JP2002224265A

JP2002224265A - 遊技機

Info

Publication number: JP2002224265A
Application number: JP2001029108A
Authority: JP
Inventors: Kazuhide Takahashi; 和秀高橋
Original assignee: Heiwa Corp
Current assignee: Heiwa Corp
Priority date: 2001-02-06
Filing date: 2001-02-06
Publication date: 2002-08-13

Abstract

(57)【要約】【課題】リールを利用した遊技機の図柄表示におい
て、興趣性の高い演出を可能とすること。【解決手段】本発明を適用したパチスロ機は、リール
１０に備えられたＬＥＤ１１ａ〜１１ｈによって残像現
象を利用した図柄が表示される。したがって、リールを
利用したパチスロ機において、より興趣性が高い図柄表
示の演出を行うことができる。また、リール１０の外周
面に描かれた図柄以外の図柄を適宜表示できるため、遊
技状況等に応じた種々の図柄表示による演出を行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、回転するリールを
用いて表示図柄を変化させるパチスロ機等の遊技機に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、パチスロ機等の遊技機において、
複数の図柄が描かれたリールを回転させることによっ
て、表示図柄を変化させる遊技機が知られている。この
ような遊技機は、例えば、パチスロ機の場合、３つのリ
ールを備え、遊技者によってリールの回転開始を指示す
るボタン（以下、「スタートボタン」と言う。）が押下
されると、３つのリールが回転を開始する。また、それ
と同時に、パチスロ機の内部で抽選が行われ、抽選結果
に応じて、「大当たり」、「中当たり」、「小当たり」
等の獲得利益の程度が異なる当たりあるいは「はずれ」
が設定される。

【０００３】そして、遊技者によって、各リールの回転
停止を指示するボタン（以下、「ストップボタン」と言
う。）が押下されると、それぞれのスイッチに対応した
リールが回転を停止する。このとき、抽選結果に応じ
て、停止される図柄が所定図柄となるように各リールが
制御される。例えば、図柄が停止表示される表示窓にお
いて、それぞれの当たりを表す図柄から所定数前の図柄
が表示されるまでにストップボタンが押下された場合、
当たりを表す図柄が表示窓に停止表示されるようにリー
ルが停止される。一方、それ以外の場合には、抽選結果
が当たりである場合およびはずれである場合に関わら
ず、はずれを表す図柄が表示窓に停止表示される。

【０００４】ここで、上述したリールには、例えば、１
から７までの数字が描かれており、当たりの場合には３
つのリールについて同一の数字が停止表示される。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の遊技機において、リールに描かれた固定的な図
柄が通常の表示態様で表示されるのみであるため、図柄
表示の演出効果は興趣性の低いものとなっていた。本発
明の課題は、リールを利用した遊技機の図柄表示におい
て、興趣性の高い演出を可能とすることである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項１記載の発明は、回転するリールの表面に描
かれた図柄の表示により遊技性を発揮する遊技機であっ
て、前記リールの表面から外方向に光を照射可能な発光
手段が前記リールの回転方向に対して交差する方向に並
ぶように複数配設され、該複数の発光手段が遊技者の残
像を利用して残像図柄を表示し、前記リールに描かれた
図柄と前記残像図柄とによって演出を行うことを特徴と
している。

【０００７】請求項１記載の発明によれば、リールに備
えられた発光手段によって残像現象を利用した図柄が表
示されるため、リールを利用した遊技機において、より
興趣性が高い図柄表示の演出を行うことができる。ま
た、リールの表面に描かれた図柄以外の図柄を適宜表示
できるため、遊技状況等に応じた種々の図柄表示による
演出を行うことができる。

【０００８】請求項２記載の発明は、請求項１記載の遊
技機であって、前記残像図柄として、遊技機の抽選結果
に関する情報を表示することを特徴としている。請求項
２記載の発明によれば、遊技状況に応じて、いわゆる内
部当たりや大当たり等の抽選結果に関する情報を表示で
きるため、遊技者の遊技興趣を向上させることができ
る。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
パチスロ機の実施の形態を詳細に説明する。図１から図
４は、本発明を適用したパチスロ機を示す図である。ま
ず、構成を説明する。図１は、本発明に係るパチスロ機
のリール１０の構成を示す図である。図１において、リ
ール１０は、一定の幅を有する環状の金属等から構成さ
れている。また、リール１０の外周面には、“０”〜
“９”の数字が等間隔に描かれており、所定の数字の
間、例えば、“２”と“３”の間には、８個のＬＥＤ
（Light Emitting Diode）１１ａ〜１１ｈが、周方向と
垂直な方向に、一列に等間隔で配設されている。このリ
ール１０は、環の中心線を回転軸として一方向に回転す
る構成であり、回転および停止が不図示の制御部によっ
て制御される。

【００１０】さらに、リール１０に備えられる８個のＬ
ＥＤ１１ａ〜１１ｈは、不図示の電源部から電力を供給
されるとともに、制御部から送信される制御信号に応じ
て、所定のタイミングで発光する。本発明を適用したパ
チスロ機は、これらＬＥＤ１１ａ〜１１ｈを所定タイミ
ングで発光させることによって、ＬＥＤ１１ａ〜１１ｈ
がパチスロ機の表示窓の位置で順次所定の発光パターン
を表示し、リール１０が所定回転する毎に１つの数字あ
るいはキャラクター等を残像現象を利用して表示する。

【００１１】以下、リール１０が回転する際のＬＥＤ１
１ａ〜１１ｈの発光動作について説明する。図２は、Ｌ
ＥＤ１１ａ〜１１ｈが発光するタイミングを表す図であ
る。また、図３は、ＬＥＤ１１ａ〜１１ｈが所定タイミ
ングで発光することによって表示される発光パターンの
時間遷移を示す図である。なお、図２および図３におい
て、エンコーダパルスは、リール１０の回転に同期して
発生されるパルス信号であり、リール１０が一回転する
毎に所定回数（例えば、９６回〜７２０回程度の一定回
数）発生される。以下、エンコーダパルスが所定回数入
力される周期を“クロック”と称し、第ｎ回目の周期を
第ｎクロックと称して説明する。

【００１２】第１クロックにおいて、制御部は、ＬＥＤ
１１ａ〜１１ｈのそれぞれが表示する部分を発光させ
る。第２クロックおよび第３クロックにおいて、制御部
は、ＬＥＤ１１ａ，１１ｂ，１１ｇ，１１ｈが表示する
部分を発光させる第４クロックにおいて、制御部は、Ｌ
ＥＤ１１ｂ，１１ｃが表示する部分を発光させる。

【００１３】第５クロックにおいて、制御部は、ＬＥＤ
１１ｃ，１１ｄが表示する部分を発光させる。第６クロ
ック〜第８クロックにおいて、制御部は、ＬＥＤｄ，１
１ｅが表示する部分を発光させる。以下、制御部は、第
１クロック〜第８クロックを１サイクルとして順次同様
な制御を行う。

【００１４】上述のようにＬＥＤ１１ａ〜１１ｈが制御
されることにより、図４に示す通り、リール１０の外周
面に残像現象を利用した数字“７”が表示される。な
お、図４においては、外周面に描かれた数字“０”〜
“９”の図柄は省略されて描かれている。また、制御部
は、所定の数字を表示するために、上述のクロックサイ
クルで適切なＬＥＤ１１ａ〜１１ｈの制御を行うことに
よって、残像現象を利用した種々の数字等を表示するこ
とが可能である。

【００１５】なお、本実施の形態におけるパチスロ機は
リール１０を３つ備えるものとし、遊技者がスタートボ
タンを押下することによって行われる抽選結果に応じ
て、各リール１０は当たりあるいははずれの図柄を停止
表示する。以上のように、本発明を適用したパチスロ機
は、リール１０に備えられたＬＥＤ１１ａ〜１１ｈによ
って残像現象を利用した図柄が表示される。したがっ
て、リールを利用したパチスロ機において、より興趣性
が高い図柄表示の演出を行うことができる。

【００１６】また、リール１０の外周面に描かれた図柄
以外の図柄を適宜表示できるため、遊技状況等に応じた
種々の図柄表示による演出を行うことができる。例え
ば、遊技者がスタートボタンを押下することによってパ
チスロ機内部で行われた抽選の結果、あたりが発生して
いるにも関わらず、遊技者がストップボタンを押下する
タイミングが不適切であることから当たりの保留状態と
なっている、いわゆる内部当たりの場合に、その旨を遊
技者に告知することも可能である。

【００１７】なお、本実施の形態においては、本発明を
パチスロ機に適用することとして説明したが、リールを
利用した遊技機であれば、リール式パチンコ機等、他の
遊技機であってもよい。

【００１８】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、リールに
備えられた発光手段によって残像現象を利用した図柄が
表示されるため、リールを利用した遊技機において、よ
り興趣性が高い図柄表示の演出を行うことができる。ま
た、リールの表面に描かれた図柄以外の図柄を適宜表示
できるため、遊技状況等に応じた種々の図柄表示による
演出を行うことができる。

【００１９】請求項２記載の発明によれば、遊技状況に
応じて、いわゆる内部当たりや大当たり等の抽選結果に
関する情報を表示できるため、遊技者の遊技興趣を向上
させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るパチスロ機のリール１０の構成を
示す図である。

【図２】ＬＥＤ１１ａ〜１１ｈが発光するタイミングを
表す図である。

【図３】ＬＥＤ１１ａ〜１１ｈが所定タイミングで発光
することによって表示される発光パターンの時間遷移を
示す図である。

【図４】リール１０の外周面に残像現象を利用して表示
される数字“７”を示す図である。

【符号の説明】

１０リール１１ａ〜１１ｈＬＥＤ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】回転するリールの表面に描かれた図柄の
表示により遊技性を発揮する遊技機であって、前記リールの表面から外方向に光を照射可能な発光手段
が前記リールの回転方向に対して交差する方向に並ぶよ
うに複数配設され、該複数の発光手段が遊技者の残像を
利用して残像図柄を表示し、前記リールに描かれた図柄
と前記残像図柄とによって演出を行うことを特徴とする
遊技機。
【請求項２】前記残像図柄として、遊技機の抽選結果
に関する情報を表示することを特徴とする請求項１記載
の遊技機。