JP2002224545A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の溶出分率の測定法で測定した、分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロッ
ク共重合体の溶出分率が1%以下であることを特徴とする、体外循環血液処理用分岐ポリ
エチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体。
<溶出分率の測定法>測定試料を最大径3mm以下に切断し、50℃で10時間真空加熱
乾燥し、約10gを精秤した(e(g))。該試料に40重量%エタノール水溶液200
mlを加え、70℃で24時間攪拌した後、濾別し、濾物を40%エタノール水溶液で洗
浄後、50℃で真空乾燥し、乾燥後の重量を精秤した(f(g))。溶出分率は次の式か
ら算出した。
溶出分率(%)=(e−f)×100/e
【請求項2】
請求項1記載の体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック
共重合体および疎水性高分子を含有する体外循環血液処理膜成形用ドープ。
【請求項3】
疎水性高分子がポリスルホン系樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の体外循環
血液処理膜用成形用ドープ。
【請求項4】
分岐ポリエチレンオキシドプレポリマーとポリスルホン系プレポリマーを重縮合して分
岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体を製造する方法において、ポリ
スルホン系プレポリマー末端反応基のモル数(d)に対する分岐ポリエチレンオキシドプ
レポリマーの水酸基のモル数(c)の比c/dが0.5以上3以下の範囲内で、ポリスル
ホン系プレポリマーと分岐ポリエチレンオキシドプレポリマーとを重縮合することを特徴
とする体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体の
製造方法。
【請求項5】
ポリスルホン系プレポリマーがポリスルホンプレポリマー、ポリエーテルスルホンプレ
ポリマーおよびポリアリルスルホンプレポリマーから選択される少なくとも1種であるこ
とを特徴とする請求項4記載の体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスル
ホンブロック共重合体の製造方法。
【請求項6】
請求項4又は5に記載の体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホン
ブロック共重合体の製造方法で合成された膨潤状態の分岐ポリエチレンオキシド−ポリス
ルホンブロック共重合体分を、熱水および/または熱アルコールを用いて洗浄することを
特徴とする体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシドーポリスルホン共重合体の製造
方法。
【請求項7】
請求項2または3に記載の体外循環血液処理膜用成形用ドープを湿式成形して得られる
中空状成形体。
【請求項1】
下記の溶出分率の測定法で測定した、分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロッ
ク共重合体の溶出分率が1%以下であることを特徴とする、体外循環血液処理用分岐ポリ
エチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体。
<溶出分率の測定法>測定試料を最大径3mm以下に切断し、50℃で10時間真空加熱
乾燥し、約10gを精秤した(e(g))。該試料に40重量%エタノール水溶液200
mlを加え、70℃で24時間攪拌した後、濾別し、濾物を40%エタノール水溶液で洗
浄後、50℃で真空乾燥し、乾燥後の重量を精秤した(f(g))。溶出分率は次の式か
ら算出した。
溶出分率(%)=(e−f)×100/e
【請求項2】
請求項1記載の体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック
共重合体および疎水性高分子を含有する体外循環血液処理膜成形用ドープ。
【請求項3】
疎水性高分子がポリスルホン系樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の体外循環
血液処理膜用成形用ドープ。
【請求項4】
分岐ポリエチレンオキシドプレポリマーとポリスルホン系プレポリマーを重縮合して分
岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体を製造する方法において、ポリ
スルホン系プレポリマー末端反応基のモル数(d)に対する分岐ポリエチレンオキシドプ
レポリマーの水酸基のモル数(c)の比c/dが0.5以上3以下の範囲内で、ポリスル
ホン系プレポリマーと分岐ポリエチレンオキシドプレポリマーとを重縮合することを特徴
とする体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体の
製造方法。
【請求項5】
ポリスルホン系プレポリマーがポリスルホンプレポリマー、ポリエーテルスルホンプレ
ポリマーおよびポリアリルスルホンプレポリマーから選択される少なくとも1種であるこ
とを特徴とする請求項4記載の体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスル
ホンブロック共重合体の製造方法。
【請求項6】
請求項4又は5に記載の体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホン
ブロック共重合体の製造方法で合成された膨潤状態の分岐ポリエチレンオキシド−ポリス
ルホンブロック共重合体分を、熱水および/または熱アルコールを用いて洗浄することを
特徴とする体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシドーポリスルホン共重合体の製造
方法。
【請求項7】
請求項2または3に記載の体外循環血液処理膜用成形用ドープを湿式成形して得られる
中空状成形体。
【0011】
即ち、本発明は、
1. 下記の溶出分率の測定法で測定した、分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブ
ロック共重合体の溶出分率が1%以下であることを特徴とする、体外循環血液処理用分岐
ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体、<溶出分率の測定法>測定試料
を最大径3mm以下に切断し、50℃で10時間真空加熱乾燥し、約10gを精秤した(
e(g))。該試料に40重量%エタノール水溶液200mlを加え、70℃で24時間
攪拌した後、濾別し、濾物を40%エタノール水溶液で洗浄後、50℃で真空乾燥し、乾
燥後の重量を精秤した(f(g))。溶出分率は次の式から算出した。
溶出分率(%)=(e−f)×100/e
2. 上記1の体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共
重合体および疎水性高分子を含有する体外循環血液処理膜成形用ドープ、
3. 疎水性高分子がポリスルホン系樹脂であることを特徴とする上記2の体外循環血液
処理膜用成形用ドープ、
4. 分岐ポリエチレンオキシドプレポリマーとポリスルホン系プレポリマーを重縮合し
て分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体を製造する方法において、
ポリスルホン系プレポリマー末端反応基のモル数(d)に対する分岐ポリエチレンオキシ
ドプレポリマーの水酸基のモル数(c)の比c/dが0.5以上3以下の範囲内で、ポリ
スルホン系プレポリマーと分岐ポリエチレンオキシドプレポリマーとを重縮合することを
特徴とする体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合
体の製造方法、
5. ポリスルホン系プレポリマーがポリスルホンプレポリマー、ポリエーテルスルホン
プレポリマーおよびポリアリルスルホンプレポリマーから選択される少なくとも1種であ
ることを特徴とする上記4の体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホ
ンブロック共重合体の製造方法、
6. 上記4または5の体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブ
ロック共重合体の製造方法で合成された膨潤状態の分岐ポリエチレンオキシド−ポリスル
ホンブロック共重合体分を、熱水および/または熱アルコールを用いて洗浄することを特
徴とする体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシドーポリスルホン共重合体の製造方
法、
7. 上記2または3の体外循環血液処理膜用成形用ドープを湿式成形して得られる中空
状成形体、である。
即ち、本発明は、
1. 下記の溶出分率の測定法で測定した、分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブ
ロック共重合体の溶出分率が1%以下であることを特徴とする、体外循環血液処理用分岐
ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体、<溶出分率の測定法>測定試料
を最大径3mm以下に切断し、50℃で10時間真空加熱乾燥し、約10gを精秤した(
e(g))。該試料に40重量%エタノール水溶液200mlを加え、70℃で24時間
攪拌した後、濾別し、濾物を40%エタノール水溶液で洗浄後、50℃で真空乾燥し、乾
燥後の重量を精秤した(f(g))。溶出分率は次の式から算出した。
溶出分率(%)=(e−f)×100/e
2. 上記1の体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共
重合体および疎水性高分子を含有する体外循環血液処理膜成形用ドープ、
3. 疎水性高分子がポリスルホン系樹脂であることを特徴とする上記2の体外循環血液
処理膜用成形用ドープ、
4. 分岐ポリエチレンオキシドプレポリマーとポリスルホン系プレポリマーを重縮合し
て分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体を製造する方法において、
ポリスルホン系プレポリマー末端反応基のモル数(d)に対する分岐ポリエチレンオキシ
ドプレポリマーの水酸基のモル数(c)の比c/dが0.5以上3以下の範囲内で、ポリ
スルホン系プレポリマーと分岐ポリエチレンオキシドプレポリマーとを重縮合することを
特徴とする体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合
体の製造方法、
5. ポリスルホン系プレポリマーがポリスルホンプレポリマー、ポリエーテルスルホン
プレポリマーおよびポリアリルスルホンプレポリマーから選択される少なくとも1種であ
ることを特徴とする上記4の体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホ
ンブロック共重合体の製造方法、
6. 上記4または5の体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブ
ロック共重合体の製造方法で合成された膨潤状態の分岐ポリエチレンオキシド−ポリスル
ホンブロック共重合体分を、熱水および/または熱アルコールを用いて洗浄することを特
徴とする体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシドーポリスルホン共重合体の製造方
法、
7. 上記2または3の体外循環血液処理膜用成形用ドープを湿式成形して得られる中空
状成形体、である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001028554A JP2002224545A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | 体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001028554A JP2002224545A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | 体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002224545A JP2002224545A (ja) | 2002-08-13 |
JP2002224545A5 true JP2002224545A5 (ja) | 2008-04-24 |
Family
ID=18893033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001028554A Withdrawn JP2002224545A (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | 体外循環血液処理用分岐ポリエチレンオキシド−ポリスルホンブロック共重合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002224545A (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
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JP4483651B2 (ja) * | 2005-03-28 | 2010-06-16 | 東洋紡績株式会社 | 血液浄化用モジュールの滅菌方法 |
CN100415803C (zh) * | 2006-07-20 | 2008-09-03 | 上海交通大学 | 聚砜-聚氧化乙烯嵌段共聚物的制备方法 |
US9309367B2 (en) | 2014-06-30 | 2016-04-12 | Pall Corporation | Membranes comprising cellulosic material and hydrophilic block copolymer (V) |
CN110713666B (zh) * | 2018-07-13 | 2022-03-18 | 杭州星庐科技有限公司 | 一种含氯橡胶组合物及其应用和制备方法 |
-
2001
- 2001-02-05 JP JP2001028554A patent/JP2002224545A/ja not_active Withdrawn
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