JP2002224504A - 排水処理装置および排水処理方法 - Google Patents
排水処理装置および排水処理方法Info
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Abstract
削減できる排水処理装置および排水処理方法を提供す
る。 【解決手段】 この排水処理装置は、排水中に浮遊して
いる浮遊物質を、付着濾過槽2に充填された放射状輪状
糸体6に付着させた後、増粒させ、さらに、嫌気状態に
して付着した浮遊物質を消化させて減量化し、さらに、
浮遊物質から発生した汚泥を同じ付着濾過槽2に有る沈
澱部3で沈澱,分離,除去する。この排水処理装置では、
電気エネルギーを多量に使用することなく排水中の浮遊
物質を濾過できる。
Description
浮遊物質の消化による減量化を達成できる排水処理装置
および排水処理方法に関し、沈澱部を有する付着濾過装
置単独または、付着濾過装置と急速濾過装置を組み合わ
せて構成した排水処理装置に関し、さらには、有機物の
高効率処理機能と浮遊物質の高度処理(2段の濾過処理)
を可能にする排水処理装置に関する。
いては、企業の事業所から発生する各種の廃棄物を削減
することが、重要なテーマとなっている。
最近のゼロエミッションヘの取り組みの観点から、廃棄
物の削減が、最近の重要な課題となっている。
同様で、各種の取り組みが実施されている。
の範囲となるまで濾過、または薬品等による凝集沈澱に
よって処理除去している。そのため、処理後に汚泥が発
生している。
いる濾過装置としての急速濾過装置は、送水ポンプや逆
洗ポンプから構成され、特に送水ポンプの稼動時間が長
いことにより、電力使用量が大となっていた。
となった今日、排水処理装置の省エネルギーも徹底的に
計画実施する必要が出てきた。
速濾過装置に関係するポンプ関係では、省エネルギー対
策も限界にきており、実質上、省エネ対策は困難な状況
であった。また、急速濾過装置では、排水中の浮遊物質
を消化させて、減少させる機能はなかった。
生物濾過装置もあるが、生物濾過装置から微生物が剥離
して、時として水質を悪化させていた。
の一例(特開平9−314163号公報)を、以下に説明
する。この従来技術は、排水を、木炭が充填された木炭
槽に導入して処理し、次に、この木炭槽からの排水を、
活性炭が充填された活性炭塔に導入して処理する排水処
理装置である。
は、両方とも微生物が繁殖しているので、生物活性木炭
および生物活性炭と呼ばれている。この生物活性木炭と
生物活性炭との2段階処理によって、活性炭塔の逆洗工
程と再生工程が不要になるメリットがある。これによっ
て、活性炭の寿命を格段に延長できる。
膜も形成され、かつ、排水が水槽内を常時曝気によって
循環しているので、この生物活性木炭によって、好気性
の生物膜濾過がなされ、すなわち、常時生物濾過されて
いる。木炭も充填材であるが、塩化ビニリデン充填物の
ように中心部が相当大きな嫌気部分ではないので、汚泥
に対して嫌気性の微生物による消化は期待できない。ま
た、木炭は、マイナスの電荷を帯びていないので、塩化
ビニリデン充填物のように、浮遊しているフロックや浮
遊している微生物を、多量に付着保持できない。したが
って、上記従来例(特開平9−314163号公報)で
は、発生汚泥の削減には著しい効果がない。
10−314778号公報)を説明する。この従来技術
は、浮遊物質の捕捉除去を行うと共に、微生物による有
機物分解をも充分に可能とした排水処理装置である。具
体的には、底部に散気管を設けた酸素供給槽と、充填物
を充填した担体付着濾過槽と洗浄水排出ポンプを備えた
洗浄水排出ポンプ槽から構成されている。そして、上記
担体付着濾過槽の底部に散気管を設け、その上部に充填
物としての粒状担体を充填している。
去や充填材に繁殖した微生物による排水中の有機物の除
去が可能であるが、嫌気部分が存在しないので、付着し
た浮遊物質や繁殖した微生物の消化(すなわち、発生汚
泥の削減)は期待できない。また、担体付着濾過槽の後
に、急速濾過装置が設置されていないので、担体付着濾
過槽から汚泥が剥離した時の対策が不充分である。
的は、消費エネルギーを節約でき、かつ、廃棄物を削減
できる排水処理装置および排水処理方法を提供すること
にある。
め、この発明の排水処理装置は、浮遊物質が付着する充
填材を内部に有すると共に、底部に沈澱部を有する付着
濾過装置を備え、この充填材に付着した浮遊物質を、上
記沈澱部に沈澱させて、排水中の浮遊物質を処理するこ
とを特徴としている。
物質を、付着濾過装置が有する充填材に付着させた後、
増粒(粒子同士がくっついて大きくなること)させ、さら
に、嫌気状態にして付着した浮遊物質を消化させて減量
化し、さらに、浮遊物質から発生した汚泥を同じ付着濾
過槽で沈澱,分離,除去する。この発明では、排水中の浮
遊物質を、沈澱部を有する付着濾過装置で処理できるの
で、電気エネルギーを多量に使用することなく排水中の
浮遊物質を濾過できる。また、発生した汚泥は、沈澱部
に沈澱させ、この沈澱部から除去して、排水を処理でき
る。
生物が付着繁殖すれば、有機物分解の機能が生まれ、こ
の充填材自体が付着作用があるものとすることで、この
充填材に排水中の浮遊物質を付着させて濾過させる機能
が生まれる。
フロック等の浮遊物質(suspended solid)や、浮遊して
いる微生物をマイナス(負)の電荷を持っている充填材で
付着させて補足する濾過を意味する。沈澱部を有する付
着濾過装置とは、沈澱と付着の両方の機能を有する装置
を意味する。
沈澱部は、沈澱した汚泥を集める集泥機能を有してい
る。
が、集泥機能を有しているので、増粒後、消化によって
比重が変化し、沈澱した汚泥を、上記沈澱部で効率よく
集めることができる。したがって、多量に汚泥が発生す
る排水に対しても、集泥機能を有した沈澱部によって、
処理できる。
記付着濾過装置の後段に急速濾過装置を有し、排水中の
浮遊物質を、第1に、上記沈澱部を有する付着濾過装置
で処理し、第2に、急速濾過装置で濾過する。
第1に、沈澱部を有する付着濾過装置で処理し、第2
に、急速濾過装置で濾過するので、2段濾過を行って、
1段濾過に比べて濾過精度を向上できる。すなわち、浮
遊物質すなわち汚泥の減量化と同時に、消化して減量化
した浮遊物質の確実なる除去システム(沈澱部を有する
付着濾過装置と急速濾過装置の組み合わせ)となる。こ
の発明によれば、常時精度の高い濾過が確実にできる。
また、付着濾過装置が第1段目にあって、この1段目で
汚泥の消化工程があるから、発生汚泥量が少ない。
付着濾過装置と並列に配置された急速濾過装置を有し、
排水中の浮遊物質を、上記付着濾過装置と急速濾過装置
とで並列処理する。
沈澱部を有する付着濾過装置と、急速濾過装置と
を、並列に配置して処理するので、目的の水質(浮遊物
質)に合わせて、濾過装置を選択して運転できる。
処理水の浮遊物質濃度よりも、急速濾過装置から得られ
た処理水の浮遊物質濃度の方が低いので、上記付着濾過
装置と急速濾過装置への排水の流入量を調整すること
で、処理後の浮遊物質濃度の目的濃度を設定できる。
記付着濾過装置が、上記充填材として、放射状に延びる
複数の輪状体からなる放射状輪状糸体を備えている。
過装置が、放射状輪状糸体を有しているので、この放射
状輪状糸体に、排水中の浮遊物質を付着させた後、消化
させることができ、発生汚泥量を削減できる。
るので、表面積が格段に広く、浮遊物質や微生物が、付
着しやすい。したがって、微生物が繁殖しやすく、有機
物も処理できる。また、放射状輪状糸体の中心部には、
酸素が行き渡らないので、嫌気性微生物が繁殖して付着
した浮遊物質を消化できる。
放射状輪状糸体の材質が、ポリ塩化ビニリデンまたはポ
リプロピレンまたはビニロンである。
が、ポリ塩化ビニリデンまたはポリプロピレンまたはビ
ニロンであるので、耐薬品性があり、消耗しないばかり
でなく、半永久的かつ容易に低コストで確保することが
できる。また、軽量であるから、設置も容易である。
集沈澱装置を備え、上記付着濾過装置が、上記凝集沈澱
装置の後段に設置されている。
過装置が、凝集沈澱装置の後段に設置されているので、
この付着濾過装置によって、電気エネルギーを多量に使
用することなく、凝集沈澱後の凝集剤に由来する小さな
ピンフロックを処理できる。
沈澱装置を備え、上記付着濾過装置と急速濾過装置が、
凝集沈澱装置の後段に設置されている。
過装置と急速濾過装置とが、凝集沈澱装置の後段に設置
されているので、この付着濾過装置と急速濾過装置とで
もって、凝集沈澱後の凝集剤に由来する小さなピンフロ
ックを確実に精度高く処理できる。同時に、急速濾過装
置単独設置と比較して発生汚泥量が少ない。
物処理装置を備え、上記付着濾過装置が、上記生物処理
装置の後段に設置されている。
物処理装置の後段に設置されているので、この付着濾過
装置によって、電気エネルギーを多量に使用することな
く、生物処理後の微生物に由来する小さなピンフロック
を処理できる。
処理装置を備え、上記付着濾過装置と急速濾過装置が、
上記生物処理装置の後段に設置されている。
過装置と急速濾過装置が、生物処理装置の後段に設置さ
れているので、この付着濾過装置と急速濾過装置でもっ
て、生物処理後の微生物に由来する小さなピンフロック
を確実に精度高く処理できる。同時に、急速濾過装置単
独設置と比較して発生汚泥量が少ない。
和処理装置を備え、上記沈澱部を有する付着濾過装置
が、上記中和処理装置の後段に設置されている。
過装置が、中和処理装置の後段に設置されているので、
この付着濾過装置で、電気エネルギ−を多量に使用する
ことなく、中和処理後の中和に由来する小さなピンフロ
ックを処理できる。
処理装置を備え、上記付着濾過装置と急速濾過装置が、
中和処理装置の後段に設置されている。
過装置と急速濾過装置が、中和処理装置の後段に設置さ
れているので、この付着濾過装置と急速濾過装置によっ
て、中和処理後の中和に由来する小さなピンフロックを
確実に精度高く処理できる。同時に、急速濾過装置単独
設置と比較して発生汚泥量が少ない。
記放射状輪状糸体からなる充填材に、活性炭が付着して
いる。
る充填材に活性炭が、付着しているので、第1に、排水
中の界面活性剤を活性炭に吸着処理し、その後、活性炭
や放射状の輪状体に繁殖した微生物によって、界面活性
剤を吸着処理できる。
る脱色や有機物の吸着処理機能をも発揮する。結果的
に、充填材である放射状輪状糸体に繁殖した微生物が持
つ有機物処理機能と活性炭が持つ物理的吸着機能の2つ
の機能を発揮できることとなる。
記付着濾過装置が、その充填材を洗浄する空気洗浄設備
または水流洗浄設備のいずれかまたは両方を有し、上記
充填材を、空気または水流または、その両方で逆洗す
る。
過装置の逆洗を、空気または水流または、その両方で行
うことができるので、多量に汚泥が発生した場合は、発
生汚泥を逆洗により、剥離させて取り除き、その後沈澱
させて沈澱部より除去することができる。
対象排水が、界面活性剤を含む排水である。
活性剤を含む排水であるので、溶解している界面活性剤
を、活性炭が広く付着分布されている放射状輪状体によ
って、効率的に処理できる。
水中の浮遊物質を、充填材に付着させ、上記充填材に付
着した浮遊物質を沈澱させて、上記排水を処理する。
充填材に付着させ、増粒させ、さらに、消化,減量化
し、充填材に付着させた浮遊物質を沈澱させて、分離,
除去する。したがって、電気エネルギーを多量に使用す
ることなく排水中の浮遊物質を濾過でき、かつ、廃棄物
の分量を削減できる。また、発生した汚泥は、沈澱部に
沈澱させ、この沈澱部から除去して、排水を処理でき
る。
基づいて詳細に説明する。
装置の第1実施形態の構成を示す。この第1実施形態
は、全体として略円筒形状の付着濾過槽2を備え、この
付着濾過槽2はその下部2Aにすり鉢状の沈澱部3を有
している。浮遊している物質を含む排水は、流入管1か
ら、沈澱部3を有する付着濾過槽2に流入する。
部2Aからなっており、この沈澱部3に堆積した沈澱物
は、バルブ4を開けることによって、バルブ4に接続さ
れている排出管99から流出するようになっている。
と放射状輪状糸体6が設置されている。仕切り板5は、
上下方向の位置を、下部2Aから離隔した位置と近接し
た位置とに、交互に変えながら所定間隔を隔てて横方向
に複数個だけ配列されている。この下部2Aから離隔し
た位置の仕切り板5は、その下方の下部2Aとの間に広
路7Aを形成し、下部2Aに近接した仕切り板5は、そ
の下方の下部2Aとの間に狭路7Bを形成している。
に、放射状輪状糸体6が配置されている。この放射状輪
状糸体6は、図16(A),図16(B)に示すように、中
心の糸体6bから複数の輪状部6aが放射状に延在して
いる。
から、沈澱部3を有する付着濾過槽2に流入し、図中に
矢印で示されているように、仕切り板5で仕切られた各
スペースを、上から下に移動し、広路7Aを通って、そ
の隣のスペースを、下から上に移動する。さらに、排水
は、上記スペースを下から上に移動する。こうして、排
水は槽2内を上記各スペースをショートパスすることな
く、槽2内全体を行き渡り、流出管8から流出する。
設置されている放射状輪状糸体6は、マイナスの電荷を
有しているので、排水中の浮遊物質は放射状輪状糸体6
に付着する。この放射状輪状糸体6に付着した浮遊物質
は、時間の経過とともに、放射状輪状糸体6の中心部の
構造が網目状で水中の酸素が行き渡りにくいので、嫌気
性微生物が繁殖し、放射状輪状糸体6に付着した浮遊物
質を嫌気的に消化する。この消化とは、有機物に対して
嫌気性微生物が作用して、有機物を分解し、汚泥(固形
物)を消化,減少させることを意味する。この消化によっ
て、浮遊物質を含む比重が小さかった有機物(汚泥)は、
消化によって比重が大きくなる。
の経過とともに、消化減量化されて、付着濾過槽2の下
部2Aに下降し、下部2Aに沿って狭路7Bを通過し
て、沈澱部3に至り、沈澱する。そして、付着濾過槽2
の沈澱部3に沈澱した消化減量化された浮遊物質すなわ
ち汚泥は、排出管99に設けたバルブ4を開けることに
よって、付着濾過槽2から排出される。
2における滞留時間は、2時間以上が望ましいが絶対で
はない。
に設置した付着機能のある充填材である放射状輪状糸体
6に、排水を通過させて、この放射状輪状糸体6に排水
中の浮遊物質を付着させて濾過処理する。したがって、
電気エネルギーは使用しないし、また、排水中の浮遊物
質は、放射状輪状糸体6に付着させた後、増粒させ消化
することによって、総量が減少し、廃棄物の減少を図れ
る。
浮遊物質は、時間の経過とともに増粒して大きくなり、
その後時間の経過と共に、嫌気性微生物によって、消化
されて沈澱し易い状態となって、剥離し、沈澱部3に沈
澱する。
使用する物理的な濾過装置としての急速濾過装置と比較
すると、格段に省エネルギータイプの濾過装置であり、
浮遊物質の総量を減少させることもできる。
排水処理装置の第2実施形態を示す。この第2実施形態
は、付着濾過槽2にかき寄せ機9が設置されている点だ
けが、前述の第1実施形態と異なる。
キ10を有している。このレーキ10は、沈澱部3に沈
澱した汚泥を集める機能を有している。このかき寄せ機
9は、特に、排水中の浮遊物質が多く、付着濾過槽2の
下部に消化された浮遊物質由来の汚泥が、多量に存在す
る場合に有効である。すなわち、かき寄せ機9をモータ
で回転駆動して、レーキ10を回転させて、沈澱部3に
溜まった汚泥をかき集めることで、多量の沈澱汚泥を排
出管99からバルブ4を経由して、効率よく排出でき
る。
排水処理装置の第3実施形態を示す。この第3実施形態
は、前述の第1実施形態と異なり、流入管31側が短辺
で流出管38側が長辺となる断面台形状の角型の付着濾
過槽32を備えている。この付着濾過槽32は、流入管
31側から流出管38側に向かって下り勾配の斜辺とな
る底部32Aを有し、この底部32Aの下端に沈澱部3
3が形成されている。この沈澱部33には、バルブ34
を有する汚泥排出管30が接続されている。
の仕切り板35が、所定間隔を隔てて、横方向に配置さ
れ、斜めの底部32Aに沿って、上下方向の位置を底部
32Aに対する離間位置と近接位置とを交互に変えなが
ら配列されている。この離間位置の仕切り板35は、底
部32Aとの間に広路37Aを形成し、近接位置の仕切
り板35は、底部32Aとの間に狭路37Bを形成して
いる。また、上記複数の仕切り板5で仕切られた各スペ
ースに、放射状輪状糸体36が配置されている点は、前
述の第1実施形態と同様である。
台形状の角型の付着濾過槽32を備えているので、外形
が全体として円筒形状の付着濾過槽2を備える第1実施
形態と異なり、角型の設置場所に対して、スペース効率
良く設置可能である。
排水処理装置の第4実施形態を示す。この第4実施形態
は、前述の第1実施形態の付着濾過槽2の後段に、小型
水槽であるピット11,ピットポンプ等を使用する物理
的な濾過装置としての急速濾過機13,ピット14が順
に設置され、このピット14に流出管15が接続されて
いる。急速濾過機13は、ポンプ等を使用して、処理水
を強制的に濾材を通過させて濾過する物理的な濾過装置
である。
を、まず第1に、付着濾過槽2で沈澱濾過処理し、次
に、急速濾過機13で処理している。そのため、排水中
の浮遊物質の処理は、第1実施形態よりも、より確実と
なるが、ピットポンプ12を使用するのでエネルギーと
しての電気が必要になる。
中の浮遊物質濃度が通常濃度の場合のタイミングチャー
トの一例を示し、図5(b)に、排水中の浮遊物質濃度が
低濃度の場合のタイミングチャートの一例を示す。図5
(a)と図5(b)とを比べると分かるように、付着濾過槽
2での滞留時間は、通常濃度の場合には2時間であるの
に対して、低濃度の場合には1時間である。なお、ピッ
ト11,15および急速濾過機13での滞留時間は、通
常濃度と低濃度の両方の場合において、それぞれ、0.
5時間である。
排水処理装置の第5実施形態を示す。この第5実施形態
は、流入管1から分岐流入管1Aと分岐流入管1Bが分
岐し、分岐流入管1Aに、前述の第1実施形態の付着濾
過槽2が接続され、この付着濾過槽2からの処理水1の
流出管8Aがピット14に合流している。
ットポンプ12を経由して、急速濾過機13に接続さ
れ、この急速濾過機13からの処理水2の流出管8B
が、上記ピット14に合流している。
から流入した浮遊している物質を含む排水を、付着濾過
槽2と急速濾過機13とで同時に並列処理する構成であ
る。この付着濾過槽2での排水処理内容は、前述した第
1実施形態と同様である。この第5実施形態では、付着
濾過槽2と急速濾過機13とで並列処理した排水をピッ
ト14で混合して、流出管15から流出させる。
水を、付着濾過槽2と急速濾過機13とに分配して並列
処理するので、浮遊物質を含む排水の全部を付着濾過槽
2と急速濾過槽13とで処理する第4実施形態に比べ
て、電気使用量を削減できる。その理由は、急速濾過機
13のシステムが電気を多量に消費するからである。
排水処理装置の第6実施形態を示す。この第6実施形態
は、付着濾過槽2の前段に凝集沈澱装置16を備えた点
のみが、第1実施形態と異なる。
からの処理水を、さらに付着濾過槽2で高度に処理でき
る。また、凝集沈澱装置16での凝集沈澱後の凝集剤に
由来する小さなピンフロックを、付着濾過槽2で処理で
きる。この第6実施形態によれば、電気を多量に消費す
る急速濾過機で凝集沈澱装置16からの処理水を処理す
る従来の装置に比べて、電気使用量が少なく、省エネル
ギーな排水処理システムとなる。
排水処理装置の第7実施形態を示す。この第7実施形態
は、前述の付着濾過槽2の後段に急速濾過機13を設置
した第4実施形態において、付着濾過槽2の前段に凝集
沈澱装置16を設置したものである。
含まれる浮遊物質を凝集剤で凝集させて沈澱させて処理
する凝集沈澱装置16からの処理水を、付着濾過槽2
と、その後段の急速濾過機13とで、2段階処理してい
るので、排水中の浮遊物質の処理がより確実となる。す
なわち、この付着濾過槽2と急速濾過機13とでもっ
て、凝集沈澱後の凝集剤に由来する小さなピンフロック
を確実に精度高く処理できる。
排水処理装置の第8実施形態を示す。この第8実施形態
は、沈澱部3を有する付着濾過槽2の前段に、微生物を
用いて流入した排水を処理する生物処理装置17が配置
されている点のみが、第1実施形態と異なる。したがっ
て、この第8実施形態では、前述の第1実施形態と同じ
構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
多く含まれている生物処理装置17からの処理水を、さ
らに付着濾過槽2で高度に処理している。すなわち、こ
の付着濾過槽2によって、電気エネルギーを多量に使用
することなく、生物処理後の微生物に由来する小さなピ
ンフロックを処理できる。この第8実施形態によれば、
生物処理装置17からの処理水を、電気を多量に消費す
る急速濾過機で処理する従来例に比べて、電気使用量が
少なく、省エネルギーの排水処理システムとなる。
の排水処理装置の第9実施形態を示す。この第9実施形
態は、沈澱部3を有する付着濾過槽2の前に生物処理装
置17が配置されている点のみが、前述の第7実施形態
と異なる。したがって、この第9実施形態では、前述の
第7実施形態と同じ構成部分には同じ符号を付して詳細
な説明を省略する。
が比較的多く含まれている生物処理装置17からの処理
水を、さらに、付着濾過槽2と急速濾過機13とで高度
に処理している。この第9実施形態では、生物処理装置
17からの処理水を、付着濾過槽2と急速濾過機13と
で、2段階処理しているので、排水中の浮遊物質をより
確実に処理できる。
明の排水処理装置の第10実施形態を示す。この第10
実施形態は、沈澱部3を有する付着濾過槽2の前段に中
和処理装置18が配置されている点のみが、第1実施形
態と異なる。したがって、この第10実施形態では、前
述の第1実施形態と同じ構成部分には同じ符号を付して
詳細な説明を省略する。
的多く含まれている中和処理装置18で中和処理された
処理水を、さらに付着濾過槽2で高度に処理している。
この第10実施形態によれば、中和処理装置18からの
処理水を、電気を多量に消費する急速濾過機13で処理
する従来例に比べて、電気使用量が少なく、省エネルギ
ーな排水処理システムとなる。
明の排水処理装置の第11実施形態を示す。この第11
実施形態は、沈澱部3を有する付着濾過槽2の前段に中
和処理装置18が配置されている点のみが、第7実施形
態と異なる。したがって、この第11実施形態では、前
述の第7実施形態と同じ構成部分には同じ符号を付して
詳細な説明を省略する。
的多く含まれている中和処理装置18からの処理水を、
さらに付着濾過槽2と、急速濾過機13とで高度に処理
している。この第11実施形態によれば、中和処理装置
18からの処理水を、付着濾過槽2と急速濾過機13と
で、2段階処理しているので、排水中の浮遊物質をより
確実に処理できる。
明の排水処理装置の第12実施形態を示す。この第12
実施形態では、界面活性剤が溶解している排水が流入管
1から付着濾過槽2に流入する。前述の第1実施形態で
は、流入排水は浮遊物質を含む排水であった。また、こ
の第12実施形態では、沈澱部3を有する付着濾過槽2
内に設置された放射状輪状糸体6に活性炭23が付着し
ている点が、第1実施形態と異なる。したがって、この
第12実施形態では、前述の第1実施形態と同じ構成部
分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
剤が溶解している排水が、沈澱部3を有する付着濾過槽
2に流入する。この付着濾過槽2内に配置された各仕切
り板5によって仕切られた各スペースには、放射状輪状
糸体6が設置され、各放射状輪状糸体6の表面には微細
な活性炭23が(静電気による付着のように)付着してい
る。例えば、放射状輪状糸体6が塩化ビニリデン等の材
質からなる場合、マイナスの電荷を帯びているので、微
粉状の活性炭23は、容易に、塩化ビニリデンからなる
放射状輪状糸体6に付着する。
状糸体6の表面に付着した微細な活性炭23によって、
排水中に溶解している界面活性剤を吸着処理することが
できる。その後、活性炭23や放射状の輪状糸体6に繁
殖した微生物によって、界面活性剤を分解処理できる。
すなわち、この第12実施形態によれば、付着濾過槽2
が、活性炭23を付着させた放射状の輪状糸体6を備え
たことで、物理的な吸着機能と同時に生物処理機能をも
有することとなり、排水中に含まれる界面活性剤等の難
分解性の有機物も効果的に吸着処理し、その後生物分解
できる。
明の排水処理装置の第13実施形態を示す。この第13
実施形態は、付着濾過槽2の各仕切り板5に仕切られた
各スペース内に配置された各放射状輪状糸体6の下方
に、散気管23を配置した点が、先述の第2実施形態と
異なる。したがって、この第13実施形態では、前述の
第2実施形態と同じ構成部分には同じ符号を付して詳細
な説明を省略する。
22に接続されている。この散気管23,空気配管24,
ブロワー22が空気逆洗設備を構成している。
に付着した浮遊物質を消化させた後、放射状輪状糸体6
に多量の浮遊物質が付着した場合に、上記空気逆洗設備
の散気管23から空気を吐出して、上記付着した浮遊物
質を空気逆洗により剥離除去することができる。その
後、剥離した浮遊物質を沈澱させて沈澱部3から排出管
99から除去することができる。
明の排水処理装置の第14実施形態を示す。この第14
実施形態は、付着濾過槽2の各仕切り板5に仕切られた
各スペース内に配置された各放射状輪状糸体6の下方
に、吐出管25を配置した点が、先述の第2実施形態と
異なる。したがって、この第14実施形態では、前述の
第2実施形態と同じ構成部分には同じ符号を付して詳細
な説明を省略する。
流出管8が、逆洗水槽20に合流しており、上記吐出管
25は、水配管26で逆洗水槽ポンプ21を経由して、
逆洗水槽20につながっている。上記吐出管25と水配
管26と逆洗水槽ポンプ21と逆洗水槽20が水逆洗設
備を構成している。
糸体6に付着した浮遊物質を消化させた後、放射状輪状
糸体6に多量の浮遊物質が付着した場合に、上記水逆洗
設備の吐出管25から水を吐出して、上記付着した浮遊
物質を水逆洗によって剥離して除去できる。その後、剥
離した浮遊物質を沈澱させて沈澱部3から排出管99か
ら除去することができる。
えて、前述の第13実施形態の空気逆洗設備を備えて、
放射状輪状糸体6に付着した浮遊物質を空気逆洗と水逆
洗の両方で、剥離させることで、放射状輪状糸体6をよ
り一層効率よく逆洗できる。
て、図1に示す第1実施形態と同じ構造の実験装置を用
いた付着濾過装置の実験例を説明する。
着濾過槽2の容量を1立方メートルとした。そして、こ
の付着濾過槽2の内部に、ティビーアール株式会社の商
品名がモールコードと呼ばれている100mmの放射状
輪状糸体6を隙間ができないように全体に設置した。そ
して、この構成の装置で、浮遊している物質を含む排水
を処理した。この時、沈澱部3を有する付着濾過槽2に
流入する浮遊している物質を含む排水の浮遊物質濃度
(SS濃度)は、12.3ppmであり、この付着濾過槽
2を通過した後の処理水のSS濃度は、5.0ppm以
下であった。
て、図13に示す第12実施形態と同じ構造の実験装置
を用いた付着濾過装置の実験例を説明する。
着濾過槽2の容量を1立方メートルとした。そして、こ
の付着濾過槽2の内部に、ティビーアール株式会社の商
品名がモールコードと呼ばれている100mmの放射状
輪状糸体6を隙間ができないように全体に設置し、市販
されている三菱化学株式会社の粉末状の活性炭27を放
射状輪状糸体6に付着させて界面活性剤が溶解している
排水を処理した。
槽2に流入する排水中の界面活性剤濃度は、4.2pp
mであり、沈澱部3を有する付着濾過槽2を通過した後
の処理水の界面活性剤濃度は、2.0ppm以下であっ
た。
水処理装置は、排水中の浮遊物質を、付着濾過装置が有
する充填材に付着させた後、増粒させ、さらに、嫌気状
態にして付着した浮遊物質を消化させて減量化し、さら
に、浮遊物質から発生した汚泥を同じ付着濾過装置で沈
澱,分離,除去する。したがって、電気エネルギーを多量
に使用することなく排水中の浮遊物質を濾過し、かつ、
廃棄物質量を削減できる。
中の浮遊物質を、集泥機能付き沈澱部を有する付着濾過
装置で処理するので、多量に汚泥が発生する排水に対し
ても、集泥機能付き沈澱部でもって、対応して処理でき
る。
水中の浮遊物質を、第1に、沈澱部を有する付着濾過装
置で処理し、第2に、急速濾過装置で濾過するので、2
段濾過を行って、1段濾過に比べて濾過精度を向上でき
る。
中の浮遊物質を、沈澱部を有する付着濾過装置と、
急速濾過装置とを、並列に配置して処理するので、目的
の水質(浮遊物質)に合わせて、濾過装置を選択して運転
できる。
付着濾過装置が、放射状輪状糸体を有しているので、こ
の放射状輪状糸体に、排水中の浮遊物質を付着させた
後、消化させることができ、発生汚泥量を削減できる。
体の材質が、ポリ塩化ビニリデンまたはポリプロピレン
またはビニロンであるので、消耗しないばかりでなく、
半永久的かつ容易に低コストで確保することができる。
また、軽量であるから、設置も容易である。
付着濾過装置が、凝集沈澱装置の後段に設置されている
ので、この付着濾過装置によって、電気エネルギーを多
量に使用することなく、凝集沈澱後の凝集剤に由来する
小さなピンフロックを処理できる。
着濾過装置と急速濾過装置とが、凝集沈澱装置の後段に
設置されているので、この付着濾過装置と急速濾過装置
とでもって、凝集沈澱後の凝集剤に由来する小さなピン
フロックを確実に精度高く処理できる。
付着濾過装置が生物処理装置の後段に設置されているの
で、この付着濾過装置によって、電気エネルギーを多量
に使用することなく、生物処理後の微生物に由来する小
さなピンフロックを処理できる。
着濾過装置と急速濾過装置が、生物処理装置の後段に設
置されているので、この付着濾過装置と急速濾過装置で
もって、生物処理後の微生物に由来する小さなピンフロ
ックを確実に精度高く処理できる。
付着濾過装置が、中和処理装置の後段に設置されている
ので、この付着濾過装置で、電気エネルギ−を多量に使
用することなく、中和処理後の中和に由来する小さなピ
ンフロックを処理できる。
着濾過装置と急速濾過装置が、中和処理装置の後段に設
置されているので、この付着濾過装置と急速濾過装置に
よって、中和処理後の中和に由来する小さなピンフロッ
クを確実に精度高く処理できる。
からなる充填材に活性炭が付着しているので、第1に、
排水中の界面活性剤を活性炭に吸着処理し、その後、活
性炭や放射状の輪状体に繁殖した微生物によって、界面
活性剤を分解処理できる。
着濾過装置の逆洗を、空気または水流または、その両方
で行うことができるので、多量に汚泥が発生した場合
は、発生汚泥を逆洗により、剥離させて取り除き、その
後沈澱させて沈澱部より除去することができる。
が、界面活性剤を含む排水であるので、溶解している界
面活性剤を、活性炭が付着分布されている放射状輪状体
によって、効率的に処理できる。
中の浮遊物質を、充填材に付着させ、増粒させ、さら
に、消化,減量化し、沈澱させて、分離,除去する。した
がって、電気エネルギーを多量に使用することなく排水
中の浮遊物質を濾過でき、かつ、廃棄物の発生量を削減
できる。
す構成図である。
す構成図である。
す構成図である。
す構成図である。
いて、浮遊物質濃度が通常濃度の場合でのタイミングチ
ャートであり、図5(b)は浮遊物質濃度が低濃度の場合
でのタイミングチャートである。
す構成図である。
す構成図である。
す構成図である。
す構成図である。
示す構成図である。
を示す構成図である。
を示す構成図である。
を示す構成図である。
を示す構成図である。
を示す構成図である。
輪状糸体6を側方から見た側面図であり、図16(B)は
上記放射状輪状糸体6の正面図である。
部、4…バルブ、5…仕切り板、6…放射状輪状糸体、
7A…広路、7B…狭路、8…流出管、9…かき寄せ
機、10…レーキ、11…ピット、12…ピットポン
プ、13…急速濾過器、14…ピット、15…流出管、
16…凝集沈澱装置、17…生物処理装置17…中和処
理装置、20…逆洗水槽、21…逆洗水槽ポンプ、22
…ブロアー、23…散気管、24…空気配管、25…吐
出管、26…水配管、27…活性炭。
Claims (16)
- 【請求項1】 浮遊物質が付着する充填材を内部に有す
ると共に、底部に沈澱部を有する付着濾過装置を備え、 この充填材に付着した浮遊物質を、上記沈澱部に沈澱さ
せて、排水中の浮遊物質を処理することを特徴とする排
水処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の排水処理装置におい
て、 上記沈澱部は、沈澱した汚泥を集める集泥機能を有して
いることを特徴とする排水処理装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の排水処理装置におい
て、 上記付着濾過装置の後段に急速濾過装置を有し、 排水中の浮遊物質を、第1に、上記付着濾過装置で処理
し、第2に、急速濾過装置で濾過することを特徴とする
排水処理装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の排水処理装置におい
て、 上記付着濾過装置と並列に配置された急速濾過装置を有
し、 排水中の浮遊物質を、上記付着濾過装置と急速濾過装置
とで並列処理することを特徴とする排水処理装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の排水処理装置におい
て、 上記付着濾過装置が、上記充填材として、放射状に延び
る複数の輪状体からなる放射状輪状糸体を備えているこ
とを特徴とする排水処理装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の排水処理装置におい
て、 上記放射状輪状糸体の材質が、ポリ塩化ビニリデンまた
はポリプロピレンまたはビニロンであることを特徴とす
る排水処理装置。 - 【請求項7】 請求項1に記載の排水処理装置におい
て、 凝集沈澱装置を備え、 上記付着濾過装置が、上記凝集沈澱装置の後段に設置さ
れていることを特徴とする排水処理装置。 - 【請求項8】 請求項3に記載の排水処理装置におい
て、 凝集沈澱装置を備え、 上記付着濾過装置と急速濾過装置が、上記凝集沈澱装置
の後段に設置されていることを特徴とする排水処理装
置。 - 【請求項9】 請求項1に記載の排水処理装置におい
て、 生物処理装置を備え、 上記沈澱部を有する付着濾過装置が、上記生物処理装置
の後段に設置されていることを特徴とする排水処理装
置。 - 【請求項10】 請求項3に記載の排水処理装置におい
て、 生物処理装置を備え、 上記付着濾過装置と急速濾過装置が、上記生物処理装置
の後段に設置されていることを特徴とする排水処理装
置。 - 【請求項11】 請求項1に記載の排水処理装置におい
て、 中和処理装置を備え、 上記付着濾過装置が、上記中和処理装置の後段に設置さ
れていることを特徴とする排水処理装置。 - 【請求項12】 請求項3に記載の排水処理装置におい
て、 中和処理装置を備え、 上記付着濾過装置と急速濾過装置が、上記中和処理装置
の後段に設置されていることを特徴とする排水処理装
置。 - 【請求項13】 請求項5に記載の排水処理装置におい
て、 上記放射状輪状糸体からなる充填材に、活性炭が付着し
ていることを特徴とする排水処理装置。 - 【請求項14】 請求項1に記載の排水処理装置におい
て、 上記付着濾過装置が、その充填材を洗浄する空気洗浄設
備または水流洗浄設備のいずれかまたは両方を有し、 上記充填材を、空気または水流または、その両方で逆洗
することを特徴とする排水処理装置。 - 【請求項15】 請求項13に記載の排水処理装置にお
いて、 処理の対象排水が、界面活性剤を含む排水であることを
特徴とする排水処理装置。 - 【請求項16】 排水中の浮遊物質を、充填材に付着さ
せ、上記充填材に付着した浮遊物質を沈澱させて、上記
排水を処理することを特徴とする排水処理方法。
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