出された第3段部21と、この第3
段部21から斜め外側下方に傾斜する第1傾斜部23
と、この第1傾斜部23から垂下した側部22と、側部
22の下部から床パネル2の内方に向けて斜め上方に傾
斜する第2傾斜部24と、第2傾斜部24の端部から垂
下する鉤部25とからそれぞれ構成されている。
と、第3段部21、21は、いずれも同じ高さ位置にて
形成されている。また、図5及び図6は、複数の床パネ
ル2を接続し、複数の大引き材60に載置するととも
に、各床パネル2間に目皿部80、90を設置した状態
において、図1に示すA−A’線、B−B’線にて断面
とした図である。すなわち、図1は床パネル2の単体の
図面であるが、図5及び図6は、複数の床パネル2を複
数の大引き材60にて支承した状態の図である。
ンゴム等により成形された弾性材75を介して、床面と
なる矩形状の蓋体70が設けられている。この蓋体70
の四辺は、床面から垂下する側部71として形成してあ
り、前記弾性材75を覆っている。
平行に断面三角形状の補強部27が設けられている。こ
の補強部27は、本体部20の中央部を下方に突出する
よう折り曲げて形成してある。
を除いた本体部20に連接する部材が、本体部20と一
体に形成されているが、その成形にあたっては、一枚の
金属板(ステンレススチール等)を折り曲げて形成して
もよいし、適宜溶接して形成してもよい。あるいは、金
型内に樹脂等を充填して成形するようにしてもよい。
敷設するには、一の床パネル2の樋部30内に、隣接す
る他の床パネル2の連接部40をはめ込む。すなわち、
樋部30の外側部34の高さと、連接部40の連接側部
42の高さは略同一に形成されており、連接部40の第
2段部41の裏面に、外側部34の頂部が当接する。な
お、連接側部42の高さは、外側部34より短く形成し
てもよい。こうして、各床パネル2の横方向の接続が順
次なされる。
っては、床パネル2の縦方向の幅に合わせて予め所定間
隔毎に設置された複数の大引き材60上に、各床パネル
2を載置することによってなされる。すなわち、図6に
示すように、1本の大引き材60上に、2つの床パネル
2の端部が対向してそれぞれ固定される。
中空鋼材となっており、底部61と、この底部61から
垂設される側部62,62と、側部62,62の上部か
ら斜め下方に延出する傾斜頂部63,63とから構成さ
れている。そして、前記床パネル2の第2傾斜部24
と、前記傾斜頂部63とは同一の傾斜角度をなしてお
り、また、第2傾斜部24の裏面側の幅と傾斜頂部63
の上面側の幅とは略同一になっている。したがって、床
パネル2の短辺側の両側部は、図6中、それぞれ大引き
材60の上部の左側と右側に位置決め固定される。
第2傾斜部24及び大引き材60の傾斜頂部63に亘っ
てボルト12が貫通され、床パネル2と大引き材60が
強固に固定されている。なお、1本のボルト12により
固定される第1傾斜部23、第2傾斜部24、傾斜頂部
63は、同一方向に傾斜しているので、ボルト12の取
付け及び取り外しを容易に行うことができる。
態を図7に示す。各床パネル2間には、目皿部が設置さ
れている。すなわち、樋部30の上方である第1開口部
(開口部)16には目皿部80が設置され、樋部30の
直角方向上方である第2開口部(第2の開口部)14に
は目皿部90が設置される。
示すように、頂板部81と、頂板部81の幅方向両端部
に設けられた脚部82,82を備えている。そして、頂
板部81の中央部裏側には、内部に導水路85を有する
導水管84が設けられている。前記導水路85は、導水
管84の上部から頂板部81の表面まで直線状に形成さ
れた散水孔86,86に連通しており、この散水孔8
6,86は、目皿部80,90の軸線方向にて多数設け
られている。なお、各組の散水孔86,86は、水平方
向に対して略45度の角度で外方向(床パネル2側)に
向けて形成されている。また、目皿部80,90の表面
側と、目皿部80,90下方の第1開口部16及び第2
開口部14とは、図示しない多数の連通孔によって連通
されている。
は、図8に示すように床パネル2の幅に合わせて複数の
大引き材60を平行に配置する。なお、各大引き材60
は、束材6によって床スラブ3上に支持させる。束材6
の下部にはアジャスタ7が設けられており、高さ調整が
できるようになっている。図8では、大引き材60A,
60Bが完全な大引き材を表し、床パネル2bが完全な
床パネルを表しているが、床の構造を理解し易くするた
めに、本図では幾つかの大引き材や床パネルの一部を切
り欠いて表している。
60に跨るように、壁5の端部に合わせて縦方向一列に
各床パネル2を載置し、ボルト12によって床パネル2
と大引き材60とを固定する。また、床パネル2の横方
向(大引き材60の軸方向)への連続した敷設は、床パ
ネル2の樋部30と、横方向に隣接させる床パネル2の
連接部40とを接続させて(床パネル2bと床パネル2
aの関係)、順次各床パネル2をボルト12によって固
定する。また、床パネル2の位置決めは、設置した床パ
ネル2の樋部30に、次に敷設する床パネル2の連接部
40を重ね合わせるだけの単純な作業により正確になさ
れる。
部付近には、各大引き材60と直交するように排水横引
き管8が設けられており、この排水横引き管8と大引き
材60の内部(流路)64とは、それぞれ排水縦管9に
よって連通される。また、全体床の端部に位置する樋部
30には、密閉部88が取り付けられる。さらに、床と
壁5との境界付近には、シールド15が施され、壁5に
洗浄水がかからないようにしてある。
管理者が図示しない制御盤を操作することにより、導水
管84の端部側に接続された給水バルブが開放され、導
水路85内に洗浄水が供給される。導水路85内の洗浄
水は、散水孔86から床パネル2上(蓋体70表面)に
向けて散水される。
は、目皿部80,90に形成された連通孔、あるいは目
皿部80,90と床パネル2との間隙から下方に滴下す
る。目皿部80から滴下した洗浄水は、樋部30にて受
けられ、樋部30内を流れて大引き材60内に流下す
る。また、目皿部90から滴下した洗浄水は、直接大引
き材60内に受けられる。そして、各大引き材60内の
洗浄水は、排水縦管9を経て排水横引き管8に流れ込
み、排水本管側に排水される。
いて説明する。施工後の床パネル2に損傷等が生じるの
は、ほとんどの場合、床面上の損傷であるので、蓋体7
0を取り替えるだけで、修復は完了する。また、仮に床
パネル全体を取り替えるにしても、床パネル2は簡単に
取り外しができるので、樋部30方向にて最端部の床パ
ネル2から順次取り外し、修復が必要な床パネル2を新
たな床パネル2に取り替えた後、取り外した床パネル2
を順次取り付けて修復を行う。
れば、従来の根太部材が不要となり、その分の床全体の
厚みを薄くすることができる。そして、床パネル2を、
樋部30及び連接部40と一体に形成したので、部品点
数を少なくできるとともに、床パネル同士の接続を簡易
に行うことができる。また、床パネル2の樋部30は、
大引き材60上に単に懸架された状態で、樋部30の端
部と大引き材60の開口部との連通がなされるので、容
易に施工を行うことができる。
施工できる洗浄可能な建築物の床を提供することができ
る。
な建築物の床を提供することができる。さらに、排水効
率のよい洗浄可能な建築物の床を提供することができ
る。
建築物の床を提供することができる。
床パネルを示す斜視図。
図。
図。
図。
接する床パネルと接続された状態を示す断面図。
引き材に載置された状態を示す断面図。
状態を示す斜視図。
図。
Claims (5)
- 【請求項1】複数の床パネルを並列に載置して全体床を
構成する建築物の床において、 一の床パネルと隣接する他の床パネルとの床面間に形成
される開口部と、 この開口部の下方に配置され、前記開口部から滴下する
液体を受ける樋部と、を備え、 前記樋部は、前記一の床パネルに一体に形成されるとと
もに、樋部内の液体を外部に排出する排出管側に連通す
ることを特徴とする建築物の床。 - 【請求項2】各床パネルは、一側部に前記樋部を備える
とともに、他側部に他の床パネルの樋部を接続する連接
部を備え、 同一形状の各床パネルを、一の床パネルの樋部に他の床
パネルの連接部を接続して配置することにより、複数の
床パネルが横方向に並列して全体床を構成することを特
徴とする請求項1記載の建築物の床。 - 【請求項3】前記各床パネルは平面矩形状に形成され、 全体床の下方には、上部に開口した流路を有するととも
に各床パネルを支承する複数の大引き材が設けられ、 前記各大引き材は、前記樋部の下方高さ位置において樋
部に略直交し、前記樋部と大引き材の流路とが連通し
て、樋部内の液体が前記流路に流下することを特徴とす
る請求項1または2のいずれかに記載の建築物の床。 - 【請求項4】縦方向に隣接する床パネル同士の床面間
に、第2の開口部を設け、 この第2の開口部の下方に、前記大引き材を配置し、 第2の開口部から滴下する液体を前記大引き材の流路が
直接受けることを特徴とする請求項3記載の建築物の
床。 - 【請求項5】前記各床パネル間に、床パネルの表面と同
一平面となる目皿部を設けたことを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載の建築物の床。
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