JP2002221008A - 排熱回収システム - Google Patents
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Abstract
に回収する。 【解決手段】 エンジン1からの排ガスの熱により水蒸
気ボイラ5で水蒸気を発生させ、その水蒸気で水蒸気タ
ービン9を駆動する。エンジン1からのエンジン冷却後
のジャケット冷却水の熱により、蒸気発生装置14でア
ンモニア−水系混合流体の気液混合蒸気を発生させ、そ
の気液混合蒸気から分留器17で低温蒸気成分を分離
し、その低温蒸気成分により低温蒸気タービン18を駆
動する。両タービン9,18により発電機22を駆動
し、エンジン1からの排熱を電力として回収する。水蒸
気ボイラ5を経た後の排ガスからの排熱によりアンモニ
ア−水系混合流体の気液混合蒸気を発生させ、その気液
混合蒸気をも分留器17に供給し、分留器17から低温
蒸気タービン18に高温の低温蒸気成分を供給し、低温
蒸気タービン18の出力を増加する。
Description
ンシステムなどに用いるために、ディーゼルエンジン、
スターリングエンジン、ミラーサイクルガスエンジンな
どのエンジンから発生する排熱を回収して電力や動力を
取り出すように構成した排熱回収システムに関する。
に、エンジンから発生する排気ガスとの熱交換により水
蒸気を発生させ、この水蒸気で水蒸気タービンを駆動し
て動力や電力を得るように構成されている。ところが、
水蒸気を発生させた後の排ガスの温度が 200℃以上もあ
るにもかかわらず、何ら利用されずに捨てられていた。
また、同様に、エンジンからのエンジン冷却後のジャケ
ット冷却水も、その温度が85℃以上あるにもかかわら
ず、何ら利用されずに捨てられていた。
出願人は、特開平11−350920号公報に開示され
るものを提案した。この公報例のものによれば、図3の
従来例の概略構成図に示すように、エンジン01を冷却
した後のジャケット冷却水により水とそれよりも沸点が
低いアンモニアから成る2成分系混合流体を加熱して再
生器02で2成分系混合流体のアンモニア蒸気を発生さ
せ、その再生器02で発生した蒸気を吸収冷凍機の作動
熱源に利用するように構成している。
排熱により高温蒸気発生装置03で水蒸気を発生させ、
その水蒸気で水蒸気タービン04を駆動するとともに、
水蒸気タービン04を経た水蒸気を復水器05に戻すよ
うに構成している。更に、吸収冷凍機の凝縮器06から
の低温蒸気成分と吸収器07からの2成分系混合流体と
の混合液を、熱交換器08により、高温蒸気発生装置0
3を経た排ガスで加熱し、2成分系混合流体の蒸気を発
生させ、その蒸気によって蒸気タービン09を駆動し、
水蒸気タービン04および蒸気タービン09を同軸にし
て発電機010を駆動するように構成している。
て、冷凍用媒体取り出し配管012を介して7〜8℃以
下の低温の冷凍用媒体などの冷熱を取り出すようにして
いる。更に、蒸発器011と復水器05とを冷却水配管
013を介して接続し、7〜8℃以下の低温の2成分系
混合流体の低温蒸気成分で復水器05を冷却し、水蒸気
を水に戻すように構成している。
た公報例の場合、冷熱と動力とを同時に取り出すには都
合が良いが、このような構成を動力のみを取り出すのに
適用しようとすると、システム構成が高価になって適用
しづらい問題があった。
て、アンモニアと水とを精度良く分離するための精留器
が必要であり、そのような精留器や蒸発器011などの
設備に起因して高価になる。また、凝縮器06で凝縮さ
せた2成分系混合流体の低温蒸気成分を蒸発器011を
通じ、冷却水配管013を介して復水器05に供給する
ようにしているが、この配管構成もコスト高の要因にな
っている。
まで冷却すると、水蒸気ランキンサイクルを構成する水
の場合、復水器05での真空度が必要以上に高くなり、
その真空度を維持するためのシール構造や真空ポンプと
して高性能のものが必要になって、高価になる。そのう
え、真空度が高い低圧部分では、タービン効率が悪くて
動力の取り出しに有効ではない。
たものであって、請求項1に係る発明の排熱回収システ
ムは、安価な構成で動力を取り出して、排熱を有効に回
収できるようにすることを目的とし、また、請求項2に
係る発明の排熱回収システムは、排熱の回収効率をより
高めることができるようにすることを目的とし、そし
て、請求項3に係る発明の排熱回収システムは、低温蒸
気タービンの断熱効率をより高めることができるように
することを目的する。
熱回収システムは、上述のような目的を達成するため
に、エンジン(1) からの排ガスを取り出す排ガス配管
(4) に、排ガスの熱によって水蒸気を発生する水蒸気ボ
イラ(5) を介装し、前記水蒸気ボイラ(5) に第1の循環
配管(8) を接続するとともに、前記第1の循環配管(8)
に、前記水蒸気ボイラ(5) で発生した水蒸気によって駆
動する水蒸気タービン(9) と、前記水蒸気タービン(9)
を経た後の水蒸気を水に戻す第1の復水器(10)とをその
順に直列接続し、前記エンジン(1) からのエンジン冷却
後のジャケット冷却水を取り出す冷却水配管(13)に、ジ
ャケット冷却水の熱によって、水よりも低温で蒸発を開
始する2成分系混合流体の気液混合蒸気を発生する蒸気
発生装置(14)を介装し、前記蒸気発生装置(14)に第2の
循環配管(16)を接続するとともに、前記第2の循環配管
(16)に、2成分系混合流体の気液混合蒸気から低温蒸気
成分を分離する分留器(17)と、前記分留器(17)で分離さ
れた低温蒸気成分によって駆動する低温蒸気タービン(1
8)と、前記低温蒸気タービン(18)を経た後の低温蒸気成
分を水に戻す第2の復水器(19)とをその順に直列接続
し、かつ、前記分留器(17)と前記第2の復水器(19)と
を、前記分留器(17)で分離された2成分系混合流体の液
成分を前記第2の復水器(19)に戻す第1の配管(20)を介
して接続し、前記水蒸気タービン(9) および前記低温蒸
気タービン(18)に駆動装置(22)を連動連結し、前記排ガ
ス配管(4) の前記水蒸気ボイラ(5) の下流側に、前記水
蒸気ボイラ(5) を経た後の排ガスからの排熱を取り出す
低温蒸気ボイラ(23)を介装し、前記低温蒸気ボイラ(23)
に、前記第2の復水器(19)と前記分留器(17)とを接続す
る第2の配管(24)を伝熱可能に設けて構成する。
合流体としては、アンモニア−水系の混合流体、メタノ
ール−水系の混合流体等が使用できる。この2成分系混
合流体は、エンジン(1) からのエンジン冷却後のジャケ
ット冷却水を熱源とする蒸気発生装置(14)で、混合流体
から低温蒸発成分の蒸気を、すなわち、低温蒸気成分を
発生できればよく、主成分以外に若干の第三成分を含ん
でいてもよい。
テムは、上述のような目的を達成するために、請求項1
に係る発明の排熱回収システムにおいて、第2の循環配
管(16)の第2の復水器(19)と蒸気発生装置(14)との間の
箇所と、第1の配管(20)とにわたり、前記第2の復水器
(19)に戻される液成分の熱を前記蒸気発生装置(14)に供
給される2成分系混合流体に付与する予熱用熱交換器(2
5)を設けて構成する。
テムは、上述のような目的を達成するために、請求項1
または請求項2に記載の排熱回収システムにおいて、第
2の配管(24)の低温蒸気ボイラ(23)と分留器(17)との間
の箇所と、第2の循環配管(16)の前記分留器(17)と低温
蒸気タービン(18)との間の箇所とにわたり、前記分留器
(17)から前記低温蒸気タービン(18)に供給する低温蒸気
成分を加熱する過熱用熱交換器(31)を設けて構成する。
によれば、エンジン(1) からの排ガスの高温部分の熱を
利用して水蒸気ボイラ(5) で水蒸気を発生させ、その水
蒸気によって水蒸気タービン(9) を駆動して駆動装置(2
2)を駆動し、例えば、電力や動力などを取り出すことが
できる。また、エンジン(1) からのエンジン冷却後のジ
ャケット冷却水の熱を利用して蒸気発生装置(14)で2成
分系混合流体の気液混合蒸気を発生させ、その2成分系
混合流体の気液混合蒸気を分留器(17)に供給して低温蒸
気成分を取り出し、更に、水蒸気ボイラ(5) で熱交換し
た後のエンジン(1) からの排ガス、換言すれば、エンジ
ン(1) からの排ガスの低温部分の熱を利用して低温蒸気
ボイラ(23)で第2の復水器(19)からの2成分系混合流体
の気液混合蒸気を発生させ、その気液混合蒸気をも分留
器(17)に供給して気液混合蒸気から低温蒸気成分を取り
出し、それらの合流させた低温蒸気成分により低温蒸気
タービン(18)を駆動して駆動装置(22)を駆動し、例え
ば、電力や動力などを取り出すことができる。
テムの構成によれば、分留器(17)から第2の復水器(19)
に戻される液成分の熱を利用して蒸気発生装置(14)に供
給される2成分系混合流体を加熱することができる。
テムの構成によれば、低温蒸気ボイラ(23)から分留器(1
7)に供給される気液混合蒸気の熱を利用して、分留器(1
7)から低温蒸気タービン(18)に供給する低温蒸気成分を
過熱用熱交換器(31)で加熱し、低温蒸気タービン(18)に
過熱蒸気を供給することができる。
づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る排熱回収
システムの第1実施例を示す概略構成図であり、過給機
TCを備えたエンジン1に、カップリング2を介して発
電機3が連動連結されている。
の排ガス配管4に水蒸気ボイラ5が介装され、エンジン
1から取り出される排ガスの熱によって水蒸気を発生す
るように構成されている。図中6は、NOx成分を除去
する脱硝装置を示している。
た第1の循環配管8を接続するとともに、第1の循環配
管8に、水蒸気タービン9と第1の復水器10とをその
順に直列接続して水蒸気のランキンサイクルが構成され
ている。これにより、水蒸気ボイラ5で発生した水蒸気
によって水蒸気タービン9を駆動するとともに、水蒸気
タービン9を経た後の水蒸気を第1の復水器10で水に
戻すようになっている。
供給する給気管11に第1および第2のインタークーラ
ーC1,C2が設けられ、その第1のインタークーラー
C1に、第1の循環配管8の水蒸気タービン9と第1の
復水器10との中間箇所が導入され、第1の復水器10
から水蒸気タービン9に供給される水の冷熱を燃焼用空
気の冷却に利用するように構成されている。また、第2
のインタークーラーCには冷却水供給管26が導入さ
れ、第1のインタークーラーC1で所望の冷却が行えな
いときに不足分の冷却を行うようになっている。
からのエンジン冷却後のジャケット冷却水を取り出す冷
却水配管13に、蒸気発生装置14を介装し、その蒸気
発生装置14に、第3のポンプ15を介装した第2の循
環配管16を接続するとともに、第2の循環配管16
に、分留器17と低温蒸気タービン18と第2の復水器
19とをその順に直列接続して、水よりも低温で蒸発を
開始する2成分系混合流体としてのアンモニア−水系混
合流体による動力回収サイクルが構成されている。
て、蒸気発生装置14でアンモニア−水系混合流体の気
液混合蒸気を発生させ、分留器17でアンモニア−水系
混合流体の気液混合蒸気から低温蒸気成分を分離し、低
温蒸気成分によって低温蒸気タービン18を駆動すると
ともに、低温蒸気タービン18を経た後の低温蒸気成分
を第2の復水器19で水に戻すようになっている。
配管20を介して接続され、分留器17で分離されたア
ンモニア−水系混合流体の液成分を第2の復水器19に
戻すようになっている。
18が同一の動力取出軸21に設けられ、その動力取出
軸21に駆動装置としての発電機22が連動連結されて
いる。駆動装置としては、発電機22に限らず、ポンプ
や圧縮機や各種の機械装置が適用できる。また、水蒸気
タービン9および低温蒸気タービン18それぞれに個別
に動力取出軸を設け、その動力取出軸それぞれに個別に
駆動装置を連動連結するようにしても良い。
に、水蒸気ボイラ5を経た後の排ガスからの排熱を取り
出す低温蒸気ボイラ23が介装され、その低温蒸気ボイ
ラ23に、第2の循環配管16の第3のポンプ15の下
流箇所と分留器17とを接続する第2の配管24が伝熱
可能に接続され、水蒸気ボイラ5を経た後の排ガスから
の排熱(約 200℃)によってアンモニア−水系混合流体
の高温の気液混合蒸気を発生させ、分留器17に供給す
るようになっている。
ト冷却水の熱により蒸気発生装置14で発生させたアン
モニア−水系混合流体の気液混合蒸気と、水蒸気ボイラ
5を経た後の排ガスからの排熱(約 200℃)により低温
蒸気ボイラ23で発生させたアンモニア−水系混合流体
の高温の気液混合蒸気とを混合し、低温蒸気タービン1
8に高温の蒸気を供給して断熱効率を向上し、出力を増
加できるようになっている。
蒸気発生装置14との間の箇所と、第1の配管20とに
わたって予熱用熱交換器25が設けられ、第2の復水器
19に戻される液成分の熱を蒸気発生装置14に供給さ
れるアンモニア−水系混合流体に付与し、排熱回収効率
を向上できるように構成されている。
びに、クーラーCそれぞれには、クーリングタワーから
の冷却水供給管26が導入されている。
のシミュレーションの結果について説明する。出力 6,0
00kwで効率40%、空気比 1.7のエンジン1を用い、低温
蒸気ボイラ23への入口での排ガス温度が 200℃、ジャ
ケット冷却水から蒸気発生装置14への入熱がエンジン
1の入力エネルギーの20%であるとした。また、低温蒸
気タービン18の断熱効率が80%、発電機22の発電効
率が90%であるとした。
気タービン9を除く)で得られる発電量は、エンジン1
の入力エネルギーの約 2.5%であった。これは、本出願
人が先に提案した排熱回収システム(特願2000−3
97350号)に比べて 0.5%向上できることが明らか
であった。先に提案した排熱回収システムは、低温蒸気
ボイラ(熱交換器)23で発生させたアンモニア−水系
混合流体の気液混合蒸気を分留器に供給して低温蒸気成
分を分離した後、凝縮器で液化し、その低温蒸気成分の
液を予熱用熱交換器29の上流側に供給し、蒸気発生装
置14で発生する蒸気量を増大させるように構成したも
のである。この提案例の場合、低温蒸気ボイラ(熱交換
器)23で発生させたアンモニア−水系混合流体の気液
混合蒸気が高温であるにもかかわらず、それを凝縮器で
冷却する分だけ、回収する熱エネルギー量が減少したも
のと推定される。
第2実施例を示す概略構成図であり、第1実施例と異な
るところは次の通りである。すなわち、第2の配管24
の低温蒸気ボイラ23と分留器17との間の箇所と、第
2の循環配管16の分留器17と低温蒸気タービン18
との間の箇所とにわたって過熱用熱交換器31が設けら
れ、分留器17から低温蒸気タービン18に供給する低
温蒸気成分を加熱できるように構成されている。他の構
成は第1実施例と同じであり、同一図番を付すことによ
り、その説明は省略する。
ン18に供給する蒸気を過熱蒸気とすることができ、低
温蒸気タービン18の断熱効率を一層向上できて出力を
一層増加できる。
ガスエンジンやディーゼルエンジンやスターリングエン
ジンなど各種のガスエンジンを用いることができる。
て発電機3を駆動して電力を取り出す、いわゆるコジェ
ネレーションシステムを示したが、エンジン1によって
各種の機械装置を駆動する場合にも適用できる。
段、作用および効果それぞれにおいて、内容をわかりや
すくするために参照用として図番を付したが、そのこと
に制約されるものではない。
1に係る発明の排熱回収システムによれば、エンジン
(1) からの排ガスの高温部分の熱により発生させた水蒸
気で水蒸気タービン(9) を駆動して駆動装置(22)を駆動
し、電力や動力を取り出すから、エンジン(1) からの排
熱を有効に回収できる。また、エンジン(1) からのエン
ジン冷却後のジャケット冷却水の熱により蒸気発生装置
(14)で発生させた2成分系混合流体の気液混合蒸気と、
水蒸気ボイラ(5) で熱交換した後の、エンジン(1) から
の排ガスの低温部分の熱を利用して、低温蒸気ボイラ(2
3)で発生させた2成分系混合流体の気液混合蒸気とによ
り低温蒸気タービン(18)を駆動して駆動装置(22)を駆動
し、電力や動力を取り出すから、従来のような高価な精
留器や蒸発器などを用いずに、安価な構成で動力を取り
出して、エンジン(1) からの排熱を有効に回収できる。
しかも、水蒸気ボイラ(5) で熱交換した後の、エンジン
(1) からの排ガスの低温部分の熱は、低温部分といって
も約 200℃程度はあり、ジャケット冷却水の熱で発生さ
せる2成分系混合流体の気液混合蒸気よりも高温で、そ
れらを合流して分留器(17)で取り出される蒸気を高温に
でき、低温蒸気タービン(18)に高温の蒸気を供給して断
熱効率を高くでき、その出力を増加できる。
テムによれば、分留器(17)から第2の復水器(19)に戻さ
れる液成分の熱を、蒸気発生装置(14)に供給される2成
分系混合流体の加熱に利用するから、排熱の回収効率を
より高めることができる。
テムによれば、低温蒸気ボイラ(23)から分留器(17)に供
給される気液混合蒸気の熱を利用して、低温蒸気タービ
ン(18)に過熱蒸気を供給するから、低温蒸気タービン(1
8)の断熱効率を一層良好に高くできて、その出力を一層
増加できる。
示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジン(1) からの排ガスを取り出す排
ガス配管(4) に、排ガスの熱によって水蒸気を発生する
水蒸気ボイラ(5) を介装し、前記水蒸気ボイラ(5) に第
1の循環配管(8) を接続するとともに、前記第1の循環
配管(8) に、前記水蒸気ボイラ(5) で発生した水蒸気に
よって駆動する水蒸気タービン(9) と、前記水蒸気ター
ビン(9) を経た後の水蒸気を水に戻す第1の復水器(10)
とをその順に直列接続し、 前記エンジン(1) からのエンジン冷却後のジャケット冷
却水を取り出す冷却水配管(13)に、ジャケット冷却水の
熱によって、水よりも低温で蒸発を開始する2成分系混
合流体の気液混合蒸気を発生する蒸気発生装置(14)を介
装し、前記蒸気発生装置(14)に第2の循環配管(16)を接
続するとともに、前記第2の循環配管(16)に、2成分系
混合流体の気液混合蒸気から低温蒸気成分を分離する分
留器(17)と、前記分留器(17)で分離された低温蒸気成分
によって駆動する低温蒸気タービン(18)と、前記低温蒸
気タービン(18)を経た後の低温蒸気成分を水に戻す第2
の復水器(19)とをその順に直列接続し、かつ、前記分留
器(17)と前記第2の復水器(19)とを、前記分留器(17)で
分離された2成分系混合流体の液成分を前記第2の復水
器(19)に戻す第1の配管(20)を介して接続し、 前記水蒸気タービン(9) および前記低温蒸気タービン(1
8)に駆動装置(22)を連動連結し、 前記排ガス配管(4) の前記水蒸気ボイラ(5) の下流側
に、前記水蒸気ボイラ(5) を経た後の排ガスからの排熱
を取り出す低温蒸気ボイラ(23)を介装し、前記低温蒸気
ボイラ(23)に、前記第2の復水器(19)と前記分留器(17)
とを接続する第2の配管(24)を伝熱可能に設けてあるこ
とを特徴とする排熱回収システム。 - 【請求項2】請求項1に記載の排熱回収システムにおい
て、 第2の循環配管(16)の第2の復水器(19)と蒸気発生装置
(14)との間の箇所と、第1の配管(20)とにわたり、前記
第2の復水器(19)に戻される液成分の熱を前記蒸気発生
装置(14)に供給される2成分系混合流体に付与する予熱
用熱交換器(25)を設けてある排熱回収システム。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の排熱回収システ
ムにおいて、 第2の配管(24)の低温蒸気ボイラ(23)と分留器(17)との
間の箇所と、第2の循環配管(16)の前記分留器(17)と低
温蒸気タービン(18)との間の箇所とにわたり、前記分留
器(17)から前記低温蒸気タービン(18)に供給する低温蒸
気成分を加熱する過熱用熱交換器(31)を設けてある排熱
回収システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017281A JP4375908B2 (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 排熱回収システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017281A JP4375908B2 (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 排熱回収システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002221008A true JP2002221008A (ja) | 2002-08-09 |
JP4375908B2 JP4375908B2 (ja) | 2009-12-02 |
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ID=18883515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001017281A Expired - Lifetime JP4375908B2 (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 排熱回収システム |
Country Status (1)
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