JP2002220975A - 枠体調整金具 - Google Patents

枠体調整金具

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JP2002220975A JP2001017782A JP2001017782A JP2002220975A JP 2002220975 A JP2002220975 A JP 2002220975A JP 2001017782 A JP2001017782 A JP 2001017782A JP 2001017782 A JP2001017782 A JP 2001017782A JP 2002220975 A JP2002220975 A JP 2002220975A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 框体に対する枠体のブレ防止が確実に行える
枠体調整金具を提供する。 【解決手段】 框体3に対する枠体2の隙間調整をする
と同図(A)、場合により(B)のようになる。この調
整は、例えばクサビ部材4を同図中の矢印方向(調整方
向)に進退させながら、拡開部材5を、そのV溝5eで
突条7dに係合させて隙間を確認しつつ同方向に進退さ
せて行う。調整完了後、クサビ部材4を、ドライバなど
で框体3のネジ孔にねじ込むと、頭部4aがテーパ孔5
aを押し拡げ、拡開部材5が框体3に当接した状態でね
じ込まれる。このとき、拡開部材5は、框体3に固定さ
れる一方、押し拡げられたテーパ孔5aによって拡開し
てその側面外周部5fがケース体7を介して枠体2に大
きな押圧力を及ぼし、かかる押圧力に基づき枠体2に同
図中の矢印P,P方向の動きを阻止する力が作用す
るとともに、突条7dとV溝5eとの係合によって上記
阻止力を確実にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、家屋等の建築工事
に際し、戸や窓などを取り付けるための枠体を、この枠
体が配設される框体に対し調整する枠体調整金具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】家屋等の建築工事に際し、戸や窓などを
設ける場合には、これら戸や窓などを取り付けるための
枠体を、戸や窓などが設けられる框体に精度よく建て付
けることが必要である。このための枠体調整金具とし
て、特開平11−71966号に開示のものがある。こ
の躯体接合金具(枠体調整金具)100は、図6,7に
示すように、躯体(框体)101に対する枠体102の
隙間調整を行うことができ、更に、躯体101に対する
枠体102のブレをも修正できるようになっており、躯
体101にタッピンねじ103で固定された躯体側金具
104と、この躯体側金具104の主螺子棒105に螺
合する主螺子孔106aが設けられた枠体側金具106
とで構成され、主螺子棒105を回動して枠体側金具1
06を進退させることにより、躯体101に対する枠体
102の隙間調整を行うことができる。そして、この躯
体接合金具100では、枠体側金具106の脇螺子孔1
06b,106cにそれぞれ螺合する脇螺子棒107,
108が配設されており、躯体101に対する枠体10
2のブレを修正するときには、脇螺子棒107の一方端
107a及び脇螺子棒108の一方端108aを躯体側
金具104の基盤104aに当接させた状態で、この脇
螺子棒107又は/及び108を適宜回動させればよい
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、枠体が外力
を受けたときに、上記例で言えば、図7(B)中の矢印
方向に移動しないように、即ち、ブレが生じないように
する必要がある。上述の金具においても、主螺子棒及び
一対の脇螺子棒で保持することによって框体に対する枠
体のブレが生じないようにある程度できるが、これら螺
子棒による3点支持で、しかも、当該支持位置が互いに
近接している態様の支持のしかたでは、上記ブレが生じ
ないようにするための構成としては不十分である。
【0004】本発明の目的は、框体に対する枠体のブレ
防止が確実に行える枠体調整金具を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る枠体調整金具は、戸や窓な
どを取り付けるための枠体とこの枠体が配設される框体
との間に設けられ、框体に対する枠体の調整を行うため
のもので、調整方向に進退可能に配設される、例えばテ
ーパ面を有するクサビ部材、或いはまた、調整方向に平
行な軸に対し回動可能に配設される、例えばカム面を有
するクサビ部材と、このようなクサビ部材の進退動作、
又は回動動作によって、上記例で言えば、テーパ面に係
合する面、或いはカム面に係合する面が押し拡げられる
ために拡開して、枠体に大きな押圧力を及ぼす拡開部材
とを備えてなるものである。かかる押圧力によって、框
体に対する枠体のブレ、即ち、枠体の、調整方向に対し
垂直をなす平面の面ブレが確実に阻止される。
【0006】本発明の請求項2に係る枠体調整金具は、
枠体を移動させて、框体に対する当該枠体の調整を可能
にする、例えばネジ部材で構成されるような調整手段を
備えてなるもので、当該調整手段により、框体に対する
枠体の位置決めが簡便にできるようになる。
【0007】本発明の請求項3に係る枠体調整金具は、
上記クサビ部材が、拡開部材に係合してこれを拡開する
ように作用するとともに、枠体を框体に対し固定する、
例えば固定ビスのような固定手段として用いられるよう
にしたものである。これにより、框体に対する枠体のブ
レ防止と同時に、框体に対する枠体の固定が行える。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態に係る
枠体調整金具を図1及び2を参照して説明する。本枠体
調整金具1は、戸や窓などを取り付けるための枠体2と
この枠体2が配設される框体3(図2参照)との間に設
けられるものであり、クサビ部材4及び拡開部材5で構
成される。このうちクサビ部材4は、所定テーパ角をな
す円錐台状の頭部4aとネジ加工された細長の脚部4b
とで構成される。一方、拡開部材5は、略直方体形状を
なし、その中央部に上記クサビ部材4の頭部4aが係合
するテーパ孔5a及びこのテーパ孔5aに連設される小
孔5bが穿設され、更に、テーパ孔5aには、当該テー
パ孔5aの中心軸を通る、図1において縦溝のスリット
5cが穿設されている。また、拡開部材5には、テーパ
孔5aを隔てて略等距離の位置に、スプリング6が配さ
れる有底の大孔5dがそれぞれ穿設され、更に、上記ス
リット5cに平行な両外側面には、その略中央部から図
1において後端部に至るところに所定ピッチをなしてV
溝5eが縦方向にそれぞれ設けられている。
【0009】ところで、本枠体調整金具1の拡開部材5
は、本実施の形態では、図1に示すように、枠体2に適
宜形状の凹部を設け、この凹部に嵌着されたケース体7
内に配設される。即ち、ケース体7は、断面が長方形状
の薄肉筒状部材7aとこの部材7aの一方端開口部で、
その両長辺に沿って垂設されたフランジ部材7bとで構
成され、フランジ部材7bの挿通孔に配されるビス8に
よって枠体2の凹部に嵌着される。そして、拡開部材5
は、このようなケース体7の部材7a内に配設され、一
方端が枠体2に着座するとともに他方端が当該拡開部材
5の大孔5dに着座する上記スプリング6によって、枠
体2とは互いに離隔する方向に付勢される。ところで、
ケース体7の、枠体2の凹部への嵌着は、圧入方法を採
っても良い。尚、7cは、拡開部材5の抜け防止のため
のストッパである。
【0010】このような拡開部材5は、枠体2の貫通孔
2aから挿入される上記クサビ部材4によって、その頭
部4aに係合するテーパ孔5aが押し拡げられるために
拡開する一方、固定手段を兼ねる当該クサビ部材4によ
って、その脚部4bが小孔5bを挿通して框体3のネジ
孔に螺着され、框体3に当接状態をなした状態で固定さ
れる(図2参照)。ところで、上記薄肉筒状部材7aの
一方端開口部付近で、その両短辺に沿う部位には、上記
V溝5eに係合する逆V字状の突条7dが形成されてお
り、これにより、框体3に対する枠体2の調整の際に
は、スプリング6により付勢された拡開部材5を係止さ
せつつ調整ができるようになるため調整がし易くなり、
また、枠体2に対する拡開部材5の固定の際には、拡開
部材5の拡開に基づく当該拡開部材5と枠体2との結合
をより確実にすることができるようになるため、框体3
に対する枠体2のブレ防止がより確実になる。
【0011】本枠体調整金具1による枠体2の調整のし
かた及び框体3に対する枠体2のブレ防止を図2を参照
して説明する。但し、図2(A),(B)ともに、上記
調整が完了して框体3に対する枠体2の固定がなされた
ところを表している。枠体2を框体3に配設する際に
は、本枠体調整金具1は、既に枠体2内に組み込まれて
おり、スプリング6により付勢された拡開部材5が、そ
のV溝5eの任意の位置で突条7dに係合している。こ
のとき、クサビ部材4を框体3にある程度ねじ込むとと
もに、その頭部4aをテーパ孔5aに係合させておく
と、以後の作業がし易くなって好ましい。
【0012】まず、図2(A)では、枠体2を框体3に
配設した際、框体3に対する枠体2の隙間A1の調整を
行う。この調整は、クサビ部材4を同図中の矢印方向
(調整方向)に進退させながら、拡開部材5を、当該拡
開部材5のV溝5eで突条7dに係合させて隙間A1
確認しつつ同方向に手動で進退させて行う。また、拡開
部材5を框体3に当接させた状態にして枠体2を矢印方
向に進退させながら、上記突条7dを拡開部材5のV溝
5eに係合させて隙間A1を確認しつつ行ってもよく、
調整の際には、クサビ部材4を進退させるには及ばな
い。このようにして調整が完了した後、クサビ部材4
を、その頭部4aに刻設された十字溝にドライバなどの
工具を差込み、框体3のネジ孔にねじ込んで行く。する
と、頭部4aがテーパ孔5aを押し拡げるとともに、拡
開部材5が框体3に当接した状態でねじ込みが完了し
て、拡開部材5は、框体3に固定される。一方、当該拡
開部材5は、そのテーパ孔5aが押し拡げられるために
拡開して当該拡開部材5の側面外周部5fがケース体7
を介して枠体2に大きな押圧力を及ぼし、かかる押圧力
に基づき同図中の矢印P,P方向の動きを阻止する
力が作用するとともに、突条7dとV溝5eとの係合に
よって拡開部材5と枠体2との結合をより確実にするこ
とができるようになるため、框体3に対する枠体2のブ
レ防止がより確実になる。
【0013】また、図2(B)のように、枠体2が框体
3に当接して隙間A2が無い状態で上記調整が完了する
場合もある。この場合においても、拡開部材5が拡開し
て当該拡開部材5の側面外周部5fがケース体7を介し
て枠体2に大きな押圧力を及ぼし、かかる押圧力に基づ
き同図中の矢印P,P方向の動きを阻止する力が作
用するために、框体3に対する枠体2のブレ防止が確実
になる。尚、突条7dとV溝5eとの係合は、枠体2が
框体3に当接しているために、専ら枠体2の、框体3か
らの離別方向の動きを阻止するためのものとなる。
【0014】次に、本発明の第2の実施の形態に係る枠
体調整金具を図3を参照して説明する。尚、図3におい
て、図1及び2の構成部材と同一の部材には同一番号を
付し、その説明は割愛する。本枠体調整金具10が上記
枠体調整金具1と異なるところは、枠体調整金具1のク
サビ部材4をカム部材11及び固定ビス12に置き換え
た点にあり、これに伴なって、拡開部材5の代わりに拡
開部材13が用いられ、また、枠体2には、固定ビス1
2を挿通させるための貫通孔2bの直上に、ドライバな
どの工具を差し込んでカム部材11を回動操作するため
の小孔2cが設けられている。
【0015】上記カム部材11は、楕円柱状の頭部11
aと円柱状の脚部11bとで構成される。一方、固定ビ
ス12は、半球上の頭部12aとネジ加工された細長の
脚部12bとで構成される。これに対し、拡開部材13
には、スリット5cの位置に上記カム部材11を緩嵌す
る収容穴14が設けられ、この収容穴14は、当該カム
部材11の中心軸が調整方向(同図中の矢印方向)に平
行をなして緩嵌されるように設けられている一方、この
収容穴14の直下に、上記固定ビス12の頭部12aが
挿通可能な程度の大径孔15及びこの大径孔15に連設
されて固定ビス12の脚部12bが挿通可能な程度の小
径孔(図示せず)が設けられている。尚、収容穴14
の、カム部材11の頭部形状が緩嵌される楕円柱状穴
は、この楕円の長軸がスリット5cの割目に重なるよう
に設けられている。
【0016】このような構成に係る枠体調整金具10に
おいては、最初に拡開部材13を框体(図示せず)に固
定ビス12で固定してから、枠体2を矢印方向に進退さ
せながら上記調整を行ってもよい。しかる後に、カム部
材11を、その頭部11aに刻設された十字溝にドライ
バなどの工具を差込み、適宜方向に90度回転させる
と、頭部11aが収容穴14の当該頭部11aに係合す
る楕円柱状穴を押し拡げるため、拡開部材5が拡開して
当該拡開部材5の側面外周部5fがケース体7を介して
枠体2に大きな押圧力を及ぼすとともに、上述のように
突条7dとV溝5eとの係合と相俟って、框体3に対す
る枠体2のブレ防止がより確実になる。また、本枠体調
整金具10においては、最初に、例えば拡開部材13を
框体に当接させた状態にして枠体2を矢印方向に進退さ
せながら上記調整を行い、しかる後、上述同様にカム部
材11を適宜方向に90度回転させることにより拡開部
材13を拡開させ、それから、当該拡開部材13を框体
に固定ビス12で固定するようにしてもよい。尚、事情
に応じていずれのやり方を選択してもよい。
【0017】次に、本発明の第3の実施の形態に係る枠
体調整金具20を図4及び5を参照して説明する。但
し、図4及び5において、図1〜3の構成部材と同一の
部材には同一番号を付し、その説明は割愛する。本枠体
調整金具20、図4及び5に示すように、上記枠体調整
金具1,10とは形状の異なるクサビ部材21及び拡開
部材22で構成される。このうち、クサビ部材21は、
断面が略扇状の柱状部材であり、その両側面21aには
テーパ加工が施され、扇状断面の略中央にネジ孔21b
が螺刻されている。一方、拡開部材22は、小孔22a
が穿設された円柱状部材の一部に上記小孔22aに開口
するスリット22bが形成された形状をなし、当該スリ
ット22bには上記クサビ部材21の側面21aに係合
するテーパ面が形成されている。そして、この拡開部材
22には、上記スリット22bとは小孔22aに関し反
対側の部位に、一方端面22cから所定深さで、且つ、
開口窓を有する略断面C状の長大径孔22dが設けら
れ、更に、この長大径孔22dに連設され、且つ、他方
端面22eに貫通する態様で段付き短小径孔22fが設
けられている(図5参照)。
【0018】本枠体調整金具20の拡開部材22もま
た、枠体調整金具1,10と同様に、枠体2に適宜形状
の凹部を設け、この凹部に取り付けられるケース体23
内に配設される。即ち、ケース体23は、その最下端内
周面に軸受24が固着された円筒部材23aとこの円筒
部材23aの一方端外周に垂設されたフランジ部材23
bとで構成され、フランジ部材23bの挿通孔に配され
るビス(図示せず)によって枠体2の凹部に取り付けら
れる。そして、上記拡開部材22は、その長大径孔22
d内にその開口窓を介して上記軸受24が緩嵌される態
様で、ケース体23内に配設される一方、この拡開部材
22には、そのスリット22bにクサビ部材21が挿入
される。更に、クサビ部材21には、そのネジ孔21b
にクサビボルト25のネジ部25aが螺合するようにな
っている。尚、ケース体23の、枠体2の凹部への嵌着
は、圧入方法を採っても良い。
【0019】ところで、本枠体調整金具20には、上記
調整を可能にする調整ボルト(調整手段)26が備えら
れており、この調整ボルト26は、円板状の鍔26aを
隔てて一方側にはネジ加工された細長い円柱状部26b
と他方側には細短い円柱状部26cとで構成されてい
る。この調整ボルト26の円柱状部26bが上記軸受2
4に螺刻されたネジ孔24aに螺合する一方、この鍔2
6a及び円柱状部26cが拡開部材22の段付き短小径
孔22fに支持される態様で配設される。
【0020】また、本枠体調整金具20には、拡開部材
22の端面22e側に配設される薄円板状の固定板27
が備えられており、この固定板27は、枠体2の貫通孔
2d及び拡開部材22の小孔22aを挿通して配される
ビス28によって框体3に固定される。しかるに、この
固定板27には、上記ビス28が挿通される貫通孔27
aを隔てて皿状穴27b,27cがそれぞれ穿設されて
おり、この皿状穴27bに挿入された、クサビボルト2
5のネジ部25aの皿状頭部が当該皿状穴27bに当該
クサビボルト25を回動可能にして埋設され、また、皿
状穴27cに挿入された、調整ボルト26の円柱状部2
6cの先端が当該皿状穴27cに埋設される態様で、調
整ボルト26が回動可能な程度にカシメられている。し
たがって、クサビボルト25を回動させると、クサビ部
材21が同図中の矢印方向に進退し、調整ボルト26を
回動させると、枠体2が調整方向(同図中の矢印方向)
に進退することになる。
【0021】本枠体調整金具20による枠体2の調整の
しかた及び框体3に対する枠体2のブレ防止を図4,5
を参照して説明する。但し、図5(A),(B)とも
に、上記調整が完了して框体3に対する枠体2の固定が
なされたところを表している。枠体2を框体3に配設す
る際には、本枠体調整金具20は、既に枠体2内に組み
込まれている。しかるに、上記調整に際しては、最初に
固定板27をビス28で固定してから行うと、作業がし
易くなって好ましい。但し、固定板27をビス28で固
定せずに始めてもよいことはもちろんである。以下で
は、最初に固定板27をビス28で固定してから行うや
り方で説明する。
【0022】まず、図5(A)では、固定板27をビス
28で固定してから、框体3に対する枠体2の隙間B1
の調整を行う。この調整においては、調整ボルト26の
円柱状部26b端面に刻設された十字溝にドライバなど
の工具を枠体2の貫通孔2eを介して差込み、当該調整
ボルト26を回動して枠体2を同図中の矢印方向(調整
方向)に進退させながら、隙間B1を確認しつつ行う。
このようにして調整が完了した後、クサビボルト25の
ネジ部25a端面に刻設された十字溝にドライバなどの
工具を枠体2の貫通孔2fを介して差込み、当該クサビ
ボルト25を回転させてクサビ部材21を同図中の矢印
R方向に移動させる。すると、拡開部材22のスリット
22bがクサビ部材21によって押し拡げられるために
拡開部材22が拡開して、その側面外周部22gがケー
ス体23を介して枠体2に大きな押圧力を及ぼし、かか
る押圧力に基づき枠体2に図4中の矢印Q,Q方向
の動きを阻止する力が作用するために、框体3に対する
枠体2のブレ防止が確実になる。
【0023】また、図2(B)のように、枠体2が框体
3に当接して隙間Bの状態で上記調整が完了する場合
もある。この場合においても、拡開部材22が拡開して
当該拡開部材22の側面外周部22gがケース体23を
介して枠体2に大きな押圧力を及ぼし、かかる押圧力に
基づき枠体2に図4中の矢印Q,Q方向の動きを阻
止する力が作用するために、框体3に対する枠体2のブ
レ防止が確実になる。
【0024】
【発明の効果】本発明の枠体調整金具によれば、従来の
ような枠体の中心部付近での支持ではないので、框体に
対する枠体のブレ防止が確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係る枠体調整金具の分解
斜視図である。
【図2】 図1の枠体調整金具を用いた調整の説明をす
るための平面断面図である。
【図3】 第2の実施の形態に係る枠体調整金具の分解
斜視図である。
【図4】 第3の実施の形態に係る枠体調整金具の分解
斜視図である。
【図5】 図3の枠体調整金具を用いた調整の説明を説
明するための側断面図である。
【図6】 従来の枠体調整金具の分解斜視図である。
【図7】 図6の枠体調整金具を用いた調整の説明図で
ある。
【符号の説明】
1,10,20 枠体調整金具 2 枠体 3 框体 4,21, クサビ部材 5,13,22 拡開部材 11 カム部材(クサビ部材) 12 固定ビス(固定手段) 25 クサビボルト(クサビ部材) 26 調整ボルト(調整手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸や窓などを取り付けるための枠体と該
    枠体が配設される框体との間に設けられ、該框体に対す
    る前記枠体の調整を行うための枠体調整金具において、
    前記調整方向に進退可能に、又は該調整方向に平行な軸
    に対し回動可能に配設されるクサビ部材と、該クサビ部
    材の進退、又は回動によって拡開して、前記框体に対す
    る前記枠体のブレを阻止する拡開部材とを備えてなるこ
    とを特徴とする枠体調整金具。
  2. 【請求項2】 前記枠体を移動させて、前記框体に対す
    る当該枠体の調整を可能にする調整手段を備えてなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の枠体調整金具。
  3. 【請求項3】 前記クサビ部材は、前記枠体を前記框体
    に対し固定する固定手段を兼ねてなることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の枠体調整金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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