JP2002227239A - 建設機械のピン連結部の構造 - Google Patents

建設機械のピン連結部の構造

Info

Publication number
JP2002227239A
JP2002227239A JP2001023292A JP2001023292A JP2002227239A JP 2002227239 A JP2002227239 A JP 2002227239A JP 2001023292 A JP2001023292 A JP 2001023292A JP 2001023292 A JP2001023292 A JP 2001023292A JP 2002227239 A JP2002227239 A JP 2002227239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
connecting portion
joint portion
construction machine
protection member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001023292A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Watanabe
智則 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2001023292A priority Critical patent/JP2002227239A/ja
Publication of JP2002227239A publication Critical patent/JP2002227239A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ホーク状の連結部を構成する母材の対向面に保
護部材を溶接してなる連結部の構造において、ピンの傾
斜により保護部材に作用する応力による連結部の亀裂の
発生を防止しうる建設機械の連結部の構造を提供する。 【解決手段】保護部材7のピン孔7bの内周面とピン6
との間に隙間Gを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械において、多関節フロントの関節部等における
ピン連結部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルのブームとアームとの連結
部の従来構造として、図3(A)と図3(B)に示すも
のがある。図3(A)に示す構造は、ブーム1とアーム
4間の連結部におけるガタを無くすため、ブーム1の先
端のホーク状をなす連結部2を構成する母材3の対向面
3aを研削する(3bが研削された箇所を示す)ことに
より、対向面間の間隔を、アーム4の基端の連結部5の
幅Wに合わせ、該連結部4をブーム1の連結部2に嵌合
し、これらの連結部2、5に設けたピン孔3c、4aに
ピン6を貫挿してなる。
【0003】図3(B)に示す構造は、ブーム1の連結
部2の母材3の対向面3aに保護部材7を、その周囲を
溶接(7a)して固着し、保護部材7の間隔がアームの
連結部5の幅Wに合致するように切削し、これらの保護
部材7、7間にアーム4の連結部5を嵌め、前記母材3
のピン孔3c、保護部材7のピン孔7b、連結部5のピ
ン孔4aにピン6を貫挿してなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3(A)に示す従来
構造においては、母材3が摩耗すると、摩耗した面に肉
盛り溶接して再度切削により対向面を形成する必要があ
るので、補修作業に手間がかかるという問題点がある。
【0005】図3(B)に示す従来構造においては、保
護部材7が摩耗すると、この保護部材7の溶接部7bを
溶断して取外し、新たな保護部材7を溶接して対向面を
切削するが、この作業は肉盛り溶接に比較して容易であ
るため、一般的には図3(B)の構造が採用される。し
かし、この図3(B)の構造においては、図4に模式的
に示すように、アーム4が左右に振れると、ピン6が傾
斜することにより保護部材7に応力がかかり、保護部材
7の溶接部7aないしは母材3に亀裂8が発生するとい
う問題点がある。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、前述のよう
にホーク状の連結部を構成する母材の対向面に保護部材
を溶接してなる連結部の構造において、ピンの傾斜によ
り保護部材に作用する応力による連結部の亀裂の発生を
防止しうる建設機械のピン連結部の構造を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の建設機械のピン
連結部の構造は、ホーク状をなしかつピン孔を有する母
材の内側対向面に、ピン孔を有する保護部材を溶接して
第一の部材の連結部を構成し、前記保護部材間に、ピン
孔を有する第二の部材の連結部を嵌め、これらの連結部
のピン孔にピンを貫挿して構成される建設機械のピン連
結部の構造において、前記保護部材のピン孔の内周面と
前記ピンとの間に隙間を設けたことを特徴とする。
【0008】このように、保護部材のピン孔の内周面と
ピンとの間に隙間を設ければ、第一の部材に対して第二
の部材間が揺動してピンが傾斜しても、ピンが保護部材
をピン孔の内周側から押圧することがなく、ピンによる
保護部材押圧による応力発生が防止され、亀裂の発生を
無くすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明によるピン連
結部の構造を適用する建設機械の一例である油圧ショベ
ルの側面図である。1は旋回体9にブームシリンダ10
により起伏自在に取付けられるブーム、4はブーム1
(第一の部材)にピン6により回動自在に取付けられる
アーム(第ニの部材)である。
【0010】図1(B)は本発明によるピン連結部の構
造の一実施の形態を示す断面図である。図1(B)の構
造は、図1(A)に示したブーム1とアーム4との連結
部の構造を拡大して水平断面で切断して示したものであ
る。図1(B)において、図3と同じ符号は同じ構成部
材または部分を示す。
【0011】図2は図1(B)の部分拡大断面図であ
り、前記ブーム1のホーク状連結部2を構成する母材3
の対向面3aには保護部材7が外周部において溶接7a
される。保護部材7のピン孔7bは、ピン6の径より大
きく形成されることにより、ピン6とピン孔7bの内周
面との間には隙間Gが形成される。
【0012】このように、ピン6と保護部材7のピン孔
7bとの間に隙間Gを設ければ、図2に2点鎖線で示す
ように、ブーム1に対してアーム4が左右に揺動してピ
ン6が傾斜しても、ピン6が保護部材7のピン孔7bの
内周面に当接せず、保護部材7がピン6によって半径方
向に押圧されないため、前記亀裂8の発生を防ぐことが
できる。
【0013】本発明のピン連結部の構造は、多関節フロ
ントの他の関節部や油圧シリンダの連結部の構造にも適
用することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、ピンによる保護部材押
圧による応力発生が防止され、連結部における亀裂の発
生を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明によるピン連結部の構造を適用
する建設機械の一例である油圧ショベルの側面図、
(B)は本発明によるピン連結部の構造の一実施の形態
を示す断面図である。
【図2】本実施の形態の作用説明図である。
【図3】(A)、(B)は従来のピン連結部の構造をそ
れぞれ示す断面図である。
【図4】図3(B)のピン連結部の構造の問題点を説明
する断面図である。
【符号の説明】
1:ブーム、2:連結部、3:母材、3a:ピン孔、
4:アーム、4a:ピン孔、5:連結部、6:ピン、
7:保護部材、7a:溶接部、7b:ピン孔、9:旋回
体、10:ブームシリンダ、G:隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホーク状をなしかつピン孔を有する母材の
    内側対向面に、ピン孔を有する保護部材を溶接して第一
    の部材の連結部を構成し、前記保護部材間に、ピン孔を
    有する第二の部材の連結部を嵌め、これらの連結部のピ
    ン孔にピンを貫挿して構成される建設機械のピン連結部
    の構造において、 前記保護部材のピン孔の内周面と前記ピンとの間に隙間
    を設けたことを特徴とする建設機械のピン連結部の構
    造。
JP2001023292A 2001-01-31 2001-01-31 建設機械のピン連結部の構造 Pending JP2002227239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001023292A JP2002227239A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 建設機械のピン連結部の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001023292A JP2002227239A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 建設機械のピン連結部の構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002227239A true JP2002227239A (ja) 2002-08-14

Family

ID=18888595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001023292A Pending JP2002227239A (ja) 2001-01-31 2001-01-31 建設機械のピン連結部の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002227239A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3932687B2 (ja) ピン連結構造
JP2002227239A (ja) 建設機械のピン連結部の構造
JP5352541B2 (ja) 作業機械のボス構造
JP2001329356A (ja) 軸受用ボスの溶射皮膜製造方法
JP2012021336A (ja) 建設機械のアーム及びその製作方法
JP2002242227A (ja) 作業機械の作業腕構造
JP3567366B2 (ja) 作業機械の作業腕構造
JP4202107B2 (ja) 溶接継手構造
JP2008012584A (ja) アーク溶接ロボット用溶接ヒューム吸引フード
JP3210486U (ja) ビット及びファーストチューブ
JP6579004B2 (ja) 建設機械のアッパーフレーム
JP6305846B2 (ja) アタッチメント構成部材及びこれを備えた建設機械のアタッチメント並びにアタッチメントの製造方法
WO2018062418A1 (ja) 作業機用の箱形構造体
JP2007297874A (ja) 建設機械用アーム
JP2001289237A (ja) 2部材連結装置
JP2019124071A (ja) 油圧ショベル
JP2000248574A (ja) 作業機械の作業腕構造
JP2001115477A (ja) 作業機械の作業腕構造
JP2000248576A (ja) 作業機械の作業腕構造
JP2001115479A (ja) 作業機械の作業腕構造
JP2001115478A (ja) 作業機械の作業腕構造
JP2007046750A (ja) ピンおよび軸受装置
JP4213927B2 (ja) 解体切断機
JPH0960030A (ja) 側溝掘りアタッチメント
JP2004092143A (ja) 作業機のブラケット構造