JP3689675B2 - 携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造 - Google Patents

携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機、ページャ、あるいは電子腕時計のような呼び出し、または時報の伝達を必要とする携帯無線機器における振動発生装置と携帯無線機器としての通信機能を備えた回路部品等が搭載されているプリント配線基板との電気的接続に関するものである。なお、上記ページャは、携帯している者に対して音または振動により、メッセージが伝送されていることを知らせる一方向のもの、あるいは双方向の送受信が可能なものを含む。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機、ページャ、あるいは電子腕時計等のような呼び出しまたは時報の伝達を必要とする携帯無線機器は、多数普及されるようになり、電車内あるいは会議中等に呼び出し音が発生し、他人に不快を与えることが頻繁に起こるようになってきた。
たとえば、携帯電話機は、モータの回転軸に取り付けられた高比重合金からなる偏心した振動子から構成される振動発生装置が取り付けられており、上記モータの回転によりモータの回転軸に取り付けられた振動子を回転させている。このような携帯電話機は、呼び出し音の代わりに携帯者の身体に上記振動子の振動を伝え、呼び出しがあったことを知らせ、他人に不快を与えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、携帯電話機の業界は、その販売台数が急速に増加していると共に、各電話会社の競争が激化している。特に、携帯電話機は、小型、軽量、安価、信頼性の点で凌ぎを削る争いとなっている。
そのため、携帯電話機は、はんだ付け作業が不要なリードレス方式で、コンパクトなものが要望されている。携帯電話機の呼び出しは、音と振動の中の一方を選択できるものが増えてきた。また、振動発生装置を備えた携帯電話機は、携帯電話機としての通信機能を備えた回路部品等が搭載されているプリント配線基板に振動発生装置で発生した振動が伝達されると、プリント配線基板上に形成された配線が断線したり、あるいは配線パターンや回路部品等が共振してビビリ音になることがある。
【0004】
以上のような課題を解決するために、本発明は、リード線によるはんだ付けを省略して小型、軽量で、信頼性のある携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、振動発生装置とプリント配線基板との間の接続にバネを使用することによって、振動発生装置の振動がプリント配線基板に伝達されるのを和らげると共に、プリント配線基板に形成された回路部品等や印刷配線によるビビリ音の発生しない携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)
以上のような問題を解決するために、本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造は、表側ハウジングと、前記表側ハウジングと一体になって携帯無線機器に必要な部品を収納する裏側ハウジングと、携帯無線機器としての通信機能を備えた回路部品が搭載されている電極を有するプリント配線基板と、前記プリント配線基板の前記電極に接続するために、振動発生装置の端部を閉塞する蓋部材にインサート成形された前記振動発生装置の下部に渡るL字状電極部材と、振動発生装置を一体に抱持する抱持部と前記抱持部に連設された二つの垂直な貫通孔を有し、前記表側または裏側ハウジングのいずれか一方に取り付けられ、弾性部材から構成されているホルダーに前記振動発生装置を抱持すると共に、前記振動発生装置の電極と接続する導電性螺旋状バネ部材が前記貫通孔に挿入された振動発生装置組立体とから構成される携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造において、前記ホルダーで保持された導電性螺旋状バネ部材振動発生装置の端部を閉塞する蓋部材にインサート成形された前記振動発生装置の下部に渡るL字状電極部材と、前記プリント配線基板の所定の位置に配置された電極とが前記表側ハウジングと裏側ハウジングとを一体に固定する際の圧力によって電気的に接続されていることを特徴とする。
【0006】
(第2発明)
本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造において、前記携帯無線機器は、携帯電話機、ページャ、あるいは電子時計であることを特徴とする。
【0007】
(第3発明)
本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造において、前記プリント配線基板は、少なくとも一部にフレキシブルプリント配線基板を有することを特徴とする。
【0008】
(第4発明)
本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造において、前記プリント配線基板は、少なくとも二つの面または曲面を有することを特徴とする。
【0009】
(第5発明)
本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造において、前記表側ハウジングおよび裏側ハウジングには、前記振動発生装置を必要に応じて自在に取り付けることができるスペースを有することを特徴とする。
【0010】
(第6発明)
本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造において、前記振動発生装置は、上記裏側ハウジングに着脱自在でかつ一体に取り付けられていることを特徴とする。
【0011】
(第7発明)
本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造において、前記携帯無線機器は、入力部、表示部、および通信機能を備えた回路部品が搭載されているプリント配線基板、および振動発生装置を備えた本体部と、当該本体部を覆う蓋部材とから構成されていることを特徴とする。
【0012】
(第8発明)
本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造において、前記携帯無線機器は、入力部、表示部、および通信機能を備えた回路部品が搭載されているプリント配線基板を備えた本体部と、振動発生装置を備えていると共に、上記本体部を覆う蓋部材とから構成されていることを特徴とする。
【0013】
(第9発明)
本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造において、前記携帯無線機器のハウジングは、2分割の折り畳み型であり、少なくとも一方のハウジングに振動発生装置を備えていることを特徴とする。
【0014】
(第10発明)
本発明の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造において、前記振動発生装置を抱持する抱持部と当該抱持部に連設され、前記導電性螺旋状バネ部材が挿入されるホルダーは、前記振動発生装置の電極と前記導電性螺旋状バネ部材とを電気的に接続する弾性部材から構成されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1発明)
第1発明は、携帯無線機器において、小型化および信頼性を追求した振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造にかかるものである。すなわち、第1発明の携帯無線機器は、表側ハウジング、裏側ハウジング、プリント配線基板、振動発生装置組立体とから構成されている。前記表側ハウジングは、携帯無線機器に必要な部品を収納する裏側ハウジングと一体にすることができる。
【0016】
前記プリント配線基板の電極上には、前記携帯無線機器としての通信機能を備えた回路部品が搭載されている。前記振動発生装置組立体は、前記振動発生装置を一体に抱持する抱持部と当該抱持部に連設された垂直な二つの貫通孔が設けられているホルダーと、前記抱持部に抱持された前記振動発生装置と、前記貫通孔に挿入された導電性螺旋状バネ部材とから構成されている。前記振動発生装置の下部には、振動発生装置の端部を閉塞する蓋部材にインサート成形されたL字状電極部材が設けられている。前記L字状電極部材は、プリント配線基板に設けられた電極と電気的に接続される。
【0017】
また、前記ホルダーは、前記表側ハウジングまたは裏側ハウジングのいずれか一方に取り付けられている。そして、前記振動発生装置の電極と前記プリント配線基板の電極との間には、前記ホルダーの貫通孔に挿入された導電性螺旋状バネ部材が接触する状態になる。このような状態で、表側ハウジングと裏側ハウジングを一体に固定すると、その際の圧力は、前記振動発生装置とプリント配線基板が電気的に接続されるのに程よい程度になっている。
【0018】
第1発明は、振動発生装置の振動により表側ハウジングおよび裏側ハウジングをも振動させることにより、携帯無線機器の所持者に信号が伝送されて来たことを知らせる。第1発明は、大きな振動が前記振動発生装置の電極およびプリント配線基板の電極においても発生しているが、両電極部において、適度の圧力によって電気的に接触しているため、経年変化があっても信頼性の高い振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造となる。
【0019】
(第2発明)
第2発明における携帯無線機器は、携帯電話機、ページャ、あるいは電子時計等を含むものである。携帯電話機、ページャ、あるいは電子時計等は、通常振動発生装置からの振動以外に、携帯しながら歩いたり、あるいは走ったりすることによっても、振動を受けるが、表側ハウジングおよび外側ハウジングを一体にする際の圧力により、振動発生装置の電極とプリント配線基板の電極との間に存在する導電性螺旋状バネ部材の電気的接続が安定する。
【0020】
(第3発明)
第3発明におけるプリント配線基板は、少なくとも一部にフレキシブルプリント配線基板が設けられている。携帯無線機器は、小型化が追求されることにより、一枚のプリント配線基板に収容しきれない場合がある。このような場合、フレキシブルプリント配線基板を使用することにより、携帯無線機器を小型化することができると同時に、フレキシブルプリント配線基板に設けられた電極と振動発生装置に設けられた電極とを導電性螺旋状バネ部材を介して電気的に接続することができる。
【0021】
(第4発明)
第4発明におけるプリント配線基板は、一面に連設された他の面から構成されている。たとえば、プリント配線基板は、少なくとも二枚を重ねる方向に連設した形状、L字型、コ字型、あるいは一部に曲線部をもたせることができる。このようなプリント配線基板は、携帯無線機器の小型化に対応できる。
【0022】
(第5発明)
第5発明は、携帯無線機器の使用形態によって、振動発生装置が不要な場合があるため、振動発生装置が必要になった場合のみ取り付けるためのスペースを予め表側ハウジング、裏側ハウジング、あるいは蓋部材側に設けておくと便利である。
【0023】
(第6発明)
第6発明は、電源あるいは振動発生装置を裏側ハウジングに着脱自在でかつ一体に取り付けられるようにしたものである。電源は、たとえば、単独あるいは交互に充電が必要であるため、また、振動発生装置は、必要がない場合、外して軽量にすることができる。電源あるいは振動発生装置の裏側ハウジングに対する一体の取り付けは、電源のみ、振動発生装置のみ、あるいは両方のいずれにしてもよい。
【0024】
(第7発明)
第7発明における携帯無線機器は、本体部と、当該本体部を覆う蓋部材とから構成されたものである。たとえば、上記本体部は、入力部、表示部、送受話部、通信機能等を備えた回路部品が搭載されているプリント配線基板、電源、および振動発生装置等を備えている。
【0025】
(第8発明)
第8発明における携帯無線機器は、本体部と、当該本体部を覆う蓋部材とから構成されたものである。たとえば、上記本体部は、入力部、表示部、送受話部、および通信機能等を備えた回路部品が搭載されているプリント配線基板等を備えている。また、蓋部材は、電源および/または振動発生装置を備えている。
【0026】
(第9発明)
第9発明における携帯無線機器のハウジングは、たとえば、入出力部と表示部とが別れるように2分割の折り畳み型であり、少なくとも一方のハウジングに振動発生装置を備えている。また、電源装置は、振動発生装置と同様に上記一方のハウジングに収納することができる。
【0028】
【実 施 例】
図1(イ)は本発明の第1実施例で、携帯電話機における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続を説明するための振動子側から見た図、(ロ)は同じく側面図である。
図1(イ)および(ロ)において、携帯電話機における振動発生装置は、モータハウジング11とモータ回転軸12に取り付けられた振動子13とから構成されている。モータ回転軸12と振動子13との取り付けは、たとえば、カシメ部14によってカシメられている。振動子13は、たとえば半円形で、W−Ni−Fe系、W−Ni−Cu系、W−Mo−Ni−Fe系からなる比重約18g/cm3 の高比重合金である。そして、振動子13は、上記材料からなる粉末をバインダーと共に図示の形状に成形された後、焼成される。さらに、上記材料は、タングステンを約90重量%で、その他の材料を残り約10重量%とすることで、脆さがなくなり、展性に富むことが知られている。
【0029】
振動子13は、その重心と反対側において、回転軸固定部20が成形されている。回転軸固定部20は、モータ回転軸12が上部または側部から挿入される、たとえば断面U字状またはコ字状溝19が成形されている。
振動発生装置は、振動子13と反対側において、図示されていない回転子にブラシを介して電力を導入する電極部材15がL字状に導出されている。当該電極部材15は、たとえばモータハウジング11の図示されていない端部を閉塞する蓋部材にインサート成形することによって作製される。また、上記電極部材15は、モータハウジング11と絶縁されている。
【0030】
ホルダー16は、たとえば、弾性部材からなりモータハウジング11を抱持すると共に、必要により裏側ハウジングに固定することができる。また、ホルダー16は、電極部材15、15′に接する位置に二つの貫通孔17が形成されている。上記貫通孔17には、たとえば、二つの螺旋状バネ18、18′が挿入されており、一端がモータの回転子に接続される電極部材15、15′と電気的に接続されている。螺旋状バネ18、18′の他端は、図示されていないプリント配線基板の電極と接続される。
【0031】
通常、携帯電話機は、表側ハウジングにテンキーおよび機能キー等からなる入力部、液晶からなる表示部、および送受話部を備えている。携帯電話機としての通信機能は、たとえば、プリント配線基板上に搭載されている回路部品等によって行われる。携帯電話機は、呼び出し音と共に選択できる振動発生装置を備えている。携帯電話機は、上記通信機能を備えたプリント配線基板、電源、振動発生装置等を上記表側ハウジングと裏側ハウジングによって一体に固定される。携帯電話機は、上記構成の他に、上記表側または裏側ハウジングにアンテナ、ストラップ、電源の充電端子等が設けられている。
【0032】
携帯電話機における振動発生装置とプリント配線基板とは、上記螺旋状バネ18、18′を介して電気的に接続される。この接続に際し、表側ハウジングと裏側ハウジングを一体に固定する際にプリント配線基板が上記螺旋状バネ18、18′を押圧することによって達成される。このような電気的接続は、はんだやリード線が不要であると共に、これらを使用しない分、スペースが小さく、安価で信頼性が向上する。また、振動発生装置の電極とプリント配線基板の電極とは、螺旋状バネ18、18′を介して電気的に接続されているため、振動発生装置の振動が直接プリント配線基板に伝達され難く、振動によるビビリ音を減少させることができる。
【0033】
図2(イ)は本発明の第2実施例で、携帯電話機における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続を説明するための振動子側から見た図、(ロ)は同じく側面図である。
第2実施例は、螺旋状バネの代わりに板バネを使用した点と、板バネの固定方法が第1実施例と異なっている。
たとえば、板バネ22、22′は、略逆L字型をしておりモータハウジング11の端部を閉塞するモールド製蓋部21にインサートされており、その先端部に接点23、23′が設けられている。図2(イ)および(ロ)において、板バネ22、22′をモータハウジング11にもっと接近させる場合、絶縁部材を介して接点23、23′の接触を避ける方が望ましい。
【0034】
第2実施例は、第1実施例と同様に、板バネ22、22′のバネ圧以外に、図示されていない表側ハウジングと裏側ハウジングとを一体に固定する際の圧力が板バネ22、22′を押圧して、プリント配線基板に設けられている電極と振動発生装置に設けられた電極との電気的接続をより一層向上させる。
第2実施例も第1実施例と同様に、リード線やはんだを使用せずに、振動発生装置とプリント配線基板とを電気的に接続すると共に、板バネで振動発生装置の振動を吸収している。
【0035】
図3は本発明の第3実施例で、振動発生装置とプリント配線基板との接続状態を説明するための斜視図である。
図3において、振動発生装置30は、モータハウジング11と振動子13とから構成されている。また、モータハウジング11の端部は、図示されていないモータの回転子とブラッシを介して電気的に接続されている同心円電極32が形成されている蓋部材31によって閉塞されている。
【0036】
一方、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ33は、上記蓋部材31と略同じ大きさの弾性部材、たとえば、シリコーンゴムからなり、少なくとも一列の金属細線331が多数埋設されている。上記金属細線331は、たとえば、直径12μm、長さ1mmのステンレス鋼からなり、全面に金メッキが施されている。また、上記金属細線331は、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ33の両端に、たとえば、15μm突出するように設けられている。さらに、プリント配線基板34には、通信機能を備えた回路部品等を接続するための図示されていない配線パターンと、当該配線パターンに接続されている同心円電極341が設けられている。プリント配線基板34は、表側および裏側に配線パターンがあり、必要個所を電気的に接続する。
【0037】
同心円電極32、341は、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ33を介して電気的に接続する際に、所定の圧力、たとえば、圧縮率10%ないし30%、好ましくは15%となるように加えることにより、電気抵抗が非常に少なくなると共に、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ33の弾力により、振動発生装置30の振動をプリント配線基板34上に取り付けられている回路部品等に伝えない。
また、同心円電極32、341と金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ33との向き関係は、ないため取り付けが容易であると共に、はんだおよびリード線が不要である。
【0038】
図4は本発明の第4実施例で、振動発生装置とプリント配線基板との接続状態を説明するための斜視図である。
図4において、振動発生装置40は、モータハウジング11と振動子13とから構成されている。また、モータハウジング11の端部は、図示されていないモータの回転子とブラッシを介して電気的に接続されている逆L字型電極43が形成されている蓋部材41によって閉塞されている。蓋部材41は、逆L字型電極43、43′がモータハウジング11と接触しないように、連結部42が逆L字状に連設されている。
【0039】
一方、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ44は、上記蓋部材41に連設された連結部42と略同じ大きさの弾性部材、たとえば、シリコーンゴムからなり、少なくとも一列の金属細線441が多数埋設されている。また、上記金属細線441は、逆L字型電極43、43′の並んでいる方向と直角になるようになっている。さらに、上記金属細線441は、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ44の両端に僅かに突出するように設けられている。
プリント配線基板45には、図示されていない回路部品を接続するための配線パターンと、当該配線パターンに接続されている連結部42における逆L字型電極43、43′と略同じ形状の電極451、451′が設けられている。
【0040】
逆L字型電極43、43′は、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ44を介して電気的に接続する際に、所定の圧力を加えることにより、電気抵抗が非常に少なくなると共に、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ44の弾力により、振動発生装置40の振動をプリント配線基板45上に取り付けられている回路部品等に伝えない。
また、逆L字型電極43、43′の向きは、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ44の列と平行にならないようにすれば良いため、取り付けが容易であると共に、はんだおよびリード線が不要である。
また、上記プリント配線基板45にフレキシブルプリント配線基板(図示されていない)を接続し、表側ハウジングに設けられた電極と、金属細線配向型異方性ゴムコネクタ44を介して、たとえば、逆L字型電極43、43′と接続することができる。このようなフレキシブルプリント配線基板を利用することで、狭いハウジング内を上手に配線することで、小型化をさらに進めることができる。
【0041】
図5(イ)ないし(ハ)は第3実施例における金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタの他の実施例を説明するための斜視図である。図5(イ)に示されている金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ55は、金属細線551がマトリックス状に整列されて配向・埋設されている。図5(ロ)に示されている金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ55′は、金属細線552がランダム状に配向・埋設されている。図5(ハ)に示されている金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ55″は、金属細線553、554が振動発生装置の電極形状とプリント配線基板の電極形状とに対称となる同心円状に、配向・埋設されている。
このように、金属細線551、552、553、554を多数設けることにより、振動発生装置の電極とプリント配線基板の電極との電気抵抗を少なくすることができる。
また、振動発生装置に設けられた電極と、プリント配線基板に設けられた電極との間に介在される金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ55、55′、55″は、各電極と絶縁性接着剤あるいは粘着剤によって取り付けることもできる。
【0042】
図6(イ)ないし(ハ)は第4実施例における金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタの他の実施例を説明するための斜視図である。
図6(イ)に示されている金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ65は、金属細線651がマトリックス状に配向・埋設されている。図6(ロ)に示されている金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ65′は、金属細線652がランダム状に配向・埋設されている。図6(ハ)に示されている金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ65″は、金属細線653、654が振動発生装置の電極位置とプリント配線基板の電極位置とに対応するように線列状に、配向・埋設されている。
このように、金属細線651、652、653、654を多数設けることにより、振動発生装置の電極とプリント配線基板の電極との電気抵抗を少なくすることができる。金属細線651、652、653、654は、さらに金属細線の密度を高くして、実装密度を上げることができる。また、金属細線651、652、653、654は、湾曲させて繰り返しの圧縮に対しても弾力を失わずに電気抵抗を変えないようにすることができる。
【0043】
本実施例は、通信機能を備えた回路部品等を搭載したプリント配線基板が表側ハウジングと裏側ハウジングとの間に収納されているものについて説明したが、入力部、表示部、送受話部、通信機能等を備えた回路部品が搭載されているプリント配線基板、電源、および振動発生装置等を備えている本体部と、当該本体部を覆う蓋部材とから構成されたものにも同様に適用される。
また、上記本体部は、入力部、表示部、送受話部、および通信機能等を備えた回路部品が搭載されているプリント配線基板等を備えており、当該本体部を覆う蓋部材側に電源および/または振動発生装置を備えることもできる。
さらに、振動発生装置は、必ずしも予め本体側あるいは蓋部材側に設けて置く必要がない。たとえば、本体側または蓋部材側には、振動発生装置を取り付けるスペースと、プリント配線基板と接続できるバネあるいは金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタとが設けられるようにすることも可能である。
【0044】
図7は本発明の第4実施例の変形で、振動発生装置とプリント配線基板との接続状態を説明するための斜視図である。
図7において、振動発生装置70は、モータハウジング11と振動子13とから構成されている。また、モータハウジング11の蓋部71には、リード線74がモールドされて取り付けられている。また、モータハウジング11の端部には、逆L字型電極73、73′がモータハウジング11と接触しないように、絶縁部72を介して取り付けられていると共に、前記リード線74と電気的に接続されている。
リード線74は、フレキシブルプリント配線基板として、蓋部71に設けられた電極と逆L字型電極73、73′と電気的に接続することができる。
【0045】
一方、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ76は、上記絶縁部72と略同じ大きさの弾性部材、たとえば、シリコーンゴムからなり、少なくとも一列の金属細線761が多数埋設されている。また、上記金属細線761の線列は、逆L字型電極73、73′の並んでいる方向と直角になるようになっている。
さらに、上記金属細線761は、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ76の両端がシリコーンゴムの表面より僅かに突出するように設けられている。
プリント配線基板75には、図示されていない回路部品を接続するための配線パターンと、当該配線パターンに接続されている電極751、751′が設けられている。
【0046】
逆L字型電極73、73′は、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ76を介して電気的に接続する際に、所定の圧力を加えることにより、電気抵抗が非常に少なくなると共に、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ76の弾力により、振動発生装置70の振動をプリント配線基板75上に取り付けられている回路部品等に伝えない。
また、プリント配線基板75は、フレキシブルプリント配線基板として、電極を介して金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ76は電気的に接続することができる。たとえば、携帯電話機のケースが小型化されるに従い、方形のプリント配線基板75以外に、変形したものとなる傾向にあり、複雑な形状にも対応できるようになっている。
【0047】
以上、本実施例を詳述したが、前記本実施例に限定されるものではない。そして、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば、各実施例におけるモータは、詳述していないが公知の超小型直流モータを使用することができる。プリント配線基板は、フレキシブルのものをはじめ、携帯電話機を小型にするため、L字型やコ字型等変形したものを使用することもできる。
金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタと振動発生装置に形成された電極部分、金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタとプリント配線基板に形成された電極部分の間には、たとえば、接着剤または粘着剤を用いることもできる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、振動発生装置の電極とプリント配線基板の電極とを導電性螺旋状バネ部材を使用したため、リード線とはんだ、およびこれらの取り付け作業が不要になり、小型および信頼性のある携帯無線機器ができた。
本発明によれば、振動発生装置とプリント配線基板との間に、導電性螺旋状バネ部材が介在しているため、振動発生装置から発生する振動がプリント配線基板に取り付けられている回路部品等に伝達され難くなり、信頼性が向上した。また、導電性螺旋状バネ部材の弾性は、振動発生装置およびプリント配線基板の電極間における電気抵抗を減少させた。
本発明によれば、振動発生装置から発生する振動がプリント配線基板に伝達され難くなったため、プリント配線基板上に設けられた回路部品等や配線パターンによるビビリ音が減少した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (イ)は本発明の第1実施例で、携帯電話機における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続を説明するための振動子側から見た図、(ロ)は同じく側面図である。
【図2】(イ)は本発明の第2実施例で、携帯電話機における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続を説明するための振動子側から見た図、(ロ)は同じく側面図である。
【図3】本発明の第3実施例で、振動発生装置とプリント配線基板との接続状態を説明するための斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例で、振動発生装置とプリント配線基板との接続状態を説明するための斜視図である。
【図5】(イ)ないし(ハ)は第3実施例における金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタの他の実施例を説明するための斜視図である。
【図6】(イ)ないし(ハ)は第4実施例における金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタの他の実施例を説明するための斜視図である。
【図7】本発明の第4実施例の変形で、振動発生装置とプリント配線基板との接続状態を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
11・・・モータハウジング
12・・・モータ回転軸
13・・・振動子
14・・・カシメ部
15・・・電極部材
16・・・ホルダー
17・・・貫通孔
18、18′・・・螺旋状バネ
19・・・U字状溝またはコ字状溝
20・・・回転軸固定部
21・・・モールド製蓋部
22、22′・・・板バネ
23、23′・・・接点
30、40・・・振動発生装置
31、41・・・蓋部材
32・・・同心円電極
33、44、55、55′、55″、65、65′、65″・・・金属細線配向型異方導電性ゴムコネクタ
331、441、551、552、553、554・・金属細線
34、45・・・プリント配線基板
42・・・連結部
43・・・逆L字型電極
451、451′・・・電極

Claims (9)

  1. 表側ハウジングと、
    前記表側ハウジングと一体になって携帯無線機器に必要な部品を収納する裏側ハウジングと、
    携帯無線機器としての通信機能を備えた回路部品が搭載されている電極を有するプリント配線基板と、
    前記プリント配線基板の前記電極に接続するために、振動発生装置の端部を閉塞する蓋部材にインサート成形された前記振動発生装置の下部に渡るL字状電極部材と、
    振動発生装置を一体に抱持する抱持部と前記抱持部に連設された二つの垂直な貫通孔を有し、前記表側または裏側ハウジングのいずれか一方に取り付けられ、弾性部材から構成されているホルダーに前記振動発生装置を抱持すると共に、前記振動発生装置の電極と接続する導電性螺旋状バネ部材が前記貫通孔に挿入された振動発生装置組立体と、
    から構成される携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造において、
    前記ホルダーで保持された導電性螺旋状バネ部材振動発生装置の端部を閉塞する蓋部材にインサート成形された前記振動発生装置の下部に渡るL字状電極部材と、前記プリント配線基板の所定の位置に配置された電極とが前記表側ハウジングと裏側ハウジングとを一体に固定する際の圧力によって電気的に接続されていることを特徴とする携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  2. 前記携帯無線機器は、携帯電話機、ページャ、あるいは電子時計であることを特徴とする請求項1記載の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  3. 前記プリント配線基板は、少なくとも一部にフレキシブルプリント配線基板を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  4. 前記プリント配線基板は、少なくとも二つの面または曲面を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載された携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  5. 前記表側ハウジングおよび裏側ハウジングには、前記振動発生装置を必要に応じて自在に取り付けることができるスペースを有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載された携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  6. 前記振動発生装置は、上記裏側ハウジングに着脱自在でかつ一体に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載された携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  7. 前記携帯無線機器は、入力部、表示部、および通信機能を備えた回路部品が搭載されているプリント配線基板、および振動発生装置を備えた本体部と、当該本体部を覆う蓋部材とから構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載された携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  8. 前記携帯無線機器は、入力部、表示部、および通信機能を備えた回路部品が搭載されているプリント配線基板を備えた本体部と、振動発生装置を備えていると共に、上記本体部を覆う蓋部材とから構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載された携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
  9. 前記携帯無線機器のハウジングは、2分割の折り畳み型であり、少なくとも一方のハウジングに振動発生装置を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載された携帯無線機器における振動発生装置とプリント配線基板との電気的接続構造。
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