JP2002220169A - エレベータのドア用ストッパ治具 - Google Patents
エレベータのドア用ストッパ治具Info
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- JP2002220169A JP2002220169A JP2001016013A JP2001016013A JP2002220169A JP 2002220169 A JP2002220169 A JP 2002220169A JP 2001016013 A JP2001016013 A JP 2001016013A JP 2001016013 A JP2001016013 A JP 2001016013A JP 2002220169 A JP2002220169 A JP 2002220169A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドアの移動が簡単に阻止できるエレベータの
ドア用ストッパ治具を安価に提供すること。 【解決手段】 ドア用ストッパ治具7をドアレール5に
装着すると、支持部材8のフランジ部8Aの下面に固定
されている係止部材10の突出部10A,10Bが、戸
車6の転動面6Aとドアレール5の上面との間にくさび
状に挟み込まれて、戸車6の転動が阻止できるようにし
た。また、支持部材8は、永久磁石などの吸着部材9に
よってドアレール5の側面の所望の位置に簡単に着脱で
きるようにした。また、支持部材8のフランジ部8Aの
上面に当接部材11を固定し、この当接部材11が戸車
6の耳部6Bの外周縁に当接するようにしておけば、ド
ア2の移動を一層確実に阻止することができる。なお、
係止部材10や当接部材11を弾性材にて形成しておけ
ば、戸車6の損傷が防止できるので好ましい。
ドア用ストッパ治具を安価に提供すること。 【解決手段】 ドア用ストッパ治具7をドアレール5に
装着すると、支持部材8のフランジ部8Aの下面に固定
されている係止部材10の突出部10A,10Bが、戸
車6の転動面6Aとドアレール5の上面との間にくさび
状に挟み込まれて、戸車6の転動が阻止できるようにし
た。また、支持部材8は、永久磁石などの吸着部材9に
よってドアレール5の側面の所望の位置に簡単に着脱で
きるようにした。また、支持部材8のフランジ部8Aの
上面に当接部材11を固定し、この当接部材11が戸車
6の耳部6Bの外周縁に当接するようにしておけば、ド
ア2の移動を一層確実に阻止することができる。なお、
係止部材10や当接部材11を弾性材にて形成しておけ
ば、戸車6の損傷が防止できるので好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉方向に付勢され
ているドアの点検作業時などに用いて好適なエレベータ
のドア用ストッパ治具に関する。
ているドアの点検作業時などに用いて好適なエレベータ
のドア用ストッパ治具に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータの乗場ドアの上部には戸車を
軸支したドアハンガーが設けられており、このドアハン
ガーを介して乗場ドアはドアレールに吊持されている。
そして、戸車をドアレール上で転動させながら、乗場ド
アはドアレールに沿って移動可能であるが、安全性を考
慮して、乗場ドアは常時閉方向に付勢力が作用するよう
に設計されている。そのため、従来、乗場ドア廻りの点
検作業を乗かご上で行う場合には、乗場ドアが開いた状
態を維持するため、作業者が靴先や膝や肘などを使って
乗場ドアの閉動作を阻止していた。
軸支したドアハンガーが設けられており、このドアハン
ガーを介して乗場ドアはドアレールに吊持されている。
そして、戸車をドアレール上で転動させながら、乗場ド
アはドアレールに沿って移動可能であるが、安全性を考
慮して、乗場ドアは常時閉方向に付勢力が作用するよう
に設計されている。そのため、従来、乗場ドア廻りの点
検作業を乗かご上で行う場合には、乗場ドアが開いた状
態を維持するため、作業者が靴先や膝や肘などを使って
乗場ドアの閉動作を阻止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように作業者が自分の靴先や身体を使って乗場ドアの
閉動作を阻止しながら、各種の点検作業を行うと、無理
な姿勢を強いられるため作業性が悪く、安全性も損なわ
れるという問題点があった。
たように作業者が自分の靴先や身体を使って乗場ドアの
閉動作を阻止しながら、各種の点検作業を行うと、無理
な姿勢を強いられるため作業性が悪く、安全性も損なわ
れるという問題点があった。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、ドアの移動が簡単に阻止できる
エレベータのドア用ストッパ治具を安価に提供すること
にある。
たもので、その目的は、ドアの移動が簡単に阻止できる
エレベータのドア用ストッパ治具を安価に提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、戸車を軸支したドアハンガーを介して
ドアレールに吊持させたドアが、前記戸車を前記ドアレ
ール上で転動させながら該ドアレールに沿って移動可能
なエレベータで、前記ドアの前記移動を阻止するために
用いられるドア用ストッパ治具において、前記ドアレー
ル上に配置されるフランジ部を有して該ドアレールに着
脱可能な支持部材と、この支持部材を前記ドアレールの
側面に吸着固定するための吸着部材と、前記フランジ部
の下面に固定されて一部が該フランジ部の側方へ突出す
る係止部材とを備え、この係止部材の前記突出部分が前
記戸車の転動面と前記ドアレールの上面との間に挟み込
まれるようにした。
ため、本発明は、戸車を軸支したドアハンガーを介して
ドアレールに吊持させたドアが、前記戸車を前記ドアレ
ール上で転動させながら該ドアレールに沿って移動可能
なエレベータで、前記ドアの前記移動を阻止するために
用いられるドア用ストッパ治具において、前記ドアレー
ル上に配置されるフランジ部を有して該ドアレールに着
脱可能な支持部材と、この支持部材を前記ドアレールの
側面に吸着固定するための吸着部材と、前記フランジ部
の下面に固定されて一部が該フランジ部の側方へ突出す
る係止部材とを備え、この係止部材の前記突出部分が前
記戸車の転動面と前記ドアレールの上面との間に挟み込
まれるようにした。
【0006】このように構成されるドア用ストッパ治具
は、転動しようとする戸車を停止させたいドアレール上
の適宜位置に、弾性材等からなる係止部材の突出部分を
配置させたうえで、ドアレールの側面に支持部材を吸着
固定させると、戸車の転動面とドアレールの上面との間
に該突出部分がくさび状に挟み込まれるため、戸車はそ
れ以上転動しなくなり、よってドアの移動は阻止され
る。また、支持部材は永久磁石などの吸着部材によって
ドアレールの側面の所望の位置に吸着固定させることが
できるので、取付作業や取外し作業は極めて容易であ
る。したがって、このドア用ストッパ治具を使用すれ
ば、エレベータのドアの移動を簡単に阻止することがで
きて、ドア廻りの点検作業時などに作業性および安全性
を大幅に向上させることができる。しかも、このドア用
ストッパ治具は構成が極めて簡素なので、安価に作製す
ることができる。
は、転動しようとする戸車を停止させたいドアレール上
の適宜位置に、弾性材等からなる係止部材の突出部分を
配置させたうえで、ドアレールの側面に支持部材を吸着
固定させると、戸車の転動面とドアレールの上面との間
に該突出部分がくさび状に挟み込まれるため、戸車はそ
れ以上転動しなくなり、よってドアの移動は阻止され
る。また、支持部材は永久磁石などの吸着部材によって
ドアレールの側面の所望の位置に吸着固定させることが
できるので、取付作業や取外し作業は極めて容易であ
る。したがって、このドア用ストッパ治具を使用すれ
ば、エレベータのドアの移動を簡単に阻止することがで
きて、ドア廻りの点検作業時などに作業性および安全性
を大幅に向上させることができる。しかも、このドア用
ストッパ治具は構成が極めて簡素なので、安価に作製す
ることができる。
【0007】また、かかる構成において、弾性材等から
なる当接部材を前記フランジ部の上面に固定し、この当
接部材が転動しようとする戸車の外周縁に当接するよう
にしておけば、戸車は転動面だけでなく外周縁も位置規
制されるため、ドア用ストッパ治具側へ転動することが
極めて困難になる。それゆえ、ドアの移動を一層確実に
阻止することができて好ましい。
なる当接部材を前記フランジ部の上面に固定し、この当
接部材が転動しようとする戸車の外周縁に当接するよう
にしておけば、戸車は転動面だけでなく外周縁も位置規
制されるため、ドア用ストッパ治具側へ転動することが
極めて困難になる。それゆえ、ドアの移動を一層確実に
阻止することができて好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態例を図
面を参照して説明すると、図1は本実施形態例に係るド
ア用ストッパ治具を適用したエレベータの乗場ドアの概
略説明図、図2は該ストッパ治具の斜視図、図3は該ス
トッパ治具の側面図、図4は該ストッパ治具の装着状態
を詳細に示す説明図、図5は該ストッパ治具の装着状態
を図4の矢印P方向から見た説明図である。
面を参照して説明すると、図1は本実施形態例に係るド
ア用ストッパ治具を適用したエレベータの乗場ドアの概
略説明図、図2は該ストッパ治具の斜視図、図3は該ス
トッパ治具の側面図、図4は該ストッパ治具の装着状態
を詳細に示す説明図、図5は該ストッパ治具の装着状態
を図4の矢印P方向から見た説明図である。
【0009】図1に示すエレベータ1の乗場ドア2に
は、上端にドアハンガー3が設けられて下端にシルガイ
ド4が設けられており、ドアハンガー3にはドアレール
5上を転動する一対の戸車6が回動自在に軸支されてい
る。つまり、乗場ドア2はドアハンガー3および戸車6
を介してドアレール5に吊持されており、この乗場ドア
2を開閉方向へ押し込んで戸車6をドアレール5上で転
動させれば、ドアレール5に沿って乗場ドア2を移動さ
せることができる。
は、上端にドアハンガー3が設けられて下端にシルガイ
ド4が設けられており、ドアハンガー3にはドアレール
5上を転動する一対の戸車6が回動自在に軸支されてい
る。つまり、乗場ドア2はドアハンガー3および戸車6
を介してドアレール5に吊持されており、この乗場ドア
2を開閉方向へ押し込んで戸車6をドアレール5上で転
動させれば、ドアレール5に沿って乗場ドア2を移動さ
せることができる。
【0010】かかる乗場ドア2は、安全性を考慮して常
時閉方向に付勢力が作用するように設計されているの
で、点検作業時などに乗場ドア2を開状態に維持してお
くため、図1に示すように、紐12で連結した一対のド
ア用ストッパ治具7を使用する。このドア用ストッパ治
具7は、図2,3に示すように、鋼板をL字状に折曲し
てなり上端にフランジ部8Aを有する支持部材8と、こ
の支持部材8に接着固定された永久磁石からなる吸着部
材9と、フランジ部8Aの下面に接着固定されたゴム板
からなる係止部材10と、フランジ部8Aの上面に接着
固定されたゴム板からなる当接部材11とを具備した構
成となっている。当接部材11はフランジ部8Aと同等
の大きさであるが、係止部材10はフランジ部8Aより
も幅狭であり、かつ係止部材10の両端部はフランジ部
8Aの側方へ突出する突出部10A,10Bとなってい
る。なお、支持部材8の下部には前記紐12を取り付け
るための取付穴8Bが形成されている。
時閉方向に付勢力が作用するように設計されているの
で、点検作業時などに乗場ドア2を開状態に維持してお
くため、図1に示すように、紐12で連結した一対のド
ア用ストッパ治具7を使用する。このドア用ストッパ治
具7は、図2,3に示すように、鋼板をL字状に折曲し
てなり上端にフランジ部8Aを有する支持部材8と、こ
の支持部材8に接着固定された永久磁石からなる吸着部
材9と、フランジ部8Aの下面に接着固定されたゴム板
からなる係止部材10と、フランジ部8Aの上面に接着
固定されたゴム板からなる当接部材11とを具備した構
成となっている。当接部材11はフランジ部8Aと同等
の大きさであるが、係止部材10はフランジ部8Aより
も幅狭であり、かつ係止部材10の両端部はフランジ部
8Aの側方へ突出する突出部10A,10Bとなってい
る。なお、支持部材8の下部には前記紐12を取り付け
るための取付穴8Bが形成されている。
【0011】このドア用ストッパ治具7は、支持部材8
をドアレール5に装着して使用するというもので、装着
時には図4,5に示すように、フランジ部8Aをドアレ
ール5上に配置させて吸着部材9を該ドアレール5の側
面に吸着固定させる。これにより、フランジ部8Aの下
面に固定されている係止部材10の突出部10Aもしく
は10Bが戸車6の転動面6Aに当接可能となり、ま
た、フランジ部8Aの上面に固定されている当接部材1
1が戸車6の耳部6Bの外周縁に当接可能となる。すな
わち、係止部材10の突出部10A,10Bは、戸車6
の耳部6B,6B間に挿入可能な幅寸法に形成されてい
て、戸車6がドア用ストッパ治具7側へ転動してくる
と、この戸車6のウレタンホームが貼着された転動面6
Aと、ドアレール5の上面との間に、突出部10Aもし
くは10Bがくさび状に挟み込まれて、戸車6の転動を
阻止するようになっている。また、当接部材11は戸車
6がドア用ストッパ治具7側へ転動してくると、この戸
車6の耳部6Bの外周縁に当接して転動を阻止するよう
になっている。
をドアレール5に装着して使用するというもので、装着
時には図4,5に示すように、フランジ部8Aをドアレ
ール5上に配置させて吸着部材9を該ドアレール5の側
面に吸着固定させる。これにより、フランジ部8Aの下
面に固定されている係止部材10の突出部10Aもしく
は10Bが戸車6の転動面6Aに当接可能となり、ま
た、フランジ部8Aの上面に固定されている当接部材1
1が戸車6の耳部6Bの外周縁に当接可能となる。すな
わち、係止部材10の突出部10A,10Bは、戸車6
の耳部6B,6B間に挿入可能な幅寸法に形成されてい
て、戸車6がドア用ストッパ治具7側へ転動してくる
と、この戸車6のウレタンホームが貼着された転動面6
Aと、ドアレール5の上面との間に、突出部10Aもし
くは10Bがくさび状に挟み込まれて、戸車6の転動を
阻止するようになっている。また、当接部材11は戸車
6がドア用ストッパ治具7側へ転動してくると、この戸
車6の耳部6Bの外周縁に当接して転動を阻止するよう
になっている。
【0012】なお、本実施形態例では、ドア用ストッパ
治具7の係止部材10および当接部材11として厚さが
約2.5mmのゴム板を用いており、細長い係止部材1
0は幅寸法が約8mmで長さ寸法が約55mm、当接部
材11は幅寸法が約15mmに形成してある。また、支
持部材8としては厚さが約1mmの鋼板を用いており、
その縦寸法は約40mm、奥行寸法は約15mmに形成
してある。さらに、吸着部材9としては、縦寸法が約1
3mmで横寸法が約18mm、厚さが約4mmの永久磁
石を用いている。
治具7の係止部材10および当接部材11として厚さが
約2.5mmのゴム板を用いており、細長い係止部材1
0は幅寸法が約8mmで長さ寸法が約55mm、当接部
材11は幅寸法が約15mmに形成してある。また、支
持部材8としては厚さが約1mmの鋼板を用いており、
その縦寸法は約40mm、奥行寸法は約15mmに形成
してある。さらに、吸着部材9としては、縦寸法が約1
3mmで横寸法が約18mm、厚さが約4mmの永久磁
石を用いている。
【0013】次に、上述したドア用ストッパ治具7の使
用方法について説明すると、例えば図1に示すように、
乗場ドア2上の一対の戸車6の外側にそれぞれ、紐12
にて連結されたドア用ストッパ治具7を配置させ、各ス
トッパ治具7の吸着部材9をドアレール5の側面に吸着
固定させる。これにより、一方のドア用ストッパ治具7
の係止部材10の突出部10Aを、一方の戸車6の転動
面6Aとドアレール5の上面との間にくさび状に挟み込
み、かつ、他方のドア用ストッパ治具7の係止部材10
の突出部10Bを、他方の戸車6の転動面6Aとドアレ
ール5の上面との間にくさび状に挟み込むことができる
ので、これら一対の戸車6はほとんど転動不能となる。
また、仮に戸車6が係止部材10の抵抗力に抗してドア
用ストッパ治具7側へ転動しそうになっても、図4,5
に示すように、その戸車6の耳部6Bの外周縁が当接部
材11に当接して位置規制されるため、戸車6の転動は
完全に阻止されることとなり、それゆえ衝撃等が加わっ
た場合にも乗場ドア2がドアレール5に沿って移動する
心配はない。したがって、乗場ドア2を所定の位置に停
止させまま行う必要のある各種点検作業を、効率よく安
全に実施することができる。ただし、乗場ドア2の閉方
向への移動だけを阻止する場合には、戸車6の転動を阻
止したい適宜位置にドア用ストッパ治具7を1個装着す
るだけでも十分な効果が期待できる。
用方法について説明すると、例えば図1に示すように、
乗場ドア2上の一対の戸車6の外側にそれぞれ、紐12
にて連結されたドア用ストッパ治具7を配置させ、各ス
トッパ治具7の吸着部材9をドアレール5の側面に吸着
固定させる。これにより、一方のドア用ストッパ治具7
の係止部材10の突出部10Aを、一方の戸車6の転動
面6Aとドアレール5の上面との間にくさび状に挟み込
み、かつ、他方のドア用ストッパ治具7の係止部材10
の突出部10Bを、他方の戸車6の転動面6Aとドアレ
ール5の上面との間にくさび状に挟み込むことができる
ので、これら一対の戸車6はほとんど転動不能となる。
また、仮に戸車6が係止部材10の抵抗力に抗してドア
用ストッパ治具7側へ転動しそうになっても、図4,5
に示すように、その戸車6の耳部6Bの外周縁が当接部
材11に当接して位置規制されるため、戸車6の転動は
完全に阻止されることとなり、それゆえ衝撃等が加わっ
た場合にも乗場ドア2がドアレール5に沿って移動する
心配はない。したがって、乗場ドア2を所定の位置に停
止させまま行う必要のある各種点検作業を、効率よく安
全に実施することができる。ただし、乗場ドア2の閉方
向への移動だけを阻止する場合には、戸車6の転動を阻
止したい適宜位置にドア用ストッパ治具7を1個装着す
るだけでも十分な効果が期待できる。
【0014】また、このドア用ストッパ治具7は、小型
なので取り扱いやすくて携帯にも便利であり、かつ、永
久磁石からなる吸着部材9をドアレール5の側面の所望
の位置に吸着固定させることができるので、取付作業や
取外し作業を簡単に行うことができる。しかも、このド
ア用ストッパ治具7は、支持部材8に吸着部材9と係止
部材10と当接部材11とを設けただけの簡素な構成で
形状も単純なので、安価に作製することができる。ま
た、戸車6に当接する係止部材10および当接部材11
として、本実施形態例のようにゴム板等の弾性材を用い
れば、戸車6の転動面6Aや耳部6Bを損傷させる心配
もない。
なので取り扱いやすくて携帯にも便利であり、かつ、永
久磁石からなる吸着部材9をドアレール5の側面の所望
の位置に吸着固定させることができるので、取付作業や
取外し作業を簡単に行うことができる。しかも、このド
ア用ストッパ治具7は、支持部材8に吸着部材9と係止
部材10と当接部材11とを設けただけの簡素な構成で
形状も単純なので、安価に作製することができる。ま
た、戸車6に当接する係止部材10および当接部材11
として、本実施形態例のようにゴム板等の弾性材を用い
れば、戸車6の転動面6Aや耳部6Bを損傷させる心配
もない。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0016】ドアレールに装着すると、支持部材のフラ
ンジ部の下面に固定されている弾性材等からなる係止部
材の突出部分が、戸車の転動面とドアレールの上面との
間にくさび状に挟み込まれて、戸車の転動が阻止可能な
ドア用ストッパ治具なので、エレベータのドアの移動を
簡単に阻止することができ、ドア廻りの点検作業時など
に作業性および安全性を大幅に向上させることができ
る。また、このドア用ストッパ治具は、永久磁石などの
吸着部材によって支持部材をドアレールの側面の所望の
位置に吸着固定させることができるので、取付作業や取
外し作業が極めて容易に行える。また、このドア用スト
ッパ治具は、構成が極めて簡素なので安価に作製するこ
とができる。
ンジ部の下面に固定されている弾性材等からなる係止部
材の突出部分が、戸車の転動面とドアレールの上面との
間にくさび状に挟み込まれて、戸車の転動が阻止可能な
ドア用ストッパ治具なので、エレベータのドアの移動を
簡単に阻止することができ、ドア廻りの点検作業時など
に作業性および安全性を大幅に向上させることができ
る。また、このドア用ストッパ治具は、永久磁石などの
吸着部材によって支持部材をドアレールの側面の所望の
位置に吸着固定させることができるので、取付作業や取
外し作業が極めて容易に行える。また、このドア用スト
ッパ治具は、構成が極めて簡素なので安価に作製するこ
とができる。
【0017】また、弾性材等からなる当接部材を支持部
材のフランジ部の上面に固定し、この当接部材が転動し
ようとする戸車の外周縁に当接するようにしておけば、
戸車は転動面だけでなく外周縁も位置規制されるため、
ドアの移動を一層確実に阻止することができる。
材のフランジ部の上面に固定し、この当接部材が転動し
ようとする戸車の外周縁に当接するようにしておけば、
戸車は転動面だけでなく外周縁も位置規制されるため、
ドアの移動を一層確実に阻止することができる。
【図1】本発明の一実施形態例に係るドア用ストッパ治
具を適用したエレベータの乗場ドアの概略説明図であ
る、
具を適用したエレベータの乗場ドアの概略説明図であ
る、
【図2】該ストッパ治具の斜視図である。
【図3】該ストッパ治具の側面図である。
【図4】該ストッパ治具の装着状態を詳細に示す説明図
である。
である。
【図5】該ストッパ治具の装着状態を図4の矢印P方向
から見た説明図である。
から見た説明図である。
1 エレベータ 2 乗場ドア 3 ドアハンガー 5 ドアレール 6 戸車 6A 転動面 6B 耳部 7 ドア用ストッパ治具 8 支持部材 8A フランジ部 9 吸着部材 10 係止部材 10A,10B 突出部 11 当接部材 12 紐
Claims (4)
- 【請求項1】 戸車を軸支したドアハンガーを介してド
アレールに吊持させたドアが、前記戸車を前記ドアレー
ル上で転動させながら該ドアレールに沿って移動可能な
エレベータで、前記ドアの前記移動を阻止するために用
いられるドア用ストッパ治具において、 前記ドアレール上に配置されるフランジ部を有して該ド
アレールに着脱可能な支持部材と、この支持部材を前記
ドアレールの側面に吸着固定するための吸着部材と、前
記フランジ部の下面に固定されて一部が該フランジ部の
側方へ突出する係止部材とを備え、この係止部材の前記
突出部分が前記戸車の転動面と前記ドアレールの上面と
の間に挟み込まれるようにしたことを特徴とするエレベ
ータのドア用ストッパ治具。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、前記係止部材
を弾性材にて形成したことを特徴とするエレベータのド
ア用ストッパ治具。 - 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
フランジ部の上面に固定されて前記戸車の外周縁に当接
可能な当接部材を備えたことを特徴とするエレベータの
ドア用ストッパ治具。 - 【請求項4】 請求項3の記載において、前記当接部材
を弾性材にて形成したことを特徴とするエレベータのド
ア用ストッパ治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001016013A JP2002220169A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | エレベータのドア用ストッパ治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001016013A JP2002220169A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | エレベータのドア用ストッパ治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002220169A true JP2002220169A (ja) | 2002-08-06 |
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ID=18882467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001016013A Pending JP2002220169A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | エレベータのドア用ストッパ治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002220169A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101160781B1 (ko) * | 2010-12-31 | 2012-06-27 | 한국수력원자력 주식회사 | 원전 연료이송관 차단플랜지 지지장치 |
JP2013173588A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | カウンターウエイトスペーサ用治具 |
-
2001
- 2001-01-24 JP JP2001016013A patent/JP2002220169A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101160781B1 (ko) * | 2010-12-31 | 2012-06-27 | 한국수력원자력 주식회사 | 원전 연료이송관 차단플랜지 지지장치 |
JP2013173588A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | カウンターウエイトスペーサ用治具 |
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