JP2002225253A - 液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射装置

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JP2002225253A
JP2002225253A JP2001026657A JP2001026657A JP2002225253A JP 2002225253 A JP2002225253 A JP 2002225253A JP 2001026657 A JP2001026657 A JP 2001026657A JP 2001026657 A JP2001026657 A JP 2001026657A JP 2002225253 A JP2002225253 A JP 2002225253A
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signal
latch
time difference
pulse
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JP2001026657A
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Shunka Cho
俊 華 張
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドを移動させる移動機構のモータに
周波数変動等が発生しても、高精度の記録を行うことが
できるインクジェット式記録装置、広くは液体噴射装置
を提供すること。 【解決手段】 ヘッド部材の各通過位置の通過タイミン
グと同期して、ラッチ信号出力部101が複数のラッチ
信号を出力する。チャンネル信号出力部103が、ラッ
チ信号に対する設定時間差に基づいて、各ラッチ信号に
続いて当該設定時間差の後にチャンネル信号を出力す
る。時間差補正部104が、ラッチ信号の出力周期に基
づいて設定時間差を補正する。駆動信号発生手段105
が、ラッチ信号の出力タイミングに合わせて出現される
ラッチパルス波形PS1と、チャンネル信号の出力タイ
ミングに合わせて出現されるチャンネルパルス波形PS
2、PS3と、を有する吐出駆動信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル開口から液
体滴を吐出させる液体噴射装置に係り、とりわけ、複数
のパルス波形を有する駆動パルスに基づいてノズル開口
から液体滴を吐出可能な液体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式プリンタやインクジェ
ット式プロッタ等のインクジェット式記録装置(液体噴
射装置の一種)は、記録ヘッド(ヘッド部材)を主走査
方向に沿って移動させると共に記録紙(印刷記録用媒体
の一種)を副走査方向に沿って移動させ、この移動に連
動して記録ヘッドのノズル開口からインク滴を吐出させ
ることにより、記録紙上に画像(文字)を記録する。こ
のインク滴の吐出は、例えば、ノズル開口に連通した圧
力発生室を膨張・収縮させることで行われる。
【0003】圧力発生室の膨張・収縮は、例えば、圧電
振動子の変形を利用して行われる。このような記録ヘッ
ドでは、供給される駆動パルスに応じて圧電振動子が変
形し、これにより圧力室の容積が変化し、この容積変化
によって圧力室内のインクに圧力変動が生じて、ノズル
開口からインク滴が吐出する。
【0004】このような記録装置では、複数のパルス波
形を一連に接続してなる駆動信号が生成される。一方、
階調情報を含む印字データが記録ヘッドに送信される。
そして、当該送信された印字データに基づいて、必要な
パルス波形のみが前記駆動信号から選択されて圧電振動
子に供給される。これにより、ノズル開口から吐出させ
るインク滴の量を、階調情報に応じて変化させている。
【0005】より具体的には、例えば、非記録の印字デ
ータ(階調情報00)、小ドットの印字データ(階調情
報01)、中ドットの印字データ(階調情報10)、及
び、大ドットの印字データ(階調情報11)からなる4
階調を設定したプリンタにおいては、それぞれの階調に
応じて、インク量の異なるインク滴が吐出される。
【0006】前記のような4階調の記録を実現するため
には、例えば図10に示すような駆動信号が用いられ得
る。図10に示すように、この駆動信号は、期間PAT
1に配置された第1パルス信号PAPS1と、期間PA
T2に配置された第2パルス信号PAPS2と、期間P
AT3に配置された第3パルス信号PAPS3とを一連
に接続してあり、記録周期PATAで繰り返し発生する
パルス列波形信号である。
【0007】この場合、第1パルス信号PAPS1が第
1の駆動パルスPADP1であり、第2パルス信号PA
PS2が第2の駆動パルスPADP2であり、第3パル
ス信号PAPS3が第3の駆動パルスPADP3であ
る。
【0008】これらの第1の駆動パルスPADP1、第
2の駆動パルスPADP2及び第3の駆動パルスPAD
P3は、何れも同じ波形形状であり、それぞれ単独でイ
ンク滴を吐出可能な信号である。すなわち、これらの各
駆動パルスが圧電振動子に供給されることにより、小ド
ットを形成し得る量のインク滴がノズル開口から吐出さ
れる。
【0009】この場合、図11に示すように、圧電振動
子に供給する駆動パルスの数を増減することによって、
階調制御を行うことができる。例えば、駆動パルスを1
つ供給することで小ドットの記録を行い、駆動パルスを
2つ供給することで中ドットの記録を行い、駆動パルス
を3つ供給することで大ドットの記録を行うことができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すような駆
動信号は、例えばDAC回路等によって生成される。D
AC回路については、例えば特開2000−1001号
公報(特に段落0066及び0067)に記載されてい
る。駆動信号の生成において、各波形パルスの立ち上が
りのタイミングを規定するために、一般的にラッチ信号
とチャンネル信号とが用いられている。
【0011】ラッチ信号は、記録ヘッドの所定の通過位
置の通過タイミングに基づいて出力される。本件発明者
らの実験によれば、ラッチ信号の出力周期には、±5%
もの誤差が存在し得る。この周期誤差(周波数誤差)の
主要因は、記録ヘッドを移動させる移動機構のDCモー
タの周波数変動である。
【0012】ところが、従来のチャンネル信号は、ラッ
チ信号に対して固定された設定時間差に基づき、各ラッ
チ信号に続いて当該時間差の後に出力されるようになっ
ている。図10の例で説明すれば、期間PAT1及び期
間PAT2が固定値となっていて、各チャンネル信号の
出力タイミングに印刷周期PATAの変動が一切考慮さ
れていない(期間PAT3は、PATA−PAT1−P
AT2であるから、結果的に変動する)。従って、ラッ
チ信号の出力周期の変動とは無関係に、各ラッチ信号の
出力から常に固定された設定時間差の後にチャンネル信
号が出力される。本件発明者は、このようなチャンネル
信号出力が記録精度の向上や駆動周波数の向上の障害と
なり得ることを知見した。
【0013】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、記録ヘッドを移動させる移動機構のモー
タに周波数変動等が発生しても、高精度の記録を行うこ
とができるインクジェット式記録装置、広くは液体噴射
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ノズル開口を
有するヘッド部材と、ノズル開口部分の液体の圧力を変
動させる圧力変動手段と、複数の所定の通過位置を通過
するようにヘッド部材を移動させる移動機構と、ヘッド
部材の各通過位置の通過タイミングと同期して複数のラ
ッチ信号を出力するラッチ信号出力部と、ラッチ信号に
対する設定時間差に基づいて、各ラッチ信号に続いて当
該設定時間差の後にチャンネル信号を出力するチャンネ
ル信号出力部と、ラッチ信号の出力周期に基づいて設定
時間差を補正する時間差補正部と、ラッチ信号の出力タ
イミングに合わせて出現されるラッチパルス波形と、チ
ャンネル信号の出力タイミングに合わせて出現されるチ
ャンネルパルス波形と、を有する吐出駆動信号を生成す
る駆動信号発生手段と、前記吐出駆動信号に基づいて駆
動パルスを生成する駆動パルス生成手段と、前記駆動パ
ルスに基づいて圧力変動手段を駆動させる制御本体部
と、を備えたことを特徴とする液体噴射装置である。
【0015】本発明によれば、チャンネル信号出力のた
めの設定時間差がラッチ信号の出力周期に基づいて補正
されるため、ラッチ信号の出力周期の変動に応じて好適
なタイミングでチャンネル信号が出力され得る。これに
より、チャンネルパルス波形による圧力変動手段の駆動
タイミングが、移動機構の変動等に対して好適に補償さ
れ得る。
【0016】例えば、時間差補正部は、ラッチ信号の出
力周期の直前の1周期に基づいて、設定時間差を補正可
能である。
【0017】あるいは、時間差補正部は、ラッチ信号の
出力周期の直前の複数の周期に基づいて、設定時間差を
補正可能である。好ましくは、時間差補正部は、ラッチ
信号の出力周期の直前の複数の周期から求められる平均
周期に基づいて、設定時間差を補正可能である。あるい
は、時間差補正部は、ラッチ信号の出力周期の直前の複
数の周期から求められる予測周期に基づいて、設定時間
差を補正可能である。予測周期は、例えば直前の複数の
周期の変化の推移(微分係数)から求められ得る。
【0018】時間差補正部は、ラッチ信号の出力の直後
に作動して、当該ラッチ信号に続くチャンネル信号の出
力のための設定時間差を補正可能であることが好まし
い。この場合、特に、補正後の設定時間差を求める演算
処理の時間を確保すべく、従来はラッチパルス波形の出
力前になされていた電位調整(N−チャージ)を、ラッ
チパルス波形とチャンネルパルス波形との間の信号部分
に対して行うことが好ましい。
【0019】また、チャンネル信号出力部は、ラッチ信
号に対する複数の設定時間差に基づいて、複数のチャン
ネル信号を出力し得る。この場合、時間差補正部は、ラ
ッチ信号の出力周期に基づいて、前記複数の設定時間差
の各々を補正し得るし、吐出駆動信号は、ラッチ信号の
出力タイミングに合わせて出現されるラッチパルス波形
と、複数のチャンネル信号の出力タイミングに合わせて
出現される複数のチャンネルパルス波形と、を有し得
る。
【0020】好ましくは、吐出データに基づいて、複数
の階調データから一の選択階調データを設定する階調デ
ータ設定手段を更に備え、駆動パルス生成手段は、前記
選択階調データと前記吐出駆動信号前記吐出駆動信号と
に基づいて駆動パルスを生成するようになっている。
【0021】また、本発明は、ノズル開口を有するヘッ
ド部材と、ノズル開口部分の液体の圧力を変動させる圧
力変動手段と、複数の所定の通過位置を通過するように
ヘッド部材を移動させる移動機構と、ヘッド部材の各通
過位置の通過タイミングと同期して複数のラッチ信号を
出力するラッチ信号出力部と、連続する所定数のラッチ
信号の各出力タイミングに合わせて出現される所定数の
ラッチパルス波形を有する吐出駆動信号を生成する駆動
信号発生手段と、前記吐出駆動信号に基づいて駆動パル
スを生成する駆動パルス生成手段と、前記駆動パルスに
基づいて圧力変動手段を駆動させる制御本体部と、を備
え、1画素分の駆動パルスが、前記所定数のラッチパル
ス波形から生成されるようになっていることを特徴とす
る液体噴射装置である。
【0022】本発明によれば、1画素分のパルス波形を
出現させる全ての信号がヘッド部材の各通過位置の通過
タイミングと同期して出力されるラッチ信号であるた
め、パルス波形による圧力変動手段の駆動タイミング
が、移動機構の変動等に対して好適に補償され得る。
【0023】前記所定数のラッチパルス波形は、複数種
類のラッチパルス波形を含み得る。
【0024】また、この場合も、吐出データに基づい
て、複数の階調データから一の選択階調データを設定す
る階調データ設定手段を更に備え、駆動パルス生成手段
は、前記選択階調データと前記吐出駆動信号とに基づい
て駆動パルスを生成するようになっていることが好まし
い。
【0025】また、本発明は、ノズル開口を有するヘッ
ド部材と、ノズル開口部分の液体の圧力を変動させる圧
力変動手段と、複数の所定の通過位置を通過するように
ヘッド部材を移動させる移動機構と、を備えた液体噴射
装置を制御するための装置であって、ヘッド部材の各通
過位置の通過タイミングと同期して複数のラッチ信号を
出力するラッチ信号出力部と、ラッチ信号に対する設定
時間差に基づいて、各ラッチ信号に続いて当該設定時間
差の後にチャンネル信号を出力するチャンネル信号出力
部と、ラッチ信号の出力周期に基づいて設定時間差を補
正する時間差補正部と、ラッチ信号の出力タイミングに
合わせて出現されるラッチパルス波形と、チャンネル信
号の出力タイミングに合わせて出現されるチャンネルパ
ルス波形と、を有する吐出駆動信号を生成する駆動信号
発生手段と、前記吐出駆動信号に基づいて駆動パルスを
生成する駆動パルス生成手段と、前記駆動パルスに基づ
いて圧力変動手段を駆動させる制御本体部と、を備えた
ことを特徴とする制御装置である。
【0026】あるいは、本発明は、ノズル開口を有する
ヘッド部材と、ノズル開口部分の液体の圧力を変動させ
る圧力変動手段と、複数の所定の通過位置を通過するよ
うにヘッド部材を移動させる移動機構と、を備えた液体
噴射装置を制御するための装置であって、ヘッド部材の
各通過位置の通過タイミングと同期して複数のラッチ信
号を出力するラッチ信号出力部と、連続する所定数のラ
ッチ信号の各出力タイミングに合わせて出現される所定
数のラッチパルス波形を有する吐出駆動信号を生成する
駆動信号発生手段と、前記吐出駆動信号に基づいて駆動
パルスを生成する駆動パルス生成手段と、前記駆動パル
スに基づいて圧力変動手段を駆動させる制御本体部と、
を備え、1画素分の駆動パルスが、前記所定数のラッチ
パルス波形から生成されるようになっていることを特徴
とする制御装置である。
【0027】前記の制御装置あるいは制御装置の各要素
手段は、コンピュータシステムによって実現され得る。
【0028】また、コンピュータシステムに各装置また
は各手段を実現させるためのプログラム及び当該プログ
ラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、
本件の保護対象である。
【0029】ここで、記録媒体とは、フロッピー(登録
商標)ディスク等の単体として認識できるものの他、各
種信号を伝搬させるネットワークをも含む。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0031】図1は、本実施の形態の液体噴射装置であ
るインクジェットプリンタ1の概略斜視図である。イン
クジェットプリンタ1において、キャリッジ2が、ガイ
ド部材3に移動可能に取り付けられている。このキャリ
ッジ2は、駆動プーリ4と遊転プーリ5との間に掛け渡
されたタイミングベルト6に接続されている。駆動プー
リ4は、パルスモータ7の回転軸に接合されている。以
上のような構成により、キャリッジ2は、パルスモータ
7の駆動によって、記録紙8の幅方向に移動(主走査)
されるようになっている。
【0032】キャリッジ2における記録紙8との対向面
(下面)には、記録ヘッド10(ヘッド部材)が取り付
けられている。
【0033】記録ヘッド10は、図2に示すように、イ
ンクカートリッジ11(図1参照)からのインクが供給
されるインク室12と、複数(例えば64個)のノズル
開口13が副走査方向に列設されたノズルプレート14
と、ノズル開口13のそれぞれに対応して複数設けられ
た圧力室16と、を主に備える。圧力室16は、圧電振
動子15の変形によって膨張・収縮するようになってい
る。
【0034】インク室12と圧力室16とは、インク供
給口17及び供給側連通孔18を介して連通されてい
る。また、圧力室16とノズル開口13とは、第1ノズ
ル連通孔19及び第2ノズル連通孔20を介して連通さ
れている。即ち、インク室12から圧力室16を通って
ノズル開口13に至る一連のインク流路が、ノズル開口
13毎に形成されている。
【0035】本実施の形態におけるノズルプレート14
は、撥インク処理ノズルプレート14として構成してあ
る。この撥インク処理ノズルプレート14は、均一に形
成された撥インク性皮膜をノズルプレート基板の表面上
に担持させたものである。撥インク処理ノズルプレート
14は、貫通孔として設けられた複数個のノズル開口1
3を含む。
【0036】ノズル開口13は、記録紙8と対向するノ
ズルプレート14の外側の表面に、比較的小さい口径で
開口している一方、第2ノズル連通孔20側であるノズ
ルプレートの裏側に、比較的大きい口径で開口してい
る。このため、ノズル開口13の内側壁面は、漏斗状、
あるいは、コーン状となる。なお、前記の撥インク性皮
膜は、ノズルプレート14の少なくとも外側表面に形成
される。
【0037】上記の圧電振動子15は、所謂たわみ振動
モードの圧電振動子15である。たわみ振動モードの圧
電振動子15を用いると、充電により圧電振動子15が
電界と直交する方向に縮んで圧力室16が収縮し、充電
された圧電振動子15を放電することにより、圧電振動
子15が電界と直交する方向に伸長して圧力室16が膨
張する。
【0038】すなわち、記録ヘッド10では、圧電振動
子15に対する充放電に伴って、対応する圧力室16の
容量が変化する。このような圧力室16の圧力変動を利
用して、ノズル開口13からインク滴を吐出させること
ができる。
【0039】なお、上記のたわみ振動モードの圧電振動
子15に代えて、いわゆる縦振動モードの圧電振動子を
用いることも可能である。縦振動モードの圧電振動子
は、充電による変形で圧力室を膨張させ、放電による変
形で圧力室を収縮させる圧電振動子である。
【0040】以上のように構成されたプリンタ1は、記
録動作時においてキャリッジ2の主走査に同期させて、
記録ヘッド10からインクをインク滴として吐出させ
る。一方、キャリッジ2の往復移動に連動させてプラテ
ンを回転し、記録紙8を紙送り方向に移動(即ち副走
査)させる。この結果、記録紙8には、記録データに基
づく画像や文字等が記録される。
【0041】次に、インクジェット式プリンタの電気的
構成について説明する。図3に示すように、本プリンタ
1は、プリンタコントローラ23とプリントエンジン2
4とを備えている。
【0042】プリンタコントローラ23は、外部インタ
ーフェース(外部I/F)25と、各種データを一時的
に記憶するRAM26と、制御プログラム等を記憶した
ROM27と、CPU等を含んで構成された制御部28
と、クロック信号(CK)を発生する発振回路29と、
記録ヘッド10へ供給するための駆動信号(COM)を
発生する駆動信号生成回路30(詳細は後述する)と、
駆動信号や、印刷データ(記録データ)に基づいて展開
されたドットパターンデータ(ビットマップデータ)等
をプリントエンジン24に送信する内部インターフェー
ス(内部I/F)31と、を備えている。
【0043】外部I/F25は、例えば、キャラクタコ
ード、グラフィック関数、イメージデータ等によって構
成される印刷データを、図示しないホストコンピュータ
等から受信する。また、ビシー信号(BUSY)やアク
ノレッジ信号(ACK)が、外部I/F25を通じて、
ホストコンピュータ等に対して出力される。
【0044】RAM26は、受信バッファ、中間バッフ
ァ、出力バッファ及びワークメモリ(図示せず)を有し
ている。そして、受信バッファは、外部I/F25を介
して受信された印刷データを一時的に記憶し、中間バッ
ファは、制御部28により変換された中間コードデータ
を記憶し、出力バッファは、ドットパターンデータを記
憶する。ここで、ドットパターンデータとは、中間コー
ドデータ(例えば、階調データ)をデコード(翻訳)す
ることにより得られる印字データである。
【0045】ROM27には、各種データ処理を行わせ
るための制御プログラム(制御ルーチン)の他に、フォ
ントデータ、グラフィック関数等が記憶されている。
【0046】制御部28は、ROM27に記憶された制
御プログラムに従って各種の制御を行う。例えば、受信
バッファ内の印刷データを読み出すと共にこの印刷デー
タを変換して中間コードデータとし、当該中間コードデ
ータを中間バッファに記憶させる。また、制御部28
は、中間バッファから読み出した中間コードデータを解
析し、ROM27に記憶されているフォントデータ及び
グラフィック関数等を参照して、ドットパターンデータ
に展開(デコード)する。そして、制御部28は、必要
な装飾処理を施した後に、このドットパターンデータを
出力バッファに記憶させる。各ドットパターンデータ
は、階調情報として、この場合2ビットのデータからな
る。すなわち、制御部28は、階調データ設定手段とし
て機能する。
【0047】記録ヘッド10の1回の主走査により記録
可能な1行分のドットパターンデータが得られたなら
ば、当該1行分のドットパターンデータが、出力バッフ
ァから内部I/F31を通じて順次記録ヘッド10に出
力される。出力バッファから1行分のドットパターンデ
ータが出力されると、展開済みの中間コードデータが中
間バッファから消去され、次の中間コードデータについ
ての展開処理が行われる。
【0048】一方、プリントエンジン24は、紙送り機
構としての紙送りモータ35と、キャリッジ送り機構と
してのパルスモータ7と、記録ヘッド10の電気駆動系
33と、を含んで構成してある。紙送りモータ35は、
プラテン34(図1参照)を回転させて記録紙8を移動
させ、パルスモータ7は、タイミングベルト6を介して
キャリッジ2を走行させる。
【0049】記録ヘッド10の電気駆動系33は、図3
に示すように、第1シフトレジスタ36及び第2シフト
レジスタ37からなるシフトレジスタ回路と、第1ラッ
チ回路39及び第2ラッチ回路40からなるラッチ回路
と、デコーダ42と、制御ロジック43と、レベルシフ
タ44と、スイッチ回路45と、圧電振動子15とを備
えている。
【0050】これらの各シフトレジスタ、各ラッチ回
路、デコーダ、スイッチ回路及び圧電振動子は、それぞ
れ、図4に示すように、記録ヘッド10の各ノズル開口
13毎に設けた第1シフトレジスタ36A〜36N、第
2シフトレジスタ37A〜37N、第1ラッチ回路39
A〜39N、第2ラッチ回路40A〜40N、テコーダ
42A〜42N、スイッチ回路45A〜45N及び圧電
振動子15A〜15Nから構成されている。
【0051】このような電気駆動系33によって、記録
ヘッド10は、プリンタコントローラ23からの印字デ
ータ(階調情報)に基づいてインク滴を吐出する。プリ
ントコントローラ23からの印字データ(SI)は、発
振回路29からのクロック信号(CK)に同期して、内
部I/F31から第1シフトレジスタ36及び第2シフ
トレジスタ37にシリアル伝送される。
【0052】プリンタコントローラ23からの印字デー
タは、上記したように2ビットのデータである。具体的
には、非記録、小ドット、中ドット、大ドットからなる
4階調について、非記録が(00)であり、小ドットが
(01)であり、中ドットが(10)であり、大ドット
が(11)で表されている。
【0053】このような印字データは、各ドット毎、即
ち、各ノズル開口13毎に設定される。そして、全ての
ノズル開口13に関して下位ビットのデータが第1シフ
トレジスタ36(36A〜36N)に入力され、全ての
ノズル開口13に関して上位ビットのデータが第2シフ
トレジスタ37(37A〜37N)に入力される。
【0054】図3に示すように、第1シフトレジスタ3
6には、第1ラッチ回路39が電気的に接続されてい
る。同様に、第2シフトレジスタ37には、第2ラッチ
回路40が電気的に接続されている。そして、プリント
コントローラ23からのラッチ信号(LAT)が各ラッ
チ回路39,40に入力されると、第1ラッチ回路39
は印字データの下位ビットのデータをラッチし、第2ラ
ッチ回路40は印字データの上位ビットをラッチする。
【0055】このように、第1シフトレジスタ36及び
第1ラッチ回路39からなる回路ユニットと、第2シフ
トレジスタ37及び第2ラッチ回路40からなる回路ユ
ニットは、それぞれが記憶回路として機能する。すなわ
ち、これらの回路ユニットは、デコーダ42に入力され
る前の印字データ(階調情報)を一時的に記憶する。
【0056】各ラッチ回路39、40でラッチされた印
字データは、デコーダ42A〜42Nに入力される。デ
コーダ42は、2ビットの印字データ(階調データ)を
翻訳してパルス選択データ(パルス選択情報)を生成す
る。パルス選択データは、階調データに等しいかそれよ
りも多い複数ビットで構成され、各ビットは駆動信号
(COM)を構成する各パルス波形に対応している。そ
して、各ビットの内容(例えば、(0),(1))に応
じて、圧電振動子15に対する駆動パルス波形の供給/
非供給が選択されるようになっている。なお、駆動信号
(COM)及び駆動パルス波形の供給についての詳細
は、後述される。
【0057】一方、デコーダ42には、制御ロジック4
3からのタイミング信号も入力される。制御ロジック4
3は、後述するラッチ信号出力部101及びチャンネル
信号出力部103からのラッチ信号(LAT)及びチャ
ンネル信号(CH)に基づいてタイミング信号を発生す
る。
【0058】デコーダ42によって翻訳されたパルス選
択データは、上位ビット側から順に、タイミング信号に
よって規定されるタイミングが到来する毎にレベルシフ
タ44に入力される。例えば、記録周期における最初の
タイミングではパルス選択データの最上位ビットのデー
タがレベルシフタ44に入力され、2番目のタイミング
ではパルス選択データにおける2番目のビットのデータ
がレベルシフタ44に入力される。
【0059】レベルシフタ44は、電圧増幅器として機
能し、パルス選択データが「1」の場合には、スイッチ
回路45を駆動できる電圧、例えば数十ボルト程度の電
圧に昇圧された電気信号を出力する。
【0060】レベルシフタ44で昇圧された「1」のパ
ルス選択データは、駆動パルス生成手段及び制御本体部
として機能するスイッチ回路45に供給される。このス
イッチ回路45は、印字データの翻訳により生成された
パルス選択データに基づき、駆動信号(COM)に含ま
れる駆動パルスを選択して駆動パルスを生成すると共
に、当該駆動パルスを圧電振動子15に供給するもので
ある。従って、スイッチ回路45の入力側には、駆動信
号生成回路30からの駆動信号(COM)が供給される
ようになっており、その出力側には圧電振動子15が接
続されている。
【0061】パルス選択データは、スイッチ回路45の
作動を制御する。例えば、スイッチ回路45に加わるパ
ルス選択データが「1」である期間中は、スイッチ回路
45が接続状態になり、駆動信号の駆動パルスが圧電振
動子15に供給される。この結果、圧電振動子15の電
位レベルが変化する。
【0062】一方、スイッチ回路45に加わるパルス選
択データが「0」の期間中は、レベルシフタ44からス
イッチ回路45を作動させる電気信号が出力されない。
このため、スイッチ回路45が切断状態になり、駆動信
号の駆動パルスが圧電振動子15に供給されない。パル
ス選択データが「0」の期間においては、圧電振動子1
5は、パルス選択データが「0」に切り換わる直前の電
位レベルを維持する。
【0063】駆動信号の一例を、図5に示す。図5に示
すように、駆動信号Aは、期間T1(後に詳述するが、
可変である)に配置された第1パルス信号PS1と、期
間T2(やはり可変である)に配置された第2パルス信
号PS2と、期間T3に配置された第3パルス信号PS
3とを一連に接続してあり、記録周期TAで繰り返し発
生するパルス列波形信号である。この場合、記録周期T
Aの設定周波数は、8.57×3kHzである。駆動信
号Aにおいて、第1パルス信号PS1は第1の駆動パル
スDP1であり、第2パルス信号PS2は第2の駆動パ
ルスDP2であり、第3パルス信号PS3は第3の駆動
パルスDP3である。
【0064】これらの第1の駆動パルスDP1、第2の
駆動パルスDP2及び第3の駆動パルスDP3は、何れ
も同じ波形形状であり、それぞれ単独でインク滴を吐出
可能な信号である。
【0065】すなわち、各駆動パルスDP1,DP2,
DP3は、中間電位VMから勾配θ1に沿って最低電位
VLまで電位を下降する第1放電要素P1と、この最低
電位VLを短い時間維持する第1ホールド要素P2と、
最低電位VLから急勾配θ2に沿って最高電位VHまで
極く短時間で電位を上昇させる第1充電要素P3と、最
高電位を維持する第2ホールド要素P4と、最高電位V
Hから勾配θ3に沿って中間電位VMまで電位を下降さ
せる第2放電要素P5とから構成される。
【0066】これらの各駆動パルスが圧電振動子15に
供給されると、小ドットを形成し得る量のインク滴がノ
ズル開口13から吐出される。
【0067】より具体的には、第1放電要素P1が供給
されて圧電振動子15が中間電位VMから放電されるこ
とにより、圧力発生室16の容積は、基準容積から最大
容積まで膨張する。そして、第1充電要素P3により、
圧力発生室16は最小容積まで急激に収縮する。この圧
力発生室16の収縮状態は第2ホールド要素P4が供給
されている期間に亘って維持される。この圧力発生室1
6の急激な収縮及び収縮状態の保持により、圧力発生室
16内のインク圧力が急速に高まりノズル開口13から
はインク滴が吐出する。このとき吐出されるインク滴の
量は、例えば13pL程度となっている。そして、第2
放電要素P5により、メニスカスの振動を短時間で収束
させるべく圧力発生室16を膨張復帰させる。
【0068】そして、図6に示すように、圧電振動子1
5に供給する駆動パルスの数を増減することによって、
階調制御を行うことができる。例えば、駆動パルスを1
つ供給することで小ドットの記録を行い、駆動パルスを
2つ供給することで中ドットの記録を行い、駆動パルス
を3つ供給することで大ドットの記録を行うことができ
る。
【0069】ここで、小ドットのドットパターンデータ
(階調情報01)、中ドットのドットパターンデータ
(階調情報10)及び大ドットのドットパターンデータ
(階調情報11)に応じて生成されるパルス選択データ
について、具体的に説明する。
【0070】デコーダ42は、この場合、小ドットのド
ットパターンデータ(階調情報01)、中ドットのドッ
トパターンデータ(階調情報10)及び大ドットのドッ
トパターンデータ(階調情報11)に応じて、3ビット
のパルス選択データを生成する。
【0071】この3ビットのパルス選択データの各ビッ
トが、各パルス信号に対応している。すなわち、パルス
選択データの最上位ビットが第1パルス信号PS1(第
1の駆動パルスDP1)に対応し、2番目のビットが第
2パルス信号PS2(第2の駆動パルスDP1)に対応
し、最下位のビットが第3パルス信号PS3(第3の駆
動パルスDP3)に対応している。
【0072】この場合、小ドットのドットパターンデー
タ(階調情報01)からパルス選択データ(010)が
生成される。同様に、中ドットのドットパターンデータ
(階調情報10)からパルス選択データ(101)が生
成され、大ドットのドットパターンデータ(階調情報1
1)からパルス選択データ(111)が生成される。
【0073】そして、パルス選択データの最上位ビット
が「1」の場合には期間T1の始端に対応する最初のタ
イミング信号(ラッチ信号)から期間T2の始端に対応
する2番目のタイミング信号(CH信号)までの間スイ
ッチ回路45(駆動パルス供給手段)が接続状態にな
る。また、2番目のビットが「1」の場合には、2番目
のタイミング信号から期間T3の始端に対応する3番目
のタイミング信号(CH信号)までの間スイッチ回路4
5が接続状態になる。同様に最下位のビットが「1」の
場合には、3番目のタイミング信号から次の印刷周期T
Aにおける期間T1の始端に対応するタイミング信号
(ラッチ信号)までの間スイッチ回路45が接続状態に
なる。
【0074】これにより、小ドットのドットパターンデ
ータに基づき、対応する圧電振動子15には、第2の駆
動パルスDP2だけが供給される。同様に、中ドットの
ドットパターンデータに基づいて第1の駆動パルスDP
1と第3の駆動パルスDP3とが供給され、大ドットの
ドットパターンデータに基づいて第1の駆動パルスDP
1、第2の駆動パルスDP2、及び、第3の駆動パルス
DP3が続けて供給される。
【0075】その結果、小ドットのドットパターンデー
タに対応して、ノズル開口13からは13pLのインク
滴が1回吐出し、記録紙8上に小ドットが形成される。
また、中ドットのドットパターンデータに対応して、ノ
ズル開口13からは13pLのインク滴が2回続けて吐
出し、記録紙8上に合計26pLのインク滴による中ド
ットが形成される。同様に、大ドットのドットパターン
データに対応して、ノズル開口13からは13pLのイ
ンク滴が3回連続して吐出し、記録紙8上に合計39p
Lのインク滴による大ドットが形成される。
【0076】さて、駆動信号生成回路30の詳細につい
て、図7を用いて説明する。図7に示すように、駆動信
号生成回路30は、記録ヘッド10の各通過位置の通過
タイミングと同期して複数のラッチ信号を出力するラッ
チ信号出力部101を有している。ラッチ信号出力部1
01は、記録ヘッド10の各通過位置(各記録画素毎に
設定される)の通過タイミングとの同期のために、記録
ヘッド10の位置または移動量を検出するエンコーダ1
02に接続されている。
【0077】また、駆動信号生成回路30は、ラッチ信
号に対する設定時間差に基づいて、各ラッチ信号に続い
て当該設定時間差の後にチャンネル信号を出力するチャ
ンネル信号出力部103を有している。
【0078】そして、チャンネル信号出力部103に
は、ラッチ信号の出力周期(僅かに変動する)に基づい
て設定時間差を補正する時間差補正部104が接続され
ている。これにより、チャンネル信号出力部103は、
固定された時間差ではなくて、時間差補正部104によ
って適宜に随時に補正された時間差に基づいて、チャン
ネル信号を出力可能である。
【0079】時間差補正部104は、この場合、ラッチ
信号の出力周期の直前の1周期に基づいて、設定時間差
を補正可能である。図5及び図6に示す駆動信号Aにつ
いて説明すれば、直前の周期TAが所定の設定周期に対
して5%増大していた場合、期間T1及び期間T2(設
定時間差)もそれぞれ5%増大させることが好ましい。
【0080】あるいは、期間T1及び期間T2の増減率
は、印刷周期TAの変動率と一致させることの他に、例
えば各プリンタ1の実際の記録特性等の試験結果等に基
づいて、印刷周期TAの変動率の関数として与えられる
ことが好ましい。
【0081】あるいは、時間差補正部104は、ラッチ
信号の出力周期の直前の複数の周期に基づいて、設定時
間差を補正可能である。例えば、時間差補正部は、ラッ
チ信号の出力周期の直前の複数の周期から求められる平
均周期に基づいて、設定時間差を補正可能である。具体
的には、直前の5周期分の平均のTAが所定の設定周期
に対して5%増大していた場合、期間T1及び期間T2
(設定時間差)をそれぞれ5%増大させることが好まし
い。
【0082】あるいは、この場合も、期間T1及び期間
T2の増減率は、印刷周期TAの平均変動率と一致させ
ることの他に、例えば各プリンタ1の実際の記録特性等
の試験結果等に基づいて、印刷周期TAの平均変動率の
関数として与えられることが好ましい。
【0083】あるいは、時間差補正部104は、ラッチ
信号の出力周期の直前の複数の周期から求められる予測
周期に基づいて、設定時間差を補正可能である。具体的
には、直前の5周期のTAの推移から、例えば微分関数
を求める等して次の周期TAを予測し、当該周期TAの
増減比率と同率に期間T1及び期間T2(設定時間差)
を増大させることも可能である。
【0084】あるいは、この場合も、期間T1及び期間
T2の増減率は、印刷周期TAの予測周期に基づく変動
率と一致させることの他に、例えば各プリンタ1の実際
の記録特性等の試験結果等に基づいて、印刷周期TAの
予測周期に基づく変動率の関数として与えられることが
好ましい。
【0085】そして、駆動信号生成回路30の本体部1
05が、図5に示すように、ラッチ信号出力部101に
よるラッチ信号の出力タイミングに合わせて出現される
ラッチパルス波形(PS1)と、チャンネル信号出力部
103によるチャンネル信号の出力タイミングに合わせ
て出現されるチャンネルパルス波形(PS2、PS3)
と、を有する駆動信号(A)を生成するようになってい
る。
【0086】なお、時間差補正部104は、ラッチ信号
の出力の直後に作動して、当該ラッチ信号の直後に続く
チャンネル信号の出力のための設定時間差を補正可能で
あることが好ましい。この場合、特に、補正後の設定時
間差を求める演算処理の時間を確保すべく、従来はラッ
チパルス波形の出力前になされていたNチャージ処理
(電位調整)を、ラッチパルス波形とチャンネルパルス
波形との間の信号部分INT(図5参照)に対して行う
ことが好ましい。本実施の形態では、電位調整部107
が、そのようなNチャージ処理を実行する。
【0087】以上のような本実施の形態によれば、パル
スモータ7の作動誤差等に起因してラッチ信号の出力周
期(印刷周期TA)に±5%もの誤差が生じたとして
も、当該誤差を補償するようにチャンネル信号の発生タ
イミングが補正されるため、より高精度の記録を行うこ
とができる。
【0088】なお、駆動信号生成回路30は、DAC回
路によって形成されてもよいし、アナログ回路によって
形成されてもよい。
【0089】次に、他の実施の形態における駆動信号生
成回路130の詳細について、図8を用いて説明する。
図8に示すように、駆動信号生成回路130は、記録ヘ
ッド10の各通過位置(各記録画素毎に複数、図9の駆
動信号の場合3個、が設定される)の通過タイミングと
同期して複数のラッチ信号を出力するラッチ信号出力部
131を有している。ラッチ信号出力部131は、記録
ヘッド10の各通過位置の通過タイミングとの同期のた
めに、記録ヘッド10の位置または移動量を検出するエ
ンコーダ132に接続されている。
【0090】本実施の形態の駆動信号生成回路130
は、チャンネル信号出力部を有していない。そして、駆
動信号生成回路130の本体部135は、図9に示すよ
うに、ラッチ信号出力部101によるラッチ信号の出力
タイミングに合わせて出現される所定数(この場合3)
のラッチパルス波形を有する駆動信号Bを生成するよう
になっている。
【0091】そして、本実施の形態の重要な特徴とし
て、1画素分の駆動パルスが前記所定数(この場合3)
のラッチパルス波形から生成されるようになっている。
【0092】以上のような本実施の形態によれば、パル
スモータ7の作動誤差等に起因してラッチ信号の出力周
期(印刷周期TA)に±5%もの誤差が生じたとして
も、当該誤差を補償するように各ラッチ信号の発生タイ
ミングが補正され、1画素分の駆動パルスを構成する各
ラッチパルス波形が前記ラッチ信号の出力タイミングに
合わせて出現されるため、より高精度の記録を行うこと
ができる。
【0093】ここで、前記所定数のラッチパルス波形
は、複数種類のラッチパルス波形を含んでいてもよい。
【0094】なお、以上の実施の形態において、圧力室
16の容積を変化させる圧力発生素子は、圧電振動子1
5に限定されるものではない。例えば、磁歪素子を圧力
発生素子として用い、この磁歪素子によって圧力室16
を膨張・収縮させて圧力変動を生じさせるようにしても
よいし、発熱素子を圧力発生素子として用い、この発熱
素子からの熱で膨張・収縮する気泡によって圧力室16
に圧力変動を生じさせるように構成してもよい。
【0095】また、プリンタコントローラ1はコンピュ
ータシステムによって構成されているが、コンピュータ
システムに前記各要素を実現させるためのプログラム及
び当該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な
記録媒体201も、本件の保護対象である。
【0096】さらに、前記の各要素が、コンピュータシ
ステム上で動作するOS等のプログラム(第2のプログ
ラム)によって実現される場合、当該OS等のプログラ
ム(第2のプログラム)を制御する各種命令を含むプロ
グラム及び当該プログラムを記録した記録媒体202
も、本件の保護対象である。
【0097】ここで、記録媒体201、202とは、フ
ロッピーディスク等の単体として認識できるものの他、
各種信号を伝搬させるネットワークをも含む。
【0098】なお、以上の説明はインクジェット式記録
装置についてなされているが、本発明は、広く液体噴射
装置全般を対象としたものである。液体の例としては、
インクの他に、グルー、マニキュア等が用いられ得る。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、チャンネル信号出力の
ための設定時間差がラッチ信号の出力周期に基づいて補
正されるため、ラッチ信号の出力周期の変動に応じて好
適なタイミングでチャンネル信号が出力され得る。これ
により、チャンネルパルス波形による圧力変動手段の駆
動タイミングが、移動機構の周波数変動等に対して好適
に補償され得る。従って、より高精度の記録を行うこと
ができる。
【0100】あるいは、本発明によれば、1画素分のパ
ルス波形を出現させる全ての信号がヘッド部材の各通過
位置の通過タイミングと同期して出力されるラッチ信号
であるため、パルス波形による圧力変動手段の駆動タイ
ミングが、移動機構の周波数変動等に対して好適に補償
され得る。従って、より高精度の記録を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるインクジェット式
プリンタの概略斜視図である。
【図2】記録ヘッドの内部構造を説明する断面図であ
る。
【図3】プリンタの電気的構成を説明するブロック図で
ある。
【図4】記録ヘッドの電気駆動系を説明するブロック図
である。
【図5】駆動信号の一例を示す図である。
【図6】図5の駆動信号に基づいて生成される駆動パル
スを説明する図である。
【図7】駆動信号生成回路を示す概略ブロック図であ
る。
【図8】駆動信号生成回路の他の例を示す概略ブロック
図である。
【図9】図8の駆動信号生成回路により生成される駆動
信号の一例を示す図である。
【図10】従来の駆動信号の一例を示す図である。
【図11】図10の駆動信号に基づいて生成される駆動
パルスを説明する図である。
【符号の説明】
1 インクジェット式プリンタ 2 キャリッジ 3 ガイド部材 4 駆動プーリ 5 遊転プーリ 6 タイミングベルト 7 パルスモータ 8 記録紙 10 記録ヘッド 11 インクカートリッジ 12 インク室 13 ノズル開口 14 ノズルプレート 15 圧電振動子 16 圧力室 17 インク供給口 18 供給側連通孔 19 第1ノズル連通孔 20 第2ノズル連通孔 23 プリンタコントローラ 24 プリントエンジン 25 外部インターフェース 26 RAM 27 ROM 28 制御部 29 発振回路 30 駆動信号生成回路 31 内部インターフェース 33 記録ヘッドの電気駆動系 34 プラテン 35 紙送りモータ 36 第1シフトレジスタ 37 第2シフトレジスタ 39 第1ラッチ回路 40 第2ラッチ回路 42 デコーダ 43 制御ロジック 44 レベルシフタ 45 スイッチ回路 101 ラッチ信号出力部 102 エンコーダ 103 チャンネル信号出力部 104 時間差補正部 105 本体部 107 電位調整部 130 駆動信号生成回路 131 ラッチ信号出力部 132 エンコーダ 135 本体部 200 記録媒体 201 記録媒体

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル開口を有するヘッド部材と、 ノズル開口部分の液体の圧力を変動させる圧力変動手段
    と、 複数の所定の通過位置を通過するようにヘッド部材を移
    動させる移動機構と、 ヘッド部材の各通過位置の通過タイミングと同期して複
    数のラッチ信号を出力するラッチ信号出力部と、 ラッチ信号に対する設定時間差に基づいて、各ラッチ信
    号に続いて当該設定時間差の後にチャンネル信号を出力
    するチャンネル信号出力部と、 ラッチ信号の出力周期に基づいて設定時間差を補正する
    時間差補正部と、 ラッチ信号の出力タイミングに合わせて出現されるラッ
    チパルス波形と、チャンネル信号の出力タイミングに合
    わせて出現されるチャンネルパルス波形と、を有する吐
    出駆動信号を生成する駆動信号発生手段と、 前記吐出駆動信号に基づいて駆動パルスを生成する駆動
    パルス生成手段と、 前記駆動パルスに基づいて圧力変動手段を駆動させる制
    御本体部と、を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 【請求項2】時間差補正部は、ラッチ信号の出力周期の
    直前の1周期に基づいて、設定時間差を補正可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 【請求項3】時間差補正部は、ラッチ信号の出力周期の
    直前の複数の周期に基づいて、設定時間差を補正可能で
    あることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  4. 【請求項4】時間差補正部は、ラッチ信号の出力周期の
    直前の複数の周期から求められる平均周期に基づいて、
    設定時間差を補正可能であることを特徴とする請求項3
    に記載の液体噴射装置。
  5. 【請求項5】時間差補正部は、ラッチ信号の出力周期の
    直前の複数の周期から求められる予測周期に基づいて、
    設定時間差を補正可能であることを特徴とする請求項3
    に記載の液体噴射装置。
  6. 【請求項6】時間差補正部は、ラッチ信号の出力の直後
    に作動して、当該ラッチ信号に続くチャンネル信号の出
    力のための設定時間差を補正可能であることを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の液体噴射装置。
  7. 【請求項7】ラッチパルス波形とチャンネルパルス波形
    との間の信号部分に対して吐出駆動信号の電位調整を行
    う電位調整部を更に備えたことを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれかに記載の液体噴射装置。
  8. 【請求項8】チャンネル信号出力部は、ラッチ信号に対
    する複数の設定時間差に基づいて、複数のチャンネル信
    号を出力するようになっており、 時間差補正部は、ラッチ信号の出力周期に基づいて、前
    記複数の設定時間差の各々を補正するようになってお
    り、 吐出駆動信号は、ラッチ信号の出力タイミングに合わせ
    て出現されるラッチパルス波形と、複数のチャンネル信
    号の出力タイミングに合わせて出現される複数のチャン
    ネルパルス波形と、を有していることを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれかに記載の液体噴射装置。
  9. 【請求項9】吐出データに基づいて、複数の階調データ
    から一の選択階調データを設定する階調データ設定手段
    を更に備え、 駆動パルス生成手段は、前記選択階調データと前記吐出
    駆動信号前記吐出駆動信号とに基づいて駆動パルスを生
    成するようになっていることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれかに記載の液体噴射装置。
  10. 【請求項10】ノズル開口を有するヘッド部材と、 ノズル開口部分の液体の圧力を変動させる圧力変動手段
    と、 複数の所定の通過位置を通過するようにヘッド部材を移
    動させる移動機構と、 ヘッド部材の各通過位置の通過タイミングと同期して複
    数のラッチ信号を出力するラッチ信号出力部と、 連続する所定数のラッチ信号の各出力タイミングに合わ
    せて出現される所定数のラッチパルス波形を有する吐出
    駆動信号を生成する駆動信号発生手段と、 前記吐出駆動信号に基づいて駆動パルスを生成する駆動
    パルス生成手段と、 前記駆動パルスに基づいて圧力変動手段を駆動させる制
    御本体部と、を備え、 1画素分の駆動パルスが、前記所定数のラッチパルス波
    形から生成されるようになっていることを特徴とする液
    体噴射装置。
  11. 【請求項11】前記所定数のラッチパルス波形は、複数
    種類のラッチパルス波形を含んでいることを特徴とする
    請求項10に記載の液体噴射装置。
  12. 【請求項12】吐出データに基づいて、複数の階調デー
    タから一の選択階調データを設定する階調データ設定手
    段を更に備え、 駆動パルス生成手段は、前記選択階調データと前記吐出
    駆動信号とに基づいて駆動パルスを生成するようになっ
    ていることを特徴とする請求項10または11に記載の
    液体噴射装置。
  13. 【請求項13】ノズル開口を有するヘッド部材と、 ノズル開口部分の液体の圧力を変動させる圧力変動手段
    と、 複数の所定の通過位置を通過するようにヘッド部材を移
    動させる移動機構と、を備えた液体噴射装置を制御する
    ための装置であって、 ヘッド部材の各通過位置の通過タイミングと同期して複
    数のラッチ信号を出力するラッチ信号出力部と、 ラッチ信号に対する設定時間差に基づいて、各ラッチ信
    号に続いて当該設定時間差の後にチャンネル信号を出力
    するチャンネル信号出力部と、 ラッチ信号の出力周期に基づいて設定時間差を補正する
    時間差補正部と、 ラッチ信号の出力タイミングに合わせて出現されるラッ
    チパルス波形と、チャンネル信号の出力タイミングに合
    わせて出現されるチャンネルパルス波形と、を有する吐
    出駆動信号を生成する駆動信号発生手段と、 前記吐出駆動信号に基づいて駆動パルスを生成する駆動
    パルス生成手段と、 前記駆動パルスに基づいて圧力変動手段を駆動させる制
    御本体部と、を備えたことを特徴とする制御装置。
  14. 【請求項14】時間差補正部は、ラッチ信号の出力周期
    の直前の1周期に基づいて、設定時間差を補正可能であ
    ることを特徴とする請求項13に記載の制御装置。
  15. 【請求項15】時間差補正部は、ラッチ信号の出力周期
    の直前の複数の周期に基づいて、設定時間差を補正可能
    であることを特徴とする請求項13に記載の制御装置。
  16. 【請求項16】時間差補正部は、ラッチ信号の出力周期
    の直前の複数の周期から求められる平均周期に基づい
    て、設定時間差を補正可能であることを特徴とする請求
    項15に記載の制御装置。
  17. 【請求項17】時間差補正部は、ラッチ信号の出力周期
    の直前の複数の周期から求められる予測周期に基づい
    て、設定時間差を補正可能であることを特徴とする請求
    項15に記載の制御装置。
  18. 【請求項18】時間差補正部は、ラッチ信号の出力の直
    後に作動して、当該ラッチ信号に続くチャンネル信号の
    出力のための設定時間差を補正可能であることを特徴と
    する請求項13乃至17のいずれかに記載の制御装置。
  19. 【請求項19】ラッチパルス波形とチャンネルパルス波
    形との間の信号部分に対して吐出駆動信号の電位調整を
    行う電位調整部を更に備えたことを特徴とする請求項1
    3乃至18のいずれかに記載の制御装置。
  20. 【請求項20】チャンネル信号出力部は、ラッチ信号に
    対する複数の設定時間差に基づいて、複数のチャンネル
    信号を出力するようになっており、 時間差補正部は、ラッチ信号の出力周期に基づいて、前
    記複数の設定時間差の各々を補正するようになってお
    り、 吐出駆動信号は、ラッチ信号の出力タイミングに合わせ
    て出現されるラッチパルス波形と、複数のチャンネル信
    号の出力タイミングに合わせて出現される複数のチャン
    ネルパルス波形と、を有していることを特徴とする請求
    項13乃至19のいずれかに記載の制御装置。
  21. 【請求項21】吐出データに基づいて、複数の階調デー
    タから一の選択階調データを設定する階調データ設定手
    段を更に備え、 駆動パルス生成手段は、前記選択階調データと前記吐出
    駆動信号とに基づいて駆動パルスを生成するようになっ
    ていることを特徴とする請求項13乃至20のいずれか
    に記載の液体噴射装置。
  22. 【請求項22】ノズル開口を有するヘッド部材と、 ノズル開口部分の液体の圧力を変動させる圧力変動手段
    と、 複数の所定の通過位置を通過するようにヘッド部材を移
    動させる移動機構と、を備えた液体噴射装置を制御する
    ための装置であって、 ヘッド部材の各通過位置の通過タイミングと同期して複
    数のラッチ信号を出力するラッチ信号出力部と、 連続する所定数のラッチ信号の各出力タイミングに合わ
    せて出現される所定数のラッチパルス波形を有する吐出
    駆動信号を生成する駆動信号発生手段と、 前記吐出駆動信号に基づいて駆動パルスを生成する駆動
    パルス生成手段と、 前記駆動パルスに基づいて圧力変動手段を駆動させる制
    御本体部と、を備え、 1画素分の駆動パルスが、前記所定数のラッチパルス波
    形から生成されるようになっていることを特徴とする制
    御装置。
  23. 【請求項23】前記所定数のラッチパルス波形は、複数
    種類のラッチパルス波形を含んでいることを特徴とする
    請求項22に記載の制御装置。
  24. 【請求項24】吐出データに基づいて、複数の階調デー
    タから一の選択階調データを設定する階調データ設定手
    段を更に備え、 駆動パルス生成手段は、前記選択階調データと前記吐出
    駆動信号とに基づいて駆動パルスを生成するようになっ
    ていることを特徴とする請求項22または23に記載の
    制御装置。
  25. 【請求項25】少なくとも1台のコンピュータを含むコ
    ンピュータシステムによって実行されて、前記コンピュ
    ータシステムに請求項13乃至24のいずれかに記載の
    制御装置を実現させるプログラム。
  26. 【請求項26】少なくとも1台のコンピュータを含むコ
    ンピュータシステム上で動作する第2のプログラムを制
    御する命令が含まれており、 前記コンピュータシステムによって実行されて、前記第
    2のプログラムを制御して、前記コンピュータシステム
    に請求項13乃至24のいずれかに記載の制御装置を実
    現させるプログラム。
  27. 【請求項27】少なくとも1台のコンピュータを含むコ
    ンピュータシステムによって実行されて、前記コンピュ
    ータシステムに請求項13乃至24のいずれかに記載の
    制御装置を実現させるプログラムを記録したコンピュー
    タ読取り可能な記録媒体。
  28. 【請求項28】少なくとも1台のコンピュータを含むコ
    ンピュータシステム上で動作する第2のプログラムを制
    御する命令が含まれており、 前記コンピュータシステムによって実行されて、前記第
    2のプログラムを制御して、前記コンピュータシステム
    に請求項13乃至24のいずれかに記載の制御装置を実
    現させるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能
    な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062548A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Seiko Epson Corp 液体噴射装置、及び、その制御方法
US9738067B2 (en) 2015-12-11 2017-08-22 Roland Dg Corporation Liquid injection device and inkjet recording device including the same
US10350882B2 (en) 2015-12-11 2019-07-16 Roland Dg Corporation Liquid ejection device and inkjet recording including the same

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