JP2002221470A - 生体液粒子排出装置 - Google Patents

生体液粒子排出装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良された生体液粒子排出装置を提供する。 【解決手段】 生体液粒子排出機構は、生体液粒子の排
出に用いられるエネルギーを発生するトランスデュー
サ、および薬剤カートリッジ、すなわち生体液を保有す
る生体液保有器を備える。この薬剤カートリッジは小容
積の生体液を保有する構造であって、しかも生体液の汚
染を回避する構造になっている。薬剤カートリッジは、
液粒子排出機構を作動すると、生体液粒子が排出される
ように液粒子排出機構に作動の際に接続される。この液
粒子排出機構は高効率装置であって、ツーピース型の装
置としても、ワンピース型の使い捨て装置としても構成
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改良された生体液
粒子排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】既存の液粒子排出装置では、液の汚染に
対して注意を払うことは特に優先的な課題ではなかっ
た。例えば、プリント業界で汚染問題といえば、目的と
するインク色を維持するためには起きてはならない異な
るインク間の混合を避けたり、インクにゴミが落ちるの
を防止する程度が中心であった。しかし、他の環境下で
は排出された液の汚染を回避することは、極めて重要な
課題である。例えば、科学的試験の中では特に、生物学
的、遺伝学的、医学的試験の多くでは生体液粒子のシー
ケンスやアレイを用いて試験が行われる。これらの実験
では、汚染された液粒子があると、信頼性のない結果と
なり、従って使用に不適な試験結果となる。
【0003】そのような試験を行うに際しては、バイオ
アッセイの形で何千という個数の生体液粒子を一枚の基
板上に沈着する。これらのバイオアッセイは各々多岐に
わたるタイプのユニークな生体液を含んでいる。例え
ば、遺伝子欠陥や他の生化学的異常に対する現行の生物
学的試験では、何千という個々の液滴をガラス基板上の
明確に規定された異なる個所に配置する。その後で、別
の沈積液を上記ガラス基板の同じ個所に更に沈積する。
この点々とプリントされたバイオアッセイを、次いでレ
ーザで走査し、物理的特性の変化を観察する。これらの
状況下では、液粒子排出装置が汚染源とならず、生体液
間の交差汚染を引き起こさないことが極めて重要であ
る。従って、既存の液粒子排出装置では一個の液溜めに
対し多数の排出機構を備えるのが普通であるけれども、
このやり方は、生体液を排出する液粒子排出装置には許
容し得ない設計であると言える。
【0004】更に、これらの実験に用いられる生体液は
極めて高価である。多くの生体液排出装置では、液溜め
と排出装置アセンブリ内に保有される液の量はバイオア
ッセイを調製するに必要な量よりもはるかに多い。生体
液をこのように不必要に使用すると、試験にかかる費用
が増大する結果となる。従って、これらの試験に使用す
るシーケンスやアレイを調製する既存の方法は、時間が
かかり、生体液を浪費し、正確さも限定された、経済的
に高価な方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、異なる生体液
間の交差汚染は勿論のこと、液粒子排出装置と生体液と
の間の汚染を回避する生体液粒子排出機構を提供するこ
とが望ましいと考えられたのである。また望ましいと考
えられるのは、生体液の微少流量を送出するに際して、
高度に精密に、効率的に行うことが可能で、また沈積さ
れる生体液の性質や排出される液粒子に使用目的に応じ
た異なる量で行うことが可能な液粒子排出機構を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、生体液粒子
を排出する生体液粒子排出装置が提供される。このよう
な装置の生体液粒子排出機構は、生体液粒子の排出に用
いられるエネルギーを発生するトランスデューサを備え
る。更に備えられるのは、薬剤カートリッジ、すなわち
生体液を保有する生体液保有器である。この薬剤カート
リッジ、すなわち生体液保有器は、生体液粒子を排出す
るに使用される生体液の汚染を回避する構造になってい
る。薬剤カートリッジ、すなわち生体液保有器は、液粒
子排出機構を作動すると、生体液粒子が排出されるよう
に液粒子排出機構に作動の際に接続される。この液粒子
排出機構は、生体液保有器とトランスデューサとを一体
構造にしてワンピース型の使い捨て装置として構成する
こともできるし、使い捨てカートリッジとは別個のトラ
ンスデューサを用いてツーピース型の装置として構成す
ることもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に示すのは、生体液(薬剤と
も称する)を排出するツーピース型音波式液粒子排出装
置10である。本議論では、生体液または薬剤は、他の
物質を検出し、測定し、検査し、製造する化学反応に使
用される物質ならなんでもよく、あるいは逆に検出さ
れ、測定され、検査される物質でもある。装置10は、
薬剤カートリッジ12などの使い捨て部と、音波式液粒
子排出機構14などの再使用可能部とを備える構成にな
っている。図1では、薬剤カートリッジ12は液粒子排
出機構14から離れているように示されている。使用中
は、薬剤カートリッジ12は液粒子排出機構14内に挿
入されている。
【0008】薬剤カートリッジ12は、その内部に含ま
れている生体液が液粒子排出機構14とは隔離され、汚
染を回避するような構成になっている。薬剤カートリッ
ジ12の構造は生化学的に不活性なチャンバになってお
り、そのチャンバ内に一定量の生体液が含まれる。薬剤
カートリッジ12と液粒子排出機構14とは相互関係が
精密に整合され、液粒子排出を安定に行うとともに、排
出された液粒子を基板上の所望の位置に正確に配置する
ようになっている。
【0009】図2を参照する。図示されているのは、音
波式液粒子排出機構14内に挿入された薬剤カートリッ
ジ12の断面図である。トランスデューサ16には電源
18でエネルギーが供給される。トランスデューサ16
は、基板20の表面に設けられている。基板20は、実
施の態様の一つではガラス製でよい。基板20の背後の
表面に配置もしくはパターン形成されているのは、フレ
ネルレンズのような合焦レンズ構造22である。理解し
なければならないことは、他のタイプの合焦構造もフレ
ネルレンズの代わりに用いることができるということで
ある。
【0010】音響結合層24は、音響結合液を用いれば
よいが、フレネルレンズ22と薬剤カートリッジ12と
の間に配置される。音響結合液24の選択基準は音の減
衰が少ないことである。この適用に有利な音響特性を有
する音響結合液のタイプの一つは、水である。
【0011】別の実施の形態では、接続層24はグリー
スの薄い層で作ってよい。グリース接続層が有利なの
は、閉じ込められた気泡を最小限に抑えるために接続表
面を比較的フラットにする時である。
【0012】基板20の頂部にあるのは壁面26,28
であって、薬剤カートリッジ12が収められる内部チャ
ンバ30を規定する。カートリッジ12の側壁31の外
表面に突起して備えられているのはシール32である。
シール32の役目は、カートリッジ12をチャンバ30
内にしっかり嵌め込み、音響接続液24をシール32の
下に漏れないように抑えておくことである。精密寸法の
深さ止め部材34により、カートリッジ12は所望の挿
入位置に止められる。カートリッジ12の下表面37に
形成されているのは薄い膜36であり、この薄い膜36
はフレネルレンズ22の実質的に直ぐ上に配置される。
膜36は音波に対して薄い膜である。音波に対して薄い
ということは、膜の厚さが十分に小さくて、入射する音
エネルギーの50%以上がカートリッジ12内の生体液
38まで達することを意味すると、この文脈では定義さ
れる。
【0013】作動に当たって、トランスデューサ16を
起動すると音波が発射され、音波は基板20を通ってフ
レネルレンズ22に達する。レンズ22は、音響結合液
24と膜36とを通過した音波エネルギーを焦点に集
め、集められた音波エネルギー39は生体液38のメニ
スカス表面40の先端に達する。焦点に集められた音波
エネルギーがメニスカス表面40に当たると、表面に乱
れが生じ、カートリッジ12から基板46に生体液粒子
42が排出される。排出された生体液粒子42は、直径
約15μmと小さくすることができる。しかし、このサ
イズ制約は使用する物理的コンポーネントに基づいてお
り、理解しなければならないことは、音波式液粒子排出
装置で排出される液粒子のサイズは、物理的コンポーネ
ントの設計を変更することによって大きくすることも小
さくすることも可能なことである。
【0014】生体液粒子42が排出される表面は、完全
に外に開いたものでも、あるいはアパーチャ板または蓋
44の中に収められたものでもよい。蓋44は適切なサ
イズのアパーチャ45を備えるが、そのサイズは排出さ
れる液粒子よりも大きくして液粒子排出の際の邪魔にな
らないようにする。アパーチャ45のサイズを決めるの
に必要なことは、アパーチャ45に広がるメニスカス4
0の表面張力が生体液38にかかる重力より十分に大き
くなるようにすることである。このような設計にする
と、カートリッジ12を回転してアパーチャ45が下向
きになった時でも生体液38がカートリッジ12から落
ちるのが防止される。このアパーチャ下向き構造の利点
は、基板43から落ちる恐れのあるゴミによる汚染を防
げるので生体液38をきれいに保てることである。基板
46は、例えば、ペーパー、ガラス、プラスチックまた
は他の適当な材料でよい。
【0015】トランスデューサ16、電源18、基板2
0,レンズ22の作動機能は、音波式インク排出印刷法
の分野で用いられる既述の液粒子排出ユニットと同様な
ものである。このような操作は当業者にはよく知られて
いる。
【0016】前述の設計では、生体液38が薬剤カート
リッジ12内に独立して収められるので、液粒子排出機
構14や他の形式の汚染源、例えば、空気からくる汚染
源または液粒子排出機構14に以前に使った生体液によ
る汚染源と生体液38との接触が防止される。薬剤カー
トリッジ12は、音響接続液24とは膜36で隔てられ
ている。カートリッジ12全体は、生物学的に不活性な
材料、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどから
射出成形法で製造することができる。カートリッジ12
は操作の際には、膜36や音響結合液24などの接続イ
ンターフェイスを用いて音波式液粒子排出機構14に連
結される。
【0017】本発明の具体的な設計の一例では、薬剤カ
ートリッジ12の幅は約300μmで、膜36の厚さは
3μm程度である。この特定の実施の形態では、焦点に
集められる音波の波長が300μmで作動周波数が既知
の音波式液粒子排出機構のものであるという設計条件下
において、メニスカスの位置は理想表面のレベルから±
5μm以内に維持しなければならない。
【0018】電源18は可変制御される。電源18の出
力を変化することによってトランスデューサ16が発生
するエネルギーが調節され、このエネルギーが、排出さ
れる生体液42の容積を変えるのに用いられる。
【0019】図3と図4を参照する。前記のように、こ
の実施の形態はツーピース型のユニットである。従っ
て、設計機能は、薬剤カートリッジ12を取り出して新
しい薬剤カートリッジ12を挿入することができるとい
うことである。図3は液粒子排出機構14内に納められ
た薬剤カートリッジ12を示す。薬剤カートリッジ12
の取り出し方の一つを挙げれば、カートリッジのフラン
ジ48に接続された成形リップ47を備えたカートリッ
ジを設計することによって行うことである。カートリッ
ジ内の液がなくなったり、あるいは他の理由でもはや使
用しなくなった場合は、図4に示されるように上向きの
力を加えて音波式液粒子排出機構14から成形リップ4
7を取り外すことができる。この実施の形態では、側壁
26,28にはノッチ50を設けて置いて、成形リップ
47をここに受容するようにする。理解しなければなら
ないことは、他の設計を用いてもカートリッジ12の取
り出しを行うことができることである。成形リップ47
をカートリッジ12に取り付けるのはカートリッジを形
成した後でも行えるが、別の方法としてはカートリッジ
12の本体を製作する射出成形法の一部として行うこと
もできる。
【0020】図5と図6を注目すると、以前の図ではカ
ートリッジ12は上表面が開いているものとして示され
ているが、汚染を回避するため、カートリッジは、図5
の52のようなキャップまたはシール層で、あるいは図
6のキャップ構造54で覆って形成することもできる。
図5では、キャップ52はカートリッジ12に超音波接
合することができる。この状況下では、キャップ52を
取り外すには削ぎナイフ55のようなある種の開き道具
を用いる必要がある。キャップ52を取り外すのは、カ
ートリッジ12を音波式液粒子排出機構14内に挿入す
る前に行うのが好ましいが、状況次第では挿入後に行う
のも有用なこともある。
【0021】別の方法としては、接着剤を選択的に貼っ
た薄いフィルム材をキャップ52に用いることができ
る。この場合、フィルム状キャップ52は、人の力やオ
ートメーションで加えられる引張り力で外すことができ
る。更に別の方法としては、図6に示されるようなプレ
ス嵌めキャップ54を用いることができる。この場合シ
ール32を用いてプレス嵌めキャップ54を確実に嵌め
込む。キャップ54を外すときには、上向きの圧力をプ
レス嵌めキャップ54にかける。
【0022】図7を参照する。以前の実施の形態ではレ
ンズ構成部はガラス基板20の上表面部に配置されてい
たこと、従ってユニット10の再使用可能部の一部であ
ることが注目される。しかし、別の実施の形態では、レ
ンズ22は薬液カートリッジ12の表面として構成する
ことができる。このような実施の形態は、カートリッジ
12を成形するのに精密成形法を用いれば行える。
【0023】図8では、本発明の更に別の実施の形態で
あるがトランスデューサ16がレンズ構造58に接して
形成されている。この構成では、トランスデューサの出
力密度は、トランスデューサが平面上にある場合に比較
して低い。従って、高出力をトランスデューサにかける
ことができ、過大電力故にトランスデューサが損傷する
ということはない。この構成が特に有用なのは、排出す
べき生体液の粘度が非常に高い場合や他では生体液の液
粒子を排出するのに大きな音響強度が必要な場合であ
る。この実施の形態ではもう一つ別のレンズ59を生体
液の傍に設けることができる。この設計の下では液粒子
排出装置は単一の使い捨て装置である。図8の装置をツ
ーピース型装置として設計することができる別の方法も
ある。例えば、図7のレンズ56をレンズ58と併用し
て音波エネルギーを更に強力に焦点に集めることができ
る。曲面レンズ要素56,58,59はフレネルレンズ
でも差し支えない。
【0024】図9を参照する。図示されているのは、ワ
ンピース型生体液音波排出装置60である。図2の排出
機構14と同様なコンポーネントはここでも同様に作動
するので、詳細な議論は行わない。ツーピース型生体液
粒子排出装置10とワンピース型装置60との間の明確
な差は主に、薬剤カートリッジ12のシール32を後者
では最早用いないことである。前と違って、薬剤カート
リッジ62は、側壁64と平坦な外表面66とを備え、
外表面66は機構14の壁面26,28と直接に接する
ようになっている。従って、壁面26,28と薬剤カー
トリッジ62との間の接続は永久的になる。このような
接続の形成は、装置製造時にリソグラフィー技法を用い
たり、既知の接着技術を用いたりすることによって行う
ことができる。更に別の実施の形態では、下部の表面6
8を、膜70とともに、取り除いてしまえば、生体液3
8がレンズ22と直接に接するようにできる。更にもう
一つ別の実施の形態は、カートリッジ62自体を取り除
き、生体液を直接チャンバ30に供給することである。
この際はチャンバ30が非汚染生体液保有器として機能
する。この設計では、チャンバ30へ生体液を満たすの
は汚染物のない環境中で行われる。
【0025】理解しなければならないことは、前述の諸
々の実施の形態に示されている薬剤カートリッジは単に
そのようなコンポーネントの代表的設計であり、カート
リッジ構成には多くの可能な変形が存在するということ
である。
【0026】例えば、図10と図11は、別の薬剤カー
トリッジ構造を用いるツーピース型液粒子排出装置80
の、縮尺は異なるが、それぞれ頂面図と側面図である。
直接排出される生体液38を保有する排出液溜め84に
加えて、主液溜め86をも備え、ここから排出液溜め8
4に液を供給する。排出液溜め84と主液溜め86との
間の接続は、液溜め接続路88経由で行われる。この設
計では、生体液38が排出液溜め84から排出されるに
連れて、新しい追加の生体液38が主液溜め86から液
溜め接続路88経由で供給される。
【0027】図11は、音波式液粒子排出機構90と一
緒に作動する配置になっている薬剤カートリッジ82の
側面図である。特に、排出液溜め84がレンズ22、ガ
ラス基板20,トランスデューサ16の上に配置され、
その結果、発生された音エネルギーが焦点に集められ、
十分なエネルギーをもって排出液溜め84に伝達され、
生体液粒子が排出されるようになっていることが示され
ている。このツーピース設計を行う場合、音響結合液の
ような接続層24が設けられ、カートリッジ82の底部
は、十分な音エネルギーを排出液溜め84に伝達するこ
とができる膜92で形成される。
【0028】主液溜めと排出液溜めとが空の時に最初に
液を補充する際に、毛細管作用を補助的に用いて主液溜
め86から排出液溜め84へ生体液を引き込む。しか
し、一旦装置にプライミング(呼び水操作)が行われア
パーチャ45の底部までに液が補充されると、メニスカ
ス40の回復力/表面張力を用いて、液粒子が排出され
るにつれて主液溜め86から排出液溜め84へ生体液を
引き込む。アパーチャ45に十分な表面張力を惹起する
には、アパーチャ45を補充孔94より十分に小さくし
て補充孔94の表面張力と競合するのを回避することが
重要である。アパーチャ45の表面張力はまた、当構造
の高さに起因する重力作用よりも大きくしなければなら
ない。これらの力、すなわち張力と重力とを適切にバラ
ンスすることによって、生体液はアパーチャの表面張力
によって排出液溜め84に連続的に引き込まれ、主液溜
め86に液がなくなるまで排出液溜め84が満液状態に
維持される。
【0029】図12と図13とを参照する。図示されて
いるのは、ワンピース型音波式液粒子排出装置100の
別の実施の形態である。この図では、排出液溜め102
と主液溜め104とは、液溜め接続路106を介して流
体が繋がるように配置されている。生体液38が主液溜
め104から排出液溜め102に供給されるのは、図1
1に関連して議論されているような方法による。
【0030】トランスデューサ16は基板107の第一
表面に連結して作動する。レンズ22は膜108の第二
表面上に一体的に構成されているから、これらのコンポ
ーネントは単一装置100の一部として形成される。こ
の実施の形態では、図11の接続層24は不要である。
この実施の形態は使い捨て的性格の単一コンポーネント
だからである。排出液溜め102では、生体液はレンズ
22と直接に接する。主液溜め104には補充孔109
を通じて液が補給される。
【0031】図14と図15を参照する。図示されてい
るのは、ワンピース型使い捨てのピエゾ電気式液粒子排
出装置110のそれぞれ頂面図と側面図である。排出液
溜め112は、液溜め接続路116を介して主液溜め1
14に接続される。生体液38は、補充孔118を通じ
て主液溜め114に供給される。ピエゾ式アクチュエー
タ120は、排出液溜め112の下表面122に取り付
けられて作動する。排出液溜め112を規定する上表面
には排出ノズル124が形成されている。ピエゾ式アク
チュエータ120には電源130が接続されている。
【0032】作動に際して、ピエゾ式アクチュエータ1
20は電源130で駆動される。アクチュエータ120
は、下表面122と組み合わさって一体構造板を構成
し、印加された電圧の応答して撓み力を発生する。加え
られた撓み力によって、上記一体構造板は排出液溜め1
12の方に移動し、排出液溜め112の容積を変え、排
出液溜め112からノズル124を通じて生体液に力を
加え、生体液粒子を排出させる。ノズル124のサイズ
は、排出される液粒子サイズに関する制御因子である。
【0033】生体液粒子が排出液溜め112から排出さ
れるとき、排出液溜め112に働いている表面張力によ
って、主液溜め114に貯えられていた生体液が液溜め
接続路116経由で排出液溜め112に引き出され、生
体液レベルの補充が行われる。図11に関連する議論と
同じように、十分な表面張力は、補充孔118のサイズ
と当構造の高さに基づいて働く重力の作用を考慮して得
られる。この実施の形態では、主液溜め114の内部の
大きさは、長さが1cmで、高さが2.5mmである。
ピエゾ電気式液粒子排出装置全体の幅は、図15に示さ
れるように5mmである。このサイズは小さいので、一
つのシステム構成に多数の排出装置を集合して設け、多
数の生体液を点々とプリントすることが可能になる。
【0034】図14で分かるように、ピエゾ式アクチュ
エータ120に接続される下表面部122は、ピエゾ電
気式液粒子排出装置110全体と一体構造となってい
る。この構造の場合は、装置110の生体液を使い切っ
てしまうと、装置110全体を捨てることになる。
【0035】図16と図17を参照する。図示されてい
るのは、使い捨て部分と再使用部分とを有するワンピー
ス型ピエゾ電気式生体液粒子排出ユニット140のそれ
ぞれ側面図と頂面図である。使い捨て部分は薬剤カート
リッジ142と排出液溜め146とを備え、薬剤カート
リッジ142には、排出ノズル144が一体構造で付け
られている。排出液溜め146は、液溜め接続路150
経由で主液溜め148に接続されている。液溜め接続路
150を経由する主液溜め148から排出液溜め146
への生体液の送達は、表面張力による供給作用によって
起こる。また備えられているのは補充孔152である。
【0036】ユニット140の再使用部分に備えられる
のは、アクチュエータ160で、これには電源162で
電力が供給される。ピエゾ式アクチュエータ160は再
使用可能なフレーム164の上に装着されている。
【0037】フレキシブルな膜である下表面部166
は、例えば、ポリエチレン、ポリイミド、または他の薄
いプラスチック製であるが、排出液溜め146の一部を
規定し、再使用可能なフレーム164のダイアフラム1
68の上表面部に接合される。ダイアフラム168は、
実施の形態の一つではステンレス鋼でよいが、ピエゾ式
アクチュエータ160に接合法または他の方法で取り付
けられ、ダイアフラム168は一体構造の一部分として
作用し、排出液溜め146内に必要な容積変化を起こさ
せて、排出ノズル144から生体液の液粒子を排出させ
る。カートリッジ142のフレキシブル膜166の作用
は、再使用可能部分フレーム164の容積変化を使い捨
て部分に伝えることである。
【0038】更に別の実施の形態では、再使用可能部分
にフレキシブルなダイアフラム168を設け、その一表
面にピエゾ式アクチュエータを取り付け、生体液粒子を
排出するのに必要な容積変化を起こさせる。容器を製作
して接続液を入れ、この接続液をトランスデューサ/ダ
イアフラムと接触させることができる。この液がある
と、異なる容器表面に取り付けられた膜にトランスデュ
ーサ誘起の容積変化を伝達するのに助けになる。上記容
器の端の構造は、再使用可能部分と使い捨て部分との間
にハーメチックシールができるような構造とする。上記
容器には、接続液から気泡を除く(放出する)手段が設
けられる。容器の反対側の表面は、使い捨て部分と一緒
に組み立てる前は開いた状態である。
【0039】使い捨て部分と再使用可能部分との間にハ
ーメチックシールが設けられ、再使用可能部分には非常
に薄い接続液が満たされ、トランスデューサの容積変化
を使い捨て部分に伝える。容積変化の歪みと吸収とを最
小限に抑えるために、この液中の気泡はすべて、再使用
可能部分の放出機構から放出することによって操作前に
取り除かれる。別の方法としては、例えば、グリースや
他の材料を塗布して、物理的接触が一層緊密になるよう
な方法も用いられる。
【0040】当業者なら理解することであるが、他のピ
エゾ式アクチュエータ構造も、例えば、バルク(bul
k)またはシアー(shear)モード設計も本発明に
関して用いることができる。
【0041】本発明で開示の生体液粒子排出装置は、主
液溜め148と排出液溜め146内の少量の生体液を用
いて機能する。例えば、主液溜め148は一例では、満
液状態で生体液は50〜150マイクロリットル程度
で、排出液溜め146は満杯で5〜25マイクロリット
ル程度である。従って、記載の排出装置の作動は極めて
少容量の生体液を用いて可能なことが分かる。生体液粒
子自体はピコリットルの範囲程度である。これは、使用
される多くの生体液が高価なことから見てこれら排出器
装置の価値ある特徴である。また、所要生体液が極めて
少量であるから、使い捨ての排出器装置を用いることは
魅力的なオプションである。
【0042】理解しなければならないことは、記載の装
置は高効率で作動させることができるということであ
る。生体液のロスは殆ど生じない。これは、装置自体の
作動特性であるとともに、装置を作動させるのに必要な
生体液の量が非常に少ないという事実に起因する。特
に、システム内のロスは、最初に少量の生体液を使用す
るので存在することはするが、それでも作動の高効率は
達成可能である。好ましい実施の形態では、高効率と
は、通常操作で生体液の80%以上を用いて行われるこ
とと定義される。
【0043】前述の議論では、主液溜め148では液量
が50〜150マイクロリットルで、排出液溜めでは5
〜25マイクロリットル程度であるとされたが、これら
の量は、使用される液粒子サイズ、行われる液粒子プリ
ント量、使用される生体液タイプおよびその他のパラメ
ータに依存して変わる。
【0044】主液溜めと排出液溜めに入っている生体液
の比は、2対1から10対1が好ましい範囲である。こ
の範囲を用いると、開示されたある種の実施の形態で
は、所望の小容積を用いながら、生体液を吸出すのに用
いられる表面張力が得られる。しかし、生体液のコスト
や排出装置の使用目的などの因子に依存するが、この比
はもっと大きい値を用いることも可能である。
【0045】図9,13,14,15が開示するのは、
生体液の高効率使用とともに生体液使用容積が小さいと
いう特徴を備える使い捨ての液粒子排出装置である。こ
の使い捨て機能に関連する別の点は、汚染を避けること
で得られる利点である。当装置は使い捨て可能で、従っ
て低コストであるから、汚染を避けるには、洗浄操作を
要する機構を備えたある種のパーツを保守するのとは異
なって、単に機構全体を廃棄してしまえば可能である。
更に、使い捨て的性格があり、生体液が小容積しか要ら
ないので、ピエゾ電気式液粒子排出機構にとっては、ノ
ズル閉塞に関する問題が回避される。理解しなければな
らないことは、ノズルを長い間使っていればいるほど、
閉塞が起こりやすくなるということである。これが起こ
ると、実際の操作では、生体液の液粒子が望ましくなく
衛星のように散らばって広がり、不適当な個所に落ちる
恐れがあるので、出力結果に汚染現象が生じる。
【0046】ピエゾ電気式液粒子排出機構では、初期操
作では目的の液粒子出力が得られないおそれがある。特
に、排出液溜め内に気泡が存在する場合は非球形の液粒
子あるいは適切なコンシステンシーやサイズを有してい
ない液粒子が排出されるおそれがある。最悪には液粒子
が全く製造されないこともある。従って、排出装置のプ
ライミング(呼び水操作)が望ましい。
【0047】図18は、本発明に用いることができるプ
ライミング(呼び水)接続機構170を示す。図18に
示されるように、プライミング接続機構170は、排出
液溜め(112,146)から生体液を排出する構造の
ノズル(124,144)の上方に配置される。操作で
は、プライミング接続機構170としては、排出ノズル
(124/144)の上を移動するロボット装置を用い
ることができる。プライミング接続機構170は、真空
ユニット174に接続された永久使用の真空ノズル17
2を備える。永久使用の真空ノズル172の周りに配置
されるのは、エラストマー材または他の好適な接続材料
で製造された使い捨てのチューブ176である。排出ノ
ズル(124,144)の上に配置された後、真空ノズ
ル172は下向きに移動し、使い捨てのチューブ176
をノズル(124,144)に軽く接触させる。真空作
用により、排出液溜め(112,146)から真空脱気
する。液高さ検出センサ178により、生体液がノズル
(124,144)内のレベルに達した時が決定される
ので、排出液溜め内の空気が確実に除かれる。このプラ
イミング操作を行うと、液粒子排出操作を初期において
も適切に行うことができる。
【0048】前述の議論では、アパーチャ板または蓋4
4が音波式液粒子排出機構に関連して用いられるように
示されているが、本発明はアパーチャ板または蓋44を
用いない場合でも用いることができる。これらの実施の
形態は、前述の図面に示されるアパーチャ板または蓋4
4を取り去ってみれば明白に理解することができると思
われる。本出願はそのような実施の形態も網羅するもの
である。
【0049】理解しなければならないことは、前述の説
明は音波式液粒子排出装置とピエゾ電気式液粒子排出装
置の実施の形態についてなされているが、本発明の概念
は、他のタイプの液粒子排出機構にも、汚染を避けるの
が有用である他の生体液にも、例えば、他のインクから
離しておくことが望ましいインク印刷の場合にも拡張す
ることができる。また、個々の液粒子排出装置はサイズ
が非常に小さいので、排出装置を多重に備えたシステム
に本発明を実際に用いることができる。そのようなシス
テムは、何百〜何千以上という個々の液粒子排出装置を
有する液粒子排出装置ヘッドを備えるものである。
【0050】更に理解しなければならないことは、前記
の説明に関する図は本発明を図示するものではあるが、
例示目的に図示されているにすぎない。図示の実施の形
態からは本発明の原理に従う多くの修正や適用が思考さ
れると思われる。従って、本発明の範囲は前記の特許請
求の範囲のみで規定されるものとする。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、異なる
生体液間の交差汚染は勿論のこと、液粒子排出装置と生
体液との間の汚染を回避する生体液粒子排出機構を提供
し、また生体液の微少流量を送出するに際して効率的に
行うことが可能な液粒子排出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の教示に従う薬剤カートリッジと液粒
子排出機構を示す図である。
【図2】 音波式液粒子排出機構内に挿入された薬剤カ
ートリッジの断面図である。
【図3】 液粒子排出機構に薬剤カートリッジを挿入し
たり液粒子排出機構から薬剤カートリッジを取出したり
する方法を示す図である。
【図4】 液粒子排出機構に薬剤カートリッジを挿入し
たり液粒子排出機構から薬剤カートリッジを取出したり
する方法を示す図である。
【図5】 キャップ付薬剤カートリッジを示す図であ
る。
【図6】 キャップ付薬剤カートリッジを示す図であ
る。
【図7】 一体構造のレンズ要素を備える薬剤カートリ
ッジである。
【図8】 トランスデューサが曲面レンズに接して設け
られている実施の形態を示す図である。
【図9】 ワンピース型音波式液粒子排出機構を示す図
で、生体液を隔離して設ける構造を備えている図であ
る。
【図10】 別の形のツーピース型音波式液粒子排出機
構の頂面と側面とをそれぞれ示す図である。
【図11】 別の形のツーピース型音波式液粒子排出機
構の頂面と側面とをそれぞれ示す図である。
【図12】 別の形のワンピース型音波式液粒子排出機
構の頂面と側面とをそれぞれ示す図である。
【図13】 別の形のワンピース型音波式液粒子排出機
構の頂面と側面とをそれぞれ示す図である。
【図14】 ワンピース型ピエゾ電気式液粒子排出機構
を示す図である。
【図15】 ワンピース型ピエゾ電気式液粒子排出機構
を示す図である。
【図16】 ツーピース型ピエゾ電気式液粒子排出機構
を示す図である。
【図17】 ツーピース型ピエゾ電気式液粒子排出機構
を示す図である。
【図18】 ワンピース型とツーピース型ピエゾ電気式
液粒子排出に関連して用いられる使い捨てのプライミン
グ接続構造を示す図である。
【符号の説明】
10,60,80,100,110 液粒子排出装置、
12,62,82,102 薬剤カートリッジ、14,
90 液粒子排出機構、16 トランスデューサ、1
8,130,162 電源、20,107 基板、2
2,56,58,59 レンズ、24 音響接続層(音
響接続液)、26,28,31,64,66,68 壁
面、30 チャンバ、36,70,92,108,16
6 膜、66,68,122 表面、38 生体液、4
0 メニスカス、42 生体液粒子、44 蓋、45
アパーチャ、47 リップ、48 フランジ、50 ノ
ッチ、52 キャップ(シール)層、54 キャップ構
造、55 削ぎナイフ、120,160 アクチュエー
タ、84,102,112,122,146 排出液溜
め、86,104,114,148 主液溜め、88,
106,116,150液溜め接続路、94,109,
118,152 補充孔、124,144 排出ノズ
ル、164 フレーム、168 ダイアフラム、170
プライミング接続機構、172 真空ノズル、174
真空ユニット、176 チューブ、178 液高さ検
出センサ。
フロントページの続き (72)発明者 ベイバー ビー ハディミオグル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 マウ ンテン ビュー オークツリー ドライブ 323 (72)発明者 リチャード エイチ ブルース アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロス アルトス アルフォード アベニュー 1956 (72)発明者 ジョイ ロイ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サン ノゼ エクセター コート 5931 (72)発明者 スコット エイ エルロッド アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ラ ホンダ シーニック ドライブ 401 Fターム(参考) 2G045 BA01 HA09 HA13 HA14 2G052 AA28 AD26 AD46 CA07 DA12 DA15 FC04 FC06 JA07 JA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体液粒子を排出する生体液粒子排出装
    置であって、 小容積の生体液を保有する生体液保有器と、 単一の使い捨て装置として前記生体液保有器と一体化さ
    れ、前記生体液保有器から生体液の液粒子を排出するよ
    うに構成されたトランスデューサと、を有する生体液粒
    子排出装置。
  2. 【請求項2】 生体液粒子を排出する生体液粒子排出装
    置であって、 生体液粒子を排出するのに用いられるエネルギーを発生
    するトランスデューサを備える生体液粒子排出機構と、 生体液を汚染の無い状態に保有する生体液保有器であっ
    て、前記液粒子排出機構を作動すると、生体液が生体液
    粒子として排出されるように前記液粒子排出機構に接続
    された生体液保有器と、を有する生体液粒子排出装置。
  3. 【請求項3】 前記生体液粒子排出機構と薬剤カートリ
    ッジとが単一の使い捨て装置として構成される請求項2
    記載の生体液粒子排出装置。
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