JP2002218481A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002218481A
JP2002218481A JP2001005153A JP2001005153A JP2002218481A JP 2002218481 A JP2002218481 A JP 2002218481A JP 2001005153 A JP2001005153 A JP 2001005153A JP 2001005153 A JP2001005153 A JP 2001005153A JP 2002218481 A JP2002218481 A JP 2002218481A
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cut filter
infrared cut
ccd
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JP2001005153A
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Hitoshi Hashimoto
仁史 橋本
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手軽に赤外カットフィルタを撮影光路上に挿脱
し、且つその挿脱状態をユーザに確実に認識させる。 【解決手段】入射した被写体光を色分解する色フィルタ
を表面に配置した第1領域と、この第1の領域に隣接
し、入射した被写体光中の赤外光を一定の割合以上で透
過する赤外透過フィルタを表面に配置した第2領域とを
有するCCD16′と、このCCD16′への撮像光路中に
着脱自在に配置され、被写体光中の赤外光を遮断する赤
外カットフィルタ61と、CCD16′の第2の領域に対応
した出力に基づいて赤外カットフィルタ61の着脱状態を
検出し、赤外カットフィルタ61が装着されていなければ
LCDパネル21で表示させるCPU30′とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフィルタを
有する撮像素子を使用したデジタルカメラ等の撮像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年一般に広く普及しているデジタルス
チルカメラ(以下「デジタルカメラ」と略称する)の基
本的な回路構成について図6に示す。同図で、10がデ
ジタルカメラである。
【0003】このデジタルカメラ10のレンズ鏡筒11
内に、ズームレンズ12、フォーカスレンズ13、及び
絞り14が設けられている。このレンズ鏡筒11を介し
て得られた光像は、不要な赤外光成分を除去する赤外カ
ットフィルタ15を透過した後に、撮像素子であるCC
D16の撮像面上に結像される。
【0004】CCD16は、その露光時間中に画素毎の
電荷を蓄積して出力するもので、その出力が撮像回路1
7により映像信号に変換される。この撮像回路17の出
力するアナログ値の映像信号をA/D変換器18がデジ
タル化してバッファメモリ19に出力する。
【0005】バッファメモリ19は、A/D変換器18
の出力する映像信号を一時的に記憶するもので、このバ
ッファメモリ19に記憶された映像信号がD/A変換器
20に読出され、アナログ値に変換された後にバックラ
イト付きのカラー液晶パネル(図では「LCD」と示
す)21にてモニタ表示される。
【0006】また、バッファメモリ19の記憶した映像
信号は圧縮/伸長回路22にも読出され、指定された圧
縮方法によりデータ量が適宜圧縮された後に、フラッシ
ュメモリで構成される着脱自在の記録用メモリ23に記
録、保存される。
【0007】この記録用メモリ23に保存された映像信
号は、再生モード時に読出されると、圧縮/伸長回路2
2にて記録時とは反対の処理により伸長され、ビットマ
ップ状の映像信号に復元されるもので、得られた映像信
号はバッファメモリ19に記憶され、上記D/A変換器
20を介してカラー液晶パネル21で表示出力される。
【0008】しかして、このデジタルカメラ10全体を
統括して制御するのがCPU30であり、このCPU3
0に対して、撮影時のAE(自動露光)演算を行なうA
E処理回路31、撮影時のAF(自動合焦)演算を行な
うAF処理回路32、タイミングジェネレータ(TG)
33が接続される。
【0009】タイミングジェネレータ33は、CPU3
0からの制御により各種タイミング信号を発振し、上記
撮像回路17と上記CCD16を駆動するCCDドライ
バ34とに送出する。
【0010】また、CPU30は、第1乃至第3のモー
タドライバ35〜37、スイッチング回路38とも接続
される。第1のモータドライバ35は、上記絞り14を
回動させる第1のモータ39を駆動する。第2のモータ
ドライバ36は、上記フォーカスレンズ13を移動させ
る第2のモータ40を駆動する。第3のモータドライバ
37は、上記ズームレンズ12を移動させる第3のモー
タ41を駆動する。
【0011】スイッチング回路38は、CPU30の指
示に従ってストロボ発光部42でのチャージ及び発光を
スイッチング制御する。
【0012】また、CPU30には、メニューボタンや
レリーズスイッチ、各種モードスイッチその他の操作ス
イッチ(SW)51からの操作信号が直接入力されるも
ので、このCPU30は以上のすべての回路を統括動作
するための制御プログラムを記憶したEEPROM52
と接続される。
【0013】なお、CPU30を始め上述した各回路に
対して電源である電池53から必要な電力が供給され
る。
【0014】このデジタルカメラ10の特に記録モード
時の基本的な動作は、次の通りである。すなわち、ズー
ムレンズ12、フォーカスレンズ13、絞り14、及び
赤外カットフィルタ15を介して被写体像がCCD16
の撮像面上に結像され、撮像回路17によりCCD出力
が映像信号に変換される。
【0015】この映像信号は、A/D変換器18により
デジタル化された後にバッファメモリ19に一時的に記
憶される。そして、バッファメモリ19に記憶された映
像信号がD/A変換器20により再びアナログ化されて
カラー液晶パネル21にモニタ表示される。
【0016】また、バッファメモリ19に記憶された映
像信号は、圧縮/伸長回路22により例えばJPEG
(Joint Photograph coding
Experts Group)等の予め指定された方式
でデータ圧縮が施されて記録用メモリ23に記録され
る。(これとは逆に、再生時には、記録用メモリ24の
内容を圧縮/伸長回路22が伸張してバッファメモリ1
9に記憶させ、カラー液晶パネル21に表示させる。) また、A/D変換器18の出力信号を基にAE処理回路
31により露出が自動的に調整される。具体的には、A
E処理回路31によりデジタルの映像信号が積算され、
その積算値(AE評価値)がCPU30に供給されるも
ので、その結果CCDドライバ34によるCCD16で
の電荷蓄積時間が可変制御されて、露出が自動的に調整
される。
【0017】さらに、A/D変換器16の出力信号を基
にAF処理回路32により合焦位置が自動的に調整され
る。具体的には、AF処理回路32によりデジタルの映
像信号を図示しないハイパスフィルタを通して積算する
ことによりAF評価値を取得したCPU30が、第2の
モータドライバ36を介して第2のモータ40を駆動
し、フォーカスレンズ13を光軸の前後方向に移動させ
るもので、コントラストが上がることで映像信号中の空
間高周波成分が最も多くなり、AF評価値が最大となる
位置にフォーカスレンズ13を設定することにより、自
動的に焦点を合わせることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記デジタルカメラ1
0にあっては、ズームレンズ12及びフォーカスレンズ
13を含む光学レンズ系で得た光像中の不要な赤外光成
分を除去すべくCCD16の前段に赤外カットフィルタ
15を固定配置している。
【0019】しかして、低照度時に上記赤外カットフィ
ルタ15を撮影光路上から外すことで、撮像素子である
CCD16の感度を向上させることが可能なカメラがあ
る。このようなカメラでは、赤外カットフィルタ15を
機械的に撮影光路上に挿脱するための複雑な機構が必要
であり、且つカメラの小型軽量化を阻害することとなっ
てしまう。
【0020】そこで、CCD16の前段部分には赤外カ
ットフィルタ15を設けず、代わってカメラのユーザ自
らがレンズ鏡筒11の前端部に一般的なねじ込み式の調
光フィルタと同様にして、赤外カットフィルタを着脱で
きるようにすることも考えられる。
【0021】しかしながら、上述したような機構的にC
CD前側の撮影光路上で赤外カットフィルタを挿脱する
ものであれば、その機構により挿脱状態を容易に検出す
ることができるものの、このようなねじ込み式の赤外カ
ットフィルタをユーザが任意に着脱できるようにした場
合には、赤外カットフィルタを外して撮影を行ないたい
にも拘らず、赤外カットフィルタを装着したままで撮影
を行なってしまったり、あるいはその逆に、赤外カット
フィルタを装着して撮影を行ないたいにも拘らず、赤外
カットフィルタを外したままで撮影を行なってしまうと
いうような、誤操作が発生する慮が多分にある。
【0022】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、手軽に赤外カット
フィルタを撮影光路上に挿脱し、且つその挿脱状態をユ
ーザが確実に認識させることが可能な撮像装置を提供す
ることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
入射した被写体光を色分解する色フィルタを表面に配置
した第1領域と、この第1の領域に隣接し、入射した被
写体光中の赤外光を一定の割合以上で透過する赤外透過
フィルタを表面に配置した第2領域とを有する撮像素子
と、この撮像素子への撮像光路中に着脱自在に配置さ
れ、被写体光中の赤外光を遮断する赤外カットフィルタ
と、上記撮像素子の第2の領域に対応した出力に基づい
て上記赤外カットフィルタの着脱状態を検出する検出手
段とを具備したことを特徴とする。
【0024】このような構成とすれば、例えばレンズ鏡
筒前端へのねじ込み式のようにして手軽に赤外カットフ
ィルタを撮影光路上に着脱可能な構造とした場合でも、
その着脱状態を検出することで、その検出結果を後に続
く自動合焦動作や自動ホワイトバランス調整動作等に反
映させることができ、赤外カットフィルタの着脱に伴っ
て無駄に撮影を行なってしまうのを確実に防止できる。
【0025】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記検出手段での検出結果により上記
赤外カットフィルタの着脱状態を出力する出力手段をさ
らに具備したことを特徴とする。
【0026】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、赤外カットフィルタの着脱状
態を撮影を行なうユーザに確実に認識させることができ
る。
【0027】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記検出手段は、上記撮像素子の第2
の領域に対応した出力が予め設定した閾値に超えている
かどうかに基づいて上記赤外カットフィルタの着脱状態
を検出することを特徴とする。
【0028】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、簡単な比較処理により赤外カ
ットフィルタの着脱状態を検出することができる。
【0029】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記検出手段による上記赤外カットフ
ィルタの着脱状態の検出は、主電源投入時に行なうこと
を特徴とする。
【0030】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、電源投入時毎に赤外カットフ
ィルタの着脱状態の検出を行なうため、電源投入後に正
しい着脱状態に基づいた撮影を直ちに実行することがで
きる。
【0031】請求項5記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記検出手段による上記赤外カットフ
ィルタの着脱状態の検出は、レリーズ操作後に行なうこ
とを特徴とする。
【0032】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、レリーズ操作に対応して赤外
線カットフィルタの着脱状態の検出を行ない、その検出
結果に基づいた撮影を即座に実行するようになるため、
電源投入後に赤外カットフィルタの着脱を行なったよう
な場合でも確実にその着脱状態に応じて、撮影の各種動
作に反映させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下本発明をデジタルカメラに適
用した場合の実施の一形態について図面を参照して説明
する。
【0034】図1はその概略構成を示すものであり、基
本的にはほぼ上記図6に示したものと同様であるので、
同一部分には同一符号を付してその説明は省略するもの
とする。
【0035】しかして、このデジタルカメラ10′のレ
ンズ鏡筒11′とCCD16′の間には上記図6で示し
たような赤外カットフィルタ15は存在せず、代わって
レンズ鏡筒11′の前端部内周面には各種調光フィルタ
を取付けることができるように螺刻が施されており、こ
の螺刻形成されたねじ山に、赤外カットフィルタ61を
ユーザが任意に装着できるものとする。
【0036】また、図2は上記CCD16′のフィルタ
配列を例示するものである。図示する如くCCD16′
は、画像を撮影するためのベイヤー配列の原色系(RG
B)のカラーフィルタからなる第1のエリアAと、この
第1のエリアAの一辺に隣接した、赤外光透過フィルタ
(図では「IR」と示す)を一列に配置した第2のエリ
アBとを有したカラーフィルタを備えているものとす
る。
【0037】EEPROM52′には、上記CCD1
6′の第2のエリアBからの出力レベルに対する閾値を
予め記憶しておくものとし、CPU30′は、このEE
PROM52′に記憶した閾値を用いてCCD16′の
第2のエリアBの出力レベルと比較することにより、レ
ンズ鏡筒11の前端部に赤外カットフィルタ61が装着
されているか否かを判断し、その判断結果に応じて後述
する処理を実行する。
【0038】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。
【0039】図3は、REC(記録)モードでの電源投
入から撮影に至る、CPU30′により実行される操作
スイッチ51の主として電源スイッチとレリーズスイッ
チの操作に対応した処理内容を示すものである。
【0040】同図で、その処理当初には電源スイッチの
操作により電源が投入されるのを待機し(ステップS0
1)、電源スイッチが操作されたと判断した時点で、一
旦タイミングジェネレータ33、CCDドライバ34に
よるCCD16の駆動を開始して(ステップS02)、
そのCCD出力を撮像回路17により映像信号に変換さ
せ、A/D変換器18でデジタル化した後に、AE処理
回路31によりAE処理を実行させる(ステップS0
3)。
【0041】このとき、CPU30′は、上記図2で示
したCCD16′の特に第2のエリアB部分の画素出力
レベルをEEPROM52′に予め記憶している閾値と
比較することで、レンズ鏡筒11の前端部に赤外カット
フィルタ61が装着されているか否かを判断する(ステ
ップS04)。
【0042】図4は、赤外カットフィルタ61を装着し
た場合としない場合のCCD16′に入射される光像の
分光感度特性の違いを示すものである。図4(1)が赤
外カットフィルタ61を装着しない場合の、図4(2)
が赤外カットフィルタ61を装着した場合のそれぞれ上
記特性を示すもので、赤外カットフィルタ61を装着す
ることにより、赤外光の透過をほぼ完全に遮断できるこ
とがわかる。
【0043】したがって、CCD16′の第2のエリア
B部分の画素出力レベルがほぼ“0(ゼロ)”であり、
閾値に全く及ばないと判断した場合には、レンズ鏡筒1
1の前端部に赤外カットフィルタ61が装着されている
ことで赤外光がほぼ完全に遮断されているものとして、
主にAF及びAWB(自動ホワイトバランス)調整に係
る通常の設定を実行する(ステップS05)。
【0044】また、上記ステップS04でCCD16′
の第2のエリアB部分の画素出力レベルが予め用意した
閾値を超えていると判断した場合には、レンズ鏡筒11
の前端部に赤外カットフィルタ61が装着されておら
ず、赤外光が遮断されずにCCD16′に入射されてい
るものとして、例えば低照度下の夜間モードによるAF
及びAWB調整に係る設定を実行すると共に(ステップ
S06)、カラー液晶パネル21にて赤外カットフィル
タ61が装着されていないことをメッセージ表示する
(ステップS07)。
【0045】こうして赤外カットフィルタ61の装着の
有無に応じた設定を行なった後、無駄な電力消費を避
け、容量に制限のある電池53を有効に使用するべく一
旦CCD16′の駆動を停止し(ステップS08)、以
後操作スイッチ51の電源スイッチが操作されたか否か
(ステップS09)、レリーズスイッチが操作されたか
否か(ステップS10)を繰返し判断することで、これ
らのスイッチの操作を待機する。
【0046】しかして、ステップS10でレリーズスイ
ッチが操作されたと判断すると、あらためてタイミング
ジェネレータ33、CCDドライバ34によるCCD1
6の駆動を開始し(ステップS11)、そのCCD出力
を撮像回路17により映像信号に変換させ、A/D変換
器18でデジタル化した後に、AE処理回路31により
AE処理を実行させる(ステップS12)。
【0047】次いで、AF処理回路32により画像中の
所定位置にピントが合うようにAF処理を実行し(ステ
ップS13)、それから画像を撮影して記録用メモリ2
3へ記録させる処理に移行する(ステップS14)。
【0048】この際、AF処理と撮影した画像に対する
AWB調整は上記ステップS05またはステップS06
で選択した内容に合わせて、赤外カットフィルタ61の
有無に合致した設定で行なうものとなる。
【0049】画像の記録用メモリ23への記録が終了す
ると、再び上記ステップS08に戻ってCCD16′の
駆動を停止し、それ以後ステップS09,S10の処理
を繰返して電源スイッチ及びレリーズスイッチの操作を
待機する。
【0050】また、ステップS10で電源スイッチが操
作されたと判断すると、電源をオフするものとして、以
上でこの図3の処理を終了する。
【0051】このように、電源投入時毎に赤外カットフ
ィルタ61の着脱状態の検出を行なうようになるため、
電源投入後に正しい着脱状態に基づいた撮影を直ちに実
行することができる。
【0052】また、特に上記ステップS09で電源投入
直後に赤外カットフィルタ61が装着されていないこと
をメッセージ表示するようにしたため、本来は赤外カッ
トフィルタ61を装着しなければならないのにそれを忘
れている場合であっても、このデジタルカメラ10′の
ユーザにその状態を確実に認識させることができる。
【0053】なお、上記図3の動作内容では、電源投入
直後に赤外カットフィルタ61の装着の有無を検出して
それに合った設定を行なうものとして説明したが、電源
を投入している状態で赤外カットフィルタ61の着脱を
行なうことも考えられるため、赤外カットフィルタ61
の装着の有無はレリーズスイッチの操作に対応して検出
するものとしてもよい。
【0054】以下、そのような動作を行なう場合を本実
施の形態の他の動作例として説明する。
【0055】図5は、REC(記録)モードでの電源投
入から撮影に至る、CPU30′により実行される操作
スイッチ51の主として電源スイッチとレリーズスイッ
チの操作に対応した他の処理内容を示すものである。
【0056】同図で、その処理当初には電源スイッチの
操作により電源が投入されるのを待機し(ステップS3
1)、電源スイッチが操作されたと判断した時点で、以
後操作スイッチ51の電源スイッチが操作されたか否か
(ステップS32)、レリーズスイッチが操作されたか
否か(ステップS33)を繰返し判断することで、これ
らのスイッチの操作を待機する。
【0057】しかして、ステップS33でレリーズスイ
ッチが操作されたと判断すると、タイミングジェネレー
タ33、CCDドライバ34によるCCD16の駆動を
開始して(ステップS34)、まずそのCCD出力を撮
像回路17により映像信号に変換させ、A/D変換器1
8でデジタル化した後に、AE処理回路31によりAE
処理を実行させる(ステップS35)。
【0058】このとき、CPU30′は、CCD16′
の第1のエリアA部分の映像信号に関してAE処理を実
行させる一方、CCD16′の第2のエリアB部分の画
素出力レベルをEEPROM52′に予め記憶している
閾値と比較することで、レンズ鏡筒11の前端部に赤外
カットフィルタ61が装着されているか否かを判断する
(ステップS36)。
【0059】この際、CCD16′の第2のエリアB部
分の画素出力レベルがほぼ“0(ゼロ)”であり、閾値
に全く及ばないと判断した場合には、レンズ鏡筒11の
前端部に赤外カットフィルタ61が装着されていること
で赤外光がほぼ完全に遮断されているものとして、主に
AF及びAWB(自動ホワイトバランス)調整に係る通
常の設定を実行する(ステップS37)。
【0060】また、上記ステップS36でCCD16′
の第2のエリアB部分の画素出力レベルが予め用意した
閾値を超えていると判断した場合には、レンズ鏡筒11
の前端部に赤外カットフィルタ61が装着されておら
ず、赤外光が遮断されずにCCD16′に入射されてい
るものとして、例えば低照度下の夜間モードによるAF
及びAWB調整に係る設定を実行すると共に(ステップ
S38)、カラー液晶パネル21にて赤外カットフィル
タ61が装着されていないことをメッセージ表示する
(ステップS39)。
【0061】こうして赤外カットフィルタ61の装着の
有無に応じた設定を行なった後、AF処理回路32によ
り画像中の所定位置にピントが合うようにAF処理を実
行し(ステップS40)、それから画像を撮影して記録
用メモリ23へ記録させる処理に移行する(ステップS
41)。
【0062】この際、AF処理と撮影した画像に対する
AWB調整は上記ステップS37またはステップS38
で選択した内容に合わせて、赤外カットフィルタ61の
有無に合致した設定で行なうものとなる。
【0063】画像の記録用メモリ23への記録が終了す
ると、無駄な電力消費を避け、容量に制限のある電池5
3を有効に使用するべく一旦CCD16′の駆動を停止
し(ステップS42)、再び上記ステップS32,S3
3の処理を繰返して電源スイッチ及びレリーズスイッチ
の操作を待機する。
【0064】また、ステップS32で電源スイッチが操
作されたと判断すると、電源をオフするものとして、以
上でこの図5の処理を終了する。
【0065】このように、レリーズ操作に対応して赤外
カットフィルタ61の着脱状態の検出を行ない、その検
出結果に基づいた撮影を即座に実行するようになるた
め、電源投入後に赤外カットフィルタ61の着脱を行な
ったような場合でも、確実にその着脱状態に応じて、撮
影の各種動作に反映させることができる。
【0066】なお、上記図3及び図5では、赤外カット
フィルタ61がレンズ鏡筒11′前端部に装着されてい
ないことを検出した際にその旨をカラー液晶パネル21
にてメッセージ表示するものとして説明したが、検出に
より装着の有無のいずれであってもその状態を表示する
ものとしてもよいし、さらにはカラー液晶パネル21で
表示させるのに限らず、上記図1では示さなかった動作
確認用のガイドパネルや専用のインジケータで表示させ
るか、あるいは信号音声により放音出力するものとして
もよい。
【0067】その他、本発明は上記実施の形態に限ら
ず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施す
ることが可能であるものとする。
【0068】さらに、上記実施の形態には種々の段階の
発明が含まれており、開示される複数の構成要件におけ
る適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例
えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの
構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題
の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の
効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得ら
れる場合には、この構成要件が削除された構成が発明と
して抽出され得る。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、例えばレ
ンズ鏡筒前端へのねじ込み式のようにして手軽に赤外カ
ットフィルタを撮影光路上に着脱可能な構造とした場合
でも、その着脱状態を検出することで、その検出結果を
後に続く自動合焦動作や自動ホワイトバランス調整動作
等に反映させることができ、赤外カットフィルタの着脱
に伴って無駄に撮影を行なってしまうのを確実に防止で
きる。
【0070】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、赤外カットフィルタの着
脱状態を撮影を行なうユーザに確実に認識させることが
できる。
【0071】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、簡単な比較処理により赤
外カットフィルタの着脱状態を検出することができる。
【0072】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、電源投入時毎に赤外カッ
トフィルタの着脱状態の検出を行なうため、電源投入後
に正しい着脱状態に基づいた撮影を直ちに実行すること
ができる。
【0073】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、レリーズ操作に対応して
赤外線カットフィルタの着脱状態の検出を行ない、その
検出結果に基づいた撮影を即座に実行するようになるた
め、電源投入後に赤外カットフィルタの着脱を行なった
ような場合でも確実にその着脱状態に応じて、撮影の各
種動作に反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るデジタルスチルカ
メラの概略回路構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に係るCCDに形成された色フィ
ルタの構成を例示する図。
【図3】同実施の形態に係る録画モード時の電源投入後
の処理内容を示すフローチャート。
【図4】同実施の形態に係る撮影光路上の赤外カットフ
ィルタの有無に応じた分光感度特性を示す図。
【図5】同実施の形態に係る録画モード時の電源投入後
の他の処理内容を示すフローチャート。
【図6】一般的なデジタルスチルカメラの基本的な回路
構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10,10′…デジタルカメラ 11,11′…レンズ鏡筒 12…ズームレンズ 13…フォーカスレンズ 14…絞り 15…赤外カットフィルタ 16,16′…CCD 17…撮像回路 18…A/D変換器 19…バッファメモリ 20…D/A変換器 21…カラー液晶パネル(LCD) 22…圧縮/伸長回路 23…記録用メモリ 30,30′…CPU 31…AE処理回路 32…AF処理回路 33…タイミングジェネレータ(TG) 34…CCDドライバ 35〜37…モータドライバ 38…スイッチング回路 39〜41…モータ 42…ストロボ発光部 51…操作スイッチ(SW) 52…EEPROM 53…電池 61…赤外カットフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/02 G03B 19/02 H04N 5/238 H04N 5/238 Z // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 2H002 AB01 BB05 BB06 BB11 BB13 BB15 DB01 DB02 DB04 DB06 DB14 DB15 DB17 DB19 DB24 DB25 DB27 EB17 FB28 FB39 FB51 FB56 FB65 FB71 GA26 GA35 HA12 JA07 ZA01 2H054 AA01 2H083 AA02 AA04 AA26 AA31 AA53 AA54 5C022 AA13 AB40 AC03 AC12 AC14 AC18 AC42 AC51 AC54 AC55 AC69 5C065 AA01 AA03 BB48 DD02 EE03 EE10 EE16 GG44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射した被写体光を色分解する色フィルタ
    を表面に配置した第1領域と、この第1の領域に隣接
    し、入射した被写体光中の赤外光を一定の割合以上で透
    過する赤外透過フィルタを表面に配置した第2領域とを
    有する撮像素子と、 この撮像素子への撮像光路中に着脱自在に配置され、被
    写体光中の赤外光を遮断する赤外カットフィルタと、 上記撮像素子の第2の領域に対応した出力に基づいて上
    記赤外カットフィルタの着脱状態を検出する検出手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】上記検出手段での検出結果により上記赤外
    カットフィルタの着脱状態を出力する出力手段をさらに
    具備したことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】上記検出手段は、上記撮像素子の第2の領
    域に対応した出力が予め設定した閾値に超えているかど
    うかに基づいて上記赤外カットフィルタの着脱状態を検
    出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】上記検出手段による上記赤外カットフィル
    タの着脱状態の検出は、主電源投入時に行なうことを特
    徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】上記検出手段による上記赤外カットフィル
    タの着脱状態の検出は、レリーズ操作後に行なうことを
    特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7746386B2 (en) 2003-10-27 2010-06-29 Sony Corporation Image pickup device and method
JP5088132B2 (ja) * 2005-12-15 2012-12-05 株式会社ニコン デジタルカメラ

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