JP2002219823A - 光ビーム走査装置 - Google Patents

光ビーム走査装置

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JP2002219823A
JP2002219823A JP2001034473A JP2001034473A JP2002219823A JP 2002219823 A JP2002219823 A JP 2002219823A JP 2001034473 A JP2001034473 A JP 2001034473A JP 2001034473 A JP2001034473 A JP 2001034473A JP 2002219823 A JP2002219823 A JP 2002219823A
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light
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scanning
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Takehisa Maeda
雄久 前田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副走査方向の解像度を切り替えるために、分
周回路等の新たな回路を用いることなく、制御回路を簡
素化すると共に、画像データに対する光ビームの露光を
行わないミラー面におけるフレア光の影響を低減する光
ビーム走査装置を得る。 【解決手段】 LD13は、LD駆動回路14により画
像データに応じて点灯制御され、LD13から出力され
る光ビームはポリゴンミラー3により主走査方向に偏向
され、同期検知センサ18は光ビームを検出し、副走査
方向に回転または移動する感光体7上を光ビームが走査
することにより、画像形成を行なう光ビーム走査装置に
おいて、光ビームを検出するための光ビームの点灯タイ
ミングを変更することによって、副走査方向の解像度を
切り替えると共に、画像データに対する光ビームの露光
を行わないミラー面については光ビームを消灯するよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX、印刷機(カラーを含む)等の画像形成装置
において用いられ、1つ、または複数の光ビームを備え
た光ビーム走査装置に関し、特に、副走査方向の解像度
の切替方式に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2−206566号公報に開示さ
れる技術は、主走査方向の解像度において、複数個のビ
デオクロックの周期を選択して切り替え、副走査方向の
解像度においては、印字開始信号を整数比で、または、
最小公倍数の約数比で分周したものを選択して切り替え
る構成として、解像度の切替を高速で行うということを
目的としている。
【0003】その構成は、回転多面鏡を印字の最高速度
に回転させておき、鏡の各面から出力される印字開始信
号BDを検出して、整数比、またはN種の解像度の約数
比で分周した信号BD1〜BDNを、上位から送られて
くる印刷倍率によって定まる解像度切替信号で選択する
ように構成する。そして、ビデオデータに対する変調信
号は、ビデオクロック信号VD1〜VDNを、上位から
送出される印刷倍率に応じた解像度切替信号に基づい
て、何れか1種のビデオクロックを選択し、これにより
主走査方向の露光時間を決定する。また、副走査方向
は、信号BDの分周された解像度信号BDRの周期で繰
り返し露光するようにしている。
【0004】従来、光ビームの点灯制御部に画像データ
を送るビデオクロックの周期を変えることと、光ビーム
を偏向走査する回転多面鏡(以下ポリゴンミラー)を回
転させるモータ(以下ポリゴンモータ)の回転速度、す
なわち、像担持体(以下感光体)に対する走査周期を変
えることで、主走査、副走査の解像度を切り替えてい
た。例えば、線速45mm/sのプリンタ装置におい
て、6面のポリゴンミラーを用いて、光学装置の走査幅
を440mmとすると、主走査1200dpi、副走査
1200dpiの解像度とした場合にはポリゴンモータ
を21260rpm、ビデオクロックを44.2MHz
に設定することとする。
【0005】この状態から副走査を1200dpiから
600dpiに切り替える場合は、ポリゴンモータを1
0630rpm、ビデオクロックを22.1MHzに変
更することになる。また、主走査、副走査とも1200
dpiから600dpiに切り替える場合は、ポリゴン
モータを10630rpm、ビデオクロックを11.0
5MHzに変更することになる。ビデオクロックの切り
替えについては、基本周波数を分周することで種々の周
波数を容易に作り出すことができ、また、主走査方向の
倍率を補正する機能を有する場合は必ず必要となる。
【0006】しかし、ポリゴンモータの回転速度の切り
替えについては、ポリゴンモータおよびその駆動部につ
いて、解像度切り替え範囲で回転数を可変できるように
対応させておく必要があり、コストアップにつながり、
また、回転数を変えることで、ポリゴンモータの機械的
な慣性により、解像度切り替えに時間を要するという問
題があった。また、回転ムラ、ジターの問題で、全ての
回転数に対応できない場合があった。
【0007】このようなことから、ポリゴンモータの回
転数を変えずに副走査方向の解像度を変える手段が、上
記特開平2−206566号公報に記載されている。こ
の公報においては、前述したように、回転多面鏡を印字
の最高速度に回転させておき、鏡の各面から出力される
印字開始信号BDを検出して、整数比、またはN種の解
像度の約数比で分周した信号BD1〜BDNを、上位か
ら送られてくる印刷倍率によって定まる解像度切替信号
で選択するように構成し、信号BDの分周された解像度
信号BDRの周期で繰り返し露光するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、ポリゴンモータの回転数を変えずに副走査方
向の解像度を変えることはできるが、新たに分周回路が
必要となり、また、画像データに対する光ビームの露光
を行わないミラー面についてもBD信号を検出するため
に光ビームを点灯させる必要がある。当然、コストの面
で制御回路は簡素化するのが好ましく、光ビームについ
てもフレア光を考えると最低限の点灯に留めたい。
【0009】よって本発明は、上記の問題を解決するた
めのものであり、その目的は、画像データに応じて点灯
制御される発光源と、発光源から出力される光ビームを
主走査方向に偏向する偏向手段と、光ビームが偏向手段
により主走査方向に走査することにより、光ビームを検
出する光ビーム検出手段を備え、副走査方向に回転また
は移動する像担持体上を光ビームが走査することにより
画像形成を行う光ビーム走査装置において、光ビームを
検出するための光ビームの点灯タイミングを変更するこ
とによって、副走査方向の解像度を切り替えることによ
り、副走査方向の解像度を切り替えるための新たに複雑
な制御回路を必要とせず、もちろん分周回路も必要とせ
ず、制御回路が簡素化し、画像データに対する光ビーム
の露光を行わないミラー面については光ビームを消灯す
ることでフレア光の影響を極力なくす光ビーム走査装置
を提供することにある。また、複数の光ビームを備える
光ビーム走査装置についても同様である。
【0010】請求項1記載の発明は、光ビームを検出す
るための光ビームの点灯タイミングを変更することによ
って、副走査方向の解像度を切り替えることにより、副
走査方向の解像度を切り替えるための新たに複雑な制御
回路を必要とせず、もちろん分周回路も必要とせず、制
御回路が簡素化し、画像データに対する光ビームの露光
を行わないミラー面については光ビームを消灯すること
でフレア光の影響を極力なくすことを目的とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1と同様で
あり、複数の光ビームを用いた場合でも対処でき、かつ
点灯制御信号を共通にすることで制御回路を簡素化する
ことを目的とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1と同様で
あり、複数の光ビームを用いた場合でも対処でき、かつ
できる限り光ビームを消灯させてフレア光の影響を少な
くすることを目的とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3と同様で
あり、さらにフレア光の影響を少なくすることを目的と
する。
【0014】請求項5記載の発明は、ユーザが操作パネ
ル等で容易に解像度を変えられることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の光ビ
ーム走査装置においては、画像データに応じて点灯制御
される発光源と、発光源から出力される光ビームを主走
査方向に偏向する偏向手段と、光ビームが偏向手段によ
り主走査方向に走査することにより、光ビームを検出す
る光ビーム検出手段とを備え、副走査方向に回転または
移動する像担持体上を光ビームが走査することにより画
像形成を行う光ビーム走査装置において、光ビームを検
出するための光ビームの点灯タイミングを変更すること
によって、副走査方向の解像度を切り替える制御手段を
設けている。
【0016】本発明による第2の光ビーム走査装置にお
いては、画像データに応じて点灯制御される複数の発光
源と、複数の発光源から出力される複数の光ビームを主
走査方向に偏向する偏向手段と、複数の光ビームが偏向
手段により主走査方向に走査することにより、光ビーム
を検出する光ビーム検出手段を備え、副走査方向に回転
または移動する像担持体上を複数の光ビームが同時に副
走査方向に所定ピッチずつずれて走査することにより画
像形成を行う光ビーム走査装置において、各光ビームを
検出するために各光ビームを点灯させる信号が、全て同
じタイミングであり、その点灯タイミングを変更するこ
とによって、副走査方向の解像度を切り替える制御手段
を設けている。
【0017】本発明による第3の光ビーム走査装置にお
いては、画像データに応じて点灯制御される複数の発光
源と、複数の発光源から出力される複数の光ビームを主
走査方向に偏向する偏向手段と、複数の光ビームが偏向
手段により主走査方向に走査することにより、光ビーム
を検出する光ビーム検出手段を備え、副走査方向に回転
または移動する像担持体上を複数の光ビームが同時に副
走査方向に所定ピッチずつずれて走査することにより画
像形成を行う光ビーム走査装置において、各光ビームを
検出するために各光ビームを点灯させる信号について、
点灯開始タイミングは同じ設定であり、消灯タイミング
については、それぞれの光ビームの検出によって消灯
し、その点灯開始タイミングを変更することによって、
副走査方向の解像度を切り替える制御手段を設けてい
る。
【0018】本発明による第4の光ビーム走査装置にお
いては、画像データに応じて点灯制御される複数の発光
源と、複数の発光源から出力される複数の光ビームを主
走査方向に偏向する偏向手段と、複数の光ビームが偏向
手段により主走査方向に走査することにより、光ビーム
を検出する光ビーム検出手段を備え、副走査方向に回転
または移動する像担持体上を複数の光ビームが同時に副
走査方向に所定ピッチずつずれて走査することにより画
像形成を行う光ビーム走査装置において、各光ビームを
検出するために各光ビームを点灯させる信号が、それぞ
れ別々のタイミングであり、先行する光ビーム以外につ
いては、前方の光ビームの検出により点灯を開始し、全
ての光ビームについて、光ビームの検出により消灯し、
先行する光ビームの点灯開始タイミングを変更すること
により副走査方向の解像度を切り替える制御手段を設け
ている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。各実施の形態では、画像データを25
6階調で表現し、画像データ‘00H’でLDが最大点
灯、画像データ‘FFH’でLDが消灯としている。ま
た、外部から送られてくるデータにおいて画像データ以
外は‘FFH’とした。
【0020】まず第1の実施形態について説明する。本
実施の形態は、請求項1および5に対応するものであ
る。図1に画像形成装置を示す。その中の光学ユニット
1において、画像データによって点灯するLD(レーザ
ダイオード、図示せず)の光ビームは、コリメートレン
ズ(図示せず)により平行光束化され、シリンダレンズ
(図示せず)を通り、ポリゴンモータ2によって回転す
るポリゴンミラー3によって偏向され、fθレンズ4を
通り、BTL5を通り、折り返しミラー6によって反射
し、感光体7上を走査する。BTLとは、Barrel Toroi
dal Lens(バレル・トロイダル・レンズ)の略で、副走
査方向のピント合わせ(集光機能と副走査方向の位置補
正(面倒れ等))を行っている。
【0021】感光体7の回りには、帯電器8、現像ユニ
ット9、転写器10、クリーニングユニット11、除電
器12が備わっており、通常の電子写真プロセスである
帯電、露光、現像、転写により記録紙上に画像が形成さ
れる。そして図示していないが定着装置によって記録紙
上の画像が定着される。
【0022】図2に光学ユニット1を示す。レーザダイ
オード(以下LD)13を備え、LD13はLD駆動部
14によってLD点灯データに応じて点灯制御し、その
光ビームは、コリメートレンズ15により平行光束化さ
れる。LD13とコリメートレンズ15によって構成さ
れたLDユニット16から出射された光ビームの光路上
にはシリンダレンズ17が設けられているとともに、モ
ータ(図示せず)により高速回転されて水平面内で偏向
走査させるポリゴンミラー3が設けられている。このポ
リゴンミラー3は、ポリゴンモータ2とともに偏向手段
を構成するもので、図示例では正6角形に形成されて6
つの反射面を有している。
【0023】このポリゴンミラー3による偏向走査方向
の前方には、fθレンズ4、BTL(バレル・トロイダ
ルレンズ)5の組合せによる走査レンズと、折り返しミ
ラー6とが順に配設され、偏向走査ビームを被走査面と
なるドラム状の感光体7上に結像させるように設定され
ている。BTL5は、副走査方向のピント合わせ用であ
り、集光機能と副走査方向の位置補正(面倒れ等)の機
能を有する。また、光学ユニット1の端(主走査方向の
非画像書き込み領域の画像書き出し位置より前方)に
は、ポリゴンミラー3で偏向された光ビームを受光する
ことにより、主走査方向の書き込み開始のタイミングを
とるための同期検知信号(/DETP)を出力する同期
検知センサ18が設けられている。
【0024】図3に画像書込制御部のブロック図、図4
に画像書込タイミングを示している。画像データIMD
ATAは、/FGATEが‘L’の時にライン同期信号
発生器27からのライン同期信号/LSYNCによって
外部のフレームメモリ、スキャナ等から1ライン毎に取
り込まれる。DATA1、DATA2、・・・、は1ラ
イン目のデータ、2ライン目のデータ、・・・、を示
す。FIFO19のライトイネーブル信号/WEは、シ
ーケンスコントローラ20で生成されたST[1..
0]と、/LSYNCおよびCLOCKによって動作す
るカウンタと、開始位置、イネーブル時間を決めている
コンパレータにより生成される。IMDATAは、FI
FOライト制御信号発生部21で生成された/WEとC
LOCKによりFIFO19に書き込まれる。イネーブ
ル時間は1ラインのデータ数に相当する時間で決まる。
【0025】次に、FIFO19に書き込まれたデータ
を読み出す方法を説明する。LD13による画像の書き
出しタイミングを合わせるために、CLOCKを/DE
TPに同期したクロックにするために、トリガ信号発生
部22では、/DETP、ST[1..0]によって、
同期クロック発生用トリガ信号TRを生成する。この信
号は、LD強制点灯信号BDと同じタイミングで‘H’
となり、/DETPの立ち下がりで‘L’となる信号で
ある。書込同期クロック発生部23では、CLOCKと
TRによって、/DETPの立ち下がりに同期したクロ
ックWCLKを生成する。
【0026】そして、FIFOリード制御信号発生部2
4では、TR、WCLK、/FGATE、/DETP、
ST[1..0]によって、FIFO19のリードイネ
ーブル信号/REを生成する。/REは、/FGAT
E、/DETP、ST[1..0]と、TRとWCLK
によって動作するカウンタと、開始位置、イネーブル時
間を決めているコンパレータにより生成される。イネー
ブル時間は1ラインのデータ数に相当する時間で決ま
る。FIFO19では、書き込まれた画像データが、/
RE、WCLKによって読み出される。
【0027】LDDATAはLD駆動部14に送られる
LD点灯データであるが、本実施の形態では、LDDA
TAによって画像データによるLDの点灯と同期検知セ
ンサ18の出力信号/DETPを得るためのLDの強制
点灯の両方を行っている。よって、/REがイネーブル
期間はFIFOからのデータとなるが、それ以外は、L
D強制点灯データ発生部25からのデータとなる。LD
強制点灯データ発生部25では、カウンタ設定部26か
らの設定値yによって点灯タイミングを決めているBD
と/REによってLD強制点灯データを生成し、BDが
有効な期間は‘00H’、それ以外は‘FFH’を出力
する。以上より、図4に示したLDDATAのデータの
ようにLDが点灯もしくは消灯を繰り返す。
【0028】図5に第1の実施形態のステートマシン
(シーケンスコントローラ)の状態遷移図、図6にその
タイミングチャートを示している。このステートマシン
は、制御装置全体のリセット信号/CLR、ポリゴンモ
ータのロック信号/READY、同期検知センサ18か
ら出力されるディテクタパルス信号/DETP、カウン
タ設定部26からの設定値x、y、その設定値に対する
主走査ラインカウンタLCNTの状態によって状態遷移
していくシーケンスコントローラである。
【0029】そして、その状態によって主走査ラインの
開始位置を示す信号/LCLR、LDを点灯させる信号
BD、ステートマシンの状態を示す信号ST[1..
0]を出力する。ST[1..0]は、状態STSX
(X=0〜3)を示す信号で、‘00’で状態STS
0、‘01’でSTS1、‘10’でSTS2、‘1
1’でSTS3を示している。また、主走査ラインカウ
ンタLCNTは、クロックCLOCKによりカウントア
ップし、/LCLRによってカウンタクリアされる。
【0030】次にステートマシンの動作を説明する。/
CLR=H、そして/READY=Hの時、すなわち制
御装置が可動し、まだポリゴンモータが回転していない
とき、もしくはまだ安定した回転をしていない時、ST
S0の状態になり、カウンタLCNTは、設定値xにな
るまでカウントを続ける。LCNT=xでカウンタクリ
アとなり、/LCLRが出力される。設定値xは外部か
ら取り込まれる画像データの主走査1ラインの周期に相
当する値に設定してある。
【0031】STS0の状態から/READY=L、す
なわちポリゴンモータが安定回転すると、STS1の状
態に移り、それによりBD=Hとなり、LDを点灯させ
る。STS1の状態で、LDの点灯により、ディテクタ
パルス信号/DETPが検出されるが、/DETP=L
で/LCLRが出力され、カウンタLCNTがリセット
される。/DETP=LでSTS2の状態に移り、それ
によりBD=Lとなり、LDが消灯する。
【0032】STS2の状態で、LDの消灯により/D
ETP=Hとなると、STS3の状態に移る。STS3
の状態で、カウンタLCNTは、カウンタ設定部26か
らの設定値yと比較し、LCNT=yとなったところで
STS1の状態に移り、BD=Hとなり、LDを点灯さ
せる。設定値yは、画像領域外で、しかも光ビームが同
期検知センサ18で検出できるようなタイミングでLD
が点灯するように設定してある。そして、STS1→S
TS2→STS3→STS1→・・・を繰り返す。そし
て、/CLR=Lでリセットされ、/CLR=H、/R
EADY=HでSTS0に戻る。
【0033】例えば、線速45mm/sのプリンタ装置
において、6面のポリゴンミラーを用いて、ポリゴンモ
ータの回転数を21260rpm、光学ユニットの走査
幅を440mmとする。主走査1200dpi、副走査
1200dpiの解像度とした場合は、主走査1ライン
の走査時間は470.37μSとなり、CLOCK=4
4.2MHzとなり、よってx=20790に設定し、
yについては20790より小さい値、例えばy=20
750に設定することになる。
【0034】主走査1200dpi、副走査600dp
iの解像度とした場合は、ポリゴンモータの回転数は変
えないので、CLOCKは主走査1200dpi、副走
査1200dpiと同じ44.2MHzに設定し、xの
値を主走査1200dpi、副走査1200dpiの2
倍のx=41580に設定し、yについては41580
より小さい値、例えばy=41540に設定すること
で、ポリゴンミラー2面分を主走査1ラインの走査時間
とし、ポリゴンミラー1面置きにLDを点灯させてい
る。
【0035】よって、主走査1200dpi、副走査1
200dpiの場合と同じようにLDを点灯させ、同期
検知センサ出力である/DETPを出力し、画像データ
によってLDを点灯させたり消灯させるが、次のポリゴ
ンミラー面ではLDを消灯させ、画像データの書込を行
わず、その次のポリゴンミラー面でLDを点灯させ、同
期検知センサ出力である/DETPを出力し、画像デー
タによってLDを点灯させたり消灯させる。
【0036】主走査600dpi、副走査600dpi
の解像度とした場合は、CLOCKは主走査1200d
pi、副走査600dpiの1/2の22.1MHzと
なるだけであとは主走査1200dpi、副走査600
dpiと同じである。
【0037】図3では記載していないが、解像度の切り
替えによってCLOCKおよびカウンタ設定部の設定値
x、yを変更する機能が備わっていて、操作パネル等の
外部入力装置からの指示により変更するようにしてもよ
い。また、/REのタイミングについては、ポリゴンミ
ラーをまたいではいけなく、同一ポリゴンミラー面内で
画像データによるLD点灯制御を行うことになるが、/
WEのタイミングについては、ポリゴンミラーをまたい
だタイミングでもよく、FIFOのライトとリードが正
常に動作すれば問題ない。
【0038】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。本実施の形態は請求項2に対応するものであ
る。図7に光学ユニット1を示す。画像データに応じて
駆動変調されることにより選択的に光ビームを出射する
LDユニット16が設けられ、このLDユニット16か
ら出射された光ビームの光路上にはシリンダレンズ17
が設けられているとともに、モータ(図示せず)により
高速回転されて水平面内で偏向走査させるポリゴンミラ
ー3が設けられている。このポリゴンミラー3は、その
回転駆動用のモータとともに偏向手段を構成するもの
で、図示例では正6角形に形成されて6つの反射面を有
している。
【0039】このポリゴンミラー3による偏向走査方向
の前方には、fθレンズ4、BTL(バレル・トロイダ
ルレンズ)5の組合せによる走査レンズと、折り返しミ
ラー6とが順に配設され、偏向走査ビームを被走査面と
なるドラム状の感光体7上に結像させるように設定され
ている。BTL5は、副走査方向のピント合わせ用であ
り、集光機能と副走査方向の位置補正(面倒れ等)の機
能を有する。また、光学ユニット1の端(主走査方向の
非画像書き込み領域の画像書き出し位置より前方)に
は、ポリゴンミラーで偏向された光ビームを受光するこ
とにより、主走査方向の書き込み開始のタイミングをと
るための同期検知信号(/DETP)を出力する同期検
知センサ18が設けられている。
【0040】LDユニット16は複数、本実施の形態で
は2つの光ビームを同時に出射し得るマルチビーム光源
として構成されている。各々LD駆動部14により個別
に点灯制御される2個のLD13(LD1、LD2)を
発光源として備え、LD1、LD2から出射される2つ
の光ビームをあたかも1つの光源から出射される如く合
成ビームプリズム28で合成して出射させる構成として
いる。
【0041】このLDユニット16のビーム合成原理を
説明する。ここでは、LD点灯データを奇数行、偶数行
に分け、LD駆動部14によりLD1、LD2をデータ
に合わせて点灯させる。LD1からの光ビームは、コリ
メートレンズ15により平行光束化され、ビーム合成プ
リズム28に入射する。LD2からの光ビームは、コリ
メートレンズ15により平行光束化されるが、LD1の
光ビームに対して角度xだけ傾けられており、角度xだ
け傾いた光ビームがλ/2板で偏向された後、ビーム合
成プリズム28に入射する。
【0042】このビーム合成プリズム内では、LD1の
光ビームを透過し、LD2の光ビームは90゜偏向され
ているので、反射されることで何れの光ビームもビーム
合成プリズム28から出射される。この出射に際して、
2つの光ビームをλ/4板を通すことにより、LD1、
LD2による光ビームの偏向状態を近づける。これらの
光学要素により構成されているLDユニット自体が、L
D1による光ビームの光軸を中心として角度θだけ傾
き、角度は可変自在に設けられている。
【0043】よって、LD2から出射された光ビームが
角度xだけ傾いてビーム合成プリズム28に入射するこ
とにより、LD1による光ビームとLD2による光ビー
ムが主走査方向にずれることになり、さらに、LDユニ
ット自体の傾き角度θによって、LD1による光ビーム
とLD2による光ビームの副走査方向のずれ量が決ま
る。
【0044】図8は2つの光ビームの位置関係を示して
おり、これらの2つの光ビームは同時に走査し、同じ同
期検知センサで検出するので、同期検知センサ上で2つ
の光ビームの主走査方向のずれ量Δxが0より大きけれ
ばよい。図中の丸で示したLD1、LD2はビームの広
がりを考慮しているので、Δx>0であれば同じ同期検
知センサ18で2つのビームを検出できる。よって、P
θ=1ラインピッチ(600dpiであれば42.3μ
m )、Δx>0となるように角度x、角度θを調整する
ことになる。本実施の形態ではLD1が先行するLDで
あり、同期検知センサ18において先に検出される。
【0045】図9に画像書込制御部のブロック図、図1
0に画像書込タイミングを示している。画像データIM
DATAは、/FGATEが‘L’になり、さらに、ラ
イン同期信号/LSYNCによって外部のフレームメモ
リ、スキャナ等から1ライン毎に取り込まれる。DAT
A1、DATA2、・・・、は1ライン目のデータ、2
ライン目のデータ、・・・、を示す。FIFO1(1
9)のライトイネーブル信号/WE1、FIFO2(1
9)のライトイネーブル信号/WE2は、シーケンスコ
ントローラ20で生成された/LODD、ST[2..
0]と、/LSYNCおよびCLOCKによって動作す
るカウンタと、開始位置、イネーブル時間を決めている
コンパレータにより生成される。
【0046】IMDATAは、FIFOライト制御信号
発生部21で生成された/WE1、/WE2とCLOC
Kにより、FIFO1とFIFO2に交互に書き込まれ
る。FIFO1には偶数ライン、FIFO2には奇数ラ
インのデータが書き込まれることになる。イネーブル時
間は1ラインのデータ数に相当する時間で決まる。
【0047】次に、FIFO19に書き込まれたデータ
を読み出す方法を説明する。LD1とLD2による画像
の書き出しタイミングを合わせるために、CLOCKを
/DETPに同期したクロックにするために、トリガ信
号発生部22では、/DETP、/LODD、ST
[2..0]によって、同期クロック発生用トリガ信号
TR1、TR2を生成する。この信号は、BDにより
‘H’となり、/DETPの立ち下がりで‘L’となる
信号である。
【0048】書込同期クロック発生部23では、CLO
CKとTR1、TR2によって、/DETPの立ち下が
りに同期したクロックWCLK1、WCLK2を生成す
る。そして、FIFOリード制御信号発生部24では、
TR1、TR2、WCLK1、WCLK2、/FGAT
E、/DETP、ST[2..0]によって、FIFO
1のリードイネーブル信号/RE1、FIFO2のリー
ドイネーブル信号/RE2を生成する。/RE1および
/RE2は、/FGATE、/DETP、ST[2..
0]と、TR1とWCLK1およびTR2とWCLK2
によって動作するカウンタと、開始位置、イネーブル時
間を決めているコンパレータにより生成される。イネー
ブル時間は1ラインのデータ数に相当する時間で決ま
る。
【0049】FIFOでは書き込まれた画像データが、
/RE1、/RE2、WCLK1、WCLK2によって
読み出される。FIFO1では前のラインで書き込まれ
た偶数ラインのデータを読み出している。FIFO2で
は少し前に書き込まれた奇数ラインのデータを読み出す
ので、書き込みながら読み出すが、読み出しクロックと
書き込みクロックは同じ周波数なので追い越すことはな
い。
【0050】LD1DATA、LD2DATAはLD駆
動部14に送られるLD点灯データであるが、本実施の
形態では、LD1DATA、LD2DATAによって画
像データによるLDの点灯と同期検知センサ18の出力
信号/DETPを得るためのLDの強制点灯の両方を行
っている。よって、/RE1、/RE2がイネーブル期
間はFIFOからのデータとなるが、それ以外は、LD
強制点灯データ発生部25からのデータとなる。LD強
制点灯データ発生部25では、強制点灯タイミングを決
めているBDと/RE1、/RE2によってLD強制点
灯データを生成し、BDが有効な期間は‘00H’、そ
れ以外は‘FFH’を出力する。以上により、図10に
示したLD1DATA、LD2DATAのデータのよう
にLD1、LD2が点灯もしくは消灯を繰り返す。
【0051】図11に第2の実施形態のステートマシン
の状態遷移図、図12にそのタイミングチャートを示し
ている。このステートマシンは、第1の実施形態と同様
に、制御装置全体のリセット信号/CLR、ポリゴンモ
ータのロック信号/READY、同期検知センサ18か
ら出力されるディテクタパルス信号/DETP、カウン
タ設定部26からの設定値x、y、その設定値に対する
主走査ラインカウンタLCNTの状態によって状態遷移
していくシーケンスコントローラである。
【0052】そして、その状態によって、主走査ライン
の開始位置を示す信号/LCLR、LD1、LD2を点
灯させる信号BD、主走査ラインの開始位置を示す信号
/LCLRが奇数ラインであることを示す信号/LOD
D、ステートマシンの状態を示す信号ST[2..0]
を出力する。また、主走査ラインカウンタLCNTは、
クロックCLOCKによりカウントアップし、/LCL
Rによってカウンタクリアされる。
【0053】本実施の形態では2つのLDを用いて、2
ライン同時に画像を書き込むので、LD1による/DE
TPから次のLD1による/DETPまでに2ライン分
の画像データを外部のフレームメモリ、スキャナ等から
取り込むために、LD1による/DETPから次のLD
1による/DETPまでに2回/LCLRが出力され
る。従って/LODDは、常に/DETPが検出された
時から画像データの書き込みを行うためのフラグ信号と
なっている。またST[2..0]は、状態STSX
(X=0〜7)を示す信号で、‘000’で状態STS
0、‘001’でSTS1、‘010’でSTS2、
‘011’でSTS3、‘100’でSTS4、‘10
1’でSTS5、‘110’でSTS6、‘111’で
STS7を示している。
【0054】次にステートマシンの動作を説明する。/
CLR=H、そして/READY=Hの時、すなわち制
御装置が可動し、まだポリゴンモータが回転していない
とき、もしくはまだ安定した回転をしていない時、ST
S0の状態になり、カウンタLCNTは、設定値xにな
るまでカウントを続ける。LCNT=xでカウンタクリ
アとなり、/LCLRが出力される。設定値xは外部か
ら取り込まれる画像データの主走査1ラインの周期に相
当する値に設定してある。
【0055】STS0の状態から/READY=L、す
なわちポリゴンモータが安定回転すると、STS1の状
態に移り、それによりBD=Hとなり、LD1、LD2
を点灯させる。STS1の状態で、LD1の点灯によ
り、ディテクタパルス信号/DETPが検出されるが、
/DETP=Lで/LCLRが出力され、カウンタLC
NTがリセットされる。/DETP=LでSTS2の状
態に移り、それによりBD=Lとなり、LD1、LD2
が消灯する。
【0056】STS2の状態で、カウンタLCNTは、
カウンタ設定部26からの設定値xになるまでカウント
を続ける。つまり、LCNT=xでカウンタクリアとな
り、/LCLRが出力される。そしてSTS3に移る。
STS3の状態で、カウンタLCNTは、カウンタ設定
部26からの設定値yと比較し、LCNT=yとなった
ところでSTS4に移り、BD=H、/LODD=Lと
なり、LD1、LD2を点灯させる。設定値yは、画像
領域外で、しかも光ビームが同期検知センサ18で検出
できるようなタイミングでLD1、LD2が点灯するよ
うに設定してある。
【0057】STS4の状態では、先行するLD1の点
灯により/DETPが検出されるが、/DETP=Lで
STS5の状態に移り、/LCLRが出力され、カウン
タLCNTがリセットされる。STS5の状態で、先行
するLD1が点灯状態のまま同期検知センサ上を通過す
ることで/DETP=Hとなると、STS6の状態に移
り、/LODD=Hとなる。STS6の状態では、後行
するLD2によるディテクタパルス信号/DETPが検
出され、/DETP=LでSTS7の状態に移り、BD
=Lとなり、LD1、LD2が消灯する。
【0058】STS7の状態から/DETP=Hとなる
と、STS2の状態に移る。そして、STS2→STS
3→STS4→STS5→STS6→STS7→STS
2→・・・を繰り返す。そして、/CLR=Lでリセッ
トされ、/CLR=H、/READY=HでSTS0に
戻る。
【0059】例えば、線速45mm/sのプリンタ装置
において、6面のポリゴンミラーを用いて、ポリゴンモ
ータの回転数を10630rpm、2つのLDを用いた
光学ユニットの走査幅を440mmとする。主走査12
00dpi、副走査1200dpiの解像度とした場合
は、1走査の時間は940.73μSとなるが、2ライ
ン同時に画像を書き込むので、1走査で2回、ライン同
期信号/LSYNCが出力される。よって、CLOCK
=22.1MHzとして、x=10395に設定し、y
については10395より小さい値、例えばy=103
75に設定することになる。
【0060】主走査1200dpi、副走査600dp
iの解像度とした場合は、ポリゴンモータの回転数は変
えないので、CLOCKは主走査1200dpi、副走
査1200dpiと同じ22.1MHzに設定し、xの
値を主走査1200dpi、副走査1200dpiの2
倍のx=20790に設定し、yについては20790
より小さい値、例えばy=20750に設定すること
で、ポリゴンミラー2面分を1走査の時間とし、ポリゴ
ンミラー1面置きにLDを点灯させている。
【0061】よって、主走査1200dpi、副走査1
200dpiの場合と同じようにLDを点灯させ、同期
検知センサ出力である/DETPを出力し、画像データ
によってLDを点灯させたり消灯させるが、次のポリゴ
ンミラー面ではLDを消灯させ、画像データの書込を行
わず、その次のポリゴンミラー面でLDを点灯させ、同
期検知センサ出力である/DETPを出力し、画像デー
タによってLDを点灯させたり消灯させる。
【0062】主走査600dpi、副走査600dpi
の解像度とした場合は、CLOCKは主走査1200d
pi、副走査600dpiの1/2の11.05MHz
となるだけであとは主走査1200dpi、副走査60
0dpiと同じである。
【0063】本実施の形態の場合、強制点灯信号BDに
よってLD1、LD2を強制点灯させているため、制御
信号が減って制御回路が簡素化する。しかし、上記状態
遷移図の説明において、STS1の状態でBD=Hとな
り、LD1、LD2を点灯させた時、LD2の走査位置
が同期検出センサを通り過ぎていれば(LD1の走査位
置が同期検知センサより前)、先行するLD1が点灯後
最初に同期検出センサ上を通過することになり、上記実
施の形態のとおりとなる。
【0064】しかし、LD1が同期検知センサ通過後に
BD=Hとなり、LD1、LD2を点灯させた場合、S
TS1の状態において後行するLD2の点灯によって/
DETPが検出されることになる。この場合、LD1と
LD2の主走査方向のずれ量分だけ次の/LCLR、B
Dの出力タイミングが遅れることになる。/LCLRに
ついては特に問題ないが、BDについてはその出力タイ
ミングが遅れると、同期検知センサでLD1を検知でき
なくなる可能性がある。よって、このことを見込んで、
設定値yを少なめに余裕をもって設定しておくほうが好
ましい。
【0065】図9では記載していないが、解像度の切り
替えによってCLOCKおよびカウンタ設定部の設定値
x、yを変更する機能が備わっていて、操作パネル等の
外部入力装置からの指示により変更するようにしてもよ
い。
【0066】次に本発明の第3の実施形態について説明
する。本実施の形態は請求項3に対応するものである。
光学ユニットの構成図は図7に示した第2の実施形態の
ものと同じである。図13に画像書込制御部のブロック
図、図14に画像書込タイミングを示している。第2の
実施形態と異なる点は、LD1とLD2をそれぞれ強制
点灯させる信号BD1とBD2があることで、その他は
同様である。また、第2の実施形態と同様にLD1が先
行するLDであり、同期検知センサ18において先に検
出される。
【0067】図15に第3の実施形態のステートマシン
のタイミングチャートを示している。ステートマシンの
状態遷移図は図11に示した第2の実施形態のものと同
じである。次にステートマシンの動作を説明する。/C
LR=H、そして/READY=Hの時、すなわち制御
装置が可動し、まだポリゴンモータが回転していないと
き、もしくはまだ安定した回転をしていない時、STS
0の状態になり、カウンタLCNTは、設定値xになる
までカウントを続ける。LCNT=xでカウンタクリア
となり、/LCLRが出力される。設定値xは外部から
取り込まれる画像データの主走査1ラインの周期に相当
する値に設定してある。
【0068】STS0の状態から/READY=L、す
なわちポリゴンモータが安定回転すると、STS1の状
態に移り、それによりBD1=Hとなり、LD1を点灯
させる。STS1の状態で、LD1の点灯により、ディ
テクタパルス信号/DETPが検出されるが、/DET
P=Lで/LCLRが出力され、カウンタLCNTがリ
セットされる。/DETP=LでSTS2の状態に移
り、それによりBD1=Lとなり、LD1が消灯する。
【0069】STS2の状態で、カウンタLCNTは、
カウンタ設定部26からの設定値xになるまでカウント
を続ける。つまり、LCNT=xでカウンタクリアとな
り、/LCLRが出力される。そしてSTS3に移る。
STS3の状態で、カウンタLCNTは、カウンタ設定
部26からの設定値yと比較し、LCNT=yとなった
ところでSTS4に移り、BD1=H、BD2=H、/
LODD=Lとなり、LD1、LD2を点灯させる。設
定値yは、画像領域外で、しかも光ビームが同期検知セ
ンサで検出できるようなタイミングでLD1、LD2が
点灯するように設定してある。
【0070】STS4の状態では、先行するLD1の点
灯により/DETPが検出されるが、/DETP=Lで
STS5の状態に移り、/LCLRが出力され、カウン
タLCNTがリセットされる。STS5の状態では、B
D1=Lとなり、LD1を消灯させる。LD1の消灯に
よって/DETP=Hとなると、STS6の状態に移
り、/LODD=Hとなる。STS6の状態では、後行
するLD2による/DETPが検出され、/DETP=
LでSTS7の状態に移り、BD2=Lとなり、LD2
が消灯する。STS7の状態からLD2の消灯によって
/DETP=Hとなると、STS2の状態に移る。
【0071】そして、STS2→STS3→STS4→
STS5→STS6→STS7→STS2→・・・を繰
り返す。そして、/CLR=Lでリセットされ、/CL
R=H、/READY=HでSTS0に戻る。
【0072】例えば、線速45mm/sのプリンタ装置
において、6面のポリゴンミラーを用いて、ポリゴンモ
ータの回転数を10630rpm、2つのLDを用いた
光学ユニットの走査幅を440mmとする。主走査12
00dpi、副走査1200dpiの解像度とした場合
は、1走査の時間は940.73μSとなるが、2ライ
ン同時に画像を書き込むので、1走査で2回、ライン同
期信号/LSYNCが出力される。よって、CLOCK
=22.1MHzとし、x=10395に設定し、yに
ついては10395より小さい値、例えばy=1037
5に設定することになる。
【0073】主走査1200dpi、副走査600dp
iの解像度とした場合は、ポリゴンモータの回転数は変
えないので、CLOCKは主走査1200dpi、副走
査1200dpiと同じ22.1MHzに設定し、xの
値を主走査1200dpi、副走査1200dpiの2
倍のx=20790に設定し、yについては20790
より小さい値、例えばy=20750に設定すること
で、ポリゴンミラー2面分を1走査の時間とし、ポリゴ
ンミラー1面置きにLDを点灯させている。
【0074】よって、主走査1200dpi、副走査1
200dpiの場合と同じようにLDを点灯させ、同期
検知センサ出力である/DETPを出力し、画像データ
によってLDを点灯させたり消灯させるが、次のポリゴ
ンミラー面ではLDを消灯させ、画像データの書込を行
わず、その次のポリゴンミラー面でLDを点灯させ、同
期検知センサ出力である/DETPを出力し、画像デー
タによってLDを点灯させたり消灯させる。
【0075】主走査600dpi、副走査600dpi
の解像度とした場合は、CLOCKは主走査1200d
pi、副走査600dpiの1/2の11.05MHz
となるだけであとは主走査1200dpi、副走査60
0dpiと同じである。
【0076】図13では記載していないが、解像度の切
り替えによってCLOCKおよびカウンタ設定部の設定
値x、yを変更する機能が備わっていて、操作パネル等
の外部入力装置からの指示により変更するようにしても
よい。
【0077】次に本発明の第4の実施形態について説明
する。本実施の形態は請求項4に対応するものである。
光学ユニットの構成図は図7に示した第2の実施形態の
ものと同じであり、画像書込制御部のブロック図は図1
3に示した第3の実施形態のものと同じである。図16
に画像書込タイミングを示しているが、第3の実施形態
と異なる点は、LD1とLD2をそれぞれ強制点灯させ
る信号BD1とBD2を同時にONさせないことで、よ
って、同期検知センサ18からの出力信号/DETPを
得るためにLD1、LD2を強制点灯させる場合、両方
が同時に点灯しないことになる。また、第3の実施形態
と同様にLD1が先行するLDであり、同期検知センサ
18において先に検出される。
【0078】図17に第4の実施形態のステートマシン
のタイミングチャートを示している。ステートマシンの
状態遷移図は図11に示した第2の実施形態のものと同
じである。次にステートマシンの動作を説明する。/C
LR=H、そして/READY=Hの時、すなわち制御
装置が可動し、まだポリゴンモータが回転していないと
き、もしくはまだ安定した回転をしていない時、STS
0の状態になり、カウンタLCNTは、設定値xになる
までカウントを続ける。LCNT=xでカウンタクリア
となり、/LCLRが出力される。設定値xは外部から
取り込まれる画像データの主走査1ラインの周期に相当
する値に設定してある。
【0079】STS0の状態から/READY=L、す
なわちポリゴンモータが安定回転すると、STS1の状
態に移り、それによりBD1=Hとなり、LD1を点灯
させる。STS1の状態で、LD1の点灯により、ディ
テクタパルス信号/DETPが検出されるが、/DET
P=Lで/LCLRが出力され、カウンタLCNTがリ
セットされる。/DETP=LでSTS2の状態に移
り、それによりBD1=Lとなり、LD1が消灯する。
【0080】STS2の状態で、カウンタLCNTは、
カウンタ設定部26からの設定値xになるまでカウント
を続ける。つまり、LCNT=xでカウンタクリアとな
り、/LCLRが出力される。そしてSTS3に移る。
STS3の状態で、カウンタLCNTは、カウンタ設定
部26からの設定値yと比較し、LCNT=yとなった
ところでSTS4に移り、BD1=H、/LODD=L
となり、LD1を点灯させる。設定値yは、画像領域外
で、しかも光ビームが同期検知センサで検出できるよう
なタイミングでLD1が点灯するように設定してある。
【0081】STS4の状態では、先行するLD1の点
灯により/DETPが検出されるが、/DETP=Lで
STS5の状態に移り、/LCLRが出力され、カウン
タLCNTがリセットされる。STS5の状態では、B
D1=LとなりLD1を消灯させ、一方、BD2=Hと
してLD2を点灯させる。LD1の消灯によって/DE
TP=Hとなると、STS6の状態に移り、/LODD
=Hとなる。STS6の状態では、後行するLD2の点
灯により/DETPが検出され、/DETP=LでST
S7の状態に移り、BD2=Lとなり、LD2が消灯す
る。STS7の状態からLD2の消灯によって/DET
P=Hとなると、STS2の状態に移る。
【0082】そして、STS2→STS3→STS4→
STS5→STS6→STS7→STS2→・・・を繰
り返す。そして、/CLR=Lでリセットされ、/CL
R=H、/READY=HでSTS0に戻る。
【0083】例えば、線速45mm/sのプリンタ装置
において、6面のポリゴンミラーを用いて、ポリゴンモ
ータの回転数を10630rpm、2つのLDを用いた
光学ユニットの走査幅を440mmとする。主走査12
00dpi、副走査1200dpiの解像度とした場合
は、1走査の時間は940.73μSとなるが、2ライ
ン同時に画像を書き込むので、1走査で2回、ライン同
期信号/LSYNCが出力される。よって、CLOCK
=22.1MHzとし、x=10395に設定し、yに
ついては10395より小さい値、例えばy=1037
5に設定することになる。
【0084】主走査1200dpi、副走査600dp
iの解像度とした場合は、ポリゴンモータの回転数は変
えないので、CLOCKは主走査1200dpi、副走
査1200dpiと同じ22.1MHzに設定し、xの
値を主走査1200dpi、副走査1200dpiの2
倍のx=20790に設定し、yについては20790
より小さい値、例えばy=20750に設定すること
で、ポリゴンミラー2面分を1走査の時間とし、ポリゴ
ンミラー1面置きにLDを点灯させている。
【0085】よって、主走査1200dpi、副走査1
200dpiの場合と同じようにLDを点灯させ、同期
検知センサ出力である/DETPを出力し、画像データ
によってLDを点灯させたり消灯させるが、次のポリゴ
ンミラー面ではLDを消灯させ、画像データの書込を行
わず、その次のポリゴンミラー面でLDを点灯させ、同
期検知センサ出力である/DETPを出力し、画像デー
タによってLDを点灯させたり消灯させる。
【0086】主走査600dpi、副走査600dpi
の解像度とした場合は、CLOCKは主走査1200d
pi、副走査600dpiの1/2の11.05MHz
となるだけであとは主走査1200dpi、副走査60
0dpiと同じである。
【0087】図13では記載していないが、解像度の切
り替えによってCLOCKおよびカウンタ設定部の設定
値x、yを変更する機能が備わっていて、操作パネル等
の外部入力装置からの指示により変更するようにしても
よい。
【0088】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。本実施の形態は請求項1から4に対応するもの
である。図18に4ドラム方式のカラー画像形成装置を
示すが、光学ユニット1は、図2に示したものと同じで
あり、LDユニット16、ポリゴンミラー3、各レンズ
4、5等で構成され、LDユニット16からの光ビーム
が、色分解した画像情報に基づいて作動する光ビームド
ライバ(図示せず)により、光のON、OFF信号に変
換される。各光ビームは、色分解された画像情報に基づ
いて、それぞれON、OFFを繰り返しながらポリゴン
ミラー3により偏向されて、レンズを通って感光体7に
照射される。感光体7の回りには、帯電器8、現像ユニ
ット9、転写器10が備わっており、通常の電子写真プ
ロセスである帯電、露光、現像、転写により記録紙上に
画像が形成される。
【0089】本構成図では、4色分の光学ユニット1と
画像形成部が備わっており、図1に示した画像形成装置
が4つ並んでいる。記録紙28が転写ベルト29で搬送
されながら、1色目の画像が記録紙上に形成され、次に
2色目、3色目、4色目の順に画像が形成され、4色の
画像が重ね合わさってカラー画像が形成される。
【0090】本構成の画像形成装置についても、上記第
1の実施形態と同様の制御を各色の画像書込制御部に適
用できる。また、図7に示した光学ユニットとしてもよ
く、その場合、上記第2から4の実施形態と同様の制御
を各色の画像書込制御部に適用できる。
【0091】次に、本発明の第6の実施形態について説
明する。本実施の形態は請求項1から4に対応するもの
である。図19に4ドラム方式の画像形成装置を示す。
光学ユニット1については、図18に示した第5の実施
形態とは異なり、感光体回りの画像形成部については同
様なので省略する。本実施の形態の光学ユニット1は、
1つのポリゴンミラー3を用いて、ポリゴンミラー面の
上方と下方で異なる色の光ビームを偏向走査させ、さら
に、ポリゴンミラー3を中心に対向振分走査させること
で、4色分の光ビームをそれぞれの感光体上を走査す
る。BK、C、M、Yは各色を示す。各色の光ビーム
は、ポリゴンミラー3によって偏向し、各色のfθレン
ズを通り、第1ミラー、第2ミラーで折り返され、BT
Lを通り、第3ミラーで折り返され、感光体上を走査す
る。
【0092】図20に光学ユニット1を示すが、図19
の光学ユニット1を上から見た図である。LDユニット
BKおよびLDユニットYからの光ビームは、CYL
(シリンダレンズ)を通り、反射ミラーによってポリゴ
ンミラー3の下方面に入射し、ポリゴンミラーが回転す
ることにより光ビームを偏向し、fθレンズを通り、第
1ミラーによって折り返される。LDユニットCおよび
LDユニットMからの光ビームは、CYL(シリンダレ
ンズ)を通り、ポリゴンミラーの上方面に入射し、ポリ
ゴンミラーが回転することにより光ビームを偏向し、f
θレンズを通り、第1ミラーによって折り返される。
【0093】主走査方向の画像書き出し位置より前方に
CYM(シリンダミラー)、センサが備わっており、f
θレンズを通った光ビームがCYMによって反射集光さ
せてセンサに入射するような構成となっている。このセ
ンサは、同期検知信号を検出するための同期検知センサ
である。また、LDユニットBKからの光ビームとLD
ユニットCからの光ビームでは、共通のCYM、並びに
センサを使用している。LDユニットYとLDユニット
Mについても同様である。同じセンサに2つの光ビーム
が入射することになるので、各光ビームのポリゴンミラ
ーへの入射角を異なるようにすることで、それぞれの光
ビームがセンサに入射するタイミングを変え、それぞれ
検出できるようにしている。図からも分かるように、B
KとCに対し、YとMが逆方向に走査している。
【0094】BKとCで共通のCYMとセンサ、MとY
で共通のCYMとセンサを使用しているため、BKとC
の同期信号、MとYの同期信号を分離する必要があり、
画像書込制御部のシーケンスコントローラで分離するこ
とになる。それ以外は、第1の実施形態と同様の制御と
なる。また、各色、別々のセンサに入射するような構成
としてもよく、そうすると、各色について第1の実施形
態と同様の制御となる。
【0095】各色、またはある色だけ、図7に示した複
数ビーム構成としてもよい。その場合、BKとCで共通
のCYMとセンサ、MとYで共通のCYMとセンサを使
用する場合は、画像書込制御部のシーケンスコントロー
ラで分離することになり、複数ビームを用いた色につい
ては第2から4の実施形態と同様の制御となる。各色、
別々のセンサに入射するような構成にすると、複数ビー
ムを用いた色については第2から4の実施形態と同様の
制御となる。
【0096】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、光ビーム
を検出するための光ビームの点灯タイミングを変更する
ことによって、副走査方向の解像度を切り替えることに
より、副走査方向の解像度を切り替えるための新たな複
雑な制御回路を必要とせず、もちろん分周回路も必要と
せず、制御回路が簡素化し、画像データに対する光ビー
ムの露光を行わないミラー面については光ビームを消灯
することでフレア光の影響を極力なくすことができる。
【0097】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様に、複数の光ビームを用いた場合でも対処でき、か
つ点灯制御信号を共通にすることで制御回路を簡素化す
ることができる。
【0098】請求項3記載の発明によれば、請求項1と
同様に、複数の光ビームを用いた場合でも対処でき、か
つできる限り光ビームを消灯させてフレア光の影響を少
なくすることができる。
【0099】請求項4記載の発明によれば、請求項3と
同様であり、さらにフレア光の影響を少なくすることが
できる。
【0100】請求項5記載の発明によれば、ユーザが操
作パネル等で容易に解像度を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による画像形成装置を
示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による光学ユニットを
示す構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による画像書込制御部
を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態による画像書込タイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態によるステートマシン
(シーケンスコントローラ)の状態遷移を示す構成図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施形態によるステートマシン
(シーケンスコントローラ)のタイミングチャートであ
る。
【図7】本発明の第2の実施形態による光学ユニットを
示す構成図である。
【図8】本発明の第2の実施形態によるLDのビームス
ポットおよび位置関係を示す構成図である。
【図9】本発明の第2の実施形態による画像書込制御部
を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施形態による画像書込タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図11】本発明の第2の実施形態によるステートマシ
ン(シーケンスコントローラ)の状態遷移を示す構成図
である。
【図12】本発明の第2から4の実施形態によるステー
トマシン(シーケンスコントローラ)のタイミングチャ
ートである。
【図13】本発明の第3および4の実施形態による画像
書込制御部を示すブロック図である。
【図14】本発明の第3の実施形態による画像書込タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図15】本発明の第3の実施形態によるステートマシ
ン(シーケンスコントローラ)のタイミングチャートで
ある。
【図16】本発明の第4の実施形態による画像書込タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図17】本発明の第4の実施形態によるステートマシ
ン(シーケンスコントローラ)のタイミングチャートで
ある。
【図18】本発明の第5の実施形態による画像形成装置
を示す構成図である。
【図19】本発明の第6の実施形態による画像形成装置
を示す構成図である。
【図20】本発明の第6の実施形態による光学ユニット
を示す構成図である。
【符号の説明】
1 光学ユニット 3 ポリゴンミラー 7 感光体 13 LD 14 LD駆動部 16 LDユニット 18 同期検知センサ 19 FIFO 20 シーケンスコントローラ 21 FIFOライト制御信号発生部 22 トリガ信号発生部 23 書込同期クロック発生部 24 FIFOリード制御信号発生部 25 LD強制点灯データ発生部 26 カウンタ設定部 27 ライン同期信号発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/23 103 H04N 1/04 104A 5C074 Fターム(参考) 2C362 BA66 BA69 BA71 BB31 BB32 BB33 BB34 BB46 CB02 CB07 CB14 2H045 AA01 BA22 CA98 CB63 DA21 2H076 AB06 AB32 5B047 BA02 BB02 BC09 CA05 CA08 CA19 CB04 CB06 CB17 5C072 CA06 CA12 HA02 HA13 HB08 HB13 TA04 5C074 BB03 BB26 CC22 CC26 DD11 DD14 EE02 EE15 FF15 GG02 GG04 GG09 GG12 HH02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに応じて点灯制御される発光
    源と、前記発光源から出力される光ビームを主走査方向
    に偏向する偏向手段と、前記光ビームが偏向手段により
    主走査方向に走査することにより、前記光ビームを検出
    する光ビーム検出手段とを備え、副走査方向に回転また
    は移動する像担持体上を前記光ビームが走査することに
    より画像形成を行う光ビーム走査装置において、 前記光ビームを検出するための光ビームの点灯タイミン
    グを変更することによって、該副走査方向の解像度を切
    り替える制御手段を設けたことを特徴とする光ビーム走
    査装置。
  2. 【請求項2】 画像データに応じて点灯制御される複数
    の発光源と、前記複数の発光源から出力される複数の光
    ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記複数の
    光ビームが偏向手段により主走査方向に走査することに
    より、前記光ビームを検出する光ビーム検出手段を備
    え、副走査方向に回転または移動する像担持体上を前記
    複数の光ビームが同時に副走査方向に所定ピッチずつず
    れて走査することにより画像形成を行う光ビーム走査装
    置において、 各光ビームを検出するために前記各光ビームを点灯させ
    る信号が、全て同じタイミングであり、該点灯タイミン
    グを変更することによって、副走査方向の解像度を切り
    替える制御手段を設けたことを特徴とする光ビーム走査
    装置。
  3. 【請求項3】 画像データに応じて点灯制御される複数
    の発光源と、前記複数の発光源から出力される複数の光
    ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記複数の
    光ビームが偏向手段により主走査方向に走査することに
    より、前記光ビームを検出する光ビーム検出手段を備
    え、副走査方向に回転または移動する像担持体上を複数
    の光ビームが同時に副走査方向に所定ピッチずつずれて
    走査することにより画像形成を行う光ビーム走査装置に
    おいて、 各光ビームを検出するために前記各光ビームを点灯させ
    る信号について、点灯開始タイミングは同じ設定であ
    り、消灯タイミングについては、それぞれの光ビームの
    検出によって消灯し、該点灯開始タイミングを変更する
    ことによって、副走査方向の解像度を切り替える制御手
    段を設けたことを特徴とする光ビーム走査装置。
  4. 【請求項4】 画像データに応じて点灯制御される複数
    の発光源と、前記複数の発光源から出力される複数の光
    ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記複数の
    光ビームが偏向手段により主走査方向に走査することに
    より、光ビームを検出する光ビーム検出手段を備え、副
    走査方向に回転または移動する像担持体上を前記複数の
    光ビームが同時に副走査方向に所定ピッチずつずれて走
    査することにより画像形成を行う光ビーム走査装置にお
    いて、 各光ビームを検出するために前記各光ビームを点灯させ
    る信号が、それぞれ別々のタイミングであり、先行する
    光ビーム以外については、前方の光ビームの検出により
    点灯を開始し、全ての光ビームについて、光ビームの検
    出により消灯し、前記先行する光ビームの点灯開始タイ
    ミングを変更することにより副走査方向の解像度を切り
    替える制御手段を設けたことを特徴とする光ビーム走査
    装置。
  5. 【請求項5】 副走査方向の解像度切替を指示する指示
    手段を設けたことを特徴とする請求項1から4の何れか
    1項に記載の光ビーム走査装置。
JP2001034473A 2000-11-24 2001-02-09 光ビーム走査装置 Pending JP2002219823A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011242494A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Ricoh Co Ltd 光走査装置,画像形成装置,制御方法,およびプログラム

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