JPH11349358A - ガラスパネルの間隔保持部材 - Google Patents

ガラスパネルの間隔保持部材

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JPH11349358A
JPH11349358A JP10158858A JP15885898A JPH11349358A JP H11349358 A JPH11349358 A JP H11349358A JP 10158858 A JP10158858 A JP 10158858A JP 15885898 A JP15885898 A JP 15885898A JP H11349358 A JPH11349358 A JP H11349358A
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glass
glass panel
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JP10158858A
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Naoto Horiguchi
直人 堀口
Osamu Asano
修 浅野
Keiichiro Okajima
経一郎 岡島
Tomonori Miura
知謙 三浦
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
    • E06B3/66Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
    • E06B3/663Elements for spacing panes
    • E06B3/66304Discrete spacing elements, e.g. for evacuated glazing units
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
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    • E06B3/66Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
    • E06B3/6612Evacuated glazing units
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A30/249Glazing, e.g. vacuum glazing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02B80/22Glazing, e.g. vaccum glazing

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  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスパネルの一対の板ガラス1間に空隙部
3を形成すると共に、両板ガラス1の外縁全周にわたっ
て外周密閉部を設けて空隙部3を減圧状態に密閉し、両
板ガラス1の対向面2間に介在させて、対向面2間を所
定間隔に保持する間隔保持部材を、両板ガラス1間に相
対変位が生じても、板ガラス1への応力集中の増大を抑
制し、同時に剪断力の作用によるそれ自身の損傷を回避
できるようにする。 【解決手段】 両対向面2に夫々接当する接当部11と
して、二つの凸曲面部7を設けて、両凸曲面部7が、両
対向面2に夫々接当した状態で、両板ガラス1間に挟持
することで、対向面2間を、所定間隔に維持しながら揺
動可能に構成してある。尚、両対向面2に接当自在な接
当部11の間に、剪断変形を許容する変形許容体を設け
てもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の板ガラス間
に所定間隔を隔てて空隙部を形成すると共に、両板ガラ
スの外縁全周にわたって外周密閉部を設けて、前記空隙
部を減圧状態に密閉してあるガラスパネルにおいて、前
記両板ガラスの対向面間に介在させて、前記対向面間
を、前記所定間隔に保持する間隔保持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラスパネルの一種である従来の複層ガ
ラスにおいては、その間隔保持部材を球状に形成して、
両板ガラスの対向面の間に挟持することで、その間隔保
持部材の姿勢に関わらず、前記両対向面の間隔を、所定
間隔に維持するように構成してあった。この間隔保持部
材は、両板ガラス間の空隙内を減圧状態にしたときに
は、内外圧差のために板ガラス同士が押し付けられて前
記対向面同士が接触することを防止できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の複層ガラス
における間隔保持部材においては、球体が板ガラスの対
向面に接当するように構成してあるから、ガラスパネル
に対する外力によって、両板ガラスが、それらの対向面
に沿って相対移動するような場合でも、その接触部にお
ける接当する両対向面間の間隔は、変化させないで維持
でき、且つ、その接触部の接触面積が小さいことで、そ
の間確保時部材を介しての、伝熱抵抗は低く維持できる
が、前記対向面上に、それら間隔保持部材を配置するに
際しては、球状の間隔保持部材は、転がりやすく、それ
らの間隔保持部材を、所定の位置に配置するのが容易で
ないという問題を有している。この対策として、間隔保
持部材を、例えば柱状或いは板状に形成することが考え
られるが、その間隔保持部材の、前記両対向面への接当
部が前記両対向面に固着した状態で、前記両板ガラス間
の相対変位が生ずると、前記間隔保持部材には剪断力が
作用し、前記間隔保持部材に剪断破壊をもたらすおそれ
があり、また、柱状の間隔保持部材が前記相対変位に伴
って傾けば、前記対向面間の間隔を押し広げるようにな
る結果、局所で前記対向面を、外側に向けて押圧するよ
うになり、前記板ガラスへの応力集中を招き、前記板ガ
ラスに亀裂等の破損を誘起するおそれもあるという問題
も有している。
【0004】そこで、本発明の目的は、両板ガラス間
に、外力の作用に伴って、その面に沿う相対変位が生じ
ても、板ガラスへの応力集中の増大を抑制でき、同時
に、剪断力の作用による、それ自身の損傷を回避できる
ガラスパネルの間隔保持部材を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔本発明の特徴構成〕請
求項1に係わる本発明のガラスパネルの間隔保持部材の
特徴構成は、両対向面に夫々接当する二つの凸曲面部を
備え、前記両凸曲面部が前記両対向面に夫々接当した状
態で、両板ガラス間に挟持することで、前記対向面間を
前記所定間隔に維持しながら、揺動可能に構成してある
(第1特徴構成)点にある。つまり、図3に示す例によ
り説明すると、両対向面2に夫々接当する、二つの凸曲
面部7を接当部11として備え、前記両凸曲面部7が前
記両対向面2に夫々接当した状態で、前記両板ガラス1
間に挟持することで前記対向面2間を前記所定間隔に維
持しながら、揺動可能に構成してある。図示の例により
具体的に説明すれば、前記両凸曲面部7で前記両対向面
2に接当した状態で、前記両板ガラス1の間の前記対向
面2に沿う方向への相対変位を、接当部11である前記
両凸曲面部7の接当位置の変化によって、間隔保持部材
6と前記両板ガラス1との間の相対滑りを要しないで、
前記両対向面2の相対変位を許容するように、間隔保持
部材6を構成してある。
【0006】請求項2に係わる本発明のガラスパネルの
間隔保持部材の特徴構成は、上記第1特徴構成における
凸曲面部として、上下に夫々同一球面の一部を形成する
凸球面部を備え、その上下両凸球面部を通る中心軸と交
差する方向に、前記中心軸方向の厚さを、前記球面の直
径よりも小さくなるように張り出し形成した、張出部を
設けてある(第2特徴構成)点にある。つまり、図6に
示す例により説明すると、凸曲面部7として、上下に夫
々同一の球面の一部、即ち共に一つの仮想球体8の一部
で形成する凸球面部7Aを、接当部11として備え、そ
の上下両凸球面部7Aを通る中心軸9と直交する三方向
に、外周面を前記仮想球体8に外接し、前記中心軸9方
向の厚さ、即ち小径側の直径が、前記球面の直径よりも
小さくなる円錐面に、張り出し形成した張出部10を設
けて、間隔保持部材6を構成してある。尚、前記張出部
10の張り出す方向は、前記中心軸9に対して直交する
方向でなくてもよい。
【0007】請求項3に係わる本発明のガラスパネルの
間隔保持部材の特徴構成は、上記第2特徴構成における
張出部を、中心軸回りに全周に亘って、両凸球面部と一
体に連接された周縁部で形成してある(第3特徴構成)
点にある。つまり、図9に示す例により説明すると、凸
曲面部7として、同一の仮想球面の一部を形成する、即
ち共に一つの仮想球体8の一部で形成する、凸球面部7
Aを、板ガラス1の対向面2への接当部11として、上
下に夫々形成し、前記上下の凸球面部7Aを通る中心軸
9回りに、前記仮想球体8の全周に亘って、前記両凸球
面部7Aと連続する表面を有する円環板状の、前記凸球
面部7Aと一体に連接された、周縁部10Aで張出部1
0を形成して、間隔保持部材6を構成してある。
【0008】請求項4に係わる本発明のガラスパネルの
間隔保持部材の特徴構成は、間隔保持部材を、回転楕円
体形状に形成してある(第4特徴構成)点にある。つま
り、図10に示す例により説明すると、半楕円を、その
短軸回りに回転した回転楕円形状に、間隔保持部材6を
形成してある。
【0009】請求項5に係わる本発明のガラスパネルの
間隔保持部材の特徴構成は、板ガラスの両対向面に各別
に接当する接当部を設け、その両接当部間に、前記両対
向面同士の、それらの面に沿う方向への相対移動を許容
する変形許容体を設けてある(第5特徴構成)点にあ
る。つまり、図11に示す例により説明すると、両板ガ
ラス1の両対向面2に各別に接当自在な、接当板部材1
2からなる接当部11を設け、その両接当板部材12間
に、前記両対向面2同士の、それらの面に沿う方向への
相対移動を許容するように、前記両接当板部材12の相
対移動に伴って剪断変形可能な、変形許容体13を設け
て間隔保持部材6を構成してある。
【0010】請求項6に係わる本発明のガラスパネルの
間隔保持部材の特徴構成は、上記第5特徴構成における
変形許容体として、硬質材料からなる平板材を前記両接
当部間に相対移動自在に重ねてある(第6特徴構成)点
にある。つまり、図12に示す例により説明すると、変
形許容体13として、硬質材料からなる平板材14を、
前記両接当部11を形成する一対の接当板部材12の間
に、摺動自在に重ねて、間隔保持部材6を構成してあ
る。
【0011】請求項7に係わる本発明のガラスパネルの
間隔保持部材の特徴構成は、上記第5特徴構成における
変形許容体を、横弾性体で形成してある(第7特徴構
成)点にある。図11に示す例により説明すると、両接
当板部材12の間に設けた変形許容体13を、横弾性体
で形成して、間隔保持部材6を構成してある。
【0012】〔特徴構成の作用及び効果〕上記ガラスパ
ネルの間隔保持部材の第1特徴構成によれば、板ガラス
及び間隔保持部材自身の損傷を防止できながら、板ガラ
スの対向面上への間隔保持部材の配置を容易にする。つ
まり、両板ガラスの対向面と接当部との間に、相対的な
滑りを伴わずに、前記両板ガラスの間の対向面に沿う相
対変位を許容するようになる。従って、間隔保持部材に
は剪断歪みが発生せず、板ガラスの内部に三次元歪みが
発生することも抑制できて、ガラスパネルの損傷を防止
できる。しかも、凸曲面部を二つ備える形状であるか
ら、間隔保持部材の自由なころがりを抑制できる。これ
を図3に示した例に沿って説明すれば、接当部11とし
ての二つの凸曲面部7が、各別に両板ガラス1の対向面
2に接当するように構成してあるから、前記両板ガラス
1に、対向面2に沿う相対移動が生じた場合にも、前記
両凸曲面部7が、接当部11として夫々接当する対向面
2に対して、滑ることなく間隔保持部材6が揺動するこ
とで、無理なくこの変位を吸収することが可能になる
(図4参照)。しかも、前記両凸曲面部7の間に凸曲面
でない面が存在するから、間隔保持部材6自身が転がり
にくくなり、前記対向面2上への配置が容易になる。
【0013】上記ガラスパネルの間隔保持部材の第2特
徴構成によれば、両板ガラスの対向面間の間隔を変化さ
せることなく、しかも、前記板ガラス及び間隔保持部材
自身の損傷を防止できながら、板ガラスの対向面上への
間隔保持部材の配置がさらに容易になる。つまり、上記
第1特徴構成の両凸曲面部として、両凸球面部が同一の
球面の一部で形成されているから、その凸球面部で両板
ガラスの対向面に接当しておれば、両凸球面部の、両対
向面に接当する距離を、一定に維持することができ、間
隔保持部材の揺動によって、両対向面の間隔を変化させ
ることがない。しかも、張出部を形成してあるから、そ
の張出部で、間隔保持部材の転がりを規制できる。これ
を、図6に示した例に沿って説明すれば、接当部11と
しての上下両凸球面部7Aが、夫々同一仮想球体8の一
部で形成されているから、両凸球面部7Aを接当部11
として、両対向面2に接当しておれば、前記両対向面2
の間隔が前記仮想球体8の直径であるから、両対向面2
間を、一定の間隔に維持できる。また、前記両凸球面部
7Aを通る中心軸9に直交する方向に、張出部10を設
けてあるから、前記仮想球体8の一部で形成された凸球
面部7Aを、接当部11として備えながら、間隔保持部
材6の転動を、防止できる。さらに、前記張出部10の
上下方向の厚さを、前記仮想球体8の直径よりも小さく
してあるから、間隔保持部材6の揺動を許容すると同時
に、その揺動角度を規制することが可能になる(図7参
照)。因みに、図示の例では、前記張出部10を、前記
仮想球体8の周方向に等間隔に三方向に形成してあるか
ら、何れの方向への転動も規制できる。
【0014】上記ガラスパネルの間隔保持部材の第3特
徴構成によれば、上記第2特徴構成の作用効果に加え
て、間隔保持部材が破損しにくく、その取り扱いが容易
になる。つまり、中心軸回りに全周に亘って張出部を形
成して、周縁部としてあるから、この周縁部で、間隔保
持部材の傾動を規制できると同時に、全周に亘って一体
に連接されているから、取り扱いに際しても、張出部の
損傷を防止でき、取り扱いが容易になる。これを図9に
示した例に沿って説明すれば、図示の間隔保持部材6
は、円環板状に形成された周縁部10Aに仮想球体8を
嵌入して、表面を滑らかに形成した形状であり、前記周
縁部10Aが対向面2に接当することで、前記間隔保持
部材6の傾動を規制できる。しかも、前記周縁部10A
は、両凸球面部7Aと、一体に連接されているから、そ
の強度は高く維持できて、その折損等の損傷を防止でき
る。
【0015】上記請求項4に記載の発明に係わるガラス
パネルの間隔保持部材の第4特徴構成によれば、板ガラ
ス及び間隔保持部材自身の損傷を防止できながら、板ガ
ラスの対向面上への、間隔保持部材の配置を容易にす
る。つまり、回転楕円体形状は、揺動可能な形状であ
り、間隔保持部材の揺動によって、両板ガラスの対向面
に沿う方向の相対移動を許容するものでありながら、球
に比して転がりにくく、少なくとも、特定の方向には転
がらないから、板ガラスの対向面上への間隔保持部材の
配置が容易になる。殊に、楕円の短軸回りに回転させた
回転楕円体は、円盤状になるから、揺動はするが転がら
ない。これを図10に示した例に沿って説明すれば、図
示の例は短軸15で切り離した半楕円を、前記短軸15
回りに回転させた回転楕円体形状に形成した間隔保持部
材6を構成した例であり、円盤状に形成されている。こ
の形状であれば、水平面上では、前記短軸15が鉛直方
向になる姿勢以外では、不安定になるから、前記間隔保
持部材6は、前記短軸15が、ほぼ垂直になる姿勢をと
ることになり、しかも、転がることがないから、板ガラ
ス1上に配置することが容易になる。また、両対向面2
に対しては、接当部11である上下の凸曲面部7で接当
するから、前記板ガラス1が前記対向面2に沿って相対
移動する場合には、前記凸曲面部7と前記対向面2との
間で滑ることなく前記間隔保持部材6が傾動するように
なる。
【0016】上記ガラスパネルの間隔保持部材の第5特
徴構成によれば、間隔保持部材と板ガラスとを共に損傷
から保護できる。つまり、両接当部間に変形許容体を設
けてあるから、この変形許容体の、板ガラスの対向面に
沿う方向への剪断変形により、両板ガラスの、対向面に
沿う相対移動を吸収できる。この剪断変形によって前記
両接当部間の間隔が変わらないから、前記両板ガラスの
前記対向面に沿う方向への相対移動を、前記両板ガラス
に剪断歪みを生ずることなく、間隔保持部材が変形して
吸収するようになる。これを、図11に示した例に沿っ
て説明すれば、同図(イ)に示すように、両板ガラス1
の両対向面2に各別に接当する接当部11を、変形許容
体13を挟む接当板部材12で形成してあるから、その
接当板部材12が、夫々両対向面2と共に移動すること
ができる。従って、前記接当板部材12と、前記対向面
2との間に滑りが生ずることなく、両板ガラス1が相対
移動できる(同図(ロ)参照)。この際、前記両板ガラ
ス1内部に剪断歪みを生じないから、板ガラス1の損傷
を防止できると同時に、前記変形許容体13は、それ自
身剪断変形自在に形成してあるから、間隔保持部材6自
身の損傷も防止できる。
【0017】上記ガラスパネルの間隔保持部材の第6特
徴構成によれば、両対向面の間隔を変化させることな
く、両板ガラス及び間隔保持部材共に損傷から保護でき
る。つまり、上記第5特徴構成における変形許容体が、
硬質材料からなる平板材を、両接当部間に重ねて、これ
ら平板材を、相対移動自在に構成してあるから、この変
形許容体が剪断変形しても、その変形に伴う反力は極め
て小さく、しかも、前記両接当部間の間隔は変化しない
から、両板ガラス内部に剪断歪みをもたらすこともな
い。これを、図12に示した例に沿って説明すれば、硬
質材料からなる平板材14を、接当板部材12の間に、
これら平板材14同士を、相互に摺動自在に重ねてある
から、両板ガラス1が両対向面2に沿って相対移動した
場合にも、前記両接当板部材12が、前記両板ガラス1
と共に抵抗なく相対移動できる(同図(ロ)参照)。し
かも、前記平板材14は、硬質材料からなるものである
から、前記対向面2間の間隔を、変化させないように維
持することが可能になる。尚、前記両接当板部材12
は、その間に前記平板材14を重ねた状態で、相互に連
結してあることが好ましい。例えば、前記平板材14夫
々に穴を開けて、その穴の中に、前記両接当板部材12
同士を連結する連結部材を設けることで、これが可能に
なる。
【0018】上記ガラスパネルの間隔保持部材の第7特
徴構成によれば、両板ガラスの対向面間の間隔を、所定
間隔に維持しながら、間隔保持部材と、板ガラスとを、
共に損傷から保護できる。つまり、横弾性体で形成する
ことで、変形許容体は、容易に剪断変形できる。この横
弾性係数を小さく設定してあれば、両板ガラスの相対移
動に対する剪断抗力を、小さくできる。また、この横弾
性体の剪断変形によって、前記両接当部間の間隔が変わ
らないから、前記両板ガラスの前記対向面に沿う方向へ
の相対移動を、前記両板ガラスに剪断歪みを生ずること
なく、間隔保持部材が変形して、吸収するようになる。
さらに、横弾性体の弾性復元特性を利用して、板ガラス
の対向面上に、間隔保持部材を配置するに際して、変形
許容体の中立の位置で、これを配置することも可能にな
る。これを、図11(イ)に示した例に沿って説明すれ
ば、両板ガラス1の対向面2に各別に接当自在な接当板
部材12の間に、横弾性体からなる変形許容体13を設
けてあるから、前記両板ガラス1が、前記対向面2に沿
って相対移動した際にも、前記変形許容体13が、弾性
的に剪断変形するから、前記両接当板部材12の間隔を
変化させることなく、前記接当板部材12同士が、相対
移動できる(同図(ロ)参照)。しかも、前記変形許容
体13は、弾性復元力を有するから、前記板ガラス1の
対向面2上に、間隔保持部材6を配置するに際して、前
記変形許容体13の中立の位置、つまり、何れの方向へ
の剪断変形能も同じくした状態で、配置することが可能
になる。
【0019】尚、上記の本発明の課題を解決するための
手段の説明において、図面を参照し、図面との対照を便
利にするために符号を記したが、上記図面の参照及び符
号の記入により本発明が参照図面他添付図面の構成に限
定されるものではない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるガラスパネ
ルの間隔保持部材について図面を参照しながら説明す
る。図1は、本発明に係る間隔保持部材を介装したガラ
スパネルの一例を示す一部切り欠き斜視図であり、図3
は、本発明に係る間隔保持部材の一例を示す縦断面図で
あり、図5は、その間隔保持部材の平面図である。
【0021】本発明に係るガラスパネルは、図1に示す
ように、一対の板ガラス1間に所定間隔を隔てて空隙部
3を形成すると共に、両板ガラス1の外縁全周にわたっ
て外周密閉部4を設けて、前記空隙部3を減圧状態に密
閉して形成してある。前記空隙部3を形成するのに、前
記両板ガラス1の対向面2間に、間隔保持部材6を介在
させて、前記対向面2間を前記所定間隔に保持して、前
記両板ガラス1の外縁全周にわたって低融点ガラスを融
着して、前記外周密閉部4を形成する。前記空隙部3を
減圧状態にするのには、前記外周密閉部4を形成して、
外周部を密封した後に、吸引口5から吸引排気して、前
記吸引口5も同様に低融点ガラスを融着して封止する
(図2参照)。
【0022】前記間隔保持部材6は、図3及び図5に示
すように、前記両板ガラス1夫々の対向面2に夫々接当
する、二つの凸曲面部7として、一つの球面を形成する
仮想球体8の一部で形成する凸球面部7Aを、接当部1
1として、上下に夫々備え、前記両凸球面部7Aが、前
記両対向面2に夫々接当した状態で、前記両板ガラス1
間に挟持することで、前記対向面2間を、前記所定間隔
に維持しながら、揺動可能に構成して、前記両板ガラス
1の間の、前記対向面2に沿う方向への相対変位を、接
当部11である前記両凸球面部7Aの接当位置の変化に
よって、間隔保持部材6と前記両板ガラス1との間の相
対滑りを要しないで、前記両対向面2の相対変位を許容
するようにある。そして、その上下両凸球面部7Aを通
る中心軸9と交差する方向に、前記中心軸9方向の厚さ
を前記球面の直径、即ち前記仮想球体8の直径よりも小
さくなるように張り出し形成した、張出部10を設けて
ある。
【0023】前記張出部10は、前記中心軸9回りに、
全周に亘って前記両凸球面部7Aと一体に連接された、
周縁部10Aを形成して、その間隔保持部材6を、円盤
状に形成してある。前記周縁部10Aは、図3に縦断面
を示すように、上下面共に円錐角の大きい、前記仮想球
体8に外接する、円錐面で形成して、全体の外表面を連
続面に形成してある。
【0024】上記のように、この間隔保持部材6を形成
してあるから、接当部11としての両凸球面部7Aで、
両対向面2に接当しておれば、両板ガラス1が、相対移
動しても、前記両対向面2の間隔が、前記仮想球体8の
直径であるから、一定の間隔に維持できる上に、前記間
隔保持部材6の傾動には抵抗がない。また、前記周縁部
10Aの上下面を、前記仮想球体8に外接する、互いに
逆向きの円錐面で形成してあるから、図4に示すよう
に、前記円錐面が前記対向面2に接するまでは、間隔保
持部材6は傾動でき、前記間隔保持部材6が最も傾動し
たときに、前記対向面2に接するのは、前記円錐面の母
線である。従って、前記仮想球体8の一部で形成された
凸球面部7Aを接当部11として備えながら、間隔保持
部材6の転動を防止できる。
【0025】〔別実施形態〕 〈1〉 上記実施の形態においては、張出部10とし
て、周縁部10Aの上下面を、前記仮想球体8に外接す
る、円錐面で形成してある例について説明したが、上下
に夫々同一球面の一部を形成する、即ち一つの仮想球体
8で上下に形成する凸球面部7Aを、接当部11として
備え、その上下両凸球面部7Aを通る中心軸9と交差す
る方向に、前記中心軸9方向の厚さを、前記仮想球体8
の直径よりも小さくなるように張り出し形成した、張出
部10を設けて、間隔保持部材6を構成してもよい。例
えば、図6及び図8に示すように、接当部11である凸
曲面部7として、上下に夫々同一の球面の一部、即ち共
に一つの仮想球体8の一部で形成する、凸球面部7Aを
備え、その上下両凸球面部7Aを通る中心軸9と交差す
る三方向に、外周面を、前記仮想球体8に外接し、前記
中心軸9方向の厚さ、即ち小径側の直径が、前記球面の
直径よりも小さくなる、円錐面に張り出し形成した、三
つの張出部10を設けてあってもよい。このように構成
すれば、接当部11である前記上下両凸球面部7Aが、
夫々同一仮想球体8の一部で形成されているから、前記
両凸球面部7Aで両板ガラス1の対向面2に接当してお
れば、前記両対向面2の間隔が、前記仮想球体8の直径
に維持される。また、前記両凸球面部7Aを通る中心軸
9に直交する方向に、張出部10を設けてあるから、こ
の間隔保持部材6が傾動したときには、前記円錐面で、
前記対向面に接するようになる(図7参照)。従って、
前記仮想球体8の一部で形成された凸球面部7Aを、接
当部11として備えながら、前記間隔保持部材6の転動
を防止できる。さらに、前記張出部10の上下方向の厚
さは、前記仮想球体8の直径よりも小さくなっているか
ら、上記の通り間隔保持部材6の揺動を許容すると同時
に、その揺動角度を規制することが可能になる。また、
前記張出部10を、前記仮想球体8の周方向に等間隔に
三方向に形成してあるから、何れの方向への転動も規制
できる。尚、図示の例では、前記張出部10を、前記中
心軸9に直交する方向に張り出し形成してあるが、傾け
て張り出してあってもよい。また、前記張出部10の数
は、三つに限らず、四つ以上の数であってもよい。さら
に、前記円錐面の大径側の直径は、上記の外接円錐面の
大径側の直径よりも小さくてもよい。
【0026】〈2〉 上記実施の形態においては、張出
部10として、周縁部10Aの上下面を、前記仮想球体
8に外接する円錐面で形成してある例について説明した
が、前記張出部10を、前記中心軸9回りに全周に亘っ
て、前記両凸球面部7Aと一体に連接された、周縁部1
0Aで形成してあってもよい。例えば、図9に示すよう
に、前記周縁部を備える間隔保持部材6として、凸曲面
部7として同一の仮想球面の一部を形成する、即ち仮想
球体8の一部で形成する、凸球面部7Aを接当部11と
して、上下に夫々形成し、前記上下の凸球面部7Aを通
る中心軸9回りに、前記仮想球体8の全周に亘って、前
記両凸球面部7Aと連続する表面を有する、円環板状に
形成され、前記凸球面部7Aと一体に連接された周縁部
10Aで、前記張出部10を形成してあってもよい。こ
のように構成すれば、前記周縁部10Aが対向面2に接
当することで、前記間隔保持部材6の傾動を規制でき
る。しかも、前記周縁部10Aは、両凸球面部7Aと一
体に連接されているから、その強度は高く維持できて、
その張出部10の折損等の損傷を防止できる。
【0027】〈3〉 上記実施の形態においては、両板
ガラス1夫々の対向面2に夫々接当する接当部11であ
る、二つの凸曲面部7として形成した、一つの球面を形
成する、仮想球体8の一部で形成した、上下両凸球面部
7Aを通る中心軸9と交差する方向に、前記中心軸9方
向の厚さを、前記仮想球体8の直径よりも小さくなるよ
うに張り出し形成した、張出部10を設けて、間隔保持
部材6を形成する例について説明したが、接当部11と
しての上下の凸曲面部7を、回転楕円体の表面の一部で
形成してもよい。例えば、図10に示すように、半楕円
を、その短軸回りに回転した回転楕円形状に、間隔保持
部材6を形成してもよい。図示の例は、短軸15で切り
離した半楕円を、前記短軸15回りに回転させた、回転
楕円体形状に間隔保持部材6を形成した例であり、円盤
状に形成されている。この形状であれば、水平面上で
は、前記短軸15が鉛直方向に沿う姿勢以外では、不安
定になるから、前記間隔保持部材6は、前記短軸15
が、ほぼ鉛直になる姿勢をとることになり、しかも、転
がることがないから、板ガラス1の対向面2上に、間隔
保持部材6を配置することが容易になる。また、両対向
面2に対しては、上下の凸曲面部7が、接当部11とし
て接当するから、前記板ガラス1が、前記対向面2に沿
って相対移動する場合には、前記凸曲面部7と前記対向
面2との間で滑ることなく、前記間隔保持部材6が傾動
するようになる。
【0028】〈4〉 上記実施の形態においては、上下
二つの凸球面部7Aを接当部11として、両板ガラス1
の対向面2に各別に接当させるように、間隔保持部材6
を構成して例について説明したが、例えば、図11に示
すように、間隔保持部材6に、前記両対向面2に各別に
接当する接当部11を設け、その両接当部11間に、前
記両対向面2同士の、それらの面に沿う方向への相対移
動を許容する、変形許容体13を設けてもよい。このよ
うに構成すれば、両板ガラス1の、両対向面2に各別に
接当する接当部11を、変形許容体13を挟む接当板部
材12で形成してあるから、その接当板部材12が、夫
々両対向面2と共に移動することができる。従って、こ
の間隔保持部材6は傾動しないが、前記接当板部材12
と、前記対向面2との間に、滑りが生ずることなく前記
両板ガラス1が、相対移動できる(同図(ロ)参照)。
この際、前記両板ガラス1内部に剪断歪みを生じないか
ら、板ガラス1の損傷を防止できると同時に、前記変形
許容体13は、それ自身剪断変形自在に形成してあるか
ら、間隔保持部材6自身の損傷も防止できる。
【0029】〈5〉 上記〈4〉において、変形許容体
13を、横弾性体で形成してもよい。例えば、図11に
示したように、両接当板部材12の間に設けた変形許容
体13を、横弾性体で形成して、間隔保持部材6を構成
することもできる。このように構成すれば、両板ガラス
1の対向面2に各別に接当自在な接当板部材12の間
に、横弾性体からなる変形許容体13を設けてあるか
ら、前記両板ガラス1が、前記対向面2に沿って相対移
動した際にも、前記変形許容体13が、弾性的に剪断変
形するから、前記両接当板部材12の間隔を変化させる
ことなく、前記接当板部材12同士が、相対移動でき
る。しかも、前記変形許容体13は、弾性復元力を有す
るから、前記板ガラス1の対向面2上に、間隔保持部材
6を配置するに際して、前記変形許容体13の中立の位
置、つまり、何れの方向への剪断変形能も同じくした状
態で、配置することが可能になる。
【0030】〈6〉 上記〈4〉にける前記変形許容体
13を、滑り摩擦抵抗の小さい材料からなる膜材を積層
して、形成してあってもよい。この構成によっても上記
〈4〉と同様の効果が得られる。
【0031】〈7〉 上記〈4〉において、変形許容体
13を、硬質材料からなる平板材14を、前記両接当部
11間に相対移動自在に重ねて構成してもよい。例え
ば、図12に示すように、変形許容体13として、硬質
材料からなる平板材14を、前記両接当部11を形成す
る一対の接当板部材12の間に摺動自在に重ねて、間隔
保持部材6を構成してもよい。このように構成すれば、
前記硬質材料からなる平板材14を、前記接当板部材1
2の間に、これら平板材14同士を、相互に摺動自在に
重ねてあるから、両板ガラス1が、両対向面2に沿って
相対移動した場合にも、前記両接当板部材12が、前記
両板ガラス1と共に抵抗なく相対移動できる(同図
(ロ)参照)。しかも、前記平板材14は硬質材料から
なるものであるから、前記対向面2間の間隔を、変化さ
せないように維持することが可能になる。尚、前記両接
当板部材12は、その間に前記平板材14を重ねた状態
で、相互に連結しておけば、前記板ガラス1の対向面2
上に、この間隔保持部材6を配置する際に、これを一体
に取り扱えるから、取り扱いが容易になる。例えば、前
記平板材14夫々に穴を開けて、その穴の中に、前記両
接当板部材12同士を連結する連結部材を設けることで
これが可能になる。
【0032】〈8〉 上記〈6〉における前記平板材1
4の数は任意であり、前記接当板部材12の間に一枚の
平板材14を、前記両接当板部材12との間を摺動自在
に構成して、介装してあってもよい。また、前記平板材
14を、二枚以上重ねて、上下の平板材14に、接当部
11を設けてもよい。
【0033】〈9〉 本発明のガラスパネルは、多種に
わたる用途に使用することが可能で、例えば、建築用・
自動車(自動車の窓ガラス、鉄道車両の窓ガラス、船舶
の窓ガラス)・機器要素用(プラズマディスプレイの表
面ガラスや、冷蔵庫の開閉扉や壁部、保温装置の開閉扉
や壁部)等に用いることが可能である。
【0034】〈10〉前記板ガラスは、先の実施形態で
は詳細に説明を加えなかったが、材質・寸法は任意であ
り、どのような板ガラスであってもよい。また、ガラス
の種別は任意に選定することが可能であり、例えば型板
ガラス、すりガラス(表面処理により光を拡散させる機
能を付与したガラス)、網入りガラス又は強化ガラスや
熱線吸収、紫外線吸収、熱線反射、紫外線反射等の機能
を付与した板ガラスや、それらとの組み合わせであって
もよい。
【0035】〈11〉また、ガラスの組成については、
ソーダ珪酸ガラス(ソーダ石灰シリカガラス)や、ホウ
珪酸ガラスや、アルミノ珪酸ガラスや、各種結晶化ガラ
スであってもよい。
【0036】〈12〉前記板ガラスは、一方の板ガラス
と他方の板ガラスとが、長さや巾寸法が異なるものを使
用するのに限定されるものではなく、同寸法に形成して
あるものを使用するものであってもよい。そして、両板
ガラスの重ね方は、端縁部どうしが揃う状態に、重ね合
わせてあってもよい。また、一方の板ガラスと、他方の
板ガラスとの、厚み寸法が異なるものを、組み合わせて
ガラスパネルを構成してあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガラスパネルの一例を示す一部切
り欠き斜視図
【図2】図1に示したガラスパネルの一部省略縦断面図
【図3】本発明による間隔保持部材の一例を示すガラス
パネルの要部縦断面図
【図4】図3に示した間隔保持部材の作用を説明するガ
ラスパネルの縦断面図
【図5】図3に示した間隔保持部材の平面図
【図6】本発明による間隔保持部材の他の例を示すガラ
スパネルの要部縦断面図
【図7】図6に示した間隔保持部材の作用を説明するガ
ラスパネルの縦断面図
【図8】図6に示した間隔保持部材の平面図
【図9】本発明による間隔保持部材の他の例を示す側面
【図10】本発明による間隔保持部材の他の例を示す一
部断面視側面図
【図11】本発明による間隔保持部材の他の例を説明す
るガラスパネルの要部縦断面図
【図12】本発明による間隔保持部材の他の例を説明す
るガラスパネルの要部縦断面図
【符号の説明】 1 板ガラス 2 対向面 3 空隙部 4 外周密閉部 7 凸曲面部 7A 凸球面部 9 中心軸 10 張出部 10A 周縁部 11 接当部 13 変形許容体 14 平板材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 知謙 大阪府大阪市中央区道修町三丁目5番11号 日本板硝子株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の板ガラス間に所定間隔を隔てて空
    隙部を形成すると共に、両板ガラスの外縁全周にわたっ
    て外周密閉部を設けて、前記空隙部を減圧状態に密閉し
    てあるガラスパネルにおいて、 前記両板ガラスの対向面間に介在させて、前記対向面間
    を、前記所定間隔に保持するガラスパネルの間隔保持部
    材であって、 前記両対向面に夫々接当する二つの凸曲面部を備え、前
    記両凸曲面部が前記両対向面に夫々接当した状態で前記
    両板ガラス間に挟持することで、前記対向面間を前記所
    定間隔に維持しながら、揺動可能に構成してあるガラス
    パネルの間隔保持部材。
  2. 【請求項2】 前記凸曲面部として上下に夫々同一球面
    の一部を形成する凸球面部を備え、その上下両凸球面部
    を通る中心軸と交差する方向に、前記中心軸方向の厚さ
    を前記球面の直径よりも小さくなるように、張り出し形
    成した張出部を設けてある請求項1記載のガラスパネル
    の間隔保持部材。
  3. 【請求項3】 前記張出部を、前記中心軸回りに全周に
    亘って、前記両凸球面部と一体に連接された周縁部で形
    成してある請求項2記載のガラスパネルの間隔保持部
    材。
  4. 【請求項4】 一対の板ガラス間に所定間隔を隔てて空
    隙部を形成すると共に、両板ガラスの外縁全周にわたっ
    て外周密閉部を設けて、前記空隙部を減圧状態に密閉し
    てあるガラスパネルにおいて、前記両板ガラスの対向面
    間に介在させて、前記対向面間を、前記所定間隔に保持
    するガラスパネルの間隔保持部材であって、回転楕円体
    状に形成してあるガラスパネルの間隔保持部材。
  5. 【請求項5】 一対の板ガラス間に所定間隔を隔てて空
    隙部を形成すると共に、両板ガラスの外縁全周にわたっ
    て外周密閉部を設けて、前記空隙部を減圧状態に密閉し
    てあるガラスパネルにおいて、 前記両板ガラスの対向面間に介在させて、前記対向面間
    を、前記所定間隔に保持するガラスパネルの間隔保持部
    材であって、 前記両対向面に各別に接当する接当部を設け、その両接
    当部間に、前記両対向面同士のそれらの面に沿う方向へ
    の相対移動を許容する、変形許容体を設けてあるガラス
    パネルの間隔保持部材。
  6. 【請求項6】 前記変形許容体として、硬質材料からな
    る平板材を前記両接当部間に相対移動自在に重ねてある
    請求項5記載のガラスパネルの間隔保持部材。
  7. 【請求項7】 前記変形許容体を、横弾性体で形成して
    ある請求項5記載のガラスパネルの間隔保持部材。
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