JP2002224500A - アイロン - Google Patents

アイロン

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JP2002224500A
JP2002224500A JP2001029089A JP2001029089A JP2002224500A JP 2002224500 A JP2002224500 A JP 2002224500A JP 2001029089 A JP2001029089 A JP 2001029089A JP 2001029089 A JP2001029089 A JP 2001029089A JP 2002224500 A JP2002224500 A JP 2002224500A
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JP2001029089A
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Shinichi Ito
眞一 伊藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧降下部の消費電力を小さくして、リレー
部を確実にオンする。 【解決手段】 ヒータ部2に供給する商用交流電源をオ
ン、オフするリレー部3を駆動する駆動部7と、この駆
動部7を制御する制御部6を有し、前記制御部6は、リ
レー部3をオンするとき、第1の所定時間リレー部3の
感動電圧以上の電圧をリレー部3に印加し、第1の所定
時間後第2の所定時間リレー部3の保持電圧以上の電圧
をリレー部3に印加し、この第2の所定時間後、前記第
1の所定時間前記リレー部3の感動電圧以上の電圧を印
加し、この第1の所定時間後第2の所定時間リレー部3
の保持電圧以上の電圧を印加することを繰り返すよう前
記駆動部7を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイロンに電源を
入れたままで使用せずに放置した場合、リレーを使用し
て自動的にヒータ電源を切って安全性を確保する、ある
いは、アイロンの温度制御をリレーで行なう等のリレー
を搭載したアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリレー駆動装置は例えば
図8に示すものが提案されている。この図8を用いて従
来例について説明する。VACは商用交流電源、2はア
イロンのベースに内蔵するヒータ部、RLSはリレー部
3の接点部でRLSがオンすればヒータ部2に商用交流
電源VACより電力が供給され温度が上昇し、オフすれ
ばヒータ部2への電力供給が停止して温度は下降する。
D2は整流ダイオードで商用交流電源VACをコンデン
サC4とともに直流に変換する。R4は商用交流電源V
ACの出力電圧を下げて、リレー部3等に適正な電圧を
与える電圧降下部5を構成する抵抗である。
【0003】C4は前述のようにダイオードD2で整流
した電圧を平滑し、直流に変換するコンデンサである。
この直流電圧V1をリレー部3を構成するリレーコイル
部RLCに加え、トランジスタQ5がオンしたときは、
リレーコイル部RLCに電圧を印加してリレー部3の接
点部RLSをオンさせ、トランジスタQ5がオフしたと
きは、リレーコイル部RLCに印加している電圧を遮断
してリレー部3の接点部RLSをオフする。
【0004】また、前記直流電圧V1を抵抗R5でさら
に降圧し、ツェナーダイオードZD3で定電圧化して制
御部11にくわえる。制御部11はトランジスタQ5を
オン、オフ制御してリレー部3をオン、オフさせ、ヒー
タ部2に供給する電力を制御しアイロンがけを可能にす
るものである。ダイオードD1はトランジスタQ5がオ
フしたときリレーコイル部RLC両端に発生するサージ
電圧を吸収するものである。
【0005】図9にリレー部3のコイル部RLCに印加
する電圧VRLCを示す。時刻T12でリレー部3をオ
フからオンし、時刻T17でオンからオフしている。リ
レー部3がオンし、リレーコイル部RLCに印加する電
圧はリレー部3の感動電圧VK以上に設定する。これ
は、リレー部3のオンを保持するためであれば感動電圧
VKより低い保持電圧VHを印加すれば良いのである
が、感動電圧VKを印加するのはリレー部3がオンして
いるときに電源の瞬時停電が起こったとき、あるいは、
このリレー部3を搭載しているアイロンに、アイロンが
け等のときに機械的衝撃又は振動が加わってリレー部3
の接点部RLSが離れたとき、感動電圧VK以上を印加
しないと復帰しないためである。
【0006】図9の破線でリレー部3がオン中に電源の
瞬時停電が起こった例について示す。時刻T12でリレ
ー部3がオンし、時刻T13で瞬時停電が起き、時刻T
15で電源が復帰したとする。このとき、リレー部3の
コイル電圧VRLCは時刻T13で低下をはじめ、保持
電圧VHを下回った時T14、リレー部3の接点部RL
Sはオフする。時刻T15で電源が復帰したとき、リレ
ーコイル部RLCの印加電圧VRLCは上昇を開始し、
感動電圧VK以上となってT16、接点部RLSはオン
し、瞬時停電が起こっていないときの状態に復帰し、正
常に動作する。
【0007】リレー部3がオン時にリレーコイルRLC
に印加する電圧VRLCを感動電圧VKより下に設定し
ていたときには、電源が復帰してもリレー接点部RLS
がオンせず、ヒータ部2に電力が供給されない状態とな
る。上記理由により、リレー部3がオン時にリレーコイ
ル部RLCに印加する電圧VRLCは感動電圧VK以上
に設定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成のものでは、リレー部がオンしたときに、リレー
コイル部に感動電圧以上の電圧を印可し続ける必要があ
り、電流が多く流れ電圧降下部5の抵抗R4の消費電力
が大となる。従って、抵抗R4の発熱が大となり、R4
をプリント基板に実装できない、許容電力の大きな大型
の抵抗を必要とする等の課題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、リレー部をオンしたときにオン状態を保持
するのにリレーコイル部に印加する電圧を感動電圧以上
という高い電圧に設定するのではなく、保持電圧以上と
いう低い電圧を印加して電源電圧降下部の消費電力を低
く抑えるものである。また、リレーコイル印加電圧が感
動電圧に達しないために瞬時停電が起こったとき、ある
いは、機械的衝撃、振動によりリレー接点部が外れたと
きの対策として、リレー部がオン状態にあるときに所定
時間毎に短時間リレーコイル部に感動電圧以上の電圧を
加えるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、アイロンのベース部を加熱するヒータ部と、このヒ
ータ部に供給する商用交流電源をオン、オフするリレー
部と、電源部と、この電源部の出力電圧を降下する電圧
降下部と、前記リレー部を駆動する駆動部と、この駆動
部を制御する制御部とを有し、前記制御部は、リレー部
をオンするとき、第1の所定時間リレー部の感動電圧以
上の電圧をリレー部に印加し、第1の所定時間後第2の
所定時間リレー部の保持電圧以上の電圧をリレー部に印
加し、この第2の所定時間後、前記第1の所定時間前記
リレー部の感動電圧以上の電圧を印加し、この第1の所
定時間後第2の所定時間リレー部の保持電圧以上の電圧
を印加することを繰り返すよう前記駆動部を制御するよ
うに構成したものであり、電圧降下部の消費電力を小さ
くでき、リレー部を確実にオンすることができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、駆動部は、第1のスイッチング部
と第2のスイッチング部を有し、前記第1のスイッチン
グ部がオンした時は第1の抵抗を通してリレー部に電圧
を印加し、前記第2のスイッチング部がオンした時は第
2の抵抗を通してリレー部に電圧を印加するよう構成し
たものであり、電圧降下部の消費電力は小さく、リレー
部を確実にオンすることができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御部は第2の所定時間経過後、
リレー部をオフする信号を駆動部に出力し、次にオンす
る信号を出力して、リレー部がオン後第1の所定時間は
感動電圧以上の電圧をリレー部に印加し、第1の所定時
間後第2の所定時間保持電圧以上の電圧を印加し、第2
の所定時間後リレー部をオフし、次にオンすることを繰
り返すよう駆動部を制御するように構成したものであ
り、電圧降下部の消費電力は小さく、リレー部を確実に
オンできるものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、上記請求項3に
記載の発明において、駆動部はスイッチング部と、この
スイッチング部に直列にリレー部のコイル部を接続し、
前記スイッチング部とリレー部のコイル部の直列回路に
並列にコンデンサ部を接続して構成したものであり、簡
単な回路構成で電圧降下部の消費電力は小さく、リレー
部を確実にオンできるものである。
【0014】請求項5に記載の発明は、上記請求項1か
ら4に記載の発明において、駆動部とリレー部と制御部
とを直列に接続して電圧降下部に接続したものであり、
電圧降下部の消費電力は小さく、リレー部を確実にオン
でき、また、制御部に印加する電源電圧を変動を少なく
することができるものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。なお、従来例と同じものは同じ記号を用いて
説明を省略する。
【0016】(実施例1)図1に本発明のアイロンのブ
ロック図を示す。商用交流電源VACを電源部4で整
流、平滑して直流に変換する。電源部4の出力電圧は大
きく、そのままではリレー部3、駆動部7、制御部6に
印加できないので、電圧降下部5で適当な大きさの電圧
まで降下する。その電圧を駆動部7、制御部6の電源電
圧として印加する。駆動部7は制御部6により制御さ
れ、リレー部3をオン、オフ制御する。リレー部3は駆
動部7の出力に従ってヒータ部2に商用交流電源VAC
からの電力を加えたり、あるいは遮断したりする。
【0017】図2に駆動部7の出力電圧波形を示す。こ
の電圧がリレー部3を構成するリレーコイル部に印加さ
れる。時刻T1でリレー部3はオフからオンする。この
ときリレーコイル部に印加される電圧は、制御部6に有
するタイマー部8により第1の所定時間t1だけ感動電
圧VK以上印加され、リレー接点部はオンする。第1の
所定時間t1後、制御部6に有するタイマー部8により
第2の所定時間t2の間、リレーコイル部に保持電圧V
H以上の電圧を印加する。
【0018】第2の所定時間t2経過後、再度第1の所
定時間t1の間感動電圧VK以上の電圧をリレーコイル
部に印加し、t1経過後第2の所定時間t2の間、保持
電圧VH以上の電圧をリレーコイル部に印加する。この
周期を制御部6よりリレー部3をオフする信号が出るま
で続ける。
【0019】次に、リレー部3がオン中に瞬時停電が起
きた場合について、図2を用いて説明する。時刻T2で
瞬時停電が発生し、時刻T4で復帰した場合、駆動部7
の出力電圧(リレーコイル部の印加電圧)は時刻T3で
保持電圧VH以下となり、リレー部3の接点部がオフす
る。時刻T4で電源が復帰するが、リレーコイル部に加
わる電圧は、保持電圧VHより少し高い程度で感動電圧
VKまで達せず、リレー部3の接点部はオフのままであ
る。この状態で第2の所定時間t2が経過し、時刻T5
になると感動電圧VK以上の電圧がリレーコイル部に印
加されるため、時刻T5でリレー部3の接点部はオン
し、リレー部3は復帰する。
【0020】すなわち、図2で時刻T1でオンし、時刻
T3までオンを続け、時刻T3で接点部がオフし、時刻
T5までの間リレー接点部はオフ、時刻T5でリレー接
点部はオンし、リレー部3は復帰する。制御部6からは
オン信号が出ているにもかかわらず、時刻T3からT5
までの間リレー接点部はオフするが、アイロンのヒータ
部2を内蔵するベース部の熱容量は大きいため、わずか
温度低下があるかどうかという程度で何ら問題ない。
【0021】(実施例2)図3に本発明の実施例2の駆
動部7の具体的な回路図を示す。Q1は第1のスイッチ
ング部9を構成するトランジスタ、Q2は第2のスイッ
チング部10を構成するトランジスタである。トランジ
スタQ1、Q2は制御部6により制御され、制御部6の
出力信号によりオン、オフする。トランジスタQ1の出
力には比較的小さな抵抗値の抵抗R1が接続され、トラ
ンジスタQ1がオンしたときリレー部3を構成するリレ
ーコイル部RLCに感動電圧以上の電圧が印加される。
トランジスタQ2の出力には比較的大きな抵抗値の抵抗
R2が接続され、トランジスタQ1がオフし、トランジ
スタQ2がオンしたとき、リレーコイル部RLCに保持
電圧VH以上の電圧が印加されるようになっている。こ
の動作を図2を参照しながら説明する。
【0022】時刻T1でトランジスタQ1がオンし、リ
レーコイル部RLCに感動電圧VK以上の電圧が加わ
り、リレー部3はオンする。トランジスタQ1は第1の
所定時間t1の間オンを続け、t1経過後オフする。ト
ランジスタQ1がオフすると同時にトランジスタQ2が
オンし、リレーコイル部RLCに保持電圧VH以上の電
圧が加わりリレー部3のオンは継続する。所定時間t2
経過後、再度トランジスタQ1は所定時間t1の間オン
し(このときトランジスタQ2はオンでもオフでも良
い)t1経過後オフし、トランジスタQ2はオンしリレ
ーコイル電圧VRLCは保持電圧VH以上に保たれる。
【0023】この動作を繰り返すことにより、瞬時停電
にも機械的衝撃にも強いリレー駆動が行なえる。又、リ
レー部3がオンしているほとんどの時間リレーコイル部
RLCに印加される電圧は保持電圧VH以上でよいた
め、リレーコイル部RLCに流れる電流も小さく、電圧
降下部5で消費する電力も小さくなって発熱も抑えられ
る。
【0024】(実施例3)図4に基づいて本発明の第3
の実施例について説明する。図4はリレー部3を構成す
るリレーコイル部に印加する電圧波形を示す。時刻T6
でリレー部3に感動電圧VK以上の電圧を第1の所定時
間t1の間印加してリレー部3をオンし、t1経過後第
2の所定時間t2の間保持電圧VH以上の電圧を印加す
る。第2の所定時間t2経過後、時刻T7でリレー部3
をオフし、所定時間t3後、時刻T8で再度リレー部3
をオンし、前記時刻T6からの動作モードに戻って、こ
の動作を繰り返す。
【0025】したがって、この場合リレー部3のオン期
間中に、短時間リレー部3のオフ期間が入るものである
が、アイロン等のヒータ負荷が熱容量の大きなものは、
温度変動がほとんど無く、回路構成を簡単にできるもの
である。
【0026】(実施例4)図5に本発明の第4の実施例
を示す。トランジスタQ3は駆動部7のスイッチング部
11を構成し、このトランジスタQ3を制御部6でオ
ン、オフすることにより、リレー部3のリレーコイル部
RLCに電圧を印加したり遮断したりし、リレー接点部
をオン、オフしてヒータ部2に流れる電流を制御する。
コンデンサC1をスイッチング部11とリレーコイル部
RLCの直列回路に並列に接続し、スイッチング部11
がオフしたときには、トランジスタQ3とリレーコイル
部RLCの直列回路のインピーダンスが高くなるため、
コンデンサC1の両端電圧は高くなり、コンデンサC1
には高い電圧が充電される。
【0027】また、スイッチング部11がオンしたとき
には、コンデンサC1に充電した電荷はトランジスタQ
3とリレーコイルRLCの直列回路を通じて放電するた
め、コンデンサC1の両端電圧は小さくなる。すなわ
ち、トランジスタQ3をオフしてからオンすると、リレ
ーコイルRLC間にはトランジスタQ3がオンした瞬間
コンデンサC1に充電された高い電圧が印加され、Q3
がオンしている間徐々に低下する。このリレーコイルR
LC間の電圧VRLCの波形を図6に示す。
【0028】時刻T9でリレー部3をオフからオンすれ
ば、オンした瞬間リレーコイル間の電圧VRLCは感動
電圧VK以上印加するように設定し、リレー部3がオン
している間VRLCは徐々に低下し、この電圧を保持電
圧VH以上になるように設定する。時刻T10でリレー
部3をオフし、コンデンサC1に高い電圧を充電し、時
刻T11でオンする。この動作をリレー部3をオンして
いる期間中繰り返すことにより、瞬時停電又はアイロン
の機械的衝撃、振動に対しても確実にオンを保ち、又電
圧降下部5の消費電力も小さく設定することができる。
【0029】(実施例5)図7に本発明の第5の実施例
の具体的な回路図を示す。VACは商用交流電源、ダイ
オードD2はVACを整流し、コンデンサC2、C3と
ともに直流電圧を駆動部7、リレー部3及び制御部6に
印加する。この整流ダイオードD2とコンデンサC2、
C3で電源部4を構成する。抵抗R4は電圧降下部5を
構成し、商用交流電源VACからの高い電圧を適正な電
圧まで降圧する。電圧降下部5の出力電圧に、駆動部
7、リレー部3、制御部6を直列に接続している。ツェ
ナーダイオードZD1はトランジスタQ4がオフしたと
きコンデンサC2の両端電圧が上がりすぎないよう規制
するものである。ツェナーダイオードZD2は制御部6
に印加する電圧を定電圧化するものである。
【0030】リレーコイルRLCの両端間に接続された
ダイオードD1は、トランジスタQ4がオフしたときリ
レーコイルRLC間に発生するサージ電圧を吸収し、ト
ランジスタQ4を破壊しないようにするものである。駆
動部7とリレー部3と制御部6を直列に接続したのは、
リレー部3に流れる電流で制御部6を動作させて省電力
化を図り、電圧降下抵抗R4の消費電力を減らすと共
に、駆動部7にかかる電圧(コンデンサC2両端電圧V
C2)が感動電圧VK以上から保持電圧VH以上へと大
きく変動するが、電圧変動を駆動部7と制御部6を直列
に接続することにより、制御部6に印加する電圧変動を
吸収することができるものである。
【0031】リレー部3、駆動部7と制御部6が、従来
例として示した図8のように並列接続であると、リレー
部3、駆動部7の電圧変動が制御部6にそのまま加わ
り、制御部6の電源電圧を一定に保つためには、従来例
で示すツェナーダイオードZD3の許容電力を大きく設
定しなければならず、ツェナーダイオードZD3の発熱
対策を必要とし、また大型のツェナーダイオードとなり
コスト上昇の要因となるものである。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、アイロンのベース部を加熱するヒータ部
と、このヒータ部に供給する商用交流電源をオン、オフ
するリレー部と、電源部と、この電源部の出力電圧を降
下する電圧降下部と、前記リレー部を駆動する駆動部
と、この駆動部を制御する制御部とを有し、前記制御部
は、リレー部をオフからオンするとき、第1の所定時間
リレー部の感動電圧以上の電圧をリレー部に印加し、第
1の所定時間後第2の所定時間リレー部の保持電圧以上
の電圧をリレー部に印加し、この第2の所定時間後、前
記第1の所定時間前記リレー部の感動電圧以上の電圧を
印加し、この第1の所定時間後第2の所定時間リレー部
の保持電圧以上の電圧を印加することを繰り返すよう駆
動部を制御するように構成したから、電圧降下部の消費
電力が少なく、リレー部が確実にオンできるものであ
る。
【0033】また、請求項2に記載の発明によれば、駆
動部は、第1のスイッチング部と第2のスイッチング部
を有し、前記第1のスイッチング部がオンした時は第1
の抵抗を通してリレー部に電圧を印加し、前記第2のス
イッチング部がオンした時は第2の抵抗を通してリレー
部に電圧を印加するよう構成したから、電圧降下部の消
費電力が少なく、リレー部が確実にオンできるものであ
る。
【0034】また、請求項3に記載の発明によれば、制
御部は第2の所定時間経過後、リレー部をオフする信号
を駆動部に出力し、次にオンする信号を出力して、リレ
ー部がオン後第1の所定時間は感動電圧以上の電圧をリ
レー部に印加し、第1の所定時間後第2の所定時間保持
電圧以上の電圧を印加し、第2の所定時間後リレー部を
オフし、次にオンすることを繰り返すよう駆動部を制御
するように構成したから、電圧降下部の消費電力が少な
く、リレー部が確実にオンできるものである。
【0035】また、請求項4に記載の発明によれば、駆
動部はスイッチング部と、このスイッチング部に直列に
リレー部のコイル部を接続し、前記スイッチング部とリ
レー部のコイル部の直列回路に並列にコンデンサ部を接
続して構成したから、簡単な回路構成で電圧降下部の消
費電力が少なく、リレー部が確実にオンできるものであ
る。
【0036】また、請求項5に記載の発明によれば、駆
動部とリレー部と制御部とを直列に接続して、電圧降下
部に接続したから、電圧降下部の消費電力が少なく、リ
レー部が確実にオンでき、制御部には安定した電源電圧
を供給できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のアイロンのブロック図
【図2】同アイロンのリレー部へ印加する電圧のタイム
チャート
【図3】本発明の実施例2のアイロンの駆動部の回路図
【図4】本発明の実施例3のアイロンのリレー部へ印加
する電圧のタイムチャート
【図5】本発明の実施例4のアイロンの回路図
【図6】同アイロンのリレー部へ印加する電圧のタイム
チャート
【図7】同アイロンの回路図
【図8】従来のアイロンの回路図
【図9】同リレー部印加電圧のタイムチャート
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 ヒータ部 3 リレー部 4 電源部 5 電圧降下部 6 制御部 7 駆動部 8 タイマー部 9 第1のスイッチング部 10 第2のスイッチング部 11 スイッチング部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイロンのベース部を加熱するヒータ部
    と、このヒータ部に供給する商用交流電源をオン、オフ
    するリレー部と、電源部と、この電源部の出力電圧を降
    下する電圧降下部と、前記リレー部を駆動する駆動部
    と、この駆動部を制御する制御部とを有し、前記制御部
    は、リレー部をオンするとき、第1の所定時間リレー部
    の感動電圧以上の電圧をリレー部に印加し、第1の所定
    時間後第2の所定時間リレー部の保持電圧以上の電圧を
    リレー部に印加し、この第2の所定時間後、前記第1の
    所定時間前記リレー部の感動電圧以上の電圧を印加し、
    この第1の所定時間後第2の所定時間リレー部の保持電
    圧以上の電圧を印加することを繰り返すよう前記駆動部
    を制御するように構成したアイロン。
  2. 【請求項2】 駆動部は、第1のスイッチング部と第2
    のスイッチング部を有し、前記第1のスイッチング部が
    オンした時は第1の抵抗を通してリレー部に電圧を印加
    し、前記第2のスイッチング部がオンした時は第2の抵
    抗を通してリレー部に電圧を印加するよう構成した請求
    項1記載のアイロン。
  3. 【請求項3】 制御部は第2の所定時間経過後、リレー
    部をオフする信号を駆動部に出力し、次にオンする信号
    を出力して、リレー部がオン時第1の所定時間は感動電
    圧以上の電圧をリレー部に印加し、第1の所定時間後第
    2の所定時間保持電圧以上の電圧を印加し、第2の所定
    時間後リレー部をオフし、次にオンすることを繰り返す
    よう駆動部を制御するように構成した請求項1記載のア
    イロン。
  4. 【請求項4】 駆動部はスイッチング部と、このスイッ
    チング部に直列にリレー部のコイル部を接続し、前記ス
    イッチング部とリレー部のコイル部の直列回路に並列に
    コンデンサ部を接続して構成した請求項3記載のアイロ
    ン。
  5. 【請求項5】 駆動部とリレー部と制御部とを直列に接
    続して、電圧降下部に接続した請求項1〜4のいずれか
    1項に記載のアイロン。
JP2001029089A 2001-02-06 2001-02-06 アイロン Pending JP2002224500A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8903101B2 (en) 2010-02-25 2014-12-02 Harman Becker Automotive Systems Gmbh Active noise reduction system

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US8903101B2 (en) 2010-02-25 2014-12-02 Harman Becker Automotive Systems Gmbh Active noise reduction system

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