JP2002218827A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2002218827A
JP2002218827A JP2001017669A JP2001017669A JP2002218827A JP 2002218827 A JP2002218827 A JP 2002218827A JP 2001017669 A JP2001017669 A JP 2001017669A JP 2001017669 A JP2001017669 A JP 2001017669A JP 2002218827 A JP2002218827 A JP 2002218827A
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Eiji Makino
英二 牧野
Tomohiko Ichikawa
友彦 市川
Masahiro Komatsu
正寛 小松
Takanori Fujii
孝典 藤井
Shinjirou Nowaki
慎二郎 野脇
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Sasaki Co Ltd
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Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Sasaki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性が高い歩行乗用両用型のコンパクトな
コンバインを提供することを課題としている。 【解決手段】 機体2前方の前処理部3の後方に脱穀部
4を設け、前処理部3の側方に設けられた機体操縦用の
操作部13の後方であって、且つ脱穀部4の側方に座席
8を位置させ、座席8の後方に機体2を操縦する後方操
作部54を設けた

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複数の操作部を設
けた小型のコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】従来乗用コンバインは、機体の前方に前
処理部が、該前処理部の後方に脱穀部が各設けられ、上
記前処理部の側方に機体操縦用の操作部が設けられると
共に、該操作部の後方に座席が各配置されており、オペ
レータが座席に着席して機体を操作するように構成され
ている。一方コンバインを山間地域の比較的狭い急傾斜
の農道等で使用する場合等においては、乗用型のコンバ
インでは取り扱いが困難な場合があり、この場合は機体
を起立姿勢で操作することができる歩行型のコンバイン
が望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしコンバインを作
業に応じて使い分ける場合、複数台のコンバインを所有
することになるが、この場合はコストが高くなり現実的
ではなく、結局乗用型と歩行型の両方に使用できるコン
バインが必要となる。一方乗用型のコンバインを乗用型
と歩行型の両方のタイプとして使用するために操作部を
2つ設ける必要があるが、コンバイン自体が大型化し、
歩行型として使用しても、容易に山間地域の比較的狭い
急傾斜の農道等を移動させることができず、歩行乗用両
用型のコンパクトなコンバインが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のコンバインは、第1に機体2の前方に前処理
部3を、該前処理部3の後方に脱穀部4を各設け、上記
前処理部3の側方に機体操縦用の操作部13を、該操作
部13の後方に座席8を各配置したコンバインにおい
て、座席8を脱穀部4の側方に位置させ、座席8の後方
に機体2を操縦する後方操作部54を設けたことを特徴
としている。
【0005】第2に前処理部3及び脱穀部4の作動を操
作する作動レバー58を両操作部13,54の間に配置
したことを特徴としている。
【0006】第3に各操作部13,54にそれぞれ駐車
ブレーキの入切りを操作する駐車ブレーキ操作部12,
48を設けたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の1実施形態を図面に
従って説明する。図1,図2,図3は本発明のコンバイ
ンの後方斜視図、平面図、側面図であり、左右のクロー
ラ式の走行装置1上に機体2が支持されており、該機体
2の前方に圃場の穀稈を刈り取り後方に搬送する前処理
部3が昇降自在に設けられていると共に、該前処理部3
の後方には前処理部3側から搬送される穀稈の脱穀を行
う脱穀部4が設けられている。
【0008】一方前記前処理部3及び脱穀部4の側方に
は機体2を着座して操縦する運転席6が設けられてお
り、該運転席6には前処理部3の側方に配置されるフロ
ント操作パネル7,該フロント操作パネル7の後方であ
って、且つ脱穀部4側方に配置される座席8等が備えら
れている。
【0009】そしてフロント操作パネル7から左右及び
前後揺動自在なマルチ操作レバー9が、座席8前方の運
転席6のフロア11からは復帰自在に踏み込み可能な駐
車ブレーキペダル12が各突設されており、マルチ操作
レバー9の前後揺動によって前処理部3の昇降を、マル
チ操作レバー9の左右揺動によって機体2の左右操向
を、駐車ブレーキペダル12の踏み込み操作により機体
2の停止を各操作することができる構造となっている。
【0010】すなわち上記マルチ操作レバー9や駐車ブ
レーキペダル12等がオペレータが着座して機体2を操
縦することができる機体操縦用の前方操作部(第1操作
部)13として設けられており、オペレータは前方操作
部13(マルチ操作レバー9や駐車ブレーキペダル12
等)により機体2の操向、停止等を座席8に着座して操
作することができる。
【0011】なお上記走行装置1は、従来公知のように
トランスミッションを介してエンジン(図示せず)から
駆動力が入力されて駆動されるが、上記トランスミッシ
ョン内には左右の走行装置1用に左右のサイドクラッチ
が設けられており、左側の走行装置1L用のサイドクラ
ッチ(左サイドクラッチ)を入り作動させることによ
り、走行装置1Lが駆動され、右側の走行装置1R用の
サイドクラッチ(右サイドクラッチ)を入り作動させる
ことにより、走行装置1Rが駆動されるように構成され
ている。
【0012】このためマルチ操作レバー9は左右揺動に
よりトランスミッション内のサイドクラッチを操作して
機体2を操向せしめるように構成されており、すなわち
図4,図5に示されるようにマルチ操作レバー9の基端
部側に、マルチ操作レバー9の左右揺動に連動して揺動
する左右の操作プレート16L,16Rを共通の支点軸
17を介して設け、左右の操作プレート16L,16R
と、トランスミッション14の左右のサイドクラッチの
シフタアーム18L,18Rとを、ワイヤ19L,19
Rとリンクアーム21,22,23,24とを介して左
右別々に連結せしめた構造となっている。
【0013】これによりマルチ操作レバー9の左右揺動
に伴い、マルチ操作レバー9の基端部側に設けられたピ
ン9aにより、左右いずれかの操作プレート16L又は
16Rが揺動され、ワイヤ19R又は19Lとリンクア
ーム21,22又は23,24を介して左右いずれかの
シフタアーム18L又は18Rが操作され、左右いずれ
かのサイドクラッチが操作され、機体2の操向が行われ
る。
【0014】例えばマルチ操作レバー9を左に揺動させ
ると、右操作プレート16Rが揺動され、該右操作プレ
ート16Rに連結されたワイヤ19Lが引かれ、左サイ
ドクラッチのシフタアーム18Lに連結されたリンクア
ーム21,22を介して左サイドクラッチが切り作動さ
せられ、機体2は左旋回する。
【0015】またマルチ操作レバー9を右に揺動させる
と、左操作プレート16Lが揺動され、該左操作プレー
ト16Lに連結されたワイヤ19Rが引かれ、右サイド
クラッチのシフタアーム18Rに連結されたリンクアー
ム23,24を介して右サイドクラッチが切り作動させ
られ、機体2は右旋回する。
【0016】なおマルチ操作レバー9を左右方向の中立
に位置させると、両シフタアーム18L,18Rが非操
作状態となるため、左右両サイドクラッチは入り作動状
態を継続し、機体2は直進せしめられ、以上のようにマ
ルチ操作レバー9の左右揺動により機体2が操向せしめ
られる。
【0017】一方前述の駐車ブレーキペダル12は前述
のように踏み込み操作により駐車ブレーキを作動させる
ことができるものであるが、具体的には踏み込み操作に
よりエンジン側からトランスミッション14への駆動力
を切断すると共に、トランスミッション14内に設けら
れた駐車ブレーキを作動させるように構成されており、
踏み込み操作を継続することにより機体2を停止状態で
保持することができるものとなっている。
【0018】なお図4,図6,図7に示されるように、
上記エンジンとトランスミッション14との間には、エ
ンジン側からトランスミッション14に駆動力を断接自
在に伝動するテンションクラッチ26が介設されてお
り、駐車ブレーキペダル12を踏み込み操作することに
より、上記テンションクラッチ26のタイトプーリ27
を軸支するタイトアーム28を揺動せしめ、テンション
クラッチ26を切り作動せしめ、エンジン側からトラン
スミッション14への駆動力を切断するように構成され
ている。
【0019】このとき駐車ブレーキペダル12はペダル
アーム31の先端に取り付けられ、該ペダルアーム31
の基端部側が機体フレーム2aを構成する前後方向の角
フレーム20側に支点軸32を介して揺動自在に軸支さ
れており、ペダルアーム31の基端部側に一体形成され
たアーム31aを介してタイトアーム28が、支点軸3
2に取り付けられてペダルアーム31(支点軸32)と
一体揺動する操作アーム33により駐車ブレーキが各操
作されるように構成されている。
【0020】すなわちアーム31aとタイトアーム28
とがワイヤ34により連結されていると共に、トランス
ミッション14に設けられた駐車ブレーキ操作用のブレ
ーキレバー36側と操作アーム33とがワイヤ37によ
り連結されており、駐車ブレーキペダル12の踏み操作
により両アーム31a,33とワイヤ34,37を介し
てタイトアーム28(タイトプーリ27)と、駐車ブレ
ーキを操作するように構成されている。
【0021】なおペダルアーム31の基端部にはアーム
31bも一体形成されており、該アーム31bと機体フ
レーム2aを構成する角フレーム20との間に、駐車ブ
レーキペダル12を非踏み込み状態(初期姿勢)に付勢
せしめる戻しスプリング38が張設されている。そして
この戻しスプリング38によってワイヤ34を介してタ
イトアーム28がテンションクラッチ26を入り作動せ
しめるように付勢され、すなわち戻しスプリング38は
駐車ブレーキペダル12の復帰とタイトアーム28の付
勢を兼用して行う弾性部材となっている。
【0022】また操作アーム33は、前処理部3の作動
を入り切りする前処理クラッチ(図示せず)側ともワイ
ヤ39を介して連結されており、駐車ブレーキペダル1
2の踏み操作時(機体2の停止時)には、ワイヤ39を
介して前処理クラッチを操作し、前処理部3の作動も停
止せしめるように構成されている。
【0023】一方上記座席8の下方には前述のエンジン
(図示しない)を収容するエンジンルーム41が形成さ
れており、該エンジンルーム41(運転席6)の後方に
は脱穀後の穀粒を籾袋に袋詰めする籾受け部42が設け
られている。そして該籾受け部42には、籾袋を支持す
る前後のハンガー43が左右方向に設けられており、こ
の前後のハンガー43間に脱穀部4から突出する揚穀筒
44の先端が突出せしめられている。
【0024】 これにより上記籾受け部42内におい
て、籾袋をハンガー43に引っ掛けて支持せしめ、揚穀
筒44の先端を籾袋の給穀口に近接、又は給穀口内に挿
入することにより、脱穀部4から籾袋に穀粒を容易に移
動(排出)させ、袋詰めすることができるように構成さ
れている。
【0025】さらに上記脱穀部4と籾受け部42との間
には、揚穀筒44側に取り付けてブラケット46が取り
付けられており、該ブラケット46には籾受け部42の
後方に位置するように、前述の左右サイドクラッチを操
作する左右サイドクラッチレバー47L,47Rと、駐
車ブレーキを操作する駐車ブレーキレバー48とが同一
の支点軸45を介して前後揺動自在に設けられている。
【0026】すなわち図5,図8に示されるように、右
サイドクラッチレバー47Rの基端部側と前述の右サイ
ドクラッチ用のリンクアーム23,24とがワイヤ51
を介して連結されていると共に、左サイドクラッチレバ
ー47Lの基端部側と前述の左サイドクラッチ用のリン
クアーム21,22とがワイヤ52を介して連結されて
おり、左右いずれかのサイドクラッチレバー47L又は
47Rを後方に揺動せしめることにより、ワイヤ51又
は52とリンクアーム21,22又は23,24を介し
て左右いずれかのサイドクラッチが切り作動せしめら
れ、機体2が操向せしめられる。
【0027】また図6,図8に示されるように、駐車ブ
レーキレバー48の基端部側と前述の操作アーム33と
がワイヤ53を介して連結されており、駐車ブレーキレ
バー48を後方に揺動せしめることにより、ワイヤ53
を介して操作アーム33を揺動せしめ、駐車ブレーキの
ブレーキレバー36を操作して駐車ブレーキを作動させ
ることができる。
【0028】以上のように左右のサイドクラッチレバー
47L,47Rを操作することにより機体2の操向を操
作することができ、また駐車ブレーキレバー48を操作
することにより機体2の停止を操作することができる。
すなわち運転席6(籾受け部42)の後方に、サイドク
ラッチレバー47L,47Rや駐車ブレーキレバー48
等を備えた後方操作部(第2操作部)54が設けられて
おり、該後方操作部54によっても機体2を操縦するこ
とが可能となっている。
【0029】このとき後方操作部54の各レバー47
L,47R,48はオペレータが起立して操作すること
が可能な位置に設けられており、これによりオペレータ
は後方操作部54により起立した起立姿勢で機体2を操
縦することができ、座席8に座って機体2を操縦する乗
用タイプのコンバインを、歩行型として使用することが
できる。
【0030】一方座席8と脱穀部4との間には、前処理
部3の側方から脱穀部4の側方に至りサイド操作パネル
56が配置されており、該サイド操作パネル56からは
機体2各部の操作用の各種レバーが突出せしめられてい
る。そして本実施形態の場合、上記レバーとして主変速
レバー57が前処理部3側方(座席8の前側方)に、脱
穀部4と前処理部3の作動を入切り操作するクラッチレ
バー58が脱穀部4側方(座席8の後側方)にそれぞれ
位置して設けられている。
【0031】このとき上記クラッチレバー58は前後揺
動自在に、主変速レバー57は前後又は前後左右揺動自
在に設けられており、主変速レバー57によりエンジン
側からの出力の回転方向と回転数(走行速度と前後走行
方向)を、クラッチレバー58により前処理部3及び脱
穀部4の作動を切り換えることが可能になっている。
【0032】すなわちクラッチレバー58は、前処理部
3及び脱穀部4の停止状態から、所定角度揺動させるこ
とにより脱穀部4を作動せしめ、当該脱穀部4を作動せ
しめる揺動角度より更に揺動させることにより前処理部
3を作動させるように脱穀部4及び前処理部3の作動を
切り換えるクラッチに連係せしめられている。
【0033】なお前処理部3及び脱穀部4の作動を切り
換える一本のクラッチレバー58の構成は従来公知であ
るため、詳細な説明は割愛する。また主変速レバー57
によるエンジン側からの出力の回転方向と回転数の調整
機構も従来公知であるため、詳細な説明は割愛する。
【0034】そして上記クラッチレバー58は、上記の
ように前方操作部13と後方操作部54との間に配置さ
れており、オペレータが前方操作部13により機体2を
操縦する場合は、座席8に着座したオペレータが若干後
方に手を伸ばすことにより、またオペレータが後方操作
部54により機体2を操縦する場合は、オペレータが前
方に若干手を伸ばすことにより、オペレータが前後いず
れの操作部13,54による操縦状態においてもクラッ
チレバー58を操作することが可能となっている。
【0035】本発明のコンバインは上記のように構成さ
れているため、オペレータが圃場内で前方操作部13に
より機体2を操縦する(刈取脱穀作業走行させる)場合
は、オペレータが座席8に着席し、エンジンを作動さ
せ、マルチ操作レバー9により前処理部3を下降させ、
クラッチレバー58により脱穀部4を作動させると共
に、前処理部3を作動させ、主変速レバー57を前進側
に揺動させることにより機体2の走行が開始される。
【0036】そして機体2の操向はマルチ操作レバー9
を左右に揺動させることにより行うことができる。また
オペレータが駐車ブレーキペダル12を踏み込み操作す
ることにより、前処理部3を停止させると共に駐車ブレ
ーキを作動させて機体2を停止させることができる。す
なわち本コンバインは乗用型のコンバインとして使用さ
れる。
【0037】一方オペレータが後方操作部54により圃
場内で機体2を操縦する(刈取脱穀作業走行させる)場
合は、まず駐車ブレーキレバー48を後方に揺動せしめ
て前処理部3を停止させると共に駐車ブレーキを作動さ
せた状態で、前方操縦部13側に移動してエンジンを作
動させ、マルチ操作レバー9により前処理部3を下降さ
せ、主変速レバー57を前進側に揺動させる。
【0038】そして後方操作部54側に移動して、起立
姿勢でクラッチレバー58を操作して脱穀部4を作動さ
せると共に、前処理部3を作動させ、駐車ブレーキレバ
ー48を前方に揺動させて駐車ブレーキを解除すること
により機体2の作業走行が開始される。このとき機体2
の操向は左右のサイドクラッチレバー47L,47Rを
揺動操作することにより行うことができる。
【0039】またオペレータが駐車ブレーキレバー48
を後方に揺動操作することにより、前処理部3を停止さ
せると共に駐車ブレーキを作動させて機体2を停止させ
ることができる。すなわち本コンバインは歩行型のコン
バインとして使用される。
【0040】なお前後の操作部13,54を使用した上
記操縦例は作業走行(走行しながら圃場の穀稈を刈り取
り脱穀する)時のものであるが、クラッチレバー58の
操作により脱穀部4及び前処理部3の作動を停止させる
ことによって、機体2を単に(作業をさせることなく)
走行のみさせることもできる。
【0041】これにより当該コンバインを歩行型として
使用する(起立姿勢で後方操作部54により操縦する)
ことにより山間地域の比較的狭い急傾斜の農道の移動
や、比較的狭い圃場での作業走行等を容易に行うことが
でき、特に前処理部3の側方に前方操作部13が、該前
方操作部13の後方に座席8が各配置され、さらに後方
操作部54が座席8の後方(籾受け部42の後方)、す
なわち機体2の最後部側に配置され、全幅約1.2m,
全長約2.3m,全高約1.3mとコンバインが比較的
コンパクトに構成されているため、上記農道の移動等を
より容易に行うことができる。
【0042】またクラッチレバー58を、両操作部1
3,54の間であって、コンバインを歩行型及び乗用型
のいずれのタイプで使用している場合でもオペレータが
操作できる位置に配置しているため、特に当該コンバイ
ンを歩行型として使用する(後方操作部54により操縦
を行う)場合であっても、前処理部3及び脱穀部4の作
動を操作することができ、歩行型において刈取り脱穀作
業の開始及び停止を操作することが可能となり、歩行型
のコンバインとして使用した場合の操縦性が高くなるよ
うに構成されている。
【0043】さらに前後の両操作部13,54にそれぞ
れ駐車ブレーキ操作部(駐車ブレーキレバー48及び駐
車ブレーキペダル12)を設けることによって、両操作
部13,54で駐車ブレーキを操作することができ、歩
行型のコンバインとして使用する場合に駐車ブレーキレ
バー48を操作することにより、緊急停止等を行うこと
ができ、歩行型としての操作性はさらに向上している。
【0044】なお本発明のコンバインのトランスミッシ
ョン14は、マルチ操作レバー9の左右揺動又は左右ク
ラッチレバー47L,47Rの前後揺動により旋回時に
旋回内側の走行装置1のサイドクラッチを切断して機体
2を操向せしめるが、マルチ操作レバー9及び左右クラ
ッチレバー47L,47Rをサイドクラッチ切断時の揺
動角度からさらに揺動せしめると旋回内側の走行装置1
にブレーキが掛かるように構成されている。
【0045】これによってより小さな旋回半径で機体2
を旋回(操向)せしめることができるが、このとき後方
操作部54において両クラッチレバー47L,47Rを
揺動せしめ、両走行装置1にともにブレーキを掛けるこ
とにより、機体2は停止し、駐車ブレーキと同様の効果
を得ることができるようにも構成されている。
【0046】また駐車ブレーキペダル12は前述のよう
に戻しスプリング38により初期姿勢に付勢されている
ため、踏み込み操作を解除すると自動的に初期姿勢に戻
る。このため駐車ブレーキペダル12の側方には、駐車
ブレーキペダル12を踏み込み状態でロックするロック
ペダル61が設けられており、該ロックペダル61によ
って駐車ブレーキペダル12を踏み込み姿勢でロックし
て機体2を停止状態で保持することができる。
【0047】一方駐車ブレーキレバー48もワイヤ53
を介して操作アーム33(駐車ブレーキペダル12と一
体揺動する)に連結されているため、ワイヤ53を介し
て戻しスプリング38により駐車ブレーキ切りの姿勢に
付勢されている。このとき駐車ブレーキレバー48は図
8に示されるように駐車ブレーキレバー48の基端部側
に駐車ブレーキレバー48と一体揺動するアーム62を
取り付け、該アーム62に支点軸63を介してワイヤ取
付用アーム64を回動自在に支持せしめ、該ワイヤ取付
用アーム64の端部に取付け軸66を介してワイヤ53
を取り付けるように構成されている。
【0048】これによりアーム62の支点軸63が、駐
車ブレーキレバー48の支点軸45より前方に位置する
範囲においては駐車ブレーキレバー48は駐車ブレーキ
切り方向(前方)に付勢され、支点軸63が駐車ブレー
キレバー48の支点軸45を越え、支点軸63を駐車ブ
レーキレバー48の支点軸45より後方に位置させるよ
うに駐車ブレーキレバー48を揺動させることにより、
駐車ブレーキレバー48は駐車ブレーキ入り方向(後
方)に付勢される。
【0049】すなわち支点軸63が駐車ブレーキレバー
48の支点軸45より前方に位置する範囲で駐車ブレー
キレバー48を揺動させると、駐車ブレーキレバー48
は駐車ブレーキ切り方向(前方)に付勢され、上記範囲
内において駐車ブレーキレバー48を揺動させて駐車ブ
レーキを入り作動させた後に駐車ブレーキレバー48か
ら手を離すと自動的に駐車ブレーキ切り姿勢に戻り、機
体2の一時停止等を容易に操作することができる。
【0050】また駐車ブレーキレバー48を支点軸63
が駐車ブレーキレバー48の支点軸45より後方に位置
するように揺動させると、駐車ブレーキレバー48は駐
車ブレーキ入り方向(後方)に付勢され、当該範囲内に
おいて駐車ブレーキレバー48を揺動させて駐車ブレー
キを切り作動させた後に駐車ブレーキレバー48から手
を離すと駐車ブレーキレバー48は駐車ブレーキ入り姿
勢に姿勢保持され、機体2を停止状態で保持することが
できる。
【0051】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、前処理部の側方に操作部が配置され、該操作部
の後方に座席が、さらに座席の後方に後方操作部が配置
されるため、コンバインが比較的コンパクトに構成され
る他、、複数の操作部を備えることにより、オペレータ
が起立して後方操作部により機体を操縦することによ
り、座席に座って機体を操縦する乗用タイプのコンバイ
ンを、歩行型として使用することができ、当該コンバイ
ンを歩行型として使用することにより山間地域の比較的
狭い急傾斜の農道等を容易に移動させることができると
いう効果がある。
【0052】また両操作部の間に作動レバーを配置する
ことにより、当該コンバインを歩行型として使用する
(後方操作部により操縦を行う)場合であっても、前処
理部及び脱穀部の作動を操作することができ、歩行型に
おいて刈取り脱穀作業の開始及び停止を操作することが
可能となり、歩行型のコンバインとして使用した場合の
操縦性が高いという利点がある。
【0053】さらに各操作部にそれぞれ駐車ブレーキ操
作部を設けることによって、両操作部で駐車ブレーキを
操作することができ、歩行型のコンバインとして使用す
る場合においても緊急停止等を行うことができ、歩行型
の操作性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの後方斜視図である。
【図2】コンバインの平面図である。
【図3】コンバインの側面図である。
【図4】前方操作部近傍の正面透視図である。
【図5】マルチ操作レバー部分の分解斜視図である。
【図6】駐車ブレーキペダル部分の分解斜視図である。
【図7】駐車ブレーキペダル部分の側面透視図である。
【図8】後方操作部部分の分解斜視図である。
【符号の説明】
2 機体 3 前処理部 4 脱穀部 8 座席 12 駐車ブレーキペダル(駐車ブレーキ操作部) 13 前方操作部(操作部) 48 駐車ブレーキレバー(駐車ブレーキ操作部) 54 後方操作部 58 クラッチレバー(作動レバー)
フロントページの続き (72)発明者 牧野 英二 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 市川 友彦 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 小松 正寛 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 藤井 孝典 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 野脇 慎二郎 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B076 AA03 BA07 CD03 DC01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体(2)の前方に前処理部(3)を、
    該前処理部(3)の後方に脱穀部(4)を各設け、上記
    前処理部(3)の側方に機体操縦用の操作部(13)
    を、該操作部(13)の後方に座席(8)を各配置した
    コンバインにおいて、座席(8)を脱穀部(4)の側方
    に位置させ、座席(8)の後方に機体(2)を操縦する
    後方操作部(54)を設けたコンバイン。
  2. 【請求項2】 前処理部(3)及び脱穀部(4)の作動
    を操作する作動レバー(58)を両操作部(13),
    (54)の間に配置した請求項1のコンバイン。
  3. 【請求項3】 各操作部(13),(54)にそれぞれ
    駐車ブレーキの入切りを操作する駐車ブレーキ操作部
    (12),(48)を設けた請求項1又は2の複数のコ
    ンバイン。
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