JP2002218535A - 携帯電話システム - Google Patents

携帯電話システム

Info

Publication number
JP2002218535A
JP2002218535A JP2001005435A JP2001005435A JP2002218535A JP 2002218535 A JP2002218535 A JP 2002218535A JP 2001005435 A JP2001005435 A JP 2001005435A JP 2001005435 A JP2001005435 A JP 2001005435A JP 2002218535 A JP2002218535 A JP 2002218535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile phone
phone terminal
communication
prohibited area
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001005435A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Aitani
泰博 藍谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001005435A priority Critical patent/JP2002218535A/ja
Publication of JP2002218535A publication Critical patent/JP2002218535A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電波の輻射を完全に禁止することができ、携帯
電話端末の通信の再開が自動的に行われる。 【解決手段】携帯電話制御局300は、携帯電話端末1
00が通信禁止区域に入っているか否かを判定し、通信
禁止区域に入っていれば、携帯電話端末100の通信停
止の指示及び通信禁止区域を示す通信禁止命令を基地局
200に通知する。基地局200は、この通信禁止命令
を携帯電話端末100に送信する。携帯電話端末100
は、この通信禁止命令を入力すると、無線通信部106
の動作を完全に停止して、携帯電話端末100からの電
波の輻射を阻止する。また、通信禁止命令に通信禁止区
域が含まれているので、携帯電話端末100は、携帯電
話端末100の位置が通信禁止区域から出たことを検出
して、通信を自ら再開することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信を行う携
帯電話端末と、この携帯電話端末による無線通信を管理
する携帯電話制御局とを備える携帯電話システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の携帯電話システムは、利用者が
携行する携帯電話端末と、数キロメートルおきに設置さ
れた各基地局と、各基地局を統轄し、回線の交換を行う
携帯電話制御局とを含んで構成されている。携帯電話端
末は、最寄りの基地局と定期的に通信しており、該携帯
電話端末が基地局からの電波の届く範囲(セルと称す)
に入ることを基地局に通知して、該携帯電話端末を基地
局に登録している。携帯電話端末の利用者が移動して、
携帯電話端末が1つの基地局のセルから出て他の基地局
のセルに入ると、元の基地局において携帯電話端末の登
録が抹消され、他の基地局において携帯電話端末が新た
に登録される。この際、携帯電話制御局には、携帯電話
機の登録の抹消及び新たな登録を示す登録情報が与えら
れる。これにより、携帯電話制御局は、いずれの基地局
から携帯電話端末を呼び出し得るかを常に把握すること
ができる。
【0003】この様な携帯電話システムにおいては、携
帯電話端末がいずれかの基地局のセルに入っている限
り、また携帯電話端末の電源を切らない限り、携帯電話
端末からの発着信が可能である。しかしながら、逆に、
何処でも何時でも発着信が可能であることが不都合を招
いている。例えば、劇場、コンサートホール、学校、病
院等の公共施設や、電車、バス、航空機等の交通機関で
は、静粛であることが望まれたり、携帯電話端末から輻
射される電波の影響により電子機器の誤動作を招き、人
命を損ねることが懸念され、不意の着信等が周囲の迷惑
となる。
【0004】このため、例えば特開平7−87568号
公報(以下文献1と称す)には、携帯電話端末の位置を
検出し、この位置が予め設定された発着信禁止区域に入
ると、携帯電話端末の発着信を禁止するという技術が開
示されている。
【0005】また、特開平10−276473号公報
(以下文献2と称す)には、複数の基地局からの各信号
を携帯電話端末で受信し、これらの信号に基づいて、携
帯電話端末の位置を検出し、この位置が予め設定された
送信禁止区域に入ると、携帯電話端末の送信を禁止する
という技術が開示されている。
【0006】更に、特開平11−18159号公報(以
下文献3と称す)には、GPS(Global Positioning S
ystem )によって携帯電話端末の位置を検出し、この位
置が予め設定された発着信禁止領域に入っていれば、携
帯電話端末の発着信を禁止するという技術が開示されて
いる。
【0007】また、特開平11−331950号公報
(以下文献4と称す)には、GPSによって携帯電話端
末の位置を検出して、この携帯電話端末の位置を携帯電
話制御局に登録し、携帯電話端末の位置が着信禁止区域
に入ると、携帯電話端末への着信を禁止して、この旨を
発信元に通知したり、留守番電話サービスを起動すると
いう技術が開示されている。
【0008】更に、特開平2000−183802号公
報(以下文献5と称す)には、GPSによって携帯電話
端末の位置を検出し、この携帯電話端末の位置が所定位
置の近傍にあると、携帯電話端末への電源供給を停止す
るという技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
文献1、2及び4では、携帯電話端末の発着信を禁止し
ても、携帯電話端末と基地局間の定期的な通信を停止し
ないので、携帯電話端末からの電波の輻射を完全に禁止
するに至らなかった。また、上記各文献2及び3では、
全ての発着信の禁止区域を携帯電話端末側に登録するの
で、携帯電話端末に大容量のメモリを必要とし、また禁
止区域が変更されたときには、多数の携帯電話端末の記
憶内容を更新せねばならず、これを実現するのが困難で
あった。更に、上記文献5では、携帯電話機への電源供
給が自動的に停止されても、電源供給の再開が自動的に
は行われなかった。
【0010】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、電波の輻射を完全に禁止する
ことができ、また携帯電話端末側に大容量のメモリが必
要ではなく、携帯電話端末の通信の再開が自動的に行わ
れる携帯電話システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、無線通信を行う携帯電話端末と、この携
帯電話端末による無線通信を管理する携帯電話制御局と
を備える携帯電話システムにおいて、携帯電話制御局
は、通信禁止区域を登録したデータベースを有してお
り、携帯電話端末から位置情報を通知されると、この位
置情報によって示される携帯電話端末の位置がデータベ
ースの通信禁止区域に入るか否かを判定し、携帯電話端
末の位置が通信禁止区域に入ると、通信禁止命令を携帯
電話端末に通知し、携帯電話端末は、携帯電話端末の位
置を検出するGPS装置を有しており、携帯電話端末の
位置を示す位置情報を携帯電話制御局に通知し、これに
応答して携帯電話制御局から通信禁止命令を通知される
と、携帯電話端末の無線通信を停止している。
【0012】この様な構成の本発明によれば、携帯電話
端末から携帯電話制御局へと、携帯電話端末の位置を通
知し、携帯電話制御局側で、携帯電話端末の位置が通信
禁止区域に入るか否かを判定し、通信禁止区域に入る
と、通信禁止命令を携帯電話端末に通知している。携帯
電話端末は、通信禁止命令を受信すると、無線通信を停
止する。こうして無線通信を停止した後には、発着信及
び通話を行うことができず、携帯電話端末から電波が輻
射されることはない。
【0013】また、本発明においては、携帯電話制御局
からの通信禁止命令は、携帯電話端末の位置が入る通信
禁止区域を示し、携帯電話端末は、携帯電話端末の位置
が通信禁止区域から出ると、無線通信を再開している。
【0014】この様に通信禁止命令によって通信禁止区
域が示されていれば、携帯電話端末は、通信の停止と同
時に、通信禁止区域を得ることができ、携帯電話端末か
ら電波を輻射することなく、携帯電話端末の位置が通信
禁止区域に入っているか否かを監視することができる。
そして、携帯電話端末の位置が通信禁止区域から出たと
きに、無線通信を直ちに再開することができ、着信の通
知を確実に受けることができる。また、多数の通信禁止
区域を携帯電話端末側で記憶しておく必要がない。
【0015】次に、本発明は、無線通信を行う携帯電話
端末と、この携帯電話端末による無線通信を管理する携
帯電話制御局とを備える携帯電話システムにおいて、携
帯電話制御局は、通信禁止区域を登録したデータベース
を有しており、携帯電話端末から位置情報を通知される
と、この位置情報によって示される携帯電話端末の位置
がデータベースの通信禁止区域に入るか否かを判定し、
携帯電話端末の位置が通信禁止区域に入ると、通信禁止
命令を携帯電話端末に通知し、携帯電話端末は、携帯電
話端末の位置を検出するGPS装置を有しており、携帯
電話端末の位置を示す位置情報を携帯電話制御局に通知
し、これに応答して携帯電話制御局から通信禁止命令を
通知されると、携帯電話端末の無線通信の停止を促す旨
を報知している。
【0016】この様な構成の本発明によれば、携帯電話
端末は、通信禁止命令を受信すると、無線通信を停止す
るのではなく、携帯電話端末の無線通信の停止を促す旨
を報知する。携帯電話端末の利用者は、この報知に応じ
て、無線通信を停止させるための操作を行う。これによ
り、携帯電話端末から電波が輻射されずに済む。また、
操作を行わない限り、無線通信が停止されないので、例
えば携帯電話端末の検出位置に誤差があって、携帯電話
端末の位置が通信禁止区域に実際に入っていないにもか
かわらず、報知がなされたときには、利用者の意志によ
り、通信を継続することができる。
【0017】また、本発明においては、携帯電話制御局
からの通信禁止命令は、携帯電話端末の位置が入る通信
禁止区域を示し、携帯電話端末は、携帯電話端末の位置
が通信禁止区域から出ると、無線通信の再開を促す旨を
報知している。
【0018】ここでも、携帯電話端末は、通信の停止と
同時に、通信禁止区域を得ることができ、携帯電話端末
から電波を輻射することなく、携帯電話端末の位置が通
信禁止区域に入っているか否かを監視することができ
る。そして、携帯電話端末の位置が通信禁止区域から出
たときに、無線通信の再開を促す旨を報知することがで
きる。また、操作を行わない限り、無線通信が再開され
ないので、携帯電話端末の検出位置に誤差があって、携
帯電話端末の位置が通信禁止区域に実際に入っているに
もかかわらず、報知がなされたときには、利用者の意志
により、通信の再開を差し控えることができる。
【0019】更に、本発明においては、通信禁止区域
は、概略形状及び詳細形状からなり、通信禁止区域に対
する携帯電話端末の出入りの判定は、携帯電話端末の位
置が通信禁止区域の概略形状に入るか否かを判定し、概
略形状に入ると判定されたときに、更に携帯電話端末の
位置が通信禁止区域の詳細形状に入るか否かを判定する
ことにより行われている。
【0020】通信禁止区域の詳細形状が複雑な場合は、
携帯電話端末の位置が通信禁止区域の詳細形状に入るか
否かの判定処理が大きな負荷となるので、携帯電話端末
の位置が通信禁止区域の概略形状に入るか否かの判定を
行ってから、詳細形状に入るか否かの判定を行うことに
より、負荷を低減させ、処理の高速化を図ることができ
る。
【0021】次に、本発明は、無線通信を行う携帯電話
端末と、この携帯電話端末による無線通信を管理する携
帯電話制御局とを備える携帯電話システムにおいて、携
帯電話制御局は、完全禁止領域及び該完全禁止領域を包
含する準禁止領域からなる通信禁止区域を登録したデー
タベースを有しており、携帯電話端末から位置情報を通
知されると、この位置情報によって示される携帯電話端
末の位置がデータベースの通信禁止区域に入るか否かを
判定し、携帯電話端末の位置が通信禁止区域に入ると、
完全禁止領域及び準禁止領域を示す通信禁止命令を携帯
電話端末に通知し、携帯電話端末は、携帯電話端末の位
置を検出するGPS装置を有しており、携帯電話端末の
位置を示す位置情報を携帯電話制御局に通知し、これに
応答して携帯電話制御局から通信禁止命令を通知される
と、携帯電話端末の位置が完全禁止領域及び準禁止領域
のいずれに入っているかを判定し、携帯電話端末の位置
が準禁止領域に入っていれば、携帯電話端末の無線通信
の停止を促す旨を報知し、携帯電話端末の位置が完全禁
止領域に入っていれば、携帯電話端末の無線通信を停止
している。
【0022】この様な構成の本発明によれば、携帯電話
端末から携帯電話制御局へと、携帯電話端末の位置を通
知し、携帯電話制御局側で、携帯電話端末の位置が通信
禁止区域に入るか否かを判定し、通信禁止区域に入る
と、完全禁止領域及び準禁止領域を示す通信禁止命令を
携帯電話端末に通知している。携帯電話端末は、携帯電
話端末の位置が準禁止領域に入っていれば、携帯電話端
末の無線通信の停止を促す旨を報知し、携帯電話端末の
位置が完全禁止領域に入っていれば、携帯電話端末の無
線通信を停止している。こうして無線通信を停止した後
には、携帯電話端末から電波が輻射されることはない。
また、無線通信の停止を促す旨を報知してから、携帯電
話端末の無線通信を停止するという段階的な手順によ
り、利用者へのサービスを向上させることができる。
【0023】また、本発明においては、携帯電話制御局
は、通信禁止区域を登録した複数種類のデータベースを
備え、これらのデータベースを切り替えて用いている。
【0024】例えば、複数種類のデータベースを日時に
応じて使い分ける。これにより、月曜日から金曜日まで
は公共施設であって、かつ土曜日及び日曜日は公共施設
ではない場所において、月曜日から金曜日までの間の
み、携帯電話端末からの電波の輻射を禁止することがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の携帯電話システムの第1
実施形態を示すブロック図である。本実施形態の携帯電
話システムは、携帯電話端末100と、基地局200
と、携帯電話制御局300とを備えている。尚、説明の
簡単化のために、携帯電話端末100、基地局200、
及び携帯電話制御局300を1つずつ示しているが、通
常は、いずれも複数のものが存在する。
【0027】携帯電話端末100において、GPS(Gl
obal Positioning System )アンテナ101は、複数の
GPS衛星400からの電波を受信し、それぞれの受信
信号をGPS受信部102に与える。GPS受信部10
2は、これらの受信信号に基づいて、携帯電話端末10
0の位置(緯度及び経度)を求め、この位置を制御部1
03に通知する。また、無線通信部106は、制御部1
03からの音声や各種のデータ等を示す信号を変調入力
として、搬送波を変調し、変調出力を送受信アンテナ1
05を通じて基地局200へと送信したり、基地局20
0から送受信アンテナ105を通じての受信入力を復調
して、復調出力である音声や各種のデータ等を示す信号
を制御部103に出力する。制御部103は、携帯電話
端末100を統轄的に制御するものであって、中央処理
装置(CPU)1031と、制御プログラムを格納した
読み出し専用メモリ(ROM)1032と、一時的にデ
ータを格納するランダムアクセスメモリ(RAM)10
33とを備えている。通信禁止区域記憶部104は、通
信禁止区域を記憶するものである。この通信禁止区域記
憶部104の代わりに、制御部103内のRAM103
3を用いることも可能である。携帯電話端末100は、
電話機としての役目を果たすために、その他にも、マイ
ク、イヤーピース、表示画面、操作キー、電池等を備え
ているが、ここには図示していない。
【0028】基地局200は、先に述べた様に複数のも
のが存在している。携帯電話のサービスエリアにおいて
は、各基地局が数キロメートルの間隔で配置され、いず
れかの基地局が携帯電話端末100と携帯電話制御局3
00間の中継を行う。
【0029】携帯電話制御局300は、図2に示す様に
構成されている。携帯電話制御局300において、通信
部301は、基地局200や他の各基地局と有線接続さ
れており、これらの基地局との間で、音声や各種のデー
タ等を送受する。記憶部305は、端末データベース3
03及び通信禁止区域データベース304を格納してい
る。制御部302は、端末データベース303及び通信
禁止区域データベース304の管理や、各基地局及び他
の各中継交換機との間で、音声や各種のデータ等を送受
する。また、制御部302は、発信元からの回線接続要
求を受けたり、着信先を呼び出し、他の各中継交換機と
協動して、発信元と着信先間の通信経路を設定し、回線
制御を行う。これにより、発信元と着信先が回線接続さ
れ、相互間で通信を行うことが可能になる。発信元及び
着信元は、携帯電話端末100や他の携帯電話端末であ
っても良いし、他の有線端末であっても構わない。
【0030】ここで、携帯電話端末100は、基地局2
00のセルに入っているときには、基地局200との間
で定期的に通信を行う。この定期的な通信に際し、携帯
電話端末100の制御部103は、GPS受信部102
によって検出された携帯電話端末100の位置(緯度及
び経度)及び自己の端末IDを無線通信部106及び送
受信アンテナ105を介して基地局200に送信する。
基地局200は、携帯電話端末100の位置及び端末I
Dを受信すると、これらを自己の基地局IDと共に携帯
電話制御局300に通知する。携帯電話制御局300の
制御部302は、携帯電話端末100の位置、端末ID
及び基地局IDを通信部301を介して受け取り、これ
らを記憶部305の端末データベース303に登録す
る。
【0031】制御部302は、端末ID及び基地局ID
を端末データベース303から読み出すことにより、基
地局IDに対応する基地局200のセルに、端末IDに
対応する携帯電話端末100が入っていることを知っ
て、基地局200を通じて携帯電話端末100を呼び出
すことができる。また、制御部302は、携帯電話端末
100の位置を端末データベース303から読み出すこ
とにより、端末IDに対応する携帯電話端末100の位
置を知ることができる。
【0032】図3は、携帯電話制御局300の端末デー
タベース303の構成を示している。図3に示す様に端
末データベース303では、各携帯電話端末毎に、4バ
イトで表される携帯電話端末の端末IDと、9バイト及
び11バイトのアスキー文字列で表される携帯電話端末
の緯度及び経度と、4バイトで表される基地局IDとを
登録している。尚、緯度及び経度をアスキー文字列で表
しているが、この代わりに、バイナリーデータで表して
も構わない。また、端末ID及び基地局IDは、端末の
数や基地局の数に応じて適宜に増減しても良い。
【0033】一方、携帯電話制御局300の通信禁止区
域データベース304は、頂点テーブル3041及び区
域テーブル3042を含んでいる。頂点テーブル304
1には、携帯電話端末からの電波の輻射が禁止される複
数の通信禁止区域の詳細形状及び位置が登録されてい
る。また、区域テーブル3042には、該各通信禁止区
域の概略形状及び位置が登録されている。1つの通信禁
止区域の詳細形状は、同通信禁止区域の概略形状に含ま
れている。
【0034】図4は、通信禁止区域の詳細形状及び概略
形状を例示している。図4に示す様に、詳細形状AR1
は、複数の頂点PT1 〜PT6 を時計周りに順次結んで
いくことにより形成される。また、概略形状RE1 は、
西側経度線W、東側経度線E、北側緯度線N、南側緯度
線Sからなる長方形である。
【0035】図5は、頂点テーブル3041の構成を示
している。図5に示す様に頂点テーブル3041では、
詳細形状AR1 の各頂点PT1 〜PT6 の番号に対応し
てそれぞれの緯度及び経度を登録しており、他の各詳細
形状についても、各頂点の番号に対応してそれぞれの緯
度及び経度を登録している。また、緯度を9バイトで表
し、経度を11バイトで表している。
【0036】図6は、区域テーブル3042の構成を示
している。図6に示す様に区域テーブル3042では、
各概略形状毎に、9バイトのアスキー文字列で表される
北側緯度線N及び南側緯度線Sと、11バイトのアスキ
ー文字列で表される西側経度線W及び東側経度線Eと、
1バイトで表される詳細形状の各頂点の数と、最初の頂
点の番号とを登録している。ここでも、アスキー文字列
の代わりに、バイナリーデータを用いても良い。
【0037】詳細形状の各頂点の番号が連続しているの
で、概略形状に対応する最初の頂点の番号及び頂点の数
を区域テーブル3042から読み出せば、この概略形状
に含まれる詳細形状の各頂点の番号が全て分かり、これ
らの頂点の番号に対応するそれぞれの緯度及び経度を頂
点テーブル3041から読み出すことができる。
【0038】この様な構成の携帯電話システムにおいて
は、携帯電話端末100の位置を検出し、この位置が通
信禁止区域に入るか否かを判定し、通信禁止区域に入っ
ていれば、携帯電話端末100の通信を停止して、携帯
電話端末100からの電波の輻射を禁止し、この後に携
帯電話端末100が通信禁止区域から出ると、携帯電話
端末100による通信を再開する。
【0039】図7は、携帯電話端末100が通信禁止区
域に入っているか否かを判定するための処理を示すフロ
ーチャートである。
【0040】先に述べた様に携帯電話端末100の位
置、端末ID及び基地局IDが携帯電話制御局300に
通知され、これらが記憶部305の端末データベース3
03に登録されている。また、端末データベース303
の登録内容は、定期的に更新されている。
【0041】携帯電話制御局300の制御部302は、
携帯電話端末100の位置、端末ID及び基地局IDを
端末データベース303から読み出し、また最初の概略
形状の西側経度線W、東側経度線E、北側緯度線N、及
び南側緯度線S、つまり最初の概略形状の領域を区域テ
ーブル3042から読み出す(ステップS101)。そ
して、制御部302は、携帯電話端末100の位置が概
略形状の領域に入るか否かを判定する(ステップS10
2)。ここで、携帯電話端末100の位置が概略形状の
領域に入れば(ステップS102で「Yes」)、この
概略領域に対応する最初の頂点の番号及び頂点の数を区
域テーブル3042から読み出して、詳細形状の各頂点
の番号を求め、これらの頂点の番号に対応するそれぞれ
の緯度及び経度を頂点テーブル3041から読み出す
(ステップS103)。そして、制御部302は、各頂
点を結んでなる詳細形状の領域に、携帯電話端末100
の位置が入るか否かを判定し(ステップS104)、詳
細形状に入れば(ステップS104で「Yes」)、携
帯電話端末100が該詳細形状の通信禁止区域に入ると
みなして、図7の処理を終了する。
【0042】また、携帯電話端末100の位置が概略形
状の領域に入らなかったり(ステップS102で「N
o」)、詳細形状の領域に入らなければ(ステップS1
04で「No」)、制御部302は、全ての概略形状の
領域を区域テーブル3042から読み出していないので
(ステップS105で「No」)、ステップS101に
戻り、2番目の概略形状の領域を区域テーブル3042
から読み出して、ステップS102に移る。そして、携
帯電話端末100の位置が2番目の概略形状の領域入
り、更に詳細形状の領域に入れば、携帯電話端末100
が該詳細形状の通信禁止区域に入るとみなす。
【0043】また、ステップS101からの処理を繰り
返し、携帯電話端末100の位置が全ての概略形状の領
域のいずれにも入らなければ、携帯電話端末100がい
ずれの通信禁止区域にも入らないとみなす。
【0044】こうして携帯電話端末100が通信禁止区
域に入っているか否かを判定し、通信禁止区域に入って
いれば、制御部302は、携帯電話端末100の通信停
止の指示及び通信禁止区域を示す通信禁止命令を通信部
301を介して基地局200に通知する。基地局200
は、この通信禁止命令を携帯電話端末100に送信す
る。携帯電話端末100の制御部103は、この通信禁
止命令を送受信アンテナ105及び無線通信部106を
介して入力すると、無線通信部106の動作を完全に停
止させる。これにより、携帯電話端末100からの電波
の輻射が阻止される。また、制御部103は、通信禁止
命令によって示される通信禁止区域を通信禁止区域記憶
部104に記憶する。
【0045】図8は、通信禁止命令の構成を示す図であ
る。図8に示す様に通信禁止命令は、2バイトで表され
る命令IDと、2バイトで表されるデータサイズと、4
バイトで表される基地局IDと、4バイトで表される端
末IDと、9バイトのアスキー文字列で表される北側緯
度線N及び南側緯度線Sと、11バイトのアスキー文字
列で表される西側経度線W及び東側経度線Eと、1バイ
トで表される各詳細形状の頂点の個数と、9バイトで表
される各頂点の緯度と、11バイトで表される該各頂点
の経度とを含む。
【0046】図9は、通信禁止命令の具体例を示してい
る。この通信禁止命令によれば、命令IDが「999」
であり、基地局200の基地局IDが「FFFF4b3
5」であり、携帯電話端末100の端末IDが「1f9
a73cl) である。また、データサイズは、53+2
0×(頂点の個数)で表される。例えば、ある詳細形状
の頂点の個数が6の場合は、173バイトとなる。
【0047】図10は、携帯電話端末100の通信禁止
区域記憶部104に記憶される通信禁止区域のデータを
例示している。図10から明らかな様に、通信禁止区域
記憶部104に記憶される通信禁止区域は、命令ID、
データサイズ、基地局ID、及び端末IDを図9の通信
命令から削除したものに相当する。
【0048】図11は、通信禁止命令を受信したときの
携帯電話端末100の処理を示すフローチャートであ
る。
【0049】携帯電話端末100の制御部103は、基
地局からの通信禁止命令を入力すると、通信禁止命令に
含まれる通信禁止区域を通信禁止区域記憶部104に記
憶し(ステップS201)、この後に無線通信部106
の動作を完全に停止させる(ステップS202)。
【0050】こうして携帯電話端末100の通信動作を
停止した後は、携帯電話端末100が通信禁止区域から
出たか否かを監視し続け、通信禁止区域から出たとき
に、携帯電話端末100による通信を再開する。
【0051】図12は、携帯電話端末100による通信
を再開するための処理を示すフローチャートである。
【0052】携帯電話端末100の制御部103は、G
PS受信部102からの位置の通知を待機しており(ス
テップS301及びステップS302で[No」)、位
置を通知されると(ステップS302で「Yes」)、
通信禁止区域の概略形状の西側経度線W、東側経度線
E、北側緯度線N、及び南側緯度線S、つまり概略形状
の領域を通信禁止区域記憶部104から読み出し、携帯
電話端末100の位置が概略形状の領域に入るか否かを
判定する(ステップS303)。ここで、概略形状の領
域に入れば(ステップS303で「Yes」)、制御部
103は、詳細形状の各頂点の緯度及び経度を通信禁止
区域記憶部104から読み出し(ステップS304)、
各頂点を結んでなる詳細形状の領域に、携帯電話端末1
00の位置が入るか否かを判定する(ステップS30
5)。そして、詳細形状の領域に入れば(ステップS3
05で「Yes」)、ステップS301に戻って、GP
S受信部102からの位置の通知を再び待機する。
【0053】また、概略形状の領域に入らなかったり
(ステップS303で「No」)、概略形状の領域に入
っていても(ステップS303で「Yes」)、詳細形
状の領域に入っていなければ(ステップS305で「N
o」)、制御部103は、通信禁止区域記憶部104内
の通信禁止区域を消去し、無線通信部106の動作を再
開させ、携帯電話端末100からの発信を可能にする。
そして、制御部103は、携帯電話端末100の位置及
び自己の端末IDを送信する(ステップS306)。こ
の携帯電話端末100の位置及び端末IDは、基地局2
00で受信され、基地局IDと共に携帯電話制御局30
0に通知され、ここに登録される。これにより、携帯電
話制御局300から基地局200を通じて携帯電話端末
100へと、着信を通知することが可能になる。
【0054】この様に本実施形態では、携帯電話端末1
00が通信禁止区域に入ったときに、携帯電話端末10
0の通信動作を完全に停止して、携帯電話端末100か
らの電波の輻射を阻止している。また、携帯電話制御局
300から携帯電話端末100へと送出される通信禁止
命令に通信禁止区域が含まれているので、携帯電話端末
100は、携帯電話端末100の位置が通信禁止区域か
ら出たか否かを判定し、通信禁止区域から出たときに、
通信を自ら再開することができる。
【0055】また、通信禁止区域を概略形状の領域及び
詳細形状の領域で表し、携帯電話端末100の位置が概
略形状の領域に入っているか否かを判定し、概略形状の
領域に入っているときにのみ、携帯電話端末100の位
置が詳細形状の領域に入っているか否かを判定している
ので、携帯電話端末100が通信禁止区域から離間して
いる限り、概略形状の領域に入っているか否かの判定だ
けで済み、この判定処理の負荷を低く抑えることができ
る。
【0056】尚、本実施形態では、携帯電話端末100
の通信動作を一旦停止させた後、携帯電話端末100の
位置が通信禁止区域から出ると、通信動作を再開させて
いるが、通信動作を再開させるための処理を省略し、通
信動作を利用者の操作により再開させても良い。この場
合は、通信禁止区域を携帯電話端末100に通知する必
要がなくなる。
【0057】また、通信禁止区域の概略形状として、詳
細形状に外接する長方形を例示したが、詳細形状に外接
する円形等、他の形状を適用しても構わない。
【0058】図13は、本発明の携帯電話システムの第
2実施形態を示すブロック図である。本実施形態の携帯
電話端末100Aは、通信機能停止再開指示部107、
表示部108、及びリンガー109を図1の携帯電話端
末100に付設してなる。
【0059】通信機能停止再開指示部107は、無線通
信部106の動作の停止や動作の再開を指示するもので
ある。例えば、通信機能停止再開指示部107として、
機能キーと電源キーを適用することができる。これらの
キーを同時に押すと、無線通信部106の動作の停止が
指示され、各キーを再び同時に押すと、動作の再開が指
示される。この指示に応答して制御部103は、無線通
信部106の動作を停止させたり、動作を再開させる。
尚、1つのキーを押している時間に応じて、無線通信部
106の動作の停止及び再開を指示したり、動作の停止
及び再開を指示するための格別のキーを設けても良い。
また、表示画面に重なる入力用タブレットを有する場合
は、このタブレットから指示を出しても構わない。
【0060】表示部108は、制御部103によって制
御され、無線通信部106の動作の停止及び再開を警告
するものである。この表示部108として、例えば文字
や図形を表示するLCDディスプレイを適用することが
できる。また、少なくとも1つのLEDを適用して、L
EDを点灯や点滅させても良い。
【0061】リンガー109は、制御部103によって
制御され、着信音や警告音を発するブザーである。リン
ガー109としては、携帯電話端末100Aを鞄の中に
入れておいても、その音を聞くことができる程度の音量
のものが望ましい。尚、通話用のイヤーピースをリンガ
ーとして併用しても構わない。
【0062】本実施形態の携帯電話システムおいて、通
信禁止区域は、準禁止領域、及び準禁止領域に包含され
る完全禁止領域からなる。例えば、準禁止領域は、第1
実施形態の通信禁止区域の概略形状の領域に相当し、ま
た完全禁止領域は、第1実施形態の通信禁止区域の詳細
形状の領域に相当する。尚、準禁止領域と完全禁止領域
の関係が概略形状と詳細形状の関係に対応しなくても、
完全禁止領域が準禁止領域に包含されていれば良い。
【0063】本実施形態では、携帯通信端末100Aが
通信禁止区域に入ると、表示部108やリンガー109
によって通信動作の停止を促す旨を報知する。この報知
に応答して、通信機能停止再開指示部107に対する利
用者の操作により、通信動作の停止が指示されると、無
線通信部106の動作を停止する。また、携帯通信端末
100Aが完全禁止領域に入ると、利用者の指示が無く
ても、無線通信部106の動作を停止する。そして、携
帯通信端末100Aが準禁止領域から出ると、表示部1
08やリンガー109による報知を停止したり、無線通
信部106の動作を再開する。
【0064】本実施形態では、第1実施形態と同様の手
順で、つまり図7のフローチャートに従って、携帯電話
端末100Aが通信禁止区域に入っているか否かを判定
する。また、第1実施形態と同様に、図8及び図9に示
す通信禁止命令を携帯電話制御局300から携帯電話端
末100Aへと通知し、図10に示す通信禁止区域を携
帯電話端末100Aの通信禁止区域記憶部104に記憶
する。
【0065】この後、携帯電話端末100Aでは、図1
4に示すフローチャートに従って、通信動作の停止を促
す旨を報知したり、無線通信部106の動作を停止す
る。
【0066】まず、携帯電話端末100Aの制御部10
3は、基地局からの通信禁止命令を入力すると、通信禁
止命令に含まれる通信禁止区域を通信禁止区域記憶部1
04に記憶し(ステップS401)、表示部108及び
リンガー109を起動して、通信動作の停止を促す旨を
報知する(ステップS402)。
【0067】引き続いて、制御部103は、通信機能停
止再開指示部107に対する利用者の操作により、通信
動作の停止が指示されか否かを判定する(ステップS4
03)。ここで、通信動作の停止が指示されれば(ステ
ップS403で「Yes」)、制御部103は、表示部
108及びリンガー109による報知を停止させ(ステ
ップS404)、無線通信部106の動作を完全に停止
させる(ステップS405)。これにより、携帯電話端
末100Aからの電波の輻射が阻止される。
【0068】また、通信動作の停止が指示されなければ
(ステップS403で「No」)、制御部103は、G
PS受信部102からの携帯電話端末100Aの位置の
通知を待機する(ステップS406及びステップS40
7で「No」)。そして、位置を通知されると(ステッ
プS407で「Yes」)、制御部103は、通信禁止
区域の概略形状の領域(準禁止領域)を通信禁止区域記
憶部104から読み出し、携帯電話端末100Aの位置
が概略形状の領域に入るか否かを判定する(ステップS
408)。
【0069】携帯電話端末100Aの位置が概略形状の
領域に入れば(ステップS408で「Yes」)、制御
部103は、詳細形状の各頂点の緯度及び経度を通信禁
止区域記憶部104から読み出し(ステップS40
9)、各頂点を結んでなる詳細形状の領域(完全禁止領
域)に、携帯電話端末100Aの位置が入るか否かを判
定する(ステップS410)。そして、詳細形状の領域
に入れば(ステップS410で「Yes」)、制御部1
03は、表示部108及びリンガー109による報知を
停止させ(ステップS404)、無線通信部106の動
作を完全に停止させる(ステップS405)。
【0070】また、携帯電話端末100Aの位置が詳細
形状の領域に一度も入ることなく、概略形状の領域から
出ると(ステップS408で「Yes」)、制御部10
3は、表示部108及びリンガー109による報知を停
止させ(ステップS411)、通信禁止区域記憶部10
4内の通信禁止区域を消去する(ステップS412)。
そして、制御部103は、携帯電話端末100Aの位置
及び自己の端末IDを送信する(ステップS413)。
【0071】従って、携帯電話端末100Aが準禁止領
域に入っても、完全禁止領域に入らなければ、通信動作
が停止されずに、通信動作の停止を促す旨が報知される
だけで済む。また、携帯電話端末100Aが完全禁止領
域に入ったり、通信動作の停止が指示されると、通信動
作が停止される。
【0072】図15は、携帯電話端末100Aによる通
信を再開するための処理を示すフローチャートである。
【0073】携帯電話端末100Aの制御部103は、
GPS受信部102からの位置の通知を待機しており
(ステップS501及びステップS502で[N
o」)、位置を通知されると(ステップS502で「Y
es」)、通信禁止区域の概略形状の領域(準禁止領
域)を通信禁止区域記憶部104から読み出し、携帯電
話端末100Aの位置が概略形状の領域に入るか否かを
判定する(ステップS503)。ここで、概略形状の領
域に入れば(ステップS503で「No」)、ステップ
S501に戻る。
【0074】また、概略形状の領域に入らなければ(ス
テップS503で「Yes」)、制御部103は、通信
禁止区域記憶部104内の通信禁止区域を消去し、無線
通信部106の動作を再開させ、携帯電話端末100A
からの発信を可能にする(ステップS504)。そし
て、制御部103は、携帯電話端末100Aの位置及び
自己の端末IDを送信する(ステップS505)。この
携帯電話端末100Aの位置及び端末IDは、基地局2
00で受信され、基地局IDと共に携帯電話制御局30
0に通知され、ここに登録される。これにより、携帯電
話端末100Aへの着信の通知が可能になる。
【0075】図16は、本発明の携帯電話システムの第
3実施形態を示すブロック図である。本実施形態の携帯
電話制御局300Aは、2つの通信禁止区域データベー
ス304A,304B、リアルタイムクロック306、
及び制御部302内の通信禁止区域データベース切替部
3021を備えている。
【0076】各通信禁止区域データベース304A,3
04Bの登録内容は、相互に異なる。例えば、一方の通
信禁止区域データベース304Aには、通信禁止区域
a、通信禁止区域b、通信禁止区域c、及び通信禁止区
域dが登録され、他方の通信禁止区域データベース30
4Bには、通信禁止区域a、通信禁止区域c、及び通信
禁止区域eが登録されている。
【0077】リアルタイムクロック306は、例えば1
970年1月1日午前0時という特定の日時からの経過
時間を秒単位で計数するカウンタである。
【0078】制御部302は、リアルタイムクロック3
06による計数値を1日の秒数(86,400=24×
60×60)で割り、この商を7で割った余りを求め、
この余りに基づいて、1週間の曜日を求める。そして、
制御部302の通信禁止区域データベース切替部302
1は、曜日に応じて、各通信禁止区域データベース30
4A,304Bのいずれかを選択する。
【0079】図17は、曜日に応じて、各通信禁止区域
データベース304A,304Bのいずれかを選択する
ための処理を示すフローチャートである。
【0080】制御部302は、リアルタイムクロック3
06による計数値を用いて、先に述べた手順で曜日を求
め(ステップS601)、この曜日が土曜日又は日曜日
であるか否かを判定する(ステップS602)。そし
て、土曜日又は日曜日でなければ(ステップS602で
「No」)、制御部302は、通信禁止区域データベー
ス304Aを選択する(ステップS603)。また、土
曜日又は日曜日であれば(ステップS602で「Ye
s」)、制御部302は、通信禁止区域データベース3
04Bを選択する(ステップS604)。
【0081】こうして通信禁止区域データベースを選択
した後は、第1及び第2実施形態で説明した様に、携帯
電話端末の位置が通信禁止区域に入るか否が判定され、
通信禁止区域に入れば、携帯電話端末の通信動作を停止
したり、通信動作の停止を促す旨を報知する。例えば、
通信禁止区域が学校であれば、この通信禁止区域を通信
禁止区域データベース304Aのみに登録しておく。こ
れにより、月曜日から金曜日までは、通信禁止区域デー
タベース304Aが選択されて、学校が通信禁止区域と
なり、また土曜日と日曜日は、通信禁止区域データベー
ス304Bが選択されて、学校が通信禁止区域とならず
に済む。
【0082】尚、曜日ばかりでなく、他の条件に応じ
て、各通信禁止区域データベース304A,304Bを
切り替え、所定の通信禁止区域を設定しても良い。例え
ば、試験日等の特定の日にのみ、通信禁止区域を設定し
ても良い。あるいは、祝日や時間帯に応じて、通信禁止
区域を設定しても良く、通勤ラッシュの時間帯に、駅を
通信禁止区域として設定すれば、人が密集する時間と場
所において、携帯電話端末からの電波の輻射を阻止する
ことができる。更に、通信方式や通信周波数帯域により
携帯電話端末の出力が異なる場合は、通信方式や通信周
波数帯域に応じて、通信禁止区域を設定しても良い。ま
た、複数の通信禁止区域データベースを設けておけば、
参照されていない方の通信禁止区域データベースの更新
を容易に行うことができる。
【0083】尚、本発明は、上記各実施形態に限定され
るものでなく、特許請求の範囲を逸脱しない程度に変形
することができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、携帯
電話端末から携帯電話制御局へと、携帯電話端末の位置
を通知し、携帯電話制御局側で、携帯電話端末の位置が
通信禁止区域に入るか否かを判定し、通信禁止区域に入
ると、通信禁止命令を携帯電話端末に通知している。携
帯電話端末は、通信禁止命令を受信すると、無線通信を
停止する。こうして無線通信を停止した後には、発着信
及び通話を行うことができず、携帯電話端末から電波が
輻射されることはない。
【0085】また、本発明によれば、通信禁止命令によ
って通信禁止区域が示されているので、携帯電話端末
は、通信の停止と同時に、通信禁止区域を得ることがで
き、携帯電話端末から電波を輻射することなく、携帯電
話端末の位置が通信禁止区域に入っているか否かを監視
することができる。そして、携帯電話端末の位置が通信
禁止区域から出たときに、無線通信を直ちに再開するこ
とができ、着信の通知を確実に受けることができる。ま
た、多数の通信禁止区域を携帯電話端末側で記憶してお
く必要がない。
【0086】更に、本発明によれば、携帯電話端末は、
通信禁止命令を受信すると、無線通信を停止するのでは
なく、携帯電話端末の無線通信の停止を促す旨を報知す
る。携帯電話端末の利用者は、この報知に応じて、無線
通信を停止させるための操作を行う。これにより、携帯
電話端末から電波が輻射されずに済む。また、操作を行
わない限り、無線通信が停止されないので、例えば携帯
電話端末の検出位置に誤差があって、携帯電話端末の位
置が通信禁止区域に実際に入っていないにもかかわら
ず、報知がなされたときには、利用者の意志により、通
信を継続することができる。
【0087】また、本発明によれば、携帯電話端末の位
置が通信禁止区域から出たときに、無線通信の再開を促
す旨を報知している。この場合は、携帯電話端末の位置
が通信禁止区域に実際に入っているにもかかわらず、報
知がなされたときには、利用者の意志により、通信の再
開を差し控えることができる。
【0088】更に、本発明によれば、通信禁止区域は、
概略形状及び詳細形状からなる。通信禁止区域の詳細形
状が複雑な場合は、携帯電話端末の位置が通信禁止区域
の詳細形状に入るか否かの判定処理が大きな負荷となる
ので、携帯電話端末の位置が通信禁止区域の概略形状に
入るか否かの判定を行ってから、詳細形状に入るか否か
の判定を行うことにより、負荷を低減させ、処理の高速
化を図ることができる。
【0089】また、本発明によれば、携帯電話端末から
携帯電話制御局へと、携帯電話端末の位置を通知し、携
帯電話制御局側で、携帯電話端末の位置が通信禁止区域
に入るか否かを判定し、通信禁止区域に入ると、完全禁
止領域及び準禁止領域を示す通信禁止命令を携帯電話端
末に通知している。携帯電話端末は、携帯電話端末の位
置が準禁止領域に入っていれば、携帯電話端末の無線通
信の停止を促す旨を報知し、携帯電話端末の位置が完全
禁止領域に入っていれば、携帯電話端末の無線通信を停
止している。こうして無線通信を停止した後には、携帯
電話端末から電波が輻射されることはない。また、無線
通信の停止を促す旨を報知してから、携帯電話端末の無
線通信を停止するという段階的な手順により、利用者へ
のサービスを向上させることができる。
【0090】更に、本発明によれば、通信禁止区域を登
録した複数種類のデータベースを備え、これらのデータ
ベースを切り替えて用いている。例えば、複数種類のデ
ータベースを日時に応じて使い分ける。これにより、月
曜日から金曜日までは公共施設であって、かつ土曜日及
び日曜日は公共施設ではない場所において、月曜日から
金曜日までの間のみ、携帯電話端末からの電波の輻射を
禁止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話システムの第1実施形態を示
すブロック図である。
【図2】図1の携帯電話制御局を示ブロック図である。
【図3】図2の携帯電話制御局の端末データベースの構
成を示す図である。
【図4】通信禁止区域の詳細形状及び概略形状を示す図
である。
【図5】詳細形状を格納する頂点テーブルの構成を示す
図である。
【図6】概略形状を格納する区域テーブルの構成を示す
図である。
【図7】携帯電話端末が通信禁止区域に入っているか否
かを判定するための処理を示すフローチャートである。
【図8】通信禁止命令の構成を示す図である。
【図9】通信禁止命令の具体例を示す図である。
【図10】通信禁止区域のデータを示す図である。
【図11】図1の携帯電話端末による通信禁止命令を受
信したときの処理を示すフローチャートである。
【図12】図1の携帯電話端末による通信を再開するた
めの処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の携帯電話システムの第2実施形態を
示すブロック図である。
【図14】図13の携帯電話端末による通信禁止命令を
受信したときの処理を示すフローチャートである。
【図15】図13の携帯電話端末による通信を再開する
ための処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の携帯電話システムの第3実施形態を
示すブロック図である。
【図17】図16の携帯電話制御局による処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
100,100A 携帯電話端末 101 GPSアンテナ 102 GPS受信部 103 制御部 104 通信禁止区域記憶部 105 送受信アンテナ 106 無線通信部 107 通信機能停止再開指示部 108 表示部 109 リンガー 200 基地局 300,300A 携帯電話制御局 301 通信部 302 制御部 303 端末データベース 304,304A,304B 通信禁止区域データベー
ス 305 記憶部 306 リアルタイムクロック 400 GPS衛星

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信を行う携帯電話端末と、この携
    帯電話端末による無線通信を管理する携帯電話制御局と
    を備える携帯電話システムにおいて、 携帯電話制御局は、通信禁止区域を登録したデータベー
    スを有しており、携帯電話端末から位置情報を通知され
    ると、この位置情報によって示される携帯電話端末の位
    置がデータベースの通信禁止区域に入るか否かを判定
    し、携帯電話端末の位置が通信禁止区域に入ると、通信
    禁止命令を携帯電話端末に通知し、 携帯電話端末は、携帯電話端末の位置を検出するGPS
    装置を有しており、携帯電話端末の位置を示す位置情報
    を携帯電話制御局に通知し、これに応答して携帯電話制
    御局から通信禁止命令を通知されると、携帯電話端末の
    無線通信を停止することを特徴とする携帯電話システ
    ム。
  2. 【請求項2】 携帯電話制御局からの通信禁止命令は、
    携帯電話端末の位置が入る通信禁止区域を示し、 携帯電話端末は、携帯電話端末の位置が通信禁止区域か
    ら出ると、無線通信を再開することを特徴とする請求項
    1に記載の携帯電話システム。
  3. 【請求項3】 無線通信を行う携帯電話端末と、この携
    帯電話端末による無線通信を管理する携帯電話制御局と
    を備える携帯電話システムにおいて、 携帯電話制御局は、通信禁止区域を登録したデータベー
    スを有しており、携帯電話端末から位置情報を通知され
    ると、この位置情報によって示される携帯電話端末の位
    置がデータベースの通信禁止区域に入るか否かを判定
    し、携帯電話端末の位置が通信禁止区域に入ると、通信
    禁止命令を携帯電話端末に通知し、 携帯電話端末は、携帯電話端末の位置を検出するGPS
    装置を有しており、携帯電話端末の位置を示す位置情報
    を携帯電話制御局に通知し、これに応答して携帯電話制
    御局から通信禁止命令を通知されると、携帯電話端末の
    無線通信の停止を促す旨を報知することを特徴とする携
    帯電話システム。
  4. 【請求項4】 携帯電話制御局からの通信禁止命令は、
    携帯電話端末の位置が入る通信禁止区域を示し、 携帯電話端末は、携帯電話端末の位置が通信禁止区域か
    ら出ると、無線通信の再開を促す旨を報知することを特
    徴とする請求項3に記載の携帯電話システム。
  5. 【請求項5】 通信禁止区域は、概略形状及び詳細形状
    からなり、 通信禁止区域に対する携帯電話端末の出入りの判定は、
    携帯電話端末の位置が通信禁止区域の概略形状に入るか
    否かを判定し、概略形状に入ると判定されたときに、更
    に携帯電話端末の位置が通信禁止区域の詳細形状に入る
    か否かを判定することにより行われることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の携帯電話システム。
  6. 【請求項6】 無線通信を行う携帯電話端末と、この携
    帯電話端末による無線通信を管理する携帯電話制御局と
    を備える携帯電話システムにおいて、 携帯電話制御局は、完全禁止領域及び該完全禁止領域を
    包含する準禁止領域からなる通信禁止区域を登録したデ
    ータベースを有しており、携帯電話端末から位置情報を
    通知されると、この位置情報によって示される携帯電話
    端末の位置がデータベースの通信禁止区域に入るか否か
    を判定し、携帯電話端末の位置が通信禁止区域に入る
    と、完全禁止領域及び準禁止領域を示す通信禁止命令を
    携帯電話端末に通知し、 携帯電話端末は、携帯電話端末の位置を検出するGPS
    装置を有しており、携帯電話端末の位置を示す位置情報
    を携帯電話制御局に通知し、これに応答して携帯電話制
    御局から通信禁止命令を通知されると、携帯電話端末の
    位置が完全禁止領域及び準禁止領域のいずれに入ってい
    るかを判定し、携帯電話端末の位置が準禁止領域に入っ
    ていれば、携帯電話端末の無線通信の停止を促す旨を報
    知し、携帯電話端末の位置が完全禁止領域に入っていれ
    ば、携帯電話端末の無線通信を停止することを特徴とす
    る携帯電話システム。
  7. 【請求項7】 携帯電話制御局は、通信禁止区域を登録
    した複数種類のデータベースを備え、これらのデータベ
    ースを切り替えて用いることを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれかに記載の携帯電話システム。
JP2001005435A 2001-01-12 2001-01-12 携帯電話システム Pending JP2002218535A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001005435A JP2002218535A (ja) 2001-01-12 2001-01-12 携帯電話システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001005435A JP2002218535A (ja) 2001-01-12 2001-01-12 携帯電話システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002218535A true JP2002218535A (ja) 2002-08-02

Family

ID=18873481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001005435A Pending JP2002218535A (ja) 2001-01-12 2001-01-12 携帯電話システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002218535A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005175901A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Nec Corp 通信システム、携帯端末、情報管理サーバ
WO2006013958A1 (ja) * 2004-08-06 2006-02-09 Sharp Kabushiki Kaisha 機能管理システム、管理装置、中継装置、通信装置、通信装置の制御方法、通信装置の制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006217091A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Chugoku Electric Power Co Inc:The 着信代行管理システムおよび着信代行方法
JP2006333363A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Sharp Corp 移動通信端末装置および情報処理装置
JP2007504775A (ja) * 2003-05-15 2007-03-01 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 機能を選択的に抑制する携帯用通信装置、および関連の制御装置および方法
US7821542B2 (en) 2003-07-12 2010-10-26 Lg Electronics, Inc. System and method for restricting use of camera of a mobile terminal
JP2018128287A (ja) * 2017-02-06 2018-08-16 株式会社東芝 測位端末並びに当該測位端末を用いた測位システム及び測位方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007504775A (ja) * 2003-05-15 2007-03-01 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 機能を選択的に抑制する携帯用通信装置、および関連の制御装置および方法
US7821542B2 (en) 2003-07-12 2010-10-26 Lg Electronics, Inc. System and method for restricting use of camera of a mobile terminal
JP2005175901A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Nec Corp 通信システム、携帯端末、情報管理サーバ
WO2006013958A1 (ja) * 2004-08-06 2006-02-09 Sharp Kabushiki Kaisha 機能管理システム、管理装置、中継装置、通信装置、通信装置の制御方法、通信装置の制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006217091A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Chugoku Electric Power Co Inc:The 着信代行管理システムおよび着信代行方法
JP4644499B2 (ja) * 2005-02-01 2011-03-02 中国電力株式会社 着信代行管理システムおよび着信代行方法
JP2006333363A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Sharp Corp 移動通信端末装置および情報処理装置
JP4633544B2 (ja) * 2005-05-30 2011-02-16 シャープ株式会社 移動通信端末装置および情報処理装置
JP2018128287A (ja) * 2017-02-06 2018-08-16 株式会社東芝 測位端末並びに当該測位端末を用いた測位システム及び測位方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0874529B1 (en) Mobile information device with user information service in a local area
US5818920A (en) Apparatus for controlling communication connections based on local time
US20010012782A1 (en) Navigation apparatus using radio communication device
JPH1118137A (ja) 移動通信端末
EP0961462A2 (en) Radio communication apparatus capable of updating a menu of services with dial information
JP2006319555A (ja) 携帯通信端末、災害時通信方法、プログラムおよび記録媒体
JP2000106689A (ja) 移動通信装置
JP2002218535A (ja) 携帯電話システム
JP2003078944A (ja) 携帯情報端末、及び携帯情報端末制御方法
US20040266416A1 (en) Communication terminal apparatus and program for communication control process
JP2000188781A (ja) 携帯電話端末及びそのマナーモード制御方法
JPS6062743A (ja) 移動無線通信方式
JP2003153321A (ja) 携帯通信機器及び通信方法
KR101104465B1 (ko) 스케줄 관리 장치 및 방법
JP2000125341A (ja) 携帯移動端末、基地局及び通信管理システム
JP2005117646A (ja) 無線ハンドセットのための非緊急電話番号の自動更新
KR20020012986A (ko) 이동 전화기 표시메시지의 선택적 저장방법
JP5972245B2 (ja) 携帯電話
JPH09130859A (ja) 乗り越し防止方法及び位置報知装置
JPH10327451A (ja) 簡易型移動通信システムの通信規制方法
JP2004064218A (ja) 携帯端末装置
JP2665069B2 (ja) ページングシステム
JP2005184327A (ja) マナーモード設定/解除システム
GB2309138A (en) Message Storing and Forwarding in a Radio Communication System
JPH11351903A (ja) 簡易ナビゲーションシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050308