JP2002226238A - ガラスパネル - Google Patents

ガラスパネル

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JP2002226238A JP2001019703A JP2001019703A JP2002226238A JP 2002226238 A JP2002226238 A JP 2002226238A JP 2001019703 A JP2001019703 A JP 2001019703A JP 2001019703 A JP2001019703 A JP 2001019703A JP 2002226238 A JP2002226238 A JP 2002226238A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い圧縮強度を有すると共に、相対移動がゆ
っくりと全面にわたって生じる場合はもちろん、局所的
かつ衝撃的に加わる外力による急激な相対移動により発
生する剪断応力をも緩和吸収して、破断損傷の生じ難い
ガラスパネルを提供する。 【解決手段】 一対の板ガラス1A,1B間に多数の間
隔保持用のスペーサ2を介在させ、かつ、その両板ガラ
ス1A,1B間の外周部間を外周密閉部4で密閉して両
板ガラス1A,1B間に空隙部Vを形成し、前記空隙部
Vを減圧状態に保持してあるガラスパネルであって、前
記スペーサ2における前記板ガラス1と接触する接触部
2Bに摩擦低減手段Tを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の板ガラス間
に多数の間隔保持用のスペーサを介在させ、かつ、その
両板ガラスの外周部間を外周密閉部で密閉して両板ガラ
ス間に空隙部を形成し、前記空隙部を減圧状態に保持し
てあるガラスパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】空隙部の減圧に基づいて両板ガラスの外
表面から大気圧が作用するが、その大気圧による圧縮応
力に対抗するために、従来、この種のガラスパネルに
は、高い圧縮強度を有した硬質材料からなるスペーサが
空隙部形成材料として使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のガラス
パネルによれば、スペーサに高い圧縮強度を有した硬質
材料を使用しているため、大気圧等によるスペーサを圧
縮する方向に働く圧縮応力に対抗して空隙部の間隔を保
持することは容易となる反面、板ガラスとの摩擦抵抗が
大きくなる。そのため、外部からかかる風圧や衝撃等の
局所的かつ衝撃的に加わる負荷により、ガラスパネルが
湾曲してスペーサと板ガラスとが急激な相対移動を生じ
ようとした場合、板ガラスとスペーサ間の摩擦抵抗によ
り剪断応力が増大し、板ガラスに破断損傷を生じ易いも
のとなっていた。そこで、板ガラスに生じる破断損傷を
防止するために、図6(イ)(ロ)に示すように、スペ
ーサ本体2Aに硬質材料を使用すると共に、スペーサ2
における板ガラス1と接触する接触部2Bに軟質層Nを
設け、この軟質層Nの塑性変形によってスペーサ2と板
ガラス1との相対移動に伴う剪断応力を吸収する技術が
提案されている。しかし、前記相対移動がゆっくりと全
面にわたって生じるときは、前記軟質層Nがその相対移
動に追従することでスペーサ2と板ガラス1との間に作
用する剪断応力を緩和吸収することが可能であるが(図
6(ロ)参照)、局所的かつ衝撃的に加わる外力による
急激な相対移動に対しては、前記軟質層Nが追従できな
いためにスペーサ2と板ガラス1との間に作用する剪断
応力を緩和吸収することができず、板ガラス1に破断損
傷を生じ易くなるといった問題があった。そこで、前記
急激な相対移動に対する追従性を上げようとした場合、
前記軟質層に使用する材料をさらに軟質な材料を使用す
る必要性を生じるが、そうすると、今度は圧縮強度が低
下してしまうため軟質層の圧縮変形量が著しくなり、大
気圧等による圧縮応力に対して空隙部の間隔を所定間隔
に保持することが困難となる。また、このとき、前記軟
質層の圧縮変形量によっては、ガラス板の外周辺部に破
損を生じることがある。これは、両板ガラスの外周部間
を外周密閉部で密閉して剛接合してあるのに対し、板ガ
ラスにおける外周部以外の板面箇所が空隙部側に向けた
変形を起こすことにより、外周辺部に引張り応力が発生
することに起因する。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、高い圧縮強度を有すると共に、相対移動がゆっく
りと全面にわたって生じる場合はもちろん、局所的かつ
衝撃的に加わる外力によるスペーサと板ガラスの急激な
相対移動により発生する剪断応力をも緩和吸収して、破
断損傷の生じ難いガラスパネルを提供するところにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴構成は図1〜4に例示するごとく、一対の板ガラ
ス1A,1B間に多数の間隔保持用のスペーサ2を介在
させ、かつ、その両板ガラス1A,1Bの外周部間を外
周密閉部4で密閉して両板ガラス1A,1B間に空隙部
Vを形成し、前記空隙部Vを減圧状態に保持してあるガ
ラスパネルであって、前記スペーサ2における前記板ガ
ラス1と接触する接触部2Bに摩擦低減手段Tを設けて
あるところにある。
【0006】請求項2の発明の特徴構成は図4に例示す
るごとく、前記摩擦低減手段Tが、層状の結晶構造を有
した無機材料Mにより形成されているところにある。
【0007】請求項3の発明の特徴構成は、前記無機材
料が、窒化硼素、グラファイト、二硫化モリブデン、二
硫化タングステンのうち少なくとも何れか1種からなる
微粒子の集合体により形成されているところにある。
【0008】請求項4の発明の特徴構成は図5に例示す
るごとく、前記接触部2Bに設ける前記摩擦低減手段T
の厚み寸法hを、3μm以上に設定してあるところにあ
る。
【0009】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0010】〔作用及び効果〕請求項1の発明により、
前記スペーサにおける前記板ガラスと接触する接触部に
摩擦低減手段を設けてあるから、相対移動によるスペー
サと板ガラスとの間に発生し易い剪断応力を低減するこ
とができる。つまり、相対移動に伴うスペーサと板ガラ
スとの摩擦抵抗を、スペーサの接触部に設けた前記摩擦
低減手段によって低減することができるから、ゆっくり
と全面にわたって作用するスペーサと板ガラスとの相対
移動はもちろん、局所的かつ衝撃的に加わる外力による
相対移動によって発生する剪断応力をも低減することが
可能となる。その結果、板ガラスに生じ易かった剪断応
力による破断損傷を抑制できるようになった。
【0011】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記
摩擦低減手段が、層状の結晶構造を有した無機材料によ
り形成されているから、圧縮応力に対抗することができ
ると共に、スペーサとガラスパネルとの相対移動に対し
て潤滑機能を発揮することができる。つまり、接触部に
圧縮強度の高い無機材料を使用しているため、大気圧等
によるスペーサを圧縮する方向に働く圧縮応力に対抗し
て空隙部の間隔を保持することができると共に、スペー
サと板ガラスとの相対移動に対しては、層状の結晶構造
が容易に剥離して互いの層状結晶の相対移動を許容す
る。その結果、圧縮応力に対向して空隙部の間隔を保持
できると共に、潤滑機能を発揮することができるように
なった。
【0012】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記
無機材料が、窒化硼素、グラファイト、二硫化モリブデ
ン、二硫化タングステンのうち少なくとも何れか1種か
らなる微粒子の集合体により形成されているから、空隙
部内部の減圧状態を長期にわたって維持することができ
る。つまり、例えば、不安定でガス化し易い有機材料等
で摩擦低減手段を形成していた場合、使用中にガス化し
てしまってせっかく減圧した空隙部内の減圧度を低下さ
せてしまうといった問題を生じることがあるが、本願の
窒化硼素、グラファイト、二硫化モリブデン、二硫化タ
ングステンのうち少なくとも何れか1種からなる微粒子
の集合体は、使用中も長期間にわたってガス化すること
なく安定しているため、空隙部内部の減圧状態に影響を
与える虞がない。その結果、空隙部内の減圧状態を長期
にわたって維持できるから、ガラスパネルの防音性及び
断熱性能を長期にわたって維持することができるように
なった。
【0013】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、
前記接触部に設ける前記摩擦低減手段の厚み寸法を、3
μm以上に設定してあるから、前記摩擦低減手段による
摩擦低減機能を十分に発揮させることができる。つま
り、摩擦低減手段の厚み寸法が、3μm以上の方が、図
7に示すように摩擦低減機能を発揮し易くなる。その結
果、ガラス板に破断損傷を生じ難くできるようになっ
た。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明のガラスパネルPの一実施
形態としての真空複層ガラスSFを示すもので、前記真
空複層ガラスSFは、一対の板ガラス1(ガラスパネル
Pの一例)間に多数のスペーサ2を介在させ、かつ、そ
の第1、第2板ガラス1A,1Bの外周部間を外周密閉
部4で密閉して第1、第2板ガラス1A,1B間に空隙
部Vを形成し、第1、第2板ガラスのうち、一方の第1
板ガラス1Aに空隙部Vの気体を吸引するための吸引孔
3を設け、吸引孔3から空隙部Vの気体Aを吸引した
後、吸引孔3を封止して形成されている。
【0016】前記一対の板ガラス1のうち第1板ガラス
1A、及び、第2板ガラス1Bは、共にフロート板ガラ
ス(厚み寸法2.65mm〜3.2mm)で構成してあ
り、両板ガラスのうち、第1板ガラス1Aの方が、第2
板ガラス1Bよりも面積が若干小さく、第2板ガラス1
Bの外周縁を全周に亘って第1板ガラス1Aの外周縁か
ら突出させてあるので、板ガラス1の外周縁部間を低融
点ガラス5(外周密閉部4の一例)で封着する際に、そ
の突出部上にペースト状の低融点ガラス5を載置するこ
とで、空隙部Vを作業性良く形成できるように構成され
ている。
【0017】前記スペーサ2は、図4,5に示すよう
に、スペーサ本体2Aと、板ガラス1と接触する接触部
2Bとで構成されている。前記スペーサ本体2Aは、大
気圧に耐えるほどの耐圧縮性をもち、かつ、焼成やベー
キング等の高温のプロセスにも耐え、ガラスパネルP製
造後、容易にガス化しない材料によって形成されてい
る。具体的には、金属材料あるいはセラミックス材料が
望ましく、鉄、銅、アルミニウム、タングステン、ニッ
ケル、クロム、チタン、あるいはこれらを含む合金、又
は単素鋼、クロム鋼、ニッケル鋼、ステンレス鋼、ニッ
ケルクロム鋼、マンガン鋼、クロムマンガン鋼、クロム
モリブデン鋼、珪素鋼、真鍮、ハンダ、ニクロム、ジュ
ラルミン、インコネル718等の金属材料が挙げられ、
セラミックス材料としては、コランダム、アルミナ、ム
ライト、マグネシア、イットリア、窒化アルミニウム、
窒化珪素等がある。
【0018】前記スペーサ本体2Aの成形方法である
が、圧延加工等で作製した板状の金属材料から、放電・
のこ引き・加圧水・レーザー等の手段による切断、プレ
ス加工による打抜きまたはエッチング等によって所定の
寸法に加工するか、あるいは押出し加工などによって作
製された棒状の金属材料を、所定の厚みに切断して作製
する。
【0019】前記接触部2Bには、図4に示すように、
二硫化モリブデン(無機材料Mの一例)による摩擦低減
手段Tが形成されている。前記二硫化モリブデンは、層
状の結晶構造を有しており、容易に剥離して潤滑機能を
発揮することができるだけでなく、使用中も長期間にわ
たってガス化することなく安定しているため、空隙部V
内部の減圧状態に影響を与える虞がなく、空隙部V内の
減圧状態を長期にわたって維持することができるから、
ガラスパネルPの防音性及び断熱性能を長期にわたって
維持することができる。
【0020】図5に示すように、スペーサ2のサイズ
は、スペーサ2に働く圧縮力および美観上決めればよい
が、直径が0.1mm〜1.0mm程度で、高さが0.
15mm〜1.0mm程度の範囲にあるのが良く、か
つ、接触部2Bに設ける摩擦低減手段Tにおける夫々の
厚み寸法hを、3μm以上に設定するのが好ましい。ま
た、スペーサ2の形状は、円柱状の他、角柱状、リング
状、線状、鎖状等でも良い。そして、円柱形状に形成し
てあることによって、両板ガラス1A,1Bに対する接
当部分に、応力集中を生じ易い角部を造り難く、板ガラ
ス1に対して優しい状態の支持を叶え、破壊し難くする
ことができる。各スペーサ2のガラス面上での配列間隔
は、板ガラス1面に発生する引張応力、スペーサ2に働
く圧縮応力等から決定するが、板面方向に沿った縦横
に、10mm〜40mmの間隔が適当である。このと
き、美観上等間隔で整列されているのが望ましいが、上
記応力が適正な条件内にあれば、ランダムに配列されて
いても良い。二枚の板ガラス1A,1B間に形成される
空隙部Vの間隔は、0.1mm〜1.0mm程度が好ま
しい。
【0021】真空複層ガラスSFの製造方法について、
図1〜4を参照しながら説明する。図2(イ)に示すよ
うに、第1板ガラス1Aを上側にして、両板ガラス1
A,1B間にスペーサ2を挟み込み、第1板ガラス1A
の外周縁に沿ってペースト状の低融点ガラス5を塗布す
るとともに、吸引孔3の周面とガラス管9とに亘って低
融点ガラス5を塗布し、加熱炉6内で500℃程度に加
熱して、低融点ガラス5を溶融させた後、加熱炉6内の
温度を室温程度に低下させて、両板ガラス1A,1Bの
外周部間を硬化した低融点ガラス5で封着して空隙部V
を形成すると共に、吸引孔3の周面とガラス管9とを硬
化した低融点ガラス5で気密に接着固定してあるガラス
パネル本体Fを形成する(図2(ロ)参照)。
【0022】図3に示すように、加熱炉6内にガラスパ
ネル本体Fを第1板ガラス1Aが上側になるように水平
に支持し、その第1板ガラス1Aの板面に吸引封止装置
7の吸引カップ8を載置してガラス管9を覆う。前記吸
引封止装置7は、吸引口8aを形成している有底円筒状
の吸引カップ8の横側部に、空隙部V内の気体を吸引排
出するフレキシブルパイプ10を連通接続し、吸引カッ
プ8の先端には第1板ガラス1Aの板面との間を密閉す
る弾性Oリング11を備え、吸引カップ8の底部内側に
はガラス管9の先端部を加熱溶融させる電気ヒーター1
2を設けて構成されている。
【0023】そして、吸引カップ8の先端をOリング1
1を介して第1板ガラス1Aの板面に密着させ、例えば
200℃程度に加熱して空隙部V内を活性化しながら、
フレキシブルパイプ10を介して空隙部V内の気体を吸
引排出するベーキングを行い、空隙部Vを約1.33P
a(1.0×10-2Torr)以下に減圧する。次に、
電気ヒーター12により、ガラス管9の先端部を局部加
熱(約1000℃)することにより溶融させて、図1に
示すように、吸引孔3を封止し、この状態で冷却した
後、溶融したガラス管9を覆う保護用キャップ15を板
ガラスに接着する。
【0024】上記のようにして製造した真空複層ガラス
SFだと、空隙部Vの減圧に基づいて両板ガラス1A,
1Bの外表面からかかる大気圧によるスペーサ2を圧縮
する方向に働く圧縮応力が作用したとしても、耐圧縮性
をもつスペーサ本体2Aと、圧縮強度の高い無機材料M
を使用している接触部2Bとの協働で前記圧縮応力に対
抗して空隙部Vの間隔を保持することができる。また、
ゆっくりと全面にわたって作用するスペーサ2と板ガラ
ス1との相対移動はもちろん、図4(イ)(ロ)に示す
ように、局所的かつ衝撃的に加わる外力による相対移動
による剪断応力が発生したとしても、接触部2Bに設け
た二硫化モリブデンの層状の結晶構造が剥離して互いの
層状結晶の相対移動を許容して、摩擦抵抗を低減する潤
滑機能を発揮することができるから、剪断応力を低減す
ることができ、板ガラス1の破断損傷を抑制することが
できるようになった。
【0025】〔別実施形態〕以下に他の実施形態を説明
する。 〈1〉先の実施形態で摩擦低減手段が二硫化モリブデン
により形成された例について説明したが、摩擦低減手段
は二硫化モリブデンに限らず、窒化硼素、グラファイ
ト、二硫化タングステンのうち少なくとも何れか1種か
らなる微粒子の集合体により形成されたものであっても
良い。窒化硼素、グラファイト、二硫化タングステンの
うち少なくとも何れか1種からなる微粒子の集合体は、
層状の結晶構造を有しており、容易に剥離して潤滑機能
を発揮することができるだけでなく、使用中も長期間に
わたってガス化することなく安定しているため、空隙部
内部の減圧状態に影響を与える虞がなく、空隙部内の減
圧状態を長期にわたって維持することができる。
【0026】具体的に前記二硫化モリブデン、窒化硼
素、グラファイト、二硫化タングステンのうち少なくと
も何れか1種からなる微粒子の集合体をスペーサと板ガ
ラス間に設けるには、上記材料を微粒子の状態(サイズ
は1μm〜10μm程度)にした後、しかるべき溶媒に
分散し、スペーサ、あるいはガラス板の表面に適当量塗
布する。塗布方法はスプレー法、刷毛塗り法、ロールコ
ーター法、ディッピング法、グラビアコーター法、ナイ
フエッジコーター法、スクリーン印刷法等一般的な方法
が適応可能である。塗布後に溶媒残滓がガラスパネルの
真空安定性に影響を及ぼさないよう十分に乾燥・焼成を
行う必要がある。
【0027】〈2〉摩擦低減手段は、上記実施形態で説
明した無機材料に限らず、使用中長期間に亘って材料が
安定であり、ガス化して空隙部内部の真空状態に影響を
与える虞がなければ、有機材料で同様の機能が発揮でき
る材料、例えばフッ化エチレン樹脂等であっても良い。
また、有機材料と無機材料を接合させたものを摩擦低減
手段として使用する構成のものであっても良い。
【0028】〈3〉先の実施形態で摩擦低減手段を、ス
ペーサが板ガラスと接触する両面に設けた例について説
明したが、特に両面に設ける必要はなく、どちらか一方
に設けたものであっても良い。
【0029】〈4〉本発明のガラスパネルは、空隙部を
減圧状態に保持して多種にわたる用途に使用することが
可能で、例えば、建築用・乗物用(自動車の窓ガラス、
鉄道車両の窓ガラス、船舶の窓ガラス)・機器要素用
(プラズマディスプレイの表面ガラスや、冷蔵庫の開閉
扉や壁部、保温装置の開閉扉や壁部)等に用いることが
可能である。
【0030】〈5〉本発明のガラスパネルに使用する板
ガラスは、先の実施形態で説明したフロートガラスに限
るものではなく、その種別は任意に選定することが可能
であり、板ガラス表面に光学的、熱的特性向上等の目的
で酸化物被膜、金属被膜等が形成されていても構わな
い。例えば、型板ガラス、すりガラス(表面処理により
光りを拡散させる機能を付与したガラス)、網入りガラ
ス又は強化ガラスや熱線吸収、紫外線吸収、熱線反射、
低放射等の機能を付与した板ガラスや、それらとの組み
合わせであってもよい。低放射率ガラスの具体例とし
て、酸化スズを主成分とする被膜を板ガラス成形ライン
の途中で化学蒸着法(CVD法)により形成した板ガラ
スがある。あるいは別個に、真空容器中でスパッタ法等
により、銀層を中心とし、これを誘電体層で上下に挟ん
だ構造を基本とする膜を形成したガラスも考えられる。
【0031】〈6〉ガラスの組成については、先の実施
形態に限定されるものではなく、ソーダ珪酸ガラス(ソ
ーダ石灰シリカガラス)や、ホウ珪酸ガラスや、アルミ
ノ珪酸ガラス(アミノシリケートガラス)や、各種結晶
化ガラス等、いずれのものでも適用可能である。また、
板ガラスの製法についても、フロート法の他、ロールア
ウト法、ダウンドロー法、プレス法等、特に限定される
ものではない。
【0032】〈7〉本発明のガラスパネルに使用する板
ガラスは、一方の板ガラスと他方の板ガラスとが、長さ
や巾寸法が異なるものに限定されるものではなく、同寸
法に形成してあるものを使用するものであってもよい。
そして、両板ガラスの重ね方は、端縁部どうしが揃う状
態に重ね合わせてあってもよい。
【0033】〈8〉本発明のガラスパネルは、板ガラス
の外周部間を封止用材料としてのインジウム、鉛、錫ま
たは亜鉛などの主成分とする金属はんだで封着してあっ
てもよい。
【0034】
【実施例】300×300mm角と290×290mm
角の大きさに切断形成した一対の3mm厚の板ガラス間
に、直径0.5mm、高さ0.2mmの円柱形状のイン
コネル製のスペーサを、20mm間隔で格子状に配置し
て空隙部を形成し、その両板ガラスの外周縁部を低融点
ガラスで密閉した後、前記空隙部を真空に減圧して減圧
状態を保持したガラスパネルにおいて、二硫化モリブデ
ンの微粒子をイソプロピルアルコールに懸濁させた液を
前記スペーサの両面に刷毛塗りによって塗布する際に、
前記液濃度および刷毛塗り回数を変え、250℃の処理
温度で1時間焼成して層厚の異なる摩擦低減手段を形成
した複数の試験体と、前記スペーサに摩擦低減手段を設
けない比較試験体に対し、1.04kgの鋼球を前記各
試験体の上方から落下させて衝撃時の強度を調べた。具
体的には鋼球の落球高さを次第に上昇させ、ガラスが破
壊した時点での落球の高さを求めた実験結果を図7に示
してある。(図7(イ)は各試験体の実験データであ
り、図7 (ロ) はその実験データをグラフで示したもの
である。)
【0035】図7の結果から明らかなように、摩擦低減
手段を設けた試験体の破壊落球高さは、摩擦低減手段を
設けない比較試験体に比べて著しく高く、強度が高いこ
とがわかった。また、摩擦低減手段を設けた試験体の中
でも、摩擦低減手段の厚み寸法が3μmの時点で著しく
強度が高くなっていることからも明らかなように、接触
部に設ける摩擦低減手段の厚み寸法を、3μm以上に設
定してあるもののほうが高強度になることがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラスパネルを示す一部切り欠き斜視図
【図2】ガラスパネルの形成方法を示す説明図
【図3】空隙部の減圧方法を示す説明図
【図4】スペーサの作用説明図
【図5】スペーサを示す拡大断面図
【図6】比較例におけるスペーサの作用説明図
【図7】実験結果を示す表及びグラフ図
【符号の説明】
1A 第1板ガラス 1B 第2板ガラス 2 スペーサ 2B 接触部 4 外周密閉部 V 空隙部 T 摩擦低減手段 M 無機材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 御園生 雅郎 大阪府大阪市中央区北浜四丁目7番28号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 2E016 CA01 CB01 CC02 EA01 4G061 AA02 AA03 AA09 AA11 AA23 BA01 CA02 CB02 CB12 CB14 CD02 CD16 CD22 CD23 CD25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の板ガラス間に多数の間隔保持用の
    スペーサを介在させ、かつ、その両板ガラスの外周部間
    を外周密閉部で密閉して両板ガラス間に空隙部を形成
    し、前記空隙部を減圧状態に保持してあるガラスパネル
    であって、前記スペーサにおける前記板ガラスと接触す
    る接触部に摩擦低減手段を設けてあるガラスパネル。
  2. 【請求項2】 前記摩擦低減手段が、層状の結晶構造を
    有した無機材料により形成されている請求項1記載のガ
    ラスパネル。
  3. 【請求項3】 前記無機材料が、窒化硼素、グラファイ
    ト、二硫化モリブデン、二硫化タングステンのうち少な
    くとも何れか1種からなる微粒子の集合体により形成さ
    れている請求項2に記載のガラスパネル。
  4. 【請求項4】 前記接触部に設ける前記摩擦低減手段の
    厚み寸法を、3μm以上に設定してある請求項1〜3の
    何れかに記載のガラスパネル。
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