JP2002223899A - クッション材及びその製造方法 - Google Patents

クッション材及びその製造方法

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JP2002223899A
JP2002223899A JP2001027285A JP2001027285A JP2002223899A JP 2002223899 A JP2002223899 A JP 2002223899A JP 2001027285 A JP2001027285 A JP 2001027285A JP 2001027285 A JP2001027285 A JP 2001027285A JP 2002223899 A JP2002223899 A JP 2002223899A
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layer
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hydrophilic
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伸一郎 稲富
Hisao Nishinaka
久雄 西中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸収した水分をふとんなどのクッション材下に
出さないようにするクッション材を提供する。 【解決手段】親水性繊維層と撥水性繊維層を有するクッ
ション材であり、 親水性繊維層が親水性能を持つ母材
繊維と該繊維よりも融点が20℃以上低い成分を少なく
とも表面に有する低融点繊維とからなり、親水性能を持
つ繊維の含有率が40〜90質量%であり、撥水性繊維
層が撥水性能を持つ母材繊維と該繊維よりも融点が20
℃以上低い成分を少なくとも表面に有する低融点繊維と
からなり、撥水性能を持つ繊維の含有率が20〜80質
量%であり、親水性繊維層と撥水性繊維層とが質量比9
8:2〜30:70で積層され、熱処理されてなること
を特徴とするクッション材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クッション材に関
し、詳しくは、寝具、特に汗や尿などの水分の吸収が必
要とされるベビー、介護用の敷きふとんなどに用いられ
るクッション材に関する。吸収した水分をすばやく表面
よりクッション材の中央から下層に移動させ、吸収した
水分をクッション材下に出さないようにできるクッショ
ン材である。
【0002】
【従来の技術】現在、赤ちゃんや介護が必要とされる人
の水分(尿や汗)に関する対応がより快適な睡眠環境を
得るために重要な課題となってきている。一般的な敷き
ふとんあるいはベビーふとんにはポリエステル短繊維を
用いた物が多く、特にクッション層はポリエステル繊維
100%で構成される硬綿が用いられている。敷きふと
んのクッション層には、睡眠時の体を支えるための役割
を持っている。しかし、吸水性のないポリエステルクッ
ション材を用いた場合、水分の移行が困難であり、発汗
などによりムレの問題が発生する。この問題を解決する
ために、中綿にポリエステル100%使用した企画にお
いて、ポリエステルに親水性能を持たせる方法が用いら
れている。この結果、従来吸水性のないポリエステル硬
綿では水分が発生したとき、即座に水分を吸収し、ムレ
感を少なくすることができる。しかし、多量の水分が発
生したり、長時間に渡り使用した場合、水分がクッショ
ン材を通り抜け、敷きふとんの下に溜まり、床あるいは
畳みなどが濡れてしまう問題が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、主に寝具、
特に汗や尿などの水分の吸収が必要とされるベビー、介
護用の敷きふとんに用いられるクッション材において、
吸収した水分をすばやく表面よりクッション材の中央か
ら下層に移動させ、吸収した水分をふとんなどのクッシ
ョン材下に出さないようにするクッション材を安価に提
供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために次の構成とするものである。すなわち、本発
明は、 1.親水性繊維層と撥水性繊維層を有するクッション材
であり、 親水性繊維層が親水性能を持つ母材繊維と該
繊維よりも融点が20℃以上低い成分を少なくとも表面
に有する低融点繊維とからなり、親水性能を持つ繊維の
含有率が40〜90質量%であり、撥水性繊維層が撥水
性能を持つ母材繊維と該繊維よりも融点が20℃以上低
い成分を少なくとも表面に有する低融点繊維とからな
り、撥水性能を持つ繊維の含有率が20〜80質量%で
あり、親水性繊維層と撥水性繊維層とが質量比98:2
〜30:70で積層され、熱処理されてなることを特徴
とするクッション材。 2.前記親水性能を持つ母材繊維が合成繊維であり、撥
水性能を持つ母材繊維が表面に撥水剤が付与された合成
繊維であることを特徴とする前記1に記載のクッション
材。 3.親水性能を持つ繊維と該繊維よりも融点が20℃以
上低い成分を少なくとも表面に有する低融点繊維とから
なるカードウエッブと撥水性能を持つ繊維と該繊維より
も融点が20℃以上低い成分を少なくとも表面に有する
低融点繊維とからなるカードウエッブとをこれらカード
ウエッブの間にバインダーを用いることなく積層後、厚
みを規制し熱処理することを特徴とするクッション材の
製造方法。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明のクッション材(構
造体)について詳細に説明する。本発明で使用する繊維
は、主にポリエステル繊維、ポリオレフィン系繊維など
の合成繊維であることが好ましい。さらに酸化チタンや
抗菌剤、抗カビ剤、遠赤外線放射機能を有するセラミッ
クなどを練り込んだ繊維あるいは後加工により各種機能
を付与した繊維を使用することもできる。また、保温性
を高めるために中空繊維を用いることもできる。
【0006】前記の母材繊維より融点が20℃以上低い
成分を少なくとも表面に有する低融点繊維とは、ポリオ
レフィン系繊維あるいは芯鞘構造を有し、鞘成分の融点
あるいは軟化点が芯成分の融点より20℃以上低い70
℃から210℃であるポリエステル系繊維あるいは母材
より20℃以上融点が低い全融タイプのポリエステル系
繊維なども用いることができる。
【0007】母材繊維としては、適度な嵩高性と軟らか
い風合いを出すために繊度は1.1〜33デシテック
ス、好ましくは3.3〜22デシテックス、さらに好ま
しくは5.5〜20デシテックス、繊維長は10〜10
0mm、好ましくは44〜80mmのポリエステル短繊
維が好適である。繊度が1.1デシテックス未満では嵩
が出にくく生産性が悪くなり、33デシテックス以上で
は風合いが硬くなる。また繊維長が10mmより短いと
繊維間の交絡が悪く、構造体とし難く、100mmより
長いと開繊性や製綿性が悪くなる傾向がある。
【0008】捲縮は、嵩高性、風合い、圧縮に対する反
発性あるいは製綿性をよくするために、機械捲縮を与え
ることが好ましく、構造体を構成する繊維の製糸時に非
対称冷却処理を施し、3次元捲縮化したものがより好ま
しい。捲縮数は5〜30個/2.54cm好ましくは10〜2
0個/2.54cm、捲縮度が5〜40%好ましくは10〜3
5%であることが好ましい。捲縮数が5個/2.54cm以
下、捲縮度が5%以下では開繊加工時に均一な開繊が行
われず開繊ウエッブに斑が生じる。捲縮数が30個/2.
54cm以上、捲縮度が40%以上ではカード開繊後の製品
の風合いが悪くなってしまう。
【0009】本発明における撥水性能を有する繊維層に
ついて説明する。撥水繊維層の撥水性能は、下記記載の
水/エタノール法で測定したものであり、30%以上で
あり、好ましくは40%以上である。撥水性能が30%
未満の場合、他層から吸収した水分を保持できず、クッ
ション材の下部に浸透し、目的の性能を得られない。
【0010】撥水繊維層は、繊維表面にフッ素系あるい
はシリコン系油剤を付与することなどにより得られる撥
水性能を持つ繊維を20〜80質量%、好ましくは20
〜50質量%含有させることにより得られる。シリコン
系油剤としては、アミノ変性オルガノポリシロキサンや
エポキシ変性オルガノポリシロキサンなどの変性シリコ
ンとこれらと反応性の硬化剤などを主体としたものなど
がある。撥水性能を持つ繊維が20質量%未満では十分
な撥水性能が得られない。80質量%を超えると低融点
繊維の含有率が20質量%未満となり、十分な硬綿とし
ての硬度が得られない。
【0011】硬綿を形成させるために、母材繊維よりも
融点が20℃以上低い成分を少なくとも表面に有する低
融点繊維の含有率は20〜70質量%、好ましくは20
〜50質量%である。20質量%未満では硬綿硬度が低
くなり、70質量%を超えると撥水性繊維の使用量が3
0質量%未満となり、撥水性能が不十分となる。
【0012】次に親水繊維層に使用される親水性繊維に
ついて説明する。親水性繊維とは、下記記載の親水性測
定法において、20秒以下である。好ましくは10秒以
下である。20秒を超えると親水性能が不十分であり、
水分の移行が不十分となる。繊維に親水性能を付与する
方法としては、繊維に後加工として親水性油剤を付与す
る方法、あるいはポリエチレングリコールなど親水性を
持つポリマーを、紡糸する際に練り込むことにより得ら
れる。
【0013】以上によって得られる親水繊維層と撥水繊
維層とを質量比が98:2〜30:70となるよう積層
し、熱処理することにより2層構造のクッション材を得
ることができる。撥水層が2%未満になると十分な撥水
性能を付与することができない。撥水層が70%を超え
ると、水分の保持できる層が少なくなり、また水分を保
持する位置が体に近づき、ムレ感を十分に解消できな
い。
【0014】本発明では、各層を接着させるためのバイ
ンダーは不要である。カードを2台以上用いて、それぞ
れの層を形成するカードウエッブを熱処理する前に積層
し、同時に熱処理することにより、本発明の2層構造の
クッション材を得ることができる。したがって1回の熱
処理により硬綿を形成することができ、安価に製造する
ことができる。
【0015】クッション材の形など特に限定はないが、
厚みが10〜100mmで、密度は0.02〜0.1g
/cm3が好ましい。厚みが10mm未満ではクッショ
ン性が不足し、100mmを超えると熱処理するときの
熱効率が悪くなり、コストも高くなる。また密度は0.
02g/cm3未満では軟らかくなりすぎ、クッション
性が不足し、0.1g/cm3を超えると硬くなりす
ぎ、弾力性がなくなってしまう。
【0016】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
するが、本発明は、何らこれらに限定されるものではな
い。本発明に記載した諸特性の測定法は次の通りであ
る。
【0017】(クッション材の撥水性)純水とエタノー
ルを混合した液を0.2mlの20℃の水滴を1cmの
高さから滴下する。この時、クッション材に吸収される
か確認する。100質量%純水から測定し、10%づつ
エタノールの混合率を上げて、吸収したときのエタノー
ルの濃度を撥水性能値とした。撥水性が高くなると撥水
性能値は高くなる。
【0018】(綿の吸水性)ローラーカードで開繊した
ステープル繊維1gで直径約8〜9cmの綿玉を作成す
る。500mlのビーカーに純水を入れ、水面にこの綿
玉を静かに置いてから、完全に水没するまでの秒数を測
定した。親水性が高くなるとこの値は低くなる。
【0019】実施例1 6.6デシテックス、カット長64mm、捲縮数10個
/2.54cm、捲縮度23%、中空率35%のポリエステル
繊維と6.6デシテックス、カット長76mm、捲縮数
10個/2.54cm、捲縮度23%、中空率35%のポリエ
ステル繊維に市販のジメチルポリシロキサンを主成分と
するシリコーン樹脂液を噴霧器で均一に付着させ、熱処
理により固着させた繊維および4.4デシテックス、カ
ット長51mmの芯鞘構造を持つポリエステル系繊維で
あり、鞘成分の融点が110℃である低融点繊維を20
質量%、30質量%、50質量%の割合で混綿し、カー
ドウエッブAを作成した。また16.5デシテックス、
カット長64mm、捲縮数10個/2.54cm、捲縮度23
%、中空率30%のポリエステル繊維にポリエステルポ
リエーテルブロック共重合体をしようした変性ポリエス
テル系樹脂を主成分とする高松油脂(株)製のSR−1
000を付与した親水性繊維と4.4デシテックス、カ
ット長51mmの芯鞘構造を持つポリエステル系繊維で
あり、鞘成分の融点が110℃である低融点繊維を70
質量%、30質量%の割合で混綿し、カードウエッブB
を作成した。カードウエッブA、Bそれぞれ1200g
/m2となるよう積層し、AとBを積層し160℃で2
分熱処理し厚み55mmの2層硬綿を得た。
【0020】実施例2 6.6デシテックス、カット長64mm、捲縮数10個
/2.54cm、捲縮度23%、中空率35%のポリエステル
繊維と6.6デシテックス、カット長76mm、捲縮数
10個/2.54cm、捲縮度23%、中空率35%のポリエ
ステル繊維に市販のジメチルポリシロキサンを主成分と
するシリコーン樹脂液を噴霧器で均一に付着させ、熱処
理により固着させた繊維および4.4デシテックス、カ
ット長51mmの芯鞘構造を持つポリエステル系繊維で
あり、鞘成分の融点が110℃である低融点繊維を30
質量%、20質量%、50質量%の割合で混綿し、カー
ドウエッブAを作成した。また16.5デシテックス、
カット長64mm、捲縮数10個/2.54cm、捲縮度23
%、中空率30%のポリエステル繊維にポリエステルポ
リエーテルブロック共重合体をしようした変性ポリエス
テル系樹脂を主成分とする高松油脂(株)製のSR−1
000を付与した親水性繊維と4.4デシテックス、カ
ット長51mmの芯鞘構造を持つポリエステル系繊維で
あり、鞘成分の融点が110℃である低融点繊維を70
質量%、30質量%の割合で混綿し、カードウエッブB
を作成した。カードウエッブA、Bそれぞれ1200g
/m2となるよう積層し、AとBを積層し160℃で2
分熱処理し厚み55mmの2層硬綿を得た。
【0021】比較例1 6.6デシテックス、カット長64mm、捲縮数10個
/2.54cm、捲縮度23%、中空率35%のポリエステル
繊維と6.6デシテックス、カット長76mm、捲縮数
10個/2.54cm、捲縮度23%、中空率35%のポリエ
ステル繊維に市販のジメチルポリシロキサンを主成分と
するシリコーン樹脂液を噴霧器で均一に付着させ、熱処
理により固着させた繊維および4.4デシテックス、カ
ット長51mmの芯鞘構造を持つポリエステル系繊維で
あり、鞘成分の融点が110℃である低融点繊維を30
質量%、20質量%、50質量%の割合で混綿し、カー
ドウエッブを作成した。カードウエッブを2400g/
2となるよう積層し、160℃で2分熱処理し厚み5
5mmの1層硬綿を得た。
【0022】比較例2 16.5デシテックス、カット長64mm、捲縮数10
個/2.54cm、捲縮度23%、中空率30%のポリエステ
ル繊維にポリエステルポリエーテルブロック共重合体を
しようした変性ポリエステル系樹脂を主成分とする高松
油脂(株)製のSR−1000を付与した親水性繊維と
4.4デシテックス、カット長51mmの芯鞘構造を持
つポリエステル系繊維であり、鞘成分の融点が110℃
である低融点繊維を70質量%、30質量%の割合で混
綿し、カードウエッブを作成した。カードウエッブを2
400g/m2となるよう積層し、160℃で2分熱処
理し厚み55mmの1層硬綿を得た。
【0023】比較例3 6.6デシテックス、カット長64mm、捲縮数10個
/2.54cm、捲縮度23%、中空率35%のポリエステル
繊維と6デシテックス、カット長76mm、捲縮数10
個/2.54cm、捲縮度23%、中空率35%のポリエステ
ル繊維に市販のジメチルポリシロキサンを主成分とする
シリコーン樹脂液を噴霧器で均一に付着させ、熱処理に
より固着させた繊維および4.4デシテックス、カット
長51mmの芯鞘構造を持つポリエステル系繊維であ
り、鞘成分の融点が110℃である低融点繊維を45質
量%、5質量%、50質量%の割合で混綿し、カードウ
エッブAを作成した。また16.5デシテックス、カッ
ト長64mm、捲縮数10個/2.54cm、捲縮度23%、
中空率30%のポリエステル繊維にポリエステルポリエ
ーテルブロック共重合体をしようした変性ポリエステル
系樹脂を主成分とする高松油脂(株)製のSR−100
0を付与した親水性繊維と4.4デシテックス、カット
長51mmの芯鞘構造を持つポリエステル系繊維であ
り、鞘成分の融点が110℃である低融点繊維を70質
量%、30質量%の割合で混綿し、カードウエッブBを
作成した。カードウエッブA、Bそれぞれ1200g/
2となるよう積層し、AとBを積層し160℃で2分
熱処理し厚み55mmの2層硬綿を得た。
【0024】比較例4 実施例2においてカードウエッブの質量比をA/B=9
0/10とし、他は実施例2と同じ処理により55mm
の硬綿を得た。
【0025】以下の各硬綿についての評価結果を表1に
示した。
【表1】
【0026】各例において、1m×1mの硬綿の中央部
に、50mlの純水を親水繊維を含む側から注水し、水
分の移行を確認した。(水分移行性)さらに、5時間後
の水分の状態を確認した。
【0027】
【発明の効果】本発明において、すばやく水分を表面よ
りクッション材の中央から下層に移動させ、さらに吸収
した水分をふとんの下に出さないクッション材を安価に
得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/643 D06M 15/507 Z Fターム(参考) 3B096 AD04 BA02 4F100 AK41 AL02 BA02 CA30 DG01A DG01B DG06 GB71 JA04A JA04B JB05A JB06B JD15 YY00A YY00B 4L033 AA04 AB07 AC03 AC07 CA45 CA59 4L047 AA21 AB02 AB10 BA07 BA09 BB06 CA02 CB10 CC06 DA00 EA02 EA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親水性繊維層と撥水性繊維層を有するクッ
    ション材であり、 親水性繊維層が親水性能を持つ母材
    繊維と該繊維よりも融点が20℃以上低い成分を少なく
    とも表面に有する低融点繊維とからなり、親水性能を持
    つ繊維の含有率が40〜90質量%であり、撥水性繊維
    層が撥水性能を持つ母材繊維と該繊維よりも融点が20
    ℃以上低い成分を少なくとも表面に有する低融点繊維と
    からなり、撥水性能を持つ繊維の含有率が20〜80質
    量%であり、親水性繊維層と撥水性繊維層とが質量比9
    8:2〜30:70で積層され、熱処理されてなること
    を特徴とするクッション材。
  2. 【請求項2】前記親水性能を持つ母材繊維が合成繊維で
    あり、撥水性能を持つ母材繊維が表面に撥水剤が付与さ
    れた合成繊維であることを特徴とする請求項1に記載の
    クッション材。
  3. 【請求項3】親水性能を持つ繊維と該繊維よりも融点が
    20℃以上低い成分を少なくとも表面に有する低融点繊
    維とからなるカードウエッブと撥水性能を持つ繊維と該
    繊維よりも融点が20℃以上低い成分を少なくとも表面
    に有する低融点繊維とからなるカードウエッブとをこれ
    らカードウエッブの間にバインダーを用いることなく積
    層後、厚みを規制し熱処理することを特徴とするクッシ
    ョン材の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104957919A (zh) * 2015-07-24 2015-10-07 安徽农业大学 一种柱状丝瓜络压缩处理的方法及其片材与床垫
CN104970619A (zh) * 2015-07-24 2015-10-14 安徽农业大学 一种丝瓜络纤维床垫填充材料及其制备方法
JP2016515169A (ja) * 2013-04-11 2016-05-26 コリア インスティチュート オブ インダストリアル テクノロジー 吸湿−撥水不織布
US10161065B2 (en) 2012-12-17 2018-12-25 Teijin Frontier Co., Ltd. Cloth and textile product

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