JP2002218933A - オカラ入り豆乳とその製造法並びにその利用 - Google Patents

オカラ入り豆乳とその製造法並びにその利用

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JP2002218933A JP2001016730A JP2001016730A JP2002218933A JP 2002218933 A JP2002218933 A JP 2002218933A JP 2001016730 A JP2001016730 A JP 2001016730A JP 2001016730 A JP2001016730 A JP 2001016730A JP 2002218933 A JP2002218933 A JP 2002218933A
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soybeans
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実 大村
Naoki Enomoto
直樹 榎本
Masaru Muranaka
勝 村中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大がかりな装置や設備又は特殊な架橋酵素を
必要としないで、食物繊維量が高い豆乳を得、この豆乳
を用いて滑らかな食感を有する高品質な豆腐並びにその
加工品を安価に、かつ効率よく製造する方法を提供する
こと。 【解決手段】 呉を高圧ホモゲナイズ処理して得られ、
大豆由来の食物繊維量が0.5〜2.0g/100g豆
乳であるオカラ入り豆乳並びに豆乳の製造に際して、大
豆の磨砕時に引き水の全部もしくは一部として豆乳を用
いると共に、得られた呉をオカラを分離することなく高
圧ホモゲナイズ処理することを特徴とするオカラ入り豆
乳の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オカラ入り豆乳と
その製造法並びにその利用に関し、詳しくは栄養価に富
むオカラを活用した豆乳とその製造法並びに当該豆乳を
利用した豆腐とその加工品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、豆乳の製造に際して生じるオ
カラの豊富な栄養価に着目して、これを活用する技術が
提案されている。例えば、オカラ入りの豆乳や豆腐の製
造方法として(a)オカラを酵素で分解し、豆乳に加え
る技術(特開平5―3761号)、(b)豆乳の製造に
際し、脱皮大豆を高圧ホモゲナイズ処理する技術(特開
2000―201640号)、(c)オカラを豆乳に混
合分散して高圧ホモゲナイズ処理する技術(特公昭61
―3464号)、(d)オカラに温水を加えてホモゲナ
イズし、豆乳に加える技術(特開昭62−17509
号)、(e)全粒豆乳又は脱皮豆乳を架橋酵素で処理
し、豆腐を製造する技術(特開2000―139391
号)、(f)微細化した大豆を使用し、豆腐を製造する
技術(特開昭59―59167号)等が挙げられる。
【0003】しかし、これらの技術はいずれも解決すべ
き課題を抱えている。すなわち、技術(a)は、オカラ
はセルロース、ヘミセルロース、ペクチン等を成分とし
て含有しているため、工業レベルで短時間に分解するこ
とは非常に難しい。たとえ分解できたとしても、酵素反
応により糖にまで分解されてしまうので、食物繊維とし
ての栄養的価値を失う。また、技術(b)により大豆を
脱皮しても、豆腐中に占める食物繊維の量が多すぎて食
感が悪い。食感を改善するためには、技術(e)を利用
できるが、これは高価な酵素を用いるため、高コストと
なる上に、脱皮させるための専用設備を必要とする。一
方、技術(c)は、オカラが非常に腐敗しやすいもので
あり、工業レベルで実施するには、衛生面で問題があ
り、また一度オカラにしてしまうと、オカラ中の蛋白質
は過変性してしまうので、これをホモゲナイズ処理して
も食物繊維を包み込むネットワークを形成できず、これ
を利用した豆腐のゲルが弱く、ねっとりした食感の豆腐
になってしまう欠点がある。技術(d)も、オカラを一
度分離しているため、同様の問題があり、カード形成能
が不十分で、豆腐のゲルが弱く、柔らかくなるという欠
点がある。さらに、技術(f)は、大豆を微細化する際
に発生する熱により、蛋白質が過変性したり、大豆中に
含まれる油分が酸化し、青臭みが発生したり、食感が低
下する上に、微細化するための膨大な設備を必要とす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような状況下、本
発明の目的は、大がかりな装置や設備又は特殊な架橋酵
素を必要としないで、食物繊維量が高い豆乳を得、この
豆乳を用いて滑らかな食感を有する高品質な豆腐並びに
その加工品を安価に、かつ効率よく製造する方法を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは鋭意検討を行った。その過程で、オカ
ラ入りの豆乳を得るために、呉からオカラを分離した生
豆乳あるいは加熱処理した豆乳を1次豆乳とし、これを
別の豆乳製造の際の引き水に使用し、得られた呉をオカ
ラ分離することなく高圧ホモゲナイズ処理して得られる
オカラ入りの2次豆乳を製造する方法を主に開発し、さ
らに別の態様によるオカラ入り豆乳の製造法についても
開発した。これらの手法を採用することにより、豆乳中
の食物繊維に対するゲル形成可能な蛋白質の量が適量存
在することになり、オカラを豆乳に単純に混合した場合
と違い、弾力のある滑らかな豆腐を製造することに成功
した。また、これらの手法によれば、豆乳中に占める食
物繊維の量を自由にコントロールすることができること
を知見して本発明を完成するに到った。
【0006】請求項1に記載の本発明は、呉を高圧ホモ
ゲナイズ処理して得られ、大豆由来の食物繊維量が0.
5〜2.0g/100g豆乳であるオカラ入り豆乳であ
る。請求項2に記載の本発明は、豆乳の製造に際して、
大豆の磨砕時に引き水の全部もしくは一部として豆乳を
用いると共に、得られた呉をオカラを分離することなく
高圧ホモゲナイズ処理することを特徴とする請求項1記
載のオカラ入り豆乳の製造法である。請求項3に記載の
本発明は、磨砕に用いる大豆の量が、引き水として用い
る豆乳の調製に使用した大豆を含めた全大豆量の10〜
60重量%(丸大豆換算)である請求項2記載のオカラ
入り豆乳の製造法である。請求項4に記載の本発明は、
全粒豆乳と豆乳とを前者:後者=10〜60重量%:9
0〜40重量%の割合で混合した後、高圧ホモゲナイズ
処理することを特徴とする請求項1記載のオカラ入り豆
乳の製造法である。請求項5に記載の本発明は、定法に
より得た呉の40〜90重量%を抜き出し、オカラと豆
乳に分離した後、得られた豆乳を残りの呉と混合したの
ち、高圧ホモゲナイズ処理することを特徴とする請求項
1記載のオカラ入り豆乳の製造法である。請求項6に記
載の本発明は、請求項1記載のオカラ入り豆乳を用いて
得られるオカラ入り豆腐またはその加工品である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係るオカラ入り豆乳は、
大豆由来の食物繊維含有量が0.5〜2.0g/100
g豆乳である。オカラの一部を豆乳に取り入れる方法と
しては、原料大豆を脱皮処理して用いる方法、呉から豆
乳と分離したオカラを豆乳に混ぜる方法、高圧ホモゲナ
イズ処理をした全粒豆乳とオカラを全く含まない普通の
豆乳とを混合する方法などが考えられる。しかし、大豆
を脱皮処理しただけでは、残存する食物繊維の量が多す
ぎるため、食感の良好なものが得られず、食感の改善を
図るためには、前記したように、架橋酵素(トランスグ
ルタミナーゼ)を添加してゲルを補強する必要がある。
また、オカラを一度分離してしまうと、オカラ中の蛋白
質は過変性してしまうため、カード形成能を消失し、豆
腐ゲルが弱く、柔らかくなる。そのため、本発明では、
請求項2、4および5に記載したオカラ入り豆乳の製造
方法が好適である。その中でも、請求項2記載の製造法
は、他の製造法に比べて良質の豆乳が得られ、これを用
いることにより滑らかで弾力のある豆腐を製造すること
ができる。
【0008】これらの製造方法について説明する前に、
本発明において使用する用語について述べる。豆乳の製
造に用いる大豆は、その品種や形態に制限はなく、丸大
豆、脱皮大豆、脱脂大豆等の他、フレーク大豆、大豆粉
末なども使用でき、これらは単独で用いるだけでなく、
2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。水などに浸
漬した大豆を浸漬液と共に、あるいは浸漬液を除いて、
水や豆乳を加えて磨り潰した状態のものが呉である。詳
しくは、加熱処理前のものを生呉、煮たものを煮呉と分
けて呼称することがあるが、単に呉と称するときは両者
を指す。この呉を遠心分離機、オカラ絞り機などで処理
して分離される液体が豆乳であり、固体がオカラであ
る。オカラは、固−液分離の程度にもよるが、通常水分
を70〜90%程度含んでおり、食物繊維の含量は約1
0g/100gである。一方、豆乳は分離機械のメッシ
ュを通過した微細物を含むため、食物繊維を0.1〜
0.3g/100g程度含んでいるが、大豆中の食物繊
維は殆どがオカラ中に移行する。
【0009】請求項2に係る方法(以下、製造法1と称
することがある。)は、呉からオカラを分離した生豆乳
あるいは加熱処理した豆乳を1次豆乳とし、これを2次
豆乳を製造する際の引き水として使用し、得られた呉を
オカラ分離することなく高圧ホモゲナイズ処理してオカ
ラ入りの2次豆乳を製造する方法である。
【0010】製造法1では、はじめに原料大豆から定法
によって1次豆乳を製造する。すなわち、浸漬大豆を磨
砕して呉を調製し、これを分離装置で処理し、オカラと
豆乳に分離する。オカラを廃棄して1次豆乳を得る。こ
のときの呉は生呉でもよいが、未加熱のままで得られる
豆乳は糖分の抽出量が少ないので、呉を加熱処理するこ
とが望ましい。加熱処理は、通常通りに行ってもよい
が、通常よりも加熱時間を10〜50%短縮して行なっ
た方が望ましい。1次豆乳の濃度はBrixで5〜14
%程度の範囲が好ましい。高濃度のときは、豆乳を希釈
してもよい。
【0011】次に、2次豆乳の製造に際して、引き水の
全部もしくは一部として上記1次豆乳を用い、大豆を磨
砕する。得られた生呉を高圧ホモゲナイザーを用い30
0〜900kgf/cm2にて1回ないし数回処理す
る。その後、蒸煮してオカラを含んだ2次豆乳を得る。
この場合、生呉を蒸煮した後に高圧ホモゲナイズ処理し
ても効果は同じであるが、高圧ホモゲナイズ処理により
熱が発生し、蛋白質の変性を起こすことがあるので、蒸
煮後80℃以下に冷却したのち高圧ホモゲナイズ処理を
することが望ましい。2次豆乳の製造に用いる大豆の量
は、前記1次豆乳の製造時に使用した大豆との合計量、
すなわち全大豆量の10〜60重量%とすることが必要
である。これにより、2次豆乳中の食物繊維含量を0.
5〜2.0g/100g豆乳とすることができる。2次
豆乳の濃度はBrixで10〜14%の範囲が適当であ
り、あまり高すぎると、食感にざらつきが生じてくる。
一方、低すぎると風味がなくなるので好ましくない。そ
れ故、より好適には、11〜13%のBrix濃度とす
る。
【0012】請求項4に係る方法(以下、製造法2と称
することがある。)は、全粒豆乳と豆乳とを前者:後者
=10〜60重量%:90〜40重量%の割合で混合し
た後、高圧ホモゲナイズ処理する方法である。製造法2
に使用する全粒豆乳は、呉を豆乳とオカラに分離する工
程を経ていないため、オカラを含有している。また、全
粒豆乳は、その製造過程において、高圧ホモゲナイズ処
理を受けているものである。一方、豆乳は、普通の豆乳
を意味し、定法により呉からオカラを分離して得たもの
であり、オカラを含有していない。製造法2では、これ
ら2種類の豆乳を混合し、高圧ホモゲナイズ処理する
が、両者の配合割合を前記したように特定している。こ
れにより、豆乳中の食物繊維含量を0.5〜2.0g/
100g豆乳とすることができる。
【0013】請求項5に係る方法(以下、製造法3と称
することがある。)は、定法により得た呉からその40
〜90重量%を抜き出し、オカラと豆乳に分離した後、
得られた豆乳を残りの呉と混合したのち、高圧ホモゲナ
イズ処理する方法である。製造法3は、原料大豆を用い
て定法により呉を製造し、得られた呉の中から一部を抜
き出してオカラと豆乳に分離し、豆乳のみを残りの呉と
混合してから、高圧ホモゲナイズ処理することにより、
食物繊維含量を0.5〜2.0g/100g豆乳に調整
したオカラ入り豆乳を製造する方法である。
【0014】以上に説明した方法で得られたオカラ入り
豆乳は食物繊維量が増強されているため、この豆乳を用
いて豆腐を製造すると、品質の良い栄養価に優れた豆腐
が得られる。また、この豆腐を用いて優れた豆腐加工品
(油揚げ、生揚げ、がんもどき、焼き豆腐など)を製造
することができる。さらに、本発明に係るオカラ入り豆
乳を用いて良質の湯葉を製造することも可能である。
【0015】
【実施例】次に、実施例などにより本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらによって限定されるものでは
ない。なお、脱皮大豆を使用して豆乳を製造する方法を
対照製法1、豆乳を製造した後にオカラを添加する方法
を対照製法2、定法による豆乳の製造法を対照製法3、
全粒豆乳と定法による豆乳とを単に混合する方法を対照
製法4と称する。
【0016】実施例1 各種製法による豆乳の性質の比
較 対照製法1 生大豆(米国産大豆)13kgをインパクトセルミルで
脱皮し、脱皮大豆10kgを得た。これを水洗後、30
kgの水に12℃で18時間浸漬した後、浸漬液を含ん
だ状態でさらに30kgの水を加水しながら磨砕して呉
を得た。なお、浸漬大豆の磨砕時に、消泡剤(商品名:
アゲペット、理研ビタミン(株)製)70gを添加し
た。得られた呉を100℃で5分間加熱攪拌して得た煮
呉を30℃まで冷却し、高圧ホモゲナイザー(GAUL
IN社製)にて500kgf/cm2で1回処理し、冷
却豆乳とした。
【0017】対照製法2 生大豆(米国産大豆)10kgを水洗後、水に12℃で
18時間浸漬し、浸漬水を切り、加水しながら浸漬大豆
を磨砕して呉を得た。なお、加水量は生大豆に対して
5.5倍加水(蒸気ドレンを含めると6倍)で行なっ
た。浸漬大豆の磨砕時に、消泡剤(商品名:アゲペッ
ト、理研ビタミン(株)製)40gを添加した。得られ
た呉を100℃で3分間加熱攪拌して煮呉を調製し、ド
ラム式圧搾分離器にてオカラを分離したのち、冷却して
豆乳を50kg得た。なお、オカラの収量は13kgで
あった。このようにして得た豆乳50kgとオカラ6.
5kgを混合分散しながら高圧ホモゲナイザー(GAU
LIN社製)にて500kgf/cm2で処理した後、
冷却して豆乳とした。残りのオカラ6.5kgは廃棄し
た。
【0018】対照製法3 生大豆(米国産大豆)10kgを水洗後、12℃で18
時間水に浸漬し、浸漬水を切り、加水しながら、浸漬大
豆を磨砕して呉を得た。加水量は生大豆に対して5.5
倍加水(蒸気ドレンを含めると6倍)で行なった。浸漬
大豆の磨砕時に、消泡剤(商品名:アゲペット、理研ビ
タミン(株)製)を45g添加した。得られた呉を10
0℃で3分間加熱攪拌して煮呉を調製し、ドラム式圧搾
分離器でオカラを分離したのち、冷却して豆乳(1次豆
乳)を50kg得た。
【0019】製造法1−1(蒸煮前豆乳添加) 対照製法3において製造した豆乳25kg(生大豆5k
g相当)を引き水の一部として用い、予め浸漬しておい
た大豆11kg(生大豆5kg相当)を磨砕した。この
時に使用した大豆の吸水量は6kg、引き水用の水の使
用量は18kgで豆乳の使用量は25kgであった。浸
漬大豆の磨砕時に、消泡剤(商品名:アゲペット、理研
ビタミン(株)製)30gを添加した。得られた呉を1
00℃で3分間加熱攪拌して煮呉を得、オカラを分離せ
ずに30℃まで冷却した後、高圧ホモゲナイザー(GA
ULIN社製)にて500kgf/cm2で処理し、冷
却してオカラ入り豆乳(2次豆乳)を得た。この場合
は、使用した全大豆量の50重量%をオカラ入り豆乳を
作成するための大豆として使用したことになる。
【0020】製造法1−2(蒸煮後豆乳添加) 予め浸漬しておいた大豆11kg(生大豆5kg相当)
を引き水18kgで摩砕した。その際、消泡剤(商品
名:アゲペット、理研ビタミン(株)製)30gを添加
した。得られた呉を100℃で3分間加熱攪拌した。こ
の呉に前記対照製法3で作成した1次豆乳25kg(生
大豆5kg相当)を加え、オカラを分離せずに30℃ま
で冷却した後、高圧ホモゲナイザー(GAULIN社
製)にて500kgf/cm2で処理し、冷却してオカ
ラ入り豆乳(2次豆乳)を製造した。この場合は、使用
した全大豆量の50重量%を2次豆乳を作成するための
大豆として使用したことになる。
【0021】対照製法4 生大豆(米国産大豆)10kgを水洗後、30kgの水
に12℃で18時間浸漬したのち、浸漬水を切り、加水
しながら、浸漬大豆を磨砕して呉を得た。なお、加水量
は生大豆に対して5.5倍加水で行なった。浸漬大豆の
磨砕時に、消泡剤(商品名:アゲペット、理研ビタミン
(株)製)60gを添加した。呉を100℃で5分間加
熱攪拌した後、オカラを分離することなくそのまま煮呉
を30℃まで冷却した後、高圧ホモゲナイザー(GAU
LIN社製)にて500kgf/cm2で1回処理し、
冷却して豆乳とした。この豆乳と前記対照製法3で作成
したオカラの入ってない普通の豆乳とを重量比で1:1
の割合で混合した。
【0022】以上の方法で製造した6種類の豆乳につい
て、豆乳品質試験を実施した。得られた結果を第1表に
示した。なお、試験ではpH、豆乳濃度(Brix、
%)、豆乳粘度(CP)、平均粒子径(μm)、食物繊
維量(g/100g豆乳)について測定した。
【0023】豆乳の粘度は、20℃における最大粘度を
B型粘度計を用いて測定し、豆乳濃度は、豆乳濃度計
(ATAGO SM−20E)を用いて測定した。平均粒子径
はレーザー回析/散乱式粒度分布測定装置LA―700
型(堀場製作所製)によるメデイアン径を測定した。食
物繊維はプロスキー法(「三訂新開発食品ハンドブッ
ク」、第415〜419頁、新開発食品保健対策研究会
監修、荘村 多加志、平成11年9月25日発行)にて
測定した。すなわち、熱安定性α―アミラーゼ、プロテ
アーゼ及びアミログルコシダーゼによる一連の処理によ
って分解されない多糖及びリグニンを食物繊維とする。
測定は、上記プロスキー法にて行なった。すなわち、前
記各種の製法で得た豆乳300gを凍結乾燥し、粒度を
2mm(10メッシュ)以下にしたのち、熱安定性α―
アミラーゼ、プロテアーゼ及びアミログルコシダーゼに
よる消化を行ない、沈殿生成後、濾過、乾燥、秤量し試
料中の食物繊維量を測定した。
【0024】
【表1】第 1 表
【0025】第1表から明らかなように、製造法1−
1、1−2で得られたオカラ入り豆乳の方が、対照製法
1で得られた豆乳よりも平均粒子径が小さく、粘度も低
い値を示した。その理由として、対照製法1の豆乳は、
外皮は脱皮されていても内皮に含まれる食物繊維の量が
多かったためと考えられる。また、対照製法2の豆乳
は、一度分離したオカラを使用しているため、蛋白質が
既に過変性しているため、製造法1−1、1−2の豆乳
と食物繊維量が同じで平均粒子径がやや大であるにもか
かわらず、豆乳濃度はやや低く、粘度が高めであった。
対照製法4の豆乳は、製造法1−1、1−2の豆乳と食
物繊維量が同じであるが、平均粒子径と粘度が高い値を
示した。その理由としては、呉を高圧ホモゲナイザーで
処理する場合に、製造法1−1、1−2と比較して、オ
カラに対する水分量が少ないため、オカラの分散状態が
悪く、ホモゲナイズされ難いことが考えられる。
【0026】次に、対照製法1、2、4及び製造法1−
1、1−2により得られた5種類の冷却豆乳100部に
対して、塩化マグネシウム0.4部を少量の水に溶解し
たものを添加し、攪拌した後、80℃まで加熱し、凝固
させて豆腐を製造した。このようにして得た各種豆腐の
品質について評価した。なお、豆腐の食感(固さ、滑ら
かさ、弾力等)を科学的に表現し、オカラ入り豆腐の目
標とする品質を数値化するよう試みた。そこで、豆腐の
固さ及び食感の測定方法は「豆腐の物性測定に影響する
諸因子の検討」(日本食品工業学会誌、第39巻、第8
号、第59〜65頁、1992年8月発行)及び「調理
におけるレオロジー測定(その3)」(調理科学、Vo
l.22、No.3、第19〜28頁、1989年)を
参考にして、貫入値、圧縮値を下記のように定義づけ、
分析した。得られた結果を官能検査結果と共に第2表に
示す。
【0027】貫入値:長さ3cm×幅3cm×高さ1.
5cmの試料を直径10mmのプランジャーで、速度1
mm/秒の条件下で貫入し、圧力を測定した時のピーク
値を示している。単位は(g/0.785cm2)であ
る。以下の説明では、簡略化のため単に「g」で表記し
た。なお、分析に際しては、下記の圧縮値の分析の場合
も含めて、(株)サン科学社製、レオテックスTYPE
SD―305を用いた。また、測定時の温度はいずれ
の場合も10℃である。
【0028】圧縮値:長さ3cm×幅3cm×高さ1.
5cmの試料を直径40mmのプランジャーで、速度1
mm/秒の条件下で圧縮し、圧力を測定した時のピーク
値を示している。単位は(g/7.065cm2)であ
る。以下の説明では、簡略化のため単に「g」で表記し
た。
【0029】さらに、得られた測定値から圧縮値/貫入
値比を求めた。この比が高いほど、豆腐の食感として弾
力があることを示し、逆に比が低いと、ザラツキが大き
くなり,脆いゲルの状態であることを示している。具体
的数値としては、圧縮/貫入比が8.2から14.5の
範囲であることが望ましい。
【0030】その他に、豆腐の品質を官能検査によって
評価した。官能検査は、豆腐の官能評価に長年にわたっ
て携わり熟知した7名のパネリストにより試食を行い、
評価することにより行なった。豆腐の評価時の温度は1
5℃とし、評価の際に、醤油や薬味等は一切使用せず、
生のまま食して評価した。各人が豆腐の風味、甘み、食
感について官能評価した。
【0031】
【表2】第 2 表
【0032】第2表から、次のことが分かる。対照製法
1の豆腐は、ザラザラした食感であり、豆腐に弾力がな
い。これは、豆乳に含まれる食物繊維の量が多すぎるた
めと考えられる。対照製法1の豆腐は、かなり柔らかく
ねっとりした食感であることから、オカラを包み込む蛋
白質が不足しているものと推察された。これに対して、
製造法1−1及び1−2の豆腐は、比較的滑らかであ
り、適度な弾力と固さがあり、美味しい。また、対照製
法4の豆腐も、ざらつきが感じられ、ねっとりとした食
感であり、豆腐に弾力がない。これは、ホモゲナイズさ
れたオカラ繊維の粒子径が粗いことが原因であると考え
られる。
【0033】なお、製造法1−1の豆腐と製造法1−2
の豆腐では、味と食感の点では差が殆ど感じられなかっ
たが、製造法1−2の豆腐の製法によれば、豆乳を混合
する工程が蒸煮後になるため、微生物的な汚染の可能性
がある。そのため、日持ち向上の意味においては、製造
法1−1の製法を採用することが望ましい。よって、以
後は、製造法1−1の製法を基本として、この製法に使
用する大豆量の適量について検討することとした。
【0034】実施例2 製造法1−1による豆乳の製造
時に使用する大豆量の選定と該豆乳を用いた豆腐中の食
物繊維含量の特定 以下の各種方法で豆乳を製造した。なお、最終の豆乳濃
度はBrixが約12となるように調整した。使用大豆
量の選定結果を第3表に、最終の豆乳の分析結果を第4
表に示した。 (1)1次豆乳の製造 原料大豆9kgを用いて実施例1の対照製法3と同じ方
法で1次豆乳を製造した。
【0035】(2)2次豆乳(大豆使用割合10%)の
製造 製造法1−1の製法に従い2次豆乳を製造した。すなわ
ち、上記(1)で製造した1次豆乳45kg(生大豆9
kg相当)を引き水の一部として用い、予め水に浸漬し
ておいた大豆2.2kg(生大豆1kg相当)を摩砕し
た。この時に使用した大豆の吸水量は1.2kg、引き
水用の水の使用量は3.6kgで、1次豆乳の使用量は
45kgであった。なお、浸漬大豆の磨砕時に、消泡剤
(商品名:アゲペット、理研ビタミン(株)製)30g
を添加した。得られた呉を100℃で3分間加熱攪拌し
て得た煮呉を30℃まで冷却し、高圧ホモゲナイザー
(GAULIN社製)にて500kgf/cm2で1回
処理し、冷却豆乳とした。この場合、使用した全大豆量
の10重量%の大豆を2次豆乳の作成に使用したことに
なる。
【0036】(3)2次豆乳(大豆使用割合50%)の
製造 実施例1の製造法1−1の製法に従い、全大豆量の50
重量%の大豆を使用して2次豆乳を製造した。 (4)2次豆乳(大豆使用割合60%)の製造 製造法1−1の製法に従い2次豆乳を製造した。すなわ
ち、上記(1)で製造した1次豆乳20kg(生大豆4
kg相当)を引き水の一部として用い、予め水に浸漬し
ておいた大豆13.2kg(生大豆6kg相当)を摩砕
した。この時に使用した大豆の吸水量が7.2kg、引
き水用の水の使用量は21.6kg、1次豆乳の使用量
は20kgであった。なお、浸漬大豆の磨砕時に、消泡
剤(商品名:アゲペット、理研ビタミン(株)製)を3
0g添加した。得られた呉を100℃で3分間加熱攪拌
して得た煮呉を30℃まで冷却し、高圧ホモゲナイザー
(GAULIN社製)にて500kgf/cm2で1回
処理し、冷却豆乳とした。この場合、使用した全大豆量
の60重量%の大豆を2次豆乳の作成に使用したことに
なる。
【0037】(5)2次豆乳(大豆使用割合70%)の
製造 製造法1−1の製法に従い2次豆乳を製造した。すなわ
ち、上記(1)で製造した1次豆乳15kg(生大豆3
kg相当)を引き水の一部として用い、予め水に浸漬し
ておいた大豆15.4kg(生大豆7kg相当)を摩砕
した。この時に使用した大豆の吸水量が8.4kg、引
き水用の水の使用量は25.2kg、1次豆乳の使用量
は15kgであった。なお、浸漬大豆の磨砕時に、消泡
剤(商品名:アゲペット、理研ビタミン(株)製)30
gを添加した。得られた呉を100℃で3分間加熱攪拌
して得た煮呉を30℃まで冷却し、高圧ホモゲナイザー
(GAULIN社製)にて500kgf/cm2で1回
処理し、冷却豆乳とした。この場合、使用した全大豆量
の70重量%の大豆を2次豆乳の作成に使用したことに
なる。
【0038】
【表3】第 3 表 *使用した全大豆中に占める2次豆乳用大豆使用量 1次豆乳用の大豆使用量は、大豆1kgから豆乳5kg
が得られるとして計算した値である。
【0039】
【表4】第 4 表
【0040】次に、上記(2)〜(5)の冷却豆乳各1
00部に対して、塩化マグネシウム0.4部を少量の水
に溶解したものを添加し、攪拌した後、これを80℃ま
で加熱、凝固させて豆腐を製造した。得られた豆腐につ
いて、実施例1の第2表と同様に分析し、かつ官能評価
した。結果を第5表に示す。
【0041】
【表5】第 5 表
【0042】上記(2)〜(5)の豆乳を用いて製造し
た豆腐を試食すると、食物繊維の量が増えるに従い食感
が悪くなっていくが、(2)〜(4)の豆乳由来の製品
までは許容範囲であると考えられた。しかし、(5)由
来の製品は、脱皮大豆を使用した対照製法1により得ら
れた豆乳を使用した豆腐のように、食感がザラザラして
おり、不可であると判断された。現代の日本人の食物繊
維摂取量は、約17g/日と言われており、約5g程の
量が目標摂取量に満たない状態にある。一丁の豆腐(3
00g)で5gの食物繊維を摂取することができる、前
記(3)の豆乳を用いて製造した豆腐が栄養学的にも食
感的にも最も良いと思われる。しかし、オカラ入り豆腐
としては(2)〜(4)までの豆乳に由来する豆腐であ
れば実用上良好である。したがって、2次豆乳製造時に
使用する大豆量の範囲としては10〜60%が適当であ
ると考えられる。
【0043】実施例3 製造法2による豆乳の製造 生大豆(米国産大豆)10kgを水洗後、30kgの水
に12℃で18時間浸漬したのち、浸漬水を切り、加水
しながら、浸漬大豆を磨砕して呉を得た。なお、加水量
は生大豆に対して5.5倍加水で行なった。浸漬大豆の
磨砕時に、消泡剤(商品名:アゲペット、理研ビタミン
(株)製)60gを添加した。呉を100℃で5分間加
熱攪拌した後、オカラを分離することなくそのまま煮呉
を30℃まで冷却した後、高圧ホモゲナイザー(GAU
LIN社製)にて500kgf/cm2で1回処理し、
冷却豆乳とした。この豆乳と前記対照製法3で作成した
オカラの入ってない普通の豆乳とを重量比で1:1の割
合で混合した。この混合液を、さらに高圧ホモゲナイザ
ー(GAULIN社製)にて500kgf/cm2で1
回処理し、冷却豆乳とした。得られた豆乳について実施
例1の第1表と同様にして分析した結果を第6表に示
す。
【0044】
【表6】第 6 表
【0045】次に、上記の冷却豆乳100部に対して、
塩化マグネシウム0.4部を少量の水に溶解したものを
添加し、攪拌した後、これを80℃まで加熱、凝固させ
て豆腐を製造した。得られた豆腐の分析結果と官能評価
結果を第7表に示す。
【0046】
【表7】第 7 表
【0047】表から明らかなように、製造法2由来の豆
腐は、単に全粒豆乳と普通の豆乳を混ぜ合わせて製造し
た豆乳を用いて製造した豆腐と比較して、弾力があり、
滑らかである。その理由として、単なる混合法では、高
圧ボモゲナイズ処理時に食物繊維(オカラ)に対する水
分の量が少ないため、豆乳の平均粒子径が粗く処理され
るのに対し、製造法2によれば、普通の豆乳を混合した
後、さらに高圧ボモゲナイズ処理をするので、食物繊維
に対する水分量が十分に存在し、豆乳の平均粒子径を小
さくすることができたことに原因があると考えられる。
【0048】実施例4 製造法3による豆乳の製造 生大豆(米国産大豆)10kgを水洗後、30kgの水
に12℃で18時間浸漬したのち、浸漬水を切り、加水
しながら、浸漬大豆を磨砕して呉を得た。なお、加水量
は生大豆に対して5.5倍加水(蒸気ドレンを含めると
6倍)で行なった。浸漬大豆の磨砕時に、消泡剤(商品
名:アゲペット、理研ビタミン(株)製)60gを添加
した。呉を100℃で5分間加熱攪拌した後、オカラを
分離することなくそのまま煮呉を30℃まで冷却した
後、67kgの呉(3kgは欠減として消失した)から
30kgの呉を分取し、オカラ絞り機にかけ、5.6k
gのオカラと21kgの豆乳を得た。この豆乳21kg
を、残りの呉37kgに戻した後、高圧ホモゲナイザー
(GAULIN社製)にて500kgf/cm2で1回
処理し、冷却豆乳とした。なお、オカラ5.6kgは廃
棄した。得られたオカラ入り豆乳の分析結果を第8表に
示す。
【0049】
【表8】第 8 表
【0050】次に、上記の冷却豆乳100部に対して、
塩化マグネシウム0.4部を少量の水に溶解したものを
添加し、攪拌した後、これを80℃まで加熱、凝固させ
て豆腐を製造した。得られた豆腐の分析結果と官能評価
結果を第9表に示す。
【0051】
【表9】第 9 表
【0052】表から明らかなように、製造法3由来の豆
腐は、製造法1−1由来の豆腐と同様に滑らかで弾力が
あり、美味しい。呉から取り除くオカラの量について
は、呉中の食物繊維量が0.5〜2.0g/100g豆
乳になるようにすれば良く、欠減等を無視すれば、呉の
40〜90重量%を分取して、オカラを分離し、得られ
た豆乳を呉に戻すことにより、上記の食物繊維量の製品
が得られる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、大がかりな装置、設備
などを必要とせず、しかも特殊な架橋酵素を用いること
なく、食物繊維量が高い豆乳を得ることができる。この
豆乳を使用して得られる豆腐、その他の加工品は、滑ら
かな食感を有し、高品質な製品である。本発明によれ
ば、これらの豆腐製品を安価に、かつ容易に製造するこ
とができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呉を高圧ホモゲナイズ処理して得られ、
    大豆由来の食物繊維量が0.5〜2.0g/100g豆
    乳であるオカラ入り豆乳。
  2. 【請求項2】 豆乳の製造に際して、大豆の磨砕時に引
    き水の全部もしくは一部として豆乳を用いると共に、得
    られた呉をオカラを分離することなく高圧ホモゲナイズ
    処理することを特徴とする請求項1記載のオカラ入り豆
    乳の製造法。
  3. 【請求項3】 磨砕に用いる大豆の量が、引き水として
    用いる豆乳の調製に使用した大豆を含めた全大豆量の1
    0〜60重量%(丸大豆換算)である請求項2記載のオ
    カラ入り豆乳の製造法。
  4. 【請求項4】 全粒豆乳と豆乳とを前者:後者=10〜
    60重量%:90〜40重量%の割合で混合した後、高
    圧ホモゲナイズ処理することを特徴とする請求項1記載
    のオカラ入り豆乳の製造法。
  5. 【請求項5】 定法により得た呉からその40〜90重
    量%を抜き出し、オカラと豆乳に分離した後、得られた
    豆乳を残りの呉と混合したのち、高圧ホモゲナイズ処理
    することを特徴とする請求項1記載のオカラ入り豆乳の
    製造法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のオカラ入り豆乳を用いて
    得られるオカラ入り豆腐またはその加工品。
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