JP2002221747A - カメラの逆光検出装置 - Google Patents

カメラの逆光検出装置

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JP2002221747A
JP2002221747A JP2001016817A JP2001016817A JP2002221747A JP 2002221747 A JP2002221747 A JP 2002221747A JP 2001016817 A JP2001016817 A JP 2001016817A JP 2001016817 A JP2001016817 A JP 2001016817A JP 2002221747 A JP2002221747 A JP 2002221747A
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photometry
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JP2001016817A
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Masaru Muramatsu
勝 村松
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影時に逆光状態を正しく検出してフラッシュ
ライトを発光させる。 【解決手段】分割測光素子5は中央測光エリア5cと天
空側測光エリア5hと地面側測光エリア5eとを有し、
各測光エリアによる測光出力を測光演算装置6(図1)に
送る。測光演算装置6(図1)は測光エリア5hに対応す
る輝度および測光エリア5eに対応する輝度のうち高い
方の輝度と、測光エリア5cに対応する輝度との輝度差
に応じて逆光判定を行うとともに、測光エリア5hに対
応する輝度と測光エリア5eに対応する輝度との輝度差
に応じて逆光判定を行う。いずれかの判定で逆光を判定
すると、フラッシュライト制御装置7(図1)に発光指令
を送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体の輝度を検
出して逆光状態を判定するカメラの逆光検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】被写界輝度を被写界の中央部と周辺部と
で検出し、被写界中央部の輝度が周辺部の輝度より低い
場合に逆光状態と判定し、撮影時に閃光装置を発光させ
て日中シンクロ撮影を行うカメラが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したカメラでは、
主要被写体が被写界の中央部にない場合や、主要被写体
が被写界中央部の輝度検出領域より小さい場合に逆光状
態を判定することが困難である。
【0004】本発明の目的は、逆光状態を正しく判定す
るようにしたカメラの逆光検出装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図に
対応づけて本発明を説明する。 (1)請求項1に記載の発明によるカメラの逆光検出装
置は、撮影する被写界の輝度を少なくとも被写界の上部
5hと下部5eとで検出する第1の輝度検出手段5(5
A)と、第1の輝度検出手段5(5A)により上下それぞ
れで検出される輝度検出信号に応じて逆光か否かを判定
する第1の逆光判定手段6と、第1の逆光判定手段6に
より逆光が判定されるとき、撮影時に閃光装置8に対し
て発光を指示する制御手段7とを備えることにより、上
述した目的を達成する。 (2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメ
ラの逆光検出装置において、被写界の輝度を少なくとも
被写界の中央部5c(5sr,5sc,5sl)と周辺部5
h,5eとで検出する第2の輝度検出手段5(5A)と、
第2の輝度検出手段5(5A)により中央および周辺それ
ぞれで検出される輝度検出信号に応じて逆光か否かを判
定する第2の逆光判定手段6とをさらに備え、制御手段
7は、第2の逆光判定手段6により逆光が判定されると
き、撮影時に閃光装置8に対して発光を指示することを
特徴とする。 (3)請求項3に記載の発明によるカメラの逆光検出装
置は、撮影する被写界の輝度を少なくとも被写界の中央
部5c(5sr,5sc,5sl)と、中央部5c(5sr,
5sc,5sl)以外の領域の上部5hと、中央部5c
(5sr,5sc,5sl)以外の領域の下部5eとで検出
する輝度検出手段5(5A)と、輝度検出手段5(5A)に
より上部5hおよび下部5eでそれぞれ検出される輝度
検出信号に応じて逆光か否かを判定する第1の逆光判定
手段6と、輝度検出手段5(5A)により中央部5c(5
sr,5sc,5sl)、および上部5hと下部5eとの
少なくとも一方でそれぞれ検出される輝度検出信号に応
じて逆光か否かを判定する第2の逆光判定手段6と、第
1の逆光判定手段6および第2の逆光判定手段6の少な
くとも一方で逆光が判定されるとき、撮影時に閃光装置
8に対して発光を指示する制御手段7とを備えることに
より、上述した目的を達成する。 (4)請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のカメ
ラの逆光検出装置において、輝度検出手段5Aは、被写
界の中央部において複数の領域5sr,5sc,5slで
輝度を検出することを特徴とする。
【0006】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、本発明をわかりやすく説明するために実施の形態
の図と対応づけたが、これにより本発明が実施の形態に
限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 −第一の実施の形態− 図1は、本発明の第一の実施の形態によるカメラの概要
を表すブロック図である。図1において、カメラ1は、
撮影レンズ2と、フィルム3と、測光用レンズ4と、分
割測光素子5と、測光演算装置6と、フラッシュライト
制御装置7とフラッシュライト8とを備える。被写体光
は、撮影レンズ2を通してフィルム3に結像されるとと
もに、測光用レンズ4を通して分割測光素子5に投影さ
れる。分割測光素子5は入射光量に応じて光電流を発生
し、この光電流を測光出力として測光演算装置6に送出
する。測光演算装置6は、送出された測光出力を用いて
所定の露出演算を行うとともに、逆光状態の検出を行
う。測光演算装置6は、逆光状態を判断したり、被写体
輝度が低いと判断するとフラッシュライト制御装置7に
発光指令を出力する。フラッシュライト制御装置7は、
発光指令に従って撮影時にフラッシュライト8を発光さ
せる。
【0008】図2は、第一の実施の形態によるカメラの
分割測光素子5の測光エリアを説明する図である。図2
において、分割測光素子5は、撮影画面の中央測光エリ
ア5cと、天空側測光エリア5hと、地面側測光エリア
5eとにおいて被写体光を検出する。測光演算装置6
は、中央測光エリア5cの入射光量に応じた測光出力
と、天空側測光エリア5hの入射光量に応じた測光出力
と、地面側測光エリア5eの入射光量に応じた測光出力
とがそれぞれ分割測光素子5から入力されると、中央部
輝度Bcと、天空側の輝度Bhと、地面側の輝度Beと
をそれぞれ求める。各測光出力と輝度値との関係は、あ
らかじめ測光演算装置6内に記憶されている。
【0009】図3は、第一の実施の形態によるカメラ1
の撮影時に測光演算装置6で行われる処理の流れを説明
するフローチャートである。カメラ1のレリーズボタン
に連動する不図示の半押しスイッチが操作されると、図
3の処理が起動される。ステップS1において、測光演
算装置6は、中央部輝度Bcと天空側の輝度Bhと地面
側の輝度Beとを取得してステップS2へ進む。ステッ
プS2において、測光演算装置6は、輝度の平均値Bm
=(Bc+Bh+Be)/3を算出し、算出した平均値B
mと撮影者によってあらかじめ設定されているフィルム
感度設定値Svとから露光量Evを算出してステップS
3へ進む。露光量Evは、Ev=Bm+Svにより算出
される。
【0010】ステップS3において、測光演算装置6
は、所定のプログラム線図P(Ev)により絞り値Avと
シャッター速度Tvとを求めてステップS4へ進む。ス
テップS4において、測光演算装置6は、シャッター速
度Tvの値が5より小さいか否かを判定する。Tv<
5、すなわち、シャッター速度が1/30秒より低速の
場合はステップS4を肯定判定してステップS7へ進
む。ステップS7において、測光演算装置6は、被写体
が低輝度であるとみなしてフラッシュライト制御装置7
にシンクロ撮影用の発光指令を出力し、図3の処理を終
了する。
【0011】一方、Tv≧5、すなわち、シャッター速
度が1/30秒もしくは1/30秒より高速の場合は、
ステップS4を否定判定してステップS5へ進む。ステ
ップS5において、測光演算装置6は、天空側の輝度B
hおよび地面側の輝度Beのうち高い方の輝度Max
(Bh,Be)を求め、Max(Bh,Be)と中央部輝度B
cとの差が2.0Evより大きいか否かを判定する。M
ax(Bh,Be)と中央部輝度Bcとの差が2.0Ev
より大きい場合にステップS5を肯定判定してステップ
S8へ進む。ステップS8において、測光演算装置6
は、被写体が逆光状態にあるとみなしてフラッシュライ
ト制御装置7に日中シンクロ撮影用の発光指令を出力
し、図3の処理を終了する。
【0012】Max(Bh,Be)と中央部輝度Bcとの
差が2.0Ev以下の場合はステップS5を否定判定し
てステップS6へ進む。ステップS6において、測光演
算装置6は、天空側の輝度Bhと地面側の輝度Beとの
差が1.0Evより大きいか否かを判定する。天空側の
輝度Bhと地面側の輝度Beとの差が1.0Evより大
きい場合にステップS6を肯定判定して上述したステッ
プS8へ進み、天空側の輝度Bhと地面側の輝度Beと
の差が1.0Ev以下の場合にステップS6を否定判定
してステップS9へ進む。
【0013】ステップS9において、測光演算装置6
は、被写体が低輝度および逆光状態のいずれでもないと
みなし、フラッシュライト制御装置7に通常撮影の指令
を出力して図3の処理を終了する。この場合には、発光
指令が出力されない。
【0014】以上説明したように第一の実施の形態によ
れば、中央測光エリア5cと、天空側測光エリア5h
と、地面側測光エリア5eとに分割して測光する分割測
光素子5を備え、この分割測光素子5の各測光エリアか
らの測光出力に対応する天空側の輝度Bhおよび地面側
の輝度Beのうち高い方の輝度Max(Bh,Be)と、
中央部輝度Bcとの輝度差に応じた逆光判定(ステップ
S5)を行うとともに、天空側の輝度Bhと地面側の輝
度Beとの輝度差に応じた逆光判定(ステップS6)を行
うようにした。図4に示すように、主要被写体Pが中央
測光エリア5cから外れて位置する逆光シーンを例にあ
げて説明すると、中央部輝度Bcは天空側測光エリア5
hによる輝度Bhとそれほど変わらないので、上記ステ
ップS5において否定判定されて逆光状態とみなされな
い。しかし、天空側測光エリア5hによる輝度Bhが地
面側測光エリア5eによる輝度Beよりかなり大きいの
で、上記ステップS6において肯定判定されて逆光状態
とみなされる。この結果、主要被写体が中央測光エリア
5cにない場合や、中央測光エリア5cより小さい場合
でも逆光状態を判定して日中シンクロ撮影を行うことが
できる。
【0015】−第二の実施の形態− 第二の実施の形態は、第1の実施の形態に比べて分割測
光素子の測光エリアが異なる。図5は、第二の実施の形
態によるカメラの分割測光素子5Aの測光エリアを説明
する図である。図5において、分割測光素子5Aは、撮
影画面の中央右測光エリア5srと、中央測光エリア5
scと、中央左測光エリア5slと、天空側測光エリア
5hと、地面側測光エリア5eとにおいて被写体光を検
出する。測光演算装置6は、各測光エリアの入射光量に
応じた測光出力がそれぞれ分割測光素子5Aから入力さ
れると、中央右の輝度Bsrと、中央の輝度Bscと、
中央左の輝度Bslと、天空側の輝度Bhと、地面側の
輝度Beとをそれぞれ求める。各測光出力と輝度値との
関係は、あらかじめ測光演算装置6内に記憶されてい
る。
【0016】図6は、第二の実施の形態によるカメラ1
の撮影時に測光演算装置6で行われる処理の流れを説明
するフローチャートである。カメラ1のレリーズボタン
に連動する不図示の半押しスイッチが操作されると、図
6の処理が起動される。ステップS11において、測光
演算装置6は、中央右の輝度Bsrと、中央の輝度Bs
cと、中央左の輝度Bslと、天空側の輝度Bhと、地
面側の輝度Beとを取得してステップS12へ進む。ス
テップS12において、測光演算装置6は、輝度の平均
値Bm=(Bsc+Bsr+Bsl+Bh+Be)/5を
算出し、算出した平均値Bmと撮影者によってあらかじ
め設定されているフィルム感度設定値Svとから露光量
Evを算出してステップS13へ進む。露光量Evは、
Ev=Bm+Svにより算出される。
【0017】ステップS13において、測光演算装置6
は、所定のプログラム線図P(Ev)により絞り値Avと
シャッター速度Tvとを求めてステップS14へ進む。
ステップS14において、測光演算装置6は、シャッタ
ー速度Tvの値が5より小さいか否かを判定する。Tv
<5、すなわち、シャッター速度が1/30秒より低速
の場合はステップS14を肯定判定してステップS17
へ進む。ステップS17において、測光演算装置6は、
被写体が低輝度であるとみなしてフラッシュライト制御
装置7にシンクロ撮影用の発光指令を出力し、図6の処
理を終了する。
【0018】一方、Tv≧5、すなわち、シャッター速
度が1/30秒もしくは1/30秒より高速の場合は、
ステップS14を否定判定してステップS15へ進む。
ステップS15において、測光演算装置6は、天空側の
輝度Bhおよび地面側の輝度Beのうち高い方の輝度M
ax(Bh,Be)と、中央右の輝度Bsrと中央の輝度
Bscと中央左の輝度Bslのうち最も低い輝度Min
(Bsc,Bsr,Bsl)とを求め、Max(Bh,Be)
とMin(Bsc,Bsr,Bsl)との差が2.0Evよ
り大きいか否かを判定する。Max(Bh,Be)とMi
n(Bsc,Bsr,Bsl)との差が2.0Evより大き
い場合にステップS15を肯定判定してステップS18
へ進む。ステップS18において、測光演算装置6は、
被写体が逆光状態にあるとみなしてフラッシュライト制
御装置7に日中シンクロ撮影用の発光指令を出力し、図
6の処理を終了する。
【0019】Max(Bh,Be)とMin(Bsc,Bs
r,Bsl)との差が2.0Ev以下の場合は、ステップ
S15を否定判定してステップS16へ進む。ステップ
S16において、測光演算装置6は、天空側の輝度Bh
と地面側の輝度Beとの差が1.0Evより大きいか否
かを判定する。天空側の輝度Bhと地面側の輝度Beと
の差が1.0Evより大きい場合にステップS16を肯
定判定して上述したステップS18へ進み、天空側の輝
度Bhと地面側の輝度Beとの差が1.0Ev以下の場
合にステップS16を否定判定してステップS19へ進
む。
【0020】ステップS19において、測光演算装置6
は、被写体が低輝度および逆光状態のいずれでもないと
みなし、フラッシュライト制御装置7に通常撮影の指令
を出力して図6の処理を終了する。この場合には、発光
指令が出力されない。
【0021】以上説明したように第二の実施の形態によ
れば、中央右測光エリア5srと、中央測光エリア5s
cと、中央左測光エリア5slと、天空側測光エリア5
hと、地面側測光エリア5eとに分割して測光する分割
測光素子5Aを備え、この分割測光素子5Aの各測光エ
リアからの測光出力に対応する天空側の輝度Bhおよび
地面側の輝度Beのうち高い方の輝度Max(Bh,B
e)と、中央右の輝度Bsrと中央の輝度Bscと中央
左の輝度Bslのうち最も低い輝度Min(Bsc,Bs
r,Bsl)とを求める。そして、Max(Bh,Be)と
Min(Bsc,Bsr,Bsl)との輝度差に応じた逆光
判定(ステップS15)を行い、さらに、天空側の輝度B
hと地面側の輝度Beとの輝度差に応じた逆光判定(ス
テップS16)を行うようにした。図7に示すように、
主要被写体Pが中央部の3つの測光エリア5sr、5s
c、5slのいずれからも外れて位置する逆光シーンを
例にあげて説明すると、中央部の3つの輝度Bsc、B
sr、Bslは天空側測光エリア5hによる輝度Bhと
それほど変わらないので、上記ステップS15において
否定判定されて逆光状態とみなされない。しかし、天空
側測光エリア5hによる輝度Bhが地面側測光エリア5
eによる輝度Beよりかなり大きいので、上記ステップ
S16において肯定判定されて逆光状態とみなされる。
この結果、主要被写体が中央部の測光エリア5sr、5
sc、5slのいずれにも含まれない場合でも逆光状態
を判定して日中シンクロ撮影を行うことができる。
【0022】以上の説明では、図3のステップS6およ
び図6のステップS16の判定処理に用いる閾値を1.
0Evとしたが、この閾値を撮影モードに応じて変える
ようにしてもよい。たとえば、風景写真を撮影する場合
に閾値を2.0Evとし、ポートレート撮影を行う場合
に閾値を1.0Evにする。ポートレート撮影時の閾値
を他の撮影モード時の閾値より小さくすることにより、
ポートレート撮影時にステップS6およびステップS1
6で肯定判定される確率を高めることができる。この結
果、フラッシュライト8を発光させて日中シンクロ撮影
が行われる可能性が高まるので、ポートレート撮影に都
合がよい。
【0023】また、図3のステップS5および図6のス
テップS15の判定処理に用いる閾値を2.0Evとし
たが、この閾値を撮影モードに応じて変えるようにして
もよい。たとえば、風景写真を撮影する場合に閾値を
2.0Evとし、ポートレート撮影を行う場合に閾値を
1.0Evにする。ポートレート撮影時の閾値を他の撮
影モード時の閾値より小さくすることにより、ポートレ
ート撮影時にステップS5およびステップS15で肯定
判定される確率を高めることができる。この結果、日中
シンクロ撮影が行われる可能性が高まってポートレート
撮影に都合がよい。
【0024】分割測光素子5および5Aによる各測光エ
リアの形状は、上述した形状でなくてもよく、多角形や
円形、楕円形であってもよい。また、測光領域と撮像領
域とが互いに一部を重複するものであれば、両領域の形
状および大きさは同一でなくてもよい。
【0025】上述した分割測光素子5および5Aにおい
て、被写界の中央部を除く測光エリアを天空側測光エリ
ア5hと地面側測光エリア5eとにより上下2つに分割
するようにしたが、さらに測光エリアを1つ加えて上下
3つの測光エリアに分割してもよい。この場合には、最
も天空側の測光エリアによる輝度と最も地面側の測光エ
リアによる輝度との輝度差に応じて上述した逆光判定を
行う。
【0026】また、天空側測光エリア5hおよび地面側
測光エリア5eがそれぞれ複数に分割される場合にも本
発明を適用することができる。この場合には、複数の測
光エリアを天空側に位置するものと地面側に位置するも
のとに分類し、天空側に分類されたエリアによる輝度の
最大値をBhに、地面側に分類されたエリアによる輝度
の最大値をBeにおき、BhとBeとの差に応じて逆光
判定を行う。このようにすることで、カメラの縦位置撮
影および横位置撮影に関係なく逆光判定を行うことがで
きる。
【0027】以上説明したカメラは、撮影レンズ2と測
光用レンズ4とがそれぞれ設けられる銀塩カメラを例に
あげて説明したが、TTL測光を行うカメラや、撮像素
子を用いて被写体像を撮像する電子カメラにも本発明を
適用することができる。すなわち、一眼レフカメラ、電
子スチルカメラ、レンズシャッターカメラ、工業用カメ
ラに対して本発明を適用することができる。
【0028】特許請求の範囲における各構成要素と、発
明の実施の形態における各構成要素との対応について説
明すると、天空側の測光エリア5hが上部および中央部
以外の領域の上部に、地面側の測光エリア5eが下部お
よび中央部以外の領域の下部に、分割測光素子5および
分割測光素子5Aが第1の輝度検出手段、第2の輝度検
出手段および輝度検出手段に、測光演算装置6が第1の
逆光判定手段および第2の逆光判定手段に、フラッシュ
ライト8が閃光装置に、フラッシュライト制御装置7が
制御手段に、中央測光エリア5cが中央部に、天空側の
測光エリア5hおよび地面側の測光エリア5eが周辺部
に、中央右測光エリア5srと中央測光エリア5scと
中央左測光エリア5slとが複数の領域に、それぞれ対
応する。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、次のような効果を奏する。 (1)請求項1、2に記載の発明では、被写界の上部と
下部とでそれぞれ検出される輝度検出信号に応じて逆光
か否かを判定し、逆光が判定されると撮影時に閃光装置
を発光させるようにしたから、たとえば、被写界上部の
輝度が被写界下部の輝度に比べて高い場合に逆光を判定
して日中シンクロ撮影を行うことができる。この結果、
従来技術と異なり、主要被写体が被写界中央部になくて
も逆光を判定して閃光装置から補助光を発することがで
きるので、主要被写体が暗く写ることが防止される。 (2)請求項2に記載の発明では、上記(1)に加えて、
被写界の中央部と周辺部とでそれぞれ検出される輝度検
出信号に応じて逆光か否かを判定するようにしたので、
より確実に逆光を判定して閃光装置を発光させることが
でき、主要被写体が暗く写ることを防止できる。 (3)請求項3、4に記載の発明では、被写界の中央部
と、中央部以外の領域の上部と下部とでそれぞれ輝度を
検出する輝度検出手段を設け、被写界の上部と下部とで
それぞれ検出される輝度検出信号に応じて逆光か否かを
判定する第1の逆光判定と、被写界の中央部、および中
央部以外の上部と下部の一方でそれぞれ検出される輝度
検出信号に応じて逆光か否かを判定する第2の逆光判定
とを行い、少なくとも一方の逆光判定で逆光が判定され
ると撮影時に閃光装置を発光させるようにした。したが
って、複数の輝度検出手段を用いることなく、より確実
に逆光を判定して閃光装置を発光させることができ、主
要被写体が暗く写ることを防止できる。 (4)請求項4に記載の発明では、被写界の中央部にお
いて複数の領域で輝度を検出するので、1つあたりの検
出領域が小さくなり、主要被写体が小さくても逆光を判
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態によるカメラの概要
を表すブロック図である。
【図2】第一の実施の形態によるカメラの分割測光素子
の測光エリアを説明する図である。
【図3】第一の実施の形態によるカメラの撮影時に行わ
れる処理の流れを説明するフローチャートである。
【図4】被写体が中央測光エリアから外れて位置する逆
光シーンを説明する図である。
【図5】第二の実施の形態によるカメラの分割測光素子
の測光エリアを説明する図である。
【図6】第二の実施の形態によるカメラの撮影時に行わ
れる処理の流れを説明するフローチャートである。
【図7】被写体が中央部の3つの測光エリアから外れて
位置する逆光シーンを説明する図である。
【符号の説明】
1…カメラ、 2…撮影レン
ズ、3…フィルム、 4…測光用
レンズ、5,5A…分割測光素子、5c,5h,5e,5s
r,5sc,5sl…測光エリア、6…測光演算装置、
7…フラッシュライト制御装置、8…
フラッシュライト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影する被写界の輝度を少なくとも前記被
    写界の上部と下部とで検出する第1の輝度検出手段と、 前記第1の輝度検出手段により上下それぞれで検出され
    る輝度検出信号に応じて逆光か否かを判定する第1の逆
    光判定手段と、 前記第1の逆光判定手段により逆光が判定されるとき、
    撮影時に閃光装置に対して発光を指示する制御手段とを
    備えることを特徴とするカメラの逆光検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のカメラの逆光検出装置に
    おいて、 前記被写界の輝度を少なくとも前記被写界の中央部と周
    辺部とで検出する第2の輝度検出手段と、 前記第2の輝度検出手段により中央および周辺それぞれ
    で検出される輝度検出信号に応じて逆光か否かを判定す
    る第2の逆光判定手段とをさらに備え、 前記制御手段は、前記第2の逆光判定手段により逆光が
    判定されるとき、撮影時に閃光装置に対して発光を指示
    することを特徴とするカメラの逆光検出装置。
  3. 【請求項3】撮影する被写界の輝度を少なくとも前記被
    写界の中央部と、前記中央部以外の領域の上部と、前記
    中央部以外の領域の下部とで検出する輝度検出手段と、 前記輝度検出手段により前記上部および下部でそれぞれ
    検出される輝度検出信号に応じて逆光か否かを判定する
    第1の逆光判定手段と、 前記輝度検出手段により前記中央部、および前記上部と
    下部との少なくとも一方でそれぞれ検出される輝度検出
    信号に応じて逆光か否かを判定する第2の逆光判定手段
    と、 前記第1の逆光判定手段および前記第2の逆光判定手段
    の少なくとも一方で逆光が判定されるとき、撮影時に閃
    光装置に対して発光を指示する制御手段とを備えること
    を特徴とするカメラの逆光検出装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のカメラの逆光検出装置に
    おいて、 前記輝度検出手段は、前記被写界の中央部において複数
    の領域で輝度を検出することを特徴とするカメラの逆光
    検出装置。
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