JP3299924B2 - 携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造 - Google Patents

携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、ペー
ジャ、あるいは電子腕時計のような呼び出し、または時
報の伝達を必要とする携帯無線機器における振動発生装
置と携帯無線機器としての通信機能を備えた回路部品等
が搭載されているプリント配線基板との電気的接続に関
するものである。なお、上記ページャは、携帯している
者に対して音または振動により、メッセージが伝送され
ていることを知らせる一方向のもの、あるいは双方向の
送受信が可能なものを含む。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機、ページャ、あるいは
電子腕時計等のような呼び出しまたは時報の伝達を必要
とする携帯無線機器は、多数普及されるようになり、電
車内あるいは会議中等に呼び出し音が発生し、他人に不
快を与えることが頻繁に起こるようになってきた。たと
えば、携帯電話機は、モータの回転軸に取り付けられた
高比重合金からなる偏心した振動子から構成される振動
発生装置が取り付けられており、上記モータの回転によ
りモータの回転軸に取り付けられた振動子を回転させて
いる。このような携帯電話機は、呼び出し音の代わりに
携帯者の身体に前記振動発生装置の振動を伝え、呼び出
しのあったことを知らせ、他人に不快を与えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、携帯電話機の
業界は、その販売台数が急速に増加していると共に、各
電話会社の競争が激化している。特に、携帯電話機は、
小型、軽量、安価、信頼性の点で凌ぎを削る争いとなっ
ている。そのため、携帯電話機は、はんだ付け作業が不
要なリードレス方式で、コンパクトなものが要望されて
いる。携帯電話機の呼び出しは、音と振動の中の一方を
選択できるものが増えてきた。また、振動発生装置を備
えた携帯電話機は、携帯電話機としての通信機能を備え
た回路部品等が搭載されているプリント配線基板に振動
発生装置で発生した振動が伝達されると、プリント配線
基板上に形成された配線が断線したり、あるいは配線パ
ターンや回路部品等が共振してビビリ音になることがあ
る。
【0004】以上のような課題を解決するために、本発
明は、リード線によるはんだ付けを省略して小型、軽量
で、信頼性のある携帯無線機器における振動発生装置と
プリント配線基板との電気的接続構造を提供することを
目的とする。また、本発明は、振動発生装置とプリント
配線基板との間の接続に金属細線配向型異方導電性シリ
コーンゴムコネクタを使用することによって、振動発生
装置の振動がプリント配線基板に伝達されるのを和らげ
ると共に、プリント配線基板に形成された回路部品等や
印刷配線によるビビリ音の発生しない携帯無線機器にお
ける振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構
造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(第1発明) 以上のような問題を解決するために、本発明の携帯無線
機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気
的接続構造は、表側ハウジングと、前記表側ハウジング
と一体になって携帯無線機器に必要な部品を収納する裏
側ハウジングと、携帯無線機器としての通信機能を備え
た回路部品が搭載されている電極を有するプリント配線
基板と、前記プリント配線基板に接続するために、端部
から下部にかけて設けられている電極を有する振動発生
装置と、多数の金属細線が弾性部材の厚み方向に貫通す
るように配向・埋設されていると共に、両端部が上記弾
性部材の表面より僅かに突出している金属細線配向型異
方導電性シリコーンゴムコネクタと、から構成される携
帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板と
の電気的接続構造において、前記振動発生装置の下部に
設けられている電極金属細線配向型異方導電性シリコ
ーンゴムコネクタの一方の電極、および前記金属細線配
向型異方導電性シリコーンゴムコネクタの他方の電極と
プリント配線基板に設けられている電極が前記表側ハウ
ジングと裏側ハウジングとを一体に固定する際の圧力に
よってそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とす
る。
【0006】(第2発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造は、入力部および表示部を
備えた表側ハウジングと、前記表側ハウジングと一体に
なって携帯無線機器に必要な部品を収納する裏側ハウジ
ングと、携帯無線機器としての通信機能を備えた回路部
品が搭載されている電極を有するプリント配線基板と、
前記プリント配線基板に接続するために、端部から下部
にかけて設けられている電極を有する振動発生装置と、
多数の金属細線が弾性部材の厚み方向に貫通するように
配向・埋設されていると共に、両端部が前記弾性部材の
表面より僅かに突出している金属細線配向型異方導電性
シリコーンゴムコネクタと、から構成される携帯無線機
器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的
接続構造において、前記振動発生装置の下部に設けられ
ている電極金属細線配向型異方導電性シリコーンゴム
コネクタの一方の電極、および前記金属細線配向型異方
導電性シリコーンゴムコネクタの他方の電極とプリント
配線基板に設けられている電極が前記表側ハウジングと
裏側ハウジングとを一体に固定する際の圧力によって
れぞれ電気的に接続されていることを特徴とする。
【0007】(第3発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造は、携帯無線機器としての
通信機能を備えた回路部品が搭載されているプリント配
線基板を設けた表側ハウジングと、前記プリント配線基
に接続するために、端部から下部にかけて設けられて
いる電極を有する振動発生装置を設けた裏側ハウジング
と、多数の金属細線が弾性部材の厚み方向に貫通するよ
うに配向・埋設されていると共に、両端部が前記弾性部
材の表面より僅かに突出している金属細線配向型異方導
電性シリコーンゴムコネクタと、から構成される携帯無
線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電
気的接続構造において、前記振動発生装置の下部に設け
られている電極金属細線配向型異方導電性シリコーン
ゴムコネクタの一方の電極、および前記金属細線配向型
異方導電性シリコーンゴムコネクタの他方の電極とプリ
ント配線基板に設けられている電極が前記表側ハウジン
グと裏側ハウジングとを一体に固定する際の圧力によっ
それぞれ電気的に接続されていることを特徴とする。
【0008】(第4発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造は、前記振動発生装置に設
けられた電極およびプリント配線基板上に設けられ、あ
るいは、プリント配線基板に接続された表側ハウジング
に設けられた電極が、略同心円状、略平行状の電極であ
ることを特徴とする。
【0009】(第5発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造において前記振動発生装
置に設けられた電極と、プリント配線基板に設けられた
電極との接続は、少なくとも一列以上の線列状、マトリ
ックス状、またはランダム状に並べられて配向・埋設さ
れた金属細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタ
を使用することを特徴とする。
【0010】(第6発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造において前記携帯無線機
器は、携帯電話機、ページャ、あるいは電子時計である
ことを特徴とする。
【0011】(第7発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造において前記プリント配
線基板は、少なくとも一部にフレキシブルプリント配線
基板を有することを特徴とする。
【0012】(第8発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造は、前記プリント配線基板
は、少なくとも二つの面または曲面を有することを特徴
とする。
【0013】(第9発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造において前記表側ハウジ
ングおよび裏側ハウジングには、振動発生装置必要に
応じて自在に取り付けることができるスペースを有する
ことを特徴とする。
【0014】(第10発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造において前記振動発生装
置は、前記裏側ハウジングに着脱自在でかつ一体に取り
付けられていることを特徴とする。
【0015】(第11発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造において前記携帯無線機
器は、入力部、表示部、および通信機能を備えた回路部
品が搭載されているプリント配線基板、および振動発生
装置を備えた本体部と、当該本体部を覆う蓋部材とから
構成されていることを特徴とする。
【0016】(第12発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造において前記携帯無線機
器は、入力部、表示部、および通信機能を備えた回路部
品が搭載されているプリント配線基板を備えた本体部
と、振動発生装置を備えていると共に、前記本体部を覆
う蓋部材とから構成されていることを特徴とする。
【0017】(第13発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造において、金属細線配向型
異方導電性シリコーンゴムコネクタは、全面が貴金属メ
ッキ処理された金属細線であることを特徴とする。
【0018】(第14発明) 本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント
配線基板との電気的接続構造において前記携帯無線機
器のハウジングは、2分割の折り畳み型であり、少なく
とも一方のハウジングに振動発生装置を備えていること
を特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1発明) 第1発明における携帯無線機器は、表側ハウジングと、
前記表側ハウジングと一体になって、携帯無線機器とし
ての通信機能を備えた回路部品等が搭載されている電極
を有するプリント配線基板と、前記プリント配線基板に
接続するために、端部から下部にかけて設けられている
電極を有する振動発生装置を備えた裏側ハウジングとか
ら構成されている。そして、携帯無線機器における振動
発生装置において、たとえば、振動子が設けられている
側と反対側の端部には、前記電極が設けられている。一
方、前記プリント配線基板には、前記回路部品等を接続
する配線パターン以外に、前記電極と同様な形状の電極
が設けられている。
【0020】そして、上記振動発生装置とプリント配線
基板とに設けられた両電極は、少なくとも一列に設けら
れた多数の金属細線がシリコーンゴムの厚み方向におい
て、配向・埋設されていると共に、両端部が弾性部材の
表面より僅かに突出して上記接点部と接する金属細線配
向型異方導電性シリコーンゴムコネクタを介して電気的
に接続される。また、上記各電極、および金属細線配向
型異方導電性シリコーンゴムコネクタは、バネ等によっ
て一定の圧力をかけることによって、それぞれの電気抵
抗を低下させることができる。
【0021】第1発明の振動発生装置とプリント配線基
板との電気的接続構造は、リード線およびはんだを使用
せずに、金属細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネ
クタのクッションによって、振動発生装置の振動をプリ
ント配線基板に伝達させないようになっている。
【0022】(第2発明) 第2発明は、表側ハウジングに入力部および表示部が設
けられている点で、第1発明と相違している。通常の携
帯無線機器は、上記の型が多く、さらに、送話器と受信
器とが設けられている。
【0023】(第3発明) 第3発明における電極は、たとえば、振動発生装置に設
けられた振動子と反対側の端部に設けられていると共
に、その形状がL字状に振動発生装置を構成するモータ
ハウジング上に絶縁的に形成されている。プリント配線
基板には、上記モータハウジング上に形成された電極と
同様な電極が設けられている。そして、上記振動発生装
置に設けられた電極と、プリント配線基板に設けられた
電極とは、少なくとも一列に設けられた多数の金属細線
がシリコーンゴムの厚み方向において貫通するように配
向・埋設されていると共に、両端部が上記シリコーンゴ
ムの表面より僅かに突出している金属細線配向型異方導
電性シリコーンゴムコネクタによって電気的に接続され
る。
【0024】第3発明は、電極の形状により小型化が可
能であると共に、金属細線配向型異方導電性シリコーン
ゴムコネクタの弾性によって、振動発生装置における振
動をプリント配線基板に伝えない。
【0025】第3発明は、携帯無線機器の組み立てが終
了して、最後に、表側ハウジングおよび裏側ハウジング
を一体に固定する際の圧力によって、振動発生装置に設
けられた電極と、プリント配線基板に設けられた電極と
が電気的に接続される。表側ハウジングおよび裏側ハウ
ジングを一体に固定する際の圧力は、上記各電極におけ
る接触抵抗を減少させる。
【0026】(第4発明) 第4発明は、振動発生装置およびプリント配線基板上に
設けたり、あるいは接続する電極の形状である。これら
の電極の形状は、+および−からなる二つの略同心円
状、略平行状の電極とすることができる。
【0027】(第5発明) 第5発明は、金属細線の配向・埋設方向が異なる金属細
線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタを使用する
ことができる。すなわち、上記金属細線配向型異方導電
性ゴムコネクタは、少なくとも一列以上の線列状、マト
リックス状、またはランダム状に並べられて配向・埋設
されている。そして、上記振動発生装置に設けられた電
極と、プリント配線基板に設けられた電極との接続は、
上記金属細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタ
を使用することによって、信頼性を向上させることが可
能となる。
【0028】(第6発明) 第6発明における携帯無線機器は、携帯電話機、ページ
ャ、あるいは電子時計等を含むものである。
【0029】(第7発明) 第7発明におけるプリント配線基板は、少なくとも一部
にフレキシブルプリント配線基板が設けられている。携
帯無線機器は、小型化が追求されることにより、一枚の
プリント配線基板に収容しきれない場合がある。このよ
うな場合、フレキシブルプリント配線基板を使用するこ
とにより、携帯無線機器を小型化することができると同
時に、フレキシブルプリント配線基板に設けられた電極
と振動発生装置に設けられた電極とをバネあるいは金属
細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタを介して
電気的に接続することもできる。
【0030】(第8発明) 第8発明におけるプリント配線基板は、一面に連設され
た他の面から構成されている。たとえば、プリント配線
基板は、少なくとも二枚を重ねる方向に連設した形状、
L字型、コ字型、あるいは一部に曲線部をもたせること
ができる。このようなプリント配線基板は、携帯無線機
器の小型化に対応できる。
【0031】(第9発明) 第9発明における表側ハウジングおよび裏側ハウジング
には、携帯無線機器の使用形態によって、振動発生装置
が不要な場合があるため、振動発生装置が必要になった
場合のみ取り付けるためのスペースが予め設けられる。
また、前記スペースは、蓋部材側に設けておくこともで
きる。
【0032】(第10発明) 第10発明は、電源あるいは振動発生装置を裏側ハウジ
ングに着脱自在でかつ一体に取り付けられるようにした
ものである。電源は、たとえば、単独あるいは交互に充
電が必要であるため、また、振動発生装置は、必要がな
い場合、外して軽量にすることができる。電源あるいは
振動発生装置の裏側ハウジングに対する一体の取り付け
は、電源のみ、振動発生装置のみ、あるいは両方のいず
れでもよい。
【0033】(第11発明) 第11発明における携帯無線機器は、本体部と、当該本
体部を覆う蓋部材とから構成されたものである。たとえ
ば、上記本体部は、入力部、表示部、送受話部、通信機
能等を備えた回路部品が搭載されているプリント配線基
板、電源、および振動発生装置等を備えている。
【0034】(第12発明) 第12発明における携帯無線機器は、本体部と、当該本
体部を覆う蓋部材とから構成されたものである。たとえ
ば、上記本体部は、入力部、表示部、送受話部、および
通信機能等を備えた回路部品が搭載されているプリント
配線基板等を備えている。また、蓋部材は、電源および
/または振動発生装置を備えている。
【0035】(第13発明) 第13発明における金属細線配向型異方導電性シリコー
ゴムコネクタは、金属細線の全面が、たとえば、金の
ような貴金属によってメッキ処理が施されている。その
ため、振動発生装置に設けられた電極とプリント配線基
板に設けられた電極との電気的接続は、信頼性が向上し
た。
【0036】(第14発明) 第14発明における携帯無線機器のハウジングは、たと
えば、入出力部と表示部とが別れるように2分割の折り
畳み型であり、少なくとも一方のハウジングに振動発生
装置を備えている。また、電源装置は、振動発生装置と
同様に上記一方のハウジングに収納することができる。
【0037】
【実 施 例】図1(イ)は本発明の第1実施例で、携
帯電話機における振動発生装置とプリント配線基板との
電気的接続を説明するための振動子側から見た図、
(ロ)は同じく側面図である。図1(イ)および(ロ)
において、携帯電話機における振動発生装置は、モータ
ハウジング11とモータ回転軸12に取り付けられた振
動子13とから構成されている。モータ回転軸12と振
動子13との取り付けは、たとえば、カシメ部14によ
ってカシメられている。振動子13は、たとえば半円形
で、W−Ni−Fe系、W−Ni−Cu系、W−Mo−
Ni−Fe系からなる比重約18g/cm3 の高比重合
金である。そして、振動子13は、上記材料からなる粉
末をバインダーと共に図示の形状に成形された後、焼成
される。さらに、上記材料は、タングステンを約90重
量%で、その他の材料を残り約10重量%とすること
で、脆さがなくなり、展性に富むことが知られている。
【0038】振動子13は、その重心と反対側におい
て、回転軸固定部20が成形されている。回転軸固定部
20は、モータ回転軸12が上部または側部から挿入さ
れる、たとえば断面U字状またはコ字状溝19が成形さ
れている。振動発生装置は、振動子13と反対側におい
て、図示されていない回転子にブラシを介して電力を導
入する電極部材15がL字状に導出されている。当該電
極部材15は、たとえばモータハウジング11の図示さ
れていない端部を閉塞する蓋部材にインサート成形する
ことによって作製される。また、上記電極部材15は、
モータハウジング11と絶縁されている。
【0039】ホルダー16は、たとえば、弾性部材から
なりモータハウジング11を抱持すると共に、必要によ
り裏側ハウジングに固定することができる。また、ホル
ダー16は、電極部材15、15′に接する位置に二つ
の貫通孔17が形成されている。上記貫通孔17には、
たとえば、二つの螺旋状バネ18、18′が挿入されて
おり、一端がモータの回転子に接続される電極部材1
5、15′と電気的に接続されている。螺旋状バネ1
8、18′の他端は、図示されていないプリント配線基
板の電極と接続される。
【0040】通常、携帯電話機は、表側ハウジングにテ
ンキーおよび機能キー等からなる入力部、液晶からなる
表示部、および送受話部を備えている。携帯電話機とし
ての通信機能は、たとえば、プリント配線基板上に搭載
されている回路部品等によって行われる。携帯電話機
は、呼び出し音と共に選択できる振動発生装置を備えて
いる。携帯電話機は、上記通信機能を備えたプリント配
線基板、電源、振動発生装置等を上記表側ハウジングと
裏側ハウジングによって一体に固定される。携帯電話機
は、上記構成の他に、上記表側または裏側ハウジングに
アンテナ、ストラップ、電源の充電端子等が設けられて
いる。
【0041】携帯電話機における振動発生装置とプリン
ト配線基板とは、上記螺旋状バネ18、18′を介して
電気的に接続される。この接続に際し、表側ハウジング
と裏側ハウジングを一体に固定する際にプリント配線基
板が上記螺旋状バネ18、18′を押圧することによっ
て達成される。このような電気的接続は、はんだやリー
ド線が不要であると共に、これらを使用しない分、スペ
ースが小さく、安価で信頼性が向上する。また、振動発
生装置とプリント配線基板とは、螺旋状バネ18、1
8′を介して電気的に接続されているため、振動発生装
置の振動が直接プリント配線基板に伝達され難く、振動
によるビビリ音を減少させることができる。
【0042】図2(イ)は本発明の第2実施例で、携帯
電話機における振動発生装置とプリント配線基板との電
気的接続を説明するための振動子側から見た図、(ロ)
は同じく側面図である。第2実施例は、螺旋状バネの代
わりに板バネを使用した点と、板バネの固定方法が第1
実施例と異なっている。たとえば、板バネ22、22′
は、略逆L字型をしておりモータハウジング11の端部
を閉塞するモールド製蓋部21にインサートされてお
り、その先端部に接点23、23′が設けられている。
図2(イ)および(ロ)において、板バネ22、22′
をモータハウジング11にもっと接近させる場合、絶縁
部材を介して接点23、23′の接触を避ける方が望ま
しい。
【0043】第2実施例は、第1実施例と同様に、板バ
ネ22、22′のバネ圧以外に、図示されていない表側
ハウジングと裏側ハウジングとを一体に固定する際の圧
力が板バネ22、22′を押圧して、プリント配線基板
に設けられている電極と振動発生装置に設けられた電極
との電気的接続をより一層向上させる。第2実施例も第
1実施例と同様に、リード線やはんだを使用せずに、振
動発生装置とプリント配線基板とを電気的に接続すると
共に、板バネで振動発生装置の振動を吸収している。
【0044】図3は本発明の第3実施例で、振動発生装
置とプリント配線基板との接続状態を説明するための斜
視図である。図3において、振動発生装置30は、モー
タハウジング11と振動子13とから構成されている。
また、モータハウジング11の端部は、図示されていな
いモータの回転子とブラッシを介して電気的に接続され
ている同心円電極32が形成されている蓋部材31によ
って閉塞されている。
【0045】一方、金属細線配向型異方導電性シリコー
ゴムコネクタ33は、上記蓋部材31と略同じ大きさ
の弾性および耐熱性を有するものからなり、少なくとも
一列の金属細線331が多数埋設されている。上記金属
細線331は、たとえば、直径12μm、長さ1mmの
ステンレス鋼からなり、全面に金メッキが施されてい
る。 また、上記金属細線331は、金属細線配向型異
方導電性シリコーンゴムコネクタ33の両端に、たとえ
ば、15μm突出するように設けられている。さらに、
プリント配線基板34には、通信機能を備えた回路部品
等を接続するための図示されていない配線パターンと、
当該配線パターンに接続されている同心円電極341が
設けられている。プリント配線基板34は、表側および
裏側に配線パターンがあり、必要個所を電気的に接続す
る。
【0046】同心円電極32、341は、金属細線配向
型異方導電性シリコーンゴムコネクタ33を介して電気
的に接続する際に、所定の圧力、たとえば、圧縮率10
%ないし30%、好ましくは15%となるように加える
ことにより、電気抵抗が非常に少なくなると共に、金属
細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタ33の弾
力により、振動発生装置30の振動をプリント配線基板
34上に取り付けられている回路部品等に伝えない。ま
た、同心円電極32、341と金属細線配向型異方導電
シリコーンゴムコネクタ33との向き関係は、ないた
め取り付けが容易であると共に、はんだおよびリード線
が不要である。
【0047】図4は本発明の第4実施例で、振動発生装
置とプリント配線基板との接続状態を説明するための斜
視図である。図4において、振動発生装置40は、モー
タハウジング11と振動子13とから構成されている。
また、モータハウジング11の端部は、図示されていな
いモータの回転子とブラッシを介して電気的に接続され
ている逆L字型電極43が形成されている蓋部材41に
よって閉塞されている。蓋部材41は、逆L字型電極4
3、43′がモータハウジング11と接触しないよう
に、連結部42が逆L字状に連設されている。
【0048】一方、金属細線配向型異方導電性シリコー
ゴムコネクタ44は、上記蓋部材41に連設された連
結部42と略同じ大きさの弾性および耐熱性部材からな
り、少なくとも一列の金属細線441が多数埋設されて
いる。また、上記金属細線441は、逆L字型電極4
3、43′の並んでいる方向と直角になるようになって
いる。さらに、上記金属細線441は、金属細線配向型
異方導電性シリコーンゴムコネクタ44の両端に僅かに
突出するように設けられている。プリント配線基板45
には、図示されていない回路部品を接続するための配線
パターンと、当該配線パターンに接続されている連結部
42における逆L字型電極43、43′と略同じ形状の
電極451、451′が設けられている。
【0049】逆L字型電極43、43′は、金属細線配
向型異方導電性シリコーンゴムコネクタ44を介して電
気的に接続する際に、所定の圧力を加えることにより、
電気抵抗が非常に少なくなると共に、金属細線配向型異
方導電性シリコーンゴムコネクタ44の弾力により、振
動発生装置40の振動をプリント配線基板45上に取り
付けられている回路部品等に伝えない。また、逆L字型
電極43、43′の向きは、金属細線配向型異方導電性
シリコーンゴムコネクタ44の列と平行にならないよう
にすれば良いため、取り付けが容易であると共に、はん
だおよびリード線が不要である。また、上記プリント配
線基板45にフレキシブルプリント配線基板(図示され
ていない)を接続し、表側ハウジングに設けられた電極
と、金属細線配向型異方性シリコーンゴムコネクタ44
を介して、たとえば、逆L字型電極43、43′と接続
することができる。このようなフレキシブルプリント配
線基板を利用することで、狭いハウジング内を上手に配
線することで、小型化をさらに進めることができる。
【0050】図5(イ)ないし(ハ)は第3実施例にお
ける金属細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタ
の他の実施例を説明するための斜視図である。図5
(イ)に示されている金属細線配向型異方導電性シリコ
ーンゴムコネクタ55は、金属細線551がマトリック
ス状に整列されて配向・埋設されている。図5(ロ)に
示されている金属細線配向型異方導電性シリコーンゴム
コネクタ55′は、金属細線552がランダム状に配向
・埋設されている。図5(ハ)に示されている金属細線
配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタ55″は、金
属細線553、554が振動発生装置の電極形状とプリ
ント配線基板の電極形状とに対称となる同心円状に、配
向・埋設されている。このように、金属細線551、5
52、553、554を多数設けることにより、振動発
生装置の電極とプリント配線基板の電極との電気抵抗を
少なくすることができる。また、振動発生装置に設けら
れた電極と、プリント配線基板に設けられた電極との間
に介在される金属細線配向型異方導電性シリコーンゴム
コネクタ55、55′、55″は、各電極と絶縁性接着
剤あるいは粘着剤によって取り付けることもできる。
【0051】図6(イ)ないし(ハ)は第4実施例にお
ける金属細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタ
の他の実施例を説明するための斜視図である。図6
(イ)に示されている金属細線配向型異方導電性シリコ
ーンゴムコネクタ65は、金属細線651がマトリック
ス状に配向・埋設されている。図6(ロ)に示されてい
る金属細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタ6
5′は、金属細線652がランダム状に配向・埋設され
ている。図6(ハ)に示されている金属細線配向型異方
導電性シリコーンゴムコネクタ65″は、金属細線65
3、654が振動発生装置の電極位置とプリント配線基
板の電極位置とに対応するように線列状に、配向・埋設
されている。このように、金属細線651、652、6
53、654を多数設けることにより、振動発生装置の
電極とプリント配線基板の電極との電気抵抗を少なくす
ることができる。金属細線651、652、653、6
54は、さらに金属細線の密度を高くして、実装密度を
上げることができる。また、金属細線651、652、
653、654は、湾曲させて繰り返しの圧縮に対して
も弾力を失わずに電気抵抗を変えないようにすることが
できる。
【0052】本実施例は、通信機能を備えた回路部品等
を搭載したプリント配線基板が表側ハウジングと裏側ハ
ウジングとの間に収納されているものについて説明した
が、入力部、表示部、送受話部、通信機能等を備えた回
路部品が搭載されているプリント配線基板、電源、およ
び振動発生装置等を備えている本体部と、当該本体部を
覆う蓋部材とから構成されたものにも同様に適用され
る。また、上記本体部は、入力部、表示部、送受話部、
および通信機能等を備えた回路部品が搭載されているプ
リント配線基板等を備えており、当該本体部を覆う蓋部
材側に電源および/または振動発生装置を備えることも
できる。さらに、振動発生装置は、必ずしも予め本体側
あるいは蓋部材側に設けて置く必要がない。たとえば、
本体側または蓋部材側には、振動発生装置を取り付ける
スペースと、プリント配線基板と接続できるバネあるい
は金属細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタと
が設けられるようにすることも可能である。
【0053】図7は本発明の第4実施例の変形で、振動
発生装置とプリント配線基板との接続状態を説明するた
めの斜視図である。図7において、振動発生装置70
は、モータハウジング11と振動子13とから構成され
ている。また、モータハウジング11の蓋部71には、
リード線74がモールドされて取り付けられている。ま
た、モータハウジング11の端部には、逆L字型電極7
3、73′がモータハウジング11と接触しないよう
に、絶縁部72を介して取り付けられていると共に、前
記リード線74と電気的に接続されている。リード線7
4は、フレキシブルプリント配線基板として、蓋部71
に設けられた電極と逆L字型電極73、73′と電気的
に接続することができる。
【0054】一方、金属細線配向型異方導電性シリコー
ゴムコネクタ76は、上記絶縁部72と略同じ大きさ
の弾性および耐熱部材からなり、少なくとも一列の金属
細線761が多数埋設されている。また、上記金属細線
761の線列は、逆L字型電極73、73′の並んでい
る方向と直角になるようになっている。さらに、上記金
属細線761は、金属細線配向型異方導電性シリコーン
ゴムコネクタ76の両端が前記シリコーンゴムの表面よ
り僅かに突出するように設けられている。プリント配線
基板75には、図示されていない回路部品を接続するた
めの配線パターンと、当該配線パターンに接続されてい
る電極751、751′が設けられている。
【0055】逆L字型電極73、73′は、金属細線配
向型異方導電性シリコーンゴムコネクタ76を介して電
気的に接続する際に、所定の圧力を加えることにより、
電気抵抗が非常に少なくなると共に、金属細線配向型異
方導電性シリコーンゴムコネクタ76の弾力により、振
動発生装置70の振動をプリント配線基板75上に取り
付けられている回路部品等に伝えない。また、プリント
配線基板75は、フレキシブルプリント配線基板とし
て、電極を介して金属細線配向型異方導電性シリコーン
ゴムコネクタ76は電気的に接続することができる。た
とえば、携帯電話機のケースが小型化されるに従い、方
形のプリント配線基板75以外に、変形したものとなる
傾向にあり、複雑な形状にも対応できるようになってい
る。
【0056】以上、本実施例を詳述したが、前記本実施
例に限定されるものではない。そして、特許請求の範囲
に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の
設計変更を行うことが可能である。たとえば、各実施例
におけるモータは、詳述していないが公知の超小型直流
モータを使用することができる。プリント配線基板は、
フレキシブルのものをはじめ、携帯電話機を小型にする
ため、L字型やコ字型等変形したものを使用することも
できる。金属細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネ
クタと振動発生装置に形成された電極部分、金属細線配
向型異方導電性シリコーンゴムコネクタとプリント配線
基板に形成された電極部分の間には、たとえば、接着剤
または粘着剤を用いることもできる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、振動発生装置の電極と
プリント配線基板の電極とを金属細線配向型異方導電性
シリコーンゴムコネクタを使用したため、リード線とは
んだ、およびこれらの取り付け作業が不要になり、小型
および信頼性のある携帯無線機器ができた。本発明によ
れば、振動発生装置とプリント配線基板との間に、金属
細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタが介在す
るため、振動発生装置から発生する振動がプリント配線
基板に取り付けられている回路部品等に伝達され難くな
り、信頼性が向上した。また、金属細線配向型異方導電
シリコーンゴムコネクタの弾性は、振動発生装置およ
びプリント配線基板の電極間における電気抵抗を減少さ
せた。本発明によれば、振動発生装置から発生する振動
がプリント配線基板に伝達され難くなったため、プリン
ト配線基板上に設けられた回路部品等や配線パターンに
よるビビリ音が減少した。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明の第1実施例で、携帯電話機に
おける振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続
を説明するための振動子側から見た図、(ロ)は同じく
側面図である。
【図2】(イ)は本発明の第2実施例で、携帯電話機に
おける振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続
を説明するための振動子側から見た図、(ロ)は同じく
側面図である。
【図3】本発明の第3実施例で、振動発生装置とプリン
ト配線基板との接続状態を説明するための斜視図であ
る。
【図4】本発明の第4実施例で、振動発生装置とプリン
ト配線基板との接続状態を説明するための斜視図であ
る。
【図5】(イ)ないし(ハ)は第3実施例における金属
細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタの他の実
施例を説明するための斜視図である。
【図6】(イ)ないし(ハ)は第4実施例における金属
細線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタの他の実
施例を説明するための斜視図である。
【図7】本発明の第4実施例の変形で、振動発生装置と
プリント配線基板との接続状態を説明するための斜視図
である。
【符号の説明】
11・・・モータハウジング 12・・・モータ回転軸 13・・・振動子 14・・・カシメ部 15・・・電極部材 16・・・ホルダー 17・・・貫通孔 18、18′・・・螺旋状バネ 19・・・U字状溝またはコ字状溝 20・・・回転軸固定部 21・・・モールド製蓋部 22、22′・・・板バネ 23、23′・・・接点 30、40・・・振動発生装置 31、41・・・蓋部材 32・・・同心円電極 33、44、55、55′、55″、65、65′、6
5″・・・金属細線配向型異方導電性シリコーンゴムコ
ネクタ 331、441、551、552、553、554・・
金属細線 34、45・・・プリント配線基板 42・・・連結部 43・・・逆L字型電極 451、451′・・・電極
フロントページの続き (72)発明者 夏目 栄一 愛知県西加茂郡小原村鍛冶屋敷175 富 士高分子工業株式会社内 (72)発明者 山上 敏美 東京都千代田区岩本町1丁目3番9号 富士高分子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−321670(JP,A) 特開 平8−140301(JP,A) 特開 平4−206068(JP,A) 特開 平4−159656(JP,A) 特開 平10−117460(JP,A) 特開 平10−23706(JP,A) 特開 平9−307997(JP,A) 特開2000−60058(JP,A) 実開 平2−141883(JP,U) 実開 平4−35647(JP,U) 実開 昭56−51460(JP,U) 実開 平5−11197(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/22 H04M 1/00 H04M 1/02 H04Q 7/14

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表側ハウジングと、前記 表側ハウジングと一体になって携帯無線機器に必要
    な部品を収納する裏側ハウジングと、 携帯無線機器としての通信機能を備えた回路部品が搭載
    されている電極を有するプリント配線基板と、 前記プリント配線基板に接続するために、端部から下部
    にかけて設けられている電極を有する振動発生装置と、 多数の金属細線が弾性部材の厚み方向に貫通するように
    配向・埋設されていると共に、両端部が上記弾性部材の
    表面より僅かに突出している金属細線配向型異方導電性
    シリコーンゴムコネクタと、 から構成される携帯無線機器における振動発生装置とプ
    リント配線基板との電気的接続構造において、前記 振動発生装置の下部に設けられている電極金属細
    線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタの一方の電
    、および前記金属細線配向型異方導電性シリコーンゴ
    ムコネクタの他方の電極とプリント配線基板に設けられ
    ている電極が前記表側ハウジングと裏側ハウジングとを
    一体に固定する際の圧力によってそれぞれ電気的に接続
    されていることを特徴とする携帯無線機器における振動
    発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  2. 【請求項2】入力部および表示部を備えた表側ハウジン
    グと、前記 表側ハウジングと一体になって携帯無線機器に必要
    な部品を収納する裏側ハウジングと、 携帯無線機器としての通信機能を備えた回路部品が搭載
    されている電極を有するプリント配線基板と、 前記プリント配線基板に接続するために、端部から下部
    にかけて設けられている電極を有する振動発生装置と、 多数の金属細線が弾性部材の厚み方向に貫通するように
    配向・埋設されていると共に、両端部が前記弾性部材の
    表面より僅かに突出している金属細線配向型異方導電性
    シリコーンゴムコネクタと、 から構成される携帯無線機器における振動発生装置とプ
    リント配線基板との電気的接続構造において、前記 振動発生装置の下部に設けられている電極金属細
    線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタの一方の電
    、および前記金属細線配向型異方導電性シリコーンゴ
    ムコネクタの他方の電極とプリント配線基板に設けられ
    ている電極が前記表側ハウジングと裏側ハウジングとを
    一体に固定する際の圧力によってそれぞれ電気的に接続
    されていることを特徴とする携帯無線機器における振動
    発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  3. 【請求項3】携帯無線機器としての通信機能を備えた回
    路部品が搭載されているプリント配線基板を設けた表側
    ハウジングと、 前記プリント配線基板に接続するために、端部から下部
    にかけて設けられている電極を有する振動発生装置を設
    けた裏側ハウジングと、 多数の金属細線が弾性部材の厚み方向に貫通するように
    配向・埋設されていると共に、両端部が前記弾性部材の
    表面より僅かに突出している金属細線配向型異方導電性
    シリコーンゴムコネクタと、から構成される携帯無線機器における振動発生装置とプ
    リント配線基板との電気的接続構造において、 前記 振動発生装置の下部に設けられている電極金属細
    線配向型異方導電性シリコーンゴムコネクタの一方の電
    、および前記金属細線配向型異方導電性シリコーンゴ
    ムコネクタの他方の電極とプリント配線基板に設けられ
    ている電極が前記表側ハウジングと裏側ハウジングとを
    一体に固定する際の圧力によってそれぞれ電気的に接続
    されていることを特徴とする携帯無線機器における振動
    発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  4. 【請求項4】前記振動発生装置に設けられた電極および
    プリント配線基板上に設けられ、あるいは、プリント配
    線基板に接続された表側ハウジングに設けられた電極
    が、略同心円状、略平行状の電極であることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載された
    携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板
    との電気的接続構造。
  5. 【請求項5】前記振動発生装置に設けられた電極と、プ
    リント配線基板に設けられた電極との接続は、少なくと
    も一列以上の線列状、マトリックス状、またはランダム
    状に並べられて配向・埋設された金属細線配向型異方導
    電性シリコーンゴムコネクタを使用することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載された
    携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板
    との電気的接続構造。
  6. 【請求項6】前記携帯無線機器は、携帯電話機、ページ
    ャ、あるいは電子時計であることを特徴とする請求項1
    ないし請求項5のいずれか1項に記載された携帯無線機
    器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的
    接続構造。
  7. 【請求項7】前記プリント配線基板は、少なくとも一部
    にフレキシブルプリント配線基板を有することを特徴と
    する請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載され
    た携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基
    板との電気的接続構造。
  8. 【請求項8】前記プリント配線基板は、少なくとも二つ
    の面または曲面を有することを特徴とする請求項1ない
    し請求項7のいずれか1項に記載された携帯無線機器に
    おける振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続
    構造。
  9. 【請求項9】前記表側ハウジングおよび裏側ハウジング
    には、振動発生装置必要に応じて自在に取り付けるこ
    とができるスペースを有することを特徴とする請求項1
    ないし請求項8のいずれか1項に記載された携帯無線機
    器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的
    接続構造。
  10. 【請求項10】前記振動発生装置は、前記裏側ハウジン
    グに着脱自在でかつ一体に取り付けられていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載
    された携帯無線機器における振動発生装置とプリント配
    線基板との電気的接続構造。
  11. 【請求項11】前記携帯無線機器は、入力部、表示部、
    および通信機能を備えた回路部品が搭載されているプリ
    ント配線基板、および振動発生装置を備えた本体部と、
    当該本体部を覆う蓋部材とから構成されていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記
    載された携帯無線機器における振動発生装置とプリント
    配線基板との電気的接続構造。
  12. 【請求項12】前記携帯無線機器は、入力部、表示部、
    および通信機能を備えた回路部品が搭載されているプリ
    ント配線基板を備えた本体部と、振動発生装置を備えて
    いると共に、前記本体部を覆う蓋部材とから構成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいず
    れか1項に記載された携帯無線機器における振動発生装
    置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  13. 【請求項13】前記金属細線配向型異方導電性シリコー
    ゴムコネクタは、全面が貴金属メッキ処理された金属
    細線であることを特徴とする請求項1ないし請求項12
    のいずれか1項に記載された携帯無線機器における振動
    発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  14. 【請求項14】前記携帯無線機器のハウジングは、2分
    割の折り畳み型であり、少なくとも一方のハウジングに
    振動発生装置を備えていることを特徴とする請求項1な
    いし請求項13のいずれか1項に記載された携帯無線機
    器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的
    接続構造。
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