JP2003164606A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003164606A
JP2003164606A JP2001366702A JP2001366702A JP2003164606A JP 2003164606 A JP2003164606 A JP 2003164606A JP 2001366702 A JP2001366702 A JP 2001366702A JP 2001366702 A JP2001366702 A JP 2001366702A JP 2003164606 A JP2003164606 A JP 2003164606A
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JP
Japan
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symbol
rotation stop
rotating body
rotation
operation pattern
Prior art date
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Application number
JP2001366702A
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English (en)
Inventor
Shiro Okuyama
史朗 奥山
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Shoji Co Ltd filed Critical Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体の停止制御や原点復帰処理を、検出手
段からの検出信号を用いることなく正確に行うことが可
能な弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 図柄始動手段が遊技球を検出することを
条件に遊技図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、図柄
表示手段の変動後の停止図柄が特定態様となることに基
づいて遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発
生手段とを備えた弾球遊技機で、複数種類の図柄が描か
れた回転体34と、回転体34の回転を停止させるため
の回転停止作動手段53aと、回転停止作動手段53a
を駆動する回転停止駆動手段54aと、回転体34の原
点位置に対応して回転停止作動手段53aを受ける回転
停止受け部61aをその周方向に例えば1つ備え且つ回
転体34と共に回転する第1回転停止受動手段51とを
備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機では、遊技盤
の遊技領域に普通入賞手段、大入賞手段等の入賞手段の
他に、1又は複数個、例えば3つの図柄表示部を有する
図柄表示手段と図柄始動手段とを設け、図柄始動手段が
遊技球を検出することを条件に図柄表示手段の複数個の
図柄を所定時間変動させて、その変動後の停止図柄が予
め定められた特定態様となったときに、大入賞手段を所
定回数繰り返し開放する等、遊技者に有利な特定状態を
発生させるようにしたものが一般的である。
【0003】この種の弾球遊技機の中には、図柄表示手
段や、図柄表示手段とは別の演出表示手段に回転ドラム
等の回転体を用い、この回転体の例えば外周面に複数種
類の遊技図柄や演出図柄を配置して、この回転体の回転
と停止とによって遊技図柄や演出図柄を変動表示させる
ようにしたものがある。このような弾球遊技機では、磁
気式、光学式等の検出手段により回転体の回転位置を検
出し、回転体の停止制御や原点復帰処理等を行うように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】回転体を用いた従来の
弾球遊技機では、回転体の停止制御や原点復帰処理を、
検出手段からの検出信号に基づいて行っているため、種
々のノイズの影響を受けやすく、誤動作を引き起こしや
すい問題があった。また、検出信号等の入力を行うこと
ができない制限された制御条件の下ではそのような制御
系は採用できないという問題もあった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、回転体の停止制御や原点復帰処理を、検出手段から
の検出信号を用いることなく正確に行うことが可能な弾
球遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図柄始動手段
14と、該図柄始動手段14が遊技球を検出することを
条件に遊技図柄を変動表示可能な図柄表示手段22と、
該図柄表示手段22の変動後の停止図柄が特定態様とな
ることに基づいて遊技者に有利な利益状態を発生させる
利益状態発生手段136とを備えた弾球遊技機におい
て、複数種類の図柄が描かれた回転体34と、該回転体
34を回転駆動する回転駆動手段35と、前記回転体3
4の回転を停止させるための回転停止作動手段53a,
53bと、該回転停止作動手段53a,53bを駆動す
る回転停止駆動手段54a,54bと、前記回転体34
の1又は複数の原点位置に対応して前記回転停止作動手
段53aを受ける回転停止受け部61aをその周方向に
1又は複数備え且つ前記回転体34と共に回転する第1
回転停止受動手段51とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図1〜図14は本発明をパチンコ
機として具現化した第1の実施形態を例示している。図
1において、1は矩形状の外枠で、その前側には前枠2
が開閉自在に枢着されている。前枠2にはガラス扉3及
び前面板4が開閉自在に装着され、これらに対応して前
枠2の裏側に遊技盤5が着脱自在に装着されている。
【0008】前面板4には上皿6が装着され、この上皿
6に球抜きレバー7が設けられている。前枠2の下部に
は下皿8と発射手段9の発射ハンドル10とが設けられ
ている。発射手段9は、発射ハンドル10を操作した時
に、上皿6から1個ずつ供給される遊技球を打撃槌で打
撃して、その遊技球を遊技盤5側に発射させるようにな
っている。
【0009】遊技盤5は、図2に示すようにベニヤ板等
を略正方形状に切断したものであって、発射手段9によ
り発射された遊技球を案内するガイドレール11が略環
状に装着され、そのガイドレール11の内側の遊技領域
12に表示手段13、第2図柄始動手段14、大入賞手
段15、第1図柄始動手段16、普通入賞手段17等の
各遊技部品が配置され、また大入賞手段15の下方にア
ウト口18が設けられている。
【0010】表示手段13は、第1図柄表示手段21と
第2図柄表示手段22とを兼用する液晶表示手段23
と、回転ドラム式の演出表示手段24とを備えており、
図3〜図8に示すように、遊技盤5の装着孔5aに前側
から挿入され且つ着脱自在に固定される前カバー31
と、装着孔5aの後側に装着され且つ遊技盤5の裏側に
着脱自在に固定される裏ユニット32とを備えている。
【0011】裏ユニット32は、液晶表示ユニット33
と、縦軸廻りに回転可能な回転ドラム(回転体)34
と、この回転ドラム34を回転駆動可能に支持する駆動
モータ(回転駆動手段)35と、回転ドラム34の回転
を停止させる回転停止手段36と、回転ドラム34を内
側から照明するドラム内発光手段37と、遊技状態に関
連して発光するドラム外発光手段38と、これら液晶表
示ユニット33、駆動モータ35、回転停止手段36、
ドラム内発光手段37、及びドラム外発光手段38を支
持するベース体39とを備えている。
【0012】液晶表示ユニット33は、液晶表示手段2
3を構成するもので、ベース体39の裏面側に着脱自在
に装着されている。
【0013】回転ドラム34は、演出表示手段24を構
成するもので、駆動モータ35の駆動軸40に固定され
るハブ部41と、縦方向の円筒部42と、ハブ部41の
下端部と円筒部42の上縁部とを半径方向に接続するホ
ーク部43とを一体に備えている。
【0014】回転ドラム34の円筒部42は、透光性を
有する合成樹脂材料等によりその全体が構成されてお
り、その外周面に、例えば透光性のある不透明な図柄表
示シート46が貼着されている。この図柄表示シート4
6には、図9に示すように、複数種類、例えば6種類の
演出図柄「確変!」、「再変動」、「大当たり!」、
「残念」、「リーチ!」、「START」が周方向に略
等間隔で描かれている。本実施形態では、それら6種類
の演出図柄のうちの「START」が、回転ドラム34
の原点位置に対応するように配置されている。
【0015】駆動モータ35は、例えばステッピングモ
ータにより構成され、その駆動軸40を鉛直上向きとし
た状態で回転ドラム34内に配置されており、ベース体
39側のモータ取り付け基部47に着脱自在に固定され
ている。この駆動モータ35は、回転ドラム34を平面
視時計方向(以下、正回転という)、及び反時計方向
(以下、逆回転という)に高速、低速、コマ送り等の所
定の速度で回転駆動可能となっている。
【0016】なお、本実施形態では、駆動モータ35
は、通常の演出表示時には正回転で、回転ドラム34を
原点位置に復帰させる原点復帰処理時には逆回転で、夫
々回転ドラム34を駆動するようになっている。
【0017】回転停止手段36は、回転ドラム34のハ
ブ部41に外嵌された上下2枚の第1回転停止受動手段
51及び第2回転停止受動手段52と、第1,第2回転
停止受動手段51,52に夫々対応して上下に配置され
た第1,第2回転停止作動手段53a,53bと,それ
ら2つの第1,第2回転停止作動手段53a,53bを
夫々駆動する第1,第2回転停止駆動手段54a,54
bとを備えている。
【0018】第1、第2回転停止受動手段51,52
は、略同径の円盤状のラチェット歯車であって、所定間
隔を空けて上下に配置されており、その中心には夫々嵌
合孔を有する固定基部55,56が設けられている。第
2回転停止受動手段52側の固定基部56は、第1回転
停止受動手段51側の固定基部55よりも大径に形成さ
れている。
【0019】また、ハブ部41側は、下端側から上端側
に向かってその外径が2段階に縮小されて夫々第2、第
1固定部58,57を形成しており、第2固定部58に
第2回転停止受動手段52の固定基部56が、第1固定
部57に第1回転停止受動手段51の固定基部55が、
夫々上側から着脱自在に嵌合している。
【0020】固定基部56と第2固定部58、固定基部
55と第1固定部57は、夫々着脱自在の連結ピン5
9,60等の連結手段により軸方向及び周方向に連結さ
れており、これによって第1、第2回転停止受動手段5
1,52は回転ドラム34と共に回転するようになって
いる。また、第1、第2回転停止受動手段51,52
は、ハブ部41に対して個別に着脱可能となっているた
め、第1、第2回転停止受動手段51,52の何れか一
方若しくは両方を容易に交換可能である。
【0021】第2回転停止受動手段52には、図8に示
すように、その外周に沿って、回転ドラム34の外周面
に描かれた複数種類(6種類)の演出図柄と同数(6
個)のギヤ歯62が等間隔で形成されており、各ギヤ歯
62の先端側の段部が回転停止受け部62aとなってい
る。この第2回転停止受動手段52は、各回転停止受け
部62aが各演出図柄に対応するように回転ドラム34
側に固定されており、後述する第2回転停止作動手段5
3bの爪部65が各回転停止受け部62aに係合したと
きに、何れかの演出図柄が演出表示手段24の前側に表
示されるようになっている。
【0022】また、第1回転停止受動手段51には、図
7に示すように、その外周に沿って1つのギヤ歯61が
形成されており、その先端側の段部が回転停止受け部6
1aとなっている。第1回転停止受動手段51は、1個
の回転停止受け部61aが、回転ドラム34の外周面に
描かれた複数種類(6種類)の演出図柄のうち、回転ド
ラム34の原点位置に対応する所定の演出図柄(ここで
は「START」)に対応するように回転ドラム34側
に固定されており、後述する第1回転停止作動手段53
aの爪部65が回転停止受け部61aに係合したとき
に、その原点位置に対応する演出図柄が演出表示手段2
4の前側に表示されるようになっている。
【0023】なお、第2回転停止受動手段52側の回転
停止受け部62aは、回転ドラム34の正回転方向に向
けて形成されており、逆に第1回転停止受動手段51側
の回転停止受け部61aは、回転ドラム34の逆回転方
向に向けて形成されている。
【0024】第1,第2回転停止作動手段53a,53
bは、ベース体39側の固定部材63に対して上下方向
の回転軸63aにより揺動自在に支持された前後方向の
揺動アーム64を夫々備えており、例えば第1回転停止
作動手段53aは第1回転停止受動手段51の右側、第
2回転停止作動手段53bは第2回転停止受動手段52
の左側に配置されている。
【0025】また、第1,第2回転停止作動手段53
a,53bは、回転軸63aを挟んで揺動アーム64の
一端側(前端側)に回転停止受け部61a,62に係合
可能な爪部65を、他端側(後端側)に第1,第2回転
停止駆動手段54a,54bの駆動軸66が接続される
例えば長孔状の駆動接続部67を夫々備えている。
【0026】第1,第2回転停止駆動手段54a,54
bは、例えばソレノイドにより構成され、夫々第1、第
2回転停止受動手段51,52の後側に駆動軸66を右
側及び左側に向けて左右方向に配置されており、ベース
体39側のドラム後ろカバー76に対して固定部68を
介して着脱自在に固定されている。第1,第2回転停止
駆動手段54a,54bの各駆動軸66は、夫々第1,
第2回転停止作動手段53a,53b側の長孔状の駆動
接続部67に摺動自在に接続されている。
【0027】第1,第2回転停止駆動手段54a,54
bは、そのON/OFFによって駆動軸66が突出/退
去し、それに伴って第1,第2回転停止作動手段53
a,53bが揺動して、爪部65が回転停止受け部61
a,62に係合可能な状態(以下、係合可能状態とい
う)と係合不可能な状態(以下、退去状態という)とに
切り換えられるようになっている。
【0028】ここで、第1回転停止駆動手段54aは、
回転ドラム34の原点復帰処理時に作動するもので、原
点復帰処理時にOFF状態からON状態に切り換わるこ
とにより、逆回転している第1回転停止受動手段51の
唯一の回転停止受け部61aに第1回転停止作動手段5
3aの爪部65を係合させ、回転ドラム34の回転を原
点位置、即ち演出図柄「START」を表示した状態で
停止させるようになっている。
【0029】また、第2回転停止駆動手段54bは、回
転ドラム34による通常の演出表示時に作動するもの
で、回転ドラム34の正回転中に所定のタイミングでO
FF状態からON状態に切り換わることにより、第2回
転停止受動手段52の複数(6個)の回転停止受け部6
2aのうちの所定の1つに第2回転停止作動手段53b
の爪部65を係合させ、回転ドラム34の回転を所定の
演出図柄を表示した状態で停止させるようになってい
る。
【0030】ドラム内発光手段37は、回転ドラム34
を内側から照明するためのもので、複数のLED71を
備えた基板により構成され、回転ドラム34の内部で且
つ駆動モータ35の前側に配置され、ベース体39側に
設けられた支持金具72により支持されている。
【0031】ドラム外発光手段38は、例えば回転ドラ
ム34の回転駆動に関連して発光による演出を行うため
のもので、図5及び図6に示すように、複数のLED7
3を備えた基板により構成され、回転ドラム34の左右
でベース体39側に着脱自在に装着されている。
【0032】ベース体39は、中央部と上部とにそれぞ
れ液晶表示ユニット33と回転ドラム34とに対応する
開口部39a,39bが形成された矩形板状の枠板部7
4と、この枠板部74の両側縁部及び下縁部から略前側
に延設された囲い板部75と、回転ドラム34の後面側
を覆うように開口部39bの両側縁部から後側に断面張
り出して設けられたドラム後ろカバー76と、開口部3
9bの下縁部両側から前側に突設された左右一対のモー
タ支持板部77と、囲い板部75の前側に複数設けられ
た取り付け基部78と、ドラム後ろカバー76の上縁側
から遊技盤5の裏面側にかけて延設された略水平な板状
の固定部材63とを例えば一体に備えている。
【0033】枠板部74の裏面側には、複数の液晶取り
付け基部79が後向きに突設されており、液晶表示ユニ
ット33は、その前側の表示画面33aを開口部39a
の裏側に当接させた状態で、この液晶取り付け基部79
に着脱自在に固定されている。また、モータ支持板部7
7の上面側には、それぞれモータ取り付け基部47が上
向きに設けられており、このモータ取り付け基部47に
より駆動モータ35が左右両側で支持されている。
【0034】このように、駆動モータ35は開口部39
aよりも前側に偏位して設けられており、その駆動軸4
0に直結された回転ドラム34の前表面は液晶表示ユニ
ット33の表示画面33aよりも前側に突出している。
【0035】裏ユニット32は、ベース体39に液晶表
示ユニット33、回転ドラム34、駆動モータ35、回
転停止手段36、ドラム内発光手段37、ドラム外発光
手段38等をそれぞれ装着した状態で、遊技盤5の装着
孔5aの後側にベース体39の取り付け基部78を介し
てネジ止めされる。このとき、回転ドラム34の前表面
は装着孔5aを介して遊技盤5の前面側よりも更に前側
に突出した状態となる。
【0036】前カバー31は、回転ドラム34側のドラ
ム窓部81と液晶表示ユニット33側の液晶窓部82と
を上下に備える支持枠体83と、液晶窓部82に対応し
て後側に装着される窓枠部84と、ドラム窓部81の前
側に装着されるドラムカバー85と、このドラムカバー
85の周囲を囲むように前側から装着される廂部86
と、前カバー31を遊技盤5側の装着孔5aに固定する
ための上部固定部材87及び下部固定部材88とを備え
ている。
【0037】支持枠体83は、装着孔5aに嵌合する大
きさであって、その液晶窓部82の下側には、前下がり
の斜面状に形成された案内ステージ91が、液晶窓部8
2の下壁部92を上側から覆うように設けられている。
また、支持枠体83の前側には、遊技盤5の前面側に当
接する前板部93が、外側に張り出して一体に設けられ
ており、この前板部93の裏面側に位置決め突起94が
複数設けられている。
【0038】支持枠体83には、ドラム窓部81の下壁
部95と液晶窓部82の上壁部96との間の後側に設け
られた保持部97内に上部固定部材87が、液晶窓部8
2の下壁部92と案内ステージ91との間の後側に設け
られた保持部98内に下部固定部材88が、それぞれ装
着されている。
【0039】上部固定部材87及び下部固定部材88
は、左右方向に弾性変形可能で且つ遊技盤5の装着孔5
aの後縁側に係合可能な係合部を備えており、前カバー
31を遊技盤5の装着孔5aに前側から装着する際に装
着孔5aに圧入されてその後縁側に係合し、前カバー3
1を装着孔5aに固定するようになっている。
【0040】窓枠部84は、図4に示すように、液晶表
示ユニット33の表示画面33aに対応する窓孔101
を備え、支持枠体83の裏側に着脱自在に装着されてお
り、前カバー31と裏ユニット32とを遊技盤5に装着
したときに窓孔101の後端側が液晶表示ユニット33
の前面側に略当接するようになっている。
【0041】ドラムカバー85は、裏ユニット32側の
回転ドラム34の前側を覆って保護するためのもので、
回転ドラム34の遊技盤5よりも前側への突出部分に対
応して前側に張り出す張り出し部102と、この張り出
し部102の周囲を取り囲み且つ遊技盤5に平行な支持
板部103とを備え、支持枠体83に対して前側から着
脱自在に装着されている。
【0042】ドラムカバー85は、例えば透明な合成樹
脂により一体形成されており、張り出し部102の円筒
面104の左右方向中央に設けられた例えば矩形状の鮮
明透視部105の周辺部分には、例えばシール106a
の貼着等によるぼかし加工が施され、後方を透視し難い
不鮮明透視部106を形成している。鮮明透視部105
は、ドラム窓部81内に現れた演出図柄のうちの中央1
コマ分に対応する大きさに形成されており、例えば凸レ
ンズ状に形成されてその中央1コマ分が拡大表示される
ようになっている。
【0043】廂部86は、支持枠体83の上部から液晶
窓部82の左右上側の部分を前側から覆うように、ドラ
ムカバー85の前側から装着され、その略中央部分には
ドラムカバー85に対応する開口部107が形成されて
いる。廂部86は、前板部93の前方に突出しており、
その突出量はドラムカバー85側の張り出し部102の
張り出し量と略等しくなっている。
【0044】また、廂部86には、開口部107の左右
に、ドラム外発光手段38のLED73に対応する複数
の発光窓108がそれぞれ設けられている。発光窓10
8の裏側には、図5に示すように、後方に突出する筒状
の導光部88aが例えば一体に設けられている。更に、
廂部86の後方には、ドラム外発光手段38側の各LE
D73と廂部86側の発光窓108との間を接続する導
光筒109を備えた導光手段110が配置され、窓枠部
84と一体に形成された取り付け部111に着脱自在に
装着されている。ドラム外発光手段38のLED73が
発光すると、その光が導光筒109及び導光部88aに
よって発光窓108まで導かれ、前側からは発光窓10
8が光って見えるようになっている。
【0045】表示手段13の液晶表示手段23に設けら
れた第1図柄表示部21は、1個又は複数個、例えば1
個の第1図柄を変動表示可能に構成されており、通過ゲ
ート、入賞手段等よりなる第1図柄始動手段16が遊技
球を検出することを条件に、その第1図柄が乱数制御等
により所定時間変動して、所定態様(所定種類の図柄)
又は非所定態様で停止するようになっている。
【0046】なお、第1図柄には、数字図柄、アルファ
ベット図柄、キャラクター図柄、その他の遊技図柄を適
宜使用可能であり、この実施形態では、0〜9までの数
字図柄が用いられている。
【0047】第2図柄始動手段14は、開閉自在な左右
一対の開閉爪14aを備えた可変作動式の電動式チュー
リップ等により構成され、第1図柄表示部21の変動後
の停止図柄が所定態様となった場合に一対の開閉爪14
aが所定時間開状態に作動するようになっている。
【0048】第2図柄表示部22は、1個又は複数個、
例えば左右方向に3個の第2図柄(遊技図柄)を表示可
能に構成され、第2図柄始動手段14が遊技球を検出す
ることを条件に乱数制御により各第2図柄が所定時間変
動して、例えば左、右、中等の所定の順序で停止するよ
うになっている。
【0049】第2図柄は、上下方向又は左右方向にスク
ロールする等、所定の変動パターンで変動して、その変
動後に例えば各第2図柄が同種図柄となる特定態様(大
当たり態様)、又は第2図柄の少なくとも1つが異なる
図柄となる非特定態様(外れ態様)で停止する。
【0050】第2図柄の変動パターンは複数種類設けら
れており、例えば図10に示すような7種類の変動パタ
ーンA,B1,B2,C1,C2,D1,D2が予め設
定されている。変動パターンAはリーチ状態を経由しな
い変動パターンで、第2図柄が特定態様とならない場合
にのみ選択される。
【0051】また、変動パターンB1,B2,C1,C
2,D1,D2は全てリーチ状態を経由する変動パター
ンで、変動パターンB1とB2(第1変動パターンBで
総称する)、C1とC2(第2変動パターンCで総称す
る)、D1とD2(第3変動パターンDで総称する)が
夫々同種の変動パターンとなっており、そのうち変動パ
ターンB1,C1,D1が非特定態様(外れ態様)に対
応し、変動パターンB2,C2,D2が特定態様(大当
たり態様)に対応している。また、各変動パターンA,
B1,B2等の選択率(%)と変動タイムチャートは例
えば図10に示すように設定されている。
【0052】図10に示すように、各変動パターンの選
択率は、非特定態様(外れ)時には変動パターンA、B
1、C1、D1の順で小さくなるように、特定態様(大
当たり)時には変動パターンB2、C2、D2の順で大
きくなるように設定されている。即ち、例えば変動パタ
ーンDは、第2図柄が特定態様(大当たり)となる場合
には、非特定態様(外れ)となる場合と比べて高い確率
で選択されるようになっている。
【0053】なお、第2図柄には、数字図柄、アルファ
ベット図柄、キャラクター図柄、その他の遊技図柄を適
宜使用可能であり、この実施形態では、0〜9までの数
字図柄が用いられている。また第2図柄には、その種類
によって1種類又は複数種類の特定図柄と非特定図柄と
があり、0〜9までの10種類の数字図柄の内、奇数図
柄が特定図柄、偶数図柄が非特定図柄となっている。
【0054】演出表示手段24は、上述したように駆動
モータ35の駆動により回転ドラム34を回転させてそ
の回転ドラム34の外周面上に描かれた複数種類(6種
類)の演出図柄を変動表示可能に構成され、例えば第2
図柄の変動中等に、所定の動作パターンで回転ドラム3
4を回転、停止させるようになっている。
【0055】演出表示手段24の回転ドラム34の動作
パターンは複数種類設けられており、大きく分けて正回
転高速動作パターンP0,P1,P2、正回転低速動作
パターンQ1,Q2、正回転コマ送り動作パターンR
1,R2、逆回転高速動作パターンSの8種類の動作パ
ターンが予め設定されている。
【0056】正回転高速動作パターンP0,P1,P2
(正回転高速動作パターンPで総称する)は、夫々リー
チなし変動パターンA、第1リーチ外れ変動パターンB
1、第1リーチ大当たり変動パターンB2に対応するも
ので、回転ドラム34を高速で正回転させつつ、夫々の
変動パターンA,B1,B2における第2図柄の変動状
態に応じて所定の演出図柄で一時停止、又は停止させる
ようになっている。
【0057】例えば、正回転高速動作パターンP1は、
第1リーチ外れ変動パターンB1による第2図柄の変動
開始と同時に回転ドラム34を高速で正回転させ、第2
図柄がリーチ状態となった時点で「リーチ!」、第2図
柄が非特定態様で最終停止した時点で「残念」を表示さ
せるべく回転ドラム34を停止させるようになってい
る。
【0058】また、正回転低速動作パターンQ1,Q2
(正回転低速動作パターンQで総称する)は、夫々第2
リーチ外れ変動パターンC1、第2リーチ大当たり変動
パターンC2に対応するもので、回転ドラム34を低速
で正回転させつつ、夫々の変動パターンC1,C2にお
ける第2図柄の変動状態に応じて所定の演出図柄で一時
停止又は停止させるようになっている。
【0059】同様に、正回転コマ送り動作パターンR
1,R2(正回転コマ送り動作パターンRで総称する)
は、夫々第3リーチ外れ変動パターンD1、第3リーチ
大当たり変動パターンD2に対応するもので、回転ドラ
ム34をコマ送りで正回転させつつ、夫々の変動パター
ンD1,D2における第2図柄の変動状態に応じて所定
の演出図柄で一時停止又は停止させるようになってい
る。
【0060】逆回転高速動作パターンSは、所定のタイ
ミング、例えば第2図柄の変動開始前に回転ドラム34
を原点位置に復帰させるための原点復帰処理用の動作パ
ターンで、回転ドラム34を高速で逆回転させて原点位
置に対応する演出図柄「START」で停止させるよう
になっている。
【0061】大入賞手段15は、下部側の横軸心廻りに
開閉する開閉板15aを備えた可変作動式であって、第
2図柄表示手段22の変動後の第2図柄が特定態様とな
ることに基づいて第1利益状態が発生したときに、開閉
板15aが前側に所定時間開放して、その上に落下した
遊技球を内部へと入賞させるようになっている。また大
入賞手段15は、その内部側が3個等の複数個の通路に
分割され、その一部の通路が特定領域112となってい
る。そして、遊技球が特定領域112を通過することを
条件に、第1利益状態を継続させるようになっている。
【0062】なお、大入賞手段15は、開放から所定時
間(例えば30秒間)が経過するか、所定時間内に所定
数(例えば10個)の遊技球が入賞することを条件に開
閉板27を閉じ、遊技球が特定領域112を通過するこ
とを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動
作を繰り返すようになっている。
【0063】図11は制御系のブロック図である。図1
1において、121は主制御基板であり、この主制御基
板121は、遊技領域12側に装着された表示手段1
3、その他の複数個の遊技部品を裏側から一括して覆う
裏カバーの裏側等、遊技機本体の裏側の適宜箇所に着脱
自在に装着された基板ケースに収納されている。122
は図柄制御基板、123はランプ制御基板で、これら各
制御基板122,123についても、遊技機本体の裏側
の適宜箇所に着脱自在に装着された基板ケースに収納さ
れている。
【0064】主制御基板121は、主に遊技盤15側の
遊技動作に関わる制御を行うためのもので、CPU、R
OM、RAM等により構成されており、第1乱数抽選手
段131、第1判定手段132、開閉制御手段133、
第2乱数抽選手段134、第2判定手段135、第1利
益状態発生手段136、停止図柄選択手段137、変動
パターン選択手段138、第2利益状態発生手段13
9、第2利益状態終了手段140、制御コマンド送信手
段141等を備えている。
【0065】第1乱数抽選手段131は、変動後の第1
図柄が所定態様となる確率が例えば1/10のときに0
〜9までの10個の乱数値を発生する等、その確率に応
じて所定数の乱数値を発生し、第1図柄始動手段16が
遊技球を検出することを条件に、その何れかの乱数値を
抽出するようになっている。
【0066】第1判定手段132は、第1乱数抽選手段
131での抽出乱数値に基づいて、変動後の第1図柄を
所定態様とするか否か、即ち第2図柄始動手段14を開
状態にするか否かを判定するためのもので、第1乱数抽
選手段131で抽出された抽出乱数値が所定態様判定値
か否かを判定し、その抽選乱数値が所定態様判定値のと
きに所定態様の判定出力を出すようになっている。
【0067】開閉制御手段133は、第1判定手段13
2の判定結果が所定態様判定のときに、第1図柄表示手
段21の変動後の第1図柄が所定態様となることに基づ
いて第2図柄始動手段14の開閉爪14aを所定時間開
放させるようになっている。
【0068】第2乱数抽選手段134は、変動後の第2
図柄が特定態様となる確率が例えば1/360のときに
0〜359までの360個の乱数値を発生する等、その
確率に応じて所定数の乱数値を発生し、第2図柄始動手
段14が遊技球を検出することを条件に、その何れかの
乱数値を抽出するようになっている。
【0069】第2判定手段135は、第2乱数抽選手段
134での抽出乱数値に基づいて変動後の第2図柄が特
定態様となるか否か、即ち第1利益状態を発生させるか
否かを判定するためのもので、第2乱数抽選手段134
で抽出された抽出乱数値が特定態様判定値か否かを判定
し、その抽出乱数値が特定態様判定値のときに特定態様
(第1利益状態発生)の判定出力を出すようになってい
る。
【0070】第1利益状態発生手段136は、第2判定
手段135の判定結果が特定態様判定のときに、第2図
柄表示手段22の変動後の第2図柄が「7・7・7」等
の特定態様となることに基づいて、遊技者に有利となる
第1利益状態を発生させるためのものである。
【0071】この第1利益状態発生手段136は、第2
図柄表示手段22の変動後の第2図柄が特定態様となっ
た後に大入賞手段15の開閉板15aを開放し、また開
閉板15aの開放から所定時間(例えば30秒)が経過
するか、所定時間(例えば30秒)の経過までに大入賞
手段15に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞した
ときに開閉板15aを閉じ、更に入賞した遊技球が特定
領域112を通過することを条件に、最大所定回数(例
えば16回)まで開閉動作(第1利益状態)を継続させ
るようになっている。
【0072】停止図柄選択手段137は、変動後の第2
図柄の停止図柄を選択するためのもので、第2判定手段
135の判定結果が特定態様判定のときには複数種類の
特定態様の中から1つを、第2判定手段135の判定結
果が特定態様判定以外のときには複数種類の非特定態様
の中から1つを、夫々乱数抽選により選択するようにな
っている。なお、非特定態様のときには、3個の第2図
柄の少なくとも1個が異なる種類の図柄となる。
【0073】変動パターン選択手段138は、第2判定
手段135の判定結果と、停止図柄選択手段137の選
択結果との少なくとも1つに基づいて、複数の変動パタ
ーンA,B1,B2,C1,C2,D1,D2等の中か
ら1つを乱数抽選により択一的に選択するためのもの
で、第2判定手段135の判定結果が特定態様判定のと
きに、変動後の第2図柄が特定態様となる可能性のある
複数種類の変動パターンB2,C2,D2の何れかを、
非特定態様判定のときに、変動パターンA,B1,C
1,D1の何れかを夫々乱数抽選等により選択するよう
になっている。
【0074】ここで、図10に示すように、各変動パタ
ーンA,B1,B2,C1,C2,D1,D2の選択率
は、非特定態様(外れ)時には変動パターンA、B1、
C1、D1の順で小さくなるように、特定態様(大当た
り)時には変動パターンB2、C2、D2の順で大きく
なるように設定されている。即ち、変動パターン選択手
段138は、例えば変動パターンDを、第2図柄が特定
態様(大当たり)となる場合には、非特定態様(外れ)
となる場合と比べて高い確率で選択するようになってい
る。
【0075】第2利益状態発生手段139は、第1利益
状態の終了後(又は発生後)に、遊技者に有利となる第
2利益状態を発生させるためのもので、確率変化手段1
43により構成されている。確率変化手段143は、第
2判定手段135が特定態様と判定して、変動後の第2
図柄が特定図柄(例えば奇数の数字図柄)による特定態
様となることを条件に、第1利益状態の終了後に、第2
図柄が特定態様となる確率を通常確率状態(例えば1/
360の低確率)から高確率状態(例えば1/50程
度)へと変化させるためのものである。なお、確率変化
手段143は、高確率状態のときに第2判定手段135
の特定態様判定値の数を増やして、その特定態様の発生
確率を高くするようになっている。
【0076】第2利益状態終了手段140は、第2利益
状態発生手段139によって発生した第2利益状態を終
了させるためのもので、確率復帰手段144により構成
されており、第2図柄が特定態様となって次の第1利益
状態が発生するか、それまでに第2図柄が予め定められ
た所定回数変動した場合に、特定態様の発生確率を高確
率から通常確率(低確率)へと復帰させて第2利益状態
を終了させるようになっている。なお、第2利益状態終
了手段140は、第2判定手段135の特定態様判定値
の数を通常確率の数まで減少させるようになっている。
【0077】制御コマンド送信手段141は、所定の制
御コマンドを一方向通信により図柄制御基板122側、
及びランプ制御基板123側へと送信して制御指令を与
えるためのもので、第1図柄始動手段16が遊技球を検
出したときに、第1判定手段132の判定結果に基づい
て第1図柄の停止図柄コマンド等を図柄制御基板122
側へと送信する機能、第2図柄始動手段14が遊技球を
検出したときに、第2判定手段135の判定結果、変動
パターン選択手段138で選択された変動パターンA,
B1,B2,C1,C2,D1,D2、停止図柄選択手
段137で選択された停止図柄等に基づいて、第2図柄
の変動パターンコマンド、停止図柄コマンド、停止コマ
ンド等を図柄制御基板122側及びランプ制御基板12
3側へと送信する機能、第1利益状態の発生/終了等の
所定の遊技状態を示すコマンドをランプ制御基板123
側へと送信する機能等を備えている。
【0078】図柄制御基板122は、第1図柄表示手段
21及び第2図柄表示手段22の表示制御を行うための
もので、第1図柄制御手段151、第2図柄制御手段1
52等を備え、CPU、ROM、RAM等により構成さ
れている。
【0079】第1図柄制御手段151は、第1図柄表示
手段21の表示制御を行うもので、第1図柄始動手段1
6が遊技球を検出することを条件に、制御コマンド送信
手段141からの制御コマンドに基づいて第1図柄表示
手段21の第1図柄を所定時間変動させて、第1判定手
段132の判定結果が所定態様判定のときに「7」等の
所定態様で、それ以外のときに非所定態様で第1図柄を
停止させるようになっている。
【0080】第2図柄制御手段152は、第2図柄表示
手段22の表示制御を行うもので、第2図柄始動手段1
4が遊技球を検出することを条件に、制御コマンド送信
手段141からの制御コマンドに基づいて第2図柄表示
手段22の第2図柄を所定の変動パターンA,B1,B
2等で所定時間変動させて、停止図柄選択手段137で
選択された停止図柄で停止させるようになっている。
【0081】ランプ制御基板123は、遊技盤5、前枠
2等に設けられたランプ153の発光制御と、演出表示
手段24の表示制御とを行うもので、ランプ制御手段1
54、回転体動作パターン記憶手段155、回転体動作
パターン選択手段156、駆動制御手段157等を備
え、CPU、ROM、RAM等により構成されている。
【0082】ランプ制御手段154は、ランプ153の
発光制御を行うもので、第1利益状態の発生等の遊技状
態に応じてランプ153を所定のパターンで発光させる
ようになっている。
【0083】回転体動作パターン記憶手段155には、
回転ドラム34の複数種類の動作パターンP〜Sが予め
記憶されている。各動作パターンP〜Sは、例えば複数
の動作指令の時系列データとして記憶されており、例え
ば動作パターンP1は、第1リーチ外れ変動パターンB
1に対応して、例えば第2図柄の変動開始から0秒で
「高速正回転」、7秒(リーチ発生時)で「「リーチ
!」図柄停止」、8秒で「高速回転」、15秒(最終停
止時)で「「残念」図柄停止」のようなデータ構成とな
っている。もちろん、それ以外のデータ構成を採用して
もよい。
【0084】回転体動作パターン選択手段156は、回
転体動作パターン記憶手段155に記憶されている複数
種類の動作パターンP〜Sの中から所定の動作パターン
を選択するもので、例えば第2図柄始動手段14が遊技
球を検出したときに、逆回転高速動作パターンSと、変
動パターン選択手段138で選択された変動パターン
A,B1,B2等に対応する動作パターンP0,P1,
P2等とを選択するようになっている。
【0085】駆動制御手段157は、回転体動作パター
ン選択手段156で選択された動作パターンに基づいて
回転ドラム34の回転動作制御を行うもので、回転駆動
制御手段158と、停止駆動制御手段159とを備えて
いる。
【0086】回転駆動制御手段158は、駆動モータ3
5の駆動制御を行うもので、回転ドラム34を、動作パ
ターンで指示された回転方向及び回転速度で回転させる
べく、駆動モータ35の駆動制御を行うようになってい
る。
【0087】停止駆動制御手段159は、第1,第2回
転停止駆動手段54a,54bの駆動制御を行うもの
で、動作パターンで指示されたタイミングで所定の演出
図柄で停止させるべく、第1,第2回転停止駆動手段5
4a,54bの何れかを選択的に駆動させるようになっ
ている。
【0088】次に上記パチンコ機における動作について
説明する。ゲームに際して発射手段9により遊技球を発
射すると、その遊技球はガイドレール11を経て遊技領
域12に入った後、その遊技領域12内を落下する間に
普通入賞手段17等に入賞するか、第1図柄始動手段1
6を通過しながら下方へと落下する。遊技球が第1図柄
始動手段16を通過すると、第1乱数抽選手段131が
発生乱数値を抽選して、第1判定手段132がその抽選
乱数値から所定態様か否かを判定し、その判定結果に基
づいて制御コマンド送信手段141から図柄制御基板1
22側に第1図柄の停止図柄コマンド等が送信される。
【0089】第1判定手段132の判定結果が所定態様
判定のときには、図柄制御基板122側の第1図柄制御
手段151の制御により、第1図柄表示手段21の第1
図柄が所定時間変動した後に所定態様で停止する。そし
て、開閉制御手段133の制御により、第2図柄始動手
段14の開閉爪14aが所定時間開放し、この第2図柄
始動手段14に遊技球が入賞し易くなる。なお、第1判
定手段132の判定結果が所定態様判定以外であれば、
変動後の第1図柄が非所定態様で停止する。
【0090】第2図柄始動手段14の開閉爪14aが開
放して遊技球が入賞し、この第2図柄始動手段14が遊
技球を検出すると、第2乱数抽選手段134が発生乱数
値を抽選し、第2判定手段135がその抽選乱数値から
特定態様か否かを判定し、その判定結果に応じて停止図
柄選択手段137が第2図柄の変動後の停止図柄の種類
を選択すると共に、第2判定手段135の判定結果と、
停止図柄選択手段137の選択結果との少なくとも1つ
に基づいて変動パターン選択手段138が変動パターン
A,B1,B2等の何れかを選択する。
【0091】そして、制御コマンド送信手段141が第
2図柄の変動パターンコマンド、停止図柄コマンド、停
止コマンド等を一方向通信により図柄制御基板122側
及びランプ制御基板123側へと送信する。
【0092】図柄制御基板122側では、第2図柄制御
手段152が第2制御コマンド送信手段141からの各
コマンドに基づいて第2図柄表示手段22の第2図柄を
変動パターン選択手段138で選択された第1リーチ外
れ変動パターンB1で所定時間変動させ、非特定態様で
停止させるように制御する。
【0093】一方、ランプ制御基板123側では、制御
コマンド送信手段141から変動パターンコマンド等を
受信すると、回転体動作パターン選択手段156が、逆
回転高速動作パターンSと、変動パターン選択手段13
8で選択された変動パターンA,B1,B2等に対応す
る動作パターンP0,P1,P2等との2つの動作パタ
ーンを選択する。
【0094】そして、回転体動作パターン選択手段15
6により選択されたそれら2つの動作パターンに基づい
て、駆動制御手段157の回転駆動制御手段158及び
停止駆動制御手段159が、第2図柄の変動に対応して
駆動モータ35及び第1,第2回転停止駆動手段54
a,54bを制御する。これにより、回転ドラム34は
例えば第2図柄の変動に応じた演出表示を行う。
【0095】なお、上述したように、変動パターン選択
手段138は、例えば変動パターンDを、第2図柄が特
定態様(大当たり)となる場合には、非特定態様(外
れ)となる場合と比べて高い確率で選択するようになっ
ており、また回転体動作パターン選択手段156は、そ
の変動パターン選択手段138で選択された変動パター
ンA,B1,B2等に対応する動作パターンP0,P
1,P2等を選択するようになっている。即ち、回転体
動作パターン選択手段156は、抽選手段134の抽選
結果が利益状態を発生させるものである場合には、利益
状態を発生させない場合に比べて高い確率で所定の動作
パターン、例えば正回転コマ送り動作パターンR2を選
択するように構成されている。
【0096】第2図柄及び演出図柄の変動処理の具体例
を説明する。図12は、第2判定手段135の判定結果
が非特定態様判定となり、停止図柄選択手段135で
「7・3・7」が選択され、変動パターン選択手段13
8で第1リーチ外れ変動パターンB1が選択され、回転
体動作パターン選択手段156で逆回転高速動作パター
ンSと正回転高速動作パターンP1が選択された場合の
第2図柄及び演出図柄の変動履歴を示している。
【0097】この場合には、まず逆回転高速動作パター
ンSに基づいて、回転駆動制御手段158の制御により
駆動モータ35が回転ドラム34を高速で逆回転に駆動
し、その直後に、停止駆動制御手段159の制御により
第1回転停止駆動手段54aが第1回転停止作動手段5
3aを駆動する。これにより、第1回転停止作動手段5
3aが退去状態から係合可能状態に揺動して、その先端
側の爪部65が、回転ドラム34と共に高速で逆回転し
ている第1回転停止受動手段51の唯一の回転停止受け
部61aに係合し、これによって回転ドラム34が演出
図柄「START」を表示した状態で停止する。
【0098】この演出図柄「START」を表示した回
転ドラム34の停止位置が原点位置であって、この原点
復帰処理により、回転駆動制御手段158は回転ドラム
34の回転駆動における原点位置をリセットする。
【0099】一方、この原点復帰処理と同時、或いはそ
の後に、第2図柄制御手段152が第2制御コマンド送
信手段141からの各コマンドに基づいて第2図柄表示
手段22の第2図柄を変動パターン選択手段138で選
択された第1リーチ外れ変動パターンB1で所定時間変
動させ、非特定態様で停止させるように制御する。
【0100】第2図柄の変動が開始すると、これに対応
して回転駆動制御手段158と停止駆動制御手段159
とが駆動モータ35と第2回転停止駆動手段54bとを
交互に作動させることにより、回転ドラム34を正回転
高速動作パターンP1に従って動作させる。
【0101】例えば、第2図柄の変動開始と同時に回転
駆動制御手段158が駆動モータ35を駆動して、回転
ドラム34を高速で正回転させた後、第2図柄が「7・
↓・7」のリーチ状態となった時点で停止駆動制御手段
159の制御により第2回転停止駆動手段54bが所定
のタイミングで第2回転停止作動手段53bを駆動す
る。
【0102】これにより、第2回転停止作動手段53b
が退去状態から係合可能状態に揺動して、その先端側の
爪部65が、回転ドラム34と共に高速で正回転してい
る第2回転停止受動手段52の複数の回転停止受け部6
2aのうち、演出図柄「リーチ!」に対応する回転停止
受け部62aに係合し、これによって回転ドラム34が
演出図柄「リーチ!」を表示した状態で一旦停止する。
【0103】続いて、回転駆動制御手段158が駆動モ
ータ35を駆動して、回転ドラム34を再度高速で正回
転させた後、第2図柄が非特定態様「7・3・7」で最
終停止した時点で停止駆動制御手段159の制御により
第2回転停止駆動手段54bが所定のタイミングで第2
回転停止作動手段53bを駆動し、これによって回転ド
ラム34が演出図柄「残念」を表示した状態で停止す
る。
【0104】また、図13は、第2判定手段135の判
定結果が特定態様判定となり、停止図柄選択手段135
で「4・4・4」が選択され、変動パターン選択手段1
38で第2リーチ大当たり変動パターンC2が選択さ
れ、回転体動作パターン選択手段156で逆回転高速動
作パターンSと正回転低速動作パターンQ2が選択され
た場合の第2図柄及び演出図柄の変動履歴を示してい
る。
【0105】この場合には、まず図12の場合と同様に
逆回転高速動作パターンSに基づいて回転ドラム34の
原点復帰処理を行った後、第2図柄の変動に対応して回
転ドラム34が正回転低速動作パターンQ2に従って動
作する。
【0106】即ち、第2図柄の変動開始と同時に回転ド
ラム34が低速で正回転し、第2図柄が「6・↓・6」
のリーチ状態となった時点で「リーチ!」、「6・6・
6」で仮停止した時点で「再変動」で夫々一時停止した
後、第2図柄が「4・4・4」で最終停止した時点で
「大当たり!」で停止する。
【0107】また、図14は、第2判定手段135の判
定結果が特定態様判定となり、停止図柄選択手段135
で「7・7・7」が選択され、変動パターン選択手段1
38で第3リーチ大当たり変動パターンD2が選択さ
れ、回転体動作パターン選択手段156で逆回転高速動
作パターンSと正回転コマ送り動作パターンR2が選択
された場合の第2図柄及び演出図柄の変動履歴を示して
いる。
【0108】この場合には、まず図12の場合と同様に
逆回転高速動作パターンSに基づいて回転ドラム34の
原点復帰処理を行った後、第2図柄の変動に対応して回
転ドラム34が正回転コマ送り動作パターンR2に従っ
て動作する。
【0109】即ち、第2図柄の変動開始と同時に回転ド
ラム34がコマ送りで正回転し、第2図柄が「6・↓・
6」のリーチ状態となった時点で「リーチ!」、「6・
6・6」で仮停止した時点で「再変動」で夫々一時停止
した後、第2図柄が「7・7・7」で最終停止した時点
で「確変!」で停止する。
【0110】このようにして、変動後の第2図柄が特定
態様となると、その後に第1利益状態発生手段136が
作動して第1利益状態が発生し、大入賞手段15の開閉
板15aが前側に開放する。大入賞手段15は、開放か
ら所定時間(例えば30秒)が経過するか、所定時間内
に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すれば、その
時点で開閉板15aが閉じる。そして、入賞した遊技球
が特定領域112を通過すれば、再度開閉板15aが開
放し、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰
り返す。
【0111】このため、第1利益状態が発生すれば、大
入賞手段15に多数の遊技球が入賞する可能性があり、
遊技者はその入賞球数に応じて賞球の払い出しを受ける
ことができ、多大な利益を享受することができる。
【0112】また、図14の例のように、第2図柄が特
定図柄(奇数の数字図柄)による特定態様となり、演出
図柄が「確変!」を表示して停止した場合には、第1利
益状態の終了後、第2利益状態発生手段139の確率変
化手段143が作動して、特定態様の発生確率を通常確
率から高確率へと変化させる。その後は、第2判定手段
135が高確率状態で特定態様とするか否かを判定する
ため、変動後の第2図柄が再度、特定態様となる可能性
が非常に高くなり、遊技者は有利な状態でゲームを行え
る。
【0113】この第2利益状態は、特定図柄以外の特定
態様で次の第1利益状態が発生するか、それまでに第2
図柄が予め定められた所定回数変動した場合に終了し、
第2利益状態終了手段140の確率復帰手段144が作
動して、特定態様の発生確率を高確率から通常確率へと
復帰させる。
【0114】以上説明したように、本実施形態のパチン
コ機は、複数種類の図柄が描かれた回転ドラム34と、
該回転ドラム34を回転駆動する回転駆動手段35と、
回転ドラム34の回転を停止させるための回転停止作動
手段53a,53bと、回転停止作動手段53a,53
bを駆動する回転停止駆動手段54a,54bと、回転
体34の1つの原点位置に対応して回転停止作動手段5
3aを受ける回転停止受け部61aをその周方向に1つ
備え且つ回転ドラム34と共に回転する第1回転停止受
動手段51とを備えているため、回転ドラム34の回転
中に回転停止駆動手段54aにより回転停止作動手段5
3aを駆動させれば、回転停止作動手段53aが第1回
転停止受動手段51の唯一の回転停止受け部61aに係
合して回転ドラム34を原点位置に停止させることがで
きる。このように、検出手段からの検出信号を用いるこ
となく、回転停止駆動手段54aを作動させるだけで回
転ドラム34の原点復帰処理を正確に行うことが可能と
なる。
【0115】更に、回転停止作動手段53bを受ける回
転停止受け部62aを複数種類の図柄に対応して周方向
に複数備え且つ回転ドラム34と共に回転する第2回転
停止受動手段52を備えているため、原点復帰処理だけ
でなく、回転ドラム34の通常の停止制御についても、
検出手段からの検出信号を用いることなく、回転停止駆
動手段54bを作動させるだけで正確に行うことが可能
となる。
【0116】回転ドラム34側の動作パターンを複数種
類記憶する回転体動作パターン記憶手段155と、この
回転体動作パターン記憶手段155に記憶された複数種
類の動作パターンの何れかを選択する回転体動作パター
ン選択手段156と、回転体動作パターン選択手段15
6で選択された動作パターンに基づいて回転駆動手段3
5と回転停止駆動手段54a,54bとを制御する駆動
制御手段157とを備えているため、予め定められた動
作パターンを選択するだけで回転ドラム34の回転制御
を容易に行うことができ、また動作パターンの追加、変
更等により回転ドラム34の回転制御を容易に変更する
ことが可能である。
【0117】また、回転体動作パターン選択手段156
が特定の動作パターンSを選択した場合に、駆動制御手
段157は、第1回転停止受動手段51に回転停止作動
手段53aを受けさせるように回転停止駆動手段54a
を制御するように構成されているため、所定のタイミン
グで原点復帰用の動作パターンSを選択するように構成
するだけで回転ドラム34の原点復帰処理を容易に行わ
せることが可能である。
【0118】利益状態を発生させるか否かを決めるため
の乱数抽選を行う第2乱数抽選手段134を備え、この
第2乱数抽選手段134の抽選結果に基づいて回転体動
作パターン選択手段156が作動するように構成されて
いるため、回転ドラム34の回転制御を第2乱数抽選手
段134の抽選結果に応じて行うことが可能である。
【0119】回転体動作パターン選択手段156は、抽
選手段134の抽選結果が利益状態を発生させるもので
ある場合には、利益状態を発生させない場合に比べて高
い確率で所定の動作パターン、例えば正回転コマ送り動
作パターンR2を選択するように構成されているため、
遊技者は回転ドラム34が例えばコマ送りで変動する場
合にはその他の高速回転、低速回転の場合よりも大きな
期待感を持って図柄変動を見守ることになり、遊技に対
する興趣が向上する。
【0120】第2乱数抽選手段134を備えた主制御基
板121とは別の基板であるランプ制御基板123上に
回転体動作パターン記憶手段155を設けているため、
主制御基板121側の負荷を軽減することができると共
に、例えば動作パターンを変更したい場合にはランプ制
御基板123のみを交換すればよいため、基板交換コス
トを低減できる。
【0121】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能
である。例えば、第1図柄表示手段21、第2図柄表示
手段22の何れか一方若しくは両方を、回転ドラムを用
いた実施形態の演出表示手段24と同様の構成としても
よい。
【0122】回転体は円柱状の回転ドラム34に限られ
るものではなく、外周面が複数の平面等で構成された多
角形のもの、正多面体、球、円盤等でもよい。また、回
転軸を複数備えてもよい。
【0123】回転ドラム34は、その外周面(円筒面)
に演出図柄を描くものの他、その外周面を挟む側面側に
図柄を描いたものでもよい。もちろん、外周面が複数の
平面等で構成された多角形のものであっても同様であ
る。
【0124】回転ドラム34の回転中に、例えばその演
出図柄で停止することによって遊技者に有利となる演出
図柄が表示された場合に、例えばドラム内発光手段37
を点灯、点滅させたり、或いは点灯色、点滅色を変化さ
せる等によりその演出図柄を強調表示するようにしても
よい。
【0125】回転ドラム34の回転中に、例えばその演
出図柄で停止することによって遊技者に有利となる演出
図柄が表示されるタイミングに合わせて、ドラム外発光
手段38を点灯及び/又は所定のサウンドを発生させる
ようにしてもよい。
【0126】実施形態のように回転ドラム34を演出用
に用いる場合、回転ドラム34を第2図柄表示手段22
等を構成する液晶表示手段23とは別の遊技部品上に設
けてもよい。この場合、回転ドラム34を遊技盤5以外
の前枠2上等に配置してもよい。
【0127】実施形態では、原点復帰用の第1回転停止
受動手段51側の回転停止受け部61aを回転ドラム3
4の逆回転方向に向けて形成し、第2回転停止受動手段
52側の回転停止受け部62aを、それとは逆に回転ド
ラム34の正回転方向に向けて形成し、通常の演出表示
時には回転ドラム34を正回転させ、原点復帰時には逆
回転させるように構成したが、第1回転停止受動手段5
1側の回転停止受け部61aと第2回転停止受動手段5
2側の回転停止受け部62aとを同方向に形成し、通常
の演出表示時と原点復帰時とで同方向に回転ドラム34
を回転させるようにしてもよい。
【0128】また、第2回転停止受動手段52を、正回
転用と逆回転用に2枚設け、正回転/逆回転の両方向で
図柄変動を行えるようにしてもよい。もちろん、第2回
転停止受動手段52を3枚以上設けてもよい。同様に、
第1回転停止受動手段51を、正回転用と逆回転用に2
枚設け、正回転/逆回転の両方向で原点復帰処理を行え
るようにしてもよい。
【0129】回転体の動作パターンは、回転速度や回転
方向、停止タイミング、再変動タイミング等を様々に組
み合わせて自由に設定することが可能である。また、動
作パターン毎に利益状態発生の信頼度を異ならせてもよ
い。この場合、動作開始タイミング、停止タイミング、
動作回数等により信頼度を異ならせてもよい。
【0130】動作パターンは、第1図柄、第2図柄の変
動を演出するための主制御基板121からの動作パター
ン指定コマンド受信時に選択するようにしてもよい。
【0131】その他、回転体の演出動作は、第1図柄及
び/又は第2図柄の変動時、大当たり開始前のインター
バル時、大当たりのラウンド中、大当たりの最終ラウン
ド時、大入賞手段15開放のインターバル時、遊技球の
特定領域112通過時、大当たり終了時、状態の変化時
(例えば第2利益状態の開始時/終了時等)、第1、第
2図柄の変動保留球数の変化時又はその保留球数に対応
するランプの点灯時、エラー(例えば補給切れ、左・右
補給切れ、下皿満杯、賞球過多等)発生時、第1図柄及
び/又は第2図柄の各図柄或いは全図柄の停止時、電源
投入時、電源復旧時、客待ちデモ時、所定の入賞口/ゲ
ート入賞時、所定の役物開放時、ガラス扉3開放時、前
枠2開放時、前面板4開放時、発射時、店員呼び出し
時、発射ハンドル調整時、CR操作部操作時、皿開放
時、当たり開始前インターバル時、当たり中ラウンド
時、当たり最終ラウンド時、第2図柄始動手段14開放
インターバル時、当たり終了時、小当たり開始前インタ
ーバル時、小当たり中ラウンド時、小当たり最終ラウン
ド時等に行うようにしてもよい。
【0132】また、第2図柄の変動表示中に第2図柄始
動手段14に遊技球が入賞したときに、その入賞時にお
ける第2乱数抽選手段134の抽選乱数値を所定数を上
限に保留するように構成した場合、その保留されている
抽選乱数値の中に第2利益状態の発生に対応するものが
含まれていると判定された時に回転体の演出動作を行う
ようにしてもよい。
【0133】また、原点復帰処理は、第2図柄の変動開
始時に限らず、例えば状態の変化時(例えば第2利益状
態の開始時/終了時等)、第1図柄の変動開始時、第1
図柄及び/又は第2図柄の変動終了時、大当たり終了
時、客待ちデモ時、エラー(例えば補給切れ、左・右補
給切れ、下皿満杯、賞球過多等)発生時、電源投入時、
電源復旧時、所定時間経過毎、発射動作開始時等に行う
ようにしてもよい。
【0134】回転体動作パターン記憶手段155、回転
体動作パターン選択手段156、駆動制御手段157等
は、ランプ制御基板123以外のサブ基板、例えば図柄
制御基板122、音声制御基板、払い出し制御基板、発
射制御基板、複数のランプ類による演出及び/又は画像
表示手段とサウンド発生手段とを制御する音声ランプ制
御基板、複数のランプ類による演出及び/又は画像表示
手段とサウンド発生手段と第1図柄及び/又は第2図柄
の変動表示とを制御する演出制御基板、或いは専用の基
板上に設けてもよいし、主制御基板121上に設けても
よい。
【0135】第2利益状態発生手段139で発生させる
第2利益状態としては、第2図柄が特定態様となる確率
を通常状態よりも高確率とするもの以外に、例えば第2
図柄の変動時間を通常状態よりも短縮するもの、第2図
柄始動手段14の開放時間を通常状態よりも長くするも
の、第1図柄が所定態様となる確率を通常状態よりも高
確率とするもの、第1図柄の変動時間を通常状態よりも
短縮するもの、大入賞手段15の開放のラウンド回数を
増加(例えば通常5回を16回に増加)させるもの、大
入賞手段15の1回の開放時間を増大(例えば通常10
秒を30秒に増大)させるもの、大入賞手段15の規定
入賞数を増加(例えば通常5個を10個に増加)させる
もの、第1図柄始動手段16の規定入賞数を増加(例え
ば通常4個を6個に増加)させるもの、第2図柄始動手
段14の規定入賞数を増加(例えば通常4個を6個に増
加)させるもの等、種々の利益状態を用いることができ
る。また、それら複数種類の利益状態を同時或いは個別
に発生させるようにしてもよい。
【0136】実施形態では、回転体の原点位置が1つの
場合について説明したが、例えば回転ドラム34に1つ
の図柄配置パターンが連続的に複数配置されている場合
のように原点位置が複数設けられている場合には、第1
回転停止受動手段51にその複数の原点位置に対応して
複数の回転停止受け部61aを設けてもよい。
【0137】更に、実施形態ではパチンコ機を例に挙げ
て説明したが、アレンジボール機、雀球遊技機等のその
他の弾球遊技機でも同様に実施可能であることは言うま
でもない。
【0138】
【発明の効果】本発明によれば、図柄始動手段14と、
図柄始動手段14が遊技球を検出することを条件に遊技
図柄を変動表示可能な図柄表示手段22と、図柄表示手
段22の変動後の停止図柄が特定態様となることに基づ
いて遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生
手段136とを備えた弾球遊技機において、複数種類の
図柄が描かれた回転体34と、回転体34を回転駆動す
る回転駆動手段35と、回転体34の回転を停止させる
ための回転停止作動手段53a,53bと、回転停止作
動手段53a,53bを駆動する回転停止駆動手段54
a,54bと、回転体34の1又は複数の原点位置に対
応して回転停止作動手段53aを受ける回転停止受け部
61aをその周方向に1又は複数備え且つ回転体34と
共に回転する第1回転停止受動手段51とを備えている
ため、回転体34の回転中に回転停止駆動手段54aに
より回転停止作動手段53aを駆動させれば、回転停止
作動手段53aが第1回転停止受動手段51の回転停止
受け部61aに係合して回転体34を原点位置に停止さ
せることができる。このように、検出手段からの検出信
号を用いることなく、回転停止駆動手段54aを作動さ
せるだけで回転ドラム34の原点復帰処理等を正確に行
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すパチンコ機の外観斜
視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態を示す表示手段の正面図で
ある。
【図4】本発明の一実施形態を示す表示手段の縦断面図
である。
【図5】本発明の一実施形態を示す表示手段の横断面図
である。
【図6】本発明の一実施形態を示す裏ユニットの部分正
面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す表示手段の横断面図
である。
【図8】本発明の一実施形態を示す表示手段の横断面図
である。
【図9】本発明の一実施形態を示す演出図柄の配列の一
例を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態を示す変動パターン及び
動作パターンの種類と対応関係の説明図である。
【図11】本発明の一実施形態を示す制御系のブロック
図である。
【図12】本発明の一実施形態を示す演出図柄の変動履
歴の一例を、第2図柄の変動と対応させて示した図であ
る。
【図13】本発明の一実施形態を示す演出図柄の変動履
歴の一例を、第2図柄の変動と対応させて示した図であ
る。
【図14】本発明の一実施形態を示す演出図柄の変動履
歴の一例を、第2図柄の変動と対応させて示した図であ
る。
【符号の説明】
14 第2図柄始動手段 22 第2図柄表示手段 34 回転ドラム(回転体) 35 駆動モータ(回転駆動手段) 51 第1回転停止受動手段 52 第2回転停止受動手段 53a 第1回転停止作動手段 53b 第2回転停止作動手段 54a 第1回転停止駆動手段 54b 第2回転停止駆動手段 61a 回転停止受け部 62a 回転停止受け部 121 主制御基板 123 ランプ制御基板 134 第2乱数抽選手段 136 第1利益状態発生手段 155 回転体動作パターン記憶手段 156 回転体動作パターン選択手段 157 駆動制御手段 S 逆回転高速動作パターン(特定の動作パター
ン)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄始動手段(14)と、該図柄始動手
    段(14)が遊技球を検出することを条件に遊技図柄を
    変動表示可能な図柄表示手段(22)と、該図柄表示手
    段(22)の変動後の停止図柄が特定態様となることに
    基づいて遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態
    発生手段(136)とを備えた弾球遊技機において、複
    数種類の図柄が描かれた回転体(34)と、該回転体
    (34)を回転駆動する回転駆動手段(35)と、前記
    回転体(34)の回転を停止させるための回転停止作動
    手段(53a)(53b)と、該回転停止作動手段(5
    3a)(53b)を駆動する回転停止駆動手段(54
    a)(54b)と、前記回転体(34)の1又は複数の
    原点位置に対応して前記回転停止作動手段(53a)を
    受ける回転停止受け部(61a)をその周方向に1又は
    複数備え且つ前記回転体(34)と共に回転する第1回
    転停止受動手段(51)とを備えたことを特徴とする弾
    球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記回転停止作動手段(53b)を受け
    る回転停止受け部(62a)を前記複数種類の図柄に対
    応して周方向に複数備え且つ前記回転体(34)と共に
    回転する第2回転停止受動手段(52)を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記回転体(34)側の動作パターンを
    複数種類記憶する回転体動作パターン記憶手段(15
    5)と、該回転体動作パターン記憶手段(155)に記
    憶された複数種類の動作パターンの何れかを選択する回
    転体動作パターン選択手段(156)と、前記回転体動
    作パターン選択手段(156)で選択された動作パター
    ンに基づいて前記回転駆動手段(35)と前記回転停止
    駆動手段(54a)(54b)とを制御する駆動制御手
    段(157)とを備えたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記回転体動作パターン選択手段(15
    6)が特定の動作パターンSを選択した場合に、前記駆
    動制御手段(157)は、前記第1回転停止受動手段
    (51)に前記回転停止作動手段(53a)を受けさせ
    るように前記回転停止駆動手段(54a)を制御するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記利益状態を発生させるか否かを決め
    るための乱数抽選を行う抽選手段(134)を備え、該
    抽選手段(134)の抽選結果に基づいて前記回転体動
    作パターン選択手段(156)が作動するものであるこ
    とを特徴とする請求項3又は4に記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記回転体動作パターン選択手段(15
    6)は、前記抽選手段(134)の抽選結果が前記利益
    状態を発生させるものである場合には、前記利益状態を
    発生させない場合に比べて高い確率で所定の動作パター
    ンを選択するように構成されていることを特徴とする請
    求項3〜5の何れかに記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記抽選手段(134)を備えた主制御
    基板(121)とは別の基板(123)上に前記回転体
    動作パターン記憶手段(155)を設けたことを特徴と
    する請求項3〜6の何れかに記載の弾球遊技機。
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