JP2002220283A - 窒化アルミニウム焼結体及びその製造方法 - Google Patents

窒化アルミニウム焼結体及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】高熱伝導率・高破壊靱性値・高曲げ強度を有す
る窒化アルミニウム焼結体を提供すること。 【解決手段】レーザーフラッシュ法による熱伝導率が1
90W/mK超、IF法による破壊靭性が3.0MPa・m
1/2超、3点曲げ強度が450MPa以上の窒化アルミ
ニウム焼結体。原料の調製から焼成までの段階で諸条件
を制御し、上記物性を有する窒化アルミニウム焼結体を
工業的規模で製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高熱伝導・高強度
・高靭性窒化アルミニウム焼結体及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、パワーモジュール等に利用される
半導体装置用回路基板として、アルミナ、ベリリア、窒
化ケイ素、窒化アルミニウム等のセラミックスが利用さ
れてきた。その材質は、熱伝導率やコスト、安全性等の
基準で選択され、大電力を用いるためにCuやAl等の
金属回路や放熱板を厚付けして用いられてきた。これら
は、樹脂基板や樹脂層を絶縁材とする金属基板に対し、
高い絶縁性が安定して得られる点が特長である。これら
のセラミックスのうちで、窒化アルミニウムは、高熱伝
導率、高絶縁性、無害性等の点で好適な材料である。
【0003】一方、最近では、これらの特性に加えて、
耐プラズマ性やシリコンに近い熱膨張係数等にも注目さ
れており、半導体製造装置の各種治具等としても使用さ
れようになってきた。この使用形態も、単体、金属ヒー
ターの埋め込み、金属への固定等種々の態様がある。
【0004】窒化アルミニウムの最大の特長は、熱伝導
率が大きいことである。当初は、130〜150W/m
K程度であったが、最近の研究開発によって、200W
/mKに近い値を持つものも出てきた。その一方で、窒
化アルミニウム焼結体に金属を接合したり、金属と組み
合わせて使用すると、熱膨張係数の差に起因する熱応力
によって、容易にクラックが発生したり、単体でも加工
時にワレ、カケやクラックが生じ易いので、信頼性の点
で更なる改善の強い要求がある。その際、窒化アルミニ
ウム焼結体に対しては、必要とする純度、熱伝導率等の
特性によって、種々の焼結助剤や焼成条件が選択されて
きたが、高熱伝導性を保証しようとすると、靱性、強度
が思うほどには向上せず、破壊靭性はIF法で測定され
たK1Cで2.1〜2.5MPa・m1/2程度、強度も3
00〜400MPa程度であり、窒化ケイ素焼結体等に
比べて低く、用途が拡大しにくい一因となっていた。
【0005】特開平7−172921号公報によれば、
窒化アルミニウム粉末にイットリア粉末等とSi成分と
アルミナ粉末とを添加し焼成することによって、破壊靭
性2.8〜3.0MPa・m1/2程度、強度500〜6
00MPa程度とかなり改善されたが、肝心の熱伝導率
は190W/mK止まりであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、窒化
アルミニウム本来の高熱伝導性を損なうことなく、熱伝
導率、靱性、強度のすべてが高度に改善された窒化アル
ミニウム焼結体、その工業的製造方法を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、レ
ーザーフラッシュ法による熱伝導率が190W/mK
超、 IF法による破壊靭性が3.0MPa・m1/2超、
3点曲げ強度が450MPa以上であることを特徴とす
る窒化アルミニウム焼結体である。
【0008】また、本発明は、質量基準で、平均粒径
0.5〜3μmの窒化アルミニウム粉末a75〜85%
と、平均粒径が窒化アルミニウム粉末aの2〜4倍であ
る窒化アルミニウムb15〜25%と、イットリア粉末
1〜8%とからなる混合原料粉末を、有機結合材を用い
て成形後脱脂し、非酸化性又は真空の雰囲気下で焼成す
る方法であって、上記雰囲気の焼成パターンが、温度1
720℃から焼結温度1750〜1780℃までを0.
5℃/分以下の速度で高め、その焼結温度範囲内で1時
間以下(0を含まず)で保持した後、一旦、1600℃
以下の温度に冷却して30分以上保持し、再度、169
0〜1750℃の熟成温度まで昇温し、その熟成温度範
囲内で5〜15時間保持した後降温するパターン、であ
ることを特徴とする窒化アルミニウム焼結体の製造方法
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、更に詳しく本発明について
説明する。
【0010】本発明の窒化アルミニウム焼結体は、上記
物性を有するものである。好ましくは、レーザーフラッ
シュ法による熱伝導率が195W/mK以上、IF法に
よる破壊靭性が3.2MPa・m1/2以上、3点曲げ強
度が480MPa以上である。とくに好ましくは、レー
ザーフラッシュ法による熱伝導率が200W/mK以
上、IF法による破壊靭性が3.3MPa・m1/2
上、3点曲げ強度が500MPa以上である。
【0011】本発明の窒化アルミニウム焼結体は、S
i、SiO2のような熱伝導率を劣化させるSi成分の
使用や、SiC、高融点金属等の電気的特性(絶縁性や
誘電率)を劣化させる成分との複合化を行うことなし
に、基本的にはモノリシック構造からなるものであっ
て、その高靭性化を原料の調整段階から焼成までの諸条
件を厳格にコントロールし、窒化アルミニウム焼結体の
粒子構造を制御して行ったものである。その一例を以下
に示す。
【0012】本発明の窒化アルミニウム焼結体の製造方
法の第1要件は、質量基準で、平均粒径0.5〜3μm
の窒化アルミニウム粉末a75〜85%と、平均粒径が
窒化アルミニウム粉末aの2〜4倍である窒化アルミニ
ウムb15〜25%と、イットリア粉末1〜8%とから
なる混合原料粉末を用いることである。
【0013】窒化アルミニウム粉末aと窒化アルミニウ
ム粉末bとの併用によって、窒化アルミニウム焼結体の
粒子構造が適度な粒度分布を有し、破壊靭性を3.0M
Pa・m1/2超とすることができる。これを窒化アルミ
ニウム粉末a85%超又は窒化アルミニウム粉末b15
%未満では、破壊靭性が3.0MPa・m1/2以下とな
り、また窒化アルミニウム粉末a75%未満又は窒化ア
ルミニウム粉末b25%超では、熱伝導率が190W/
mK以下となる。
【0014】さらに述べると、窒化アルミニウム焼結体
の熱伝導率については、阻害因子がAlN粒子内に固溶
した酸素であり、この固溶酸素がAlNの結晶格子を乱
すために熱の主たるキャリヤーであるフォノンの伝達を
阻害してしまう。そこで、窒化アルミニウム焼結体中の
酸素量を低減しやすい窒化アルミニウム粉末aのみで高
熱伝導化を図ることが一般的に行われているが、その場
合の焼結体の微構造はAlN粒子の粒径が揃っているた
め、特に破壊靭性の低下を招き、破壊靭性は2.0MP
a・m1/2程度と極めて低い値になる。
【0015】一方、窒化アルミニウム粉末aの平均粒径
が0.5〜3μm以外では、3点曲げ強度が450MP
a未満となり、窒化アルミニウム粉末bの平均粒径が窒
化アルミニウム粉末aの平均粒径の2〜4倍以外である
と、破壊靭性が3.0MPa・m1/2以下となる。
【0016】本発明においては、窒化アルミニウム粉末
aは酸素量1.0%以下の還元窒化粉、窒化アルミニウ
ム粉末bは酸素量1.2%以下の直接窒化粉であること
が望ましい。ここで還元窒化粉とは、アルミナとカーボ
ンとを含む混合粉末を窒化雰囲気中で焼成して得られた
窒化アルミニウム粉末(例えば、特開昭59−5000
8号公報参照)であり、直接窒化粉とは、金属アルミニ
ウム粉末又はこれに必要に応じて窒化アルミニウム粉末
を骨材として配合された混合粉末を窒化雰囲気中で焼成
し、得られたインゴットを粉砕して得られた窒化アルミ
ニウム粉末(例えば、特開昭62−153107号公報
参照)である。
【0017】本発明において、窒化アルミニウム粉末a
と窒化アルミニウム粉末bに添加される焼結助剤は、イ
ットリア粉末のみで、しかもその平均粒径は2〜10μ
mであることが望ましい。その理由は、以下のとおりで
ある。
【0018】平均粒径が2μm未満であると、窒化アル
ミニウム粉末との混合時等に凝集が生じやすく均一分散
が困難となり、また10μm超であると窒化アルミニウ
ム粉末との反応性が悪くなり、いずれの場合も窒化アル
ミニウム焼結体の熱伝導率が190W/mK以下とな
る。
【0019】本発明においては、窒化アルミニウム粉末
a、窒化アルミニウム粉末b、イットリア粉末の混合
は、ボールミル、振動ミル、ヘンシェルミキサー等の一
般的な混合機を用いて行われる。この場合、窒化アルミ
ニウム粉末a、窒化アルミニウム粉末b又はこれらにイ
ットリア粉末が混合された混合原料粉末は、あらかじめ
疎水化処理されていることが好ましい。
【0020】疎水化処理の方法としては、疎水基を持つ
界面活性剤、例えばステアリン酸、オレイン酸の脂肪族
カルボン酸、脂肪族カルボン酸塩とそのエステル類、高
級アルコール類、スルホン酸類等から選ばれた1種又は
2種以上の疎水化処理剤を窒化アルミニウム粉末100
部(部は質量部、以下同じ)に対し、1〜3部を配合し
混合することによって行うことができる。
【0021】本発明の第2要件は、焼成パターンの特定
であり、上記混合原料粉末を成形・脱脂後、非酸化性又
は真空の雰囲気下において、雰囲気温度を任意速度で温
度1720℃まで高め、温度1720℃から焼結温度1
750〜1780℃までを0.5℃/分以下の速度で高
め、その焼結温度範囲内で1時間以下(0を含まず)で
保持した後、一旦、1600℃以下の温度に冷却して3
0分以上保持し、再度、1690〜1750℃の熟成温
度まで昇温し、その熟成温度範囲内で5〜15時間保持
した後降温する、ことである。
【0022】上記混合原料粉末は、まず、有機結合材、
可塑剤及び/又は媒体を用いて成形される。有機結合材
として、エチルセルロース等のセルロール類、ポリビニ
ルブチラール、アクリル系等、媒体として、水、アルコ
ール類、トルエン、キシレン等、可塑剤として、ジブチ
ルフタレート、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル等
のフタル酸エステル、グリセリン等が使用される。成形
方法としては、ドクターブレード法、プレス法、押出成
形法等の公知の成形方法でよい。
【0023】ついで、成形物は脱脂され焼成される。脱
脂は、窒化アルミニウム粉末の酸化を極力抑えられる方
法で行われ、非酸化性雰囲気下又は空気等の酸化性雰囲
気下、400〜550℃の温度範囲で3時間以上保持し
て行われる。
【0024】本発明においては、焼成時の焼成パターン
が極めて重要であり、それは非酸化性又は真空の雰囲気
下、昇温過程、焼結過程、冷却過程、熟成過程、降温過
程からなっている。
【0025】昇温過程では、任意速度で1720℃まで
高め、温度1720℃から焼結温度1750〜1780
℃までを0.5℃/分以下の速度で高められる。172
0℃からの昇温速度が、0.5℃/分超であると、焼結
体中の粒成長が不均一に起こり、強度が低下する。ま
た、1720℃から昇温速度を制限する理由は、この温
度未満からでは、AlN粒子の酸化が起こってしまい、
熱伝導率が上がらず、得られた窒化アルミニウム焼結体
の熱伝導率は190W/mK以下となる。
【0026】焼結過程では、温度1750〜1780℃
の間で1時間以下(0を含まず)保持される。この条件
は、3点曲げ強度450MPa以上、破壊靱性3.0M
Pa・m1/2超の窒化アルミニウム焼結体を得るために
必要となる。保持時間が1時間よりも長くなると、Al
N粒子の粒成長が過剰となり、3点曲げ強度が450M
Pa未満となる。好ましい保持時間は30〜60分であ
る。また、焼結温度が1780℃超であっても、同様に
して粒成長が過剰となり、3点曲げ強度が450MPa
未満となる。
【0027】冷却過程では、焼結後、一旦、1600℃
以下の温度に冷却し、30分以上好ましくは40〜60
分間保持される。これによって、AlN粒子の粒成長を
完全に止められ、窒化アルミニウム焼結体の粒径が適度
にそろった状態となる。冷却温度の下限には特に制限は
ないが、量産性を考慮すると1500℃が好ましい。
【0028】熟成過程では、再度、任意速度で1690
〜1750℃に高め、この温度範囲内で5〜15時間保
持される。これによって、AlN粒内の固溶酸素とイッ
トリウムを含む助剤相との化学反応(いわゆる固溶酸素
の吸い出し効果)が活発化し、固溶酸素が低減し、熱伝
導率が190W/mK超となる。熟成温度1690℃未
満又は保持時間5時間未満では固溶酸素の吸い出し効果
が十分でなく、熱伝導率が190W/mK超に高まらな
い。また、熟成温度1750℃超又は保持時間15時間
以上では、AlN粒子の粒成長が再び開始し、3点曲げ
強度が450MPa未満となる。
【0029】降温過程では、熟成後に冷却され、焼成炉
から窒化アルミニウム焼結体が取り出される。降温速度
は5℃/分以上であることが望ましい。
【0030】焼成が行われる雰囲気は、非酸化性又は真
空である。好ましくは、窒素雰囲気中である。各過程に
よって雰囲気が異なってもよいが、同一条件で行われる
ことが好ましい。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例と比較例を挙げて具体
的に説明する。
【0032】実施例1〜10 比較例1〜16 窒化アルミニウム粉末aと、窒化アルミニウム粉末b
と、イットリア粉末(平均粒径2.4μm)を、表1に
示す割合にしてボールミルで混合し、更にこの混合物1
00部に対してオレイン酸2部を添加し、振動ミルにて
混合し、混合原料粉末を調製した。
【0033】ついで、混合原料粉末102部に対し、有
機結合材(エチルセルロース)6部、可塑剤(グリセリ
ン)2部及び媒体(水)12部を加えてミキサーで混合
し、それを成形速度1.0m/分、成形圧力5〜7MP
aで押出成形を行った。その後、遠赤外線にて温度12
0℃、10分間乾燥を行った後、プレス機にて70mm
×30mmの形状に打ち抜いた。打ち抜かれた成形体に
BN粉離型剤を塗布した後、空気中、温度450℃、5
時間で脱脂を行い、窒素雰囲気中、表2に示す焼成条件
で焼成した。
【0034】得られた窒化アルミニウム焼結体をホーニ
ング処理してBN粉離型剤を除去した後、熱伝導率、破
壊靱性値、3点曲げ強度、平均粒径、酸素量を測定し
た。それらの結果を表3に示す。
【0035】熱伝導率:レーザーフラッシュ法熱定数測
定装置(真空理工社製「TC−7000」)にて測定し
た。 破壊靱性値:ビッカース硬度測定機(明石製作所製)に
て測定されたビッカース硬度から算出した。 3点曲げ強度:抗折強度測定装置(今田製作所社製「S
V−301」)にて測定した。 平均粒径:走査型顕微鏡(日本電子社製「JSM−52
00」)により撮影した拡大写真により算出した。 酸素量:LECO社製の酸素窒素同時分析装置で測定し
た。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】本発明の実施例によれば、熱伝導率が19
0W/mK超、破壊靭性が3.0MPa・m1/2超、3
点曲げ強度が450MPa以上の窒化アルミニウム焼結
体が得られたが、比較例ではいずれかの物性が未達であ
った。
【0040】なお、各比較例は次の条件が本発明の製造
方法の条件を逸脱している。比較例1と4が窒化アルミ
ニウム粉末aと窒化アルミニウム粉末bとの平均粒径の
関係、比較例2と3と5が混合原料粉末中の窒化アルミ
ニウム粉末aと窒化アルミニウム粉末bとイットリア粉
末の量比関係、比較例6と7が昇温過程条件、比較例8
〜10が焼結過程条件、比較例11と12が冷却過程条
件、比較例13〜16が熟成条件、である。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、レーザーフラッシュ法
による熱伝導率が190W/mK超、IF法による破壊
靭性が3.0MPa・m1/2超、3点曲げ抗折強度が4
50MPa以上である窒化アルミニウム焼結体と、その
工業的製造方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G001 BA09 BA36 BB09 BB36 BC13 BC51 BC52 BC54 BC57 BD03 BD14 BD16 BD38

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザーフラッシュ法による熱伝導率が
    190W/mK超、IF法による破壊靭性が3.0MP
    a・m1/2超、3点曲げ強度が450MPa以上である
    ことを特徴とする窒化アルミニウム焼結体。
  2. 【請求項2】 質量基準で、平均粒径0.5〜3μmの
    窒化アルミニウム粉末a75〜85%と、平均粒径が窒
    化アルミニウム粉末aの2〜4倍である窒化アルミニウ
    ムb15〜25%と、イットリア粉末1〜8%とからな
    る混合原料粉末を、有機結合材を用いて成形後脱脂し、
    非酸化性又は真空の雰囲気下で焼成する方法であって、
    上記雰囲気の焼成パターンが、温度1720℃から焼結
    温度1750〜1780℃までを0.5℃/分以下の速
    度で高め、その焼結温度範囲内で1時間以下(0を含ま
    ず)で保持した後、一旦、1600℃以下の温度に冷却
    して30分以上保持し、再度、1690〜1750℃の
    熟成温度まで昇温し、その熟成温度範囲内で5〜15時
    間保持した後降温するパターン、であることを特徴とす
    る窒化アルミニウム焼結体の製造方法。
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