JP2002219102A - 内視鏡装置用光源システム - Google Patents

内視鏡装置用光源システム

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JP2002219102A
JP2002219102A JP2001020062A JP2001020062A JP2002219102A JP 2002219102 A JP2002219102 A JP 2002219102A JP 2001020062 A JP2001020062 A JP 2001020062A JP 2001020062 A JP2001020062 A JP 2001020062A JP 2002219102 A JP2002219102 A JP 2002219102A
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章 杉山
Hiroshi Sano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボ撮影時において騒音や電磁波の発生
を抑えた内視鏡装置用光源システムであって、さらに一
台の内視鏡プロセッサで観察部位を通常撮影またはスト
ロボ撮影することができる、内視鏡装置用光源システム
を提供すること。 【解決手段】 内視鏡装置用光源システムは、プロセッ
サ部とスコープ部とから構成される内視鏡装置のための
光源システムであって、照射された光が観察領域内にあ
る観察関心部位を照明するようにスコープ部先端に設け
られる第一の光源を有する第一の照明手段と、プロセッ
サ部に設けられ、連続した光束を常に照射する第二の光
源と、第二の光源から照射される光束が少なくとも観察
領域内にある観察関心部位周辺を照明するように導光す
る導光手段と、を有する第二の照明手段と、ストロボ撮
影時、任意のタイミングでストロボ光が照射されるよう
に第一の光源の発光制御を行う制御手段と、を有する構
成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡装置に搭
載される光源システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、体内を観察するための内視鏡
装置は、光源や画像処理回路等を備えるプロセッサ部
と、体内に挿入され体内を照明すると同時に撮影を行う
スコープ部とから構成される。近年、内視鏡による撮影
(観察)は、観察部位周辺の様子を連続して観察・撮影
する通常撮影(通常観察)のみならず、観察部位の特定
の状態(形状)を静止画として撮影するストロボ撮影
(ストロボ観察)も可能になりつつある。観察方法の多
様化に伴い、プロセッサ部は、所望の観察方法に最も適
した光源を備えるものが選択され使用されている。
【0003】例えば、発声時の声帯等のような一定の周
期性を持って振動する部位を撮影する場合には、まず該
部位周辺の様子を連続して撮影するために常時照明する
ことができる通常光源を備えたプロセッサが必要にな
る。また、連続振動中の観察部位の特定の形状のみを静
止画またはスローモーション画像として撮影するために
間欠的に発光することができるストロボ放電光源を備え
たプロセッサも必要になる。
【0004】ところが、上記のストロボ放電光源を使用
すると、発光させるごとに高い電流が一気に流れるた
め、騒音や電磁波が発生するおそれがある。騒音は、撮
影者や被撮影者にとって耳障りである。電磁波は、他の
医療機器の動作に悪影響を与えかねない。
【0005】さらに、撮影方法によってプロセッサを使
い分けるのは撮影者にとって極めて煩わしいという問題
がある。また、複数のプロセッサを必要とするため、設
備を充実させようとすると、費用が掛かりしかも広いス
ペースを確保しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記の
事情に鑑み、ストロボ撮影時において騒音や電磁波の発
生を抑えた内視鏡装置用光源システムであって、さらに
一台の内視鏡プロセッサで観察部位を通常撮影またはス
トロボ撮影することができる、内視鏡装置用光源システ
ムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の内視鏡装置用光源システムは、プロセッサ部とスコ
ープ部とを備えた内視鏡装置に搭載される光源システム
であって、照射された光が観察領域内にある所定部位を
照明するようにスコープ部先端に設けられる第一の光源
を有する第一の照明手段と、プロセッサ部に設けられ、
連続した光束を照射する第二の光源と、第二の光源から
照射される光束が少なくとも観察領域内にある所定部位
周辺を照明するように導光する導光手段と、を有する第
二の照明手段と、ストロボ観察時において任意のタイミ
ングでストロボ光が照射されるように第一の光源の発光
制御を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
【0008】上記の構成によれば、ストロボ観察時で
も、連続光を補助光として使用することにより、ストロ
ボ光源からの光は、被写体(観察関心部位)を集中して
照明することが可能になる。よって、従来のストロボ放
電光源よりも輝度が低いストロボ光源であっても、観察
に十分耐えうる明るさで観察部位を撮影することができ
る。つまり本発明によれば、安価かつ小型であって、騒
音や電磁波等が発生しない光源で従来のストロボ放電光
源並みの明るさのストロボ撮影をすることができる。
【0009】第二の光源から照射される光束を少なくと
も観察領域内にある所定部位周辺に照明させるために
は、上記導光手段は、例えば次のような構成にすること
ができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、上記導光
手段は、第二の光源から照射される光束が入射する入射
端と入射端に入射した光束が射出される射出端とを備
え、射出端がスコープの先端部において外周近傍に沿っ
て略環形状を成すように配設されるライトガイドを有す
る構成にすることができる。
【0011】また請求項3に記載の発明によれば、上記
導光手段は、ストロボ観察時、第二の光源から照射され
る光束の略中央部のみを部分的に遮光する調光手段と、
第二の光源から照射される光束が入射する入射端と、入
射端に入射した光束が射出される射出端とを備え、入射
端の略中央部に入射した光は射出端の略中央部から所定
部位を照明し、入射端の周辺部に入射した光は射出端の
周辺部から所定部位周辺を照明するライトガイドと、を
有する構成にすることができる。
【0012】請求項4に記載の内視鏡装置用光源システ
ムは、通常観察中、上記調光手段が、第二の光源から照
射される光束すべてが観察領域全域を照明するように該
光束を調光することを特徴とする。
【0013】第二の光源から観察領域全域に連続光を照
射させることにより、ストロボ観察のみならず通常観察
もすることができる。つまり、一つの光源システムで通
常観察とストロボ観察との両方の観察が可能になるた
め、観察時の準備にかかる手間や負担を軽減することが
できる。
【0014】請求項4に記載の構成の光源システムにお
いて、制御手段は、通常観察中、光が照射されないよう
に第一の光源の発光制御を行えば、省電力化および第一
の光源の長寿命化を図ることができる(請求項5)。
【0015】請求項6に記載の内視鏡装置用光源システ
ムは、制御手段はさらに、連続した光が照射されるよう
に前記第一の光源の発光制御を行うことを特徴とする。
【0016】請求項6に記載の構成にすれば、第二の光
源からの連続光が所定部位周辺を照明し、第一の光源か
らの連続光が所定部位を照明することになる。つまり第
一の光源からも連続光を照射させることによっても、通
常観察を行うことができる。さらに請求項4に記載の光
源システムの場合、第一、第二両光源から照射される連
続光が所定部位を照明することになるため、より明るい
状態で所定部位を撮影することができる。
【0017】請求項7に記載の発明によれば、第一の光
源を、少なくとも一つのLEDで構成することも可能で
ある。LEDは、パルス駆動させることが可能であるた
め、発光タイミングの制御が容易になる。
【0018】請求項8に記載の内視鏡装置用光源システ
ムによれば、所定部位が一定の周期性を持って振動する
部位である場合にも使用することができる。つまり、所
定部位が振動していても、ぶれのない静止画像を得るこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第一実施形態の内
視鏡装置用光源システムを搭載する内視鏡装置100の
概略構成図である。内視鏡装置100は、スコープ部1
00a、プロセッサ100bから構成される。スコープ
部100aは、LED光源1、入射端8aと射出端8b
とを備えるライトガイド8、CCD40を有する。プロ
セッサ100bは、キセノン光源2、コリメートレンズ
3、絞り4、集光レンズ5、制御部6、コネクタ7a、
7b、映像信号処理回路20とを有する。光源システム
は、スコープ部100aのLED光源1とライトガイド
8、およびプロセッサ100bのキセノン光源2とコリ
メートレンズ3と絞り4と集光レンズ5と制御部6とを
有する。図2は、スコープ部100aの先端面αの拡大
図である。先端面αには、LED光射出面1α、ライト
ガイド射出端8b、CCD受光面40αを有する。
【0020】LED光源1は高輝度なLEDを一個備え
ており、連続的な光を照射するだけでなく、パルス駆動
させることにより間欠的に所定時間だけ発光することも
可能である。LEDは、発光タイミングの制御が容易で
あるという利点がある。キセノン光源2は、連続的な光
を照射する。本明細書では、LED光源1やキセノン光
源2から照射される連続的な光を連続光といい、LED
光源1から間欠的に照射される光をストロボ光という。
【0021】LED光源1は、LED光源1から照射さ
れLED光射出面1αから射出される光が、CCD40
によって撮影される領域、または観察される領域(以
下、観察領域という)の中心付近を照明するように配設
される。ここで一般的に静止画の撮影を行うときは、被
写体はCCD40によって撮影される領域の中心付近に
観察関心部位を位置させることから、本実施形態でも観
察関心部位Kは観察領域中心付近に位置しているものと
する。従って、LED光源1からの光は、観察関心部位
Kを集中して照明することになる。
【0022】プロセッサ部100a内に配設されるキセ
ノン光源2から照射される光束(連続光)は、コリメー
トレンズ3によって平行光束になる。平行光束となった
連続光は、絞り4を透過することにより所定の光量に調
整される。絞り4を透過した連続光は、集光レンズ5に
入射する。集光レンズ4は、ライトガイド8の入射端8
a全域に入射する程度に連続光を集束する。
【0023】ライトガイド8は、コネクタ7bを介して
プロセッサ100bに接続されている。ライトガイド8
は、入射端8aに入射した連続光を、スコープ部先端面
αにある射出端8bに導く。光ファイバケーブルは、入
射端8aでは、すべてが一つに結束されている。各光フ
ァイバケーブルは、スコープ部100a内部において結
束状態が解除され、スコープ部100aの内壁に沿うよ
うに均等に分散されて配設される。そのため図2に示す
ように、先端面αでの射出端8bの形状は、環形になっ
ている。スコープ先端の環形の射出端8bから射出され
る光は、観察領域の周縁部つまり観察関心部位Kの周辺
を照明する。
【0024】LED光源1はコネクタ7aを介して、キ
セノン光源2は直接、制御部6に接続される。制御部6
は、図示しない操作パネルから送信される撮影方法に関
する指示信号に従って、該撮影方法に最適な光が照射さ
れるように両光源1、2の発光制御を行う。
【0025】以下、撮影方法ごとの、内視鏡装置100
の動作、特に制御部6の発光制御について説明する。ま
ず、通常撮影中(通常観察中)の動作について説明す
る。通常撮影中、制御部6は、LED光源1およびキセ
ノン光源2をオン制御する。両光源1、2からは、連続
光が照射される。上記の通り、LED光源1からの連続
光は観察関心部位Kを照明し、キセノン光源2からの連
続光は観察関心部位K周辺を照明する。つまり観察領域
の略全域が二種類の連続光によって照明される。
【0026】体内が照明されている間、スコープ部10
0aの先端に備えられているCCD40は、入射する光
により受光面に形成された光学像に対応する電荷を蓄積
し、定期的に送信される電荷読み出しパルスに対応して
映像信号処理回路20に所定の信号を出力する。映像信
号処理回路20は、入力される信号に基づいて所定の処
理を行った後、映像信号をモニタ(不図示)に出力す
る。モニタは、映像信号に対応する画像を表示する。以
上が通常撮影中の内視鏡装置100の動作である。
【0027】次にストロボ撮影時(ストロボ観察時)の
内視鏡装置100の動作を説明する。ストロボ撮影が指
示されると、制御部6は、LED光源1をパルス駆動し
て閃光ストロボ光を一回観察関心部位Kの動きに同期し
て照射させる。またキセノン光源2に関し、制御部6
は、通常撮影中と同様にオン制御し、連続光を照射させ
る。LED光源1からの閃光ストロボ光は所定時間だけ
観察関心部位Kを照明し、キセノン光源2からの連続光
は常時観察関心部位K周辺を照明する。
【0028】図3にLED光源1からの閃光ストロボ光
のみによって照明されたときの体内の状態を示す。斜線
の数が多いほど暗いことを示す。閃光ストロボ光によっ
て照明される中央部から周辺部に向かうにつれて、徐々
に暗くなっているのが分かる。
【0029】CCD40および映像処理回路20による
撮像および画像処理は、通常撮影中と同様であるため、
ここでの説明は省略する。
【0030】上記のようにして撮影された静止画は、図
3に示す体内の照明状態に対応した画像となる。つまり
観察関心部位Kが配置される観察領域中央部はストロボ
光が集中して照明するため、明るく撮影される。また、
観察関心部位Kが振動していてもストロボ光によって観
察関心部位Kの動きに同期した撮影がされるため、ぶれ
ることなく撮影される。従って、観察するのに適した観
察関心部位Kの静止画やスローモーション画像を得るこ
とができる。観察領域周縁部は連続光によって照明され
るため、観察関心部位Kの周囲の状態を把握するには十
分な明るさの画像になっている。但し、観察領域周縁部
は、キセノン光源2からの連続光によって常時照明され
るためCCD40の電荷蓄積が長く行われてしまう。そ
のため、もし観察関心部位Kだけでなく観察関心部位K
の周辺も振動していた場合、撮影された画像の周縁部に
若干ぶれが残ることになってしまう。しかし、観察領域
周縁部はあくまで観察関心部位Kの周囲の状況を把握す
るために撮影される領域である。また、注目対象である
観察関心部位Kは上記の通りぶれのない観察に適した画
像となっているため画像の周縁部に若干のぶれが生じて
も特に問題にはならない。
【0031】上記のように本発明に係る内視鏡装置10
0では、高輝度なLED光源1からのストロボ光が、観
察関心部位Kのある観察領域中央部を集中して照明す
る。同時に、ストロボ光を観察領域中央付近に集中させ
たことで観察領域の周縁付近が暗転してしまうのを回避
するために、キセノン光源2からの連続光を観察領域周
縁部を照明する補助光として用いる構成にする。該構成
にすることにより、LED光のようにストロボ光として
は比較的光量の少ないものであっても、観察に耐えうる
程度に十分な明るさの画像を撮影することが可能にな
る。なお、ストロボ撮影終了後、制御部6は、再び通常
撮影に切り替える。以上がストロボ撮影時の内視鏡装置
100の動作である。
【0032】以上が本発明の第一実施形態である。第一
実施形態では、ライトガイド8の射出端8bでの形状を
変形させることにより、キセノン光源2から照射される
連続光が観察領域周縁部(観察関心部位K周辺)を照明
するような構成にした。しかし、ライトガイド8の形状
を変形させる以外の構成であってもキセノン光源2から
の連続光が観察領域周縁部を照明できれば、本発明は実
施可能である。
【0033】図4は、本発明の第二実施形態の光源シス
テムを搭載する内視鏡装置200を表す概略構成図であ
る。内視鏡装置200は、スコープ部200aとプロセ
ッサ200bとから構成される。第二実施形態は、スコ
ープ部200a内のライトガイド8の構造に関する点、
およびプロセッサ200b内に遮光板9および遮光板駆
動部9aがさらに設けられている点が既述の第一実施形
態と異なる。図4中、第一実施形態の内視鏡装置100
と同一部材には同一の符号を付して説明は省略する。
【0034】図4に示すように、スコープ部200aに
おいて、ライトガイド8は入射端8aと射出端8bとが
略同一形状になっている。具体的には、両端部8a、8
bどちらも、ライトガイド8を構成する複数の光ファイ
バケーブルがまとまって一つに結束された形状になって
いる。各光ファイバケーブルは、入射端8aでの配置と
射出端8bでの配置とが同一になるように結束される。
本実施形態では、図4に示すように、ライトガイド8の
製造を簡便化するため、各光ファイバケーブルがライト
ガイド8内で互いに平行になるように束ねられる。これ
により、ライトガイド8の入射端8aの周縁部近傍に入
射した光束は、そのまま射出端8bの周縁部近傍から射
出される。同様にライトガイド8の入射端8aの中央部
近傍に入射した光束は、そのまま射出端8bの中央部近
傍から射出される。
【0035】遮光板9は、制御部6からの信号によって
駆動部9aが動作することにより、キセノン光源2から
照射される光の光路中に挿入されたり該光路から退避し
たりする。図4では、光路中に挿入された遮光板9を実
線で示し、光路から退避した状態を点線で示す。該光路
中に挿入される遮光板9は、キセノン光源2からの光束
の略中央部だけを部分的に遮光する。従って、光路中に
遮光板9が挿入されたとき、遮光板9を介して集光レン
ズ5に入射する光束の主光線に直交する面での断面形状
は、略中央部が影となるドーナツ形状になっている。
【0036】内視鏡装置200を使用して通常撮影を行
う場合、制御部6は、駆動部9aを介して遮光板9を、
キセノン光源2から照射される光路中から退避させる。
キセノン光源2からの連続光は、ライトガイド8を介し
て観察領域全域(観察関心部位Kおよび観察関心部位K
の周辺)を照明する。CCD40および映像処理回路2
0による撮像および画像処理は、既述の内視鏡装置10
0と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0037】このように本実施形態の内視鏡装置200
における通常撮影中は、キセノン光源2からの連続光が
観察領域全域を照明するため、LED光源1から光を照
射させる必要はない。つまり本実施形態は、上記実施形
態と比較して、省電力化を図りLED光源1の寿命を長
くすることができる。ただし、通常撮影中に、キセノン
光源2からのみならずLED光源1からも連続光を照射
させた場合には、観察領域中心部を照明する光の光量を
増加できるという利点がある。両光源1、2を通常撮影
時に使用する事例としては、気管や食道といった、管腔
のより深部まで照明し観察したい場合が考えられる。
【0038】内視鏡装置200におけるストロボ撮影
時、制御部6は駆動部9aを介して光路中に遮光板9を
挿入する。そして、LED光源1からはストロボ光を発
光させ、キセノン光源2から連続光を照射させる。LE
D光源1からのストロボ光は、観察関心部位Kを集中的
に照明する。キセノン光源2からの連続光は、上記の通
り遮光板9によって断面形状がドーナツ状である光束と
なり、ライトガイド8に入射する。ライトガイド8は上
記のように結束された光ファイバケーブルによって構成
されている。そのため、入射端8aに入射した断面形状
がドーナツ状である光束は、やはり断面形状がドーナツ
状である光束となって射出端8bから射出され、観察関
心部位K周辺を照明する。つまり、ストロボ撮影時の体
内の照明状態は、図3に示す状態になる。
【0039】このようにして撮影された静止画は、上記
第一実施例の内視鏡装置100で撮影された静止画と同
様の特徴を有する。該特徴については既に述べたので、
ここでの説明は省略する。以上が本発明の第二実施形態
である。
【0040】以上が本発明の実施形態である。本発明は
これらの実施形態に限定されるものではなく趣旨を逸脱
しない範囲で様々な変形が可能である。
【0041】上記各実施形態では、ストロボ発光用の光
源としてLED光源1を使用している。これは、駆動回
路を簡素化できる点や、安価でかつ他の光源よりも省ス
ペースである点等の幾つかの利点があるからである。し
かし本発明のストロボ発光用の光源は、これに限定され
るものではなく、ストロボ放電ランプよりも光量の低い
光を照射する他の様々な光源を使用することができる。
【0042】また上記各実施形態では、LED光源1は
一つであると想定して説明したが、複数個備えても良
い。複数個設ければ、その分観察関心部位Kを照明する
光の光量が増えることになり、より明るい画像を撮影す
ることができる。しかし複数個LED光源1を備えるこ
とは、スコープ部全体の大型化にもつながる。そのため
LED光源1は、体腔の大きさや体内での位置等を総合
的に勘案して適切な数だけ配置することが望ましい。
【0043】さらに上記第二実施形態のライトガイド8
は、製造を簡便化するため、各光ファイバケーブルがラ
イトガイド8内で互いに平行になるように束ねられて構
成されると説明した。しかし、入射端8aの周辺近傍に
入射した光は射出端8bの周縁近傍から射出され、入射
端8aの中央近傍に入射した光は射出端8bの中央近傍
から射出されるのであれば、ライトガイド8は上記構成
には限定されない。例えば、周縁近傍の光ファイバケー
ブルと中央近傍の光ファイバケーブル同士の位置関係を
保った状態でをひねりつつ結束すれば、照明範囲が広が
りより広範囲な撮影が可能になる。
【0044】なお、上記実施形態の説明中では、スコー
プ部100a、200aは、先端にCCD40を備える
電子スコープを想定しているが、本発明は、該電子スコ
ープのみならずファイバースコープに対しても適用する
ことができる。
【0045】また、上記実施形態の説明中では、第二の
光源をキセノン光源として説明してきたが、連続光が得
られるものであればこの限りではなく、ハロゲンランプ
やメタルハライドランプなどを使用した光源であっても
良い。
【0046】
【発明の効果】このように本発明の内視鏡装置用光源シ
ステムは、ストロボ光発光可能で高輝度な第一の光源と
連続光を常時照射可能な第二の光源との二種類の光源を
備え、ストロボ撮影時に第二の光源から照射される連続
光を観察関心部位を照明する補助光として用いることに
より、比較的光量が少ないストロボ光であっても、観察
に十分耐えうる静止画を撮影することができる。ひいて
は、高い電流を必要とし、電磁波や騒音を生じるおそれ
のある従来のストロボ放電光源を使用しなくてもよい。
【0047】さらには第一、第二の光源が、撮影方法に
対応した所定の光を照射するように発光制御することに
より、一台のプロセッサで、撮影者が必要とする様々な
撮影方法にも対応することができる。これにより、撮影
前の適切なプロセッサ選びといった準備等の手間を省
き、撮影者の便宜に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の内視鏡装置用光源シス
テムを搭載する内視鏡装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第一実施形態のスコープ部先端面の拡
大図である。
【図3】本発明の実施形態のストロボ撮影時の体内の照
明状態を示す。
【図4】本発明の第二実施形態の内視鏡装置用光源シス
テムを搭載する内視鏡装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 LED光源 2 キセノン光源 6 制御部 8 ライトガイド 9 遮光板 100、200 内視鏡装置 100a、200a スコープ部 100b、200b プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/238 H04N 5/238 Z (72)発明者 佐野 浩 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 小澤 了 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA00 BA09 BA14 CA03 CA06 CA10 CA13 GA12 4C061 FF40 GG01 5C022 AA08 AB15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサ部とスコープ部とを備えた内
    視鏡システムに搭載される光源システムであって、 照射された光が観察領域内にある所定部位を照明するよ
    うに前記スコープ部先端に設けられる第一の光源を有す
    る第一の照明手段と、 前記プロセッサ部に設けられ、連続した光束を常に照射
    する第二の光源と、前記第二の光源から照射される光束
    が少なくとも観察領域内にある前記所定部位周辺を照明
    するように導光する導光手段と、を有する第二の照明手
    段と、 ストロボ観察時、任意のタイミングでストロボ光が照射
    されるように前記第一の光源の発光制御を行う制御手段
    と、を有することを特徴とする内視鏡装置用光源システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内視鏡装置用光源シス
    テムにおいて、前記導光手段は、 前記第二の光源から照射される光束が入射する入射端
    と、入射端に入射した前記光束が射出される射出端とを
    備え、前記射出端が前記スコープの先端部において外周
    近傍に沿って略環形状を成すように配設されるライトガ
    イドを有することを特徴とする内視鏡装置用光源システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の内視鏡装置用光源シス
    テムにおいて、前記導光手段は、 ストロボ観察時、前記第二の光源から照射される光束の
    略中央部のみを部分的に遮光する調光手段と、 前記第二の光源から照射される光束が入射する入射端
    と、入射端に入射した前記光束が射出される射出端とを
    備え、前記入射端の略中央部に入射した光は前記射出端
    の略中央部から前記所定部位を照明し、前記入射端の周
    辺部に入射した光は前記射出端の周辺部から前記所定部
    位周辺を照明するライトガイドと、を有することを特徴
    とする内視鏡装置用光源システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の内視鏡装置用光源シス
    テムにおいて、 通常観察中、前記調光手段はさらに、前記第二の光源か
    ら照射される光束すべてが観察領域全域を照明するよう
    に該光束を調光することを特徴とする内視鏡装置用光源
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の内視鏡装置用光源シス
    テムにおいて、 前記制御手段は、通常観察中、光が照射されないように
    前記第一の光源の発光制御を行うことを特徴とする内視
    鏡装置用光源システム。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の内視鏡装置用光源システムにおいて、 前記制御手段はさらに、連続した光が照射されるように
    前記第一の光源の発光制御を行うことを特徴とする内視
    鏡装置用光源システム。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の内視鏡装置用光源システムにおいて、 前記第一の光源は、少なくとも一つのLEDで構成され
    ることを特徴とする内視鏡装置用光源システム。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の内視鏡装置用光源システムにおいて、 前記所定部位は、一定の周期性を持って振動する部位で
    あることを特徴とする内視鏡装置用光源システム。
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