JP2002219148A - 6輪の車いす - Google Patents

6輪の車いす

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JP2002219148A
JP2002219148A JP2001019448A JP2001019448A JP2002219148A JP 2002219148 A JP2002219148 A JP 2002219148A JP 2001019448 A JP2001019448 A JP 2001019448A JP 2001019448 A JP2001019448 A JP 2001019448A JP 2002219148 A JP2002219148 A JP 2002219148A
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wheel
wheelchair
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JP2001019448A
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Sadamu Mizobuchi
定 溝淵
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Abstract

(57)【要約】 【課題】6輪の車いすは路面の凹凸を介護者の助けを借
りないで通過できる点ですぐれた特性を有するが、従来
の4輪式の車いすと構造が余りに違いすぎるため、生産
のためには新しく多額の投資を必要とした。 【解決手段】上記した課題は、左右に配された主車輪の
内側に、連結腕によって互いに結合される左右の側枠を
設け、前記側枠の前部を主車輪の前方に位置して側枠に
設けた前側補助輪によって支持するとともに、前記側枠
の後部を主車輪と後側補助輪との間に橋架した支持腕に
ピボット軸を介して支持することにより、従来の4輪式
の車体との共通部品が増して新たな部品が少なくて足り
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車いすに関するもの
で、特に、いすを支える大径の主車輪の前後に補助車輪
を加えて6輪とし、前記いすを前後に揺動させて段差の
ある路面を走行可能にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、4輪式の車いすでは進行方向前方
の路面にある段を乗り越えようとしても、前側に設けら
れた小径の補助輪が、その段に突き当たってしまい座乗
した状態では乗り超えることが出来なかったので、図6
で示すように、主車輪Mの前側と後側とに補助輪S 、
Sを設けて6輪車とし、座乗者Pが重心を前後に傾けて
いすCを前後に傾動させることによって補助輪S、Sを
路面から浮き上がらせて進行し、路面にある段を昇降で
きるようにした車いすが知られている(例えば、特開2
000−84008号公報、特開平9−38143号公
報、特開平8−191862号公報など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
6輪の車いすは従来の4輪式の車いすとは、車体構成が
全く異なる新規なフレーム構成を採用しているので、こ
れらを生産するためには多額の新規な設備投資を要する
他、従来の管曲げや溶接治具などの設備が無駄となるた
め、経済的な損失が大きかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、左右に
配された主車輪の内側に、連結腕によって互いに結合さ
れる左右の側枠を設け、前記側枠の前部を主車輪の前方
に位置して側枠に設けた前側補助輪によって支持すると
ともに、前記側枠の後部を主車輪と後側補助輪との間に
橋架した支持腕にピボット軸を介して支持することによ
り解決される。そこでは、前記支持腕は一端に主車輪と
他端に後側補助輪とを支持するとともに、側枠とは背枠
に取付けたブラケット部材と前記ピボット軸とを介して
連結する構成とするのが好ましい。
【0005】
【作用】従来の4輪の車いすと略同様な構成を有する側
枠へ前端に主車輪を設け、他端に後側補助輪を取り付け
た支持腕を付加的に取り付け、それによって側枠の後部
を回動可能に支持することにより6輪の車いすが構成さ
れる。そこで、各側枠が支持腕に対して回動可能になっ
ている。
【0006】
【発明の実施の態様】以下、本願発明の実施の好ましい
態様を説明する。図1中、10はこの発明に係る6輪の
車いすである。6輪の車いす10は図2、図3で示すよ
うに大径の主車輪11の内側に配置される左右の側枠1
2、12を互いに交叉して設けた連結腕13によって結
合して構成されている。前記連結腕13は前後方向に向
けて設けた枢軸14によって互いに回動可能に連結され
た2個を一対として前後に各1対が取付けられている。
よって、左右の側枠12、12は枢軸14を軸として連
結腕13を回動させることにより、図3中、左半部で示
す拡開した位置と、右半部で示すような折り畳んだ位置
とをとることができようになっている。
【0007】前記左右の各側枠12、12は座乗者(図
示してない)を支える座枠12aとその下方に平行に配
置された下枠12b、および座乗者の肘を支える肘枠1
2cからなる水平方向の3本と、背中を支承する背枠1
2dとを互いに結合して構成されている。前記座枠12
aの前端は下方へ向けて折り曲げられ、その下端部に足
踏み板12eが支持されている。12fは車いすの手押
しハンドルであり、座乗者の介添人が車いすを押して移
動させるべく設けられている。15は前側補助輪であ
り、従来と同様に肘枠12cの下端部に取付けられてい
て各側枠12、12の前側を支持する。
【0008】21はズック状の布材で作られ、両側枠1
2、12の間に張設された背布である。22は同様の腰
布、23は尻布であり、それらの端部は折り返して丸く
縫合されていて、側枠12を構成する管材に挿通して取
付けられている。なお、以上に説明した構成は、従来形
の4輪式の車いすにおいて慣用されている技術と大略一
致するので、詳細な説明は省略する。
【0009】各側枠12、12の後側は支持腕17を介
して前記主車輪11と後側補助輪16とによって支持さ
れている。支持腕17は前端部に主車輪11を、また、
後端部に後側補助輪16をそれぞれ回動可能に支持して
おり、その中間部において、前記背枠12dへ着脱可能
に取り付けられたブラケット19へ、ピボット軸18を
介して回動可能に連結されている。そして図4、図5で
示すように主車輪11と後側補助輪16はピボット軸1
8の回りを回動可能に構成されるとともに、側枠12、
12はブラケット19と支持腕17との間に介在させた
クリアランス20により、後方へ倒れ過ぎないようにし
て座乗者の安全を図っている。
【0010】各側枠12、12は以上のように構成され
ているので、座乗者Pの体重が前側補助輪15と主車輪
11との間に作用するとき図4で示す姿勢となり、座乗
者の体重は6輪すべてによって支承される。すなわち、
前側が前側補助輪15により支承されるとともに、後側
が主車輪11と後側補助輪16とによって分担して支承
される。また、座乗車の体重が主車輪11の位置より後
方へ作用するときは、座乗者の体重が主車輪11と後側
補助輪16とによって支承されることなり、図5で示す
ように、前側補助輪15が路面より浮き上がる。なお、
前補助輪15と後側補助輪16とはともに、いわゆる、
キャスタ車輪であり、鉛直方向の支軸によって回動可能
に支持されるとともに、自動的に進行方向へ向きを変え
ることができる。
【0011】図6は従来から行われている6輪の車いす
10の使用方法を説明するものである。6輪の車いす1
0を、同図(a)で示す平坦な路面を移動している状態
から、同図(b)で示すような、前方に上りの段がある
場所に至ったときは、座乗者Pが体重を後へ移動させれ
ば、前側補助輪15が持ち上がり、そのまま進行させれ
ば、前側補助輪15は段の上へ進行し、主車輪11が段
に当たる。この状態では同図(c)で示すように体重を
前へ移動させ、主車輪11を段の上へ乗せれば、後側補
助輪16が浮きあがり、そのまま前進することに障害が
なくなる。
【0012】以上とは逆に、前方に下りの段があるとき
は、上記と逆の方向へ体重を移動させることによって通
過することができる。なお、これら段を昇降する際の走
行方法は、6輪車いすの使用方法として公知の事項であ
り、特に、新しいものではない。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、従来の4輪式
車いすの側枠を利用し、その側枠に取り付けたブラケッ
トに、主車輪と後側補助輪を支持した支持腕を回動可能
に取り付ける簡単な構造を付加するのみで、背枠側へ倒
すことによって前側補助輪を浮き上がらせることのでき
る6輪の車いすが得られる。よって、新しく必要となる
部品が少なくて済み、側枠の生産のため新たに発生する
設備投資を抑制することができる。請求項2の発明によ
れば、支持腕を支持するブラケットは背枠に取付けられ
ているから、低い位置で支持腕を支持することができ、
後側支持輪回りの構造を小さくすることができる。など
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る6輪車いすの外観図である。
【図2】その後面図であり、図中の左半部は使用状態、
右半部は折り畳み状態を示す。
【図3】図2中のIII−III断面図である。
【図4】6輪の車いすが平地を走行するときの走行姿勢
を示す側面図である。
【図5】6輪の車いすが段部を上がる姿勢を示す側面図
である。
【図6】6輪車いすの使用方法の説明図であり、(a)
は平地走行状態、(b)は段部を上る状態、(c)は段
部を上りきった状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
10・・・・6輪の車いす 11・・・・主車輪 12・・・・側枠 12a・・・座枠 12b・・・下枠 12c・・・肘枠 12d・・・背枠 12e・・・足踏み板 12f・・・手押しハンドル 13・・・・連結腕 14・・・・枢軸 15・・・・前側補助輪 16・・・・後側補助輪 17・・・・支持腕 18・・・・ピボット軸 19・・・・ブラケット 21・・・・背布 22・・・・腰布 23・・・・尻布 P・・・・・座乗者

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右に配された主車輪の内側に、連結腕に
    よって互いに結合される左右の側枠を設け、前記側枠の
    前部を主車輪の前方に位置して側枠に設けた前側補助輪
    によって支持するとともに、前記側枠の後部を主車輪と
    後側補助輪との間に橋架した支持腕にピボット軸を介し
    て支持してなる6輪の車いす。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記支持腕は一端に主
    車輪と他端に後側補助輪とを支持するとともに、側枠と
    は背枠に取付けたブラケット部材と前記ピボット軸とを
    介して連結されている6輪の車いす。
JP2001019448A 2001-01-29 2001-01-29 6輪の車いす Withdrawn JP2002219148A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106074019A (zh) * 2016-07-18 2016-11-09 张国良 一种六轮轮椅

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