JP2009139237A - 反応容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤による音波の減衰を抑えつつ、表面弾性波素子の接着力を確保することが可能な反応容器を提供すること。
【解決手段】反応容器に取り付けた表面弾性波素子8が発生する音波によって試薬と検体とを攪拌し、反応液の光学的特性の測定に使用される反応容器7。表面弾性波素子8は、反応容器7に取り付けられる面が平面であり、反応容器と表面弾性波素子との間に、表面弾性波素子と反応容器とを接着する接着層Laと、音波の単位長さ当たりの減衰率が接着層よりも小さく、表面弾性波素子が発生した音波を反応容器へ透過させる透過層Ltとを備えている。
【選択図】 図8

Description

本発明は、反応容器に関するものである。
従来、自動分析装置は、検体と試薬とを非接触で攪拌する攪拌手段として反応容器を使用する攪拌装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この攪拌装置は、接着剤を用いて表面弾性波素子を反応容器に取り付けて反応容器としている。
特開2006−119125号公報
ところで、反応容器は、表面弾性波素子の出射した音波が接着剤を透過して容器壁から保持した液体中へと入射し、液体を攪拌する。このため、反応容器は、接着剤による音波の減衰を抑えるためには接着剤の厚さを薄くする必要があり、表面弾性波素子の接着力を確保するためには接着剤を所定以上の厚さにする必要があり、相反する要求を満たさなければならないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接着剤による音波の減衰を抑えつつ、表面弾性波素子の接着力を確保することが可能な反応容器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の反応容器は、反応容器に取り付けた音波発生手段が発生する音波によって試薬と検体とを攪拌し、反応液の光学的特性の測定に使用される反応容器であって、前記音波発生手段は、前記反応容器に取り付けられる面が平面であり、前記反応容器と前記音波発生手段との間に、前記音波発生手段と前記反応容器とを接着する接着層と、前記音波の単位長さ当たりの減衰率が前記接着層よりも小さく、前記音波発生手段が発生した音波を前記反応容器へ透過させる透過層と、を備えていることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の反応容器は、反応容器に取り付けた音波発生手段が発生する音波によって試薬と検体とを攪拌し、反応液の光学的特性の測定に使用される反応容器であって、前記音波発生手段は、前記反応容器に取り付けられる面が平面であり、前記反応容器と前記音波発生手段との間に、前記音波発生手段と前記反応容器とを接着する接着層と、前記接着層とは異なる材質からなり、前記音波の単位長さ当たりの減衰率が前記接着層よりも小さく、前記音波発生手段の発生した音波を前記反応容器へ透過させる透過層と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の反応容器は、上記の発明において、前記透過層は、前記音波が透過する厚みを規定する介在物を含むことを特徴とする。
また、本発明の反応容器は、上記の発明において、前記接着層は、当該接着層の厚みを規定する介在物を含むことを特徴とする。
本発明の反応容器は、透過層の厚さが接着層よりも薄く形成され、或いは、透過層が、接着層とは異なる材質からなるので、接着剤による音波の減衰を抑えつつ、表面弾性波素子の接着力を確保することができるという効果を奏する。
(実施の形態1)
以下、本発明の反応容器にかかる実施の形態1について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の反応容器を使用する自動分析装置を示す概略構成図である。図2は、図1に示す自動分析装置の反応ホイールを拡大して攪拌装置の概略構成と共に示す図である。
自動分析装置1は、図1及び図2に示すように、作業テーブル2上に検体テーブル3、反応ホイール6及び試薬テーブル13が互いに離隔してそれぞれ周方向に沿って回転、かつ、位置決め自在に設けられ、反応容器7を有する攪拌装置20を備えている。また、自動分析装置1は、検体テーブル3と反応ホイール6との間に検体分注機構5が設けられ、反応ホイール6と試薬テーブル13との間には試薬分注機構12が設けられている。
検体テーブル3は、図1に示すように、駆動手段によって矢印で示す方向に回転され、外周には周方向に沿って等間隔で配置される収納室3aが複数設けられている。各収納室3aは、検体を収容した検体容器4が着脱自在に収納される。
検体分注機構5は、反応容器7に試薬よりも少量の尿,血液等の検体を分注する手段であり、図1及び図2に示すように、分注ノズル5aによって検体テーブル3の複数の検体容器4から検体を順次反応ホイール6のホルダ6bに収納された反応容器7に分注する。
反応ホイール6は、図1に示すように、検体テーブル3とは異なる駆動手段によって矢印で示す方向に回転され、隔壁6aによって周方向に沿って等間隔で区画されるホルダ6bが複数設けられている。各ホルダ6bは、検体を試薬と反応させる反応容器7が着脱自在に収納され、半径方向両側に光が透過する開口が形成されている。また、各ホルダ6bは、図2及び図3に示すように、反応ホイール6の底壁6cを上下に貫通した正極用と負極用の1対の引き出し電極6dが半径方向に設けられている。反応ホイール6は、一周期で時計方向に(1周−1反応容器)/4分回転し、四周期で反時計方向に反応容器7の1個分回転する。そして、反応ホイール6は、攪拌装置20の端子基板21が下部に配置されると共に(図2参照)、光学測定装置10及び洗浄装置11が設けられている。
反応容器7は、図4及び図5に示すように、四角筒状に成形された容器であり、底壁7aの下面に表面弾性波素子8が取り付けられている。反応容器7は、光源10aから出射された分析光に含まれる光の80%以上を透過する素材、例えば、耐熱ガラスを含むガラス,環状オレフィンやポリスチレン等の合成樹脂が使用される。
表面弾性波素子8は、図5及び図6に示すように、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)等の圧電素材からなる圧電基板8a上に櫛歯状電極(IDT)からなる振動子8b及び振動子8bの両側に配置されるバスバー8cが形成され、振動子8b及びバスバー8cを外側に向けて反応容器7に取り付けられている。圧電基板8aは、反応容器7に取り付けられる面が平面に成形されている。各バスバー8cは、1対の引き出し電極6dの対応する各引き出し電極6dと接触して電気的に接続されている。
光学測定装置10は、試薬と検体とが反応した反応容器7内の液体を分析するための分析光を光源10aから出射する。光源10aから出射された分析用の光ビームは、反応容器7内の液体を透過し、光源10aと対向する位置に設けた受光素子10bによって受光される。
洗浄装置11は、ノズルによって反応容器6内の反応液を吸引して排出した後、前記ノズルから洗剤や洗浄水等の洗浄液を注入し、吸引する動作を複数回繰り返すことにより、光学測定装置10による測光が終了した反応容器7内を洗浄する。このようにして洗浄された反応容器7は、再度、新たな検体の分析に使用される。
試薬分注機構12は、試薬を分注する手段であり、図1に示すように、試薬テーブル13の所定の試薬容器14から試薬を順次反応ホイール6のホルダ6bに収納した反応容器7に分注する。
試薬テーブル13は、図1に示すように、検体テーブル3及び反応ホイール6とは異なる駆動手段によって矢印で示す方向に回転され、扇形に成形された収納室13aが周方向に沿って複数設けられている。各収納室13aは、試薬容器14が着脱自在に収納される。複数の試薬容器14は、それぞれ検査項目に応じた所定の試薬が満たされ、外面には収容した試薬に関する情報を表示するバーコードラベル等の情報記録媒体が貼付されている。
ここで、試薬テーブル13の外周には、読取装置15が設置されている。読取装置15は、試薬容器14に貼付した前記情報記録媒体から記録された試薬の種類,ロット及び有効期限等の情報を読み取り、制御部16へ出力する。
制御部16は、検体分注機構5、受光素子10b、洗浄装置11、読取装置15、分析部17、入力部18、表示部19及び攪拌装置20等と接続され、これら各部の作動を制御するもので、例えば、マイクロコンピュータ等が使用される。また、制御部16は、前記情報記録媒体から読み取った情報に基づき、試薬のロットや有効期限等が設置範囲外の場合、分析作業を規制するように自動分析装置1を制御し、或いはオペレータに警告を発する。
分析部17は、制御部16を介して受光素子10bに接続され、受光素子10bが受光した光量に基づく反応容器7内の液体の吸光度から検体の成分濃度等を分析し、分析結果を制御部16に出力する。入力部18は、制御部16へ検査項目等を入力する操作を行う部分であり、例えば、キーボードやマウス等が使用される。表示部19は、分析内容や警報等を表示するもので、ディスプレイパネル等が使用される。
攪拌装置20は、反応容器7に保持される液体を音波によって攪拌する装置であり、反応容器7の他、図2に示すように、端子基板21、信号発生器22及び駆動制御回路23を備えている。
端子基板21は、図2に示すように、反応ホイール6の下部に配置されるリング状の絶縁板であり、回転しない。端子基板21は、検体分注機構5の分注ノズル5aが反応容器7に検体を分注する反応ホイール6の回転方向におけるホルダ6bの分注位置をPNとすると、分注位置PNの1つ手前から2つ先までの分注位置PN-1〜PN+2の範囲と対応する攪拌領域に引き出し電極6dと接触して表面弾性波素子8の振動子8bに電力を供給する接触電極21a,21bが設けられている。ここで、攪拌領域は、分注位置PN-1〜PN+2の4箇所の範囲に限られるものではなく、少なくとも分注ノズル5aが検体を分注する分注位置PNを含んでいれば必要に応じて4箇所以上の広い範囲に設定し、或いは4箇所未満の狭い範囲に設定してもよい。
信号発生器22は、図2に示すように、接触電極21a,21bとの間が配線22aによって接続され、駆動制御回路23からの制御信号に基づいて数十MHz〜数百MHz程度の高周波信号を表面弾性波素子8に出力し、振動子8bに音波を発振させる。
駆動制御回路23は、メモリとタイマを内蔵した電子制御手段(ECU)が使用され、表面弾性波素子8の駆動信号を制御する。駆動制御回路23は、図2に示すように、制御部16を介して検体分注機構5へ接続され、信号発生器22の作動を制御すると共に、信号発生器22の作動制御信号を制御部16へ出力することで、制御部16による検体分注機構5の制御タイミングを保証している。駆動制御回路23は、図示しないが、同様にして制御部16による試薬分注機構12の制御タイミングを保証している。駆動制御回路23は、例えば、表面弾性波素子8が発する音波の特性(周波数,強度,位相,波の特性)、波形(正弦波,三角波,矩形波,バースト波等)或いは変調(振幅変調,周波数変調)等を制御する。また、駆動制御回路23は、内蔵したタイマに従って信号発生器22が発振する発振信号の周波数を切り替えることができる。
以上のように構成される自動分析装置1は、回転する反応ホイール6によって周方向に沿って搬送されてくる反応容器7に試薬分注機構12が所定の試薬容器14から試薬を順次分注する。試薬が分注された反応容器7は、反応ホイール6の回転によって検体分注機構5の近傍へ搬送され、検体テーブル3の複数の検体容器4から検体が順次分注される。
そして、検体が分注された反応容器7は、反応ホイール6によって周方向に沿って搬送される間に攪拌装置20によって試薬と検体とが攪拌されて反応し、光源10aと受光素子10bとの間を通過する。このとき、反応容器7内の試薬と検体とが反応した反応液は、受光素子10bによって測光され、分析部17によって成分濃度等が分析される。そして、分析が終了した反応容器7は、洗浄装置11によって反応液が排出されて図示しない洗浄装置によって洗浄された後、再度検体の分析に使用される。
このとき、本発明の反応容器7は、以下のようにして表面弾性波素子8が底壁7aの下面に取り付けられている。即ち、反応容器7は、図7に示すように、底壁7aの両側を段状に削除して段部7bが形成され、段部7bを含む底壁7aの下面に表面弾性波素子8が取り付けられる。そして、反応容器7は、図8に示すように、表面弾性波素子8がエポキシ系の接着剤9によって底壁7aに取り付ける。このとき、反応容器7と表面弾性波素子8は、所定の押圧力で押圧しながら接着剤9によって接着する。
このように底壁7aの両側に段部7bを形成することにより、反応容器7は、図8に示すように、表面弾性波素子8と反応容器7とを接着する接着層Laと、音波の単位長さ当たりの減衰率が接着層Laよりも小さく、表面弾性波素子8の発生した音波(バルク波)Wbを底壁7aへ透過させる透過層Ltが2つの接着層Laの間に形成される。このとき、接着層Laは、厚みTaを10〜250μmとし、透過層Ltは、接着層Laよりも厚さが薄くなるように、厚みTtを0.1〜2μmに設定することが望ましい。
このように設定することで、反応容器7は、接着層Laによって表面弾性波素子8の接着力を確保し、薄い透過層Ltによって音波(バルク波)Wbの底壁7aへの透過を容易にしている。この場合、音波(バルク波)Wbの単位長さ当たりの減衰率が接着層Laよりも小さくなるように、透過層Ltの厚さを接着層Laよりも薄くすることで、反応容器7は、音波(バルク波)Wbの減衰を抑制することができると共に音波(バルク波)Wbの減衰に伴う発熱が抑えられ、液体を攪拌する際の攪拌効率も向上する。ここで、上述した厚さの関係は、特に言及しない限り、以下に説明する変形例や他の実施の形態の反応容器7に共通した特徴である。
接着層Laの厚みTaと透過層Ltの厚みTtをこのように設定するのは、表面弾性波素子8と反応容器7とを接着するエポキシ系の接着剤9は、接着性能を適切に発揮するうえで経験的に接着層Laの厚みが10μm以上必要である。これに対して音響透過率(減衰率)を考慮して理論計算上から求めると、透過層Ltは、厚みを2μm以下にする必要がある。但し、透過層Ltがないと、圧電基板8aと底壁7aとの音響インピーダンスの差によって音波が反射し、音波(バルク波)Wbの透過率が低下するので、透過層Ltの厚さは、0.1μm以上にする必要がある。
また、表面弾性波素子8が発生した音波(バルク波)Wbは、図8に示すように、透過層Ltを透過して底壁7aへと伝搬する。その際の音波透過幅Wtaは、振動子8bを構成する櫛歯状電極(IDT)の交差幅をWi(図6参照)、振動子8bが発生した音波(バルク波)Wbが圧電基板8aを透過する間に厚さに直交する外方へ拡散する距離をdとすると、Wta=Wi〜Wi+2dとなるように反応容器7を設計する。この関係は、特に言及しない限り、以下に説明する他の実施の形態の反応容器7に共通した特徴である。
なお、反応容器7は、表面弾性波素子8を取り付ける接着剤としてエポキシ系の接着剤9を使用した場合について説明したが、この他、ウレタン系、シリコーン系、アクリル系等の接着剤や、シアノアクリレート系等の無機系の接着剤を使用することができる。また、反応容器7は、表面弾性波素子8を取り付けることができれば、半田付けやろう付け、あるいは鏡面接着等を使用してもよい。
以下、反応容器7の変形例及び他の実施の形態について説明するが、同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
(変形例1)
反応容器7は、図9及び図10に示すように、段部7bに代えて傾斜部7cを形成することによって、表面弾性波素子8と反応容器7とを接着する接着層Laと、接着層Laよりも厚さが薄く、表面弾性波素子8の発生した音波(バルク波)Wbを底壁7aへ透過させる透過層Ltを接着層Laの間に形成してもよい。
この場合、透過層Ltは、厚みTtを0.1〜2μmとし、接着層Laは、厚みTaを2〜250μmに設定することが望ましい。また、傾斜部7cの傾斜角度は、反応容器7と表面弾性波素子8のサイズと使用する接着剤9の材質(接着力)によって変化するが、傾斜部7cの水平方向に厚さ10μm以上の接着層Laを50%以上確保できるようにする。
(変形例2)
また、反応容器7は、図11及び図12に示すように、傾斜部7cに代えて断面が円弧状の凹溝7dを形成することによって、表面弾性波素子8と反応容器7とを接着する接着層Laと、接着層Laよりも厚さが薄く、表面弾性波素子8の発生した音波(バルク波)Wbを底壁7aへ透過させる透過層Ltを接着層Laの間に形成してもよい。この場合、透過層Ltは、厚みTtを0.1〜2μmとし、接着層Laは、厚みTaを2〜250μmに設定し、水平方向に厚さ10μm以上の部分を50%以上確保できるようにする。
(変形例3)
また、反応容器7は、図13及び図14に示すように、凹溝7dに代えて底壁7aの両側に微細な凹凸からなる凹凸部7eを形成することによって、表面弾性波素子8と反応容器7とを接着する接着層Laと、接着層Laよりも厚さが薄く、表面弾性波素子8の発生した音波(バルク波)Wbを底壁7aへ透過させる透過層Ltを接着層Laの間に形成してもよい。この場合、凹凸部7eは、図14に示すように、底壁7aの幅から音波透過幅Wtaを引いた幅とすることが好ましく、接着層Laの厚さが10μm以上となるように、やすりがけ,サンドブラスト或いはエッチング等、公知の手段によって形成する。
(実施の形態2)
次に、本発明の反応容器にかかる実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。実施の形態1の反応容器は、透過層の厚さを接着層よりも薄くしたのに対し、実施の形態2の反応容器は、音波の単位長さ当たりの減衰率が接着層よりも小さくなるように、透過層を接着層と異なる材質としている。図15は、実施の形態2の反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。図16は、図15に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。
反応容器7Aは、図15及び図16に示すように、表面弾性波素子8の出射した音波(バルク波)Wbが透過する部分を接着剤9aによって接着し、表面弾性波素子8と底壁7aとを接着する部分を接着剤9aとは異なる材質からなる接着剤9bによって接着することによって表面弾性波素子8が取り付けられ、接着剤9aと接着剤9bとの間に隙間が形成されている。ここで、反応容器7Aと表面弾性波素子8は、所定の押圧力で押圧しながら接着剤9a,9bによって接着する。
このとき、接着剤9aは、音波(バルク波)Wbの単位長さ当たりの減衰率が接着剤9bよりも小さく、かつ、反応容器7Aや圧電基板8aとの間で音響インピーダンスの差が小さいものを使用する。具体的には、接着剤9aは、透過する音波(バルク波)Wbの音速が反応容器7A内の音速(=5700m/s)や圧電基板8a内の音速(=7000m/s)に近く、音波の減衰が少ない、例えば、エポキシ系接着剤(=2400m/s)やアクリル系接着剤(=2700m/s)を使用する。接着剤9bは、接着剤9aと材質が異なり、反応容器7Aと表面弾性波素子8との接着力に優れたエポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤或いはシリコーン系接着剤を使用する。
このような接着剤9a,9bを使用することにより、反応容器7Aは、図16に示すように、表面弾性波素子8との間に、表面弾性波素子8と反応容器7Aとを接着する接着層Laと、接着層Laと異なる材質からなり、表面弾性波素子8の発生した音波(バルク波)Wbを底壁7aへ透過させる透過層Ltが形成される。
これにより、実施の形態2の反応容器7Aは、接着剤9bからなる接着層Laによって表面弾性波素子8との接着力を確保し、材質が異なり、音波(バルク波)Wbの単位長さ当たりの減衰率が接着剤9bよりも小さい接着剤9aからなる透過層Ltによって音波(バルク波)Wbの底壁7aへの透過を容易にしている。このため、反応容器7Aは、透過層Ltに音波(バルク波)Wbの減衰が少ない接着剤9aを使用するので、厚さの制限が緩和されるうえ、音波(バルク波)Wbの減衰に伴う発熱が抑えられ、液体を攪拌する際の攪拌効率が向上する。また、反応容器7Aは、接着層Laに接着力に優れた接着剤9bを使用するので、透過層Ltには大きな接着力を必要としない。
しかも、反応容器7Aは、隙間によって接着剤9aからなる透過層Ltと接着剤9bからなる接着層Laとを分けているので、上述の効果に加え、前記隙間の存在によって音響インピーダンスの差が大きくなり、表面弾性波素子8が発生した音波(バルク波)Wbが透過層Ltから接着層La側へは漏れないので、接着層Laにおける音波の減衰に起因した発熱が防止され、接着力を長期に亘って保持することができる。
(変形例1)
反応容器7Aは、図17に示すように、振動子8bの直下に位置し、振動子8bが発生した音波(バルク波)Wbが透過する部分の接着剤9aを、所定幅の隙間を介して外周側に位置する接着剤9bで囲む構造としてもよい。
なお、反応容器7Aは、音波の単位長さ当たりの減衰率が接着層よりも小さく、透過層Ltが接着層Laと異なる材質であり、かつ、音波(バルク波)Wbの透過性に優れていれば、接着剤9aに代えてジェル等の音響整合材を使用してもよい。
(変形例2)
また、反応容器7Aは、図18及び図19に示すように、底壁7a表面に仕切り溝7fを形成し、仕切り溝7fが形成する隙間によって接着剤9aからなる透過層Ltと接着剤9bからなる接着層Laとを分けてもよい。この場合、仕切り溝7fは、音波透過幅Wta両端に対応する位置に形成し、接着剤9a,9bの厚さにもよるが、透過層Ltの厚みTtを0.1〜2μmとする場合には、幅1mm、深さ0.1〜0.2mm程度とする。
(変形例3)
また、反応容器7Aは、図20に示すように、振動子8bの直下に位置し、振動子8bが発生した音波(バルク波)Wbが透過する部分の接着剤9aが、所定幅の仕切り溝7gによって形成される隙間をおいてその外周側に位置する接着剤9bで囲まれる構造としてもよい。
(実施の形態3)
次に、本発明の反応容器にかかる実施の形態3について、図面を参照して詳細に説明する。実施の形態3の反応容器は、透過層の厚さを接着層よりも薄くした実施の形態1の反応容器と、音波の単位長さ当たりの減衰率が接着層よりも小さくなるように、透過層を接着層と異なる材質とした実施の形態2の反応容器とを組み合わせている。図21は、実施の形態3の反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。図22は、図21に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。
反応容器7Bは、図21及び図22に示すように、底壁7a両側の段部7bを接着剤9bにより、両側の段部7bの間を接着剤9aにより、それぞれの接着剤9a,9bの間に隙間をおいて接着し、底壁7aの下面に表面弾性波素子8を取り付けている。このとき、反応容器7Bと表面弾性波素子8は、所定の押圧力で押圧しながら接着剤9a,9bによって接着する。
このように接着剤9a,9bを使用することにより、反応容器7Bは、図22に示すように、表面弾性波素子8と反応容器7Bとを接着する接着剤9bからなる2つの接着層Laの間に、接着層Laよりも厚さが薄く、表面弾性波素子8の発生した音波(バルク波)Wbを底壁7aへ透過させる接着剤9aからなる透過層Ltが隙間を介して形成される。
これにより、実施の形態3の反応容器7Bは、接着剤9bからなる接着層Laによって表面弾性波素子8との接着力を確保し、接着剤9aからなる透過層Ltによって音波(バルク波)Wbの底壁7aへの透過を容易にしている。このため、反応容器7Bは、透過層Ltに音波(バルク波)Wbの減衰が少ない接着剤9aを使用するので、厚さの制限が緩和されるうえ、音波(バルク波)Wbの減衰に伴う発熱が抑えられ、液体を攪拌する際の攪拌効率が向上する。また、反応容器7Bは、接着層Laに接着力に優れた接着剤9bを使用するので、透過層Ltには大きな接着力を必要としない。
しかも、反応容器7Bは、隙間によって接着剤9aからなる透過層Ltと接着剤9bからなる接着層Laとが分けられるので、上述の効果に加えて、表面弾性波素子8が発生した音波(バルク波)Wbが前記隙間の存在によって透過層Ltから接着層Laへ漏れないので、接着層Laにおける音波の減衰に起因した発熱が防止され、接着力を長期に亘って保持することができる。
(変形例1)
反応容器7Bは、図23及び図24に示すように、段部7bに代えて傾斜部7cを形成し、底壁7a両側の傾斜部7cを接着剤9bにより、両側の傾斜部7cの間を接着剤9aにより、それぞれの接着剤9a,9bの間に隙間をおいて接着し、底壁7aの下面に表面弾性波素子8を取り付けてもよい。
このように接着剤9a,9bを使用することにより、反応容器7Bは、図24に示すように、表面弾性波素子8と反応容器7Bとを接着する接着剤9bからなる2つの接着層Laの間に、接着層Laよりも厚さが薄く、表面弾性波素子8の発生した音波(バルク波)Wbを底壁7aへ透過させる接着剤9aからなる透過層Ltを隙間を介して形成することができる。
(変形例2)
また、反応容器7Bは、図25に示すように、振動子8bの直下に位置し、振動子8bが発生した音波(バルク波)Wbが透過する部分の接着剤9aを、所定幅の隙間を介して外周側に位置する接着剤9bで囲む構造としてもよい。
(変形例3)
また、反応容器7Bは、図26及び図27に示すように、傾斜部7cに代えて断面が円弧状の凹溝7dを形成し、底壁7a両側の凹溝7d部分を接着剤9bにより、両側の凹溝7d部分の間を接着剤9aにより、それぞれの接着剤9a,9bの間に隙間をおいて接着し、底壁7aの下面に表面弾性波素子8を取り付けてもよい。
このように接着剤9a,9bを使用することにより、反応容器7Bは、図27に示すように、表面弾性波素子8と反応容器7Bとを接着する接着剤9bからなる2つの接着層Laの間に、接着層Laよりも厚さが薄く、表面弾性波素子8の発生した音波(バルク波)Wbを底壁7aへ透過させる接着剤9aからなる透過層Ltが隙間を介して形成される。
(変形例4)
また、反応容器7Bは、図28及び図29に示すように、底壁7a両側に段部7bを形成すると共に、両側の段部7bの間の底壁7a表面に仕切り溝7fを形成し、仕切り溝7fの周辺に形成される隙間によって接着剤9aからなる透過層Ltと接着剤9bからなる接着層Laとを分けてもよい。
(変形例5)
また、反応容器7Bは、図30に示すように、振動子8bの直下に位置し、振動子8bが発生した音波(バルク波)Wbが透過する部分の接着剤9aが、所定幅の仕切り溝7gによって形成される隙間をおいてその外周側に位置する接着剤9bで囲まれる構造としてもよい。
(実施の形態4)
次に、本発明の反応容器にかかる実施の形態4について、図面を参照して詳細に説明する。実施の形態4の反応容器は、透過層に接着層の厚みを規定する介在物を含ませている。図31は、実施の形態3の反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。図32は、図31に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。
反応容器7Cは、図31及び図32に示すように、表面弾性波素子8の出射した音波(バルク波)Wbが透過する部分を接着剤9aによって接着し、表面弾性波素子8と底壁7aとを接着する部分を接着剤9aとは異なる材質からなる接着剤9bによって接着することによって表面弾性波素子8が取り付けられ、接着剤9aと接着剤9bとの間に隙間が形成されている。ここで、反応容器7Cと表面弾性波素子8は、所定の押圧力で押圧しながら接着剤9a,9bによって接着する。
このとき、接着剤9aは、音波(バルク波)Wbの単位長さ当たりの減衰率が接着剤9bよりも小さく、かつ、反応容器7Cや圧電基板8aとの間で音響インピーダンスの差が小さく、介在物として複数の微粒子9cを含むものを使用する。具体的には、接着剤9aは、透過する音波(バルク波)Wbの音速が反応容器7C内の音速(=5700m/s)や圧電基板8a内の音速(=7000m/s)に近く、音波の減衰が少ない、例えば、エポキシ系接着剤(=2400m/s)やアクリル系接着剤(=2700m/s)を使用する。また、微粒子9cは、接着層Laの厚みを規定するセラミック,プラスチック,金属,ガラス等からなる介在物であり、透過層Ltの厚みTtと略同じ直径の粒子を複数使用する。透過層Ltの厚みTtは、2μm以下か、或いは表面弾性波素子8を駆動する駆動周波数によって決まる発生する表面弾性波の波長をλとしたとき、λ/2の整数倍とする。
ここで、介在物としての微粒子9cは、セラミック,プラスチック,金属,ガラス等からなることから、接着剤9aに比べて音速が速い(音波の減衰が小さい)。但し、微粒子9cは、接着剤9aとの界面の面積が大きくなるのに伴って、音波(バルク波)の乱反射が大きくなり、反応容器7C側へ透過する音波の減衰やばらつきが大きくなる。このため、透過層Ltで使用する接着剤9aは、透過する音波の減衰やばらつきを抑えるために、複数の微粒子9cが互いに接する程度に密にする。互いに接する程度に密になると、複数の微粒子9cは、単一の介在物として機能し、接着剤9aとの界面における乱反射を無視することができる。従って、透過層Ltで使用する接着剤9aは、図32に示すように、複数の微粒子9cを密に含むことが必要である。
一方、接着剤9bは、接着剤9aと材質が異なり、反応容器7Cと表面弾性波素子8との接着力に優れたエポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤或いはシリコーン系接着剤を使用する。
このような接着剤9a,9bを使用することにより、反応容器7Cは、図32に示すように、表面弾性波素子8との間に、表面弾性波素子8と反応容器7Cとを接着する接着層Laと、接着層Laと異なる材質からなり、表面弾性波素子8の発生した音波(バルク波)Wbを底壁7aへ透過させる透過層Ltが形成される。
これにより、実施の形態4の反応容器7Cは、実施の形態2の反応容器7Cで得られる上述の効果に加え、接着剤9aが介在物として微粒子9cを含むので、透過層Ltの厚みTtを容易に保持することができる。
(変形例1)
反応容器7Cは、図33に示すように、振動子8bの直下に位置し、複数の微粒子9cを含む接着剤9aを、所定幅の隙間を介して外周側に位置する接着剤9bで囲む構造としてもよい。
また、反応容器7Cの接着剤9aは、接着層Laの厚みを規定することができ、かつ、接着剤9aに比べて音速が速ければ(音波の減衰が小さい)、微粒子9cに代えて、シート状の介在物を使用してもよい。
(実施の形態5)
次に、本発明の反応容器にかかる実施の形態5について、図面を参照して詳細に説明する。実施の形態5の反応容器は、接着層にその厚みを規定する介在物を含ませている。図34は、実施の形態3の反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。図35は、図34に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。
反応容器7Dは、図34及び図35に示すように、表面弾性波素子8の出射した音波(バルク波)Wbが透過する部分を接着剤9aによって接着し、表面弾性波素子8と底壁7aとを接着する部分を接着剤9aとは異なる材質からなる接着剤9bによって接着することによって表面弾性波素子8が取り付けられ、接着剤9aと接着剤9bとの間に隙間が形成されている。ここで、反応容器7Dと表面弾性波素子8は、所定の押圧力で押圧しながら接着剤9a,9bによって接着する。
このとき、接着剤9aは、音波(バルク波)Wbの単位長さ当たりの減衰率が接着剤9bよりも小さく、かつ、反応容器7Dや圧電基板8aとの間で音響インピーダンスの差が小さいものを使用する。具体的には、接着剤9aは、透過する音波(バルク波)Wbの音速が反応容器7D内の音速(=5700m/s)や圧電基板8a内の音速(=7000m/s)に近く、音波の減衰が少ない、例えば、エポキシ系接着剤(=2400m/s)やアクリル系接着剤(=2700m/s)を使用する。透過層Ltの厚みTtは、2μm以下か、或いは表面弾性波素子8を駆動する駆動周波数によって決まる発生する表面弾性波の波長をλとしたとき、λ/2の整数倍とする。
一方、接着剤9bは、接着剤9aと材質が異なり、反応容器7Dと表面弾性波素子8との接着力に優れたエポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤或いはシリコーン系接着剤であって、介在物として複数の微粒子9cを含むものを使用する。このとき、微粒子9cは、透過層Ltの厚みTtと略同じ直径の粒子を使用するが、接着層Laの厚みを規定すれば十分である。そして、接着剤9bは、表面弾性波素子8を底壁7aに接着する接着層Laとしての機能を有している。従って、接着剤9b中の複数の微粒子9cは、実施の形態4と異なり、図35に示すように、互いに接することなく粗に分散している程度であればよい。
(変形例1)
反応容器7Dは、図36に示すように、振動子8bの直下に位置し、振動子8bが発生した音波(バルク波)Wbが透過する部分の接着剤9aを、所定幅の隙間を介して外周側に位置し、複数の微粒子9cを含む接着剤9bで囲む構造としてもよい。
ここで、実施の形態4の反応容器7Cと実施の形態5の反応容器7Dは、容器の形状や保持する液体の粘度,液量等の物理的特性に応じて適宜使い分ける。
尚、上述の各実施の形態に係る反応容器は、表面弾性波素子を底壁に取り付ける場合について説明したが、側壁に取り付けてもよい。
また、反応容器7を使用する自動分析装置1は、試薬テーブル13が1つの場合について説明したが、第一試薬用の試薬テーブルと、第二試薬用の試薬テーブルの2つの試薬テーブルを備えていてもよい。
本発明の反応容器を使用する自動分析装置を示す概略構成図である。 図1に示す自動分析装置の反応ホイールを拡大して攪拌装置の概略構成と共に示す図である。 図2のA部拡大断面図である。 実施の形態1の反応容器の斜視図である。 図4に示す反応容器を倒立させた斜視図である。 図4に示す反応容器に取り付けられる表面弾性波素子の平面図である。 実施の形態1の反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。 表面弾性波素子を取り付けた反応容器の底壁部分を含む断面図である。 実施の形態1の反応容器の変形例1であって、反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。 図9に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。 実施の形態1の反応容器の変形例2であって、反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。 図11に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。 実施の形態1の反応容器の変形例3であって、反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。 図13に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。 実施の形態2の反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。 図15に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。 実施の形態2の反応容器の変形例1であって、図16に示す反応容器の接着剤に対応した位置で水平に切断した断面図である。 実施の形態2の反応容器の変形例2であって、反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。 図18に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。 実施の形態2の反応容器の変形例3であって、図19に示す反応容器の接着剤に対応した位置で水平に切断した断面図である。 実施の形態3の反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。 図21に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。 実施の形態3の反応容器の変形例1であって、反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。 図23に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。 実施の形態3の反応容器の変形例2であって、図24に示す反応容器の接着剤に対応した位置で水平に切断した断面図である。 実施の形態3の反応容器の変形例3であって、反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。 図26に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。 実施の形態3の反応容器の変形例4であって、反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。 図28に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。 実施の形態3の反応容器の変形例5であって、図29に示す反応容器の接着剤に対応した位置で水平に切断した断面図である。 実施の形態4の反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。 図31に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。 実施の形態4の反応容器の変形例1であって、図32に示す反応容器の接着剤に対応した位置で水平に切断した断面図である。 実施の形態5の反応容器における底壁への表面弾性波素子の取り付けを示す斜視図である。 図34に示す反応容器の底壁部分を含む断面図である。 実施の形態5の反応容器の変形例1であって、図35に示す反応容器の接着剤に対応した位置で水平に切断した断面図である。
符号の説明
1 自動分析装置
2 作業テーブル
3 検体テーブル
4 検体容器
5 検体分注機構
6 反応ホイール
7 反応容器
7A,7B 反応容器
7C,7D 反応容器
8 表面弾性波素子
9 接着剤
9a,9b 接着剤
10 光学測定装置
11 洗浄装置
12 試薬分注機構
13 試薬テーブル
14 試薬容器
15 読取装置
16 制御部
17 分析部
18 入力部
19 表示部
20 攪拌装置
21 端子基板
22 信号発生器
23 駆動制御回路
La 接着層
Lt 透過層

Claims (4)

  1. 反応容器に取り付けた音波発生手段が発生する音波によって試薬と検体とを攪拌し、反応液の光学的特性の測定に使用される反応容器であって、
    前記音波発生手段は、前記反応容器に取り付けられる面が平面であり、
    前記反応容器と前記音波発生手段との間に、
    前記音波発生手段と前記反応容器とを接着する接着層と、
    前記音波の単位長さ当たりの減衰率が前記接着層よりも小さく、前記音波発生手段が発生した音波を前記反応容器へ透過させる透過層と、
    を備えていることを特徴とする反応容器。
  2. 反応容器に取り付けた音波発生手段が発生する音波によって試薬と検体とを攪拌し、反応液の光学的特性の測定に使用される反応容器であって、
    前記音波発生手段は、前記反応容器に取り付けられる面が平面であり、
    前記反応容器と前記音波発生手段との間に、
    前記音波発生手段と前記反応容器とを接着する接着層と、
    前記接着層とは異なる材質からなり、前記音波の単位長さ当たりの減衰率が前記接着層よりも小さく、前記音波発生手段の発生した音波を前記反応容器へ透過させる透過層と、
    を備えていることを特徴とする反応容器。
  3. 前記透過層は、前記音波が透過する厚みを規定する介在物を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の反応容器。
  4. 前記接着層は、当該接着層の厚みを規定する介在物を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の反応容器。
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