JP2002218705A - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

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JP2002218705A
JP2002218705A JP2001355655A JP2001355655A JP2002218705A JP 2002218705 A JP2002218705 A JP 2002218705A JP 2001355655 A JP2001355655 A JP 2001355655A JP 2001355655 A JP2001355655 A JP 2001355655A JP 2002218705 A JP2002218705 A JP 2002218705A
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vibration
motor
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vibration generator
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JP2001355655A
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English (en)
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Tomimaru Arataira
富丸 荒平
Haruo Koyama
晴生 小山
Eiichi Natsume
栄一 夏目
Toshimi Yamagami
敏美 山上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CI Kasei Co Ltd
Original Assignee
CI Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 リード線によるはんだ付けを省略すると共
に、振動発生装置の振動がプリント配線基板に伝達され
るのを吸収する小型モータ。 【解決手段】 振動発生装置に設けられた電極と、プリ
ント配線基板に設けられた電極との間には、導電性バネ
部材が設けられている。そして、前記振動発生装置とプ
リント配線基板との電気的接続は、前記導電性バネ部材
の弾性により電気抵抗を減少させると共に、振動発生装
置において発生した振動が吸収されてプリント配線基板
に取り付けられている回路部品等に伝達され難くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、ペー
ジャ、あるいは電子腕時計のような呼び出し、または時
報の伝達を必要とする携帯無線機器における振動発生装
置と携帯無線機器としての通信機能を備えた回路部品等
が搭載されているプリント配線基板との電気的接続を考
慮した小型モータに関するものである。なお、上記ペー
ジャは、携帯している者に対して音または振動により、
メッセージが伝送されていることを知らせる一方向のも
の、あるいは双方向の送受信が可能なものを含む。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機、ページャ、あるいは
電子腕時計等のような呼び出しまたは時報の伝達を必要
とする携帯無線機器は、多数普及されるようになり、電
車内あるいは会議中等に呼び出し音が発生し、他人に不
快を与えることが頻繁に起こるようになってきた。
【0003】たとえば、携帯電話機は、モータの回転軸
に取り付けられた高比重合金からなる偏心した振動子か
ら構成される振動発生装置が取り付けられており、上記
モータの回転によりモータの回転軸に取り付けられた振
動子を回転させている。このような携帯電話機は、呼び
出し音の代わりに携帯者の身体に上記振動子の振動を伝
え、呼び出しのあったことを知らせ、他人に不快を与え
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、携帯電話機の
業界は、その販売台数が急速に増加していると共に、各
電話会社の競争が激化している。特に、携帯電話機は、
小型、軽量、安価、信頼性の点で凌ぎを削る争いとなっ
ている。そのため、携帯電話機は、はんだ付け作業が不
要なリードレス方式で、コンパクトなものが要望されて
いる。携帯電話機の呼び出しは、音と振動の中の一方を
選択できるものが増えてきた。
【0005】また、振動発生装置を備えた携帯電話機
は、携帯電話機としての通信機能を備えた回路部品等が
搭載されているプリント配線基板に振動発生装置で発生
した振動が伝達されると、プリント配線基板上に形成さ
れた配線が断線したり、あるいは配線パターンや回路部
品等が共振してビビリ音になることがある。
【0006】以上のような課題を解決するために、本発
明は、リード線によるはんだ付けを省略して小型、軽量
で、信頼性のある携帯無線機器における振動発生装置と
プリント配線基板との電気的接続を考慮した小型モータ
を提供することを目的とする。また、本発明は、振動発
生装置とプリント配線基板との間の接続に導電性板バネ
を使用することによって、振動発生装置の振動がプリン
ト配線基板に伝達されるのを和らげると共に、プリント
配線基板に形成された回路部品等や印刷配線によるビビ
リ音の発生しない携帯無線機器における振動発生装置と
プリント配線基板との電気的接続を考慮した小型モータ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(第1発明)以上のよう
な問題を解決するために、本発明の小型モータは、モー
タハウジングに対してモータ回転軸が回転駆動され、一
定長さの板バネ状の通電端子を、前記モータ回転軸と略
平行になるようにモータハウジングの端部を閉塞するモ
ールド製蓋部に設けたことを特徴とする。
【0008】(第2発明)前記小型モータにおけるモー
タ回転軸には、振動発生用の偏心振動子が固定され、モ
ータ回転子により振動が発生することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1発明)第1発明の小型モー
タは、モータハウジングに対してモータ回転軸が回転駆
動される構造になっている。そして、前記小型モータに
おけるハウジングの端部を閉塞しているモールド製蓋部
には、一定長さの板バネ状の通電端子が前記モータ回転
軸と略平行になるように設けられている。前記板バネ
は、プリント配線基板の電極に接触圧によって電気的に
接続されるため、小型モータの振動があっても、安定し
た電気的接触を保つことができる。
【0010】(第2発明)第2発明は、小型モータの回
転軸に偏心した振動子を取り付けた場合、プリント配線
基板の電極と板バネにおいて、振動が伝達される。しか
し、第2発明は、前記部分がはんだ付けでないため、振
動を吸収することができ、かつ、経年変化によって良好
な電気的接触を保つことができる。
【0011】
【実 施 例】図1(イ)は本発明の第1参考例で、携
帯電話機における振動発生装置とプリント配線基板との
電気的接続を説明するための振動子側から見た図、
(ロ)は同じく側面図である。図1(イ)および(ロ)
において、携帯電話機における振動発生装置は、モータ
ハウジング11とモータ回転軸12に取り付けられた振
動子13とから構成されている。
【0012】モータ回転軸12と振動子13との取り付
けは、たとえば、カシメ部14によってカシメられてい
る。振動子13は、たとえば半円形で、W−Ni−Fe
系、W−Ni−Cu系、W−Mo−Ni−Fe系からな
る比重約18g/cm3 の高比重合金である。そして、
振動子13は、上記材料からなる粉末をバインダーと共
に図示の形状に成形された後、焼成される。さらに、上
記材料は、タングステンを約90重量%で、その他の材
料を残り約10重量%とすることで、脆さがなくなり、
展性に富むことが知られている。
【0013】振動子13は、その重心と反対側におい
て、回転軸固定部20が成形されている。回転軸固定部
20は、モータ回転軸12が上部または側部から挿入さ
れる、たとえば断面U字状またはコ字状溝19が成形さ
れている。振動発生装置は、振動子13と反対側におい
て、図示されていない回転子にブラシを介して電力を導
入する電極部材15がL字状に導出されている。当該電
極部材15は、たとえばモータハウジング11の図示さ
れていない端部を閉塞する蓋部材にインサート成形する
ことによって作製される。また、上記電極部材15は、
モータハウジング11と絶縁されている。
【0014】ホルダー16は、たとえば、弾性部材から
なりモータハウジング11を抱持すると共に、必要によ
り裏側ハウジングに固定することができる。また、ホル
ダー16は、電極部材15、15′に接する位置に二つ
の貫通孔17が形成されている。上記貫通孔17には、
たとえば、導電性部材からなる二つの螺旋状バネ18、
18′が挿入されており、一端がモータの回転子に接続
される電極部材15、15′と電気的に接続されてい
る。螺旋状バネ18、18′の他端は、図示されていな
いプリント配線基板の電極と接続される。
【0015】通常、携帯電話機は、表側ハウジングにテ
ンキーおよび機能キー等からなる入力部、液晶からなる
表示部、および送受話部を備えている。携帯電話機とし
ての通信機能は、たとえば、プリント配線基板上に搭載
されている回路部品等によって行われる。携帯電話機
は、呼び出し音と共に選択できる振動発生装置を備えて
いる。携帯電話機は、上記通信機能を備えたプリント配
線基板、電源、振動発生装置等を上記表側ハウジングと
裏側ハウジングによって一体に固定される。携帯電話機
は、上記構成の他に、上記表側または裏側ハウジングに
アンテナ、ストラップ、電源の充電端子等が設けられて
いる。
【0016】携帯電話機における振動発生装置とプリン
ト配線基板とは、上記螺旋状バネ18、18′を介して
電気的に接続される。この接続に際し、表側ハウジング
と裏側ハウジングを一体に固定する際にプリント配線基
板が上記螺旋状バネ18、18′を押圧することによっ
て達成される。このような電気的接続は、はんだやリー
ド線が不要であると共に、これらを使用しない分、スペ
ースが小さく、安価で信頼性が向上する。また、振動発
生装置とプリント配線基板とは、螺旋状バネ18、1
8′を介して電気的に接続されているため、振動発生装
置の振動が直接プリント配線基板に伝達され難く、振動
によるビビリ音を減少させることができる。
【0017】図2(イ)は本発明の実施例で、携帯電話
機における振動発生装置とプリント配線基板との電気的
接続を説明するための振動子側から見た図、(ロ)は同
じく側面図である。本実施例は、螺旋状バネの代わりに
板バネを使用した点と、板バネの固定方法が第1参考例
と異なっている。たとえば、板バネ22、22′は、略
逆L字型をしておりモータハウジング11の端部を閉塞
するモールド製蓋部21にインサートされており、その
先端部に接点23、23′が設けられている。図2
(イ)および(ロ)において、板バネ22、22′をモ
ータハウジング11にもっと接近させる場合、絶縁部材
を介して接点23、23′の接触を避ける方が望まし
い。
【0018】本実施例は、第1参考例と同様に、板バネ
22、22′のバネ圧以外に、図示されていない表側ハ
ウジングと裏側ハウジングとを一体に固定する際の圧力
が板バネ22、22′を押圧して、プリント配線基板に
設けられている電極と振動発生装置に設けられた電極と
の電気的接続をより一層向上させる。本実施例も第1参
考例と同様に、リード線やはんだを使用せずに、振動発
生装置とプリント配線基板とを電気的に接続すると共
に、板バネで振動発生装置の振動を吸収している。
【0019】図3は本発明の第2参考例で、振動発生装
置とプリント配線基板との接続状態を説明するための斜
視図である。図3において、振動発生装置30は、モー
タハウジング11と振動子13とから構成されている。
また、モータハウジング11の端部は、図示されていな
いモータの回転子とブラッシを介して電気的に接続され
ている同心円電極32が形成されている蓋部材31によ
って閉塞されている。
【0020】一方、金属細線配向型異方導電性ゴムコネ
クタ33は、上記蓋部材31と略同じ大きさの弾性部
材、たとえば、シリコーンゴムからなり、少なくとも一
列の金属細線331が多数埋設されている。上記金属細
線331は、たとえば、直径12μm、長さ1mmのス
テンレス鋼からなり、全面に金メッキが施されている。
また、上記金属細線331は、金属細線配向型異方導電
性ゴムコネクタ33の両端に、たとえば、15μm突出
するように設けられている。
【0021】さらに、プリント配線基板34には、通信
機能を備えた回路部品等を接続するための図示されてい
ない配線パターンと、当該配線パターンに接続されてい
る同心円電極341が設けられている。プリント配線基
板34は、表側および裏側に配線パターンがあり、必要
個所を電気的に接続する。
【0022】同心円電極32、341は、金属細線配向
型異方導電性ゴムコネクタ33を介して電気的に接続す
る際に、所定の圧力、たとえば、圧縮率10%ないし3
0%、好ましくは15%となるように加えることによ
り、電気抵抗が非常に少なくなると共に、金属細線配向
型異方導電性ゴムコネクタ33の弾力により、振動発生
装置30の振動をプリント配線基板34上に取り付けら
れている回路部品等に伝えない。また、同心円電極3
2、341と金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ3
3との向き関係は、ないため取り付けが容易であると共
に、はんだおよびリード線が不要である。
【0023】図4は本発明の第3参考例で、振動発生装
置とプリント配線基板との接続状態を説明するための斜
視図である。図4において、振動発生装置40は、モー
タハウジング11と振動子13とから構成されている。
また、モータハウジング11の端部は、図示されていな
いモータの回転子とブラッシを介して電気的に接続され
ている逆L字型電極43が形成されている蓋部材41に
よって閉塞されている。蓋部材41は、逆L字型電極4
3、43′がモータハウジング11と接触しないよう
に、連結部42が逆L字状に連設されている。
【0024】一方、金属細線配向型異方導電性ゴムコネ
クタ44は、上記蓋部材41に連設された連結部42と
略同じ大きさの弾性部材、たとえば、シリコーンゴムか
らなり、少なくとも一列の金属細線441が多数埋設さ
れている。また、上記金属細線441は、逆L字型電極
43、43′の並んでいる方向と直角になるようになっ
ている。
【0025】さらに、上記金属細線441は、金属細線
配向型異方導電性ゴムコネクタ44の両端に僅かに突出
するように設けられている。プリント配線基板45に
は、図示されていない回路部品を接続するための配線パ
ターンと、当該配線パターンに接続されている連結部4
2における逆L字型電極43、43′と略同じ形状の電
極451、451′が設けられている。
【0026】逆L字型電極43、43′は、金属細線配
向型異方導電性ゴムコネクタ44を介して電気的に接続
する際に、所定の圧力を加えることにより、電気抵抗が
非常に少なくなると共に、金属細線配向型異方導電性ゴ
ムコネクタ44の弾力により、振動発生装置40の振動
をプリント配線基板45上に取り付けられている回路部
品等に伝えない。また、逆L字型電極43、43′の向
きは、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ44の列
と平行にならないようにすれば良いため、取り付けが容
易であると共に、はんだおよびリード線が不要である。
【0027】また、上記プリント配線基板45にフレキ
シブルプリント配線基板(図示されていない)を接続
し、表側ハウジングに設けられた電極と、金属細線配向
型異方性ゴムコネクタ44を介して、たとえば、逆L字
型電極43、43′と接続することができる。このよう
なフレキシブルプリント配線基板を利用することで、狭
いハウジング内を上手に配線することで、小型化をさら
に進めることができる。
【0028】図5(イ)ないし(ハ)は第2参考例にお
ける金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタの他の例を
説明するための斜視図である。図5(イ)に示されてい
る金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ55は、金属
細線551がマトリックス状に整列されて配向・埋設さ
れている。図5(ロ)に示されている金属細線配向型異
方導電性ゴムコネクタ55′は、金属細線552がラン
ダム状に配向・埋設されている。図5(ハ)に示されて
いる金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ55″は、
金属細線553、554が振動発生装置の電極形状とプ
リント配線基板の電極形状とに対称となる同心円状に、
配向・埋設されている。
【0029】このように、金属細線551、552、5
53、554を多数設けることにより、振動発生装置の
電極とプリント配線基板の電極との電気抵抗を少なくす
ることができる。また、振動発生装置に設けられた電極
と、プリント配線基板に設けられた電極との間に介在さ
れる金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ55、5
5′、55″は、各電極と絶縁性接着剤あるいは粘着剤
によって取り付けることもできる。
【0030】図6(イ)ないし(ハ)は第3参考例にお
ける金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタの他の例を
説明するための斜視図である。図6(イ)に示されてい
る金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ65は、金属
細線651がマトリックス状に配向・埋設されている。
図6(ロ)に示されている金属細線配向型異方導電性ゴ
ムコネクタ65′は、金属細線652がランダム状に配
向・埋設されている。図6(ハ)に示されている金属細
線配向型異方導電性ゴムコネクタ65″は、金属細線6
53、654が振動発生装置の電極位置とプリント配線
基板の電極位置とに対応するように線列状に、配向・埋
設されている。
【0031】このように、金属細線651、652、6
53、654を多数設けることにより、振動発生装置の
電極とプリント配線基板の電極との電気抵抗を少なくす
ることができる。金属細線651、652、653、6
54は、さらに金属細線の密度を高くして、実装密度を
上げることができる。また、金属細線651、652、
653、654は、湾曲させて繰り返しの圧縮に対して
も弾力を失わずに電気抵抗を変えないようにすることが
できる。
【0032】本実施例は、通信機能を備えた回路部品等
を搭載したプリント配線基板が表側ハウジングと裏側ハ
ウジングとの間に収納されているものについて説明した
が、入力部、表示部、送受話部、通信機能等を備えた回
路部品が搭載されているプリント配線基板、電源、およ
び振動発生装置等を備えている本体部と、当該本体部を
覆う蓋部材とから構成されたものにも同様に適用され
る。
【0033】また、上記本体部は、入力部、表示部、送
受話部、および通信機能等を備えた回路部品が搭載され
ているプリント配線基板等を備えており、当該本体部を
覆う蓋部材側に電源および/または振動発生装置を備え
ることもできる。さらに、振動発生装置は、必ずしも予
め本体側あるいは蓋部材側に設けて置く必要がない。た
とえば、本体側または蓋部材側には、振動発生装置を取
り付けるスペースと、プリント配線基板と接続できるバ
ネあるいは金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタとが
設けられるようにすることも可能である。
【0034】図7は本発明の第3参考例の変形で、振動
発生装置とプリント配線基板との接続状態を説明するた
めの斜視図である。図7において、振動発生装置70
は、モータハウジング11と振動子13とから構成され
ている。また、モータハウジング11の蓋部71には、
リード線74がモールドされて取り付けられている。
【0035】また、モータハウジング11の端部には、
逆L字型電極73、73′がモータハウジング11と接
触しないように、絶縁部72を介して取り付けられてい
ると共に、前記リード線74と電気的に接続されてい
る。リード線74は、フレキシブルプリント配線基板と
して、蓋部71に設けられた電極と逆L字型電極73、
73′と電気的に接続することができる。
【0036】一方、金属細線配向型異方導電性ゴムコネ
クタ76は、上記絶縁部72と略同じ大きさの弾性部
材、たとえば、シリコーンゴムからなり、少なくとも一
列の金属細線761が多数埋設されている。また、上記
金属細線761の線列は、逆L字型電極73、73′の
並んでいる方向と直角になるようになっている。
【0037】さらに、上記金属細線761は、金属細線
配向型異方導電性ゴムコネクタ76の両端がシリコーン
ゴムの表面より僅かに突出するように設けられている。
プリント配線基板75には、図示されていない回路部品
を接続するための配線パターンと、当該配線パターンに
接続されている電極751、751′が設けられてい
る。
【0038】逆L字型電極73、73′は、金属細線配
向型異方導電性ゴムコネクタ76を介して電気的に接続
する際に、所定の圧力を加えることにより、電気抵抗が
非常に少なくなると共に、金属細線配向型異方導電性ゴ
ムコネクタ76の弾力により、振動発生装置70の振動
をプリント配線基板75上に取り付けられている回路部
品等に伝えない。
【0039】また、プリント配線基板75は、フレキシ
ブルプリント配線基板として、電極を介して金属細線配
向型異方導電性ゴムコネクタ76は電気的に接続するこ
とができる。たとえば、携帯電話機のケースが小型化さ
れるに従い、方形のプリント配線基板75以外に、変形
したものとなる傾向にあり、複雑な形状にも対応できる
ようになっている。
【0040】以上、本実施例を詳述したが、前記本実施
例に限定されるものではない。そして、特許請求の範囲
に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の
設計変更を行うことが可能である。たとえば、実施例お
よび参考例におけるモータは、詳述していないが公知の
超小型直流モータを使用することができる。プリント配
線基板は、フレキシブルのものをはじめ、携帯電話機を
小型にするため、L字型やコ字型等変形したものを使用
することもできる。
【0041】金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタと
振動発生装置に形成された電極部分、金属細線配向型異
方導電性ゴムコネクタとプリント配線基板に形成された
電極部分の間には、たとえば、接着剤または粘着剤を用
いることもできる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、振動発生装置の電極と
プリント配線基板の電極とをバネ部材を使用して、電気
的接続を行ったため、リード線とはんだ、およびこれら
の取り付け作業が不要になり、小型および信頼性のある
携帯無線機器ができた。
【0043】本発明によれば、振動発生装置とプリント
配線基板との間に、バネ部材が介在するため、振動発生
装置から発生する振動がプリント配線基板に取り付けら
れている回路部品等に伝達され難くなり、信頼性が向上
した。また、バネ部材の弾性は、振動発生装置およびプ
リント配線基板の電極間における電気抵抗を減少させ
た。
【0044】本発明によれば、振動発生装置から発生す
る振動がプリント配線基板に伝達され難くなったため、
プリント配線基板上に設けられた回路部品等や配線パタ
ーンによるビビリ音が減少した。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明の第1参考例で、携帯電話機に
おける振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続
を説明するための振動子側から見た図、(ロ)は同じく
側面図である。
【図2】(イ)は本発明の実施例で、携帯電話機におけ
る振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続を説
明するための振動子側から見た図、(ロ)は同じく側面
図である。
【図3】本発明の第2参考例で、振動発生装置とプリン
ト配線基板との接続状態を説明するための斜視図であ
る。
【図4】本発明の第3参考例で、振動発生装置とプリン
ト配線基板との接続状態を説明するための斜視図であ
る。
【図5】(イ)ないし(ハ)は第2参考例における金属
細線配向型異方導電性ゴムコネクタの他の例を説明する
ための斜視図である。
【図6】(イ)ないし(ハ)は第3参考例における金属
細線配向型異方導電性ゴムコネクタの他の例を説明する
ための斜視図である。
【図7】本発明の第3参考例の変形で、振動発生装置と
プリント配線基板との接続状態を説明するための斜視図
である。
【符号の説明】
11・・・モータハウジング 12・・・モータ回転軸 13・・・振動子 14・・・カシメ部 15・・・電極部材 16・・・ホルダー 17・・・貫通孔 18、18′・・・螺旋状バネ 19・・・U字状溝またはコ字状溝 20・・・回転軸固定部 21・・・モールド製蓋部 22、22′・・・板バネ 23、23′・・・接点 30、40・・・振動発生装置 31、41・・・蓋部材 32・・・同心円電極 33、44、55、55′、55″、65、65′、6
5″・・・金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ 331、441、551、552、553、554・・
金属細線 34、45・・・プリント配線基板 42・・・連結部 43・・・逆L字型電極 451、451′・・・電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 夏目 栄一 愛知県西加茂郡小原村鍛冶屋敷175 富士 高分子工業株式会社内 (72)発明者 山上 敏美 東京都千代田区岩本町1丁目3番9号 富 士高分子工業株式会社内 Fターム(参考) 5D107 AA13 AA16 BB08 CC09 DD09 5H605 AA04 BB05 CC01 CC02 CC06 EA11 EC07 5H607 AA04 BB01 CC01 DD08 DD10 EE57 5K023 AA07 BB26 MM00 MM25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータハウジングに対してモータ回転軸
    が回転駆動される小型モータにおいて、 一定長さの板バネ状の通電端子を、前記モータ回転軸と
    略平行になるようにモータハウジングの端部を閉塞する
    モールド製蓋部に設けたことを特徴とする小型モータ。
  2. 【請求項2】 モータ回転軸には、振動発生用の偏心振
    動子が固定され、モータ回転子により振動が発生するこ
    とを特徴とする請求項1に記載された小型モータ。
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